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[3155]

八高線の「仮想踏切」 / 「ためになる河合塾」

列車 車両 線路 発想 研究 道路 原価 トレ 旅行業


工事は続く


 [3148]に続いて踏切、そして[3005],[3044],[3147]に続いて八高線の話題です。

・Google ストリートビュー 「仮想踏切11C」(2015年5月)
 https://goo.gl/maps/ePMTwTfJseJ2

・同(2012年7月)
 https://goo.gl/maps/Y5PWieYLyH52

 2012年7月の画像では、既に「仮想踏切11C」の箱はありつつ、「5 6場」「7番場」の2つの場内信号機が使用停止となってソッポを向いているようすが見えます。この時期に、高麗川駅構内の配線を整理したようですね。

※「仮想踏切」については後半で詳述します。

 しかし、本線のポイント(分岐器)は撤去されず、この工事では、使用しなくなった(今後も使用する見込みがない)線路や信号機、分岐器を「物理的に撤去」しつつも、連動装置の上で「論理的にも撤去」はされなかった、すなわち、連動装置はそのままで『物理的な工事』だけが行なわれたと推定されます。

 なんのこっちゃ…といいますれば、フロッピー(笑)の「物理フォーマット」と「論理フォーマット」のようなもので、フロッピーなんてどこにもないのに、あたかもフロッピーへの書き込みが正常に完了したかのように一種『戦略的誤解』をさせるようなもので、そして、問い合わせ(読み取り)に対してはひたすら「ゼロ」を返すような、そういう「ターミネータ的なもの」を連動装置の先…いえ、既に「物理的には撤去」されたなら、配線も短縮して、ほとんどその場で「ターミネータ!」しておけばいいんではないでしょうか…などと、勝手に想像してみます。(あくまで想像です。)

※「読み替え」「CTCに付帯して」「変換」([2817])も参照。とっても伝統的で現場に根差した発想(表現や思考方法の様式)ではあるのでしょうけれども、うーん、それでは「CBTCへの道」は険しそうです。

・フロッピー(「在庫あり」)
 http://www.yodobashi.com/pd/100000001002371662/

※どこから輸入しているのか、ちょっと気になります! そして、パッケージの「Windowsフォーマット済み!」というのが論理フォーマットで、「2HD」というのが物理フォーマットといいましょうか、…いっていいんでしょうか。

・「3.5インチフロッピーディスクの2DD、2HC、2HDの物理的な違い」
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%AF#3.5.E3.82.A4.E3.83.B3.E3.83.81.E3.83.95.E3.83.AD.E3.83.83.E3.83.94.E3.83.BC.E3.83.87.E3.82.A3.E3.82.B9.E3.82.AF.E3.81.AE2DD.E3.80.812HC.E3.80.812HD.E3.81.AE.E7.89.A9.E7.90.86.E7.9A.84.E3.81.AA.E9.81.95.E3.81.84

 > 3.5インチの2DDと2HDは、磁性体の品質の要件(塗布厚など)と、2HDのみ外側ケースに穴(HD検知孔)が開いている以外の差はない。

 > 3.5インチの2HCと2HDについては、メディア自体は全く同じ2HDであり、物理フォーマット(ローレベルフォーマット)が違うだけである。具体的には1トラックあたりのセクター数の違いである。PC-9800シリーズで用いられる2HDフォーマットとはこれに加えて1セクターあたりのバイト数(セクター長)とトラック数も異なる。フロッピーディスクでは物理フォーマットという言葉は、ハードウェア形式を指す用語ではなく、論理フォーマットの一段下のレベルのフォーマットを意味し、セクター長やトラック数などのパターンのマッピングを指すものである。

 ワープロ専用機の「第3種延命(仮)」のようなことをしようとしてフロッピーをお求めになる方が、まだまだいらっしゃるということで、うーん、フロッピーだけあってもプリンター部分がとっくに壊れていそうだと心配されますが、もしかすると、印刷はしない(例えば日課として「天声人語」を入力しながら健康を保つような、の意)ということかもしれませんね。本棚には昔の「エアチェック!」したテープのライブラリと並んで、きれいに整理された「天声人語」のフロッピーがライブラリされていたりしそうです。

※したいのがそれだけだ、という人に、いまさらPCを買えとは、いえませんよねぇ。もっとも、「フロッピーを買ってきてちょうだい。」と、こう、その、「フロッピーは、もう売ってないのよ、おじいちゃん。」と、何度も何度も言っても、「そんなはずはない」「探しかたがわるい」などと…たいへんそうです。(あくまで想像です。)

 余談ですが、ワープロ専用機といって、その実、いかにして「天寿をマットウ」されるかといえば(※※「おじいちゃん」には長生きいただきたく、ワープロ専用機のほうが短くなければならないだろうという話です)、▼(古くは)ブラウン管の寿命、▼電源のコンデンサのソレ、▼(新しくは)カラー液晶の寿命、▼FDDのベルト、▼プリンター、などが壊れたところで、フツーは「勇退!」されてきたものだと了解されます。それでも、いまだに使えるというのは、▼モノクロ液晶で(しくみが単純で頑丈)、▼ACアダプター(放熱ばっちり)、▼使用頻度が低いが未使用の期間は長くない(FDDが長持ちする)、▼段ボール箱や木製の棚などで湿度管理バッチリ、等々と想像されます。いわゆる「バブカセ」=バブル期の豪勢な製品を想起させられます。本当でしょうか。

・「エアチェック」
 http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A8%A5%A2%A5%C1%A5%A7%A5%C3%A5%AF

・「バブルラジカセファンサイト バブリズム」
 http://bubrhythm.net/

・ワープロ専用機(2012年9月5日)
 http://blogs.yahoo.co.jp/junshin_123/63628175.html

・鹿児島県立鹿児島盲学校「昭和60年頃,職員室で使用していたワープロ専用機」「ヨメールライトで本を読んでいるところ」「マイリードで本を読んでいるところ」「電子ブックプレイヤー」
 http://www.edu.pref.kagoshima.jp/ss/Kagoshima-B/historyl.html

 こう、これからは「Googleグラス」さえかけていれば、視界に入ってくる文字情報を片っ端から読み上げてくれて、あるいは、目の前の状況を「音声で実況!」してくれるような、そういうのが期待されそうですね。

・ぎずもぷらいず「グーグルグラスの後継機が開発中らしい」(2015年7月12日)
 http://www.gizmodo.jp/2015/07/post_17597.html

※市場規模がきわめて小さくても、必要としている人は確実にいます、たぶん。

・「3モードFDD」
 https://ja.wikipedia.org/wiki/3%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96

・(参考)
 http://csms-seo.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_b4b5.html

 > 国土交通省にいたっては、「著作権法上の問題が出てくるとは知らなかった」とのたまったそうな・・・。

 それはそれとしまして、「エア踏切」…いえいえいえ、「仮想踏切」です。

・「仮想踏切11C」(2010年1月16日?)
 http://f.hatena.ne.jp/tanomiti/20100116100418

 > 仮想の踏切ってなに…

・「仮想踏切9C」(2008年12月5日)
 http://www.geocities.jp/kotsubamm/hachikou.html

 > か・・・・・仮想踏切!  すげぇ名前だなおい。ほんとに踏切があるか疑いたくなるね。

・「仮想踏切1C」(2010年10月1日)
 http://blogs.yahoo.co.jp/doragon76615/19000191.html

 > 先日、八高線の踏切で撮影していたら線路脇にこんなボックスが。
 > 何ですかねこの「仮想踏切」って…?
 > 見えない踏切?それともバーチャルな踏切?
 > 考えれば考えるほど謎が深まります(笑)

・「仮想踏切11C」(2007年11月7日)
 https://www.flickr.com/photos/15006075@N05/1569582203

 > なにが「仮想」なんだ。

・「仮想踏切6C」(2007年1月14日)
 http://www.bekkoame.ne.jp/~tume/iruma_05.html

 > 踏切付近の信号機器の収容されている函にこんな記述がありました。仮想ってなんなんでしょ?

 2007年1月までには、あたりまえのように「仮想踏切」の箱があったことがわかりました。この時点で既に電化から10年ほど経っているわけですが、電化の時からあったのでしょうか。

・特許情報プラットフォーム
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/

 「仮想踏切」といって検索して1件ヒットいたします。

 > (11)【公開番号】特開平5−58302
 > (43)【公開日】平成5年(1993)3月9日
 > (54)【発明の名称】踏切制御装置

 > 【目的】複雑な線路配線及び連動条件を持つ駅構内の踏切を、単純明快で汎用性に富む安全性の高い論理と条件で制御し得る点制御方式の踏切制御装置を提供する。
 > 【構成】コンピュータ1と、車両検知装置21〜23とを有し、駅構内Aまたは駅付近に位置する踏切3に踏切制御を与える。第1の車両検知装置21、21が警報開始位置P1で車両4を検知し、第2の車両検知装置23が警報停止位置P2で車両4を検知する。コンピュータ1は、警報開始位置条件が第1の車両検知装置21、22から入力され、警報停止位置条件が第2の車両検知装置23から入力され、警報開始位置条件が入力されて踏切警報を開始し、警報停止位置条件が入力されるまで踏切警報を継続する踏切制御出力を生じる。

 とのことで、「仮想踏切」そのものは、八高線(八王子−高麗川間)の電化のころ(1996年3月16日)に開発されていたとわかります。冒頭の「連動装置はそのまま」云々というのとは目的が異なり、単線区間の踏切では列車の進行方向に応じて複雑な処理をば…といって、その実、すべて「配線」(リレーを用いた電気配線、の意)で実現されていたところに「汎用マイコン」を使いました、と読めました。電化に際して、単に電化するというのでなく、いろいろな設備が実は「最先端」になっていた、ともいえるのではないでしょうか。一般に思われていそうだと思われるところの『八高線のイメージ』とは、かなり異なっていると実感されるかもしれません。

※相模線の電化(1989年3月6日着工〜1991年3月16日)よりも後ですから、相模線では「仮想踏切」は見られないのではないでしょうか。本当でしょうか。仮にそうだとしますと、相模線での電化のコストや作業量、将来の複線化に備えての「準備工事」など、いろいろなことを『鉛筆』の上、八高線では「コストを適正化」するべく「仮想踏切」の導入が決定されたのではないか、などと読み解けそうです。もっと、本当でしょうか。

※その点では「嵯峨野線」([3117])よりも、実は新しいのではないでしょうか。

・「改修工事を伴う踏切結線図作成システム」(2004年)
 https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_action_common_download&item_id=126189&item_no=1&attribute_id=1&file_no=1&page_id=13&block_id=8

 これを「情報処理」だといって発表してしまうのは、(あくまで「いまとなっては」ですが)かなり微妙だとも感じられるとかなんとか…ゲフン。


●工事は続く


・Google ストリートビュー(2015年4月)
 https://goo.gl/maps/3U2dWrVmxiz

 > 「踏切工事予定」
 > 「5月11日〜5月12日」
 > 「23時30分〜5時00分の間」
 > 八王子保線技術センター

 とのことで、これは信号ではなく踏切の設備として、最新の「目立つ踏切」にリプレースされたのではないかと思われます。

・ツイッター(2015年2月)
 https://twitter.com/terrermine_G8/status/565940737078861824

 > その北側に有る八高線の大久保踏切も移動...

 全然ちっとも別の場所ですが、八高線沿線では踏切工事が続いていたようです。「移設」といって、便利な場所や新しい道路に事実上、踏切を「新設」したような箇所もあったりして…などと邪推されます。(あくまで邪推です。)

・「八高線・高麗川〜毛呂駅間におけるATS故障および保安装置が動作しない状態で走行した事象に関する申し入れ」
 http://www.jreu.or.jp/static_page/03safety/page27.html

 まあ、会社ですのでいろいろありましょうが、支社で工事を管理する人たちが、きちんと技術ぜんぶをわかっているのが理想ではありますが、果たして、実態はいかほどのものなのでしょうか。

・日経BP「IT部門はSIerとの相互作用でダメになっていく」
 http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/121600286/121700001/

 > 長谷川:私は、前職のITベンダーと、今のユーザー企業で、“両側”の経験がある。その経験からつくづく思うのは、ユーザーとITベンダーは車の両輪でダメになっていくということだ。ニワトリとタマゴの関係で、どっちがダメということではなく、どちらからともなくダメになっていく。

 > 木村さんは「IT部門は昔は活躍していた」と言うが、私は昔からダメだったんじゃないかと考えている。ホストコンピュータの頃はまだ良かった。IT部門が手を動かして、COBOLなりを書いてシステムを作っていたのだから。

 これ、たぶん、IT部門に限らず、あらゆる組織は必ず高齢化して衰退していくという「ジャネーの法則」…ではなく、「ピーターの法則」だと決めつけます。

・「ジャネーの法則」
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87

 > 19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案し、

※コリャ英和! …いえ、こりゃだめだ、と思ったのち、どうすればそういうことをきちんと扱えるかなぁ、と考えてみるとおもしろそうです。日本語(や、特に業界用語)で考えていても『ラチ』が開かないとあらば、英語で考えてみるのも有効な方法ではないでしょうか。首からiPadを提げた人がどこからともなくサッソウと現れて、「Hello?」と『声かけ』してくれること請け合いです!(ただし東京駅に限る)

・「Hello? How may I help you?」
 http://ejje.weblio.jp/content/hello

※見たところ、▼外国人で、▼立ち止まって、▼きょろきょろしている、と、これだけ揃えば確実に『声かけ』されているようです。(具体的には言及しませんが)両面から頼もしいですね。

・「声かけ変換表」
 http://grapee.jp/6791

・「耳鼻科の貼り紙」
 http://grapee.jp/35027

※うーん、あたりまえだろうと思っていましたが、これ、いまから話題になるような、一般に広く知られて…はいないことだったんですね、といってヒザからガクッとうなだれてみます。(危険には具体的な注意を[2803],[3148]、「ホームドアから離れてください」[2942],[3148]、教員の配慮が保護者のひとことで台無し[3098]なども参照。)

※「ユニバーサルデザイン(UD)=色覚と車いすでしょ」といって、それ以上、考えていないのではないかと疑われるソレ([3126])も参照の上、この話、「発達障害の場合だけでしょ」とは思わず、「急いで焦っているので情報を受け取りづらくなっている状況の人」などにも、同様に有効だと考えられそうだ、と考えることが、もともと「ユニバーサル」といって考えられてきたことではなかったでしょうか([2812])。

・「ピーターの法則」
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87

 > 1. 能力主義の階層社会では、人間は能力の極限まで出世する。したがって、有能な平(ひら)構成員は、無能な中間管理職になる。
 > 2. 時が経つにつれて、人間はみな出世していく。無能な平構成員は、そのまま平構成員の地位に落ち着く。また、有能な平構成員は無能な中間管理職の地位に落ち着く。その結果、各階層は、無能な人間で埋め尽くされる。
 > 3. その組織の仕事は、まだ出世の余地のある人間によって遂行される。

 > このユーモアあふれる論文で、ピーターは「ためになる階層社会学」を「うっかり創設してしまった」としている。この原理の理論的妥当性を検証するため、モデル化による研究が行われている。

 > ピーターの法則は、「あらゆる有効な手段は、より困難な問題に次々と応用され、やがては失敗する」という、ありふれた現象の特別な事例である。
 > この「一般ピーターの法則」とも言える法則は、ウィリアム・R・コルコラン(William R. Corcoran)博士が、原子力発電所で行われた是正処置プログラムにおいて見出した【要出典】。

 とのことで、出典を探してみます。

・F. Heylighen「The generalized "Peter Principle"」(1993年11月30日)
 http://pespmc1.vub.ac.be/peterpr.html

・W.R. Corcoran「Safety culture – Back to the basics」(2010年2月26日)
 http://xa.yimg.com/kq/groups/4552567/1210739668/name/TFF+V13N03-Safety+Culture-Back+to+the+Basics2010.02.26.upd+2010.05.21.0900.pdf

 > Each cultural element affects itself as well as the other cultural elements. A common observation is that culture is self-stabilizing. For example, when a new person is hired into a group the new person soon begins speaking and acting more and more like the persons who had been there longer. The people who have been there longer are models of how one achieves success in the group. Perhaps a Generalized Peter Principle(7) applies: “Whatever works will be used in more and more diverse and challenging applications until it is involved in disaster.” Think about Challenger, Columbia , and Davis-Besse.

 ななんと「(7)」といって、Wikipediaが引かれてますよーん★、というわけでした。Wikipediaの外で、Wikipediaを引いて展開された「論」を、Wikipediaで出典に挙げてはいけないでしょう。

 いま軽妙に抄訳いたします。

 > どの文化的要素も、ほかの文化的要素と同様、自ら自らに影響を与える。文化は自分で安定しようとするものなのだということが、共通してみられる。例えば、ある部署に新人が配属されたとき、その新人はすぐに、その部署にずっと前からいる人たちよりも、もっと、『その部署らしい』言動をし始める。ずっと前からいる人たちというのは、その部署で「いかにして成功をおさめたか」の『お手本』なのである。た(後略)

・日経BP「金融機関や製造業のダメIT部門と一緒にして申し訳ない!」(2015年9月28日)
 http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/463805/092400053/?ST=cio

 > 金融機関や製造業のIT部門に「流通業やサービス業の事例に学べ」と言おうものなら、多くの人から「はぁ?」という反応が返ってくる。こうした人たちには、自分たちのほうが流通・サービス業のIT部門よりはるかにマシとの意識があるのだろう。
 > 昔の流通・サービス業には、ITにカネやリソースを掛けない企業が多かった。例外は航空・鉄道や旅行業ぐらいで、特に勘定系システムの再構築に燃えていた金融機関のIT部門からすると、「取るに足らない」と思っても無理からぬことだった。だが今や、IT部門の優秀度は完全に逆転して、下記のようなイメージになっている。

 > どちらの場合でも、IT部門だけの責任にするのは気の毒だが、今の経営ニーズに全く対応できていない。金融機関のFinTech(フィンテック)、製造業のIoT(Internet of Thigs)の取り組みでは、IT部門はお呼びでないケースが多い。

 > 一方、流通・サービス業のIT部門は、以前からビジネスに直接貢献することが習慣付けられている。小売りや物流、旅客など皆そうだが、最新のITを活用したサービス商材の開発や顧客データ分析の優劣が、企業の競争力に直結するからだ。原価にも敏感にならざるを得ず、IT部門も商売人の感覚を身に付けた。今では事業部門を差し置いて、IT部門の主導でサービス商材を企画開発する例も増えてきている。

 ひとくちに「旅客」といいましても、外国の取り組みを隣に見ている航空と、鉄道とでは、これまたかなりの開きがありましょう([2987],[3037],[3057])。

 そして、まさに会社の文化というものは、それ自身で固まっていくもので、これはもう、どうにも避けられないものだと捉えたほうがよさそうです。食事のたびに「Change!」と叫ばされるようなソレは論外としまして、ポンと新しくつくることのほうが、いともたやすい、そして、しかるべきのちに一種「バトンタッチ!」すればいいんだと、そういって一種「新陳代謝のようなもの」を計画的に行なわない限り、これはもう、必ずだめになるのが会社というものだ、と曲解されます。(あくまで曲解です。)

・日経BP「IT部門は文系の部署、技術者の職場でない現実を考える」(2015年12月24日)
 http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/watcher/14/334361/121800449/?cx

 > 身も蓋も無く言えば、次のようになる。「システムは格下の専門家の仕事。それを我々が知る必要は無い」。
 > 経営者とIT部門の現状との間に、恐るべき認識のギャップが生まれている。経営者は「ITのことは専門家に任せて」と言うが、今や多くの企業でIT部門は専門家集団ではなくなっている。
 > 既存のIT部門を大手術するよりも、事業部門サイドに全く新たなIT組織を創ったほうがよい。私が以前から提唱している「第二のIT部門」だ。

 似たようなことが鉄道でも起きていてもおかしくありません。ATS-Pの誤動作だのなんだの、といって、そんなことまでは理解できていない(いいえ、しなくていいと思っている)人が、規定(規則)の条文のみを拾い読みして(全体の構造や、個々の条項の主旨など理解せず、表層的に読むだけ、の意。末弘厳太郎[3125]、「パターンマッチするだけの小役人!」[3114]も参照)、「処分相当」などと見解していたのだとしたら、たいへん危うい状態ではないでしょうか。

 「一般ピーターの法則」、いえ、ウィキペディアでいう「あらゆる有効な手段は、より困難な問題に次々と応用され、やがては失敗する」という『法則のようなもの』は、『戦略的ナントカ!』の『水平展開!』(バババババ[3147])にも、もれなくあてはまるだろうと思っておかなくてはならないでしょう、たぶん。

・富士通総研(FRI)「変わる情報システム部門」(2013年11月)
 http://www.fujitsu.com/downloads/JP/archive/imgjp/group/fri/service/case/rep_vol6/rep08.pdf

 河合塾の事例が紹介されています。このようなことができていたら、「JR東日本アプリ」と「どこトレ」が別々になったりはしないだろうと思わせられます。(しないのがケシカランというのは簡単ですが、そうではなく、できないにはできない理由があるわけです。しかし、できないことをするには「まるっと新設」だと、上段で曲解されました。つまり、「できない」と「しない」は直結しないんです…といわれます。)

 いま即妙に、役員クラスのかたが楽しそうに「仮想踏切」の技術的詳細を説明をしながら、(仮には)河合塾の役員のかたとゴキゲンにご歓談できている(あくまでイメージです)のであれば、おおー、これはホンモノだ、スバラシイなぁ(『理系の会社』だなぁ)、と思って安心できるところです。(民営化から5年くらいはそうであったものが、いつの間にか…ということはなかったでしょうか。)

・(参考)
 http://blog.canpan.info/koujinoukiseki/category_9/13

 直接の関係はございませんが、山口県内の福祉施設のPC教室で、富士通のデスクトップPCが使われているようすがみられます。このくらいの台数、どうやって調達するかといえば、うーん、上新電機さんで「ポチッ」と、そして「大阪」で計上([3143])されてもおかしくないと思われてきます。(「法人」だからといって「大量」とは限らないが、そういう「小さな法人」がたくさんあって、合計ではかなりの量になりそうだ、の意。)

 翻って、市場規模ってなに、そもそも市場ってなに、大きいから「取りに行く」だなんて、小さいのは無視するんですか、などと、いろいろ考えさせられるような気がしてくるはずです。全然ちっとも気にせず「ぜんぶ○○のせいだ」などと…メッソウもないといってゾッとしてみます。

・「ぜんぶ○○のせいだ」(イベントは終了しています)
 http://www.zusaar.com/event/12857003

※なんでも○○のせいにしてしまう我々が一番の○○かもしれませんね…などと「したり顔」で『コメント』してさえおれば…ゲフン。それで務まるというのなら、確かに「『この世界』はピーターの法則に支配されているっ!!」といって、割烹着…いえ、「白衣姿」で『ろくろ』を「逆回転!」できそうです。(セカイって、いくつくらいあるんでしょうねぇ、の意。)


この記事のURL https://neorail.jp/forum/?3155


(約12000字)

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