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[3178]

リアルタイムオンライン座席予約処理装置「MARS-1」(マルス1)を読み解く(中編)

列車 車両 発想 研究 国鉄 ゲーム 自由研究 キロ マルス コムトラック


「磁気ドラム」は『オルゴール±RW(データ用)』!
1000×200の方眼紙を筒状にして持てェ!
ヒットしてビットするMARS-1の『キャッシュ』
「エカケイ素」と「猫のひげ」で探る「電気」と「電子」の境界
電子情報通信学会のほうから見える「鉄道業界」のようなもの
入出力そして通信へ
「きっぷ」


 この一連の記事では、国鉄と日立製作所が共同開発したリアルタイムオンライン座席予約処理装置「MARS-1」(マルス1)を題材として、電気・電子の両分野にまたがる「電気通信」「情報処理」、それらにまたがる「情報通信」について、歴史的な流れをふまえた立体的な理解を目指します。

 前編([3179])では、「コンピューターとは何か」「コンピューターと呼べるのはどこからか」を意識しながら、現在の「データベース」につながる歴史的な流れを追います。このため、黎明期の「装置」を読み解くための基礎知識を導入します。

 そして、鉄道博物館における展示内容(説明文)と、情報処理学会「コンピュータ博物館」における説明文を読み比べます。これにより、電気分野としての成果と、情報分野としての成果を切り分けて見ることができるようになることを目指します。

 中編([3178])では、MARS-1で使われた素子など、ひとつひとつの要素技術に着目し、「装置」全体の立体的な理解を目指します。最新の記憶素子についても概観します。(「素子とは何か」を含みます。)

 そして、当時のきっぷの写真を参照しながら、「乗車券センター」「(交)大阪川口」を読み解きます。ここから、「オンラインリアルタイム処理」を実現するための通信網に焦点を移していきます。

 後編([3177])では、電信回線について実感的な理解を目指し、鉄道電話につながる歴史的な流れを追います。通信網の構築における交換局と端局の階層構造についても概観します。(「通信とは何か」を含みます。)

 記事の中では、勉強のため、「仮定」をしながら見ていく部分があります。最後に「日立評論」の(当時の)記事(技報)を参照して、「答えあわせ」をしてみます。


●「磁気ドラム」は『オルゴール±RW(データ用)』!


 まず、イメージをつかむために映像を参照しましょう。

・YouTube 「磁気ドラム式の時報装置」
 https://youtu.be/aM2osLTMf2I?t=8m33s




 「時報」の音響信号(ただいまの時刻をお伝えする音声!)が記録され、それを回し続ければ所定の時刻に時報が流れるんです、という、なんともわかりやすい「装置」です。これを「コンピューター!」とは(当時も、現在も)呼ばないことがわかりますが、使われる要素技術(ここでは「磁気ドラム」)は共通しているんだといって、CDラジカセにCD-ROMを入れようとする人を「大きな声」で引き留めましょう。

・ウィキペディア「磁気ドラムメモリ」
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A3%81%E6%B0%97%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%83%A1%E3%83%A2%E3%83%AA

 > 磁気ドラムメモリは1950年代から1960年にかけて、コンピュータの記憶装置として広く使われた。 多くのマシンで磁気ドラムメモリは主記憶装置として使われ、紙テープやパンチカードからプログラムやデータをロードして使用された。あまり高速ではないが、大容量かつ不揮発性だったため、補助記憶装置として使われたこともある。 磁気ドラムメモリは非常に一般的だったため、コンピュータをドラムマシンと呼ぶこともあった。 磁気ドラムメモリは後に、主記憶装置としてはもっと高速で可動部分のない磁気コアメモリに、補助記憶装置としては磁気ディスク装置に置き換えられていく。

※「記憶装置」が「主記憶」と「補助記憶」に分かれていくというのも、コンピューターとして洗練されていく過程でのことであって、それ以前の黎明期にあっては、そのあたりも曖昧であったとみられます。そして今後もまた、磁気ディスクが廃れてメモリ(DRAM)に、あるいは磁気で記憶するがDRAMのように扱えるMRAMに、などと、さらに洗練されていくのだと楽観されます。

・日経エレクトロニクス「MRAMは大容量化の正念場、NANDの死角狙うReRAM」(2015年7月2日)
 http://techon.nikkeibp.co.jp/article/MAG/20150702/425923/?rt=nocnt

 「マルス1」を当時「(われらが)コンピューター!」と呼んだということは理解はできますが、しかし、同じ定義からは、あらゆる黎明期の「コンピューターっぽい装置(ただし演算しない、汎用性もない)」がすべからく「コンピューター」と呼ばれることになろうかと思います。いま、コンピューターとは何か、といって多くのかたが自然と思い浮かべられるような定義が、当時、広く共有されていたわけではないことに注意しながら資料を読み解いていくことが重要ですね。

 3年と9か月で「リプレース」されたという、いえ、それでも貴重なシステムであり、何物にも代えがたい「自前」での開発体験(※)であったことは疑いようがありません。まさに「礎」だと感じます。

※あくまで国鉄側(狭くは「鉄研」=現在の鉄道総研)にとっての話です。後年、「かしこいユーザー企業!(エヘンエヘン[3161])」になるための下地が培われたという意味です。他方、メーカー側としては、なんのこれしき! といって、ぴろぴろりん、「当社のフラッグシップ機!」をすとーんとすとすとまいる…いえ、「ストレートまっすぐっ!」に納められたらどんなに楽ができるか(開発のための資源等が一本化できる等)とも思われていたかもしれません。じきに「ソフトウェア工場」(前編[3179]で先述)だというくらいの、紛れもない「高度な知見」(国鉄側が持ちえない=国鉄としては一種「1人称!」で見ているところ、メーカーとしては「3人称!」で、しかも多くの事例を同時並行で見てきている、の意)があったのですから、そんな、ハードウェア(物理的な回路)をいろいろ工夫して(専用機を起こして)所望の処理系を実現するんだというのは、周辺機器だけで勘弁願いたいと思われていたのではないかなぁ、などと邪推されてきそうです。(あくまで邪推です。)

・なんのこれしき! といって、ぴろぴろりん「ピロシキは遠がった」(本文とは無関係です)
 http://tabelog.com/miyagi/A0402/A040201/4002084/dtlrvwlst/3974462/
 http://image1-4.tabelog.k-img.com/restaurant/images/Rvw/12240/640x640_rect_12240468.jpg

 > 遠刈田温泉本町を車で3、4回ぐるぐるして町の全体図をキャッチ。
 > 100円のピロシキをたった一個注文。
 > 店内を見ていると、JR東日本のびゅーのポスターが貼られてあって、あれ?
 > さっきの店主さん、ポスターに載ってる??

※なぜ脈絡もなく「ピロシキ」といって検索して、「びゅう」に関連するソレが出てくるのかといって、Google先生のほうから漂う何かに一種「せん慄」のようなものを覚えてみます。

・Google先生!「すとーんとすとすとまいる」の検索結果
 https://www.google.co.jp/search?q=%E3%81%99%E3%81%A8%E3%83%BC%E3%82%93%E3%81%A8%E3%81%99%E3%81%A8%E3%81%99%E3%81%A8%E3%81%BE%E3%81%84%E3%82%8B&ie=utf-8&oe=utf-8&hl=ja

※情報検索の勉強をすれば、「すとーんとすとすとまいる」というクエリ(検索語)がちゃんと機能することが立体的に理解できるはずです。こちらは「戦りつ」するまでもない「あたりまえのこと」ですね、わかります!

 博物館に装置がデンと展示され「すごい装置であった」などと(「プロジェクトX」ふうに)説明されますと、あたかも「マルス1」という装置がすばらしかったかのように錯覚されますが、いえ、この時代にこの装置を「ゼロベース」で構想し、装置に必要なものを「手作り」(すべての部品が部品として売られていたわけではない、の意)したことがすばらしい…いえ、すばらしいかどうかは別として、たいへんまっとうな開発のプロセスであった(⇔まっとうであったので「現に実現」された)というわけです…たぶん。

・YouTube 「Warming up the LGP-30」(2008年)
 https://youtu.be/7WaYYNUCWMY?t=8s




 > The LGP 30 computer is a computer made of valves, diodes and a drum memory.
 > This machine is from 1958.

 > Just to get an imagination what that kind of machine looked and feeled like.

 シュトゥットガルト大学(ドイツ)の博物館に所蔵されている「1958年」の「LGP-30」という「計算機」の電源ボタンを押して…延々と待たされるところからの映像です。いかにもな音がいたします。まず冷却ファンが回り、しばらくしてから磁気ドラムが回りだすと説明されています。『コンピューターサイエンス学部の博物館』なら、このくらい整備できてあたりまえだ、といわれそうです。日本でもできたいですね。

 休み休み(と思える)に印字されているのは、これが「情報処理装置」でなく「計算機」であって、何がしかの計算に時間がかかっているからですね。「情報処理装置」や、通信(電信)の中継であれば、まったく休みなくテープはカチャカチャ、印字ヘッドはガリガリといい続けるのでしょう…たぶん。

 …そして、電源を切っても磁気ドラムにブレーキがかかるわけでなく、自然に止まるまで回り続けているかのような音がしています。映像の最後まで必見です!

 > (コメント欄より)
 > The drum is the main memory of the computer. It is the device you hear starting to spin up at 1:20. The drum not only is the main memory, but also stores the computer's registers. It is erased and re-initialized during startup- there is a special sequence for startup which most former operators will remember quite fondly.

※remember fondly:懐かしい思い出だ。

 磁気ドラムが主記憶装置とレジスタを兼ねている、スタートアップ時にはぜんぶ消されて再初期化される、(本機の)元オペレーターなら誰でも懐かしく思い出すはずだ! …ということのようですね。映像の1:20から回り始めるのが磁気ドラムだということです。ワー!

 > I used one of these machines around 1961-62. The listing shown at the end of this video is in a programming language called Act III. The LGP-30 had the most complicated bootstrap procedure from a cold start that I have ever encountered. I'd love to see a video of that process.

※most complicated:非常に複雑で難解な。have ever encountered:いつもコイツと格闘したもんだ。

 おおー! これは貴重な「ユーザーの声!」ですね!! いまでいう「BIOS」にあたる部分まで、ユーザーが自分の「プログラム」の冒頭で毎回、書いていたんだと早合点すれば、それなりにイメージがつかめましょう。…だからこそ「BIOS」が考案されたんですね、わかります!

・「±RW」
 http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/15828

・Wikipedia「LGP-30」
 https://en.wikipedia.org/wiki/LGP-30

 > Librascope General Purpose
 > an early off-the-shelf computer
 > The LGP-30 was first manufactured in 1956 with a retail price of $47,000―equivalent to about $409,000 today.
 > The LGP-30 was commonly referred to as a desk computer.

 「汎用Librascope」ですね。計算してもいいし、情報処理してもいいんです、の意。1956年に生産が開始され、当時4.7万ドル(現在の40.9万ドル)で売られたということです。「1日20ドル!」の日本人(後述の井深さん)「2350日(約6.4年)分!」となってしまい、とても買えません買えません(=当時の日本で)、と早合点されました。本当でしょうか。

※Google先生! きょう(2016年2月某日)のレートでは…ヨッ、ヨンセンロッピャクキュウジュウマンエン…? 「基盤研究(A)」では無理で(電源と空調を含む搬入・設置の費用や『内装工事費』が出せなくなりますっ!!)、「基盤研究(S)」ですね、わかります! それでも、(あくまでいまでいえば)『科研費で買えるくらいのお値段』には収まっています。そうやってみると、いまも昔も、物価と研究費はちゃんと対応しているんだなぁ、と思われそうです。(当時、LGP-30を買った日本の大学があるのかどうかまではわかりませんが、同等品は同じくらいのお値段だっただろうと推定します、の意。)

 初期の卓上型コンピューターとして知られ、「デスクコンピューター」の代名詞になっている、ということです。(あくまで抄訳です。)といっても、重さは340kgとのこと。卓上(ラックマウントでない、の意)とはいえ「据え置き型」といいますか、「1家に1台、アップライトピアノ!」くらいのソレですね。

 > The primary design consultant for the Librascope computer was Stan Frankel, a Manhattan Project veteran and one of the first programmers of ENIAC. He designed a usable computer with a minimal amount of hardware. The single address instruction set had only 16 commands. Not only was the main memory on magnetic drum, but so were the CPU registers, timing information and the master bit clock, each on a dedicated track. The number of vacuum tubes were kept to a minimum by using solid-state diode logic, a bit-serial architecture and multiple usage of each of the 15 flip-flops.

※veteran:ベテラン、老兵。dedicated:専用の。vacuum tubes:真空管。

 『「マンハッタン計画」出身でENIACに関わった初期のプログラマーの一人であるStan Frankel!』とでも訳しましょうか。その人を『監修者』として迎えて開発された、彼が目指したのは最小限のハードウェアで十分に有用なコンピューターをつくること、コマンドはわずか16、(略)、磁気ドラム上の専用のトラックがタイミングとクロックを供給した、などと訳せるかもしれません。本当でしょうか。そして、…「磁気ドラムって、そういうことだったのん!会議」がぱんぱかぱぁーんと「開花!」いたしてまいります。みなさま、どうぞ!!([3124])…ただいま、「金田1号2号」…いえ、「第2こだま」が、発車いたしました…たぶん。

・「こだま」
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%93%E3%81%A0%E3%81%BE_%28%E5%88%97%E8%BB%8A%29

 磁気ドラムを指して「記憶装置」だの「遅延線の代わり」だのといって、その実、もっと装置全体を司る「クロック源」(クロック供給源)をも兼ねていたんですね、とわかります。その発想はどこから来るのかといえば、やはり蓄音機やミシン(あるいは布を織る織機)などなんでしょうか…それは「機械」(分野)ですね、わかります! 「電源同期式」について[3121]も参照。新幹線のATCも、マルス1も、通りいっぺんの「ニッポン、がんばった! 打った! 走った!」でなく、もっと地道かつ「丹ねん」に読み解いていこうと、いまココロザシのようなものをあらたにしてみようと思いました。

 ここで、「答えあわせ」となる「日立評論」を既に読んでしまった『5分後の自分!』がチョイチョイと、「ヒントが書かれた紙!」([3101])をわざとらしく目の前に落としていきます。えー、なになに?

・磁気ドラムをクロック源にまでしてしまうのは、スタンドアロンで使われる「LGP-30」ならではの方法とみられる(『ミニマム』にこだわるのは、もはや『こだわり』の域であるとかなんとか)

・「オンライン」かつ「リアルタイム」な装置であるMARS-1(マルス1)では、さすがに磁気ドラム由来のクロックでは精度が不十分とみられ、「水晶発振子」を使った「100kc」(100キロサイクル=100kHz)のクロックを用いたとのこと。

※学習の上で、どのタイミングで『正解』を見ればいいのか、というのは難しいですね。


●1000×200の方眼紙を筒状にして持てェ!


[3179]
 > おおー! このくらい情報が示されていれば「自由研究」として模擬して「追体験」など、できるかもしれない、と思われてきそうです。ただ、そこを通り越して、きわめて俗には「自分でもつくれる!」「子どもでもつくれる!」などと、そういう印象を「あん易」に抱いてしまいますと、MARS-1(マルス1)を指して「手作り」(ウィキペディア)と評されることとなるのでしょう。…本当でしょうか。

 このあたりを詳しく見ていきましょう。(あわよくば「自由研究」にできるかもしれませんよ、の意。「子どもでもつくれる!」といって見下すためではないのですよ、お間違えなきよう。)

・(再掲)「【日立・国鉄】MARS-1」情報処理学会  http://museum.ipsj.or.jp/computer/dawn/0030.html

 > 座席用ファイルに40万ビットの磁気ドラム記憶装置
 > 座席パターンの高速な検索と更新のために,1列車の各座席が空いているかどうかを示す900ビットのレジスタ2個が使用
 > 回転数3000rpm,全トラック数200で,うち10トラック分が循環レジスタ
 > 「つばめ」,「はと」の3,600座席,15日分を対象

・(再掲)交通協力会 電子図書館「国鉄線」No.130(1960年3月)  http://library.transport.or.jp/e-library/%E5%9B%BD%E9%89%84%E7%B7%9A/pdf/1960-03_%E5%9B%BD%E9%89%84%E7%B7%9A%28s35%29.pdf

 > 一五日間
 > 三区間
 > 四個列車
 > 三六〇〇座席(一列車九〇〇座席以内)

・1ビット:本当に「1ビット」で、「1日1列車1座席1区間」の「予約の有無」(2値)を記録していたことがわかります。

 上掲の資料の記述から、15×3×4×900=162000と電卓がたたかれ(電卓などという、きわめて便利でおトクな超小型卓上電子計算機のうすしお…いえ、ホコリをはらいつつ、の意)ます。磁気ドラムが2台で40万ビットだとしますと、1台では20万ビット(200トラック)、そのうち19万ビット(190トラック)が「座席パターン」のために使われるとしまして、おお、15×3×4=180で、10トラックほど余らせつつ、1列車1トラック…といいますか、「磁気ヘッド1つ」から出てくる「パルス列」が、そのままCRT表示(ただしA型に限る)の『映像信号!』になりそうですねぇ、などと生々しく想像されてきそうです。残りの10トラックの用途が気になりますが、▼発車済みや運休列車の予約打ち切り、▼磁気ドラムでなくレジスタ(いまでいうキャッシュの役割)を使わせる列車の指定、▼払い戻し(取消し)、などで使ったのかなぁ、と想像されました。(あくまで想像です。)

※「アナログLEDテレビ!」については[3175]を参照。

・(再掲)「【日立・国鉄】MARS-1」情報処理学会  http://museum.ipsj.or.jp/computer/dawn/0030.html

 > ファイル更新にはレコードのサムチェックが行われた.

 1トラックは1000ビットと電卓されます。おおー! 1文字が8ビットで1バイト! などという「高度な知見!」(標準的な文字コード)が(通信でなく記憶装置において)導入される前の時代ですから、「1KiB=1024バイト」などというソレにする必要はなかったんだとわかります。1列車900座席の1座席ごとに1ビットを使いつつ、100ビット、余ります。列車番号などを照合するヘッダーと、後ろ側にはチェックサム(※情報処理学会の資料によります)、そういう前後の部分に挟まれて記録されていそうですね。(あくまで推定です。)

 …え? 「答えあわせ」となる「日立評論」を既に読んでしまった『45分後の自分』がチョイチョイと、「ヒントが書かれた紙!」を…(略)。なになに?

・記憶装置としては1トラックは2000ビットあり、それを1000ビットずつに分けて1列車の記憶に使うという記述があり、(いまふうにいえば)記憶装置のレイヤーでも冗長性を持たせていたらしい?(RAID1のようなもの?):記憶装置の実際に使える容量という意味で「40万ビット」を一種「公称」していたとみられる(そこまで明記はされていないので『要出典』!)

※RAIDを使うことと、OSがファイルシステムにあってCRCなどすること、さらに、HDD自体がECCしていることなど、現在のシステムでも何重にもそういうことは重ねられています。さすがにATCの電文は「むきだしっ!」([3175])と感じますが、MARS-1は(地上で据え付けて使うんですから当然ですが)きちんと手厚いなぁ、と感じられそうです。

 また、情報処理学会の資料では「レコード」と呼ばれていますが、これはいまでいうレコード(固定長レコードからなるファイルへのランダムアクセスでいうレコード=データベースや「表計算」でいう「行」)ということなのか、当時としても「レコード」と呼ばれたのかどうか、気になります。理解のためには、まさに「レコード」と呼んで、その固定長が1000ビットで、その中にチェックサムも含むと見ればよさそうで、しかし、「電気」としてのソレを見ようというときには、なぜチェックサムはレコードの末尾になければならないかといって、その実、ハードウェアの回路によって、そういう順で「情報処理」され、そのまま記録されるんだ(読込にあっては、レコードを読み込みながらチェックサムを求めていき、レコードのチェックサムを読み込むときには、手元にも計算済みのチェックサムがあり、そこを照合してOKとなれば、読み込んだレコードを出力していいんだと、この順序で記録しないと実現できないんだ)とわかります。

 いわば、横1000、縦200の「大きなExcel!(方眼紙!)」を筒状にして回転させながら、「120行目を見たいんですけど」といって、120行目のところだけ読み取れる「窓のついた定規」のようなものをあてて読み取るような感覚ですね。マス目が「O」なら空席、「φ」なら予約済みだということです。

・(再掲)交通協力会 電子図書館「国鉄線」No.130(1960年3月)
 http://library.transport.or.jp/e-library/%E5%9B%BD%E9%89%84%E7%B7%9A/pdf/1960-03_%E5%9B%BD%E9%89%84%E7%B7%9A%28s35%29.pdf

 > 座席状況を印刷した通知書は、各座席が区間によつて予約されているか空席になつているかを「O」「φ」の記号で表示したもので、これをセンターでは座席の割当状況把握に使用するとともに、必要事項を記入して乗務員に交付することにした。乗務員はこれによつて客扱を行う外、試用期間中実際乗車との関係をチェックし、その結果を報告することになつている。

 「O」「φ」(この区別のため前者は「0(ゼロ)」ではないと見られます)というのは乗務員が見やすいようにというソレで、とっても現場的ですね。(ここでは本題ではありませんが、とっても大事なことです、の意。)

 洗練された「ファイルシステム」が考案される前の時代にあって一般的だったとみられる、きわめて素朴な発想です。

 デバイス(記憶媒体)としては、まさに紙テープに穴を開ける(穴の有無:2値)代わりに、(磁気ディスクでいう※※)磁気セクタという「マス目」(最も単純には、当該の「マス目」の磁化の向き:2値)を使います、という状況です。デバイスとしては後にも先にもそういうこと(現在の光ディスクだって「ピット」で、量子だって「量子ビット」といって同じことをしています)ですが、これをそのまま、1ビットで1座席というのは、「お勉強」(「手作り」)と評されてしかたありません。(いっさい符号化されていないので、まったく圧縮されません、の意。)

・(参考)TDK「磁気テープの磁性粉は酸化鉄のミニ磁石」
 http://www.tdk.co.jp/techmag/ninja/daa00213.htm

 > エレクトロニクスの黎明期であった19世紀末に、初めて登場した磁気録音というのは、当時の第一線の科学者・技術者にも、まるで忍法を見るかのような不思議な物理現象でした。それから1世紀を経て、テープレコーダが珍しい存在でなくなった今日では、この不思議さ・面白さがあまり顧みられなくなりました。これは料理でいうなら、最もおいしい部分を食べ残しているようなもので、実にもったいない話なのかもしれません。

※「エレクトロニクスの黎明期」といって、その実、電磁気学と無線工学に4本中3本くらいの脚が載っている「電気」(分野)だとみなされましょう。

 それでも、先述の通り、この段階を経ないことには、より高度な装置やシステムを「自前で開発」できるには至らないのです。(最も厳しくは、日本に対しては開示されていない情報をどこからか入手した、とまで疑われかねません=当時。)

・(参考)「Minicomputer Operating Systems」(ミニコンにおけるOSの歴史)
 http://images.slideplayer.com/16/4941896/slides/slide_20.jpg

・「RT-11」
 https://ja.wikipedia.org/wiki/RT-11

 > 1973年7月
 > 単純で高速なファイルシステムを装備している。ファイル名は本体が6文字で拡張子が3文字に制限されており、RADIX-50で符号化されるので、9文字が6バイト(16ビットワードで3ワード)に圧縮される。ファイルはディスク上の連続なブロック(1ブロックは512バイト)に格納される。そのためファイル全体の読み書きが非常に高速である。しかしファイルを削除するとフラグメンテーションが起き、空き領域があるのにファイルを作れなくなる。そのため定期的にファイルシステムのデフラグメンテーション(RT-11では "squeeze" と呼ぶ)を行って、空き領域をまとめる必要がある。

※将来「テレ・マニピュレーター」を研究したければ、子どものうちにタミヤの「ミニモーターセット」を使って「自由研究」されたい(そうした一種「裏付け」となる「原体験のようなもの」がなければ、大人になって、いくらすばらしく「開発」できたとしても、小手先の理解でしかないのではないかと疑われたり≒ライバルから低く見られたり、ひいては当人が自分の技量に自信を持てなかったり≒一種「開き直って」学校で教わってないことは何もしない、自発的に継続的な勉強をしていくことができにくい、といったことにつながりかねません)([3106])という話も参照。

・(参考)「CAVとCLV」
 http://www.soi.wide.ad.jp/class/98014/slides/03/09.GIF

※※(あくまで理解のため)磁気ディスクでいえば「マス目」だということになりますが、磁気ドラムは磁気テープを筒状にした…というよりは「ロウ管レコード!」(ろうそくのロウでできた筒状の蓄音機のソレ!)そのもので、磁気ヘッドで読み取られて出てくるのは「パルス列!(の信号電流!)」だと説明されます。「ロウ管レコード!」と磁気ドラムの違いは、CD(CLV)とフロッピーディスク(CAV)の違いそのものだろう…といいますか、一種「データ用!」の磁気ドラムが発明されるにあたって「CAV」の原型が発明されたとも、いえいえ、もともと「オーディオ用!」のオルゴールだって「CAV」のようなもの(『読み取りヘッド!』が並列していっぱいある!)ではないか…などと(略)。どういう順序で見れば納得いくかは、各人の学習の履歴(既に学習した順序)に依存しつつ、わかってしまえば(納得がいけば)順不同になりましょう。

・「とびだせエクセル方眼紙」(2013年1月16日)
 http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1301/16/news155.html

 > 2013年の目標は、「エクセル・ホーガン士」から「エクセル・ホーガン紳士」へとキャリアアップすることです(エクセル作文より抜粋)。

・(1126日前)
 http://twitpic.com/bveaob

 > 日本の情報化は、こういう文書を平気で平成24年度も出しているんです。


●ヒットしてビットするMARS-1の『キャッシュ』


 続いて、レジスタです。

・レジスタ2個:
 いまでいう「キャッシュ」ですね。発車が近づいた列車、あるいは発売開始になった直後に予約・照会が殺到する特定の列車など、それなりにヒューリスティックに、「キャッシュの手動割り当て」っぽいことをしていたのではないか、と想像されます。

・磁気ドラムの表面を遅延線として用いる再生循環レジスタ:
 少し前のパソコンでいう「メインメモリ640KB!」、あるいは「+1024KB OK!」ですね。本格的に高速性が求められる「キャッシュ」としては、配線や素子が多くなってたいへんな「フリップフロップ(回路)」をやむなく用いる(上述の「レジスタ2個」:いまでいう、CPUに内蔵されたキャッシュ)のに対し、そこまでは高速性が求められない用途のメモリとして、磁気ドラム上の領域を…と、そういう意味では「仮想メモリ(スワップファイル)」ですね。

・クロックに同期するセット,リセット形の静的フリップフロップ:
 SRAMですね、わかります(いえ、調べてわかりました)。状態(≒ビット)を保持し続けるためには電力を消費しません(ブレッドボードで遊んでみると簡単に体感できます)。しかし部品点数が増え信頼性が下がります。そこを「磁気ドラムの表面を遅延線として用いる再生循環レジスタ」で済ませる(遅くてもよいといって割り切る)ことで「フリップフロップの数を大幅に減らすことに成功」といって、その実、「(装置全体の稼働率において)高信頼になったde賞」として(実装上の工夫としての)「よくできました☆」を押してもらえるわけです。

・(参考)「SRAM」
 https://ja.wikipedia.org/wiki/Static_Random_Access_Memory

 近代的なCPUのL1キャッシュがSRAM…と、そういえばそうでした(いつもは意識されませんが説明を読むと思い出されます、の意)。

・「端末との通信,予約通知書の印刷,CRT表示用などに大きな容量のレジスタ」:キャッシュともFIFOなキューともVRAMともいえそうなソレっぽいですね(恐縮です)

※通信と印刷については後述。

・(再掲)交通協力会 電子図書館「国鉄線」No.130(1960年3月)
 http://library.transport.or.jp/e-library/%E5%9B%BD%E9%89%84%E7%B7%9A/pdf/1960-03_%E5%9B%BD%E9%89%84%E7%B7%9A%28s35%29.pdf

 > 発売箇所に設置した予約装置の押しボタンを操作することにより、座席の予約・照会がわずか三秒程度で自動的に行われる
 > 座席番号指定を行い、希望によっては特定の座席指定まで行うことができる。

 > 中央装置
 >  中央処理装置、制御盤、入出力装置、交換装置
 > A型予約装置
 >  予約装置操作盤、送受信装置、座席状況表示装置、印刷機
 > B型予約装置
 >  予約装置操作盤、送受信装置、印刷機

 > 大容量(四〇万ビット)の磁気ドラムの記憶装置と、トランジスター約二〇〇〇個、ゲルマニウム・ダイオード約一万個を素子とする演算回路
 > 磁気ドラムに予約期間中の全座席を記憶収容させておき、発売箇所からの要求に対し、高速度で要求座席を探し出して回答を送る仕組みであるが、記憶装置と演算回路とは全く同じものが二個あつて、並列運転を行い、両者の回答が一致して始めて要求元に回答を送ることができるよう一致回路を使用し、正確を期している。
 > 発売箇所(予約装置)からの送信は待時式の自動交換装置により到着順に中央処理装置に接続されるので、電話の場合のように話中で後からかけなおす手間もいらない。
 > 中央装置では(略)予約状況表(乗務員に交付する発売通知書に相当するもの)の印刷を行うことができる。
 > A型には更に、テレビのようなブラウン管上に客車の座席状況を表示する装置を附加し、特定座席の指定予約及び解約(取消し)の機能を持たせてある。
 > 旅客の申込書に書かれた日付、列車名、乗車駅、降車駅、等級、座席数(四座席まで)に従つて、予約装置の操作盤パネルの押しボタンを押し、発信キイを倒せば、センターの中央装置に信号が送られる。電子計算機は定められた順序に従つて、希望順位の高い客車中央部の窓側から順次空席を探して行き、空席がなければ客車前後部の窓側・中央部の通路側・前後部の通路側の順序で探す。この順序は、あらかじめ覚え込ませておけば機械はそのとおり忠実に探して行くようになつている。空席が見付かればこれを予約状態におき、その応答を予約装置の操作盤上にランプで表示し、同時にタイプライターが起動してその予約内容を印刷する。

 「CRT表示」というと「CUIなのかGUIなのか」などと考えてしまうのが「現代っ子」ですが(=私もです)、なんと。LGP-30を参考にしますと、その手があったかといって、これはもう背中から肩からバンバンと「連打!」されてお釣りが来そうです。…いたたた。

・(再掲)Wikipedia「LGP-30」
 https://en.wikipedia.org/wiki/LGP-30#/media/File:Counter_instruction_accumulator.jpg

 > (写真の説明)
 > The LGP-30 register display, which used an oscilloscope behind this mask.

 …ぐはっ。MARS-1(マルス1)でも「CRT表示!」といって、その実、磁気ドラムが回転している限り読み出され続ける「パルス列」をうまい具合に重ねて、そのままオシロスコープで「表示」させつつ、画面に「凡例」を印刷した紙を貼っておけばいいんですよ。なるほどなるほど、それで?(もしゃもしゃ)…あざっす。(「A型」の端末までどうやって伝送するんでしょうかねぇ、の意。きっと「A型」だけ通信回線を余計に占有するんですよ…たぶん。)

 「A型」におけるCRT表示の目的としては、上掲のように「特定座席の指定予約及び解約(取消し)」とのことですから、日付を特定して1列車、あるいは「客車」とまで言及がありますから、号車まで特定して1両分、ただし3区間分通して「表示」するような仕様だったのかなぁ、と推測されます。(あくまで推測です。)これなら、「B型」と同じ通信および押しボタンの仕様で、1両3区間分の「座席状況」を照会して「CRT表示」…といって、照会から予約までの間に別の端末から予約されたら、こちらでいざ予約といって「失敗」と出るんですね…たぶん。(いまふうにいえば)「A型」での「特定座席照会→表示→予約」の間ずっと「ロック」しておくような機構は実現されていなかったはずだ、と決めつけられます。

※「ロック」の単位がレコード単位だとまでいえるような構成ではないと思いました。いまでいう「ロック」にあたる機能は、「待時式の交換装置」すなわち、電信や電話の自動交換機そのものを、専用に1台、中央装置の横に置いて「FIFOなキュー」と「ロック」(原始的で最低限のトランザクションのようなもの)を実現していたと見受けられます。本当でしょうか。

 「テレビのようなブラウン管」と説明される時代背景としては、白黒のテレビ放送が始まっていたものの白黒テレビの家庭への普及はまだ進んでいない年代(1957〜1959年)で、「テレビが映っているところ」は(街頭などで)見たことがあっても、「つける時にブワンという」(つけたり消したりするところは見たことがない!)とか「ダイヤルを回すのは固い」(自分で回したことはない!)だとか「かなり熱くなる」(触ったことはない!)といった一種『実感』は、ほとんど(一般には)持たれていなかった時代といえましょう。筆者としても「テレビのような」と表現して、「いやー、その、テレビっていっても、ウチにはないですよ、そんなの。ハハハ!」的なニュアンスが漂うような気が…してきませんか?

※ある程度まで普及が進まないうちは「こっそり買う」もので、持っていても持っていないと言って一種「(同期や同僚と)話を合わせる!」んですよ…たぶん。(上司がまだ買ってないものを部下が先に買ったとなってもビミョーでしょう、の意。=当時)

・ウィキペディア「グラフィカルユーザインタフェース」
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%82%B9

 > 世界初の実用となったGUIは1963年(略)CRTとライトガンを備え(略)複数のオペレーターがライトガンで***を指示するだけで***の適切な箇所に自動で指令が届き

 > コンピュータより前からある技術として、レーダーの表示などといったものを考えれば、テレタイプライタなどの(同様に、コンピュータ以前からある)CUIと、GUIは同時に発展してきたものと言える。

 > また、オシロスコープはテレビやディスプレイと同じ原理を使った装置だが、コンピュータの内部の信号を直接観察できる装置としても都合が良いため、初期のコンピュータではしばしばそのような目的でブラウン管が情報出力のために備えられていた。これはGUIとして扱うには機能的には足りないものだが、最初期のコンピュータの1基であるEDSACにも付いており、OXOというゲームに使われている。実用の目的で情報表示にブラウン管が使われた例としてはMARS-1(1960年、日本国鉄)がある。

 『世界的な観点!』からはLGP-30のオシロスコープ(1956年9月)を挙げるほうが適切ではないかと思われてきます。あなた(「一般」という意味で=私を含みます)の手の届かないところで起きた一種『夢物語』(「超ウルトラスーパークリック!」[3101]の「この装置どうだ大きいだろスゴイだろ(きょうは特別に触らせてあげようヨロコベ)」[3101]的な「無量大数!」[3099])ではなく、そこらの大学(ただしグローバルに見ての「そこら」)に何台でもあっただろうというくらいまで「隣のせき!」…いえ、「隣の大学は大きい!」ソレだといって、もっと身近に感じていい話だと思われます。(一般化して述べたいテーマなのに、1台しかないような特定の装置等を例にして説明するのは適切でない、の意。…このサイトでいうATOSも同じだと思います…たぶん。)

・(再掲)Wikipedia「LGP-30」
 https://en.wikipedia.org/wiki/LGP-30

 > Notable uses
 > The LGP-30 was also used by Edward Lorenz in his attempt to model changing weather patterns. His discovery that massive differences in forecast could derive from tiny differences in initial data led to him coining the terms strange attractor and butterfly effect, core concepts in chaos theory.

 ぬおー! LGP-30(現在の日本円で4690万円に相当)を「みんなで使おう!」といって『研究センターの予算』(あくまで比ゆですが生々しい『演出!』ですので本気にせぬよう)で買って(≒買いましょう買いましょうといって『合意形成!』に「奔そう」されて)おきながら「私が先に使い方を覚えて、みんなに教えてあげよう!」といって独り占めして、結局、独り占めするセンセイ(43歳=当時)ですね! わかりますわかります!!

※あくまで日本において若い人が理解しやすいようにというための比ゆです。恐縮です。

・ウィキペディア「エドワード・ローレンツ」
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%84

 > マサチューセッツ工科大学の気象学者。
 > 1960年に、初期変数を色々変えて初歩的なコンピュータシミュレーションによる気象モデルを観察していたところ、気象パターンが初期値のごく僅かな違いにより大きく発散することに気づいた。
 > 計算結果の検証のため同一のデータを初期値として複数回のシミュレーションを行うべきを、二度目の入力の際に手間を惜しみ、初期値の僅かな違いは最終的な計算結果に与える影響もまた小さいだろうと考えて、小数のある桁以降の入力を省いたところ、結果が大きく異なった。この繊細な初期状態依存性はバタフライ効果と後に呼ばれるようになった。また、これによりコンピュータによる気象の正確な長期予報が不可能であることが明らかになった。
 > ローレンツ・アトラクタ

※こう、アコガレって大事だと思うんですよぉ。なるほどなるほど、それで?(もしゃもしゃ)…あざっす。「たぬき親分」([3174])はいつも白衣でにこにこ、話を聞いてくれます。いろいろ(『ボス』に向かって一方的に)話していさえすれば、「ほら、もう答え、自分で出してるじゃないの。」といって、いためし、いためし。


●「エカケイ素」と「猫のひげ」で探る「電気」と「電子」の境界


 さて、通信と印刷といって、その実、「印刷通信機(テレックス)!」と呼ばれる「便利でおトク!」なソレが、MARS-1の開発に着手された1958年の時点で既にありました。

・(参考)「テレタイプ端末」
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%AC%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97%E7%AB%AF%E6%9C%AB

 もはや、「テレタイプ端末を自動化!」とか、「『プログラムじかけ!』のテレタイプ端末!」などといって理解したほうが早いですと!? …そうかもしれません。通信については後編([3177])でまとめます。ここではなんと、一般的なテレタイプの回路図を見てみようではありませんか。

・「TTY28」(28キーのテレタイプ!)の回路図(1954年アメリカ)
 http://www.navy-radio.com/manuals/tty/tty28-S-26.jpg

 40秒で終わらせな! …いえ、触れるとヤケドするぜっd☆≠>△<≠☆b …いえいえ、半田ごてを熱く握りしめさえすれば「キミもきょうから『電子』だっ!!(考えるなっ! 感じるんだっ!!)」的な暑苦しさ…いえいえいえ、そういう「一般的なイメージ」が(学校の教材がそういう教材だからということもあって)あるかと思いますが、いえいえいえ、メッソウもございません。この回路図のどこが「電子」ですか、「電気」じゃないですかぁ、と「素」でいってみます。…やだなぁ、あざといに決まってるじゃないですかぁ。

・(再掲)交通協力会 電子図書館「国鉄線」No.130(1960年3月)
 http://library.transport.or.jp/e-library/%E5%9B%BD%E9%89%84%E7%B7%9A/pdf/1960-03_%E5%9B%BD%E9%89%84%E7%B7%9A%28s35%29.pdf

 > トランジスター約二〇〇〇個、ゲルマニウム・ダイオード約一万個を素子とする演算回路

 トランジスターについては以下、直後に後述の通り(※)で、MARS-1にあって、もはや何の実験的性質もなく、一種「淡々と」、「あー、それならトランジスタですね」的にトランジスターが使われたのだろうと、仮に見ておくことにいたします。

※ごめんなさいごめんなさい、可読性が低くて、本当にすみません。

 ダイオードをきちんと理解するのは簡単なことですが、授業中に寝ていたり、大人になって忘れていると、たいへん『謎』になってしまいますから、おさらいしましょう。

・「整流器」
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%B4%E6%B5%81%E5%99%A8

・「ダイオード」
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%89

 > ダイオード(英語:diode)は整流作用(電流を一定方向にしか流さない作用)を持つ電子素子である。最初のダイオードは2極真空管で、後に半導体素子である半導体ダイオードが開発された。今日では単にダイオードと言えば、通常、半導体ダイオードを指す。

 うーん、うーん……。こ゛ほこ゛ほ……。ここで「電子素子」といってしまっては(百科事典としては)いけないんではないかと感じます。半導体ダイオードを使うようになっても、それはあくまで「実装上の工夫」(「便利でおトク」の「1インスタンス」)であって、技術としては「電気」(分野)において「整流器」(機能)を配置しているんですよ。なるほどなるほど、それで?(もしゃもしゃ)…あざっす。(そんなことはいいから仕事しなさいといわれそうです、の意。)

 傍題ですが「エカケイ素」については[3126]を参照。すなわち、ケイ素(シリコン)を使った素子が普及するまでは、ケイ素より後に発見された「エカケイ素」(ゲルマニウム)が広く使われたという、たいへん『ねじれ』が見られます。(感想は個人です。)このあたりに「電気」「電子」と呼び分けられる境目がありそうで、「シリコンを使ったトランジスタ」あたりからが確実に「電子」だろうというのは、誰も迷わないところだと思われます。

・「ゲルマラジオ」
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%89%B1%E7%9F%B3%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%AA#.E3.82.B2.E3.83.AB.E3.83.9E.E3.83.A9.E3.82.B8.E3.82.AA

 > 方鉛鉱、黄銅鉱などの結晶の表面の適切な位置に細い金属線(「猫のひげ」と呼ばれた)を接触させると、整流作用を示す。
 > 上記の鉱石の代わりに、ゲルマニウムダイオードを用いたラジオをゲルマラジオまたはゲルマニウムラジオと呼ぶ。ゲルマニウムダイオードは鉱石よりも小さく、安定した性能が得られる。ゲルマニウムダイオードが出現した当時は既に真空管が広く使用されており、さらに直後にトランジスタの普及によりトランジスタラジオに取って代わられたため、ゲルマラジオが実用されたのは限られた用途と期間であった。しかし、現在でも電子工作の入門用としては定番のテーマとなっている。

 「猫のひげ」は「電気」(分野)でしょ、と、こちらもまた迷われないのではないかと感じますが、そこをゲルマニウムで、といって、うん、まだ「電気」でしょ、と決めつけるか、もはや「電子」(分野)に片脚を載せてズルッとすべりそうになってるでしょ、と見るかは、かなり分かれそうです。

・「エカ」
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%AB

 > 例えばエカフランシウムと言えばウンウンエンニウムのことである。

 たまたまですが、「現代っ子」といってなんとなく読んだ記事が「類推」と関連する内容で、いま絶妙に「エカケイ素」方式の探索法(未知のものを探す方法)そのものだと思われましたので、傍題ですが以下に示します。

・Excite Bit コネタ「現代っ子」(2014年9月25日)
 http://www.excite.co.jp/News/bit/E1410929863901.html

 > 『これをしたら、こうなるかも』という予測・想像力

※それ「類推」でしょ(「予測」とは違うでしょ)、と思われました。本当でしょうか。

・製品評価技術基盤機構「カテゴリーアプローチによる化学物質の生物濃縮性予測に関する検討結果の公表について」
 http://www.nite.go.jp/chem/qsar/category_approach.html

 > Read-across(類推)を用いた生物濃縮性予測
 > 生物濃縮性が既知の類似物質(分子構造及び物理化学的性質が類似の物質)を用いて、未試験の化学物質の生物濃縮性を類推する。未試験の化学物質の生物濃縮性は、類似物質が2物質以上ある場合は定量的、1物質の場合は定性的に予測する。

 {1.未知の物質について{2.類似物質から「予測」}すること}を「類推」といっています。1.と2.は別物です。つまり、2.は、「かも」ではなく「必ずこうなる」という知識ですね。蛇足でした。

 傍題についで傍題ですが、いま「新型車両!」といって「SiC素子!」、そして、「わあぃSiC素子! ***SiC素子だーい好き!」とでも言わんばかりのソレが目に余ります。(見解は個人です。)一昔前には「わあぃトランジスタ! そにートランジスタだーい好き!」などと…(略)。

・「わあぃトランジスタ! そにートランジスタだーい好き!」(=当時。敬・省略)
 http://www.sony.co.jp/SonyInfo/CorporateInfo/History/SonyHistory/1-04.html

 > 1952年3月
 > 井深は英語に自信がなかった。
 > アメリカはすごい。何しろ夜中までこうこうと電気がついている。街に出れば車があふれている。
 > 外貨の持ち出しが厳しく制限されていて、1日当たり10ドルか20ドルしか使えず、タクシーにも下手に乗れない状態なのだ。
 > トランジスタも発明されてから4年が経ち、当初、井深が考えていたような鉱石検波器とは違うということも分かっていたし、何よりもトランジスタ自体も初期の点接触型から接合型へと進歩を見せていた。

 > 1953年8月
 > WE社では、東通工がどこの会社とも技術提携をせず、またアドバイスも受けずに独力でテープをこしらえたことに非常に感心し、そういう会社であれば、トランジスタの特許を使わせても大丈夫であろうと判断したらしい。
 > 盛田は「どう考えても補聴器では大きなマーケットになりそうもないな」と思いつつ、「はあ、はあ」と聞いておいた。
 > ヨーロッパ中で食べる卵に、オランダという印が付いているくらいの農業立国である。
 > 井深も補聴器には否定的であった。

※自分たちでは取り組む予定がないことを3つくらい挙げる「今後の課題」([3093])についても参照。「あー、(当時)WE社のいう補聴器って、そういうことだったのねん☆会議」を、いまからでも催されたほうがよろしいのではないかしら、といって「素」でゾッとしてみます。『理系の会社』の弱点ですね、わかります! miscommunicationについては[3132]も参照。(会話や文章が相手に)通じていないことのほうが多いと思っていたほうがよかばいとかなんとか。


●電子情報通信学会のほうから見える「鉄道業界」のようなもの


 MARS-1(マルス1)は、たいへん実用的かつ堅実な設計で、全体として「及第点」をいただけるシステムであったかと見受けられます。

 これを「MARS-1はグダグダ!」だった(だから「マルス101」で「本気を出した!」)的な見かたを安易にしてしまう(ウィキペディアや、「プロジェクトX」のように)のは、あまりにも技術的詳細を見ない見かたで、開発初期の「ホップ!」の段階を無視して最終の成果(「ジャンプ!」)だけを取り沙汰する「ジャンプな世界観!」…いえ、きわめて跳踊した一種「ミーハー!」な見かたなのではないかと思えてきます。(あくまで個人ですが見解です。)

・「ジャンプな世界観」(本文とは無関係です)
 http://www.namco.co.jp/tp/j-world/plan/

 余談ですが、電気学会の「礎」、情報処理学会の「博物館」ときて、では電子情報通信学会(旧逓信省試験所の研究会から発展)はどうかといえば、あたりまえですが通信の技術としては何ら特筆に値しないと判断され(誰もが判断するとは思いますが、念のため)、この手の「認定」や特集記事などは見当たりません。

※いえいえいえ、「全国即時通話網」で旧逓信省(→1949年に電気通信省→1952年に電電公社、後述)を出し抜いた国鉄は「昔の『敵』」だなんて、そんな、メッソウも…ないはずです、たぶん。

※「いまは『友』」かどうかは、何をもって確かめられるのか定かではありませんが、論文誌(ジャーナル)の編集委員など一種「要職」に、JRや鉄道総研のかたがいらっしゃるか…などと見ていけばよいのでは、ないでしょうか。いえ、仮にいらっしゃらなかったからといって、ただちに「いまも『敵』」だなんて、そんなことはないはずです、たぶん。

・電子情報通信学会による鉄道総研見学会(2013年11月8日)
 https://www.ieice.org/tokyo/kengaku.html#menu19

 > バッテリー走行も可能なハイブリッドLRV、車両の各種試験装置(車両試験台・高速回転試験装置)、EMC・無線測定用ワゴン車、リニア模型・リニア車両の見学会を企画いたしました。

 ▼ハイブリッドLRV(樹脂や化繊のにおい):ほー。ふーん。へー。(ぱしゃり。座席にこしかけて座面をぱんぱんとたたく者あり。これ***のお古なんですか? いえ、車体は新製です、と呼ぶ者あり)

 ▼各種試験装置(鉄と油のにおい):ほー。ふーん。へー。(ぱしゃり。いまから動きまーす、と呼ぶ者あり)おおー。にょほほほっ。(動画、動画、動画も撮っておこう。)

 ▼「EMC・無線測定用ワゴン車」(熱したオーブンのにおい):シカジカがヒットビットでホッカホカ…などといってガックガク!(ほら、そういうときは『500円玉』を貼りつけるんですよ、と言って他の参加者の笑いを誘う者あり。市中を走りながら***の***なんてしてたら手が***に回って市中を***、などと際どいことを言って一人で大笑いする者あり)

※あくまで想像です。説明員さん(仮=当日だけ説明員を任される人を含む)を困らせる人は、必ずいるものです。所属の書かれた名札に目をやりますと、なるほど、聞いたこともない会社か私立大学の人ですね…などと(略)。(あくまで『これ以上ないくらい最大級!』の「偏けん」です。しかし、あなたのことをよく知らないうちは「名札を拝けん!」して「所属で偏けん!」するしかないじゃないですかぁ、と「素」でつぶやいてみたいというかた、たくさんおられそうです=あくまで想像です。)

・個人のブログ「ギャップフィラー」「ゼロフィル」
 http://blogs.yahoo.co.jp/kaffein365/40740026.html

・個人のページ「簡単な放熱対策」
 http://jm7muu.com/index.php?%E7%B0%A1%E5%8D%98%E3%81%AA%E6%94%BE%E7%86%B1%E5%AF%BE%E7%AD%96

・電子情報通信学会のドメインで「国鉄 MARS」を含む唯一のページ(Googleによる)
 http://i-scover.ieice.org/iscover/page/ARTICLE-2F12C45B-52B3-BCE2-068D-76808DEA9C25

 > Railways and Information Systems

 > In December 1996, JR East introduced "ATOS" the latest Autonomous Decentralized System, on its Chuo Line. This system, named after Athos, the mountain which is sacred to the Greek Orthodox Church, is considered as a sanctuary of the railway technology in the current information society. ATOS or the Autonomous Decentralized System is not only an application, on a huge scale, of the concept of an epoch making network computing to the downsizing, but is also highly innovative in terms of the diversity and complexity of the technology applied, of its capacity for expansion, and of its complementary functions. The system not only controls the day-to-day operation of 6,200 trains over 1,100 kilometers of track, delivering information which is essential to the company's passengers and work force, but also serves as a safety system covering maintenance work, including track repairs and the inspection of electrical facilities. Total investment in ATOS is expected to reach $360 million. This railway operation control system, which is a comprehensively revamped version of the CTC system used on many lines including the Shinkansen, is a digital application of analog technology at its best. It is among the most sophisticated and interesting applications of an autonomous decentralized system in the industry.
 > INVITED PAPER

 …と、なかなか頭に入ってこない英文ですが(感想は個人で、しかも私の英語力なんて、そんな、メッソウもありません[3059])、山の名前だったんですね、と…。

・Wikipedia「Mount Athos」
 https://en.wikipedia.org/wiki/Mount_Athos

 …うーん。いくら「Autonomous」でも(まるでニュアンスが違います:単語単位での辞書的な意味だけでは云々できないレベルで、違いがあります、の意)、「sanctuary」だとかなんとか(情報通信技術に関して使う言葉ではないです、たぶん:専門用語となっている「野生生物保護区」(鳥獣保護区)の意味以外では、公の場で使うのがためらわれます、の意※)、やっぱり「14歳」([3045],[3096])っぽいのかなぁ、と心配してみます…ちょっとだけ([3059])。「not only〜but also」を2回も続けて使うなんてありえず、(日本語での)完成記念式典の祝辞か何かのようでもあります(「起工式」[2934]も参照)。

※きわめて俗には、せっかく「ご招待!」いただきながら、出したのがこれでは、もう二度と呼んでもらえなくなるんではないかと心配されましょう。(誰もが心配しましょう、の意。)

 せっかくですから『超訳!』してみます。(恐縮です。)

・In December 1996, JR East introduced "ATOS" the latest Autonomous Decentralized System, on its Chuo Line.:1996年12月、JR東日本は最新の自律分散システム「ATOS」を中央線に導入した。

・This system, named after Athos, the mountain which is sacred to the Greek Orthodox Church, is considered as a sanctuary of the railway technology in the current information society.:ギリシャ正教会の聖地である山「Athos」にちなんで名付けられたこのシステムは、現代の情報社会における鉄道技術の一種の聖域(※)と位置付けられる。

※ふぇ? …「バラバラに開発していた各種装置や情報を一箇所にまとめていく『次世代プラットフォーム!(高度総合情報基盤!)』」とか、「困った時の駆けこみ寺!(ゆくゆくは『首から提げたアイパッド!!』)」とか、「あらゆる情報を一元的に「お供え!」して「ご託宣!」を仰ぐ『第3種さい壇』!」とか、そういうことを言いたかったのだろうと推察されます。とっても後光がさすピッカピカのATOSさんが鼻高々に「大きな古時計」をハミングしながら古代ギリシャのお風呂で榛名山の絵でも描いていそうですねぇ。わかりますわかります。(まったくもって技術に関する文章だとは信じがたい文章だとわかります、の意。)もっとも、部内(社内)でわかりやすくするためにそういう例えを用いて、例えば日次報告書のようなものを提出することを指して「きょうの『お供え』済んだぁ?」などといって、大事なことなんだと意識づける工夫のようなものとしては、否定されません。([3099]も参照。)でも、それはあくまで部内に閉じて行なわれるべきもので、対外的に、公の場でそういう例えを用いるものではありません。(見解は個人です。)

・ATOS or the Autonomous Decentralized System is not only an application, on a huge scale, of the concept of an epoch making network computing to the downsizing, but is also highly innovative in terms of the diversity and complexity of the technology applied, of its capacity for expansion, and of its complementary functions.:ATOSのような自律分散システムは、画期的なネットワークコンピューティングのコンセプトを大規模に応用したダウンサイジングの一例であるだけでなく、そこに採用された技術の多様性、複雑性、また、その拡張性の高さ、さらには、その相互補完的な機能群(協調的な動作)のいずれの点においても、きわめて革新的なものである。

・The system not only controls the day-to-day operation of 6,200 trains over 1,100 kilometers of track, delivering information which is essential to the company's passengers and work force, but also serves as a safety system covering maintenance work, including track repairs and the inspection of electrical facilities.:本システムは、当社のお客さまおよび社員が必要とする情報を配信し、1100キロメートル6200列車の日々の運行を司るだけでなく、軌道保守や電車線路設備の点検といった保守作業をカヴァーする安全のためのシステムとしても貢献するものである。

・「1100キロメートル」
 http://atos.neorail.jp/atos1/system/images/length_l.gif

※どこを読んでもこの手の「総延長○○キロ!」式の一種「アッピール!」があふれているので(=当時)よく考えないまま上掲のような図を描いてしまいましたが、よく考えると単純な総延長はあまり意味がなく、▼駅中間の自動閉そくはATOSと関係ない(とみられる)、▼駅間の線路閉鎖といって、その実、線路閉鎖は連動駅で列車を出発させないことによって実現される(とみられる=古くは「線閉てこ」)、それに▼(経営としては)投資額の妥当性がキロ程で「割り算!」することで評価されているのかもしれませんが、それは技術の話題ではありません。ATOSの規模について、(どこに視点を置いて)何をもって評価すればいいのか(当該の文脈上、適切であるか)というと、なかなか一概には決めかねそうです。『駅間の進路』を引くといって「オールグリーン!」([3149],[3150])も参照。

・Total investment in ATOS is expected to reach $360 million.:ATOSへの投資総額は3兆6000億ドル(1ドル=108.29円で約390億円※2000年5月)に達すると見込まれている。

・This railway operation control system, which is a comprehensively revamped version of the CTC system used on many lines including the Shinkansen, is a digital application of analog technology at its best.:新幹線を含め、多くの線区で使用されてきたCTCの全面的な改良版である、この(鉄道※)運行管理システムは、ベストな状態でアナログ技術をディジタルに応用するものである。

※日本語で書かれて英訳されたとしますと、日本語では「運行管理システム」とのみ書かれ、「鉄道」とはどこにも書かれてなかったと推定されます、の意。

※ハッ。「従来のCTCに比べて信頼性が劣るものでは決してない!(安心したまえ諸君!)」「ディジタル化は避けて通れない大きな『趨せい』である!(受け入れたまえ諸君!)」「コムトラックの開発・運用で得られた『知見』をさらに『ブラッシュアップ!』しながら在来線への展開を図るものである!(新幹線はでっかいどう症候群!)」ということですね…いえいえいえ、メッソウもございません。

・It is among the most sophisticated and interesting applications of an autonomous decentralized system in the industry.:(日立の)自律分散システムの高性能でユニークな応用例として、(日立が納める範囲の)産業界でも類を見ないものである。

・INVITED PAPER:【招待論文】

※ちょっと苦しいですが、あくまで『超訳!』です! 「エラい人」が一種「ナイーブ!」に『ユニーク』と書いたのを英訳させられる人はたいへんそうです。…そして、「ユニークで類を見ないっ!」……。(「一意」なら「一個しかない」のは当然でしょ、の意。)

※本文は読んでいませんのであしからず。タイトルと概要を見て「ペイ」するか考えて、「ペイ」すると考えるほうが稀だと思われました。もともと購読している人しか読んでいないのではないかなぁ、と想像されます。

・個人のページ「安中榛名→安中」
 http://www.b-gunma.com/annnakaharuna.php

 > 帰りは最寄りの安中駅まで歩いて行きます。
 > 安中榛名駅から安中駅まで7.5kmくらい。
 > まあ余裕ですわな。
 > 1時間30分くらいの散歩を終え、安中駅に到着しゴール。

※「分速83mくらい」(時速4.9kmくらい)とのことで、ぬおー、ひたすら歩き続けたんですね。

・秋田県 農山村振興課 美しき水の郷あきた「山の神の恵み」
 http://www.pref.akita.jp/fpd/matagi/matagi-03.htm

 > 「(略)精神的には***で、実用的には峰から峰への藩界越境の許可証となった」(故奈良環之助)
 > ***の世界で不思議なことは、仲間だけにしか通用しない「***言葉」を使う点だ。まるで暗号としか思えない言葉ばかりである。「***は幕府の隠密だったのではないか」と推測する人もいるくらいだ。

※「これは大事なものだからなくしちゃあいけないよ☆」といってもなくす人に対して「『お守り』だかんね☆」というソレだとわかります。業界用語をつくりだす能力は、いまとなってはさほど突飛ではなくても、当時、突飛に見えたなら、突飛だということだけをもって「そうそうたる人たちにチガイナイ!」といって「幕府の***」だとささやくんだという、『村人C!』の気持ちのようなものがうかがわれるような気がいたします。登場人物3名の会話例については[2958]も参照。「村人A!」が「(見たままの素朴な)驚きの声」を上げ、「村人B!」が「同意する『相づち』!」を続け、「村人C!」が「***にチガイナイ!」と決めつける『紋切型』の「スクリプト」ですね! …『近年リストラ』とも「制作費縮減圧力」ともなんとも、「役者を節約!」して、これを2名でといって、かなり無理があると感じ…ませんか? …傍題でした。

・「(日立の)自律分散システム」
 http://www.hitachi.co.jp/products/infrastructure/product_solution/platform/middleware/autonomy_dispersion/index.html

※アーキテクチャーそのものを議論するのであれば、「日立の」と限らないことを明示するために「自律分散『型』システム」と表記したほうがよさそうに思えますが、ここで筆者がそういう議論をしそうな気配はなく、一種『かたろぐすぺっくっ!』([3107]ほか)としての「(日立の)自律分散システム」だということしか言っていないと見受けられました。「(日立の)自律分散システム」については[3019],[3064],[3082]などを参照。

・湯の国「古代ギリシャ・ローマのお風呂礼賛」
 http://www.yunokuni.com/2012/05/thermae-romae.html

 > 当サイトは2000年4月1日に開設されました。
 > 『湯の国』は、以下スポンサー各社のご協力を頂いています。
 > 東京ガス株式会社 大阪ガス株式会社

・東京ガス
 http://home.tokyo-gas.co.jp/benri/

※おおー! 協賛といいますか、(比ゆ的には)「買ってきて取りつけたオウンドメディア!」っぽくもありますね。

・「ワールド・ニュース音声英語スクリプトを利用した英語教育の研究」静岡大学教育学部研究報告(2002年3月)
 http://ir.lib.shizuoka.ac.jp/handle/10297/1087
 http://ir.lib.shizuoka.ac.jp/bitstream/10297/1087/1/080327004.pdf

 > 「聖域なき構造改革」のような、よく耳にする決り文句を英語でどのように表現するのかという学生の関心は強いものがあり、この種の表現を英語習得の動機付けとすることは有効な手段である。

 NHKの国際放送(「Japan This Week」2001年6月10日放送)では「直訳」されていたようですが、うーん。かといって「丁寧に説明」することもできず(不必要に「当事者の言」を言い換えてしまうことになりかねず:言ったことはそのまま伝えなくてはなりません≒少しは不適切であろうとも、それを発したのは当事者なんです⇔著しく不適切であれば、引用として発することもまた不適切となりますから、言い換える、または伝えない、となるでしょう)、難しいですね。しかし余談でした。


●入出力そして通信へ


・(再掲)「【日立・国鉄】MARS-1」情報処理学会  http://museum.ipsj.or.jp/computer/dawn/0030.html

 > MARS-1中央入出力装置

 うーん。フタを開けたら、ごく普通のテレタイプ端末が入ってます的なソレが想像されて…きませんか?

※いまなら「押釦開閉器」にテプラで「発車ベル」などと…(略)のソレ、の意。

・(参考)「TELETYPE MODEL 33 PAGE PRINTER」
 http://www.baudot.net/teletype/M33.htm
 http://www.baudot.net/teletype/pics/M3320-ASR-2a.jpg

 > Some TWX machines had an optional auto-dialing card-reader gizmo -- these are blank card that were used with it.

※gizmo:《米口語》ほら、あの、何とかいうソレ(機械的な仕掛け)。

・YouTube 「TeleType ASR-33 in Action」(2013年12月21日)
 https://youtu.be/ZYck5NQB_E4?t=43s




 「キーボードから入力→紙へ出力」「キーボードから入力→さん孔テープへ出力」「さん孔テープから入力→紙へ出力」の順にデモンストレーションされています。こりゃあ「職業病!」といって腱鞘炎になりますわな、といって納得できる「固い固〜い操作音!」が響きます。そして、「カードでオートダイヤル!」といって、これはすごい「さん孔カード」…いえ、「パンチカード」ですね、わかります。

※テレタイプについては別途まとめます。1990年代にパソコンを買って、後からマウスやプリンターを買うような…要は『(買ってきて取りつけるだけの)周辺機器!』だということのようです。

・(参考)「TELEX」
 https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/ec/Telex_machine_ASR-32.jpg

 先述のように、電子情報通信学会としては特筆されていないことなど踏まえまして、ハードウェアとして「通信」の部分で特段の技術的な進展があったとは認められない(電子情報通信学会によっては認められていない)わけですが、では何の工夫もないかといえば、そんなこともないでしょう…たぶん。ただ、そこは既に「電信機やプリンターのメーカー」が国内にもある(いくつもある)という状況で、国鉄や日立製作所としては(比ゆ的には)買ってきて取りつければよかったのだと想像されます。(買ってきただけのものを、わざわざ特筆なんて、しないですよね、の意。)

 MARS-1の通信の仕様(といいますか、もはや「運用」の域でもありましょうが:大したことではないので特記されにくいかも、の意)について、ここまでに参照した資料では不明ですが(※)、国鉄の自営の電話網である「鉄道電話」にあわせた仕様なのは確実で(後年の後継システムでの全国展開を見据えれば当然※、の意)、あとはダイヤル回線で一種「ダイヤルアップ」していたのか、専用線(ただし電話回線)を駅の数だけ、東京のセンターとの間に敷いたのか(センター側では駅の数だけ電話線が入ってくる)ということになります。

※後から「日立評論」を参照して「答えあわせ」します。ん? チョイチョイと…MARS-1では通信に関して、何かおもしろいことになっているようです。(後述。)

※(あくまで「答え」を見ないうちに)迷われるのは、電信の回線を使ったのか、というところです。「後年」ということを考えれば「これからは全国即時通話網(電話)の時代だ!」ということで国鉄が「一丸」となっていたのですから、その時点で「いまさら」電信、というのは考えにくいわけです。とはいえ、あくまで「試行」ということでは電信であったかもしれず、このあたりの感覚は「通告伝達システム」(におけるデジタル列車無線の整備待ち[2907])やATACS(における電波割り当て待ち[3103])にも通じるところがあるかと思います。

 テレゴング(!)のような状態をイメージすればかなり近そうです。…いえ、「ISP」や「草の根BBS」の「AP」のほうがしっくりくるでしょうか。

・(参考)「テレゴング」
 https://www.ntt.com/release/2003NEWS/0006/0616.html
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%AC%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%82%B0

・(参考)「各種ISP様等ホスティング・ハウジング専用サーバ構築 付帯通信設備設置・関連配線工事」
 http://www.acssi.co.jp/p3/

 > 大手ISP各AP設備工事・付帯設備全般施工
 > メインサーバ・ハウジングサーバ・ホスティングサーバ構築
 > 関連付帯光ファイバ工事・定期サーバシステムリモートメンテナンス
 > 施工・納入実績(大手ISP・中小企業・官庁・学校等)300件以上

※しかるべき時代には、みなさま(大学を含みます)こぞって「AP(アクセスポイント)」を運営されていたはずです。もはや、すっかり忘れられていますけれども。

・(例)「けやきTDUネット」
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%91%E3%82%84%E3%81%8DTDU%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88

 一般では「従量制の電話料金!」がネックとなるところ、国鉄としては自営の回線(一般の「内線」のようなもの)を「つかいホーダイ!」(ただしメンテナンス時を除く:メンテナンスも自営のはずで、「つかいホーダイ!」だからといって安上がりだったかどうかまでは簡単にはわかりません)ということで、「常時接続のテレゴング!」を自営したようなものだと早合点しても大幅に誤りだとは言われないのではないかと想像してみます。

・レファレンス協同データベース「NTTの「テレゴングサービス」について、技術的なことを知りたい。」
 http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000027568


●「きっぷ」


 「マルス101」での「紙のきっぷ」の発券機能に注目されるあまり、あたかもMARS-1(マルス1)『最大の欠点!』が「発券機能がないこと!」だとするような文章も見られます。本当でしょうか。

 そもそも当時、きっぷというものはすべからく手作業で(ハンコを押したり駅名や数字などを手書きで記入したり)発券されていたんだということを忘れてはならないでしょう。また、きっぷ全般と(いまでいう)「指定席」(当時「座席予約」)とでは、情報処理の上での要件が異なることも重要なことで、この点に着目せず「(狭義の)印字機能!」のみを見ようというのはバランスに欠けたことではないでしょうか。

※MARS-1は、その略称が示す通り、「発券機能(プリンター!)」でなく「座席予約の管理(データベースのトランザクション!)」に力点が置かれた装置であったのです。

 それはそれとしまして、いま端的に、「(自分が生まれてもいない時代の事物を指して)懐かしい!」などと称するソレとは一線を画しながらも、外形的には同じに見えること、すなわち、「むかしのきっぷの写真!」をありがたく参照してみようと思います。(ありがとうございます。)

・個人のページ
 http://ticket.omiki.com/exp1.html

 > 昭和51年 国鉄 急行・指定席券 急行赤倉(長岡−松本)

・「(1)」(2014年9月30日)
 http://senshu-railway-club.blogspot.jp/2014/09/50.html

 > 私の所蔵している切符から東海道新幹線にまつわる切符をご紹介していきます。

※さすがです!

 > 1964年というと、新幹線開業もそうですが、なんといっても東京オリンピックでしょう。新幹線開業後の10月10日から開催されましたが、実はコンピュータによる記録管理を行った初めての大会で、コンピュータ時代が到来したことを象徴する出来事でした。国鉄でもこの年の2月に座席予約システム「マルス101」を稼働させました。
 > 国鉄は1960年に作った「マルス1」を足掛かりに本格的な座席予約システムの構築を目指し、72列車32.000席収容可能な「マルス101」が完成しました。列車の座席管理や切符の発売をコンピュータ化することによって、数十分以上かかっていた指定席がおよそ30秒で発売ができ、国鉄近代化の先陣を切りました。

 > 国鉄が威信をかけて作った東海道新幹線ですから、列車の座席指定には当然「マルス」が使われたかと思いきや、開業1年間は前時代的な台帳による手発売でした。計画では「マルス」の導入が明記されていますが、開業後の記事にも「マルス」の開発が遅れやむを得ず手発売になった、とあります。、在来線の4列座席を想定して作られていたため、新幹線の5列座席に対応できなかったのです。また、まだコンピュータの信頼性が低かったため「マルス」によって台無しにされては困る、在来線よりも高価な新幹線には「マルス」が必要なほど乗客がいるのか、との意見もあったようです。

 > 「乗車券センター」では駅からの問い合わせが集中し電話回線がパンクするなど処理能力の限界を超えていたのです。そこで、国鉄はマルス101をスペックアップさせた新幹線用「マルス102」の製作を急ぎました。

 > A料金は東京―新大阪間無停車列車に課せられる予定でしたが、列車自体が設定されませんでした。

※うーん、リニア中央新幹線でも繰り返されるのか、いいえ、2027年にはバッチリ「無停車列車」を最初からバーンと走らせられるのか、注目されます。最高速度が上がれば上がるほど、停車によるロスは大きくなりますから、一種「沿線を説得」しやすくなり、ひいては在来線についても、同様の「速達化」の『説明』がしやすくなるのではないかと、素朴には期待されます。

・「(2)」(2014年10月2日)
 http://senshu-railway-club.blogspot.jp/2014/10/50.html

 > 座席予約システム「マルス102」は1965(昭和40)年9月23日から稼働しました。マルス端末は当時、端局装置と呼ばれていましたが、X型端末が用意されました。駅では主に一般駅向けのA形と大規模駅向けのB形が使われていました。

 > 「マルス102」は168列車97000席を収容し、「マルス101」と合わせて、全指定席券の70%を発券できるようになりました。もちろん新幹線も収容され、手書きの硬券から、「特殊指定共通券」、通称マルス券というレシートのような切符になりました。この時期のものは縦型券とも呼ばれます。

 > また、「みどりの窓口」が出来たのもマルス102稼働と同時でした。それまでは指定席も乗車券も一緒の窓口で扱っていてたため混雑しやすく、乗りたかった列車に乗れなかったという批判がありました。そこで、指定席専門の窓口を作ることによって、指定席券を迅速に発券することができるようになったのです。

 そして、あなたが所蔵していなくても、どこかに所蔵している人はいるものです。

・ヤフオク!「ビジネス特急(こだま号)完成記念はがき等セット」(8月27日)
 http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h205408696#enlargeimg

 > (きっぷの写真より)
 > 36 -4.-6. (※昭和36年4月6日)
 > 特別急行券 3等 400kmまで
 > 乗車駅 岐阜 下車駅__ (※「名古屋」の印、「東京」の手書き)
 > _月_日 乗車駅発_時_分 (※手書きで「4月16日」「16時44分」)
 > ____ 第___号車__番 (※「第2こだま」の印、「10」「1C」の手書き)
 > 600円 C岐阜駅発行
 > 小 ※小児運賃
 > 記特急C岐阜(1) (※縦書き、数字は丸付き)

 1961年4月、岐阜駅発行の「第2こだま」の指定席特急券です。

・ヤフオク!「古い切符 昭和38年 特別急行券 大阪駅 2等 第二こだま」(2015年7月23日)
 http://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/195158832

 > (きっぷの写真より)
 > 38 -5 31 (※昭和38年5月31日)
 > 特別急行券
 > 乗車駅 大阪 下車駅___ (※手書きで斜線)
 > _月_日 乗車駅発 16時30分
 > 第2こだま_号車_番_席 (※手書きで「11」「5」「B」)
 > 2等 800円
 > 30 大阪駅発行
 > 小 (※小児運賃)
 > 第2こだま (※縦書き)
 > 特急 30大阪 (3) (※縦書き、末尾の数字は丸付き)

・個人のページ
 http://www.st.rim.or.jp/~como/ticketG.html

※うーん、うーん、時代背景はみんなそれなりに知ってます。もっと、きっぷの内容を文字起こししてくださいお願いします…というわけで以下、きっぷの写真より

 > 昭和31年(1956年)10月3日の切符
 > 31.10.-3.
 > (裏面注意)
 > 3等10円
 > [東京] (※山手線、大井町、亀戸、南千住、尾久、王子までの路線図に、券面運賃の区間を太線で表示)

 > 昭和32年(1957年)7月24日の切符
 > 32.-7.24.
 > 東京→国鉄線10円区間
 > 通用発売当日限り
 > 3等 下車前途無効
 > (自) 東京駅発行

 > 昭和38年(1963年)10月12日の切符
 > 38.10.12.
 > 10円2等 (※赤で印刷)
 > [東京] (※新橋−御徒町間と御茶ノ水までの区間を太線で表示)

 > 昭和39年(1964年)3月31日の切符
 > 39.-3.31.
 > 30円2等
 > [東京] (※山手線と大井町、平井、南千住、尾久、王子までの路線図に、2等車の停車駅を太線で表示)

・個人のブログ「「こだま」「つばめ」「ひびき」の特別急行券 〜昭和38年、39年〜」(2008年2月20日)
 http://ameblo.jp/tokihirokoji/entry-10074132688.html

 > 子供のころ鉄道の切符を集めていた
 > その切符の中で、一番古い切符をご紹介します。
 > 父の知人が、私が切符を集めていることを知り、譲ってくれたものです。

http://stat.ameba.jp/user_images/67/9e/10049649132.jpg
 > 「第2こだま」 昭和38年8月7日 東京駅 14時30発

http://stat.ameba.jp/user_images/66/48/10049650210.jpg
 > 「第1つばめ」 昭和38年8月17日 大阪駅 9時00発

 > 東京−大阪 間の特急料金が800円というのは、高いんだか安いんだか
 > 自分が生まれる前の話なので、すごく昔のことのような気がします。
 > 誕生日:1969年6月29日

 きっぷの写真からの文字起こし…は省略しますが、「(C)東京駅発行」の「(C)」って、乗車券センターのことなんでしょうか。そのきっぷにあっても「硬券に手書き」で指定席券が発券されていたことがわかります。お盆に大阪へ行かれたようで、帰りのきっぷは「(交)大阪川口発行」とあり…。

・JTB西日本「JTB×トラベルカフェ コラボレーション店舗 関西初出店」(2013年5月30日)
 http://www.jtbcorp.jp/scripts_hd/image_view.asp?menu=news&id=00049&news_no=356

 「(交)大阪川口」をどのくらい引き継いでいるのかは不明ですが、現在は「JTB関西 トラベランド イオンモール大阪ドームシティ店」だということです、たぶん。帰省(と勝手に決めつけます)先でお買物がてら、当時としても便利な場所にあって、わざわざ駅まで行かずとも何かのついでにきっぷが買える、便利な「(交)大阪川口」であったと見受けられます。


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(約39000字)

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