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「情報と鉄道」「ユニバーサルデザインと鉄道」「社会と鉄道」がテーマのフォーラムです。(16歳以上対象) 【このフォーラムについて】



by tht

[3180]

リアルタイムオンライン座席予約処理装置「MARS-1」(マルス1)を読み解く

研究 道路 数学 マルス 通信網 シラバス クロック バクテリア リアルタイムオンライン座席予約処理装置 説得力


工学部まるわかり!
「実在した焼肉定食」としての「分類」
「量子的シグナル」を「ジト目」で読み解く(仮)
航海術と知覚心理学 / ほか
表1 基礎科学と応用分野の発展の系譜のようなもの(仮)


 この一連の記事では、国鉄と日立製作所が共同開発したリアルタイムオンライン座席予約処理装置「MARS-1」(マルス1)を題材として、電気・電子の両分野にまたがる「電気通信」「情報処理」、それらにまたがる「情報通信」について、歴史的な流れをふまえた立体的な理解を目指します。

 前編([3179])では、「コンピューターとは何か」「コンピューターと呼べるのはどこからか」を意識しながら、現在の「データベース」につながる歴史的な流れを追います。このため、黎明期の「装置」を読み解くための基礎知識を導入します。

 そして、鉄道博物館における展示内容(説明文)と、情報処理学会「コンピュータ博物館」における説明文を読み比べます。これにより、電気分野としての成果と、情報分野としての成果を切り分けて見ることができるようになることを目指します。

 中編([3178])では、MARS-1で使われた素子など、ひとつひとつの要素技術に着目し、「装置」全体の立体的な理解を目指します。最新の記憶素子についても概観します。(「素子とは何か」を含みます。)

 そして、当時のきっぷの写真を参照しながら、「乗車券センター」「(交)大阪川口」を読み解きます。ここから、「オンラインリアルタイム処理」を実現するための通信網に焦点を移していきます。

 後編([3177])では、電信回線について実感的な理解を目指し、鉄道電話につながる歴史的な流れを追います。通信網の構築における交換局と端局の階層構造についても概観します。(「通信とは何か」を含みます。)

 記事の中では、勉強のため、「仮定」をしながら見ていく部分があります。最後に「日立評論」の(当時の)記事(技報)を参照して、「答えあわせ」をしてみます。


 と、理想的には「順方向!」でサラッと読めば(読み流せば)ひと通りわかるというのが「わかる! ○○」だということは承知の上、そこまでの「高度な知見!」は持ち合わせていませんので、これはもうグダグダと、あーでもないこーでもない、そしてあれもあったこれもあったと、あとからさきから、いえ、あとさきぐっちゃぐちゃになりつつ、「この一連の」としか形容できない、なんとも名状しがたい記事群をわからないなりに書き下してみることしかできません。(恐縮です。いえ、「コンプリートなスイート!」を一種「じょう梓」するようなことは私の仕事ではないとか、そういう「いい仕事!」をすると***れるんだとか、ひいてはレポートや論文に***…いえ、「あん易」にひっぱりだこだとか、いえいえいえ、そういう心配をできるほどの『ステキ☆レヴェル!』には到達していませんよ、の意。もっと恐縮です。)

・(参考)「コンプリートなスイート!」(画像はイメージです)
 http://www.scapes.jp/library/facility_data/scapes/top/img/main_Visual02.jpg
 https://eco.fmyokohama.co.jp/news/15798

 > 葉山のホテル「SCAPES THE SUITE(スケープスザスイート)」(葉山町堀内、***)が現在、葉山ワカメの養殖体験ができる特別宿泊プラン「ワカメオーナーSTAYプラン」を販売している。

※京王堀之内については[3168]を参照。そして、おおー、インテリアのデザイナーが参考にした「参考文献!」が内観写真に写し込まれていますっ! これは先進的な「文書主義!」ですねっ!! …などと曲解してみます。(あくまで曲解です。)


★工学部まるわかり!


 さっそくですが補足です。

・(上記)
 > 電気・電子の両分野にまたがる「電気通信」「情報処理」、それらにまたがる「情報通信」について、歴史的な流れをふまえた立体的な理解

 …といって、こちらの表になります。(恐縮です。)

■表1 基礎科学と応用分野の発展の系譜のようなもの(仮)


情報通信への貢献法学上の論点
天文学
土木 →
美術など
数学………機械▼機械式計算機など
(暗号を含む)
▼マンマシンインター
 フェース・GUI
(フィッツの法則)
▼分光器
(→分析化学
 →光情報技術)
▼MEMSほか
(精密工学)
▼安全性
(製造物責任法)
▼ロボットに関する倫理
▼遺伝子に関する倫理
├→物理学
化学
┴→電気▼電磁リレー
▼電気通信
(無線を含む)
▼磁気記憶
▼電磁的記録(刑法)
▼電磁的記録の方式等を
 定める件(商法)
錬金術→┼→化学
物理学
…→┴→電子▼半導体(微細化技術
 を含まない)
▼電子計算機
▼ディジタル信号処理
▼電子計算機使用詐欺
(刑法)
├→数学
物理学
………→┼→量子▼量子アニーリング
(アルゴリズム)
▼量子情報処理
(デバイス)
▼人格権
▼所有権(民法)
哲学……┴→博物学
論理学
法学
………→┴→┴→情報▼データベース
▼統計
▼モデリング
(形式手法)
▼コンパイラー
▼メタファー
(スクロール、フォル
 ダ、アイコンなど)
▼認識ある過失
▼不作為
▼性能規定


 別名「工学部まるわかり!」とでも題せそうな表になりました。また、「法学B」([3096])といってこれまで言及してきていますが、(なかば義務的に学ばれるにあっても)できれば工学(自分の専攻)と関連して興味をもってほしいなぁ、と勝手に期待された「法学上の論点」をあわせて示しました。そんなこと、いわれるまでもなく興味をもってるよ☆ …といいきってください、ぜひ!

※「法学上の論点」というのは、単に「こういう法令がありますから遵守しませう」というのでなく、いかにして法令の基礎となる概念が確立されてきたのか(今後、されていくのか)を理解する(自分の分野で今後、何が問題になるか予見できる)ところを含みます。

 表を見ただけで「あっ、これ学部4年〜修士1年くらい向けですね! わかりますわかります☆」と思っていただけるといいなぁ、とも思いつつ、いえ、読者を限定するものではありません。16歳以上のかたがどなたでもお読みになって、なるべく戸惑わずに読めるように…という前提でまとめています。

※学部1〜3年で断片的に勉強してきたことを整理して「工学部って、そういうことだったのか会議!」を(自分の中で)開催していただきたいな、ということです。それを踏まえると、さて、修士(課程)というのは何か、おいしいのか…いえいえ、おもしろいものなのかどうか(主体的に研究に取り組める見込みがあるか=狭くは研究計画書をまとめられるかどうか)、検討する材料にもできましょう。

 余談ですが、いま目の前の、ひいては「自分の学科」の「自分の専攻」について学部2〜3年(学部1年は学科によらず、そして時代によらずそれなりに普遍的だとみなします)で学ぶ内容を一種「応用」して取り組むのが、学部4年〜修士1年くらいの卒業研究(卒論)そして、その後始末…いえいえ、「実験を通して得られた『今後の課題』」をもう少しつついてみようというソレ(修論に向けての予備実験)だといえます。

 自ら研究に取り組めるところまで学ぶのは、さすがに1分野1専攻でもやっとだというのは誰もが認めるところで、しかし、誰もが1分野1専攻、しかも、たまたま自分が学生であった時分のソレだけを学ぶだけでよいかといえば、仕事の上ではよくても(※)、社会全体で起きていることの理解や、さらに歴史的な流れをつかもうということになってくると、全然ちっともまったく足りないんだと自覚されましょう。

※別の分野のことは別の分野の人がやってくれますし、時代が違うことは時代が違う人がやってくれます。

 この一連の記事がどういう位置づけかということを、別の表現で述べますと、「学部2〜3年」を「概ね10年ごと」に「ループ!(繰り返す!)」するんだということです。いま、仮には2015年に学部4年生のかた(標準22歳)が、1955年(同82歳)、1965年(同72歳)、1975年(同62歳)、1985年(同52歳)、1995年(同42歳)、2005年(同32歳)に学部4年生であったOB・OGが一堂に会する、名状しがたい仮想イベントのようなものに参加して、各年代の人が披露する「思い出」を自分なりに「そ嚼」し、「それってこういうことですね」と、2015年の視点で簡潔に要約するようなことをイメージいただければいいんだと思います。これは、2015年の人がこの先「伸びて」いくために不可欠なことですから、「当時を知らないくせに生意気だ!」などと昔の人が言ってはいけないのです。

・「科学史」(科学思想史を含む)についてのわかりやすい解説はこちら(2013年6月3日)
 http://synodos.jp/intro/4262

 > いまだとライトノベルにでてくる科学を研究するのも科学の文化史でしょう。まだ始まったばかりですが、今高校生の方が大学に入る頃には面白い結果が出てくるのではないかと期待してます。

※これはこれは…楽しみです、たぶん。「読書感想文!」や「熱烈なファンクラブ!」の一種『重力圏』のようなものを脱するための『宇宙速度!』(「確かな研究方法論!」)を「かく得」して、ぜひ突き抜けてください。(よくある「Yes! We can!!」([3174])…いえ、「酒好きの、酒好きによる、酒好きのための「酒の効用!」」のようなソレになってはいけませんよ、の意。酒がカレーになって川崎市と世田谷区に挟まれた一級河川の河川敷で「俎じょうのひと」になったり、アレになったりソレになったり、といって、その実「おせちもね」…などと(略)。「ナイーブな研究ごっこ」[3076]も参照。自分が「(可能な範囲で)しゅう集!」したものを「(ナイーブに)分類!」してもいいけれど、分類することと、「分類に名前をつけること」との間には、とんでもなく大きな『段差』(段にして差せしめるもの。その差、『108段』([3168])くらい…)があるのだよ、などといってみます。分類については[3125]も参照。)

・「機上の人」
 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1254445477

※月(月面!)に出張だとか単身赴任だとか(月の都の厳格な環境政策については[3109]を参照)、そういう時代に言葉がどう変化するのか、とっても楽しみです。翻って、単に移動の時間や距離が長いだけでなく、乗り物の事故に遭ったとき死傷するリスク(条件付き確率[3098])の高さ(事故の起きる率の高い低いとは関係ありません、の意)も含めての「どうかお気をつけて」の気持ちを込めた表現だとも読み解かれましょう。蛇足でした。

・「おせちもね」はクックレス!(1971年、1976年)
 https://housefoods.jp/data/curryhouse/know/story/product07.html

 たいへん狭くは「基本情報!」のシラバスでもいいのかなぁ、と思って参照しましたが、現代的で実践的(いわゆる「即戦力!」の計画的速成!)すぎて、勉強(研究を指向しての勉強、の意)には向かないとわかりました。

・情報処理推進機構(IPA)「「基本情報技術者試験(レベル2)」シラバス(Ver 3.0)」
 https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/syllabus_fe_ver3_0.pdf

・同「「情報処理技術者試験の出題範囲」2015年10月改訂版」
 https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/hani20151016.pdf

 中編([3178])でまとめますが、「歴史的記憶媒体!」と「歴史的演算素子!」の境目はきわめてあいまいです。そうしたものも読み解けるようにならなくては、新しいものをつくりだす(一種「ひねってしぼりだす」)という方向性を持つ研究にあっては、勉強不足と断じられましょう…たぶん。この点で、「基本情報!」の勉強をすることで「○○に効く!」(たいへん狭くは「ATOSまるわかり!」)かといえば、いえいえいえ、メッソウもございません、技術の発展の歴史的経緯を踏まえたシラバスと出題範囲ではありつつ、歴史そのものを学ぶことは要求されていないわけです。別の勉強によって補わなくては、「ATOSまるわかり!」には到達できないと思えてきます。

・日経ビジネスオンライン「教育ってそういうことだったのか会議」(2015年5月27日)
 http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20150527/281668/?rt=nocnt

 > 経験論ばかりが跋扈する、世間の教育改革の論議。教育は誰もが当事者で、誰もが経験に基づいた評論家になりがちだ。

 > 個人の経験ではなく、世界の事例や実証研究、大局観を持った教育政策を実現するにはどうすればいいのか。

※「追体験」([3044])、「学問的エレガンス」([2992])なども参照。(「諸外国!」を視察しても「万能な正解!」などないという意味で)ローカルな事情をきちんと自分たちで検討できつつ、事前には必ずしも実証できないことにも取り組まなければならないという難しいはなしもありましょう。


★「実在した焼肉定食」としての「分類」


 といって、まだ、いろいろ忘れていそうなので、「実在!」の工学部を参照してみます。

・神奈川大学 工学部
 http://www.eng.kanagawa-u.ac.jp/

 なるほど、生物、建築、そして知財や経営ですね! ちょっと表1には入れにくいので別口とさせてください。(恐縮です。)実務としての総合的なソレとは切り離して、研究上のトピックとしては、知財は「情報」に、建築は「機械」に入れつつ(建材や美観の研究でなく構造や工法の研究としては広くは「機械」ではないか、の意:CADや監理ということなら「情報」ですね)入れることができましょう。

 そして、生物は、この表の外側だと位置づけてみます。

・「DNAメモリー」
 https://kotobank.jp/word/DNA%E3%83%A1%E3%83%A2%E3%83%AA%E3%83%BC-1692095

・「微生物を知ろう」
 https://www.mitsui-norin.co.jp/mmid/knowledge/yokota/index2.html

※うーん、微生物なら、といって、うーん、うーん、微生物より大きくなると、おぞましく感じられてしまうのは、私が素人だからでしょうか。トレーサブルな畜産や酪農といって、DNAメモリーに生産者情報を書きこむ時代が来るんでしょうか。

・「分類」と「分岐(系統)」の違いについて
 http://cse.niaes.affrc.go.jp/minaka/files/epilogue.html

 > 私たちが学ぶべきことはキーボードに向かって「単純作業」に熟達することではありません。その背後に広がる系統学と体系学の世界こそ真に学ぶべき対象です。
 > ほんの数十年前までは(今も?)、系統は憶測の産物であると見下され、系統についてうんぬんする前に「正しい分類」をすべきであると論じられていました。

※だからといって「分類」が不要になるというわけでもありません。ある時点(「時刻t(笑)」[3152])における「仕分け!」…いえいえいえ、「傾斜配分!(序列!)」のようなものを扱うには、系統だけではうまくいかないでしょう。系統(の分岐)の上では「さらなる進化!」の可能性があったのに『焼肉定食!』のせいで…などと(略)。「このセカイは割り勘に満ちて」はいないのですよ。「組み替えても225!」([3125])、「パレートの法則」([3173])も参照。さらに、「食べ過ぎで**になる」ことがないニワトリのはなし([3171])も参照。「まったくの個体差」([3097])に起因する(とみなすことが可能である)「大きな者が多くを食べる」ソレは、きわめて普遍的なソレだと素朴には考えられます。

 > おちゃをのんでいるのかしら

 河川敷で食後のカフェイン(ただし適量に限る)を摂ってから焼肉に舌鼓を打とうではありませんか(単一の正解を予想してから実験や調査にあたるのは先入観だといって避けられつつも、あらゆる解を確率的に予想してからあたることは否定しなくていいでしょ、の意)。「時刻t(笑)」は『不滅』ですっ! 酒匂川の中州でさかあがりして衝撃に備えろッ!! 本日の焼肉はジビエでゴザイマッス!!(「昔できた逆上がり」については[3045]、「シカと衝撃」については[3173]を参照。そして、正しくは「中州から離れてください」[2942]です、念のため。「水と衝撃」がいかほどの『破壊力』…いえ、破壊力であるのか知っておきましょう。)

・情報処理推進機構(IPA)ほか「『破壊力が高い』」
 http://www.ipa.go.jp/security/keihatsu/munekyun-pw/slideshow/index.html

・同「JR原宿駅 道路側ボード(駅を降りて竹下口に面した道路よりご覧いただけます)」
 http://www.ipa.go.jp/security/keihatsu/munekyun-pw/photo/img/photo95.jpg
 http://www.ipa.go.jp/security/keihatsu/munekyun-pw/photo/img/photo110.jpg

・Google ストリートビュー 「原宿駅」前(2016年1月)
 https://goo.gl/maps/uD6NCMEyXgP2
 https://goo.gl/maps/SfeoZdZHPr62

※わあぃ赤佐川さん! …あなたはムショーに路上観察がしたくなーる、したくな〜るぅ。

・佐川急便「赤佐川」「ピンク佐川」「黄佐川」「紫佐川」「黄緑佐川」それに「既存の青佐川」に関するニュースリリース(2011年12月15日)
 http://www2.sagawa-exp.co.jp/newsrelease/detail/2011/1215_711.html

・「路上観察の大家」
 http://shomei-tanteidan.org/lecture-vol-01/

・クレディセゾン「鉄棒で大車輪のおじいさん」(2004年=当時)
 http://www.cspresse.net/1lovepoint/interview/

・小田原市「酒匂川の中州を整備」(2012年2月13日)
 http://www.city.odawara.kanagawa.jp/press/detail.php?prs_id=5501

・個人のブログ「あしたかPA(下り線)」の「焼肉定食」(2013年2月20日)
 http://minkara.carview.co.jp/userid/1648221/blog/29245361/
 http://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/007/306/570/11e6dc409c.jpg

・「set meal with grilled meat」
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%BC%E8%82%89%E5%AE%9A%E9%A3%9F_%28%E7%86%9F%E8%AA%9E%29

※…あのっ!([3163]) この秀逸な…このっ! 秀逸な記事をっ! 「我こそは」といって英訳して(世界に)『わかりやすく発信!』([3048])してくださる「キトクなかた」はいらっしゃいませんかっ!! …「小さな声」をおおきく振りしぼって「4回くらいコール」([2987])すれば、どなたか名乗り出てくださるでしょうか。元から「小さな声」をもっと絞ったら聞こえないですよねぇ。

 いま、生物に関して使われている系統化のソレを、あらゆる知識に適用しようといって一般化を目指すのが情報学であって、(歴史的な順序でなく、意味的な順序[3166]としては)それを工学の分野間のつながりに応用すれば「(工学を中心とした)科学史」の研究が成り立つというわけです。


★「量子的シグナル」を「ジト目」で読み解く(仮)


 量子については、▼数式(理論)だけ応用して(いまどきフツーの「ちょっと豪華な電子計算機!」で)機械学習だという話と、▼デバイスで「量子ビット」がようやく「数qubit」ですよ先が長そうですね(でも計算機を仕立てるための『部品』は揃ったとかなんとか)、くらいしかわかっておらず恐縮です。

・北海道大学 光エレクトロニクス研究室「量子情報ってなに?」(2014年8月26日)
 http://www.eng.hokudai.ac.jp/labo/hikari/qit/introduction.html

※うへぇ…、といって、組織名(部局名等)については端折ります。研究室(と、そのセンセイ)が先にあって(おられて)、大学院と学部の長ったらしいのは後からついてくるものだ、と理解します、の意。

・情報処理推進機構(IPA)「量子計算機研究の実験の現状と将来の方向」(2000年3月24日)
 https://www.ipa.go.jp/security/enc/quantumcomputers/contents/doc/chap3_1.pdf

 > 残念ながら量子計算機はまだこれから黎明期を迎えつつあるという段階である。つまり、我々が日常用いているパソコン等の「古典計算機」がAND やOR のゲート素子から始まったように、基本的な量子ゲートを構成、もしくはいくつかのゲートを組合わせて簡単なアルゴリズムを検証しているという段階にある。

 「量子計算機」(の考えかた)が出てきたので「古典計算機」と呼び分けるんだという、「新CS-ATC」のソレ([2954])と似た話ですね。(似ているというのは、あくまで呼びかたの話だけです。)

※厳密には、地下鉄の従来のATCが「WS-ATC」であったといって後から呼び分けて「CS-ATC」と呼ぶところと似ているということで、「CS-ATC」に対して単に「新CS-ATC」と呼ぶところは、まったく関係ない(似てなどいない)ということです。よくわかりもしないまま「新○○」「新しい***」「新型××!」などと…(略)。▼新しいかどうかより、▼何が以前と違うのか、その中身(の変化)に着目せずして何がわかりましょうか。

・「物理乱数発生器を装備し、セキュリティの向上を図ったIvy Bridgeプロセサ」(2011年9月21日)
 http://news.mynavi.jp/articles/2011/09/21/ivy_bridge/

・情報処理推進機構(IPA)「セキュリティ試験要件 JIS X 24759」
 https://www.ipa.go.jp/security/jcmvp/documents/open/rbg_session_20100325.pdf

※なるほど、OpenSSLのソレって、そういうソレが起きていたんですね、とオボロゲに理解されます。

・加藤岳生「巨視的なトンネル効果」(大阪市立大学を経て東京大学)
 http://www.solis.t.u-tokyo.ac.jp/research/kato/work1.html
 http://www.a-phys.eng.osaka-cu.ac.jp/kato/index.html
 http://www.a-phys.eng.osaka-cu.ac.jp/kato/subject.html
 http://kato.issp.u-tokyo.ac.jp/kato/
 http://kato.issp.u-tokyo.ac.jp/kato/genko/index.html

 > ジョセフソン接合系で見事な実験が行なわれたので(あんまりにも見事なので、怪しいんですけど、、、)

 こう、その、電磁気学でいう電磁誘導が「非接触給電!」にも「誘導障害!」にもなるのと似ていて、制御しきれるだけの理論ができているのかもよくわからないまま量子を(量子的に)つつきまわしていると、「偶然、カエルの筋肉が「けい攣」しました!」的なソレが起きてしまったりしないのかと、素朴には心配されます。仮に電磁ノイズで火花で火災だというようなソレが、量子的にも、例えば、そもそも量子的な挙動に頼っている現象などに、ノイズとしてよからぬ影響を与えてしまうのではないかと、目先の研究課題だけでなく全体を見渡す役割を果たす人が、どこかにいてもらいたく思えてきます。

・全国脊髄損傷者連合会、日本せきずい基金「第3回 脊髄再生研究促進市民セミナー」(2003年6月9日)
 http://www.jscf.org/jscf/SIRYOU/seminar/s3/s3-1.htm

 > ニューロンの情報伝達の方法:
 > (1) 電気的シグナル:細胞内部での情報処理と伝達に使われる
 > (2) 化学的シグナル:細胞間の情報伝達に使われる。

※シグナルといって、その実、量子的な現象や効果も混じっていました、といっても驚かれない気がしてきます。

・環境省「生物物理学的メカニズム」(2008年10月2日)
 https://www.env.go.jp/chemi/electric/material/ehc238_j/pdf/007.pdf

 > 電界または磁界ばく露が、非常に低いレベルでも、健康に有害な影響を与えうるということが証明できるならば、たとえ生物物理学的にもっともらしくなくても、相互作用のメカニズムが存在するはずである、という点である[パリティの保存を基本法則と見なしていた素粒子物理学からの類推である。しかしながら、パリティ対称性の破れが説得力のある実験によって証明された際(Wu等、1957)、もはやこの「法則」を守ることはできないと認識された。]。妥当性のある相互作用のメカニズムが存在し得ず、そのようなばく露による健康影響があり得ないならば、その逆は証明できない。それにも拘わらず、妥当性のある相互作用のメカニズムの同定に繰り返し失敗すれば、逆の情報の欠如、すなわちそのような健康影響がありそうにないということが示唆される可能性がある。

・京都大学「関節リウマチの症状は気圧と関連する」(2014年1月16日)
 http://www.kyoto-u.ac.jp/static/ja/news_data/h/h1/news6/2013_1/140116_2.htm

 > 医学部附属病院に通院しているリウマチ患者さんのデータベース(KURAMAコホート:Kyoto University Rheumatoid Arthritis Management Alliance)と、気象庁がホームページにて公開している気象統計情報(気圧、気温、湿度)との相関を統計学的に解析し、リウマチ患者さんの関節の腫れや痛みの指標と、気象データのうちの「気圧」との間に、負の相関がみられる(気圧が低いほど、関節の腫れや痛みの指標が悪化する)ことを見出しました。
 > リウマチ患者さんの間では、「天気の悪くなるとリウマチも悪くなる」とか「リウマチの痛みが悪化することで、これから天気が悪くなるのがわかる」などの実感があることは、昔からよく知られていましたが、実際に、リウマチ患者さんののべ2万件を超える臨床データと気象データを用いて、両者の間に相関がみられることを示したのは世界で初めてです。

※「天気の悪くなると」は原文ママですが「天気が悪くなると」または「天気の悪い日には」のどちらかですね、わかりますわかります。(わかるからいいんだとはみなせません、の意。)後者だったのを、「リウマチも」の「も」に対応させるべく「悪くなると」に直そうとして(そこだけに気をとられ)「天気の」の「の」を直し忘れたと見受けられます。

 おおー! こういう研究、まだまだ手つかずのテーマが無数にありそうです。我こそはといって統計してみたいですね…とはいいつつも、「相関がみられる」だけでは、あくまでそれだけで、どうしてそうなるのかというメカニズムの解明が待たれます。

※特定の曜日や、新幹線の特定の列車に急病人が偏っているのではないか([2987])も参照。こういう統計的な研究は優先度が低いといいますか傍流のようなものといいますか、統計的な研究の中でも、もっと大がかりなもののほうが優先度が高いということもありましょう。(大規模コホート研究[3097]も参照。)

・柿岡地磁気観測所「Q5.磁気嵐とはなんですか?」
 http://www.kakioka-jma.go.jp/knowledge/qanda.html#5

 > 磁気嵐は激しく時間変化します。ただし時間スケールでいえば、数分〜数時間のゆっくりした変化です。柿岡で、磁気嵐の時にどんな変化をするかを図に示します。図には、参考のため、地磁気変化の少ない日(地磁気静穏日)の変化も示してあります。毎日、モニター記録を見ていて、磁気嵐かどうかは、単に地磁気水平分力が減ったというだけでなく不規則で激しい時間変化があるということで、一見してそれとわかります。なお、不規則な変化の一つ一つが赤道環電流の消長だけでなく、極域の現象一オ一ロラーとも関係していることもわかってきています。
 > 図5-1 1989年3月に発生した、国際地球観測年(1957〜58年)以来最大の磁気嵐の時の水平分力の変化(柿岡での変化量644nT)。破線は、その前2日間の比較的静穏な日の変化。

※「極域の現象一オ一ロラー」は原文ママですが「極域の現象 − オーロラ −」でしょうか。これはひどいOCRですね…たぶん。

・同「Q11.地磁気は生物に影響を与えますか?」
 http://www.kakioka-jma.go.jp/knowledge/fig-q11-1.png

 > 伝書鳩は磁気嵐の時や磁石を付けられると飛行方向が乱れるということが実験で知られており、「渡り鳥も地磁気を利用しているのでは?」と推測されていたのですが、実際に鳩の頭部から体内磁石−マグネタイトーが発見されるに至り、磁気感覚器官というものは存在すると考えられるようになりました。
 > この体内磁石は、ミツバチやイルカ等にも確認されています。中でも、走磁性バクテリアという細菌には体重の2%もの体内磁石があって、地磁気のN極やS極に向かって泳動するという、面白い特徴を持っています。
 > 図11-1 「オーロラ50のなぜ」(名古屋大学太陽地球環境研究所)より

※「体内磁石−マグネタイトー」は「体内磁石 − マグネタイト −」で、これは惜しいOCRですね。OCRが「タイトー」の語を辞書に持っていたんだと邪推されます。(あくまで邪推です。)さすがタイトー! そしてありがとうタイトー海老名開発センター!([3141]

 …あのっ! バクテリアの…バクテリアの『目』がアレですっ!! …と叫んでみたくなりました。

・ツイッター(2014年7月10日PST)
 https://twitter.com/it_ui/status/487152947692720128/photo/1

 量子や磁気の挙動を生物が体内で自ら高精度に制御しようなどというのはほぼなさそうですが(磁石も、持っているだけ:現象や性質をパッシブに使っているだけ)、パッシブなほうの「量子感覚器官」はあってもおかしくないかなぁ、と素朴には思われます。(あくまで素朴です。)あるいは、生物が生きて活発に動いている限り、量子的なソレが一種「ダダ漏れ!」なんだというようなことがあっても驚かれません。動物が獲物の気配といって、その実、ぜんぶがぜんぶ、視覚や聴覚、それに嗅覚だけで成立しているとも限らないのではないでしょうか。それに、なぜ日光を浴びると体内時計がリセットされるのか(ただの『まぶしい照明』では効果が限定的で、日光でないと十分な効果は得られない?)なども、こう、電磁気と化学までしか考えない「古典的!」な仮説で十分に説明できるとしてもなお、その実、もっと難しいメカニズムだったりしないのかなぁ、と思えてきます。

・毎日新聞 医療プレミア「地球がもたらす快調、不調−−体内時計のメカニズム」(2016年2月4日)
 http://mainichi.jp/premier/health/articles/20160202/med/00m/010/008000c

 > この体内時計はどんなメカニズムで刻まれているのでしょうか。中枢時計、末梢時計とも、細胞内にある「時計遺伝子」と呼ばれる遺伝子群によって作られています。我々哺乳類の時計遺伝子は約20年前に初めて発見され、「Clock(クロック)」と名付けられました。その後、十数種類の時計遺伝子が見つかり、体内時計はこれらの遺伝子の複雑な調節により、約24時間という正確な時刻を刻むことができるということが分かってきています。そして、もし時計遺伝子が欠損してまったく働かなくなったり、変異(mutation)が入って本来の機能と違う働きをしたりしてしまうと、体内時計が24時間より短くなったり長くなったりしてしまうことが、マウスでの実験で分かっています。
 > 例えば時計遺伝子Clockの変異マウスは、1日が3時間も長い、27時間周期の体内時計を刻みます。また、Bmal1(ビーマルワン)という遺伝子が欠損したマウスは、細胞内の体内時計が完全に壊れてしまい、1日のリズムを刻むこともできなくなります。これらの結果は、体内時計が遺伝子レベルで制御されている決定的な証拠と言えます。
 > ヒトの体内時計は、平均すると24.2時間だと言われています。
 > 朝の日光や朝ご飯には、遅れた体内時計を前に進める効果があり、体内時計の狂いを現実の時間に合わせてくれるのです。

 「効果がある」としか述べられておらず、そのメカニズムが説明されていませんが、メラトニンを生成する脳の機能が抑制されて云々、と説明されます。

・岩波新書「皮膚は考える」
 https://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0074520/top.html
 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4000074520

 > 皮膚は脳と同じ受容体を持つ

 > (Amazonのレビューより)
 > 最後の章とむすびは、著者の大きな夢です。これが書きたかったために、前半部に示されたこれまでの研究があり、誤解をまねかぬよう、科学専門誌で発表された知見をまず示し、敢えて仮説であることを明示しながら、雄大な医学的展望を語っている。著者の気配りが感じられます。
 > 専門誌で仮説を語ることは極端に制限される。これまで著者の論文を眺めてきた私には著者のフラストレーションがよくわかる。科学は実証科学でなければならない。しかし、その飛躍には大きな想像の翼も必要だと思う。
 > この著者の夢につきあえることは、私には楽しい経験だった。

 おおー! とっても楽しそうです。

・日経ビジネス オンライン「皮膚は喜び、傷つき、人を求める」(2009年2月26日)
 http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090225/187328/?rt=nocnt

 ぬおー! これは楽しいにチガイナイ! と思われました。実は皮膚のほうが「親時計」だったりしないんでしょうか、とまで思われてきます。

・理化学研究所「“脳を創る”原理とその表現の解明」
 http://www.brain.riken.go.jp/bsi-news/bsinews8/no8/issue1.html

 > 最近ではアドレナリンやアセチルコリン、セロトニンなどが逆伝播特性を制御していることが明らかされているので、これらによって細胞レベルでの学習制御がなされ、いわゆる強化学習が行われることも可能と考えられる。

 > 扁桃体では、入力情報に対する、粗いが素早い意味概念化に基づき入力情報の価値評価を行い、それによって情動出力をする。この情動出力が脳の活性制御を行うこと、さらに、出力依存性学習における予測的情報処理の特性を神経細胞が備えていることから、大脳基底核のドーパミン細胞は、報酬への予測誤差や予測的期待で活性化することが考えられる。

 > 扁桃体が行う、粗いが素早い情報判断は、シンボルという概念の最も原始的なものである。この粗いが速い判断から出発し、脳の二重構造性と時空間情報の連合性をもとに、脳はシンボルを高度化し、獲得していく。しかし、入力パターンに出力反応するだけではシンボルとはいえず、シンボルは意味概念化を伴う。扁桃体は内因シンボルを発現し、実環境入力の処理を行うことで、出力依存性により、外因性のシンボルを新皮質や扁桃体に獲得すると考えられる。

 この研究のスゴイところは、細かく分けすぎず、かなり大きなものだけを用いて、一種「ブラックボックステスト」によって脳の機能を「検証!」しようというものだというところにあります。これによって、仮に量子的な現象が混ざっていたとしても、問題なく「まるっと」モデル化できてしまうわけです。

 …などと、すべて素朴なソレで恐縮ですが、「量子○○」という新しい研究上のツール(測定方法や理論など)が一種「普及」した後には、あらゆる分野で続々と「新たな知見!」が得られそうだといって、とってもワクワクしてきます。

 傍題ですが、「自分が意識して見たときだけ」理科で習う現象が(自分の)「目の前で起こる」かのような受け止め方([3091]中の以下に示す部分)に陥らないように注意したいというのは、研究者にあっても同じことでしょう…たぶん。そうした面からも、「わからないものをわからないまま、しかし適切に取り扱う」考えかたが重要といえましょう。

[3091]
 > 学習や実験の目的は、「でんじろうセンセイ」が繰り広げるアレやソレが、特別なものではなく、ありふれたもの、自分が意識して見たときだけ目の前で起こるのでなく、誰も見ていなくても自然に起こっているのだという「世界観」のようなものを身に着けることにあります。ここで、「特別なものを買ってこないと実験できないんだ」という感触を(子どもに)与えることは、きわめて「逆効果」といえます。(大人にあっては)よくよく配慮されたいですね。

※「第一種はぐらかし」そして「先取り学習」については[3095]にまとめてございます。


★航海術と知覚心理学 / ほか


 さらに傍題ですが、天文学→暦の発明→農業の高度化→政治の発達といった流れも含めにくいのが表1ですね。

 政治の発達→租税の重要化→測量の高度化だとか、気象学→土木(治水)だとか、望遠鏡で宇宙だとか大砲だとか、というのはぜんぶ「機械」に入れるとみなしていいんではないでしょうか(仮)。

・同「機械工学科」
 http://www.eng.kanagawa-u.ac.jp/course/mechanical/index.html

 > ・エネルギー ・資源工学 ・システム ・制御工学
 > ・航空 ・船舶 ・自動車工学 ・材料工学 ・環境工学
 > ・加工学 ・設計工学 ・熱流体工学 ・ロボット工学

 ちょっとインスタンスっぽすぎませんか? とも思われましたが、拡大的には「マシンを動かすソレ」全般が「機械」だと早合点してよいでしょう。「マシンをよく動かすためのソレ」として、風洞や波浪の実験から「流体工学」(粉体を含む)へ、そこから逆向きに「逆設計」だと理解して、「近年カモノハシ」のソレ([3101],[3167])に到達されましょう。

・「インスタンス(2)」「インスタンス(3)」
 http://www.weblio.jp/content/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B9

 なお、(要素技術としての)レーダーは電気です。人工衛星は物理学と化学、それに数学です(機械・電気・電子では分けられないところに宇宙工学があります、の意:宇宙空間での半導体の化学的安定性など)。そして、度量衡や航海術は、時代を問わず「情報」に入れましょう、そうしましょう。

・ウィキペディア「国際度量衡総会」
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%BA%A6%E9%87%8F%E8%A1%A1%E7%B7%8F%E4%BC%9A

 度量衡そのものは、ただの「取り決め」(みんなで決めた「約束!」)であって、科学でも研究でもないとみなされましょうが、その定義の妥当性は物理学や化学で裏付けられ、また、そのような裏付けがなければならないんだとか、どうやって加盟国に守らせようかというあたりでは、法学の流れが色濃い「情報」分野っぽくもありましょう。(かなり狭いほうの法学にあって、いま目の前の「計量法」を議論する、その外側の議論という意味です。広くは法学でもありましょう。)

・個人のページ「ナビゲーションの歴史」
 http://asait.world.coocan.jp/kuiper_belt/navigation/navigation.htm

 > 以下の項目は英語版の Wikipedia の項目の翻訳からなっています。

 > このページを書くきっかけは 2010 の 4 月に奈良国立博物館で「大遣唐使展」を 見物した際に、ガイドらしき人が「遣唐使船は外洋船」で「遣唐使船では北極星の高度が一定になるようにして航海したのに相違ない」とまくしたてていたためです。どちらもあからさまな嘘で、あまりな嘘に非常に腹が立ちました。しかしそのうち、どうでもよいと思うことになりました。

※これはひどい「ガイドらしき人」ですね。学芸員なら研究能力の不足、学芸員でないなら、学芸員を採用しないという事務方の認識不足と断じられます。

 > 「マルテロイオの方法」
 > コンパス + 三角法の表 + 砂時計 + ポルトラノ

※なるほどです。しかし、翻訳が正しいか、出典が妥当かなどは、ここではいっさい考えません。(考えられません、の意。)恐縮です。

 測量・測位・作図だけなら数学そして「機械」の延長ですが、気象・地理(偏西風など)、航跡(時系列データ)などを総合しての予測や判断といった「知的処理」ということになりますと「情報」に入ってくると見なせます。(あくまで仮の決めつけです。)

 > 日本人による外洋航海では、幕末に勝海舟が咸臨丸で渡米する話が有名ですが、 ナビゲータは外国人が務めているはずで、勝海舟はアメリカに連れて行ってもらっているだけなのです。この時代には外洋航海はすでに海洋クロノメータによるものとなっているはずですが、海洋クロノメータの時刻合わせをするためには天文台が必要で、恐らく当時の日本ではそれが可能ではなかったと思われます。(略)使用した海洋クロノメータも米国で時刻合わせをしたものを使用したのに相違ありません。
 > 1960年代前における日本のレンズの製造能力が低レベルであった(略)
 > 組み合わせレンズの設計には膨大な計算が必要なため、数百年以上の経験があるヨーロッパには到底太刀打ちできなかったのです。戦後これが可能となったのは計算機によっています。膨大な組み合わせを計算機に処理させ、そのうちでよさそうな組み合わせを選択することで可能となったのです。

 ひとつひとつなるほどです。技術の歴史と、歴史的イベント(誰それがどうした、どの国がどうなった)を、もっと分けてまとめていただけるといいかなぁ、とも思われました。(もっと恐縮です。)そして、計算技術の最初のほうは「機械」であって、かなり「機械」の貢献が大きくはありつつも、やはり「航海術」として総合されるときには、いかにして総合するのかということのほうがはるかに大きいように感じられました。(もっと勉強してみたくなりました、の意。)

・古野電気「レーダーの仕組み」
 https://www.furuno.co.jp/technology/about/radar1.html

・東京大学 航空宇宙工学専攻「航空宇宙工学とは」
 http://www.aerospace.t.u-tokyo.ac.jp/overview/index.html

 > 未開拓技術の宝庫

 > システム統合化技術
 > 多分野の工学および理学を統合し、一つの目的を達成するシステムとして組み上げていく技術

 「技術」としか呼ばれない割には、とてつもなく重要で難しいテーマだと感じます。「工学」が学問扱いされていなかった時代のような気配といえばいいんでしょうか。仮に新たな研究の分野として確立されていくならば「一つの目的を達成できたかどうか」だけでなく、「一つの目的を達成するためにどの範囲の知見が必要か」「ある分野の知見がどの範囲の目的を達成するのに貢献するのか」「他分野から期待される研究課題が、こちらの分野できちんと取り組まれているのか」といった、きわめて多くの分野間を「双方向に行き来!」しつつ、全体を見渡すという「一貫して担当する態勢」(「これからはアンインターラプティッド スタートアップ (Uninterrupted Startup)プログラムの時代だ!」[3138])のようなもので、仮には「コミッショニングの科学(The science of commissioning)」と呼んでいる資料がちらほら、と見受けられました。本当でしょうか。

・日本大学理工学部 航空宇宙工学科「研究テーマ一覧」
 http://www.aero.cst.nihon-u.ac.jp/research.html

 > 最新および過去の航空宇宙工学科研究テーマです。参考にして下さい。

※参考にして下さい。

 仮に、宇宙工学からフィードバックを得て、(生物の退化や老化も含め?)工業的な製品や部品の劣化に関する研究が新たに一般化されて呼ばれるとしたら『劣化工学(Deteriorationology)』とでも呼ばれるのかなぁ、と思いました。

・「deterioration」
 http://dictionary.goo.ne.jp/ej/23219/meaning/m0u/

※おっと、これでは『人類堕落学!』になってしまいます。英訳って難しいですね。生物も含めるなら「劣」というニュアンスは排除して『Science of Defunction(不全科学)』などと…え゛ー、やましくないのにやましい感じ(後述)が出てしまいます。日本語って難しいですね。

・(参考)「『じわる』破壊力」
 http://www.cybernet.co.jp/ansys/images/case/lesson/fatigue01/001.png

 ほかに、医学や心理学、それに言語学など、マンマシンインターフェースよりも人間側については扱いません。(恐縮です。)そして、「あらゆる学問は情報通信に貢献すべし!」などといっているのではもちろんなく、情報通信技術のほうが医学や心理学、それに言語学などに貢献しているということも、もちろんございます。

・森川和則「知覚心理学は右肩下がりか 38年間のトレンド」日本心理学会(2011年12月22日)
 http://www.psych.or.jp/publication/world_pdf/51/51-5.pdf

 > 四半世紀も前,私が知覚心理学専攻の大学院生だった頃
 > 当時は,心理学といえば心の病める人を助ける臨床心理学か,性格診断をする人格心理学しかないと思い込んでいる一般人が圧倒的に多かった。

 > 近年はテレビ番組でも錯視・錯覚がよく取り上げられ,ちょっとしたブームになっている。

 > 客観的なデータにできるだけ基づいて,1972年(後述するPERCEPTION誌の創刊年)以降のトレンドを考察してみたい。

 これはスバラシイ! といって、ぜひ続きを直接、お読みになってくださいと「すい奨」いたします。

 > PERCEPTIONに掲載された論文総数に占める日本人第一著者による論文数の割合(%)を示したのが図6である。これは明らかに右肩上がりであり,この38年間に世界の中で日本の知覚心理学は確実にプレゼンスを強めてきたといえる。

 うーん、図5で、1993年から2006年まで、掲載論文の総数がほぼ横ばい(紙面に限りがあるから? 査読の態勢に限りがあるから?)の中、日本からの投稿がぐんぐん増えているというのは、うーん、「あー、もうPERCEPTION誌といえば日本人だらけだよねぇ」といって、「諸外国!」(中国は含まない)の研究者が「リードオンリー!」に引っ込んでしまったのではないかと、そういう印象も受けます。

※最近では「中国系の著者が大勢を占めているソレ」を傍観しようかというソレのようなもの(いえ、決してアレではないんですけれども、やはり、勢いがありすぎると、圧倒されます、の意)と似ているんではないでしょうか。

※最大限にうがちますと、2007年に「査読者を増やしました! 日本人の査読者が増えました!」といって「日本からの投稿がいっそう通りやすくなりました!!」などと疑われます。

※私は「PERCEPTION誌」を一度も見たことがないので、本当にデータしか見ていません。この記事で紹介されているデータだけを見るとこう見えてしまうということを、ぜひほかのデータの駆使して否定していただきたく思います。

 > どういうわけか,心理学の中で人気の出てきた分野には心理学以外の看板がつけられる傾向がある。認知心理学は「認知科学」という看板を掲げ,利益と損失に関する判断・意思決定の心理学には「行動経済学」という名前がつき,視知覚の心理学は「視覚科学」に衣替えし,脳画像計測を伴う心理学的研究は「脳科学」を名のっている。
 > この傾向が続くと将来的に心理学はバラバラの専門分野に分解し,他の学問に吸収され消滅しかねないと私は懸念している。

※どこまでいっても、受験生や、受験や進学に一種『ゴーサイン的なもの』を出す保護者にあって「ココロなんとか」というとやましいかのようなソレ(上述)が、なくならないということでしょう。

 工学部もまた、(もともと『積み木細工』のようなものではありますけれども、よりいっそう)かなりバラバラになってきていて、一体的で立体的な「確かな視座」を得るのがたいへん難しい(キミらはいいから、そんなの、得なくていいから! とすら言われる!?)と見受けられます。(あくまで見解は個人です。)

・「ブログ妖精ココロ」終了のお知らせ(2013年3月31日)
 http://www.cocolog-nifty.com/cocolo/

※研究コミュニティは衰退しました…いえいえいえ、「終了のお知らせ」については[3112]などを参照。

・読売新聞「「夢の国」東京ディズニーリゾートに異変の兆し」(2016年1月6日)
 http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20160105-OYT8T50000.html?page_no=3

 > 「一緒の顧客が不快だと思う人」が増えてくると、リピート(再来訪)にマイナスの影響が及ぶことが知られている。本家ディズニーが開業以来掲げている基本コンセプトは、「雰囲気の良さ」と「清潔と安全」である。データを見る限りでは、ブランドの基本価値を壊しかねない、ゆゆしき事態が進行している様子がうかがえる。

 > 顧客のマナーやパークの雰囲気は、来園者次第という側面もあるが、来園者が自然とマナーよく振る舞えるような施策を探るべきだ。「バルブ」を閉めること、すなわち混雑度の解消もその一つだろう。

※「PERCEPTION誌」と「夢の国」を同一の尺度で見ようというのは「あん易」で「無ぼう」ですが、しかし、実は結構(かなり)似ているのではないかなぁ、という気が…してきませんか?


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(約22000字)

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