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「A列車 色がおかしい」を越えて進もう


いま問うA9のココロ
信号機のG現示の色がこんなにメロンソーダなわけがない
ATC・ATSの「Aの字」も出さずに効果音と動作を実装するには
「場内信号機 作り方」「信号機に名前をつける機能」とは


発行:2016/3/21
更新:2018/5/20

[3200]

【オートメーションと鉄道】

〔フレッシュおはよう東日本〕81号:「自動放送装置」を「CTC駅装置と呼ばれるノード」で読み解く(仮)


PRCにおける「詳しい」自動放送装置
「CTC駅装置と呼ばれるノード」を読み解く(仮)

(約4000字)

 この一連の記事では、「じゅんふどうのあっとらんだむ」で「じどうほうそう(ただしはっしゃめろでぃーをふくむ)」を技術面で立体的に読み解くことを目指します。

 お好きな順番でお読みいただけるよう、1つの記事を短めに、そして細切れに掲載いたします。その分、1つの記事を読むだけではよくわからないということになるでしょう。結局は、一連の記事をすべて読んでいただくのが、いちばん早いんですよぉ。なるほどなるほど、それで?(もしゃもしゃ)…あざっす。

※「なるほどなるほど、それで?(もしゃもしゃ)…あざっす。」については「たぬき親分」([3174])を参照。いま、「ブラックかブラックでないか、それが問題だ」などと…仮に「ただちにホワイトとはいえない」中でも、せめて「たぬき親分」なボス(上司)がいてほしいなぁ、と一種「せつ望」されていると感じます。しかし余談でした。


☆PRCにおける「詳しい」自動放送装置


・日本信号「ITC/CTC/PRC 列車運行管理装置/列車集中制御装置/自動進路制御装置」
 http://www.signal.co.jp/products/railway/productsinfo/2010/03/itcctcprc.php

・同「システム構成例」(2012年4月?)
 http://www.signal.co.jp/products/railway/productsinfo/assets_c/2012/04/p30-thumb-575xauto-207.jpg

 > さらにX-Yプロッタ、またはプリンタなどによって実績ダイヤを記録可能。

 え゛ー! いまだに「紙が原本!」な雰囲気が漂いますが本当でしょうか。(工事現場ではあたりまえになっているように、電磁的記録こそが原本だと、そして、タイムスタンプもコミコミで「改ざん防止」や「改ざん検知」だと、鉄道では、まだ、そういう時代ではないのでしょうか、の意。函館のほうなど…いえいえいえ、恐縮です。)

 > ITC(列車運行管理装置)
 > 自動案内放送装置
 > 単に列車の接近・到着などの自動放送を行うだけでなく、遅延放送や接続放送など、列車運行に合わせたきめ細かな情報を乗客に提供。

 > CTC(列車集中制御装置)
 > CTC駅装置

 > PRC(自動進路制御装置)
 > CTC装置から入力する CTC表示情報を基に列車の移動を追跡し、その追跡結果と列車ダイヤ情報に従って、個々の列車の進路制御を自動的に行います。また、各駅における列車の発着状況を監視、遅延を検出した場合は警報を表示します。以下の制御出力も実行します。
 > 案内放送制御
 > 列車が接近区間に進入した時点で、運行列車の種別に対応した放送文選択コードを当該駅に出力。また、昼夜で音量を調節する制御も出力。

 このページに書いてありさえすれば「***は***の一部!」とも「***は枝葉末節!」とも、ひとことでいうのはむずかしいとわかります。

 一種「登場人物」を整理して、その包含関係(上位下位関係)を確かめてから、中身を読むことにしましょう。

・システム全体の総称は(日本信号さんでは)「ITC」
・「ITC」に、駅の連動装置以下(軌道回路や信号機を含む)は「含まない」

・いま、「CTC」は事実上、「通信を実現する設備」だけを指す、狭い用語と化している

※JRのATOSでいう「最新技術を適用したノード」を両端とする部分(※※)が、日本信号さんでいう「CTC」にあたるとみられます。(そういう見かたをするのが妥当か、意味があるかはさておき、読者が正確な読解を期そうとして用語の定義を確かめる上ではそういうことに、日本信号さんの記述ではなります、の意。)

※「交通技術」を参照しますと(特定の号へのリンクは差し控えます)、歴史的にも「CTC」といって、その実、長距離通信かくやという、通信こそが主な仕事であった(電気局として通信用の電線を管理する話であった)ことがうかがえます。

※※「光海底ケーブルシステム」の両端の「陸上端局」([3177])に置き換えてイメージされると、かなり正確ではないかと思われました。ここだけで、とってもたいへんなシステムなんですよぉ、ということです…たぶん。

・なるほど、軌道回路の状態はすべて、CTC駅装置というI/Fを介して、CTC駅装置からCTC中央装置へという通信を経て、CTC中央装置というサーバーに集約され、その情報をPRC装置と呼ばれるコンピューターが読み取って、判断して、CTC中央装置というI/Fを介して、CTC駅装置に対して「運行列車の種別に対応した放送文選択コード」を送りつけるという、ワー! 「大手町もびっくり」な「長距離での折り返し」による「制御」が恒常的に行われているとわかってびっくりです!

・「昼夜で音量を調節する制御」も、各駅の装置の時計で行なうのでなく、PRC装置と呼ばれるコンピューターの時計に基づいて、PRC装置からの制御で実現されている(各駅としてはまったく介入が許されない?)ことがわかります。もっとびっくりです!


☆「CTC駅装置と呼ばれるノード」を読み解く(仮)


 図の中で律儀に「UPS」まで書かれているのが、ちょっとナイーブっぽくてカワイイと思いました。(個人は感想です。)

・「CTC駅装置と呼ばれるノード」は、やはり「ノード」であるので、仮には、4ポートのLANボードが載っていれば、枝分かれできる! 枝分かれに使う「ノード」は重要なので「UPS」をつけときました! …と読まれます。

 たいへんイカンですが、仮に「けいきゅう」だとしまして、「だいしせんと呼ばれる支線」のLANを、「けいきゅうかわさきと呼ばれるノード」で枝分かれ(分岐)させるんだという、実際の(物理的な)管路の形態いかんというところがあってのソレだろうとうかがわれます。いわゆる「デイジーチェーンと呼ばれるじゅずつなぎ」にあって、枝分かれというのは面倒なソレだと素朴には思われますが、(仮に)4ポートのボード、そして、そこだけ「ルーティング」もできるようにCPUやRAMをちょっと「盛れ」ば(性能のいいのにしておけば)、大昔(※)ほどにはたいへんでなく枝分かれできるのかなぁ、といって「汎よう技術はつらつ事案」…いえ、「汎ようはすごいぞ同盟」のようなものに加わってキセイをば1つ、あげてみようではありませんか。にょほほほっ!([3117]

※わあぃマイクロ波回線! ***マイクロ波回線だーい好き! 「山中の山の上」の中継所で分岐挿入しながら中継だっ!! これにはさすがの山の神([3178])もびっくりです。

 もっとも、CPUだのRAMだのというのは勉強のためのソレで、実際には「そのようなモジュール」を選んで取り付けるというレヴェルでありましょう。

・シスコ「トランシーバ モジュール」
 http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/ifmodule/tmd/index.html

 > シスコ トランシーバ モジュールには、イーサネット、Sonet/SDH、および Fibre Channel アプリケーションをサポートするものがあり、(略)

 > シスコのプラガブル トランシーバは、データ センター、キャンパス、メトロポリタン エリアの各アクセス ネットワークとリング ネットワーク、および Storage Area Network(SAN; ストレージ エリア ネットワーク)に導入することで、簡便でコスト効率の高いソリューションを提供します。
 > シスコが提供するホットプラグ対応インターフェイスには、さまざまな速度、プロトコル、通信可能距離、およびサポート対象伝送メディアがあります。

 レッツ「簡便でコスト効率の高いソリューション」! これで♪きょーおーも でんしゃがはしーる でんしゃがはしーる…いえ、これでキミからきょうも「さまざまなシスコ」だっ!!(謎) もしもシスコさんが遅刻したら…(もっと謎)。

・情報通信研究機構(NICT)「課題3 異なるベンダのROADM(光分岐/挿入装置)相互接続検証」
 http://www.nict.go.jp/reict/robust/theme_3.html

・シスコさんに遅刻してはいけない件
 http://you184.en-grey.com/ccie%E5%8F%97%E9%A8%93%E8%A8%98/

・日本信号「連動装置」
 http://www.signal.co.jp/products/railway/productsinfo/2010/03/post-4.php

・日本信号「列車検知装置」
 http://www.signal.co.jp/products/railway/productsinfo/2010/03/mtd-ad.php

 > 列車検知信号の送信タイミングと受信タイミングの合理性をフェールセーフCPUにより判断し、論理的に列車在線を検出、妨害波による錯誤動作を防止。

 > 調整が不要
 > 位相差や極性の概念がない。さらに、受信レベルの許容幅が広く、環境変化による受信レベルの変動に合わせて検知レベルを自動的に補正する機能(自動追従機能)があり調整が全く不要。

 おおー、これはすごい! といって、(きわめて大局的には)軌道回路が『レガシー』だとはいっても、事実上、「軌道回路という名のデジタルATCのようなもの(軌道回路にも論理部がついているっ!)」に「進化」しているようなものだとも見受けられました。軌道回路を流れる信号の「暗号化」が実装されれば「完ぺき」ではないでしょうか。本当でしょうか。

※「20bit」([3123])で暗号化までは、なかなか可能にはならないとも思えますけれども。

 > 列車進入前後の短絡不良による軌道回路あおりを防止。

 スイッチでいうチャタリングのことでしょうか。

・「チャタリング」
 http://www.marutsu.co.jp/pc/static/large_order/1405_311_ph

 「あおり」と呼ぶからには、「(軌道回路が)あがる/さがる」「あがってはならないのに持ちあがる(あおられる)」といった語感のソレが現場で飛び交っているのかなぁ、と勝手に想像してしまいました。(まったく想像です。)


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