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研究を楽しく「追体験」! 真っ白のキャンバスに虹色の未来を描く方法、教えます。


by tht

[3363]

【自由研究】「県南展」「理数探究」「京都市学校歴史博物館」をあわせて読む(2016年版)

研究 数学 自由研究 分校 公立 ボート 県南展 運河 バケツ


 「県南展」([3339],[3346])の続報でございます。

・つくば市立竹園西小学校「科学研究作品展県南地区展で金賞を受賞しました!」(2016年10月1日)
 http://www.tsukuba.ed.jp/~takezono-we/?p=5375

 > 6年生の「波うつ水の不思議〜ねじれる水から波うつ水へ〜」という科学研究作品が金賞を受賞しました。おめでとうございます。この作品は10月20日(木)〜23日(日)にミュージアムパーク茨城県自然博物館で開かれる県展に出展されることになります。

 おめでとうございます。おめでとうございます。

 > 興味のある方はぜひ会場に足を運んでいただき,今後の参考にしていただければと思います。

 今後の参考にしていただければと思います。今後の参考にしていただければと思います。

 …内容については何もコメント、なさらないんですか? …などと(略)。これではまるで、「なかみはわからないけど(苦笑)、目指せ全国ぜんこくっ」といっているようなニュアンスが出てしまっていて、**にあるまじき…などと(もっと略)。メッソウでございました。

・(参考)
 http://www.keirinkan.com/kori/kori_physics/kori_physics_1_kaitei/contents/ph-1/4-bu/4-1-1.htm
 http://homepage1.nifty.com/kow1/jugyo/2-03.html
 http://ppwww.phys.sci.kobe-u.ac.jp/~miuchi/education/lecture/2012_C2/C2_kougimemo.pdf

 > 自然界には様々の波があり,それぞれの媒質の物理的状態に応じて固有の伝搬速度をもっている。
 > 波動とは,媒質(真空も含めて)の何らかの物理量の局所的な変化が次々と隣接部分に伝わり,非常に遠いところまで届く現象である。

 > 19世紀の初期,スコットランドのJ.S.ラッセルという工学者は,運河に沿って大きなボートを引いていき,急にボートを止めると,平均水面より高い1つの波が発生し,それは非常に長い距離にわたって運河を進み続けることを発見した。

 これっぽいことを調べられたのかなぁ、と想像しました。あらかじめ大部分をお膳立てされたのでなく、きちんとじぶんで問題を発見できた(その上で「専門家」の『確かな助言!』を得た)のならスバラシイ。

・でんじろうせんせい「ガリレオ工房のおもしろ実験クラブ14 つくろう湯船で竜巻」ポプラ社(1999年4月)
 http://www.ehonnavi.net/ehon/38570/%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%82%AA%E5%B7%A5%E6%88%BF%E3%81%AE%E3%81%8A%E3%82%82%E3%81%97%E3%82%8D%E5%AE%9F%E9%A8%93%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%9614%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8D%E3%81%86%E6%B9%AF%E8%88%B9%E3%81%A7%E7%AB%9C%E5%B7%BB/

 > ふだんやりにくい水をいっぱい使う実験でも、ふろ場でやればおもいっきり実験できます。だれでもすぐにやれるたのしい実験を紹介。

 暴風域がきわめて狭い「スーパー台風」と、持続時間がきわめて長い「竜巻」の違いって、なんだろう。レッツおふろでリンゴをかじりながらかんがえてみよう!

・NHK「ノーベル賞 体験から探究心を」(2016年10月1日)
 http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2016_1001_2.html

 > 小学校の教員の多くが、大学の教育学部の出身で、全教科をまんべんなく学ぶカリキュラムを受けてはいるものの、理科や実験の指導法について時間をかけて学んでいないのです。

 > 横浜市立**小学校の教諭、****さん(38)です。
 > 絵の具で別々に色をつけた、真水と、5%、10%、20%の濃度の食塩水をつくり、ピペットで濃いものから順に1本の試験管に入れていくと、きれいな色の層ができるため、子どもたちは喜々としてやるそうです。
 > **さんは、「まずは子ども自身に『なぜだろう』という疑問を抱かせることが大切。そうすると、自然と調べたいという欲求が生まれ、率先して実験や観察に取り組む」と話しています。

 「密度こう配!」([3335])ですね! 絵の具の色ごとの原料を調べたり、適宜、大人向けの(=毒性のある=より多様な物質を使っている)絵の具も併用すれば、混ざった色がもう一度、分離するような実験もできたりするんでしょうか。…気になります!

・朝日新聞「高校新科目「理数探究」、基礎・探究の二段構えに」(2016年5月30日)
 http://www.asahi.com/articles/ASJ5Z5G9GJ5ZUTIL03D.html

 > 理科と数学にまたがる高校の新科目「理数探究」(仮称)のあり方
 > 基礎を学ぶ段階と探究を進める段階を分け、「理数探究基礎」(仮称、1単位程度)と「理数探究」(同、2〜5単位程度)の二つの選択科目で構成する。

 「清く正しい新教科のつくりかた」として手堅いと感じつつも、「一から状況的」([3358])、「幅広いプライマリケア」([2987])など参照。「さあさあこれが基礎ですよぉ」といってしまうと、「基礎を学んだので応用だっ」といって「これでいいですかぁ?」への***がバーンと開け放たれてしまうと心配します。(見解です。)

・朝日新聞「垣根つくらない科学教育 市千葉高」(2016年6月15日)
 http://www.asahi.com/articles/ASJ6F3PWDJ6FUDCB00C.html

 > 学校独自の科目の一つが、物理、科学、生物から選択する週3時間の「探究」だ。うち2時間は大学での教育につながる上級レベルの研究教育。あとの1時間は、外国語指導助手(ALT)が英語で理科の授業を行う。

 本当に「化学」ではなく「科学」なんでしょうか&「物理」「生物」は「科学」ではないとおっしゃるのでしょうか。…本当でしょうか。

・(参考)「つくば竹園学園」
 http://itot.jp/interview/371

 > 実際そういったニーズがございます。

 うーん。「じぶんたちの学校がいちばん!」というアピールのしかたを公立の学校がする必要はなく(≒公立であることの意義をみずから否定しちゃってますよぉ)、(いまは先進的とみなされる)先進的な取り組みは、いずれはあまねく全国に展開できてほしいわけですから、みんなに代わって先に試しているんだという謙虚さのようなものとともに、「(うちのやりかた)いいでしょ? こんなふうにしたくなったでしょ?」という、そちら(教材や学校運営に関する研究成果!)をこそアピールしていただければ…などと(略)。もっとメッソウでした。

・読売新聞「「研究室並み」先端設備も…理科室」(2016年9月27日)
 http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/ichiran/20160921-OYT8T50056.html

 > 京都市学校歴史博物館の学芸員****さん(38)によると、理科室が本格的に造られたのは大正時代。明治時代は教師が本に書かれた内容を読み上げる授業が主流だったが、明治の終わり頃から、児童生徒が自ら実験や観察をすることが重視されるようになり、グループで作業できる大きな机を置いた理科室が設置された。大正時代に入るとさらに増え、「昭和初期には準備室も併設され、今の理科室の原型がほぼできあがった」という。

 さすが学芸員っ。それぞれの時代における普及率や整備費用などもインタビューで即答のうえ、それを記者が書きたくなるように話すという技術もコンピタンスですぞ☆。『第1種ルーツ探し!』として万全でも、普及率を見渡して「一連の普及」を俯瞰する態度というものがだなぁ(略)。そして、理科教育は設備さえ揃えれば自動的に成り立つものでは決してございません。理科室というものが(あるところには)ありながら「**はコワくない!」といってバケツで**…きわめてなんだかなぁ(=1945年現在)。

 > 科学技術の振興による復興が叫ばれた戦後、1958年に行政管理庁(当時)が実施した調査では、理科室がある小学校は41%、中学校は68%。分校になると、小学校は1・6%、中学校は16%にとどまったが、文部省(同)が53年制定の理科教育振興法に基づいて自治体に助成し、全国の学校で理科の授業で使う機器の整備が進んだ。

 本文中で1958年の普及率だけをピンポイントに(つまみ食い的に)示すのでなく、▼通時的に調べて『折れ線グラフ』にされたいなぁ、そして、前半は「部屋」、後半は「機器」といって、ビミョーにずれていますぞ★。視点を1958年に限っても、▼部屋だけあって機器がなかったのか、▼部屋は後回しで機器を揃えた学校があったのかなど、あいまいです。▼児童・生徒1人あたりの○○率、など実効的な数字も知りたくなってまいります。

 > 「充実した施設で実験できて楽しい。目標は生物学者」

 あえて問おう! 実験に飽きても実験し続けられますかっ…などと(略)。そして、理科…に限らず教育は、あらゆる職業の基礎となるものであります。(その中でも、とりわけ理科においては)理科室というものが普及していながら「**はコワくない!」といってバケツで**…きわめてなんだかなぁ(=1999年9月30日現在)。

・京都市学校歴史博物館
 http://kyo-gakurehaku.jp/
 http://kyo-gakurehaku.jp/about/history/img/history.pdf

 > 京都市学校歴史博物館は,「番組小学校」をはじめとする京都の教育の伝統と,学校の運営と創設に力を注いだ町衆の情熱を全国に発信するため,京都市の学校に遺された歴史資料(教科書・文献資料・教材・教具等),卒業生などが学校に寄贈した美術工芸品(絵画・書跡・陶磁器・染織等)を収集・保存し,展示を行っている施設です。
 > 平成16(2004)年12月から博物館相当施設に指定されています。

 なるほど(教育や学校運営の方法の)全国での普及など考えるところまでは守備範囲でないとおっしゃいますか。市中の学校に無造作に置かれてあった文化財などを一元管理するのが目的の施設(博物館機能より「施設」が先行している)だとおっしゃいますか。それはそれでなるほどです。

 「京都の教育史」の年表では、1869年には「部屋」はあって「教科書」はなかったと読めます。本当でしょうか。

・「博物館機能」の概略的なイメージです
 http://www.dino.or.jp/s_muse/m_material01.html

 > 展示や教育行事が優先される.
 > 研究や資料収集および保存が省みられない.
 > 学芸員が充分に配置されない.
 > 学芸員の地位や専門性が認められない.
 > 学芸員は展示物の制作とそのメンテナンスおよび教育活動が主な業務である.
 > 学芸員の多くは行政職または教育職であり,数年で他の部署に異動する場合がある.

 「それが何か?」「わたしの知る限り、どこの博物館もそんな感じだよ?」的なこともアラアナアラアナとは…いいたくないなぁ。うん。理想的な博物館というものはあくまで理想であって必ずしも達成できるとは限らずとも、どのような博物館が理想とされるべきであるのかを、自館や自分の立場からは離れて検討できる専門性を目指さなくなったり、のうのうと「展示物の制作とそのメンテナンスおよび教育活動が楽しい!(わたしはコレで学芸員を目指しましたっ! いま夢がかなって****いっぱい!)」などと述べるようになっては、(機能の廃用[3169]という意味で)博物館機能がすたれますぞ★。「やろうと思えばできるけどやってないだけ」と思っていることは、既にできなくなっていますぞ! …たぶん。


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