・データの『季節変動』を考える ・『直販』が含まれない ・中小零細企業が『量販店で小口購入』か ・みすみす『データをよごして』いませんか? ・ツイッターかく語りき
(約13000字)
恐縮ですが、ヒトコト的なものを呈さずにおられましょうか。
・インプレス「「スタバでMac」は都内だけ?」(2015年12月17日)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20151217_735797.html
> 昨今では、「スタバでMac」と言われるように、モバイル環境でMacを利用するユーザーの増加が目立ち始めている。
> 都内のスターバックスを始めとするカフェでは、MacBook Airなどのアップル製品の利用率が高いといった声も挙がっており、実際、そうした光景はよく目にする。だが、その一方で、大阪や名古屋では、東京ほど、「スタバでMac」の姿は見かけないとの声も聞く。そこで、Macの売れ行きを地域別に算出してみたところ、興味深い結果が出た。
> BCNの調べによると、PC(デスクトップ+ノート)の2015年11月のエリア別販売台数シェアでは、東京圏において、アップルが18.8%のシェアを獲得。NECに次いで、第2位となった。首位のNECとの差も4.5ポイントにまで迫っている状況だ。都内の量販店でもアップルコーナーの拡充に取り組んでいる例が見られ、需要の広がりを下支えしているとも言える。
「ノート」だけのデータを使わなくてよいのでしょうか。また、BCNでは「ネットブック」が別のカテゴリに分けられているようです。本来、「ノート」+「ネットブック」を見なければ、所望の相関は明らかにできないといえましょう。
…と、「ヒトコト」では終わらないことがわかります。
・[3088] 「ドスパラ調査」を読み解く(仮)
> 調査を外部委託すれば、それなりに(調査パネルや登録モニターが「PC自作」に興味があろうとなかろうと)そこそこの男女比で上がってくるはずですから、極端に女性が少ないということはないはずでありつつ、とはいえ直近の購買データや市場調査なども加味して、男女半々ということもないだろう(男性が多いという実態に合わせて調査サンプル数も決めるだろう)、と見ることができます。
> 委託されたとみられる調査会社の名誉のためには、こんなの、調査結果を受け取った側のリテラシーの問題だろう、こんなもの(※)、などと言い放つこともできそうですが、いえいえ、現実には、一般にこれが標準的な水準ではないでしょうか。本当でしょうか。(調査というものは、たいへん難しいものなのだということ自体が、そもそも一般にはあまり知られていません。「調べるだけの簡単なお仕事」とすら、思われているかもしれません。決してそうではありません、ということを、まずは知っていただきたく。)
似たような話で、調査会社から買ってきたデータを使う側のリテラシーといいますか、記事の質いかんによってBCNランキングまでもが疑われかねない、ひいては、BCNランキングへのPOSデータの反映を「お客さま」が意識して、すなわち、ただちに悪意とまではいえずとも意図的に販路を選ぶような「お客さま」が大半を占めるような状況が万一にも生まれてしまっては、BCNランキングは成り立たなくなります。データを使うということは責任重大です、と実感されましょう。
★データの『季節変動』を考える
・なるほど統計学園高等部(総務省統計局)「季節的な動きを除去」
http://www.stat.go.jp/koukou/trivia/careers/career9.htm
> 季節変動はなぜみられるのかというと、世の中のモノの動きには天候や社会習慣等に起因する以下のような季節的な要因(季節要因)が含まれているためです。
「PCの販売台数」についても、同じですね。
一般にPCのシーズンは8〜9月(グローバルにフレッシュマン)、12〜1月(グローバルにホリデー〜
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