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技術的には残念かもしれない続報です。
・朝日新聞「JRの自動音声「中の人」交代 駅名など新たに録音」(2015年4月27日)
http://www.asahi.com/articles/ASH3Z5226H3ZUTIL02R.html
> まもなく1番線に快速東京行きがまいります
> 駅で流れる「自動音声」の案内放送。首都圏のJR駅では行き先や駅名、時刻などの音源データ計4千種類を組み合わせ、男女の声で放送する。昨年11月には男性の声の主が交代。「2代目」への更新作業が進む。
> 現在、首都圏のJRで同じ音源が使われているのは、東京、埼玉、神奈川のほぼ全駅と、千葉、栃木、茨城の一部を合わせた計約300駅。それぞれ男女の声優が吹き込んでいる。
> ほとんどの駅は上りと下りで男女の声を使い分け、列車の接近や到着、出発などを知らせる。臨時列車の運行などでその都度、新語が必要になり、声優は年2〜3回、音源を吹き込む。
> これらの駅の自動音声は、1996年から各路線に順次導入された列車の運行管理システム「ATOS(アトス)」に連動している。ダイヤに合わせ、自動で音源データが選ばれる。ATOS以前にも、複数の駅で自動音声は流れていたが、JR東日本は「最初に使われ始めた時期など、正確な記録は残っていない」とする。
※埼京線、京葉線、新幹線、ぐらいまでしか(JRには)記録はないのではないでしょうか。
> 録音を担当した音響機器メーカーが「落ち着いた声を持ち、15〜20年後も同じ声質で仕事ができる年齢の声優」十数人を候補に挙げ
> 2013年8月に計6日間かけて、約4千の音源データを録音。「ご乗車」「回送」など、単語ごとに吹き込むため、「文章になった時をイメージしたが、リズムが取りにくかった」と振り返る。
> 吹き込んだ中には、「ドアが閉まります。ご注意下さい。次の電車をご利用ください」と呼びかける長めの音源もある。
2002年2月に、こんなやりとりをしていました。
・[1672] かち さん
> これは音声自体をコンピュータで作ったと言う事なのでしょうか。
> それとも、アナウンサーが吹きこんだ音声をコンピュータでつぎはぎして作った放送という意味なのでしょうか。
> しみずさんの「発車ベル使用状況」の中でATOSのアナウンスの
> 声をやっている人の紹介があったものでご質問させていただきました。
・[1673] 私(tht)
> 音声合成のソフトウェアが改良されたのか、合成はやめて肉声録音に転じたのか、判断がつきかねます。
> 音声合成のソフトウェアが進歩して自然になった、ということを信じたいのですが、実際はどうなのでしょう。
4年後の2006年1月、こう述べました。
・[2562]
> 音声合成の技術が一段と進化した、というのが正解なのでしょうか。新しく増えた音声でも、継ぎ接ぎ以外の部分で不自然な点が散見されます(※)。やはり、プロがこんな発声をするはずがない、というトップダウンの発想で聞きますと、いくら健闘していても合成は合成だと思えてきます。
> ※「○番線に」「この列車は」などのイントネーションが、放物線のようにきれいすぎる(つくりものっぽい)カーブになっています。まるで文脈や意味を考えていない機械的な抑揚で、人間らしくありません。
2014年10月にも、わからないなりにああでもないこうでもないと悩んでいます。
・[2942]
> 2011年度、東日本大震災の後、部分復旧した区間での運転に際して追加が必要となった「亘理行きがまいります」の「音片」と、武蔵野線でのATOS導入にあわせて用意された「音片」(吉川美南に関するものを含む)が、最後に作成されたものとみられます。(仙台では、音質が良いために、声質の違いが目立つのでしょう。)後述しますが、2012年度からは、これまでと同じ声質での新しい「音片」の作成がいっさいできない事情が発生していると考えられます。
上掲の記事では、今般お目見えした新しい音声が、2013年8月に録音されていたことが明かされています。2013年度に入ってから契約されたのだとすれば、「いっさいできない事情」は2012年度に限って生じていたとみられます。いわば「空白の1年」が生じた背景には、広い意味では、東日本大震災の影響もあるのでしょうか、ないのでしょうか。
・[2942]
> 今後、あらゆる行先や種別の案内に対応すべく、膨大な数の「音片」を順次、拡充していくのでしょう。
これまでに導入された英語アナウンスがパイロット版のようなものだとすれば、いままさに「音源データ計4千種類」を逐次対訳した英語の音声を4000種類(!)録音しているか、録音を終えて、つながりを確かめてデジタルアナウンスマシンを仕立てているところ、かもしれません。
しかし、(技術的には)残念です。
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