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空から見てみようZERO

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発行:2016/5/13
更新:2018/5/20

[3277]

【空から見てみようZERO】

空から昔の高品町を見てみよう(1956年・1963年・1970年)

公営住宅 開発行為 貝塚 空中写真 東千葉駅 分譲 インターチェンジ 賃貸


(約3000字)

 [3276]の続きです。

[3276]
 > 少し離れたところにある電力会社の変電所から、東千葉駅までつながる送電線の鉄塔が建てられており、送電線と鉄塔の(現在の)管理は電力会社ですが、歴史的に、国鉄の用地が供されたとみられます。

※鉄道が電化されたり、電気鉄道が新しく敷かれたりするまで、地域内の送電線は細いんだという話([3183],[3192])も、それとなく参照。

 実際に、国土地理院の空中写真を参照して確かめてみましょう。

・国土地理院「USA-M316-80」(1956年3月8日)
 http://mapps.gsi.go.jp/maplibSearch.do?specificationId=28903

・国土地理院「MKT634X-C9-3」(1963年6月23日)
 http://mapps.gsi.go.jp/maplibSearch.do?specificationId=429938

 高品や貝塚の地形がよくわかります。そして、1963年6月の空中写真では、新しい千葉駅が4面8線で完成(同年4月に開業)している一方、もとの千葉駅がそのまま残っていて、まだ「現在の東千葉駅」にはなっていないようすがみられます。

・ウィキペディア「総武本線」
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%8F%E6%AD%A6%E6%9C%AC%E7%B7%9A

 1965年9月に千葉−四街道間が複線化・自動信号化されたとのことで、これにあわせて旧千葉駅の線路も整理しながら、新しい千葉駅の留置線など造っていったと推定されます。東千葉駅の開業は1965年12月とのこと。

 さらに、1963年6月の空中写真では、まだ送電線の鉄塔もみられません。千葉−佐倉間の電化は1968年3月とのこと。

・国土地理院「MKT704X-C9-4」(1970年6月28日)
 http://mapps.gsi.go.jp/maplibSearch.do?specificationId=545626

 途中のようすはわかりませんが、1970年6月の空中写真では、おお、高品の高台の西の端が道路で分断されつつ、送電線が見えます。送電線が見える以上は鉄塔も建っているはずだと決めつけます。

 そして、東千葉駅の周辺の土地利用の状況もよくわかります。確かに、この時点で、ただちに東千葉駅をもっと東へ、というのは、決断のむずかしい話であっただろうとうかがえてきます。また、そのため、現在の高品町の自然環境が(結果的に)ある程度、保全されてきたというのも、貴重なことだったと、いまとなってはわかります…たぶん。

・Google ストリートビュー 「高品の高台の西の端が道路で分断」付近
 https://goo.gl/maps/Hnbd8yg4hfR2
 https://goo.gl/maps/preoJrRHxMs
 https://goo.gl/maps/78YaHwctYJn

 さほど古いとは感じさせない擁壁ですが、1968年までにはできていたといって、その実、だいぶ古いんですね。そして、うん。そっくりな景色を見たことがあるなぁ、と思い出されます。

・Google ストリートビュー 「そっくりな景色を見たことがあるなぁ(1)」付近
 https://goo.gl/maps/hzzGiaPcqnF2

・Google ストリートビュー 「そっくりな景色を見たことがあるなぁ(2)」付近
 https://goo.gl/maps/AMW8tMH6ocn
 https://goo.gl/maps/s6qiKhUL79P2
 https://goo.gl/maps/bNPy1hRc5qB2

 ▼ニュータウン(※3)なんて、過去のものでしょ、というのも、▼いまから新規の開発行為はいっさいまかりならん、というのも、どちらも素朴すぎて極端すぎると感じられます。もともとの自然環境(≒生態系)を分断せずにまとめて保全しながらも、人が住んで(※1、※2)、というのが、千葉市内では各所で、いま、これから必要とされてくるわけです。

※1 こう、中心市街地に近い場所にいきなり地図上の空白っぽい地域がありますと、「千葉市内の山林に×棄したとして」的な事件などの不安があるわけです。ほどよく開発されて、空白が埋められたいと期待されます。

※2 千葉市近郊では、おゆみ野など、戸建て住宅に偏重しており、他方、時代が変わっても団地(賃貸の集合住宅、の意)は必要とされ続けます。建て替えの際に、安易に「民間」で「分譲」だというソレに建て替わってしまうと、いろいろなもののバランスが崩れかねないのではないかとも思われてきそうです。(見解は個人です。)

※3 近年、民間の建てる賃貸住宅の、なんと質の低くえげつないこと。民間というのは、なるべくしてそうなっていくという面が否定できません。いつの時代にも『模範』としての公営住宅や公団が必要とされ続けると思われます。(あくまで実感です。)

 高品町でも、山1つ、まるごと公園にするなどしつつ、団地の建て替えで若い世代も住むようになりつつ、というような秩序のあるソレが進んでいくとよいですね。仮には『高品城址公園の森』にアオバズクが生息できれば、それでいいんです。

・ウィキペディア「大船PX」
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC1%E6%B5%B7%E8%BB%8D%E7%87%83%E6%96%99%E5%BB%A0#.E5.A4.A7.E8.88.B9PX

 > 大船PXは昭和40年(1965年)から順次接収解除され、昭和42年(1967年)に全面返還された。
 > 国鉄(現・東日本旅客鉄道)根岸線の開通とともに本郷台駅が開業、駅周辺には横浜市や日本住宅公団(現・都市再生機構)による高層住宅が建設された。

 だいたい同じ時期の擁壁や道路とのこと。どうりで似ているわけです。納得です。

 余談ですが、「そっくりな景色を見たことがあるなぁ(2)」の道路は、これで「50キロ」で運転できる道路なんですよ、といって、よこよこ…いえ、「横浜横須賀道路」のほうなど眺めてみます。ニュータウンの外周をぐるっと、北は舞岡まで周りつつ(道幅が狭いところは「40キロ」ですが)、東側では「横浜横須賀道路」のインターチェンジに接続しています。本郷台駅の付近では「40キロ」になっていますが、「50キロ」の区間と同じように中央分離帯があります。

・Google ストリートビュー 「50キロ」付近
 https://goo.gl/maps/BAMMQ6pXAMB2
 https://goo.gl/maps/wMLsVsJzpEC2
 https://goo.gl/maps/aAbcYnMAazy
 https://goo.gl/maps/oD9NPJq1Lwx

 高品町の道路も「50キロ」で、だから高台を分断する擁壁が築かれてあるんですね、駅や住宅地は高台の上で完結するような計画でもあったんですね、と想像したくなります。本当でしょうか。

※擁壁に歩道橋を架けるための『名状しがたい予備的な構造のようなもの!』は…見当たりませんねぇ。


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