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[2993],[2994],[2995]の続きです。
・横浜市 政策局 『調査季報』92号「横浜の民営バス 東京急行バス部門における新しい試みを中心に」(1987/1)
http://www.city.yokohama.lg.jp/seisaku/seisaku/chousa/kihou/92/kihou092-050-059.pdf
> デマンドバス・東急コーチ
・個人のページ「東急コーチの歴史」
http://www2.pm-sf.tepm.jp/~naka3/coach_rekishi_1.html
・国土交通省「平成14年度 都市バス等再生事例調査 事例(2)−東急バスナビゲーションサービス」(2003年)
http://www.mlit.go.jp/jidosha/topics/bus_saisei/bus.html
http://www.mlit.go.jp/jidosha/topics/bus_saisei/bus2.html
http://www.mlit.go.jp/jidosha/topics/bus_saisei/busroke02.pdf
> 東急バスは、1975年に「東急コーチ・デマンドバス」を導入した他、カード式回数券システム、ターミナル駅へのバス接近表示盤の設置など、
> バスの欠点である遅延運行の慢性化を解消し、利用者の利便性を向上させ、利用促進を図るとともに、バス事業者にとっては運行管理が容易になるようなバスシステムが求められた。
> 近年普及率が飛躍的に向上したインターネットや携帯電話のiモードによるバス情報の提供システムの導入を2001年6月より本格稼働することとなった。
※いまなら「近年スマホ」ですね、わかります。
> [接近到着予測時分情報]乗車する停留所に接近してきているバスが何分で到着するかを時分表示
> [目的地所要時分情報]乗車停留所からの各停留所到着予測所要時分を表示
簡単には「遅延運行の慢性化」を解消できない状況下、いわば「気の利いたアプリ」で「お客様」の利便性(イライラしないということも含む)を高めようとした、ということですね。
「遅れそうだから早めに出る」という「見切り発車」が許されない限り、「遅延運行の慢性化」は絶対に解消できません。だからといって「間引き運行」もできず、「運休」にすれば統計上(他社との比較の上で)、マイナス点(わるい評価)が付いてしまうような後ろめたさもあるのでしょう。間引かなければいよいよダンゴになって、さらに遅れ時分が増大します。いわば、遅れるべくして遅れているのです。
一足とびに全国の路線バスがこぞってデマンドバスに代替できる、などとは夢にも思いませんが、それでも理想としては、「お客様」としては「バスに乗ってどこそこに行きたい」と念じるだけで、バスからのなんらかの応答があり、待つか待たないかぐらいの簡単な判断だけが求められる状況が望まれることは確かだと思います。そのための第一歩として、運行状況や遅れ時分、バスのロケーションを「ありのままに全部見せる」というのは、「お客様」の処理能力を超えてしまっていると思います。つまり、第一歩が間違っているとも感じるのです。
超高層ビルのエレベーターでもないですが、運行状況も遅れ時分もブラインド(非表示)にしてしまって、「いま行きます」「もうすぐです」ぐらいの「ファジー(笑)」な案内で済ませることが、実はもっとも簡単に「お客様」のイライラを解消できる策なのかもしれません。毎日のように「遅れまして申し訳ありません」と繰り返されては、遅れることはとんでもなくよくないことなんだという、一種の「記号」(symbol)として刷り込まれてしまいます。どこかである列車が遅れたことが、自分にどれだけ影響するのかすらも考えなくなってしまい、遅れていると聞いただけでイライラするという条件反射にもなってくるでしょう。(現に、なっているでしょう。)これを、アプリで解決できるなどと考えていては、いけないんです、たぶん。
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