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(約3000字)
[3031],[3060]に関連する話題です。
・NHK「東京駅地下に謎の巨大空洞 地下トンネルの一部か」(2015年7月19日、18時21分)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150719/k10010159251000.html
> 空洞が確認されたのはJR東京駅のすぐ北側の国道1号線の真下にあたる付近で、NHKの番組「ブラタモリ」の取材中に偶然、見つかったものです。空洞は幅6メートル、高さおよそ5メートルの穴が2本並んでトンネルのようにおよそ50メートルにわたって掘られています。
> 昭和40年ごろに、当時計画のあった地下自動車道路の一部として掘られたとみられますが、一度も使われたことはなく詳しい資料も残されていないということです。
> 東京メトロによりますと、平成13年に穴を開けて安全性などを調査したという記録が残っているということです。しかし、その際にどこに穴を開けたかは記録されておらず、再び中に入れない状態となっていました。
まず、▼好奇心旺盛なタモリさんさすが、▼タモリさんを信用してあちこち見せてくれる東京メトロの広報さんさすが、そして▼NHKの番組だから見せてもらえるという面もあるということから、NHKもさすが、といえますね、わかります。
場所は、東京メトロ東西線の大手町駅と日本橋駅の間や、両駅(すべて国道1号線の地下です)のあたりですね。単に「『謎』の遺産」として見るだけでなく、場合によっては、東西線の大手町駅の拡幅や線増、2つの駅の統合、「開口化」(電車の乗り場まで太陽の光や自然の風が入るような構造での改築)などに資するものになるかもしれません。「夢」([3043])がひろがりますねぇ。
※現地の地上を「徒歩で歩く」とわかりますが、うーん、こんなに道路ばかり広くなくても、と思わせられます。いま、端的に、横断歩道を渡り切れなさそうでコワイです。また、ほかの道路が続々と完成して「道路網」(ネットワークとしての)が拡充されてきた分、この場所で「国道1号線」がここまで大きくなくてもよいのではないか、とも感じます。あるいは、駅前広場がこれまで狭かったため、駅から利用客をすべて締め出しても(東日本大震災では実際に締め出されました)道路上に「滞留」できるよう(できたんでしょうか?)、必要な面積の算定に入れていたのかもしれませんが、本来の駅前広場、それに地下空間の拡充が完成しつつあり、これまた滞留の機能を道路には求めなくてもよくなってくるのではないでしょうか。
それはそれとしまして、千葉駅についてもこれまで触れていますように([3031],[3060])、また鉄道に限らず、民間(公社など含みます)で文書主義がきちんと浸透したことがいまだかつてほとんどないとみられ、つい最近ともいえる2001年(平成13年:たった14年前です)の「調査」ですら、きちんとは記録されなかったということです。
このころ、営団地下鉄(営団)としては民営化(2004年4月)を控え、てんやわんやだっただろうという事情はあるにしても、民営化の前後で資料や人材の散逸が起きて困るということは、NTT(1985年4月)とJR(1987年4月)のケースから(それなりに)わかっていたはずで、また、ちょっと違う例としては都庁の引っ越し(1991年4月)でもたいへんだったはずで(テレビのニュースでは、日通のスタッフがひたすら資料や物品の箱詰めと運び出しを、前日の夜に=一夜にして行なうようすが報じられていたと記憶します)、そうしたところから「たいへんらしい」「なんとしても防がなければ」と奮起される、そして民営化の前後を通じて担当される、そうした人(いまでいうCIO:最高情報責任者のような)が必要だった(のに、いなかった)、ということが考えられます。
・日本通運「ANNUAL REPORT 2008 2008年3月期」(2008年)
http://www.nittsu.co.jp/ir/pdf/library/anual/2008_j_n.pdf
> 1991年(平成3年)
> 東京都庁移転作業を実施
> 2000年(平成12年)
> 省庁再編移転作業を実施
※記憶違いではありませんでした。ホッ。ただ、ニュース映像の記憶は、2000年のものもごっちゃになっているかもしれません。いわゆる「大きなものや重たいもの」を「運ぶ」と称して日通が輸送するときは、いつもニュースになっていますよねぇ。荷主をウンといわせ、そして報じてもらうということなのかな、と思いますが、社会科の勉強になって好適です。これまた「(輸送経路やスケジュールを)秘匿したから安全」などということには安易にせず(まあ、どうしても必要なことも、たまにはあるでしょうけれども)、セキュリティもしっかり、公開もしっかりという「両立」を続けていってほしいものです。
・「大きなものや重たいもの」
http://www.koetatsu.com/scene.html
http://www.koetatsu.com/sellcd.html
※300字まで(1分)、納期2週間で「6,300円!」! これは安い! …いえいえ、本当でしょうか。それでも十分安いとは思います。(感想は個人です。)いま、鉄道のアナウンスを「研究」するなら、「研究費」(「自腹」ではダメ)でナレーションを「発注」(しかも比較のため何通りも)するくらいでないと「研究」とは呼べないでしょう。「ちょっとアナウンスがうまいっぽい人」に頼んで「内製」していてはエレガントではありません。40万円あれば…([2965])。「自由かっ達」な研究といって、その実、データドリブンである以前に「研究費ドリブン」なんですね、わかります。
そうした「きわめて忙しい」時期と重ならなければ、それなりにきちんと資料がまとめられて保存されたとみられます。▼民営化に関する業務に追われて後回しになった、▼民営化に際して誤って資料が廃棄された、▼資料は引き継がれたが担当が引き継がれず、通常の重要でない書類と同様に扱われ、一定期間後に処分された、といったことが考えられます。そして、こうしたことを暗に指して「詳しい資料も残されていない(資料はあるが詳しくない:調査前に作成された資料だけがある?)」「どこに穴を開けたかは記録されておらず(調査後に作成された資料はあるが開けた穴については記録されていない?)」と、きわめて厳密な表現で伝えているところが、これまたさすがといえます。
・[2954]
> 東京メトロでいまさら「新〜」という呼び方をするのは、にわかには信じがたいことです。「CS-ATC」および「新CS-ATC」を担当する部署が、相当に若い(営団時代からの蓄積をいったん断絶した、新設の部署になっている?)のかな、などと想像してみたり、みなかったりします。
組織が「若返った」としたら、(一般には)ただちに「民営化してよかった」という話になるのでしょうが、継続性が重要となる業界では、大幅に、いきなり、若返ればいいというものでもないということがわかります。たいへん難しいものです。(「10年問題」[3030]も参照。)
※そして、千葉駅もタモリさんに見てもらいたいなぁ、などと思ってみたりみなかったり。万一にも「レンガ(ただし砕いてしまった後)」だったら、どうするんでしょう?
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