フォーラム - neorail.jp R16
発行:2014/10/25
更新:2018/9/3

[2965]

Re:[2963] 「曲がりボーリング」と「鉄算用」


(約7000字)

 [2963]で触れました、東京メトロ東西線・南砂町の工事に関して補足です。

[2963]
 > と、特段、目新しい工法が使われるというわけでもないのでしょうか。

 ちょうど、こんな記事が出ました。

・日経BP「混雑率ワースト返上なるか、東西線で進む大改良」(2014/10/24)
 http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/knp/news/20141021/680809/?P=5

 > 駅周辺は地盤が軟弱なため、掘削の前に既存の駅部分の下も含めた地盤改良を施す。
 > 地盤改良は、地下に差し込んだパイプからセメントを超高圧で噴射し、回転させて周りの土とかき混ぜる「高圧噴射撹拌(かくはん)工法」を採用。既存の躯体の下もこの工法で地盤改良するが、駅の下には地上から直接パイプを差し込むことができないため、軌道部分に小さな穴を開けて施工するという。

 「あわせ技」といいましょうか、地下鉄の駅を後から拡張する工事としては目新しいものの、個々の工法自体は目新しくない、と理解してよいでしょうか。一方、シールドトンネルを一部壊すことになる木場駅の工事は、きちんと目新しいといえます。(「世界初」とのことです。)

※もっとも、こんな工事が後世、必要になるというのは、建設当