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【研究ホワイトボックス】

研究を楽しく「追体験」! 真っ白のキャンバスに虹色の未来を描く方法、教えます。
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発行:2017/8/27
更新:2020/2/21

[3538]

東京新聞「夏休みのラスボス」ほかを読み解く(談)


表4 単位:%(上掲「グラフ4」の画像より)
表4改 「わからない」を除く割合および正規化「わからない」(上掲「グラフ4」の画像を基に作成)
表4改々 表4改の3変量間における相関係数
表4改々々 表4改の3変量を用いたk平均法(k-means)における「BCSS / TSS」の挙動(k=2,3,4)
表4塊 k平均法(k-means)による非階層的クラスタリングの実行結果(k=2、nstart=500)
表4塊 k平均法(k-means)による非階層的クラスタリングの実行結果(k=3、nstart=500)
表4塊 k平均法(k-means)による非階層的クラスタリングの実行結果(k=4、nstart=500)

(約11000字)

 8月も27日になりました。(先述の)教科としてのソレでなく、現時点での実地での自由研究というものは、まず、市町村そして(とりあえず)都道府県までのレヴェルでの話題であります。そういうわけで▼東京新聞、▼佐賀テレビ、それに▼共同通信の記事のほうなどポヤンと眺めてみます。


・東京新聞「夏休みのラスボス・自由研究攻略法 意欲次第、短期間でも充実」(2017年8月25日)
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/201708/CK2017082502000197.html

 > どうすれば、やる気を引き出せるのか。玉川大脳科学研究所(東京都町田市)のエム元**教授(51)は「自分で選んだという感覚があると、つまずいても何が問題だったのかを考え、次につなげることができるものです」と言う。

 > エム元教授の研究グループは、ストップウオッチをちょうど五秒で止めるゲームの実験に取り組んだ。使うストップウオッチを自分で選んだときと、決められたものを使うときで比べると、自ら選んだ方が成績が良かった。さらに、嫌なことがあると活動が低下する脳の部分を磁気共鳴画像装置(MRI)で測定すると、自分で道具を選んだときは、ゲームで失敗しても脳の活動に変化はなかった。

 デスヨネ〜。磁気共鳴画像装置 うそ つかない。…たぶん?

 > 限られた時間でテーマを見つけるにはどうしたらよいだろうか。「**ママ」こと教育評論家の****さん(70)によると、キーワードは「疑問」だ。

 70歳だったんですかッ&そっちですかっ。(恐縮ではございました。…なにげに『過去系』だし!)

 > それでもテーマが決まらないときは、インターネットや書籍を参考にする手もある。

 いま明確に、違いますよ。そもそも参考にしないといけないんですよ。サーベイせずに研究を始めてはいけないのですよ([3530])。うん。(いま明らかに見解です。)最初からインターネットを参考にしなはれよキミたち…じゃなくて、総務省統計局なるほど統計学園はインターネットで提供されているのですよ。…その発想はなかった!(棒読み)「インターネット=イコール=×××!」って、2000年ごろの発想ですよね。記者が入社したころの認識そのまま時間が止まっているのではありませんこと? あらヤダー。(棒読み)

※「ラスボス」からの「攻略法」などと見出しをつけることを許されながらの記事ですから、想定する読者と同じ世代の記者がリアルに「じぶんも知りたい」と思われながら取材されたのではなかろうかと、このように想像してみるところではございます。この世代のひとにとってのインターネットって、いつまでもインターネットなんですねぇ。…インターネットとねぇ。

[3530]
 > いま、静岡県総合教育センターの論文集(児童・生徒の「理科研究論文」作品集)を対象に、「Google検索」を使って全文検索します。

 > あえて高校生の作品も混ざって出てくるのが、かえって「いい感じ?」のサーベイ(先行研究の体系的な閲読)の手助けになりそうです。

 > 「他県」の作品を参考にしたといっていいんかい(本県の何かが丸つぶれですぜ★)

 > 「謝辞」として「静岡県総合教育センターがインターネットで公開している理科研究論文集を参考にしました。ここに記して謝意を示します。」と書くくらいがちょうどいいんですかねぇ。(※現時点での仮の見解です。)

 > そして、そのような謝辞も添えられて、しごくまっとうな作品が提出されてきた場合、学校のせんせいや審査員としては、(作品展に出すと決まった段階で)静岡県総合教育センターに一報しておくのが、オトナとしての礼儀でもありましょう。ま、そこは教員の仕事です。保護者が個々に一報するほどではあるまいて(=されても静岡県総合教育センターさん、多すぎて困っちゃうだろうて)。んだんだ。

・ご注文は「閲読」とはにわが知りたいですか??
 http://thesaurus.weblio.jp/content/%E9%96%B2%E8%AA%AD

 > 書かれた言語メッセージを理解する認知過程
 > 注意深く詳細に調査する、あるいは考察する

 わかるまで読む(=わからないことがあれば調べながら読む)ということです。

・「体系的」とはにわ
 http://thesaurus.weblio.jp/content/%E4%BD%93%E7%B3%BB%E7%9A%84

 > 明瞭で一貫した方法で自己を思案し表現することができる
 > 順序と計画によって特徴づけられる

 漏れ(見落とし)のないように、見取図のようなものを頭の中に描きながら一連の関連研究(論文)を閲読しようということです。また、どこまでが一連なのかわかるまで読むということです。このためには、必ずしもどんぴしゃではないものも読む必要があるとわかります。…いえ、わかってくださいオネガイシマス。(棒読み)


・共同通信「親も大変、夏休みの宿題 感想文や自由研究に関与2割以上」(2017年8月23日)
 http://www.47news.jp/news/2017/08/post_20170823070105.html
 http://www.at-s.com/news/article/topics/national/393998.html

 > 調査は昨年9月、小学1〜6年の子どもを持つ保護者720人を対象にインターネットで実施。

 うーん。どのようなサンプルなのか、この記事だけではわかりません。

・「「夏休みの宿題調査」多くの保護者が子どもの夏休みの宿題をサポート」(2017年7月24日)
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000589.000000120.html

 > 通信教育講座「****」では、夏休みの宿題に関する親子の取り組み把握を目的に、2016年に全国の小学生の子どもをもつ保護者720名に「夏休みの宿題」についてアンケート調査を行いました。

 えーっ。自社サービスの会員だけがサンプルなんですかっ&本当ですかっ。

 > 全国の小学1年生から6年生の子どもがいる保護者720名

 「インターネット調査」という、最も外枠の「方法」にしか言及しない表現でしか説明されておらず、詳細がきわめて不明です。▼自社サービスの会員が対象の調査ではなく調査会社に委託したのか、▼本件通信教育サービスとは無関係ではあるが自社グループで有しているパネル(モニター)へのアンケートなのか、▼メールマガジンなどの購読者を対象とした自社サイトでのアンケートなのか、(この資料では)まったく不明であります。自動的に、最もひどい3つ目を念頭に、この資料を読むということになりましょう。(…だって詳しい説明がないんですもの! 自動的にはワーストをとるべきだよね☆ちゃんと知ってるよ。)

 > 2割を超え
 > 「親が全てにおいて、助言・一緒に制作した」と回答した人の数値

 https://prtimes.jp/i/120/589/resize/d120-589-231562-9.jpg

 「グラフ4」の画像からは、5つの選択肢が読み取れます。

 > 「親が全てにおいて、助言・一緒に制作した」
 > 「親が方法について助言をし、それ以外は子供にやらせた」
 > 「子供から助言を求められれば助言したが、ほとんど親は関わらなかった」
 > 「全て子供に任せて、親は宿題には関わらなかった」
 > 「わからない」

 選択肢の表現はこなれていない感もありますが、いいえ、支障なく回答いただく(=「わからない」「無回答」をゼロに近づける)には、このようなグダグダな選択肢にしないといけないのかもですよ。本当でしょうか。

 「自由研究(工作)」「自由研究(調べ学習・レポート)」については、以下の割合が読み取れます。

■表4 単位:%(上掲「グラフ4」の画像より)

自由研究
(工作)
自由研究
(調べ学習・レポート)
親が全てにおいて、助言・一緒に制作した23.224.5
親が方法について助言をし、それ以外は子供にやらせた42.743.7
子供から助言を求められれば助言したが、ほとんど親は関わらなかった21.217.7
全て子供に任せて、親は宿題には関わらなかった10.99.4
わからない2.04.7


※「わからない」とはいかなることかといって、祖父母に任せたとか、配偶者に任せたとか…ゲフンゲフン。(公的な)「相談会」や「夏の学校」に行ったとか、(民間の)理科教室や近所の大学生に見てもらったとかいう選択肢はないので、答えようがないともわかります。

 「わからない」「無回答」を除いてからの、3つ目と4つ目の計が『親が関わらないようにした』割合とみなせるとは思われましょう。「(工作)」では32.1%(「わからない」を除いたうちでは32.8%)、「(調べ学習・レポート)」では27.1%(「わからない」を除いたうちでは28.4%)となります。「わからない」を除いて、「(調べ学習・レポート)」では71.6%が『親のほうから関わった』、同じく「わからない」を除いて(1つ目から3つ目までの計)90.1%が「親が助言した」としていることがわかります。

■表4改 「わからない」を除く割合および正規化「わからない」(上掲「グラフ4」の画像を基に作成)

親は関わらないようにした親は助言しなかったわからない※
算数や漢字のドリル0.7810.3640.048
音読0.7640.4250.143
日記・絵日記0.5840.2620
植物等の観察0.5600.2340.048
その他0.5050.2090.270
自由研究(絵画)0.4380.1881
自由形式の作文0.3540.1881
自由研究(工作)0.3280.1110.317
読書感想文0.3070.1370.571
自由研究(調べ学習・レポート)0.2840.0990.746


※「わからない」は、宿題の種類ごとの「わからない」の割合の最大値で正規化しています。回答者が極端に少ないもの(宿題の種類)はないということを仮定しています。

 学年とのクロス集計を…といって、その実、宿題の種類そのものが学年の違いをそこはかとなく反映しているとも思えるので、明示的に学年とのクロス集計をしなくてもポヤンとはわかるかなぁ的な淡い期待にございます。…淡いなぁ。(棒読み)

■表4改々 表4改の3変量間における相関係数

親は関わらないようにした親は助言しなかった
親は助言しなかった0.97
わからない-0.69-0.57


・散布図のイメージです
 https://neorail.jp/forum/uploads/kmaessa_summer_homework.gif

 実際に散布図を描いて眺めてみていただくとわかるように、相関係数1つで云々できるような分布(の形)ではございませんことよ。…けーまえ! オッ、きょうははぶりが(以下略)ということで[3524]など参照。

■表4改々々 表4改の3変量を用いたk平均法(k-means)における「BCSS / TSS」の挙動(k=2,3,4)

kBCSSTSSBCSS / TSS
21.3191.7620.749
31.5451.7620.877
41.6451.7620.934


※あえて分けるなら3つ(k=3)ですね、わかります。…本当でしょうか。

■表4塊 k平均法(k-means)による非階層的クラスタリングの実行結果(k=2、nstart=500)

C2C1
自由形式の作文算数や漢字のドリル
読書感想文自由研究(工作)
自由研究(調べ学習・レポート)音読
自由研究(絵画)日記・絵日記
植物等の観察
その他


■表4塊 k平均法(k-means)による非階層的クラスタリングの実行結果(k=3、nstart=500)

C1C2C3
自由形式の作文読書感想文算数や漢字のドリル
自由研究(調べ学習・レポート)自由研究(工作)音読
自由研究(絵画)その他日記・絵日記
植物等の観察


■表4塊 k平均法(k-means)による非階層的クラスタリングの実行結果(k=4、nstart=500)

C1C3C2C4
自由形式の作文読書感想文自由研究(工作)算数や漢字のドリル
自由研究(絵画)自由研究(調べ学習・レポート)その他音読
日記・絵日記
植物等の観察


 いまモーレツに『k=3.5』くらい(!)に分けたいですよね。…わかりますわかります!

※1,2,3,4の番号に意味や順序はありません。

 宿題の内容や取り組みかたには地域差が大きいだろうとの予想からは、「全国」で「720名」という対象者を地域別に分けた「分割表」([3528],[3532])をつくったときに、各マスの人数があまりにも少なくなってしまうだろうといって(あるいは東京と大阪ばっかり!)、ま、きわめておおざっぱには東京と大阪(…だけど東京と大阪自体はかえって入ってなさそうな…埼玉とか岡山とか![3514])の話だと受け取ればいいんですかねぇ。本当でしょうか。

[3514]
 > 「埼玉・兵庫・岡山タイプ!(通勤快速&家庭でお好み焼きっ!)」
 > 埼玉で「さいたま市」だけを採ってしまうと見えなくなると思うんですけど(=東京の「下町」で遊びがてら、もんじゃ焼きを食べに行くよアリガトウ)、兵庫と岡山は県庁所在地に人口が集中していて、たぶん(≒だいたい)、この通りなんですよ。わあぃごらんの****だよ! テレビでお好み焼きが出てきて食べたくなるけど店はないっ!! …なるほどなるほど。それで?(もしゃもしゃ)…あざっす。三菱商事食品グループからの「オタフクソース」については[3492]を参照。

 都心からびみょーに離れた(お手ごろながら広くて快適な)家でなんでも済ませようというのが「埼玉・兵庫・岡山タイプ!(通勤快速&家庭でお好み焼きっ!)」なんですよっ(仮)からの「**ゼミ」みたいなのもそういう地域で(学習塾より)シェアを獲得なさっているのではございませんこと? あらあら、まあまあ!(…うふふとしかいってないんですけど! 結局、何もいってないんですけどみたいなぁ?)

※そもそも金額ベースでは学習塾・予備校の市場に比べて1桁小さく、(消費者から見て)同じ金額で得られる何かとしては、学習参考書(問題集)の市場に及ばないのではないかとの『諦かん!』のほうなど…ぎゃふん。(あくまで私見です。)2年生から4年生くらいまでに何らかの教材が(家庭で)ほしいということはあっても、それ以上のところまでまかなえるものでは決してないですよね。んだんだ。(※「模試」を除く。)

※これまたそもそも、なんでもいっしょにやろうというための(庭でどんぐりを拾い終えたら『呼びに来る』ようにいってからの、ひいては体重計を『持ってきてもらって』、そしておもむろに計量できるくらいの[2965])快適な家であるなら、「親が全てにおいて、助言・一緒に制作した」ことを「負担」とは思っていないのかもですよ。そこはきちんと、そのようなことを直接にたずねる別の設問との「分割表」で見ないといけないなぁ。…いけないなぁ!(※2回いいました。)

[2965]
 > > 「1000個とったよ〜」と言って作業の終了を通知してきたため、こちらも統計学的な興味にかられ嫁さんに頼んで庭のポーチまで体重計を出してもらってドングリ千個の重さを計測!

・うふふ付近(推定)
 http://www.benesse-hd.co.jp/ja/ir/individual/market.html
 http://www.benesse-hd.co.jp/ja/ir/individual/images/mar-img_field.jpg

 実は先に答えを知っていて岡山などと…これはしっけい。(棒読み)「新幹線ひかり、なぜ岡山行き多い? 関西の鉄道の謎調査」については[3472]を参照。

・岡山市付近(推定)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E6%AD%A6%E5%93%B2%E5%BD%A6

 > 中・高等学校向け生徒手帳の製作 - 当社設立時からの事業。同じく岡山県にある日本文教出版と国内シェアを二分している。

 交通安全協会や発明協会とも並ぶ、ある時代から続くソレっぽくないですかねぇ。単価が安いからといって、しかし、わずか2社で全国のシェアを『二分』していいとまでの根拠はないのではないかなぁ。どんな印刷会社でも製造できるソレを、わざわざ岡山県内の2社にこぞって発注する(=しかないような状況に陥ってなお現に発注し続ける=)という、発注側の判断が妥当であるのかということが改めて問われていくことになるのではないかとの予感にはございます。(※あくまで予感です。)

※ビニールのアレ(「窓」つき「校章」型押しもしくは箔押しありの手帳のカヴァー! しかも「学年色」のほうなど…ゲフンゲフン)の製造のため当地(岡山)に集積していたけれども、最終的には2社しか残らなかったという、そういう方向でもありそうなのですが、詳しく調べると産業と経済の歴史としておもしろそうですよ。

・岐阜市付近
 http://www.sankyo-co.com/
 http://www.sankyo-co.com/setubi/

 > 高周波電流で熱溶着加工を行います。

※材料と道具さえ買って来ればあなたもしゃちょー! 材料を近くの工場で「工場直売価格!」みたいなので(じぶんのクルマで行って)買えればいいよね。こうして樹脂メーカーの近くに町工場を…あくまでイメージです。片町線沿線の高周波誘導電気炉については[3425]を参照。

・(あくまで参考)渡辺ビニール化学工業所「会社概要」
 http://www.w-vinyl.co.jp/company/index.html

・(同)近久
 http://www.chikahisa.co.jp/about/history.html

 > 株式会社近久は、合成樹脂の原材料から製品まで幅広く取り扱う化学系商社です。

・岸橋商店のイメージです
 http://www.kisco-net.co.jp/company/history/index.php

 (いまとなっては)商社も挟まずに安定した調達など期待できまいて。んだんだ。(※あくまでイメージです。)

・(一部再掲)Google ストリートビュー 「リョーユーパン」のイメージです
 https://goo.gl/maps/HF3ApYAucku
 https://goo.gl/maps/UWpYiPoQtFJ2

※小麦の生産と輸入は(バターなどと同様に)高度に管理されていますので、製パン会社の(地域)「ナンバーワン」とかいうのは、あたりまえなんですよ&そうでなければ小麦を管理している意味がなくなるんですよ。…その発想はなかった!(棒読み)そういう(国の)制度まで調べもせずに「食品ロス」のほうなど目先のソレだけを取り上げるなんて、たぶんとんでもない。これはとんでもないことなのですよ。んだんだ。(見解です。)

[3458]
 > 「他店より格安の値段でお買い上げ出来ます。」は原文ママですが、「他店よりお安く」「格安で」「他店ではありえない値段で」「工場直売だから出来る、この値段!」等々…ゲフンゲフン。わあぃ『直売価格!(安いとはいってないけど安そう!)』とか書きません?

 それはともかく、いわゆるロールモデルに多様性がなかったのだということに他ならないとは思われるのですけれども、この時代のひとって、すぐにラン(蘭)や美術品の収集のほうなど始めちゃって、やあねぇ。

[3489] 「岡本彦馬専用鉄道」を疑う(談)
 > > 事業引退の昭和11年からは、福岡の鳥飼に金にあかせて建てた”檜御殿”と言われた豪邸に移住、庭に東洋蘭の温室としては日本一と言う蘭舎を作り、名品ばかり二百有余鉢を並べ、園丁を置いて管理させ来客時には中央のテーブルに鉢を運ばせ、主客共に至福の蘭談と観賞に耽り、時の経つのを忘れたのでした。

 > 岡本彦馬、62歳! すぐに売り払う鉄道に名前なんて要らないよ! えーっ!! まったくの想像ですけど「名無し」で書類を出して役人に叱られてなお「そんなにいうならあんた(=役人)が名前つけてよ」からの「じぶんでつけなさい&自分の名前でもつければ?(=やーい自分の名前つけちゃうひと低〜い!)」あまつさえ「じゃあ岡本彦馬専用鉄道で」(うわぁ…本当に自分の名前つけて書類を出しよったからに)などとですね(略)…本当でしょうか。わあぃ岡本彦馬専用鉄道。***岡本彦馬専用鉄道***。実在の岡本様には申し訳ないですけど、わあぃ岡本彦馬専用鉄道っ。あきれ返った役人の顔がありありとうかんでくるかもですよ。
 > 「野中御殿場馬車鉄道」については[3258]を参照。


 そして、本件調査の最大の「落とし穴」(調査の実施者が考えていない『盲点』)は、最初から「宿題」と決めつけてかかっていることです。

[3520]
 > > 「校長の宿題」(4年生以上)
 > > 上位展に選ばれなかった作品は,すべて旺文社の作品展に出品します。しかし,旺文社の作品展では,3年生以下は受け付けていませんでした。したがって,市内審査に漏れると作品の行き所がなくなってしまうので,宿題にはしませんでした。

 「宿題にはしない」けれども自主的な取り組みを推奨し、よい作品あらば推薦しますよというソレに対して、最初から「じゃあ、やらなくていいんですね!!(宿題しかしないよ)」と決めつけてかかるというのが、本件調査の実施者と回答者がそこはかとなく暗黙のうちに共有しているとみられる考えかたであろうと、このように想像するわけでございます。

 その上で、「(理科の)科学研究作品」(※茨城での呼称です)、「科学工夫作品(いわゆる工作)」(※千葉での呼称です)というソレは、大人の手助けを適切に得るように最初から指示されている活動でございます。「宿題を親が手伝う!」という、そういう見かたしかできない者が何をのうのうとおっしゃる。んだんだ。(棒読みですが見解です。)

・(再掲)仙台市科学館「科学工作の進め方」
 https://goo.gl/maps/H2nbJTnUyDy
 http://www.kagakukan.sendai-c.ed.jp/event/kagakukousaku.pdf

 > 家族のみんなの知恵を借りよう

・読売新聞「自由研究、親がサポート」(2017年8月11日)
 https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170808-OYTET50020/

 > 例えば、家に入ってきたアリをどうすれば駆除できるか。子どもは結論を求めたがるが、親が促して予想をさせる。「アリは甘いものが好きだから逆に苦いものを与えてはどうか」「苦いものといえばコーヒーかな」「どこに置けば嫌がるかな」といった具合だ。

 うーん。これでは学研キッズネットみたいな、(理科の授業の)予習や復習みたいなのしかできまいて。んだんだ。どこにも「なぜ?」という疑問がないじゃないですかぁ。やだなぁ。…その発想はなかった!(棒読み)「なぜアリが入ってくるのだろうか?」「入ってくるアリが{増える|減る}要因は何か?|無関係な要因はどれか?」という、そっちをだなぁキミぃ(略)。

 もっとも、机に向かって着席してから一種お行儀よく「じぶんなりの疑問を考えてみよう(しーん…)」からの「そろそろ予想できたかな?(えー、どれどれ)」などと…とんでもない。疑問というのは、「ナットクできない!」「わかるまでごはんいらない!(ごはんよりも、いまはこれ!)」「わからないと寝られないよ!!」という、もっと根源的な何かではあると思うのですよ。

・佐賀テレビ「自由研究サポート」(2017年8月20日)
 https://goo.gl/maps/UceScBKNx642
 http://www.sagatv.co.jp/nx/news/detail.php?id=1129
 https://youtu.be/i0YNYDWlacI?t=11s




※動画は佐賀テレビもしくはYouTubeのサイト上で再生できます。このページでは再生できません。

 > 小・中学生に、専門家がアドバイスする取り組みが佐賀市で行われました。これは、小学生や中学生の夏休みの自由研究をサポートしようと佐賀市立図書館と県内の理科の教諭などでつくる団体が行ったものです。会場には夏休み中に採集した鉱物や昆虫の生態など、それぞれの研究テーマでまとめたノートを持った子どもたちが集まり、専門家から実験や観察まとめ方の工夫など研究を深めるためのアドバイスを受けていました。

・佐賀新聞
 http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10105/346177

 > 小中学校の元教師ら理科部門の専門家6人が会場に待機し、子どもたちの個別相談に乗る。

 > 「観察」「実験・工作」「植物」「昆虫」「貝・海藻」「岩石・鉱物・化石」の分野をカバーする。

 おおー(略)、「植物」のせんせいは(※何かを読もうとして)うつむいておられ、(たぶん)「観察」のせんせいはふんぞ…いえ、腕組みのほうなどなさってうしろ30°もたれ隊…げふ…「元教師ら」というところにやや(かなり)不安を感じながらも、大枠としては確かな体勢(うしろ30°っ)…いえ、態勢での実施とお見受けしますぞっ。(恐縮です。)

※現職の教員は(市町村の)コンクールの審査員なので、…ねぇ。コンクールが続く限り、現職の教員がタイムリーな研究指導を行なうことには無理があるとのあきらめにございます。

 まだ時間がありますので、時間までCD(スィー・ディー!)で…じゃなくて、気ままに…いえ、関連する過去の記事を参照します。

[3233]
 > > 幼児期の「なぜ」「なんで」という質問に丁寧に付き合うこと、中高生にはさらに深い世界観を伝えることが大切だとのことです。**先生は、小学生だったご子息に「なぜ星は空から落ちてこないの?」と聞かれた時、「お空に星が落ちないように張り付けているんだよ」と話したそうです。中学生になった時には「あの話は天動説時代の実際にあった説明で……」と科学の歴史を教えることで、興味や関心、さらにイメージがふくらんだとのことです。

※NHKホールからの生放送、デジタルライブ録音、そしてCD(スィー・ディー!)と、この順に「ありがたみ」の序列があるのですよ。申し訳なさそうに「スィー・ディー」と発音しないと、いけないんですよ。…たぶん。


この記事のURL https://neorail.jp/forum/3538/


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