・高校生のための主成分分析 ・主成分分析ここからここまで ・多面的・立体的にとらえよう ・「宝探し」「謎解き」に陥らせない
(約20000字)
[4623]などからの続きです。
・美術展ナビ(読売新聞)「NHK「歴史探偵」が日本美術史上最大の謎に挑む「写楽 大江戸ミステリー」」(9月24日)
https://artexhibition.jp/topics/news/20210924-AEJ517854/
> 最先端の科学を使い
> 本物を科学調査
本当でしょうか。…実はこれ、本当なんです!(※北陸の市場でカニを指さしながらみたいな顔で)
・[4613]
> ぬるい番組だと思ってぼーっと見ようと思ったのに2022年度からの「歴史総合」云々で目が覚める。
目が覚めたというか目の色が変わったというか…(てんてんてん)。
※2022年度からの「歴史総合」云々とは、歴史探偵「SDGs」の回で、番組や出演者の先生の基本的なスタンスを改めて紹介するー(↑)みたいなコンテキストで述べられたもの。…はた!(※何かを打つ音)そういう位置づけだったんですね@早く言ってよ状態。Eテレだと対象年齢を厳密に決めて学習指導要領に準拠するのか成人の生涯学習なのかをばしっと分けてしまう窮屈さがある。「知恵泉」は成人が対象だとはっきりさせるために居酒屋というセットにされてある。「知恵泉」は中高生が見てもおもしろくないように、わざとされてある。そういうことではない「歴史探偵」をあえて総合テレビでやるという利点よ。Eテレではないので「探究学習」からの言い換えが「探偵」なのだなぁ。(※詠嘆)
・[4603]
> 今年になってから特に増えた検索に「自由研究 数学」というものがあります。
・[4608]
> この話が、どう「自由研究 数学」になってゆくのでしょうか。
・「国立大受験生に「6教科8科目」案 「情報」を追加検討」(2021年5月23日)
https://www.asahi.com/articles/ASP5R4CQQP5KUTIL069.html
> 情報は03年度から高校で全員が必ず履修する教科となり、22年度の高1から導入される新学習指導要領では情報Iと情報IIの2科目に再編される。プログラミングなどを学ぶ情報Iが必ず履修する科目で、データサイエンスの手法を使った分析も学ぶ発展的な情報IIは選択科目となっている。
・(2021年6月28日)
https://toyokeizai.net/articles/-/436238
> 大学入試センターが作成したサンプル問題を見てみると、3つの大問で構成されている。大問1は情報技術の仕組みや情報倫理、大問2はプログラミング、大問3はデータ分析・活用だが、**の情報対策コースはプログラミング中心の学習内容になるという。
> 「大問1は実際にソフトやアプリケーションを動かした経験がないととっつきにくい問題で、大問3は数学の知識が必要になるため中学生にはやや難解です。対して大問2は、小学生の頃から授業で行われているプログラミングなのでなじみやすい。そこで、プログラミングからスタートして、大問1と3へ知識を広げていくと理解しやすいだろうと考えました。このほかにも、検定教科書のベースとなる高等学校情報科『情報?T』教員研修用教材や、慶応大学をはじめ他大学の過去10年分の入試問題を参照して、バランスよく『情報』を学べる内容に仕上げました」
・こんにちわ「実教出版」です!(※無駄に元気よく)
https://www.jikkyo.co.jp/book/detail/22023322
https://www.jikkyo.co.jp/files/book/cover_image/22023322.jpg
https://www.jikkyo.co.jp/material/dbook/zyouhou_python01_r04_digest/images/1/1.png
> 人工知能やビッグデータの処理など実業界で盛んに利用されているプログラミング言語Pythonを取り上げました。
> 高度な処理を簡便に利用することができプログラムがシンプルなPythonは、大学の教養課程や経済産業省実施の情報処理技術者試験でも採用されるなど、教育界でも注目を集めている将来性の高い言語です。
Pythonだけで(※「だけ」に傍点)何でもゴリゴリ書けというのは「とっつきやすい」だろうが「天井が低い」としか…(てんてんてん)。
・「天井」とは
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%A4%A9%E4%BA%95/
> 成長や発展を阻むもの。
・(再掲)「RとFDA」
http://www.okadajp.org/RWiki/?R%E3%81%A8FDA
> FDAが使っている統計言語はSASですが、FDAの性格上固有の会社の統計言語に依存することには問題があるため、パブリックなRが注目されるようになりました。
> FDAの薬事申請はCDISCと呼ばれ標準化されています
自然にRを使い自然なかたちでさまざまな多変量解析の実例を紹介するような授業(※1)になってほしい。その一端を歴史探偵「写楽」の回でちょっとのぞいてみませんか。なんだかそういう話題であります。やっとの「自由研究 数学」そして「縦書きディープなラーニング」(※2)であります。
※1 その意味では「情報II」(サンプル問題でいう大問3と、大問1に研究倫理を含めたもの)こそが「情報」であり「情報I」だけをやってもほとんど意味がない。
※2 「縦書き」とは、題材が和風だとか、取り組みの意義について作文するだとかいったこと。
・(2021年9月29日放送)
https://www.nhk.jp/p/rekishi-tantei/ts/VR22V15XWL/episode/te/6G1L5X44MK/
https://www.nhk.or.jp/pr-image/b80ee36ab97594d86e74bb0d01b7558f_ll.jpg
> 千葉市美術館所蔵
そういえば千葉市だった。記憶にございません。(※恐縮です。)
> 最新科学で迫る大江戸ミステリー。
> 最新科学で迫る大江戸ミステリー。
各回の内容に関わらず文末に添えられるごあいさつのような1文だけど、そこを(健全に)疑ってかかる。本日「このフォーラム」であります。
●高校生のための主成分分析
(校種は問わず)教員として歴史探偵「写楽」の回を見る前に完全に理解して(≒習ったのに忘れているのを思い出して)おくべき「主成分分析」。(※体言止め)番組内に「prcomp()」関数が出てきたら一瞬ですべてを理解しないといけません。
・1例として千葉大学より園芸学部園芸学科専門科目「生物統計学」(※恐縮です)
https://www.h.chiba-u.jp/lab/florista/kokubun/statistics/current/start.html
> ペチュニアの計測データ
> 主成分分析で使用する関数
花や種子の形状を測定して多変量解析にかける、「ド」がつくほど定番の授業だと聞きます。(※伝聞)
・(2016年12月17日)
https://www.h.chiba-u.jp/lab/florista/kokubun/statistics/pca.html
> 一般的に、次のprcompを使う方がいい。
「prcompを使う方がいい」と述べるが、そのことについて『数学用語』を使っての説明はなかった。もちろん「prcompを使う方がいい」。そこに「なぜ」はなかった。風が吹くことはなかったのである。長閑な時代であった。
> 計測値の単位が異なるときなど、数値の桁や変動の範囲が変数ごとに大きく異なる場合はscale.=Tで標準化する。
> scaleのあとのピリオドに注意。
えー…(てんてんてん)。
> デフォルトでは標準化しない。
> $xに主成分得点が入っている。
> 二次元散布図を描く
> 三次元散布図を描き、ファイルに保存する
歴史探偵「写楽」の回では、▼データ(浮世絵)が115件、▼変数(画風の特徴量)は12個で、▼3つの群(絵師)を見分けようという分析で、▼2次元(平面)の散布図が出てきて、軸は-4から+4とかいうので、ま、第1主成分(の主成分得点=スコア)と第2主成分(の同)のプロットで、その主成分に最も寄与している(その主成分に対して“支配的に効く”)変数を示して散布図の読みかたを説明なさる。…主成分分析などというケッタイな大学の専門科目“御用達”『統計学用語!』はまったく出さずに!(※詠嘆)
※もちろん番組に出てくる先生のPCの画面にRが開いていてprcomp()関数なんですよ。説明は省かれているけれど、一瞬だけ映るPCの画面でぜんぶ説明されている。一時停止がとまらない土方のスマホじゃあるまいし。(※個人の感想です。)
※番組の字幕では「特徴をデータ化」「傾向を読み解く」というひとことでひとごとみたいに片づけられている部分。「花や種子の形状を測定して多変量解析にかける、「ド」がつくほど定番の授業」を伝聞で仕入れるしかない文系の者としては、それと同じ発想で浮世絵の画像上に18個の点をとり、そこから3個の点をとってきて、その成す角(しばらくお待ちください)ぜんぶで何通りの角を得るのかというとRの画面で「angle27」などの変数名が見えるから、そのくらいなのだろう。そこからすでに(歴史探偵がご所望の分析に)有用な変数だけ、12個に絞っての主成分分析であります。そして「scale=T」であります。これはたいへんだ一時停止がとまらない。(※詠嘆)
「最新科学で迫る大江戸ミステリー。」ということでは、このように主成分分析してみようというのは現在の妥当な方法であるから「最新科学で迫る」との文言に偽りはなかったと確かめられました。「最新科学」の「最新」というところを勝手に「斬新でユニークな!」あるいは「本邦初!」などと読み替えてしまってはいけません。現行の(=最も普通の)方法を(「遜色なし!」というニュアンスで)『最新』と呼んで(=誇って)いいのです。逆に、そうでない(コンセンサスの得られていない)方法を独断で(あるいは無邪気に)使ってはいけないのです。
・[3732]
> ところで「ユニーク=イコール=ユーモラスで滑稽で楽しそう!」みたいに思い込んじゃってるフレンズはいねがー!! きゃー♡(違)
・[4606]
> > 斬新でユニークな〜
> > ユニークには新しいという意味はありません。
「最新科学」に「ユニーク」という意味も「斬新」という意味もありません。「最新科学」という文言に「じぶんが見たこともない珍しい分析装置などが登場する!」と勝手に期待してしまう視聴者がいたとすれば、どうすればいいんですかね。「デジタルマイクロスコープ」のほうを「最新科学」だと思っちゃうんですかね。(ぶつぶつ)
・[3213]
> 「普通の開発者を讃えよう」
https://arx.neorail.jp/diagram/?%E5%B0%8F%E6%9E%9D
> (最もふつうのやり方を追求せよ)
・(再掲)
https://www.weblio.jp/content/%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9
> 医学において、専門家が適切であると認め、広く使用されている治療法。医療提供者には患者に標準治療の提供が義務付けられる。
・「大阪大学 数理・データ科学教育研究センター(MMDS)」です
http://www-mmds.sigmath.es.osaka-u.ac.jp/
・村上征勝「行動計量学シリーズ 真贋の科学−計量文献学入門」朝倉書店(1994年9月)
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784254126464
文系の教科書の決定打のような本とも。しかしRがあった時代ではなかった。いまならRがあるじゃないか。…なんと、いまならRがあるじゃないかっ。(※あくまで個人の感想です。)
・中日新聞「工学や統計学の手法で、人間の「文化」を計る面白さ」(2020年9月20日)
https://www.chunichi.co.jp/article/123841
> 文学や美術を統計学の手法を使ってコンピューターで分析してきた「文化情報学」の第一人者、村上征勝(まさかつ)さん(75)。複雑な人間の心から生まれる文系の学問でも、データ分析を駆使することで客観的な研究ができるようになるそうです。
https://static.chunichi.co.jp/image/article/size1/2/0/a/5/20a5fa3db68e94e3e4c97132bb41c552_2.jpg
なんとご近影が拝める中日新聞。(※ソコジャナイ。)
> 文学、語学、美術、歴史学といった文系の学問は感性を重視した主観的な研究が多かった。研究者によって土俵が違い、議論が成り立たない。客観的なデータ分析で各分野の研究を補助できないか、という研究です。
> もともと工学部出身で機械設計を研究し、その一環で統計学を学ぼうと米国へ留学。帰国後に入った旧文部省の統計数理研究所で「源氏物語」の研究を知り、何となく面白そうだなと。
息づく北大の何か。(キリッ
> 文章を読んで抱く「力強い」とか「悲しい」とかいう感情は数量で表せるのか。人間の心のありようを表す「文化」という現象はデータ化できるのか。いろんな分析方法が開発され、これまで分からなかったことが分かるようになってきました。文系の研究者もパソコンを使いこなす時代です。若い人にもこんな学問があると知ってほしい。目の付け方次第で、簡単な分析で面白い結果を出せるんです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E4%B8%8A%E5%BE%81%E5%8B%9D
> 1968年北海道大学工学部精密工学科卒、1974年同大学院工学研究科博士課程満期退学。
> 1977年「統計的決定問題における残念度-安心度比基準とその応用」で北大工学博士。
若いひとには中途半端な人と思われそう。3年後の論博っぽいし、文系のバックグラウンドはなかった。それでも文系の現場に「ド」がつくほど定番の統計学をちゃんと導入させた功績は大きい。○か×か。(※言いかた)「真贋の科学」の刊行当時は総研大という肩書。(※体言止め)
・[4401]
> 多変量解析が出てこないのでは「探究」ではない。マニュアルの通りに(生徒が)やってみるというのでいいから多変量解析を体験してほしい。身近な内容のアンケートでもいい。課題など解決しなくていいから、多変量解析を理解してほしい。
・[4014]
> 初等で習うからつまらぬもの(≒『子どもが使うものだから、大人が使うのは恥ずかしい』)で、高等で習うから高尚なものだ(≒『子どもや学生や新人が使うのは生意気だ』)という変な観念がある。日本語がいけないのだと思う。難しい漢字を多用したお札はありがたいのである。ウイルス退散である。
主成分分析は大学で習うものだから、高校生が使おうとすると「頭が高い!」(※誤訳)といって頭ごなしに叱られるとか、そもそも主成分分析という計算の技法を知る機会すらないとか、そういった状況になりがちです。高校生のための教育番組という位置づけになってしまうと高校で習う範囲に限定されてしまう。そんなことで「理数探究」「地理探究」「歴史総合」をやっていけるのか。えー…(てんてんてん)。
https://kotobank.jp/word/%E9%A0%AD%E3%81%8C%E9%AB%98%E3%81%84-539409
> 「新入りにしては―・い」
> 頭の下げ方が足りない。敬礼が粗末である。失礼である。おうへいである。
主成分分析を先に知っておいてから行列や固有値分解を学んでいくのと、その逆と。(※遠い目)
・(再掲)「Geometric interpretation of the singular value decomposition - example」ならびに「Singular Value Decomposition」のイメージでした
https://youtu.be/nDZZZpSWyAg
https://youtu.be/sM5UavI6S_c
・[4528]
> うじうじ説明しないで、上位の概念や既成のアルゴリズムの名前を名指しで挙げて、とにかくこうするんです&こうなるんです(先人の偉大な発明です)、というのを見せてもらうのがいちばん。あとはもう、それを発明した数学者は酒豪だったのかとかいうエピソードでも紹介して時間をつぶせばいい。
・[3896]
> 工学的に、固有値分解の代わりに特異値分解を使うというのがあるが、同じ考えかただと思ってよい。行列を見たら特異値分解しなはれということである。何も考えずに使えるのが工学的に優れているということである。
・[3892]
> おわかりいただけたはずなのでさっさとガッ×ンしやがれです兄弟。(※誤訳)
・[4564]
> 数字の種類が少ない。何か大雑把な整数の係数が上がり下がりしてるだけといった印象です。それって印象ですよね&印象ですが何か?
・[4080]
> 「視感」でとらえた「印象」とやらを「言葉で述べる」だけではいけない。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210324/K10012932061_2103241116_2103241136_01_05.jpg
(喫緊の課題としてやむを得ないが)いまや「印象」という言葉の(それだけで)悪者感よ。「印象」というやわなものを「科学」の俎上にのせるには「データ化」せよ、客観的に測定できる測定値を使って特徴量をこさえたり、人間に質問して数量化して扱え、の意。▼「SD法」については[3469]を参照。
・[4623]
> わあぃ「アジア航測」(※実名)。
「歴史総合」かな「歴史総合」だけじゃないよ「地理探究」だし「理数探究」だよ、といったところ。エピソードを紹介して『人の目で見て視感で感想を述べ』で終わる番組の気楽さと、「科学」を標ぼうする責任の重さよ。「歴史探偵」は「科学」を掲げるので、そこんとこたいへんですよ@ガッテン!(違)目をテンにして点検するつもりで見ようという態度が見る側にも要求されます。お互いに確かめあうのが「科学」なんです。(※考えかた)
●主成分分析ここからここまで
もう少し詳しく見てまいりましょう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%94%A6%E5%B1%8B%E9%87%8D%E4%B8%89%E9%83%8E
> 蔦屋重三郎にあやかった
勝手に蔦屋重三郎にあやかった現代の企業とは無関係です。そういうことも、高校生が相手であれば逐一、注意が必要である。しかし、この番組とその企業は本当に無関係なのか。あんなに何度も連呼される。「歴史探偵」にこそスポンサーがついているんじゃないか。えー…(てんてんてん)。
> 寛政6年(1794年)には東洲斎写楽の役者絵を出版するなどしていたが、寛政9年(1797年)に48歳で没。脚気であったという。
なんとなくわかっていて、さいごにおもしろいことをしたかったのか。(※ひらがな)
> 耕書堂は5代、明治初期まで続いた。
> 2代歌川国輝 「東京築地ホテル館」 大判3枚続 錦絵
ぬおー!! そんなに新しい時代まで続いた版元の草創期の話なんだという実感が、「写楽」だけに注目しているとわかりにくくなるよとはこのことだよ。
・[4402]
> いつかどこかで1869年「清水組が築地ホテル館」([3601])だよね。
・[4620]
> 「偉人たちの健康診断」なのに、ぜんぜん「偉人」じゃないではないか。な・・・なんだってー!!(※顔面蒼白)とってつけたように、江戸時代に偉業を成した人たちがこぞって「ご長寿」であったと説明する。…ちょいとおぬしどこへゆく?
> 江戸時代に偉業を成した人たちがこぞって「ご長寿」であったという説明は「軽症患者の多くは自然に回復するので、薬に効果があったかどうかは診療現場で確かめることはできない」と同じこと。本当でしょうか。みなさんで推理してみてください。(棒読み)いいえ、好き勝手に「自分の言葉で」でディスカッションするのでなく『疫学用語!』を導入してまとめていってください。
いかにも長生きしそうな一部のひと以外は「人生50年」だと覚悟して生きていた時代だから、目先の持病などなくても覚悟はしていたのだ。○か×か。(※現代っ子が見落としがちな点の1例です。)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%B4%B2%E6%96%8E%E5%86%99%E6%A5%BD
https://www.kosho.or.jp/upload/save_image/41000050/20200418140458208240_cfd8d468b0b07f87419ac0ab48a9143f.jpg
> 『しやらくせえ あほくせえ』(1979年、角川書店)
いきなりそこを突いちゃいますかっ。(棒読み)画風といい号といい、なにもかも冗談じみている。まともにとりあう気にもならないはずだが、なぜ売れたのか&売れたというのは本当なのか。むこうがひねくれているものだから、こちらもひねくれざるをえない。(※ひらがな)二葉亭四迷くらいは知ってから「にやり。」と声に出してにやりとしながら見ていくのが「写楽」であった。…しゃらーっく!!(※国際会議の円卓みたいなところで唐突に謎の絶叫)○か×か。
・[4550]
> 角川といえば「消えたなになに」と相場が決まっておろう。何かが消えてくれないと角川がはじまらない。これはたいへんだ角川がはじまらないっ!
・(再掲)「…これで〜す。」
http://www.nhk.or.jp/ohayou/machikado/
> (略)アイデアです
> (略)アイデアです
・[3749]
> ○○をそのまま使ったほうがいいんじゃ…なんでもございませんっ!!(棒読み)あのコーナー(※仮名)の愉しみは新人のアナウンサーくんがたじたじするところとか『変なプライベート!』が暴かれてくるところとかなんですよ。
…ザ・小芝居!(ぐぇ)「歴史探偵」と題された軽妙な番組そのものは、おおまじめに見るものでも、何かむきになるでもない。なんかそんなかんじ。(※ひらがな)だけど主成分分析だけはまじめに見てね、という話題であります。本日「このフォーラム」。(※体言止め)
・[4569]
> 「…THE!」:歌舞伎とも狂言ともいわないけれど、「…あ、なになにの、なになに、なぁーにぃ〜…」という言い回しそのまま、「…あ」のところに「the」を使ってみせる変な芸風があった。(※遠い目)
再びウィキペディアです。
> 斎藤月岑が天保15年(1844年)に著した『増補浮世絵類考』には、「写楽斎」の項に「俗称斎藤十郎兵衛、八丁堀に住す。阿州侯の能役者也」(通名は斎藤十郎兵衛といい、八丁堀に住む、阿波徳島藩主蜂須賀家お抱えの能役者である)と書かれている。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/t/toki_lucario/20190812/20190812181445.jpg
https://www.jalan.net/jalan/img/1/kuchikomi/4321/KXL/8373f_0004321601_1.jpg
https://cdn.jalan.jp/jalan/img/6/kuchikomi/4226/KL/b1129_0004226781_1.jpeg
https://cdn.4travel.jp/img/tcs/t/tips/pict/src/176/944/src_17694485.jpg
あの画風は▼単に(浮世絵については*)素人でへたくそということなのだろうか、▼阿州(徳島)に何か由来があって、殿様が入手して自慢した舶来品の影響や人形浄瑠璃その他「歌舞伎ならざるもの」(そこに能を含む)からの影響で画風が説明できるのだろうか。なるほどむずかしい。(※ひらがな)
*その時代までに、浮世絵以外に絵を描く仕事(寺社や城の装飾を含め)はどこにどのくらいあって、ものすごくローカルだとかマイナーだとかの流派も数えるとどのくらいあって、そのいずれと(あえていえば)似ているのかとか、そういう包括的な分析って、ないんですか。(棒読み)
> 役者絵は基本的に画中に描かれた役者の定紋や役柄役処などからその役者がその役で出ていた芝居の上演時期が月単位で特定できることから、これにより作画時期を検証することが現在の写楽研究の主流をなしている。
なかなか際どい研究分野であり研究方法であるという自覚は常に必要だ。
> 前期(1、2期)と後期(3、4期)で別人とも思えるほどに作風が異なることから、前期と後期では別人が描いていた、またあまりに短期間のうちに大量の絵が刊行されたことも合わせて工房により作品が作られていたとする説もある。
それはなんとも、…ねぇ。(ぶつぶつ)前期については確かに「その人」として一貫性があるといったところを定量的に比較しませんか。しますよね。(棒読み)
> 約10か月の期間(寛政6年には閏11月がある)内に、145点余の作品を版行している。
今回の主成分分析で、「3人の浮世絵」計115点の絵を用いた(※ナレーションより)というけれど、「写楽」については、どの時期の絵をいくつ用いたのか。卒研の発表会の質疑応答で、学科でいちばん怖いと評判の先生が黙っちゃいない。(※表現は演出です。)番組内では確かに「この絵を使いましたよー」というのがバババババと表示されるけれど、すぐに重なって髷のところしか見えない。浮世絵にはまったく疎いので、これではぜんぜんわからない。(※恐縮です。)作品名はいいから、何点あるのかと、作品の時期だけ示してもらえればじゅうぶんだった。散布図もバババババと空から点が降ってくるんですけれど、1人目の絵師は18個。主成分分析だから点が重なることはないかなと思うけれど、実は、すでに重なっていて数えられなくなっている散布図(※先生が画像データや印刷で渡したもの)をもとに、見えている点をだいたいこのへんじゃろといってCGで空から降らせただけといったことがあると、点の数がわからないことになる。2人目の絵師は11個。3人目として「写楽」の点が空から降ってくるけれど、その数なんと32個。…ん? よく数えると合計が115個にならないぞ。(棒読み)
※字幕に出ないことをナレーションが言うので、「一時停止がとまらない」などといいながら音を聞き逃しているとだめなんですよ。ナレーションでは「データ解析で読み解きます」とも言っている。「データ解析で読み解きます」ねぇ。それを「読み解く」とも「解析」ともいうよ?(ぶつぶつ)
番組内でばっちり映される先生のRの画面は絶対的に信用するとして(※そこを信用しないと話にならないので&大阪大学は信用できるので!)、主成分分析(の全体)は確かに115個の浮世絵で行なっているように見えるので、そのうち51個だけプロットしたけれど、残り64個も使って、この散布図の平面(の軸=主成分)がつくられている…と思いたい。(※願望)
※「歴史探偵」は大阪局の制作です。
そういうふうに見ていくと、番組内での説明がかなり飛んでいるけれど、ぜんぶ見せてくれたらもっとおもしろい…はずだ…と思えてくるでしょう。もっと本当でしょうか。(※恐縮です。)
> 第1期が寛政6年(1794年)5月(28枚、全て大版の黒雲母摺大首絵)、第2期が寛政6年7月・8月(二人立ちの役者全身像7枚、楽屋頭取口上の図1枚、細絵30枚)、第3期が寛政6年11月・閏11月(顔見世狂言を描いたもの44枚、間版大首絵10枚、追善絵2枚)、第4期(春狂言を描いたもの10枚、相撲絵2枚を交える)が寛政7年(1795年)1・2月とされる。写楽の代表作といわれるものは大首絵の第1期の作品である。
「大首絵」に着目させる話の流れからして、「写楽」32点というと、「第1期」の「28枚の役者の大首絵」ぜんぶが入っていてほしい。あと4枚は、いつのどれなのか。「第3期」の「大首絵10枚」を含めるのと含めないのとで大違い。
https://www.nhk.or.jp/pr-image/43405cae2247cbf9d1d9086fb52e5e28_ll.jpg
なるほどスタジオに並べた絵は32枚あるのかな。えー…(てんてんてん)。
※浮世絵の画像上に18個の点をとり、そこから3個の点をとってきて、その成す角(しばらくお待ちください)という「特徴のデータ化」は、手作業である。この先生は文献での計量のほうが専門ということだから、浮世絵からの「データ化」は、浮世絵に熟達した別の先生が分担しているはずだ、と思いたい。(※願望)それでも、特に眉の中間にとる点などを実際にどのようにとるのかについて、「データ化」の担当者によってブレが出ないか。眉の太さや形を考慮して、必ずしも端から端までの直線の中間点というわけではないだろうし、はっきり曲げて描かれたのと曲がっていないのとでもとりかたが変わらないか。…だー・かー・らー!! 「angle27」まで用意してあるのに分析には12個の変量しか使わないんですよ。えー…(てんてんてん)。ただでさえとまらない一時停止がもっととまらなくなるぞ。(棒読み)
●多面的・立体的にとらえよう
・ここで「阿波踊り」です(※なぜか元気よく)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E6%B3%A2%E8%B8%8A%E3%82%8A
https://kotobank.jp/word/%E8%B8%8A%E3%82%8B%E9%98%BF%E5%91%86%E3%81%AB%E8%A6%8B%E3%82%8B%E9%98%BF%E5%91%86-453566
> 徳島の阿波踊り歌の出だし。
> 精霊踊りや念仏踊りが原形であるといわれるが、起源は明らかになっていない。徳島藩が成立して以後、盛んに踊られるようになったとされる(徳島市観光協会の説明より)。天正14年(1586年)、徳島城が竣工した際、当時の阿波守・蜂須賀家政が城下に「城の完成祝いとして、好きに踊れ」という触れを出したことが発祥という説もある(蜂須賀入城起源説)。江戸時代には、一揆につながるとの理由で阿波踊りが禁止されていた時期もあった。その令を犯し、自宅で阿波おどりを行った家老がお家断絶になったという。
https://www.awabank.co.jp/kojin/chiiki/awaodori/part3/
> 10代藩主の蜂須賀重喜の行政改革
> 藩政改革の一環として盆踊りを抑圧しているが、その取締りもかなりきびしいものであったと考えられる。
> ところが目下のところ藩政中期までの取締りの様子を伝える史料は発見されていない。
> そのことを理由として藩は盆踊りを取締らず、若干の違法も黙認しつつ町人層のガス抜き効果を期待したなどという主張もある。
> ガス抜き論は別としても、つねに藩は触書の線に添って盆踊りを取締らなかったなどと結論づけることができるであろうか、それは余りにも非論理的な考察結果のように思われる。
> ただ該当史料がたまたま発見されていないだけのことで、いつの盆踊りにもきびしい監視がつづけられ、厳重注意や指導が加えられていたものと考えられる。
「(公財)徳島経済研究所」からの引用を「阿波銀行」でご覧いただきました。
・[4616]
> > 19世紀に入ってからも
> > 19世紀に入ってからも
> 「19世紀に入ってからも」の、じわじわくることよ。
19世紀は何年ですか。
・「阿波藍」とは
https://kotobank.jp/word/%E9%98%BF%E6%B3%A2%E8%97%8D-1266207
> 江戸時代、阿波徳島藩が専売品とした特産の染料。藍は紅花とともに染料の代表といわれたが、阿波(徳島県)で本格的な栽培が行われるようになったのは、1585年(天正13)に蜂須賀家政(はちすかいえまさ)が入部して旧領の播州(ばんしゅう)(兵庫県)から種子と技術を導入し、栽培を保護、奨励したことに始まると伝えられる。
> 1800年(寛政12)の調査では(略)全国の市場をほぼ独占して藩財政を支えていた。
倹約令の時代には落ち込むんじゃないんですか。このあとのことをいえば「渋沢栄一」との関係はどうですか。こうしてついに「写楽」と「渋沢栄一」がつながってしまう「このフォーラム」。えー…(てんてんてん)。
・「寫」という漢字について
https://cjjc.weblio.jp/content/%E5%AF%AB
https://dictionary.goo.ne.jp/word/kanji/%E5%86%99/
> かきうつす。文字や絵などをもとのようにかきうつす。
> ありのままにうつし取る。
この字体で「寫」と書かれているのを見て江戸の庶民は何を想うだろうか、といったこと。(※体言止め)現代のわたしたちがテレビで「写楽」を「写楽」という字体で表記してあるのを見て、「写楽」という字体でしかとらえないまま勝手気ままに想像を巡らせてゆく。この段階で既に重大な情報の欠落がある。(※考えかた)
・(2020年10月1日)
http://ailand.or.jp/?action=common_download_main&upload_id=3903
> 『和漢三才図会』
> 中国の『三才図会』に刺激を受けた大坂の医師寺島良安が30年以上の歳月をかけて正徳2年(1712)に完成させた絵入りの百科事典
> 『四十二国人物図説(万国人物図)』
> 蘭学の先駆者の一人である西川如見が享保5年(1720)に刊行
> 42国の人物の絵に簡単な説明が付いたもので後の人物図譜の基本となる
> 図はヨーロッパ人が作ったものを長崎の画家が写したとされる
> オーストラリアと南極が一つの大陸として描かれ、墨瓦臘泥加(メガラニカ)=長らく存在を信じられていた南方大陸と書かれている
> →刊行当時(クックらの調査以前)の地理的知識がわかる
> ベニョフスキー漂着事件(明和8年1771年)
> 明和8年、阿波国海部郡日和佐浦(現・海陽町)に異国船漂着
> →徳島藩にとってはじめての本格的なヨーロッパ船漂着事件
> 江戸時代後期の海防論に多きな影響を与える
> 異国船対応の高札(寛政5年1793年)
> 寛政3年に幕府が異国船の対応法を通達
> →徳島藩も対応をはじめる 後に砲台や狼煙の整備に着手
> 薪水の礼に婦人を描いたガラス絵等を出す(これは返却)
> 愛玩用の黒縁の犬が乗船(食料には見えず専ら愛し居る体なり)
> 「人物之美麗にして阿蘭陀絵ニ能似寄、髪はザン切、長も六尺余ニ相見候」
> =日本とオーストラリア(徳島とタスマニア)のファーストコンタクト?
> 異国船対応に多額の経費→後々まで大きな問題となる
・(2020年10月18日)
https://www.asahi.com/articles/ASNBK6JQQNBJTZNB00X.html
> 県警鑑識課によると、県内で似顔絵が作成されるのは年間170件前後。うち容疑者を割り出すなどの効果があったのは1割ほどという。
> 「いつも消して描いてを繰り返している。操作に慣れて速く描ければ、目撃者の負担も減らせる。自分でも練習してみたい」
・(2021年7月16日)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210714-OYT1T50418/
> 「顔の輪郭が一番重要」「目は顔の中央に、口は鼻とあごの中間に描くと自然な感じになる」
> 似顔絵は、特徴を押さえていれば、防犯カメラの映像と照らし合わせるなどして、犯人の絞り込みに役立つという。
・(9月14日)
https://news.yahoo.co.jp/articles/58e30f34e470ab3b303e0d3516886adbfaafa8c9
> 「上手下手は関係ない」
> 「上手下手は関係ない」
> 「写真を見ながら説明してもらったので、上手いこと対比してできたんですけど、多分これ一瞬見て、これはどうですか、あれはどうですかって聞くのは難しいかな、どれだけ引き出せるのかは、話術にかかってくるのかなと思った」
> 地道な訓練でレベルアップした似顔絵が、事件の捜査を後押ししています。
外国人を見たことがあってから江戸の歌舞伎役者を描くのと、そうでないのと。徳島藩の財政と異国船と。そんな中でおかかえの能役者はどうなっちゃうのか。実は警察的な意味での似顔絵という役割はなかっただろうか。多方面からの興味が尽きません。(※恐縮です。)
●「宝探し」「謎解き」に陥らせない
今回の歴史探偵「写楽」の回での主成分分析では、あくまで「写楽」と、ほかの2人の絵師との画風の違いがはっきり判別できる(できるほどの違いが、『この3人』の間にはある)ということがわかった、それだけなんです。だからどうだというところには直結しない。もっと多くの、同時代のあらゆる絵師を比べないと何も言えない。その上で、(別人と思わせるために)画風をわざと変えるとか(絵師と絵師が)分担したんじゃないかとか、そういうことについては何も考察していけない。研究の限界を知るということが大切です。新たな史料の発見がなければ、いままでにわかっていることや有力な仮説として挙がってきていることを超えることは見えてくるはずもない。そんな発見があれば「歴史探偵」などという番組を待たずにニュースになるんですからね、などと身もフタもないことを再確認しておきませう。(※恐縮です。)
※このあと[4634]で『答え合わせ!』していってください。まだ[4634]は読まないでください。
・(♪〜)
https://tokyotokyo.jp/assets/images/common/poster/brand_2.jpg
・[4208]
> ある情報を「正解」「真実」と「誤解」「誤報」「ウソ」に色分けするような態度もまた即物的にすぎるのである。
・[4543]
> 「スイス1000フラン紙幣の真札と偽札各100枚の6個の計測値データ」で何をしてもサイエンスじゃない(*)
> *「いかにして人間が偽札にだまされるか」を被験者実験して何か新しいことを発見したなら、それは文句なしにサイエンスである。
> > 変量(変数)が6つあるといえばわたしたち、なかば自動的に6変量(6次元)の多変量解析が必要と思いこむわけですが、その実、6個のうち2個の変量(2次元つまり平面あまつさえ散布図1枚)だけ見れば偽札の判別ができるのだと、残りの4変量は紙幣を紙幣らしくみせる特徴量ではある(=だから計測された=)けれども、偽札の見分けにはまったく寄与しないのだと、このような理解でよろしかったでしょうかみたいなのから始めましょうか&そこからですかっ。
> 「残りの4変量」のほうは、「これは巧妙な偽札ですね(悪質さの度合いが高いですね@呼んではいけない某国が関与していませんかね)」という指標である。(棒読み)
・(再掲)関西学院高等部です
https://www.kwansei.ac.jp/hs/z90010/sugakuc/toukei/rp7/rp7.htm
・ARX直通普通(違)
https://arx.neorail.jp/newgame/?%E5%9C%B0%E5%BD%A2%E3%81%AE%E7%89%B9%E5%BE%B4%E3%83%BB%E5%9C%B0%E5%BD%A2%E3%81%AE%E8%A4%87%E9%9B%91%E5%BA%A6
> 多変量解析のおもしろさを伝える題材として「卵の形は産む数や環境要因、巣の特徴などと関係がない一方で、「ハンド・ウイング指数」が最も高い、つまり最も効率的に飛べる鳥は、卵の非対称性または楕円率が最も高いことがわかった」(2017年6月27日)がおすすめである。
・[4221]
> 「多変量解析」と言っているのに、リンク先は「相関係数」しか使っていなくて「単回帰」ですらない。しかしここを端緒として、「相関係数」を1個だけ見るというのを脱して「単回帰」で(式への「あてはまり」の程度=R2値=を議論して)「どのくらい?」ということを扱っていくのはたやすい。というか、それが「相関係数」なんだよ、みたいに戻ってきながら、教科書の進行とは逆向きの理解で、理解を定着させるんだな。
> これは意見です。固有値を習うんだから主成分分析しようぜよ。逆に、主成分分析すると固有値がよくわかるんですよ。
主成分分析をどのくらいホワイトボックスにできるのかは別として、今回の歴史探偵「写楽」の回で出てくる主成分分析は、高校生がじゅうぶんにわかって、おもしろさを感じることがきっとできるものだといえましょう。同じ分析をじぶんの手でやってみようという意欲。そして違うデータを持ってきて試してみたくなるという何か。(※体言止め)
・[4466]
> 縦に見て多いほうから3つまでを太字で示しました。
・[4602]
> ふつうの大人が読んでちゃんとわかる、研究内容が非常にクリアーなもの
> 自由研究で書く主論文のお手本になるものです。
なお、ここでいう「ふつうの大人」とは、自由研究なり理数探究なりに取り組もうという中高生から見ての理想的な指導役が務まる(いわば「理想」の)大人ということであるので、実際にじぶんが大人になってみてから突き付けられると、かなり酷なものではある。家庭では無理だとなれば学校に任せたい、その学校でも、自校では無理だとなれば上の学校や大学などの教員にすがりたいというのは至極もっともである。(棒読み)
・[4248]
> > 高校に直接出かけていって、生徒さんたちに***の話などをしてきた。「理数探究(地学班)」だけど誰も地学を履修していないという状況だが、たぶん理数科だからこそ地学を履修してないと言える。もっとも***の話題は高校地学であまり扱われないからさほど関係ない。物理と数学がわかればOK。
> > 「理数探究(地学班)」だけど誰も地学を履修していない
> > 「理数探究(地学班)」だけど誰も地学を履修していない
> > 物理と数学がわかればOK。
> > 物理と数学がわかればOK。
> > 理論の次は現場
> 身もフタもない。
大学の教員の身もフタもなさというのは、高校生から見ると許しがたいものかもしれないとは思う。(棒読み)
・[3821]
> 教科書や辞書みたいに書け
> 先生みたいに説明しる!
> できないなら黙ってて!!
> ※教科書も辞書も先生もどれだけすごいかわかってくると大人です。
・(再掲)
http://bayes.sigmath.es.osaka-u.ac.jp/ftanaka/Q/107.html
> 誤解に対して、簡潔に回答します。
> (それぞれ語りたいことは本当はたくさんあります。)
> 研究はお勉強と同じようなもの
> わからないことは先生が全部知っていて、教えてくれる
> 問題を解けばそれでよい
> 文献や先行研究を無視して、自分の思いつきをそのまま実行してよい
> 論文は締切直前に徹夜すれば書けちゃう
> 研究の中身なんてわかる人が分かればそれでよい
> 他人にわからせようと努力することが、研究対象の深い理解を生み出す。
> 研究発表において、数式をばんばん出して、わけわからないことを淡々と話す人たちがいます。ほとんどの場合は深く理解していません。学生であれば、教員に言われたことをそのままやっているため本質的な部分を理解できていません。また、ちょっと角度を変えて眺めることすらできていません。
https://farm4.staticflickr.com/3768/12519041313_6bdbb8f10c_z.jpg
「本質的な部分」そして「ちょっと角度を変えて眺める」とは…(てんてんてん)。(※本文とは無関係です。)
> 好ましいことではないんです。しかし、わけわからないことでも偉い先生、権威が話すと、意味がわからないことを(むしろ)ありがたがる、高尚だと錯覚する人たちがいるんです。
> 学生がそういうのを見てしまうと、「あ〜、ああいったプレゼンがいいんだ」と誤解してしまうのでしょう。
ジーンズでステージを歩き回りながらエモーショナルにしゃべる。(もっと違)あえて補足しますと、文系では「権威」というわけではないけれど「1人1研究」とでもいいましょうか、狭いテーマになると研究者が1人しかいないということだらけ。「権威」というわけではないけれど「第一人者」としての重みが自然に発生してしまう。それはそれ。
> 今でも時々、勉強ができるから、あるいは、お勉強が好きだから という理由で研究者を目指そうと考える人がいるようです。
> 指導教員自身も昔、みなさんと同じような所からスタートして研究者になったわけです。10年〜数十年のキャリアの間に培ってきた、研究を進める上での様々なノウハウというものがあるわけです。これを甘く見ないでください。本にすれば2〜3冊にできる内容を一人ひとりがもっているはずです。
> 文献収集も研究活動です。
もっと前から始まっている。本当でしょうか。
・[4367]
> 「じぶんの基準」というと誤解を招く。何をどう決めても「じぶんの基準」…そうじゃないやい!
・[4221]
> データがないものは取り上げない。じぶんの意見など必要ない。
・[3636]
> じぶんのプログラムがいちばんあやしい! Rのパッケージを使うべし。こなれた(≒枯れた)パッケージになっていない(≒なるはずがない)ような手法は使ってはならない。
> 国際標準コードライブラリ「LAPACK」については[3587]を参照。
・[3587]
> > 国際標準コードライブラリのLAPACKでは,2種類の実用的な特異値分解コードが公開されています.
教科「情報」でプログラミングを習うけれど、(大学院を目指して)データサイエンスに進むという方向性を持つ限り、最終的にはじぶんでは生のコードを極力、書かないのが正しい態度ということになる。
・[4602]
> 研究テーマの難しさを競うのでなく、研究方法をどれだけしっかり守って遂行できたかを問うものです。ここを間違えてはいけません。また、ここでいう研究方法とは、研究倫理や実験計画のこと(研究の正当性や再現性の確保)で、実験方法(器具や試薬の使い方)を守って正確な実験をすることや、実験結果を正確に記録すること(≒正確性)とは別のことです。
偉い先生がおっしゃるからたぶんそうなのだというのでなく、(高校生から見て)じぶんがこの先も10年くらい学び続ければ(≒27歳まで勉強すれば)こんな感じになれる…かな…という感じの先生が、いまのじぶん(※高校生)が見てもわかる方法で「写楽」を分析している(とわかる=他人が使っている研究方法の妥当性をじぶんでも確かめる)。(高校生が)主成分分析ができるできないとかおもしろいと思う思わないということとは別のこと。これを「理数探究」といいませんか。
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