・「自由研究 主論文 何に書く」 ・「自由研究 主論文の書き方」
(約24000字)
自由研究です。[4130]に続いて、2021年度の状況を概観して…まいりましょう!(※茨城は別番組)
・(再掲)
https://image.co-trip.jp/content/14renewal_images_l/82600/sectionImage_1_1_20160727140215743.jpg
https://www.ibarakiguide.jp/wp-content/uploads/2011/12/hatsumode2016.jpg
※「※茨城は別番組」という注記は演出です。なぜ「※茨城は別番組」になるのかといえば、地形に由来して、気候が違うので天気予報を他県とは分けて詳しくお伝えしないといけないし、そもそも地形のせいで東京からの電波ではカヴァーできない。茨城県の状況を端的に示すものとして付与しています。ご了承ください。
・(♪〜)
https://www.sawamura-rental.com/event/postersession/03img/poster_jirei07_l.jpg
わあぃ「シンプルなパネル」の正しい使い方。(※真顔)
・[4404]
> > 展示用パネル.indd
・[3670]
> この記事はちょっと口語的ではありますけれど、通常の会話ではありえないほどの詳細さや長さを備えているわけでございます。この記事を読むとき、口語体ではあっても油断は禁物ですぞ。ものすごく複雑なことをぜんぶ言葉で書いてあったりするんですよ。これだね。1文単位や段落単位で「キャッチボール!」するようなものではなくて、すごく長いですけど記事全体でやっと、1回の投球みたいなものになっているんですよ。
> 「恐縮です」「本当でしょうか」「個人の感想です」「あくまで推察です」「遊びかたは無数にあります」「写真はイメージです」などと(略)
> …そういえば自由研究の話題だったんですね。…『そういえば』!!(棒読み)
・[3873]
> …なにをおっしゃる!(※悲喜こもごもみたいな顔で肩や背中をばんばんたたいてみせます。実際にはたたきませんのでご注意ください。)
> ハードルをあげてくる過去のじぶん。
・[3776]
> 比べる相手が低すぎる。
> 比べる相手が低すぎる。
・[3873]
> われわれは技術を扱っているので、その水準や技量に照らして関係性がはっきりする。われわれより技術のほうがえらい。
> だいじなことなのでもういちどのせておきました。
うーん。
・[4556]
> だいたいいつも3年くらいかかるんです。
・[3685]
> 3年後に「DATT-A9D」を「発見」したといって、その3年前から「DATT-A9D」はそこにあったのにぜんぜん気が付かなかったことを悔いるがいいわ!!
> あなたの探しかたがわるい!!
・(このサイト)「自由研究とその周辺」(2017年1月28日)
https://neorail.jp/reports/?20170128_A_Survey_of_Recent_JIYUU-KENKYU_in_Japan
載せてから3年くらいで多くの人に知られるようになるという、まったくもって根拠のない漠とした感触があったので、2020年度には…(てんてんてん)と思っていましたが、2020年度はそういう状況(※「そういう」に傍点)にあったので、まったく機会を逃したと思いました。
・PDFはこちら(※本文は日本語です)
https://neorail.jp/reports/20170128_A_Survey_of_Recent_JIYUU-KENKYU_in_Japan.pdf
・[3671]
> このPDFの表示回数を月ごとにご覧いただきます。
・[3745]
> その後の期間の数字を追記しておきますね。
・[4130]
> 2〜3日に1回のクロールは差し引いて、ま、ほぼゼロと見てよい。
201701 | 4 | 201702 | 1 | 201703 | 6 | 201704 | 4 | 201705 | 6 | 201706 | 7 | 201707 | 13 | 201708 | 44 | 201709 | 18 | 201710 | 15 | 201711 | 22 | 201712 | 22 | 201801 | 11 | 201802 | 13 | 201803 | 20 | 201804 | 22 | 201805 | 15 | 201806 | 12 | 201807 | 24 | 201808 | 132 | 201809 | 40 | 201810 | 17 | 201811 | 19 | 201812 | 21 | 201901 | 19 | 201902 | 9 | 201903 | 17 | 201904 | 22 | 201905 | 17 | 201906 | 18 | 201907 | 51 | 201908 | 135 | 201909 | 42 | 201910 | 18 | 201911 | 17 | 201912 | 15 | 202001 | 12 | 202002 | 11 | 202003 | 10 | 202004 | 12 | 202005 | 17 | 202006 | 14 | 202007 | 28 | 202008 | 46 | 202009 | 14 | 202010 | 23 | 202011 | 26 | 202012 | 22 | 202101 | 24 | 202102 | 20 | 202103 | 8 | 202104 | 11 | 202105 | 3 | 202106 | 7 | 202107 | 28 | 8月1日〜15日 | 33 | 8月16日〜31日 | 29 |
古い日付のPDFなので(=載せたきり更新しないので)、もはやクローラーも回って来なくなった。なあにかえってアクセスの実態がわかる数字がダイレクトに出てくるというものだ。(棒読み)
・[3477]
> > 一説によると、1915年のサンフランシスコ万博のとき、日本人商人が売れ残った日本製の包装用テープを安く買い集め、出航の別れの握手代わりにと売り出したところ、大いに当たり、世界中に広まったという。
・[3954]
> > JTBは、同社グループで主にクルーズツアーなどを取り扱うPTSを、来年4月1日付で吸収合併する。
> クルーズツアーねぇ…(てんてんてん)。西友に行くたびにPTSが目の端にちらついているという生活を長年してからリタイアすると、行きたくなるのかねぇ…(てんてんてん)。あるいはカーネーションでもプレゼントするみたいに子どもからプレゼントしちゃうのかねぇ…(てんてんてん)。
> > PTSは1959年に「太平洋観光」として設立。92年には社名を「パシフィックツアーシステムズ」に変更するとともに、セゾングループだったヴィーヴルのリテール事業と、西友の旅行事業を統合した。2003年にはJTBグループ入りした。
> 私鉄の駅しかないへんぴなところなのに、いながらにして全国のJRのきっぷが買えるぞ! 実はすごい小手指であったー。(※ソコジャナイ。)
http://bosoview.sakura.ne.jp/railroad/keio/5000/20180224_10-610_3b.jpg
※画像はイメージです。
・「新型コロナに感染するとIQも下がる!?(英研究)」(2021年7月29日)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/07/iq-1.php
> 「これらの結果は、長期コロナ感染症に関する各種報告で指摘されていることと一致している。長期コロナ感染症では『ブレインフォグ(脳に霧がかかったように頭がぼうっとする』や集中力の低下、的確な言葉を見つけるのが難しいなどの問題が多いとされている」と研究チームは報告書で指摘し、さらにこう続けた。「新型コロナウイルス感染症の感染歴は、特に高次の認知機能や実行機能の問題と関連がする可能性がある」
この20年ほどの間に知られるようになった重症のインフルエンザでの脳の症状などを思い出してみても、さもありなんという印象がありましょう。
※もともと全身麻酔を伴う人工呼吸器の使用には、それ自体に認知機能などへのリスクがあります。
> 闘病中に大きなストレスにさらされた場合、回復後に睡眠障害やうつ病、不安症を発症する可能性があるという。
感染しなくてもストレスが非常に大きい状態に、わたしたちはすでに非常に長く囚われたままでいます。これは非常に深刻なことです。
そのような2020年度、2021年度の夏休みにあって、自由研究への取り組みも影響を受けないわけがありません。
▼2020年度は、このフォーラムの自由研究関連のページへのアクセスが極端に減りました。それどころじゃないということです。
▼2021年度は、検索クエリを見ますと、茨城県のように「主論文・野帳・掲示物・標本」が必要な自由研究([3520])を嫌って「科学工夫作品」いわゆる『工作』([3476],[3523],[3660])で済まそうという感じなのかなと見受けられるクエリがやや多いという印象でございます。
・[4248]
> 先に言うけど、それはいけません。
> > SSH初期の指定校での生徒がやってた課題研究の例で感染症流行の数理モデルを改良するみたいなのがあった覚えがあります。
> 「感染症流行」がニュースになっていないときに限ります。ニュースになっている間は、それをやってはいけません。…という考えかたがあります。(※あくまで考えかたです。)
> いまホットだからといって「感染症流行」という『片側』からの見方だけで計算方法を学んでいくということになってはいけないということができます。
> いかなるテーマにも興味は持たせず、データの解析法だけを見ていくという学びを、最初にしておきたい。
自由研究には「動機」つまり、研究テーマが『自分事』であることが必須だという説明のしかたをする場合がありますが、だからといって、いまニュースで聞かされ続けているものをそのまま研究テーマにするのはいけません。(※あくまで考えかたです。)
・(8月25日)
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/66133.html
> 「肺炎が重いので人工呼吸器による治療をします。気管に管を入れますので苦痛を和らげるための鎮静剤で眠ってもらいます」
かなりマイルドな説明をされておられるけれど、実際は無意識で暴れて(※睡眠中の寝返りくらいの力強さで!)管を抜こうとしてしまうから動けないようにします、ということだ。寝返りって、すごいんですよね。(※事実です。)
> 「人によって違いますが数日です。承諾書にサインしてください」
すでに人の話を聞いて理解できる状態にはない(そのことすらもじぶんではわからなくなっている)と見受けられるけれど、本来ならここで、全身麻酔から覚めた後に起きることについて丁寧な説明を聞く。もっとも、そんな余裕が(患者や家族に)ないのは救急では平時からあること。(※恐縮です。)
> 万華鏡のような模様
> 看護師が冷静に答えた。
> 「受け答えを見る限り正常です。夜に、変なものが見えたとしても治療中の一つの出来事と受け入れてしっかりしてください」
サインするときに聞いたでしょ(ぴしゃり)みたいな言いかたではある。(※真顔)
> 私は看護師と何か話をしたらしいがよく覚えていない。
> 後から聞いたところでは、**の仕事について説明し、**には間に合わせたいと言ったらしい。
さもありなん。すでにうわごと(いつも言っていることをいつものように言う=傍目には不気味なほど『いつも通り』過ぎることを言う)しかできない状態である。(麻酔より前にも)さまざまな症状に伴って意識が薄れるということは、こういうことである。
・(再掲)
https://pbs.twimg.com/media/Du5J3QJU0AA5E8s.png
・[3680]
> きょうは横コツで自治医大。
・[4280]
> 「自治医大」の英語がかっこいいって?
・(再掲)
https://youtu.be/44VKIFWyt7E?t=65
> ジチイダイ
・(再掲)
https://www.jichi.ac.jp/medicine/graduate_voice/article/omi/
> そもそも私は中学高校を通して医師になろうと考えたことは皆無だった。高校3年の夏から1年間アメリカに留学(AFS)した経験も手伝って、将来は世界を飛び回る外交官か商社マンになりたいと考えていた。1968年の夏、帰国してみると日本中が学園紛争で騒然としており、受験しようと思っていた東京大学の入学試験が中止となり、慶応大学法学部に入学することになった。ところがその慶応大学でもストライキに入り、反権力、反体制が声高に叫ばれる中、「商社マンや外交官」などと口にすれば「人民の敵」と言われかねない雰囲気であった。青春の彷徨の始まりである。ゲバ棒を持ってデモに参加するという気分にもなれず、さりとて「ノンポリ」に徹して勉学に打ち込むこともできず、徐々に大学に通う回数が減り、通学途中渋谷で下車して、某書店に入り浸り、哲学、宗教、人生論などの本を漁る日々が多くなっていった。そうした中、大学二年目も終わる頃、件の本屋で「わが歩みし精神医学の道」(内村祐之著)という一冊が目にとまった。医学など夢想だにしなかった私だったが、悩む青春の心には“医学”という言葉が人間的な響きを持ち、悩みを一挙に解決してくれる救世主に思えた。医学部受験を密かに決心し、両親に話す。普段おとなしい父親は激怒、何とか母の仲裁で勘当は免れた。医学部受験の勉強を始めて数カ月後の秋、全国紙の一面トップの「自治医科大学、翌春1期性を募集」の記事が目に入った。日本の「地域医療のメッカ」を目指すという。「地域医療」という言葉の響きが魅力的だった。しかも学費は無料だという。両親にこれ以上経済的に迷惑をかけるわけにはいかなかった。第一志望を自治医科と決めた。トイレと睡眠時間以外の猛勉強。運よく合格。
・[4539]
> 商社マンになっていたところで、せいぜい旅館の食事につくフルーツがエキゾチックになっていくだけだ。
・[4404]
> > タミフルは本来インフルエンザ発症後の治療薬。それをこんなに大量に“予防内服”に使えば「免疫力が弱まって耐性タイプの新型ウイルスをつくりかねない。とんでもない話だ」と専門家も指摘している
・(8月31日)
https://www.asahi.com/articles/ASP8045NRP80ULBJ004.html
> 東京医科歯科大学は30日、「N501S」という変異がある新型コロナウイルスのデルタ株を、国内で初めて確認したと発表した。国内で変異した可能性が極めて高いという。
無数の(でたらめな)変異が繰り返される中で、ウイルスにとって具合のいい変異が競争に打ち勝って殖えてゆく。
・(2020年11月26日)
https://www.asahi.com/articles/ASNCS6KSMNC6PLBJ001.html
> 遺伝情報は変化(変異)しやすく、おおむね15日間に1文字のペースで、塩基が別のものに変異していくことがわかっている。
> 同室だった2人の場合、それぞれの検体から得たウイルスのゲノム情報を感染研が調べたところ、1文字だけが異なっていた。旅行中の夫婦や近親者なら一緒に行動することが多く、室外で他人から同時にうつったなら、2人のウイルスのゲノムも一致するはずだ。
じぶんが発症したときに軽いか重いかということでなく、ヒトとヒトの間で感染の連鎖(うつし・うつされ)が続いていること自体がウイルスを利する。変異のチャンスをみすみす提供してしまうかっこうになっていることを自覚しないといけません。
・(8月31日)
https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20210813b.html
> 「推定というより、かなり高い確率で、国内で新たに変異を獲得したであろうと。国内の新規変異株、変異デルタ株という形で捉えていただければと思う」
…だれかの電池が終わりでいまいま!(※恐縮です。)
> 「感染伝播性が増大する可能性というものも十分に考えられる。感染が広がると国内でも次々と新たな変異株が出る可能性があるので、なんとか感染を抑える必要がある。遺伝子を解析するウイルスの監視体制もさらに拡充しないといけない」
…いちばんさいしょのページだしてくれる?(エヘン)生の発言のニュアンスを最大限に温存した記事がありがたい。時間(ウイルスの「世代」)が経つにつれ、ひとくちに「なになに株」と呼べるような状況ではなく、「あの株にそういう変異が加わったもの」(「変異デルタ株」)といった回りくどい言いかたしかしようのない無数のバリエーションがあふれてゆく…はずだ。「なになに株」と呼べるほど“特徴だつ”(ほかの株との異なりが大きい)変異株の出現は、せいぜい7±2種類くらいで頭打ち(*)ではないのか。本当でしょうか。(※恐縮です。)
> 「感染性だけでなく、どれだけ重症化のリスクがあるのかや、ワクチンの効果が見られにくくなるのかどうかなどの情報を把握しながら、水際対策を徹底することが重要だ。国内への持ち込みを100%抑えるのはかなり難しいが、水際対策で遅らせ、広げない対策を徹底することはできる。新型コロナウイルスは2週間に1回変異を起こしていて、さらに広がりやすいウイルスが世界各地で出てきてもおかしくない。世界的なネットワークで情報を共有し、連携して広げない対策を進めていく必要がある」
・…それを『1枚絵』で説明するか毎日新聞さんよぅ。(※ジト目)
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2021/02/04/20210204ddm016040128000p/9.jpg
*自然に淘汰されて消えてゆくような、ウイルスにとっては無意味とか不利な変異の、そういう変異ばかりが集まってできた結果(あえていえば)「なになに株」と呼べるほど“特徴だつ”けれど、特に害のないもの(?)も含む。
・(9月2日)
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210902/1000069729.html
> 「命を守るために強い危機感を共有して、みんなで日々の行動を変えていく。コロナとのたたかいは『誰かがやるだろう』ではなく、結局のところ、自分がやらなければ終わらない。体調がおかしいと思ったら早期に医療機関を受診し、積極的にワクチンの接種も進めて、人の流れを徹底的に抑えていく。あなたがその流れをつくるか否かにかかわってくるので、皆さんの協力を改めてお願い申し上げる」と呼びかけました。
言い直しておられたけれど「体調がおかしいと思ったら早期に医療機関を受診し、積極的にワクチンの接種も進めて」は「(ひとりひとりが)積極的にワクチンの接種を『行なってください』」という発言だった。「(それを都も促すため)接種を進めて、人の流れを徹底的に抑えていく」と、だいぶ途中をすっ飛ばしておっしゃったけれど、そういうことであった。
・(9月2日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210902/k10013238331000.html
> 国内で確認されたのは初めて
> 「さまざまな変異ウイルスが出てくるが従来のウイルスを押しのけて拡大する状況があれば注意が必要で、情報を集めていく必要がある」
・(9月1日)
https://www.afpbb.com/articles/-/3364266
> WHOは、ミュー株にワクチン耐性を持つ恐れのある変異があると説明した上で、さらなる研究によって理解を深める必要があると強調した。
> WHOは現在、「懸念される変異株(VOC)」にアルファ株とベータ株、ガンマ株、デルタ株の4種を、その次に警戒されるVOIにミュー株を含む5種を分類している。
変異株として呼び分ける細かさが細かい。この細かさで数えたときには7±2どころでは済まない。本当でしょうか。(※恐縮です。)
> WHOによると、ミュー株の有病率は世界では減少して0.1%未満となっているが、コロンビアでは39%となっている。
国の名前で呼ぶのでなくとも、株の系統がわかる呼びかたにすることもまた問題ありということか。(※さらに恐縮です。)ミュー株が淘汰されきらず局地的には蔓延したままであると、ミュー株に対する変異が蓄積して「変異ミュー株」になってしまう。
・(9月8日)
https://www.asahi.com/articles/ASP974G94P95PLBJ001.html
> これまでに見つかった変異などから、デルタ株に新たに加わる可能性がある四つの変異を選び、病原性がない人工的な実験用ウイルスを作って調べた。
> この4種類の変異のうち2種類を持つ変異株はすでに見つかっているという。感染者が多いと変異が生じる機会が高くなり、ワクチン効果を減らす変異が生まれる可能性はある。
教科書に載っていて学校で習いましたというわけではない、ある年代以上のわたしたちにとって、この新しい一般教養のような知識はどこで学ぶ機会があったかと振り返りますと、2010年に一般のニュースで大きくクローズアップされた「多剤耐性」について理解する中であったと思い出されます。
・(一社)日本感染症学会「一般の方への情報提供」(2010年9月14日)
https://www.kansensho.or.jp/modules/topics/index.php?content_id=10
> 最近、報道が続いている多剤耐性菌の感染事例を受けて、日本感染症学会では一般の方向けに情報提供をさせていただきます。多くの耐性菌の名前が出て、死亡例も報告されていることから、多くの方々は混乱や不安をお感じのことと思います。ただし大切なことは、正しい知識を持って対応することであり、不必要に恐れたり、過剰な反応を示さないことです。
> Q:抗生物質の乱用も多剤耐性菌が増える原因なのではないですか?
> A:抗生物質(抗菌薬)を使用すれば耐性菌が出現する可能性は高くなります。かといって耐性菌を恐れて抗菌薬の使用を極端に控えてしまうと、ときに重症の感染症に陥る人も出てきます。そこで大切なのは抗菌薬を適正に使用することです。医師は抗菌薬の効果を十分に引き出しながら、その一方で耐性菌を生まないように配慮して抗菌薬の使用を行う必要がありす。また抗菌薬を処方された方も、指示された通りにきちんと内服を行うことが大切です。自分で勝手に判断して薬の量や回数を減らしたり、途中で辞めてしまえば、治療効果が得られないだけでなく、耐性菌を生み出しやすくなりますので注意しましょう。
> 必要がありす。
> 必要がありす。
…『必要がありす。』と書いてあるんですけど。
・[3091]
> 学習や実験の目的は、「でんじろうセンセイ」が繰り広げるアレやソレが、特別なものではなく、ありふれたもの、自分が意識して見たときだけ目の前で起こるのでなく、誰も見ていなくても自然に起こっているのだという「世界観」のようなものを身に着けることにあります。
・[4601]
> 「これだけ世界中で接種されていて、重大な副反応が多いなどのおかしなことがあったら、そうそうわからないはずはないと思います。」とは、このことだ。(※見解です。)
> 副反応が「ある」「ない」のバイナリでとらえ、むしろ『自分事』として真剣に考える人ほど、『自分にとって』結果として副反応が「あった」「なかった」の『半々』になるのだから(自分に副反応が出る)確率は『50%』だ(イチかバチかだ)と思い詰めてしまうきらいがありませんか。個々人の関心事に軽重はない(本人にとって一大事なら一大事なのだ)という見方をすれば、これはもう、生活上のどんな場面でも起きてくることともいえましょう。本件ゲームをだまされて買ったのはセカイでじぶんただ一人なのではないかという漠然とした不安。(※体言止め)そんなことはないはずだとも、同時に頭の中ではわかったつもりではいるが、拭いきれない不安。それこそを不安と呼ぶ。(※恐縮です。)むしろ『他人事』として、「大勢の中の自分」というかたちで客観視したい。『他人事』も使いようなのだ。(※さらに恐縮です。)
> > 3年生の男子生徒は「自分の気持ちがなぜそうなったかを考えるきっかけになっています」と話していました。
・[3477]
> 本質的には自由研究も研究ですから(略)「むずかしそう」との印象が先行してしまう、ひいては本人の関心は「科学論文」(※主論文・野帳・掲示物を必要とする)のほうにあるのに「科学工夫作品いわゆる工作でいいでしょ! むしろ科学工夫作品いわゆる工作にしておきなさいっ」しちゃうという…これはとんでもないことなのですぞ。(見解です。)
・(8月23日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210823/k10013218191000.html
> 新型コロナに対するイベルメクチンの有効性について「ランダム化比較試験で検証されているデータも出てきているが、患者数が少ないものが多く今の段階では有効性は明確に示されていない。診療に当たる医師が経験から有効性について言及しているケースもあるが『投与したあとに症状がよくなった』という患者の経過を見ているだけだ。軽症患者の多くは自然に回復するので、薬に効果があったかどうかは診療現場で確かめることはできない。医師個人の経験に基づく話はどんな名医や権威のある医師であっても、科学的根拠の中では最も信頼度の低い『レベル5』の情報だと見なされる」と指摘しました。
ここがいちばん大事なのに、長い記事のうしろのほうに書いてあるのが不安材料だ。(※見解です。)
・(8月13日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC125TZ0S1A810C2000000/
> 脳の血管には異物の侵入を防ぐ「血液脳関門」があり、核酸を脳内に届けることは難しかった。
> ヘテロ核酸のRNAのほうの端に脂質の一種であるコレステロールを付けておくと、血液脳関門を通過し、脳内の細胞に効率よく核酸が届くことを発見した。
漠然と「研究」と呼ばれてしまいますが、薬をつくることに直結したものは「開発」であり、サイエンスというよりはエンジニアリングであります。自由研究はサイエンスであり、科学工夫作品はエンジニアリングであります。コレステロールを付けて血液脳関門を通過しませうというのは科学工夫作品であります。(※極論)
・[4221]
> 「身近な」と「身の丈で」は違うよ、「理数探究」で必要なのは「身の丈で」だよ、実験を完全にじぶんのコントロールに置かねばならない。あいはぶこんとろーる。
・[4505]
> まず「身近な」が必要なうえで、それはまあ、さほどたいへんなことじゃないが、「身の丈で」が必要だ。「身の丈で」のほうはちょっとたいへんだけど、それができないといけないよ、みたいに言っています。
・(♪〜)
https://cdn.4travel.jp/img/tcs/t/pict/src/18/88/45/src_18884530.jpg
※画像はイメージです。
・[4424]
> > 温泉地は、現在では一種の観光地としてとらえられることが多いですが、もともとは湯治をする場所でした。湯治とは、温泉に入ることを通じて病気の治療や健康の回復を図ることです。時代や個々の温泉によって差がありますが、湯治を行う期間や入浴作法などはおおむね決まっていました。たとえば、中世にはすでに7日間を一廻りと数えて最小単位とし、少なくとも三廻り(21日間)は湯治を行うべきであると認識されていました。
3週間の間隔をおいて注射である。温泉でも薬でも、効き目が出る(全身にめぐる)まで『3週間』という知見が中世からあった…のか!?(※表現は演出です。日本では中世というとアレだけれど、西洋医学にあっては江戸から明治へのような転換期があったわけではないことに留意。それがいくらかは入ってくるのだからあって当然だよね。本当でしょうか。)
・[4221]
> > 「湯豆腐のなぞについて」
> > 旅行した際に食べた佐賀県名物の「温泉湯豆腐」に興味を持ち、その味わいのなぞを追及しました。
> > 「液状化現象を再現する」
> > 東日本大震災の際に自宅近くで起きた「液状化現象」に興味を持ち、身近なものでモデルを作り、その再現を行いました。
> 「旅行した際に食べた」「自宅近くで起きた」というところがなければいけないのです。これは「身近な」というやつです。そして、便宜上、4人で「班」をつくるけれど、研究の動機はそれぞれ個人が持っていなければいけない。これは絶対です。どうしても何もない(見当たらない)なら「うちの学校では」みたいに「学校」を主語にしてもいいから、何らかの形で「旅行した際に食べた」「自宅近くで起きた」に準じる動機を持たせるのです。
・[3780]
> 東日本大震災があっても3日で忘れ、ひとごとみたいに東京で仕事して印刷された
浮世離れしていて無責任なように見えてしまう(≒目先の深刻で重大な問題から逃げて“お高くとまっている”&“他人事のよう”に見えてもしまう)けれど、それでも自由研究では塩や砂糖を使うといったことが、きっと必要なのです。(※塩や砂糖はイメージです。)
http://www-or.amp.i.kyoto-u.ac.jp/img/chem2.gif
塩や砂糖かもだけど、化学式じゃなくて特徴ベクトルしたい。(※真顔)
https://thesaurus.weblio.jp/content/%E3%81%8A%E9%AB%98%E3%81%8F%E3%81%A8%E3%81%BE%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B
> 高慢ちきな
> お高くとまっている
> 尊大な
> 崇高な
> 唯我独尊の
・茨城県教育委員会「いばらきの教育自慢vol.5」(2015年11月5日)
http://www.edu.pref.ibaraki.jp/board/welcome/koho/jiman/05.html
> 自由研究は全国で行われていますが、他の県と比較して茨城県では多くの小中学生が自由研究に取り組んでいます。
> 参加児童:1万8千人(県内の小学生の約1割の児童が参加)
> 参加生徒:2万4千人(県内の中学生の約3割の生徒が参加)
むやみに数だけを増やしたというのでなく、長年の何かで確かに根付いてきた、地に足のついた参加の割合だと思うのです。
https://telemail.jp/shingaku/p/shingakusurvey/result.php?code=0088
> 東京などの主要都市に近いということもあり、自分で足を運んで様々な経験を積みたいと考えたから。
…じゃなくて。
> 小さい時から教師になりたかったため、その夢を実現するために、教員養成に特化した茨城大学を志望しました。また、茨城で教員になって、今まで自分を成長させてくれた地域への恩返しをしたかったため、茨城の大学である茨城大学を志望しました。教育内容が充実していて、附属学校での教育実習や海外研修などが多くあるのも、志望する大きな理由です。
> 茨城県で教員になりたいと考えており、傾向に沿った教採の対策が充実していると聞いたからです。音楽選修に進学しますが、音大よりも専攻楽器に囚われず学べることに魅力を感じました。更に自宅から徒歩10分程なので、学修に専念できる点も志望理由の1つです。
ゲフンゲフン。
> 茨城大学は教育分野に優れている。
(地方の)国立大学の主たるミッションはそもそもそれだ。(ばーん
※地域の産業に特化した県の大学校などが充実していると国立大学としては教員養成だけが大きな柱として目立ってくる、の意。
・[4248]
> 「感染症流行」がニュースになっていないときに限ります。ニュースになっている間は、それをやってはいけません。…という考えかたがあります。(※あくまで考えかたです。)
このことについて、少し別の方向からも考えてみていただきたい。
・[4608]
> (2020年2月13日放送)
> 制作時期のせいで「コロナ」が他人事のよう&専門家のセンセイも「肺炎」というほうで呼んでおられる。
「偉人たちの健康診断」という番組の、なんとものんきなオープニングやスタジオでのトークが、いまとなってはちょっと…(てんてんてん)。ただし、その放送時期には、わたしたちみながかなりのんきだった。
https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009050828_00000
さすがに2017年につくられた番組フォーマット(※タイトルや進行などの基本的なつくりと番組イメージを固めるCGやBGM)なのでとしか…(てんてんてん)。
・(2020年1月26日・2月5日)
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/29765.html
> 中国で急増する新型のコロナウイルスによる肺炎。
https://www.nhk.or.jp/politics/wp-content/uploads/2020/02/0205nhk1.jpg
> 新型肺炎
・(2020年6月4日)
https://www.asahi.com/articles/ASN645RLHN63ULBJ00K.html
> 当初は「新型肺炎」とも呼ばれ(略)
> 最近の知見で、肺だけでなく、全身に症状が出ることがわかってきた。その理由はどうやら、「血管の炎症」にあるらしい。
それでも、2020年の2月13日にあって感染症をテーマにした回だったのはタイムリーであった。いわばぎりぎりであった。ああいうたてつけの(軽妙な)番組で取り上げてよいという、いわば平時とでもいうべきものは、このあとすぐ終わるのである。4月1日以降は「終わらない春休み」に突入した。2020年のことであった。
・[4222]
> やっぱり「道徳」なんですね。「理数探究」ってね。
あまりにも切羽詰まった目先の課題は「社会問題」や「時事」であって、「道徳」といった普遍的なものには、まだ、なっていないのです。一方で、「理数探究」は新しいものだけれど、最初から「道徳」のように普遍的なものであってほしいという期待があるのでした。(※私見です。)
※ここでいう「普遍的」:学校の教科にできるか、教科書がつくれるか、どう採点するのか、といった実際的なことに限っての範囲内で。
・[3103]
> きょう「デビュー!」した「新型車両」が、きのうやおととい設計されたかのように受け止める素朴な反応
・[3654]
> 時制を使い分けて過去や現在の状況を認識したり、将来を予測したり、過去のストーリーを叙述したりすること、それ自体が楽しいことでもあるのですよ。わたしたち、ゲームで遊びながら、じぶんやゲーム内の状況をことばで表現しながら楽しむという側面があるのですよ。
> 12〜13歳くらいでは、そういう感覚が持ちにくく、しかし16歳にもなれば、英語や国語の古文で習う時制と同じだと思って、時間方向の奥行きというものをじぶんのことばで表現しながら楽しんでいけると思います。
・[3826]
> 何をどうしても「年齢」に支配される(年齢に応じた発達しかできない)という限界にも自覚的でありたい。
・(9月3日)
https://mainichi.jp/articles/20210903/k00/00m/010/009000c
> 内容や公表時期に批判的な専門家もいて、原案通り了承されるかは見通せない。
> 公表時期
> 公表時期
仮に年齢を問わず「国民」と言ったとき、確実に半数以上の「国民」は時制の使い分けに難があり、いま目の前で言われたことを「いましていいこと」「いますべきこと」と受け取ってしまうのである。未来のことだとか条件があるとか、そんな難しいことを考えたり理解したりできるだけの国語を備えていないもしくは忘れてしまっている。○か×か。
・[4596]
> > 一部上場企業の社員のRST正答率の一部が紹介され、RSTの能力値が中学生の平均並みの社員がいた事例が紹介されました。こうしたタイプの人材について、新井さんは「面接でとても元気があったから、営業向きだと評価されて採用されたのだと思いますが、約款や契約書が理解できないから、コンプライアンスが守れない危険性がある」と指摘しました。
・(9月12日)
https://digital.asahi.com/articles/ASP9B74N9P9BULBJ011.html
> 新型コロナの変異ウイルス「ミュー株」には、ワクチンの接種でつくられる「抗体」が効きにくい可能性がある。
> 従来の株に比べて、抗体が感染を防ぐ効果が7分の1以下になったという。
感染を防ぐ効果が7分の1になるなら、ソーシャルディスタンスを7倍にする。そんなぎりぎりのことをしていてよい局面なのだろうか。効果が半分…ということではなかったが、感染力が2倍なら2倍の距離を空けよというシンプルな言説の限界よ。順番に(それ以前の流行株から)入れ替わって流行する変異株を、順番にやり過ごしていくほかない。嗚呼。
・(9月14日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210914/k10013258531000.html
> 「変異株の感染力は非常に強いものがあり、専門家は『今後も長期的に感染拡大が反復する』と言っている。特に冬場は非常に危惧しているので、今後の医療提供体制の構築を急ぐ必要がある」
・(9月21日)
https://digital.asahi.com/articles/ASP9P3C6XP9NULBJ002.html
> 国立感染症研究所の齋藤智也・感染症危機管理研究センター長は「技術が進み、ウイルスの遺伝情報のわずかな変化も、ほぼリアルタイムで追えるようになった。逆に、連続的に変化しているウイルスをどう分類し、どう呼ぶかということが課題」と話す。
> 連続的に変化している
> 連続的に変化している
際限なく細かいということ。じゅげむじゅげむのちゃんりんしゃんであんきんたん、といった名前になっていかざるを得ない。
> 8月に世界保健機関(WHO)が新たに「ミュー株」を指定し、24個のリストの半分が埋まった。背景にはどんな事情があり、アルファベットを使い切ったらどうなるのか。
> 24個の文字がすべて使われた場合、WHOは「ほかの名前のリストが検討される」としている。WHOの専門家は8月、英テレグラフ誌のインタビューに、次の名前として星座を使うことを検討していると明かした。「おひつじ座株」や「オリオン座株」が生まれる日も近いかもしれない。
えー…(てんてんてん)。
・(9月13日)
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/21/091100451/
> アメリカのようにすでにデルタ株が主流となっている地域では、ミュー株がデルタ株に取って代わる可能性は低い
インフルエンザにはかかっておこうということではないけれど(※違います)、デルタ株を抑え込むと、代わりにミュー株が蔓延しかねないのだ。○か×か。(※考えかた)
・(公財)日本生産性本部
https://www.jpc-net.jp/research/column/detail/005421.html
> > 国際航空運送協会(IATA)の5月見通しでは23年に旅客数が19年レベルまで戻るとしており、ワクチン効果を主因に、従来の24年から1年前倒しを予想していることには勇気づけられる。
> 2021年6月29日取材。
うーん。…うーん! 勇気づけられたいのはやまやまですけれども、2021年9月になってみれば、変異株に関して楽観的すぎたと見える。まだわからないとか、刻々と状況が変わるというときに、軽々に先のことを言うべきでない、といった考えかたもある。(※考えかた)
・(9月15日)
https://mainichi.jp/articles/20210915/k00/00m/040/074000c
> > 2〜3年プラスかかる
> > ワクチンや薬がどこにでもあるインフルエンザのような感覚になれば、社会の不安感はなくなる。そういうふうになるのは2〜3年プラスかかる
「プラス」という言葉の難しい使いかた。(※体言止め)2.5年+1.25年くらい(=およそ4年)とおっしゃる。2021年9月に「2〜3年プラス」とおっしゃる。○か×か。
・(2020年9月16日)
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20200916-OYT1T50259/
> あと1、2年、長くて3年と見込んでいます。
2020年9月に「長くて3年」とおっしゃる。
> 社内専用の私のブログで会社の「倒産確率」を公表しています。予約や財務の状況など、幾つかの変数をもとにはじき出した数値です。
それを「公表」とは言わない。まさか判別分析ではあるまい。(棒読み)ふつうの平たい重回帰分析より数理的に高度な手法を使っているなら、そこはアピールしていただきたい。分析に入れるデータが御社“秘蔵!”のデータだといったところにかかる営業(※データを入手するための営業とデータを使って何かしてやるぞという営業)はさすがとしか…(てんてんてん)。
https://arx.neorail.jp/experiment/?R%E3%81%AE%E3%83%8F%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89
> 「R」は道具に過ぎません。道具の自慢をしてはいけません。その道具で何をしたのか(できたのか=「できた」と主張するだけでなく客観的に見て「できている」のか)が問われる(レポートや論文では、じぶんでじぶんを客観的に問う)のです。「R」には様々なGUIのフロントエンドがありますが、浮き沈み(流行り廃り)が激しく寿命が短いものです。いずれにしても「R」こそがコアなのです。勉強のためには「生のR」(むき出しのR)を使うのがベストと考えます。実際の業務では、カラフルでグラフィカルでビューティフルな各種BIツールを使うでしょう(⇒データ戦争)。このとき、職場に用意されて代々申し送られてきた(質問があっても誰も答えられない「不文律の」)マニュアルの通りに操作するだけの人になるのか、そのBIツールがどんなデータで何をしているのかを、あたかもじぶんで「R」を使って処理しているかのようなイメージで生々しく認識できる人になるのかということなのです。実際にじぶんでなんでも実装する(生のプログラムを書く、生のデータ収集に取り組む)ということや、本当に「R」(そのもの)を業務で使うということは、きっとないでしょう。
・「判別分析」
https://www.macromill.com/service/data_analysis/discriminant-analysis.html
> 判別分析は、説明変数が量的変数の場合に用いられますが、説明変数が質的変数の場合は、数量化2類を用います。
> 直線で仕切る(線形判別関数)
> 判別分析は、重回帰分析における従属変数が、カテゴリーになったモデルだといえます。
『確率』とやらがはじき出せるとあらば、(単に2群に分けるだけの)判別分析よりはマシでヒマな(違)ソフトクラスタリングっぽいテイストの分析をしているのだろうとは期待できる。(※「は」に傍点。)変数が多いから主成分分析を介してあるといえばグッドである。…実にグッドである。(※恐縮です。)
https://www1.doshisha.ac.jp/~mjin/R/Chap_18/18.html
> 古典的な非線形判別分析では、2次式を含む非線形関数を用いる方法がある。Rのパッケージ MASS の中には2次式による判別分析の関数 qda が用意されている。 関数 qda の使用方法は、lda とほとんど同じである。
> 一般化線形モデルで紹介した、目的変数が質的変数であるロジスティック回帰も非線形判別分析の一つの方法である。
> 判別関数のアプローチによる判別分析は、属性を示す変数の数が多くなると判別関数の構築が難しくなる。
https://www.nikkei-r.co.jp/glossary/id=6776
> 数理的に同等である、あるいは本質的に同じ結果を得るという意味は、たとえば数量化1類の分析結果として得られる数量と、分散分析の結果は基準化方法が異なるだけで、相関係数は正確に1であるという意味で、同値だということである。数量化2類の数量も同様であり、数量の平均と分散による基準化方法が異なるだけなので、判別変量との相関係数は正確に1である。
・[3576]
> 御社のおっしゃる「味度値」に何を含めるかが、装置を新しくつくるたびにいくらでも変わる(もしくは、何を含んでいることになるのかをあらかじめ考えていない=『出たとこ勝負の!』)と読めるんですけど、そういう理解で(以下略)…きわめてなんだかなぁ。(※見解です。)
> 測定の条件と手順をきちんと定めたマニュアルに従って、理学部や農学部を出たひと(理化学的な実験に慣れている人)が測定しさえすれば、それでじゅうぶんという程度の内容しか測らないのに、装置が大がかり過ぎるという印象が先行してしまいます。
> そういう意味では「パルスオキシメーターはヤマダ電機で売られているけれど特定保守管理医療機器です!」([2987])と同じで、「食味計」と称する簡易分光計を(「簡易」だからこそ)「無資格のJA職員!」あまつさえ「(農学部は出たかもだけどウェットなラボの出身ではない)農家がじぶんで!」というのはご法度だというようなことにしておく必要があるのではないかとも思えてきます。
・[2987]
> > 日本では、薬や医療機器は薬事法という法律で製造・販売を厳しく規定されており、パルスオキシメーターは管理医療機器・特定保守管理医療機器というカテゴリーに分類されています。
> > パルスオキシメーターを販売するには、特定保守管理医療機器の販売を行う資格があることを、都道府県に認めてもらう(許可を得る)必要があります。そうした許可を持つ医療機器販売業者でしか取り扱うことが出来ません。
・(2021年1月21日)
https://www.konicaminolta.jp/healthcare/knowledge/index.html
> パルスオキシメータの数値によって、新型コロナウイルスの感染判断はできません。
> パルスオキシメータを感染予防目的のために購入されることはお避け下さい。
> 本当に必要な方への供給を優先いただきますよう、お願い申し上げます。
> 使用場所は一般家庭となりますが、使用方法に関しましては専門家の監修を受け、測定結果など に関しては都の自宅療養者サポートセンターにて医療従事者の判断・指導を仰いで行われます。
> パルスオキシメータは、操作は簡単ですが適切に使用しなければ誤差が生じます。また、測定結果は、医師等 が患者様の総合的な状況を確認して判断する必要があります。
> 基礎疾患のない方には、パルスオキシメータは感染予防にも感染の早期発見にも結び付きません。一般家庭での医師等の指導のない購入はお控えいただけますよう、今一度お願いいたします。
> 新型コロナウイルス感染症の重症化リスクの高い基礎疾患のある方、ご高齢者、保健所の管理のもとで自宅療養される感染者の方といった、本当に必要な方への供給を優先させていただくためにご協力をお願いいたします。
この呼びかけを何度でもニュースにしてもらいたいのに、ニュースの中で「なぜか持っていたパルスオキシメーターのおかげで」といったストーリーが語られるという現実。
・[4221]
> すごく「道徳」である。「態度」である。
> > 教科書については、現在のところ発行されるかどうか明らかではないが、「理数探究基礎」については、「学習指導要領」および「解説」で示された目標と内容に沿って、体系的に学習が可能な教科書が発行されることを期待したい。「理数探究」の場合、扱う事象に限定がなく多様であることと、生徒の主体性がとりわけ重視される科目の性格上、体系的な学習教材としての教科書の作成は困難と思われるが、数学や理科が有機的に組み合わさった探究例などを紹介する探究活動の事例集があれば、大いに役立つものと思われる。
> 「道徳」としかいえない部分は「道徳」くらいにはふつうに「教科書」ができてくるものと期待される。そうじゃないほうは、“つまみ食い”レヴェルの「事例集」というふうでなく、可能な限り体系的に網羅しようと努めた「カタログ」になっているべきだ。そこから選んで取り組むにしてもすごく苦労するのだ。問題ない。
高校での理数探究につながるのが、小学校からの自由研究であります。
・(再掲)千葉大学先進科学センター「理科課題研究ガイドブック 第3版 〜どうやって進めるか,どうやってまとめるか〜」(2015年2月28日)
http://www.cfs.chiba-u.jp/koudai/guidebook3_2.pdf
理科課題研究というほどずぶずぶの理科ではなく理数探究基礎の小学生版であってほしい。(※意見です。)
・[3520]
> 「小学生の約1割」というのは、かなり高い割合であると実感されましょう。
茨城県で(※「茨城県で」に傍点)「小学生の約1割」もがすなる自由研究をや。(※詠嘆)茨城県で(※「茨城県で」に傍点)とはいうものの「小学生の約1割」もがすなる自由研究が、それほど特別に崇高で尊大なものであるとは認められません。やってもやらなくてもいいので、やっていないからといって何も後ろめたくはないし、やったひとをねたむ必要もないのです。しかし、やるなら茨城県でいわれるようなかたちでやらないと意味がないのだということは理解しておきたいと思います。
・(博士論文)「理科自由研究作品の教材化に関する研究」(2018年3月14日)
https://teapot.lib.ocha.ac.jp/record/42316/files/%E5%8D%9A%E5%A3%AB%E5%AD%A6%E4%BD%8D%E8%AB%96%E6%96%87.pdf
> 理科自由研究の現状と本研究の目的
> 小学生理科自由研究作品の単元・分野分類
ぬおー!!(※恐縮です。)
> 理科の自由研究は,学習指導要領で規定された内容ではないが,自主的な科学的探究活動として広く普及している.
▼小学校のと、▼中学校の理科のとを明示的に区別して、それぞれの成立過程を概観してほしい。本件で用いるデータセットは「小学生理科自由研究作品」なのだから、小学校でのそれについてこそ詳述すべき。
> 国立教育政策研究所:学習指導要領データベース 昭和22年度学習指導要領 一般編(試案) https://www.nier.go.jp/guideline/s22ej/index.htm
> 山本隆大(2012):昭和22年度学習指導要領(試案)教科「自由研究」から見る探究活動の課題について,愛知教育大学研究報告,教育科学編 61, 1-8.
つけたしみたいに参考文献で(昭和22年の)『教科「自由研究」』が挙げられているのに本文中で言及がない。
> 今後の課題として,先行研究を「なぞる」行為が,小・中学校理科教育において「自由な発想を奪う」と捉えられる場合があることを理解したうえで「なぞる」行為が各発達段階の児童・生徒の探究活動にどのような意味を与えるかについての,より深い調査・研究が求められる.
そんなしょぼいところでまだよちよち歩きしてるんですか。(※個人の感想です。)本件学位論文の指導教員にとっては2007年ごろの興味であると思しき「理科教育」以前の話をきちんと最新のところへアップデートしてから取り組まないと足元をすくわれますぞ。(※真顔)
★「自由研究 主論文 何に書く」
・(再掲)国内で最も一般的と思われる「原稿用紙」のイメージです
http://store.ito-ya.co.jp/client_info/ITOYA/itemimage/4901480075808-1.jpg
Googleサジェストによりますと「自由研究 主論文 何に書く」という検索があるということなので、その答えは「コクヨの横書き原稿用紙」に書く、とだけ…(てんてんてん)。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11194899266
> 自由研究のレポート用紙ってどういうのですか?画像お願いします!
じぶんの学校で、ちゃんと先生に聞きなさいということが先です。
https://www.obunsha.co.jp/gakkon/application.html
> レポート用紙などを使用し、パソコン入力も可。
> パソコン入力の場合は、フォントサイズは10.5ポイント以上とする。
ふつうにTeXで組んだみたいな見た目に仕上げること。装飾はしない。
> 写真や図表などを本文中に取り込んでもよい。資料は別に添付してもよい。参考文献を明記すること。
もしくは最初から旺文社の要項に従っておく。(キリッ
※学校の宿題としては、紙に児童本人が手書きというのが必須という考えかたもあるでしょう。これは学校が決めることですから、よく確認して、指示通りにしませう。
・(再掲)
https://neorail.jp/reports/20170128_A_Survey_of_Recent_JIYUU-KENKYU_in_Japan/preview_page1.png
・[3719]
> WordでつくってもTeXみたいな(縦罫のない)表を入れるなどの&フォントを埋め込まずにPDFを作成するとまるでTeXでつくったPDFみたいに見えてくるなどの!(棒読み)
http://www.is.nagoya-u.ac.jp/dep-ss/phil/kukita/others/How_to_use_TeX.pdf
ふつうに最初からTeXでjarticleしたい。(※真顔)
※それのどこが「ふつう」なんだ!(※絶叫)、の意か。
★「自由研究 主論文の書き方」
・(再掲)「4000字の論文」の一例です(2016年、2010年)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/seikisho/53/2/53_95/_pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/seikisho/47/4/47_4_165/_pdf
ふつうの大人が読んでちゃんとわかる、研究内容が非常にクリアーなものとして例示しました。自由研究で書く主論文のお手本になるものです。
・[3339]
> ▼大人(大学などの研究室にいる人)しか使えない「すごい道具」(分析法や装置)は、そういうものだとあきらめて、▼英語の勉強は別口で取り組むとして後回しにしつつ、▼参考文献の数の多さを喜びながら、『いまのじぶん!』にわかるのは2〜3つくらいかなぁ、などと端折りながら、しかし実際の論文を読んで、形をお手本にするのが近道です。(個人の見解です。)
研究テーマの難しさを競うのでなく、研究方法をどれだけしっかり守って遂行できたかを問うものです。ここを間違えてはいけません。また、ここでいう研究方法とは、研究倫理や実験計画のこと(研究の正当性や再現性の確保)で、実験方法(器具や試薬の使い方)を守って正確な実験をすることや、実験結果を正確に記録すること(≒正確性)とは別のことです。
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