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(約22000字)
[4628]などの続きです。
(2021年10月5日より随時追記)
・[4628]
> > 「気候変動で物理学賞をもらうとは思っていなかったので、びっくりしています。また非常に光栄に思っています。好奇心で始めた研究でした。本当におもしろい研究というのは、好奇心から出るのが大事です」と話しました。
秋の夜長はノーベル賞。時差の関係で夜中に更新が続く真鍋さんのニュース。同じURLのまま記事が更新されて詳しく長くなっていますけれども、第1報のシンプルなコメントがガツンときたんです。この短さに「好奇心」と2回も書いてある。(※個人の感想です。)
・NHK「ノーベル賞 真鍋さんが会見「受賞 驚くとともに光栄と感じる」」(10月6日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211006/k10013293411000.html
> 「気候変動は農業やエネルギー問題など多くの分野に密接に関わり簡単には整理できません。われわれは現実に起きている影響を最小限にとどめつつ、環境に適応することを考えなくてはいけないと思います」
この「多くの分野に密接に関わり簡単には整理できません」というところなんですね。できるできない、関係ある関係ないと断じるような話し方をしていてなんとかなる話じゃ、ないんですね。
・[4208]
> ある情報を「正解」「真実」と「誤解」「誤報」「ウソ」に色分けするような態度もまた即物的にすぎるのである。
・[4408]
> > 「今の教育現場では、『これが正解だ』という決めつけが溢れていると思う。つまり、『正解はひとつ』、そうした授業が大半でした」
・[4469]
> ゲームの中で「用意された正解」を探そうとする態度が、小さい子ほどあると思います。
・[4384]
> そこまでに出てきた数字(問題文に書いてある数字)だけで必ず正解が出せるはずだと思い込んでいる中高生みたいなひと
・[4600]
> それと似たことが『大学の低学年』にもあるかな。
・[3764]
> 知らないものはいつまでも知らないままである。知らないとも知らないままね。(※このことからはだれも逃れられぬ。)
じぶんが何を知らないのかもわからないまま調べたり探したりするのを「好奇心」という。…たぶん。
・[3468]
> ふつーの人は、ビデオカメラがテープだった時分には編集まで手が回らないことがわかってあきらめると、たぶんこういうわけです。そこをおして機材一式ン百万円コース(いわゆるフルコース)をいきなりできちゃうひとというのも、まあ、きっと家が広いんですね、わかります。
> (テープの時代に)プロの道具であるビデオカメラなどというものを無礼にも振り回すというのがアレなことだとわかるのはさほどむずかしいことではありませんから、それでもなお撮っている人というのはセミプロじみている(≒何らかの風格が漂う、機材の金額に見合った勉強や練習をしてきている)
> 勉強の機会というものは誰にでも開放されて保障されているのであって、特別に多大な費用がかかるというわけでもないのに、そもそも勉強しないとできないのだということ自体に気づかれないので受講されない
> お菓子から先に食べるような『つまみぐい!』だけでおなかいっぱい! 勉強してあたりまえということのほとんどが手つかずのまま勉強をやめてしまうのですよ&それがわたしたちというものですぞ。
・[4403]
> 大学の新入生って、だいたい何歳ですか。
・[4381]
> 大学の新入生がほんの小一時間でこなして、(あわよくば)あらかたの理解には到達できる(はずの)図書館ツアーという名の『隠し単位』
> 「検索」というのは習わないとできないことなのだ、ということだけわかっていれば、まずはスタートラインに立つことができる。
「好奇心」がほとんどないひとに、いわば業務上の好奇心を人工的に付与して(勉学や業務の)勢いを持たせる仕掛けともいえる。逆にいえば「好奇心」そのものは、あくまでその程度のものともいえる。
・[4627]
> > アメリカ超特急
・[4628]
> 日本ではなくアメリカでコンピューターあっての発展だとか
> 日本ではなくアメリカでコンピューターあっての発展だとか
日本ではコンピューターが使えなかったときに、コンピューターを使うためにアメリカに行ったという世代である。アメリカだということよりコンピューターである。コンピューターは使うものである。いいやつを持ってるといって自慢することが目的になってはいけない。そういうことをおっしゃりたいはずだとお見受けするけれど、ニュースではうまく伝わっていない感じがもどかしい。コンピューターそのものは存分に使うんですよ。わたしたちがいちばん読解力なのかもしれませんね。(※言いかた)
※「わたしたちがいちばん読解力なのかもしれませんね」:「いちばん問われているのはわたしたちの読解力」の言い間違いを模した演出。
・NHK「ノーベル賞真鍋さん 祝福の声 環境省元幹部「勇気づけられた」」(10月6日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211006/k10013293771000.html
> 昭和57年にアメリカから帰国した際、ふるさと、愛媛県の旧新宮村、今の四国中央市で、小中学生に向けた記念講演を行いました。
> 「外国人に比べて、日本人に欠けているのは表現力です。自分の表現力を養うことが、これからは大事です。しっかり勉強してください」
「表現力」だとおっしゃる。▼「自分の感情を表すことば」については[4586],[4600]を参照。
・[4596]
> > 長年、国語は感性で学ぶ教科であり、答えが明確ではないとみられてきた。だが少なくとも、文には相当程度、正解があるのだ。
> > ことばを大切にしないことで、おそらく、人権や民主主義や自由といった、私たち人間が長い間ことばを通じて培ってきた価値について、非常に大切な部分が決定的に損なわれる危険がある
> > 人間が人間でなくなってしまいます。
> > 理由をすべて説明しきることが必要です。このため、以下の内容は非常に細かくなっていますが(略)一定の正解に到達する道筋を明確にするために必要なことなのです。
・[3657]
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