フォーラム - neorail.jp R16
2021年8月の話題
更新:2024/3/31

[4615]

【ふれねる「自由研究 数学」の回(KAI)】

ふれねる「自由研究 数学」の言(GEN)


(約13000字)

 [4614]の記事が長くなりましたので機械的に分割するものです。過度な期待はしないでください。


[4603]
 > 今年になってから特に増えた検索に「自由研究 数学」というものがあります。数学というからには中学生以上なんだなぁ。(※詠嘆)

[4610]
 > 思わぬところに思わぬ最新情報が…(てんてんてん)。

[4616]
 > > 19世紀に入ってからも
 > > 19世紀に入ってからも

 > 「19世紀に入ってからも」の、じわじわくることよ。

[4613]
 > 「田中久重」と「東芝」が頭の中でつながっていたか。…ギクッ!! いえいえいえ、もちろん知っていましたよ。(※口笛)

・「田中久重」の少年期(15歳まで)のお話です
 https://toshiba-mirai-kagakukan.jp/learn/history/toshiba_history/roots/hisashige/hisashige02_j.htm

 > 『機巧図彙』(からくりずい)という手本書も出版されていた。人々に驚きと感動、喜びを与える"からくり"に心を打たれ、傾倒していく久重。朝から晩まで、小刀を手に図案とにらめっこ。少年は睡眠時間を惜しんで創意に燃えた。

 「東芝未来科学館」(川崎市幸区)の説明でした。

・(9月23日)
 https://www.asahi.com/articles/ASP9Q5S0DP97PTIL022.html

 > 「いる」「おる」「ある」などの「存在表現」の研究をしていた際、手塚治虫の「鉄腕アトム」のお茶の水博士が「わしはアトムの親がわりになっとるわい!」など、「おる」の表現を使っていることに気づいた。

 > 博士らしい言葉遣いだと思っても、実際に博士の立場にある人の話し方は異なります。そのイメージはどこから来るのでしょうか。歴史をたどると、江戸時代にさかのぼりました。

・(2020年4月7日放送)
 https://www.tvu.co.jp/program/202004_chieizu/

 > 庶民のための物語を発明したと言われる西鶴の成功術とは?
 > 全国で売れに売れ(略)

 https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/story/2019/fyvba9

 > 「おる」「じゃ」は西日本の方言で、なぜ老人語が西日本の方言と同じ特徴があるのか。

 > 歌舞伎や文楽などにも使われ、フィクションの中でステレオタイプとして定着し、現在でも小説などで使われている。

・(2003年5月2日放送)
 http://www.let.osaka-u.ac.jp/~kinsui/ronbun/nightessay.html

 > お茶の水博士のような話し方をする「博士」は実在するでしょうか。私は大学に15年以上勤めていますが、一度も会ったことがありません。

 > 社会的に広まっている文化的なステレオタイプは、批判的意識のない幼少期に刷り込まれ、一生消し去ることができないが、成長の過程で理性的な判断を育てることにより、克服することも可能である、といったようなことも明らかになってきました。

 > 西部劇で、いわゆるインディアン、すなわちアメリカ先住民を描くために用いられる、「インディアン、うそつかない、白人、みんな嘘つき」のような話し方も、想像上のピジンと言えるでしょう。

[3745]
 > > “データサイエンティスト”ってのは大学で情報系の学位を持っていなくても名乗っていいものなの?

 > …いいわけがあるかい。学位(博士号)がないのに「サイエンティスト」を名乗っているひとがいたら完全に無視すべきである。(※ある程度、一般的な認識です。)

 > 「そういうひともいる(ずいぶん厳格なことをいう&そこまで言わなくても)」などと軽くとらえていてよいことがらではなくて、「EQF」([3387],[3386])に照らしてそのように理解する必要性を認識しているかいないかということがらだととらえなくてはなりません。

 > 陶芸家を名乗るには陶芸(窯業)の県立大学校を出ることが必須です。美大を出ただけでは不足があると思いませう。…えーっ、それはちょっと厳しすぎない?(※諸説あります。)

 > > 4年制課程は、佐賀大学の新学部「芸術デザイン学部」、2年制課程、短期研修は、佐賀県窯業技術センター人材育成事業に移行された。

 > 窯業の会社でゆくゆくは経営者になれるように学部卒というものを“持たせよう”みたいな『親心!』ではあると思うけれど、それでは陶芸家と名乗れるひとを輩出できないと思われませう。佐賀大学で陶芸といっても、それは教育学の延長で、学校の教員を養成してきた歴史しかないのである。そこは独立の大学校でなければならぬ。本当でしょうか。みなさんで推理してみてください。(棒読み)

[4614]
 > > > 祖父の仕事を見ていると、本当に石が『ここに置け』と話しているかのようにポンポンはまっていく。祖父はいつも石を見ていて、現場に着くとまずそこに残っている石を全部見て、昼飯後すぐにまた石を見ていました。どの石がどこに入って、その次はこれと、将棋のように何手も先を読む感じで考えながら見ていたんだと思います。

 https://www.albert2005.co.jp/knowledge/images/machine_learning_img26.png
 https://www.albert2005.co.jp/knowledge/machine_learning/deep_learning/about_gcns

 > GCNsを利用することで、ネットワーク構造を持つデータに対しディープラーニングを活用することが出来るようになりました。

[4614]
 > まさに「自由研究 数学」ですよね。いわば『歩くGNN!』『生きGCNs!』なんですよね。17代目になれば、そういう話が、できると思うんです。(※恐縮です。)▼「東芝の事実上のAI」については[3676]を参照。

[3729]
 > ぜんぶを数学だと思ったり、現実を見ないで数学的なシンプルさばかりを愛でるような態度で臨んではいけないよ、の意。

[4608]
 > 工学の文脈で考えればわかりやすいし取り組みやすい。工学の見地なしで、純粋な温室もとい試験管の中みたいな『数学』だけで「自由研究 数学」といわれると途方に暮れてしまう。

 > 中学校でも、ある程度は工学の見地から「数学の自由研究」をしても、よいのではありませんか。

 附属中ならできるよとおっしゃる。(※恐縮です。)

・(9月13日)
 https://globe.asahi.com/article/14437647

 > スーパーコンピューターをはるかに上回る高速で計算ができ、次世代技術として期待される量子コンピューター。その活用アイデアを競うプログラミングのコンテスト

 > 深層学習は一般に、数多くのデータを用意し、膨大な計算を行う必要がある(略)
 > **さんは、この過程を「組合せ最適化問題」に置き換え、この問題を速く解くことができるソフトウェア開発キットを使い、限られたデータで高い精度の学習を実現できる可能性を示した。

 量子コンピューターかどうかと関係ないくらい、無駄な計算を省いて効率化するアイデアですね。それはいますぐにも役立つアイデアですね。量子コンピューターが云々というテーマを掲げたコンテストの意味って、あるんですか。それはさすがに…(てんてんてん)。

※表現は演出です。

 > **さんは設備が充実している情報工学科でやりたいことをできると感じ、自由な雰囲気も気に入った。高専を5年で卒業して大学3年に編入する人も多く、卒業後専攻科に進んでから大学院の修士課程に入る道もあり、進路の選択肢は広い。

 「標準26歳」への予定された険しい道。そして迎える「27歳」。年齢や人生そのものはショートカットできない。すごくもどかしいだろう。

 > 今春から、キャンパス内にある寮で学生生活を送る。さっそく、プログラミング同好会や大学数学の勉強会に入って、充実しているという。

 知恵泉の番組内の用語でいうとバナナ大根…じゃなくて(違)「田中久重」が「科学」に出会う前は「機巧図彙」という“レシピ本!”からのアレンジ(よくもわるくも「クッキング」)に終始していた。プログラミングにはプログラミング言語があって、いろいろな関数やライブラリがあって、どうぞ使ってくださいという状況なのと本質的に同じでしょう。こうしたものはいつ勉強してもいい(=できる)から、「院生がやるようなこと」みたいに年齢や学年で言うのは適切ではなく(単に学ぶ順番が後になったというだけだから)、いくらでも“先取り”して問題ないんだよというすばらしい好例。(※体言止め)それでも高専は5年間もある。シメもバナナ大根で。(※「も」に傍点。)

[4011]
 > 卒研での言い訳のようだ。(違)

[4457]
 > だれしもこころあたりはあるだろうが、おもいだすだけでひやあせだらだらだよ。(※ひらがな)

[4559]
 > ケーキ納豆とあったかいアイスコーヒーのお客さま。

[4388]
 > とんかつでとんかつを洗う。どうだ明くなったろう。(違)

 https://t4.ftcdn.net/jpg/02/37/67/15/360_F_237671528_CZdivk1kRkqnE3pvrnKguKgN97SU7lPA.jpg
 https://cdn1.vectorstock.com/i/thumb-large/50/25/cow-vector-22995025.jpg
 https://i.redd.it/xfeze7pv30g31.jpg

※画像はイメージです。

[4221]
 > > 大学志願者は「進学予備課程」に入って準備をする

 > それがないまま大学に進学させてしまう体制を「欠陥」と述べている。(日本で)「進学予備課程」が『あるのに機能していない』なら「進学予備課程の欠陥」と書けるけれど、日本には「進学予備課程」がないので、何か別の概念や制度を指して「そこに欠陥がある」という言いかたをしないといけない。そうすると「大学入試の「欠陥」」くらいにしか書けない。何かが『ない』ということは、言及すらさせないという強力な効果を発揮するのである。平たく言えば、名前がなければ呼べない。知ってた。

 すべてバイパスしてうまいことやっていくのが高専から修士課程までの変な道。うまくはまればすごくうまくいく。(※個人の感想です。)知恵泉の「田中久重」でいうところの、職人としての経験と勘には、それを表わす“言葉”がなかったけれど、蘭学者のもとで西洋の「科学」(※主に力学)を学ぶと、何もかもに“言葉”が与えられて、どんどん発想や応用が広がっていくことを実感した、といったストーリー。ただの幕末の人間ドラマだと思わないで、工学教育や技術者教育という視点からも見てこそ、その名の通りの「知恵泉」にできるのです。(棒読み)

[4614]
 > ▼「文章博士」については知恵泉の菅原道真を見たと伝えるとスムーズです。

[3727]
 > …やーい転勤族。なるほど菅原道真は転勤族っと。

・(2019年7月16日・2020年6月23日放送)
 https://www.nhk.jp/p/chieizu/ts/R6Z2J4WP1Z/episode/te/7QK9512PNP/
 https://www.tvu.co.jp/program/201907_chieizu/

 > 言葉に命を込め
 > 言葉に命を込め

 現代から見れば見よう見まねもいいところ(=読んで書き写して、言いたいことはコピペを並べて言うだけ=)だったといえるかもしれない面が否定しきれない、当時の漢文の学びかた(=任用に際して求められた漢文に関する能力)のはるか上をゆく菅原道真。いまでいう「自分の言葉で」ができるほど漢文を「書く」能力を伸ばしたのだ。古典に例文がなくコピペでは言えない、目の前で見た農村の窮状を「自分の言葉で」文字にして中央に報告したのだ。(以下略)

 http://www.nagano-nct.ac.jp/sp/topics/2019/07/post-337.php

 > NHK Eテレで放送された『先人たちの底力 知恵泉「菅原道真 "オタク男子が自分らしく生きる極意"」』の番組のなかで、本校**准教授が平安時代の秀才試について解説しました。

 「国立長野高専」からのお知らせでした。(棒読み)

・(再掲)「阪大・京大の出題ミス騒動に巻き込まれて」(2018年2月13日)
 http://webronza.asahi.com/science/articles/2018020700001.html

 > 早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了
 > 河合塾
 > 国際物理オリンピック日本委員会委員

 > 元同僚で現在は大学で教鞭をとっている方からも「予備校講師」という肩書きの曖昧さを指摘された。具体的な予備校の名称を背負っていれば、もう少し違った結果になったであろう。

[3636]
 > それもあるけどそれだけじゃないんですよっ。この「WEBRONZA」の記事みたいな文面のメールが大阪大学(※仮名)みたいな大学の教員に直接届いても、「…は?」で終わってしまうのが(わるい意味で)大阪のひとなんですよっ。(※偏見です。)これはもう、どうしようもなくそういうものだと思っていただいて、遠慮は要らないですから電話ですごい剣幕で怒ってみせるとか、じぶんだけじゃなくてさるひとも言っているとか、こちとら国際物理オリンピック日本委員会でいみたいな、そういうのを駆使していただかないと通じないんですよ。たぶんですけどね。(※きわめて推察です。)

[3819]
 > > 優秀な学生達は、自分達の能力を過小評価する傾向があった。それは、自分達が容易に実行できたタスクは、他人にとっても実行は容易であると誤って推測したからである。

 > 任天堂の人達(※仮名)が「自分達の能力を過小評価」して「キッザニア」の内容がずれてる(⇒あなたがたには簡単でもわれわれにはむずかしい、しかしレクチャーがあれば「なるほど簡単だ」と思えるような内容を「キッザニア」に提供してよ)という話については[3730]を参照。

[3730]
 > 任天堂では「できてあたりまえ」だからキッザニアのアクティビティにしようなどとは考えもしない(みんな苦労せずにできると思いこんでいて、達成する喜びがないと思いこまれている)だろうけれど、「操作項目を整理する」「マニュアルをちゃんと書く」ということのどれだけ高度な業務であることよ。

[4364]
 > こういう勉強のしかたは、大学生なんですね。いきなり「教科書としてこの本を使いますから買っておくように」と指示され、わけもわからないまますごく高い本を買い、しかたがないので巻末の索引だけ見ておく。すると、なんか興味はわいてくる。そもそもあなたが選んで入った大学の学部学科なんだから、興味があってあたりまえなんですけどね。半年や1年かかる講義の前に、まずは索引だけぜんぶ眺めておく。講義を聴きながら、索引の進捗率…じゃなくて、索引でいうと、どのくらい消化したなぁ、と確かめるような聴きかたになってくる。索引に入っているのにセンセイが言わなかったことがあれば質問する。センセイちょっと忘れてただけだったとわかる。プライスレス。(違)いいですか。せっかく大学に行ったのに、そういうところをじぶんで培うことなく漫然と「講義つまんねー」とか「たりぃ」(※いずれも原文ママ)みたいに言っていては、かけた費用を回収できないんですよ。元を取ってやる、裏をかいてやる、というつもりで勉強するといい。本日はありがとうございました。

 https://toshiba-mirai-kagakukan.jp/learn/history/toshiba_history/roots/hisashige/hisashige04_j.htm

 > 京都の蘭学者・広瀬元恭(ひろせげんきょう)の「時習堂」(じしゅうどう)に入門。医学や物理学、化学、兵学、砲術などを吸収した。

 あくまで「蘭学」として“ぜんぶ入り!”の『パッケージ』で学んだという感覚ではなかったか。本当でしょうか。ここから力学、機械工学を深めるとともに、さほど興味のない分野についても、どのように説明されれば自分は理解できるのかといったメタなところがわかって、このあと指導的な立場になってチームで仕事をしていく大きな原動力になったのではないか。これ以前からも『取説!』をじぶんで描く(※図解もする、使用手順も注意事項もメンテナンスの方法と重要性も説明しきる)などしていた「田中久重」あってこその到達点ではなかろうか。いわゆる「学ぶための力」が若いうちから備わっていたのだ。もっと本当でしょうか。(※恐縮です。)

[4310]
 > 偶数時と奇数時で変えるとか、曜日で変えるとか、店員さんに頼むと切り替えてくれるとか、そういうアナログなところがね。…アナログって言うなぁぁぁ!!(※エコーはいりまーす)

[4422]
 > 油圧や水銀やタコの足(?)で計算機をつくれないかしら。

 「アナログ」と「デジタル」の違いを、片手の指の動きだけを使って明快に説明してください。(※真顔)

 https://www.nhk.or.jp/suiensaa-blog/koremade/225926.html
 https://www.nhk.or.jp/suiensaa-blog/image/saved/2015/08/pantomime23-thumb-300xauto-572045.jpg
 https://ejje.weblio.jp/content/digit

※1本ずつはっきりくっきり指を折って数える…ディジット!! アナログのほうは、それと明快に異なる動きをしていればなんでもいいよ。ひらひらさせてウエーブだとかぱーっと開いて花火だとか&しつれいしました。

[3107]
 > > さん孔テープに標準運転曲線のプログラムをさん孔しておき,これをテープリーダにセットし,車軸とテープリーダの間をシンクロ送受信器で接続し,車軸の回転によりテープを送りプログラムを判読する。

[3326]
 > 迷路の複雑性=地図=結び方(ぜんぶネットワークのせいだ!)
 > 輪ゴムは関数だっ(たぶん)

[3129]
 > 「カム」といって、その実、実に多様な設計がされうるんだということが、アライエンジニアリングさんのページからわかりやすく伝わってきます。機構というと「(精密な)歯車」(スイスの時計職人!)のイメージが強いですが、いえいえ、山が1つ、谷が1つの「カム」で、こんなおもしろい動作が実現できるのかと、たいへんウロコです。

 アライエンジニアリングさんのページを先に見ていたので、知恵泉「田中久重」の回で「そういう歯車」(※直訳)が出てきたときにヒザを打つ。…いたたた!(違)順番が逆でもいいですからアライエンジニアリングさんのページを必ず見ませう。(※恐縮です。)

 > オルゴールの突起、とも発想が近く感じられてきます。いかなる突起を配置すれば…などと、プログラミングそのものだと、機械は学ばずにプログラミングを学んだ身としては感じられてきます。(あくまで感想は個人です。)

[3106]
 > ▼配線とスイッチだけで「計算機」をつくる
 > 東京・神楽坂にある大学もびっくりな何か

[3506]
 > 鉄板をトンテンカンしながらボイラーならびに「空気系統」([3137])に詳しい

[3137]
 > 情報(電気・電子・機械・土木・情報でいう情報)だけを勉強し、機械(同、機械)は勉強しませんでしたという身には、この図が衝撃をもって受け取られます。「電気系統」と「空気系統」が対等に並べられ、ああ、そういうことだったのかと、いまからでも機械に入門したくなってくるのです。
 > 航空機の制御系として一般に知られているかと思いますから、「電気系統」と並べて示すには、まず「油圧系統」が好適だと感じます。その上で、ああ、電気でなければ油圧なんだ、さらに空気でもいいんだ、といって「空気系統」が(歴史的経緯に反した流れで勉強してしまった、つまり最新の「情報」分野だけを勉強した側からは、そういう順番で)無理なく理解できるように思われます。

・「江戸時代の文化・学問(第6学年)」(2012年10月9日)
 https://www.nichibun-g.co.jp/data/case-study/cs_s-shakai/cs_s-shakai004/

 > 国学や蘭学といった学問
 > 解体新書の解剖図や伊能忠敬の地図を提示し,その正確さに驚きを持たせたい。

 6年生の時に日本の小学校に通っていれば必ず習うという前提。

 > 鎖国時代西洋への唯一の窓口であった出島の見学

 出島の寸法を諳んじるとか復元図をそらで描けるといった“出島オタク!”にならぬよう。(棒読み)

 > 絹や砂糖,薬など多くのものが輸入されていたんだ。
 > 医学や科学の本も一緒に輸入されていたんだ。
 > 医者も一緒に来ていたんだ。

 「どうして」とか「つながり」とか、ちゃんとわかるだろうか。

 > 蘭学が長崎を中心に広がっていったことを知ることは,郷土への理解と愛情を深める上で、意義深いものであると考える。

 うーん。ダイアログです。(棒読み)

 > 長崎の出島から、西洋の文化や学問が入ってきていたのではないか。
 > 西洋の学問が長崎から,広がっていったんだ。
 > 江戸時代は,平和で安定した世の中であった。町人が力をつけてきて,町人を中心とした文化や長崎を入り口とした西洋の文化,蘭学などの新しい学問が盛んになった。

 「入ってきていた」「広がっていった」「盛んになった」は自然現象じゃない。

[4269]
 > > > この3年間でいわゆる「きらら枠」が成立した

 > 「幕府の成立」みたいな日本語がいけない。「させた」んでしょ。「きらら枠の成立」は自然現象じゃない。

 「入ってきていた」という日本語は難し過ぎて、「入ってきていた」と言っているのに「入ってきた」「やってきた」ひどければ「あった」としか受け取られない。(以下同文)

 http://asianhistory.let.hokudai.ac.jp/member/past/kikuchi/
 https://kotobank.jp/word/%E5%BA%83%E7%80%AC%E5%85%83%E6%81%AD-121963

 > 京都で時習堂を開き、医業と蘭学を教授した。
 > のちに津藩医員に招かれ、兵書などを訳し、藩主に献じた。

 先生の都合じゃないか。(※そうともいう。)「広瀬元恭とは」みたいな紋切型でない、とっても実感のこもった菊池俊彦氏の解説よ。(※恐縮です。)

 > 維新後、京都の軍病院の院長に任ぜられている。訳書『理学提要』(1856)は自然科学の入門書として幕末期にもっともまとまったものであった。ほかに医書、兵書などの訳述書が多い。

 先生にも生活がある。(キリッ

[3687]
 > > 化学の教授がそうだった

 > おぬし高専の教授じゃな。…なんでわかるんですかっ&カンじゃよ、カン。

[3531]
 > 簡単なものであれば、Excelの「ソルバー」で…げふ。

 > 高専や工業高校の先生というのは、理科の先生のように知識を体系化しようということにはあまり関心を持たず、目先の実装がちゃんとできているかどうかという、かなり即物的なところに重点を置かれて(教育上、そのような要請があるので)ということもございましょう。この両者のバランスをとるという役目を…うーん。どういう立場のひとが果たしていけばいいんでしょうか。

[3584]
 > > 応用統計で学位を持っています。

 > …ぐふっ。(これを先に知らしめないと部下を指導できないみたいなソレなんですよ。しかし「教えて!goo」でソレしちゃいますかっ。)

 > 応用統計の部屋(研究室)で卒論を書いて工学部を出ましたということを「応用統計で学位を持っています。」といっていませんか?

 博士課程に実際に通って通学して取得した博士号だけを学位と呼び、論文博士は(じぶんで)「論博」と縮めて言って謙遜するという不文律。(※体言止め)もちろん修士号も学士号も学位ではあるけれど、(いまとなっては)通常「学位」とは言わない。そうじゃない言いかたをしているのは古いということだ。えー…(てんてんてん)。

 > > 第2主成分軸がこうなることは、工学部出身の技術者では常識です。

 > 工学部出身でない(高専卒の)技術者を見下した上で工学部出身の技術者を奮起させようというとってもアレな表現であってですね(中略)質問者をその同類とみなして「そんなことも知らないのか」というニュアンスが出てきています。いえ、会社の職制がそのようになっている(いた)ということを反映しているだけなのですよ(=悪気はぜんぜんないんですよ)。なお、文部科学省「大学間連携共同教育推進事業」からの「市場は「高専」をどのように評価しているか」については[3387]を参照。時代と分野(業界)によってぜんぜん評価が違うようで何ともです。

 https://toshiba-mirai-kagakukan.jp/learn/history/toshiba_history/roots/index_j.htm

 > 東芝のルーツは、「からくり儀右衛門」と呼ばれた田中久重と、「日本のエジソン」としてその名を知られた藤岡市助の遺伝子が結びついたことに始まります。

 知恵泉の番組内で一貫して「科学」と呼び「工学」とは呼ばないことと、「田中久重」を指して「エジソンのよう」とあえて言ってみせることの持つ強いメッセージ性。(※体言止め)

 > からくり儀右衛門と呼ばれた田中久重は江戸時代を代表する偉大な発明家の一人でした。
 > また電気の父、藤岡市助は日本のエジソンとしてその名を知られていました。

 「田中久重」と「藤岡市助」をここまで対置してしまう見方(※ベン図にしたとき、重なる部分がゼロ!)は、あまりにも現代的すぎるし大企業すぎる、いわば東芝の理屈といったもの。ある面では「田中久重」を「職人上がりの技術者」として見下す態度とも受け取れてしまいます。

※そのようにしないと「東芝」という大企業が成り立たないという一面の事実。それはまた別の話。

[4319]
 > > ほとんどが理系の技術者集団でもある気象庁

 > 「理系」と「技術者」は別物だ。現場としてはチームワークが大切だから違いをぼかすだろうけれど、ニュースではぼかしてはいけない。一個人として見れば、いわゆる複線型のキャリアを行ったり来たりする器用な人もおられようが、そのときそのときの職はどっちのキャリアに基づいて任命されているのかは明確になっていなければおかしい。

[3742]
 > 研究者になろうというわけではなくても自由研究や理数探究では研究者の考えかたを追体験しなければなりません。同じ方法(技術)を使って仕事をするのでも、技術者として求められる態度と研究者として求められる態度は異なります。技術者として求められる態度を身につけるのは工学部に進んでからでじゅうぶんです。高校までのわたしたち(=を指導する者を読者として想定していますが=)は、数学や理科の学習の延長線上で、アカデミックな態度で臨まなければなりません。

 > 「違いを30倍に強調しています。」みたいな注釈つきのイメージで、ま、技術者の領域と研究者の領域には重なる部分も大きいのでそれなりに行ったり来たりできるところがあるわけですが、違う部分というのははっきり違うので、どちらさまもうっかりするととんでもない失敗につながったり、一定の年齢を超えてからでは何をどうしても(態度や考えかたを)身につけられない(うわべでしか語れない)ということが起こってくるのであります。そうした中でもとりわけ身につけにくくなりやすさみたいなものが深刻なのは研究者としてのソレのほうであると思われるので、これはなるべく若いうちにエッセンスをよく理解しておくべきだというわけです。

[4608]
 > > 電柱に按針通りの名前がまだ残っており、これを見て何かホットした。

[3803]
 > いまどきじぶんの周囲に1人や2人は博士がいるだろう、じぶんの周囲で博士なるものを見聞きしたこともないというのではあなたは相当に時代錯誤な環境にいるんだと、こういうわけです。せめて取引先やメーンバンクそれに商工会議所や業界団体など、御社から1ホップ以内に博士がいてほしい。そうじゃないとたいへんなことになると自覚なされよ。逆に博士というものは、博士のくせに妙につつましく民間の小さな職場にこもってまったくプライベートな業務(その会社の利益にしかならない業務)のみに従事して所属先にしか貢献しないような働きかたをしていてはいけない。…出ました『博士のくせにー』!!

 > (学校の体系や社会や経済の情勢が「諸外国」とは違うということを踏まえてなお)いまモーレツな反省のもと謙虚に申し上げれば日本では博士になってやっと、いっぱしの「何かできそうな人」「話のわかる人」「話のできる人」なのである。たいていの学部卒では「任された仕事を1人で完遂してくれる人」に過ぎず「何かできそうな人」(=白紙から企画を任せられる、の意)や「話のできる人」(=役員や講師が務まる、などの意)では決してないのである。そして、そういうアウトプットのリテラシーが「学士」の学位では保証されないのだから(=卒論すら書かないままでも授与されてしまうのだから&書いたとしてもしょせん卒論である=)、「話のわかる人」かどうかは自己申告するしかなくて(=「アウトプットを通して確かめる」という“土俵”にすら上がっていない=)、あまりにも不確かなのである。あるいは工学部卒よりも高専卒のほうが学位の厳格さが桁違いに高いということである。だからといって高専卒の者が学び直しの機会もないまま昇進させられてしまうと目も当てられない状況が現出してくるのである。高専卒は高専卒というキャリアなのである。そういうところを直視しないで「人物本位」などとのたまうのはゼッタイにいけない。学校の設計はもともとうまくできている。それを最大限に活かすのが大前提である。

 https://www.cafe-dragoon.net/trip/rosen/musashino_line/05_kitafuchu_b3.jpg

 「東芝」の言い分をそのままお伝えするような番組にはなっていない、知恵泉という番組としての自立した考えがあって番組が成立していることを確かめて何かほっとする。(※恐縮です。)


この記事のURL https://neorail.jp/forum/4615/


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