(約13000字)
[4556]の続きです。
Switch版「A列車で行こう はじまる観光計画」です。しかし、ゲームの話題ではありません。日本語や、日本語の記事の「編集」に関する話題です。「このフォーラム」はそもそも、身近な『国語』をおもしろがったり、最初のうちこそ「おもしろがる」という態度を入口にしながらも、気がつくと“がっつり”何かを勉強してる、といったところへいざなうことを淡々と目指すものです。過度な期待はしないでください。
・[4388]
> > ガトフ・フセグダア(1928)
> …ガトフ・フセグダア(1928)!!(※白目)
コレジャナイ。
・[3161]
> 結果を見てから予想まで書き換えてしまう人や、結果が出るまで何も言わず、結果が出てから「予想通りだった」と言ってのける人、いませんか?
・[3571]
> 『「実は具体的な予想などしていなかった」のに「札幌の時計台よりがっかり」』みたいなのについては[3403]を参照。
・[4317]
> 価格が発表されたときに予想外に高い=具体的な予想などしていないのに!=と「裏切られた!」みたいに言って怒る
・[3520]
> 「コレジャナイ!(思ってたのと違う! 具体的な予想なんてしてなかったのに予想と違う!)」みたいなの
[4556]では「インプレス」の記事を見ましたので、ここでは他のもう1社の記事をば。
・『かわいい』『とっつきやすい』の用例です(2021年3月24日)
https://www.gamespark.jp/article/2021/03/24/107191.html
広告記事と書いていないが、節々にメーカー指定の単語が入れてあるとは感じさせられます。記者が独自に執筆したという感じがほとんどない。メーカーの言うとおりに書いてあるという気配。そのことは、わたしたちの『国語』の感覚に照らしたときの違和感というかたちで見えてきます。使われている形容詞が1つのことにつき絶対に1種類だとか、同じ単語を何度も繰り返す(=単語のスコアがあがる)とか、そういうことです。
> とっつきやすいがやり応え十分!
> シリーズ随一のとっつき安さを持ちながら、考えることもたくさんあり硬派な部分のやり応えの十分なシミュレーションゲームになっている『A列車で行こう はじまる観光計画』プレイレポをお届け!
「易い(やさしい)」じゃなくて「(値段などが)安い」なんですね@じぶんで「安い」とお書きになられる。そして、これが実は言葉の歴史にまでさかのぼると案外、正しいんですね。きみたちは知らないだろうがじぶんらは「とっつき(が)安い」という古い用法を知っていて使うんだぜと無駄にアピールしてくる。
※そんな態度をとる動機や利益があるのか&いかなるものか。媒体側には特にないだろうから、これはメーカー側の態度であると推察できる。
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