フォーラム - neorail.jp R16

「A列車 色がおかしい」を越えて進もう


発行:2020/1/27
更新:2020/10/26

[3894]

【A9V6待望論】

【A9V6】「実際に列車を走らせ」ず「所要時間」を概算する方法【そしてA10へ】


「座標」とは何か
【A9V2】いま問う「カーソル位置のマップ座標を表示する機能を追加しました。(P+Bキー押下)」のココロ(再)
【ひほー】「公式ガイドブック」は“カナ入力”で書かれていた…!!
「箱ダイヤ」とは何か(再)
『数覚』とは何か(再)
鉄道総研「たてる・ねかす・ふる・ゆする」を図書印刷「つまむ」「ぴんと張る」で読み解く
「インサイト」とは何か(再)

(約39000字)

 ついに訪れた「A列車で行こう9 座標 ダイヤ」のお時間です兄弟。(※誤訳)[3892],[3893]の続きです。

[3846]
 > > カーソル位置のマップ座標を表示する機能を追加しました。(P+Bキー押下)

 > この機能は「A9V2」こと「A列車で行こう9」の正式な機能です。どんどん使わない手はありません。

[3893]
 > 座標が表示できるのだから距離が計算で求まるし、距離が計算で求まるなら所要時間も計算で求まるということだ。

[3884]
 > …流石だぜ兄弟。(※誤訳)

 > どこをどう誤訳するとそこが「兄弟」になるのかは想像でお楽しみください。いわゆる「逆問題」なんですよね。(違)

 https://thumbs.dreamstime.com/z/c%C3%ADrculo-azul-futurista-abstracto-19355858.jpg

※画像はイメージです。数字の「9」、そこに大きく数字の「9」が3Dでぐりぐりしたあと、背景に摩天楼のミニチュアで夜景を表現したセットで9時のニュースをお伝えしちゃってください。(違)

 本件ゲーム、ダイヤのつくりかたに関してゲームのメーカーが示している基本的な公式見解は、▼「実際に列車を走らせ」(「実際に走らせ」)「所要時間を計測。」という1点に集約されます。

 実際に「公式ガイドブック」と「公式エキスパートガイドブック」の記述を検めてみましょう。

※「実際に検める」:(やや格式ばって)検分する、の意。

・エンターブレイン「公式ガイドブック」(2010年7月7日)

 > (051ページ)
 > ダイヤウィザードを使う
 > 設定は優等列車から
 > 列車ダイヤとは

 > 実際に列車を走らせながら
 > 実際に列車を走らせながら

・エンターブレイン「公式エキスパートガイドブック」(2011年4月13日)

 > (021ページ)
 > 列車を試運転し、走行時間を調べて仮ダイヤを作成する。
 > 旅客列車を実際に走らせて、駅間の所要時間を計測。ポイントやカーブによって所要時間が変わる場合があるので、行きと帰りを別に計測しよう。
 > 計測した時間を基に、方眼紙や表計算ソフトの描画機能で仮ダイヤを作る。縦軸の駅間は距離を表す。しかし実際は距離ではなく、列車の走行時間を基に反映させたほうが綺麗に描ける。
 > 横軸は時間を示し、ヨコ1マスを10分と考える。
 > 縦軸は距離を示し、タテ1マスを2分と考える。

 …なんのために「座標」を表示する機能が追加されたんですかー!! だって「公式エキスパートガイドブック」のとき、そんな機能はなかったんだもん!!(※ライター氏が思わずあげたかもしれないココロの叫びを勝手に代弁しています。)

 それでも、このあとすぐ後述する『オレンジブック』のときには「座標」を表示する機能がすでにあったでしょ。えー…(てんてんてん)。そういうときだけ都合よく「しょせん読者は子ども!」「2点間の距離など計算できやしない」と決めつけるんですか。…ギクッ。


☆「座標」とは何か


・「座標」とは何か
 https://kotobank.jp/word/%E5%BA%A7%E6%A8%99-69575

 > 空間内の点の位置を,数または数の組で表わすために用いられる概念。

 > 座標によって点の位置を表わすための仕組みを座標系という。この座標系をもとにして,点と数または数の組が対応させられる。

 > 点の座標とは,こうして対応させられた数または数の組のことである。

 > 平面上の点の座標は2つの数の組で,一般にn次元ユークリッド空間内の点の座標はn個の数の組で表示される。

 これぜんぶが一続きの概念であって、それ全体を指して(動詞的に)「座標(を使う)」とも言うし、「点の座標」のことを指して(名詞的に)「座標」とも言う。「数の組で表わす」ことを(副詞的に)「座標で」と言う。(※「で」に傍点。)

※「平面上に引いた直線」と「1次元の数直線」とを混同しかねない説明につき、その部分を省略して引用しています。

・(♪〜)こちらはぁ、…啓林館ですぅ(※キャプションは演出です)
 https://www.shinko-keirin.co.jp/keirinkan/chu/math/support/data/h30_shidoupoint_sugaku.pdf#page=13

 > 教科書を活用した
 > 指導のポイント集
 > 平成30年度全国学力・学習状況調査
 > 中学校数学編

 > けいたさん
 > かりんさん

 啓林館だけに…じゃなくて。

 > 1年p.114-115 変化と対応「座標」で,座標平面上に点の座標をかき入れたり,座標を読み取ったりする問題を扱っています。

 まさか小学生じゃあるまいし(※)、座標の使いかたや意味がわからなくて(本件ゲームの)機能を無視しているということはあるまい。中学校1年「座標」の単元が定着していない程度の者(*)ばかりが本件ゲームに関してビジビリティが高いというゆゆしき状況がありませんか。本当でしょうか。

※ネットを1人で使ってもまあいいかなというのは16歳以上ですから「あなたは小学生じゃない」という前提で「小学生じゃあるまいし」と書きますぞ。

*受験に『関係ない』単元を無視して「点になる」単元だけを暗記同然で乗り切ろうという指導を学校の外で受けるような程度の者(入試と同じ問題形式で見せられないと何もできない単なる答案作成マシーンみたいな人)、の意。基礎をおろそかにした者があとから困るパターンですな。いいぞもっと困れ困れ!(違)

・「Why is the origin in computer graphics coordinates at the top left?」(2014年9月17日)
 https://gamedev.stackexchange.com/questions/83570/why-is-the-origin-in-computer-graphics-coordinates-at-the-top-left
 https://qastack.jp/gamedev/83570/why-is-the-origin-in-computer-graphics-coordinates-at-the-top-left

 > コンピューターグラフィックスの原点が左上にあるのはなぜですか?
 > 単純な数学クラスのグラフに示されているように、従来の正のY軸が上向きにならないのはなぜですか?

 > Why not the conventional positive Y-axis going upwards like shown in graphs in simple math classes?

※「in simple math classes」:算数みたいな。(※意訳)

 『じぶんが習った算数と違う!』と言ってわめいている子どもとみなされます。…それを子どもという。本件ゲームでも「座標」は「原点が左上」「下に進むとY軸の値が増える」ので、もはやこれだけで『じぶんが習った算数と違う!』といって混乱するフレンズはいねがー! Y軸の値に-1をかけるだけでしょ。じぶんが混乱したことを棚に上げてコンピューターがいけないんだとわめきだす始末。…まさに子どもである。これはコンピューターなんだから、「使うか使わないか」と「使えるか」だけを問うものである。「正しいか」は問うものではない。自分の母語とは向きが違うから慣れないというのは気の毒ではあるがしかたがない。(※見解です。)

・…ほぅ? 「Wiring」とな(※ジト目)
 http://www.waseda.jp/l1-railfanclub/wrcdia/dia_index/dia_pic.png

 英語ができていないという自覚がないとは恐ろしい。(※事実です。)

 http://www.waseda.jp/l1-railfanclub/wrcdia/dia_index.html

 > ダイヤ・配線分科会では、鉄道ダイヤ・配線の研究、ゲーム「A列車で行こう」などを使った効率のよいダイヤ作り・再現などを行っています。

 日本語が書けてない。な・・・なんだってー!!(※ジト目)ゲーム「A列車で行こう」は何に使うのか。「効率」は数字で扱っているのか。研究室に配属になる前から「研究」という単語を変な感じに自分勝手に使って、研究室に配属になってから何か困ることが起きないか。(棒読み)

※ここでいう「配線」:「鉄道施設」「計画」といった単語の組み合わせで専門用語になっていませんか。「配線」を和英辞書で引く。それだめなやつ。な・・・なんだってー!!

※そうじゃない「配線」:「構内配線略図」。連動装置用語というか信号用語であるという認識はあるか。1つの図に路線ぜんぶを書くのは趣味人しかしないんじゃありませんか。本当でしょうか。CTCの表示盤は表示盤であって図面ではない。もっと本当でしょうか。(棒読み)

 > 早稲田祭では会員所有のダイヤグラムやスタフといったダイヤに関係するものを集めて展示しています。また2014年度は「A列車で行こう9」を使って作成した架空鉄道の展示や、近鉄・相鉄の過去のダイヤグラムの展示を行いました。

※「会員所有のダイヤグラムやスタフ」:部品市で買ってきた“実物”のこと。近鉄や相鉄は見境なくなんでもかんでも売りさばくということですね、わかります。…そんなものを買いあさらなくても、勉強がしたいのなら「貨物時刻表」を買えばいい。

 「楽しそう!」という感想と「その程度か」という感想を同時に抱きます。いえいえいえいえ! 19歳なんですよ。文系なのか理系なのかもよくわからない。理系だと一種“こてこて”すぎて(研究室の外では理系なことを考える気にもならない!)、かえって趣味は文系ちっくな活動に傾倒するのではありませんか。本当でしょうか。(棒読み)

※ここでいう「趣味」:体を動かすスポーツ、レジャーは含まず。文芸と音楽を含む芸術の、読み書き(作品制作と鑑賞ただし演奏は含まず)どちらを問わないのを趣味と呼ぶ。釣りを楽しみながら紀行文を書くなら、それ全体は趣味と呼べる。漫然と釣りだけをしているのでは趣味とはいえない。「趣味人」:最大級の蔑称。…べっ!! 蔑称だったんですかっ。(※蔑称以外の何物でもない、の意。)

[3495]
 > 本書を読んでなお正気を保つ…いえ、専門家ぶるのでなく利用者の視点を踏み外さないというのは、なかなか難易度の高いソレかもしれないと思えてきます。…仕入れた専門知識をふりかざして専門家ぶるほうが簡単なんですよ。

[3246]
 > 「ATOS 卒業研究」といって検索されてこられたかたがいらっしゃいまして、おお、お呼びですか、お呼びですかっ…といって、その実、呼ばれて飛び出て…ゲゲゲフ〜ン。

・(再掲)個人のブログ「ATOS 卒業研究」(2006年9月5日)
 http://blog.goo.ne.jp/yamadokoro/c/2fed32a0885497ba3423c2946e3a4351/2

 > 今月中に研究室配属があるので、希望候補の研究室をいくつか見学する予定である。
 > 希望候補である**研究室の知的最適化班の研究テーマである「列車ダイヤ制御」について、「列車の運行管理システムは既に整備が進んでおり、既存のシステムを超えることを目指す研究でなければ意味がないのでは?」という疑問を抱いたのをきっかけとして、JR東日本が導入しているATOSという運行管理システムについて調べてみた。
 > ちょうど「ATOS, The Future」という良いサイトを見つけ、いろいろ知ることができた。
 > 中でも「ATOSにダイヤ自動回復の機能はない」という記述を見つけることができ、**研究室の知的最適化班の研究テーマである「列車ダイヤ制御」はこれを実現する目指しているのかな?、と研究の意義を勝手に思い込んでいる次第である。
 > ただし、「ダイヤを自動回復する機能は現在、京葉線で実用化に向けた試験が行なわれている」とのことで、卒業研究よりも実用化のほうに先を越されそうである。

・(2020年1月16日)
 https://blog.goo.ne.jp/yamadokoro/e/f74d9793b22b3f1adcfa3a90bcdbbe7b

 > クラウト法と内積形式ガウス法では分解過程で参照または更新する領域を対象として値交換をリアルタイムに行っていくと全領域の交換が完了しているが、外積形式ガウス法では分解過程で参照または更新する領域を対象として値交換をリアルタイムに行っても上三角行列側に交換が不十分な領域が残ってしまう。

 がふっ!! 19歳にはどうだったか知らないけれど22歳はすごいんだ…ぞい。(※恐縮です。)その後、ブログの写真は酒とプラレールばかり。…数学を使いながら「A列車で行こう9」を遊ぼうみたいにはならなかったんですね、わかります。

・「鉄道施設」「計画」のふいんきです
 http://www.jrcea.or.jp/publication/index.html

 > 鉄道施設用語辞典
 > 分岐器類標準設計図集

・「鉄道調査」のふいんきです
 https://www.jrc.jregroup.ne.jp/gyomu/chosa/tetudotyosa/

 > 鉄道調査
 > 新駅設置計画や駅改良計画に資する周辺交通量調査や都市交通計画立案の為の大都市交通センサス等、将来計画の基礎となる各種調査を実施します。
 > また調査結果を踏まえ、新駅設置計画等各種プロジェクト実施時の旅客流動予測や事業性分析も行います。

 > 鉄道施設計画
 > 鉄道線路に係る改良計画の策定は、用地の制約等ある中で、いかに機能・安全性を確保するかが課題です。また、計画内容が工期・工事費にも大きく影響を与えるため、これら計画策定を支援します。

 > 駅改良計画(八戸駅改良)
 > 駅西側にある電留線・気動車基地・貨物線群が東北新幹線の八戸駅延伸工事により支障するため、同機能を近傍にある八戸貨物駅に移転することとしました。配線計画に当たっては、機能面を考慮し、極力諸設備を集約することとしました。

 要素の配置の最適化ともいう。(※恐縮です。)

・「ビジビリティ」古めの用例です
 https://tech.nikkeibp.co.jp/it/article/Watcher/20081126/319870/

 > 重要なキーワードの一つが「ビジビリティ」
 > どのように動いていて、いまどこに存在するかが分かる

 > 例えば販売システムと生産システムで同じイベントが異なる内容で記録されているとどのような問題が生じるかということや、その不整合を解決するためのシステムや業務の修正が、多くの場合一筋縄ではいかないことは、体験された方なら骨身にしみていらっしゃると思います。

 ぜんぜん違うことでも同じようなことを体験するとは思うので骨身にはしみていると思います。(※恐縮です。)本件ゲームでいえば、ちゃんと遊べてちゃんと楽しめる人は1人で遊べるしネットには何も書かないということなんです。…ネットって、やあねぇ。(棒読み)

 > まずは不整合が発生してもいいからビジビリティ・データを“AS IS”で共有することを考え、それでメリットがあれば使えばよい。そういうアプローチもありうると思うのです。
 > 日本企業のIT活用は省力化に偏り、欧米企業と比べて戦略的な活用法に弱いということがしばしば言われます。そのためか、このような割り切ったアプローチは受け入れられにくいのかもしれません。

 …出ました、カタカナで書けば「アズイズで!」みたいなの。受託開発が本業の会社が社員旅行の余興みたいに自主制作しても低コスト化に偏り、戦略的な企画ができないとか言ってみてください。(棒読み)

 https://twitter.com/0812asumikana/status/804347843012009984
 http://www.aronalpha.com/aronalphamily_campaign/img/mainvisual.jpg
 https://www.weblio.jp/content/%E3%82%A2%E3%82%BA%E3%82%A4%E3%82%BA

 > 現状のまま、この状態
 > グリチルリチン酸二カリウムちゃん出てきましたよ!グリチルリチン酸二カリウムちゃんお喋りしましたよ!グリチルリチン酸二カリウムちゃんの応援もよろしくね!
 > 、といった意味の言い回し。

 なんかはさまっておるー。…気にしな〜い!(棒読み)

 https://www.shinko-keirin.co.jp/keirinkan/j-kadaimath/1005_1/index.htm

 > 3年生に「3年間で一番苦手な単元は?」と質問したところ,一次関数と答える生徒が多かった。特に数学が苦手な生徒は関数どころか,座標の読み取り方でつまずいてしまうこともある。

 > そこで,せめて関数の入り口に当たる「座標の読み取り」を全ての生徒が理解して比例・反比例の内容に入れるように工夫をした。

 3年生を受け持って痛感したことを次の年の1年生で何とかしようという“ループもの”よ。(※詠嘆)先生はループするからいいけれど、冒頭の3年生はループしないから手遅れですね、わかります。

 https://www.shinko-keirin.co.jp/keirinkan/j-kadaimath/1005_1/images/20100501.gif

 そこに(点の1つ1つに)カナを与えてやらないと、そこに「点」が見えてこない(※具体的に書いてあるものしか見ておらず、じぶんで「見出す」という感覚を持たないまま中学生になってしまっている=1年生の時点で手遅れ=)というところこそが課題なのではありませんか。…なんだかなぁ。

[3791]
 > このゲームでは、マニュアルの記述の不親切さ&不十分さに加え、ほかのプレーヤーの感想などを参考にしようとインターネットで探しても、見つかるのはどうもだいぶ年齢が低そうなプレーヤーだ(※ゲームの内容に照らせば、本来の対象年齢は▼25歳±3くらい、あるいは▼11歳±2くらいであるが、インターネットで何か発信するという形で顕在化する「見かけの多数派」としては▼17歳±3くらいの人が目立ってしまう)ということによる(メーカーからプレーヤーへの&プレーヤーどうしでの)情報流通の不全があって、「どのようにプレーするのが『王道』なのか」ということが伝わりにくくなっていると見受けられます。

 ひえー。(違)

 > 「25歳±3くらい」「11歳±2くらい」とは、本件ゲームを使って主体的な学習ができる(じぶんにとって初めて知ることがたくさんあってわくわくできる&勉強とも思わないうちに勉強になっていて、職場や学校で“実利”が出てくる)という意味。それより上の年齢では「すでに知っていることをゲーム内でなぞっていく」ということになりがち、中途半端な年齢では「ライバルに勝つ」「じぶんを誇示する」「友だちの人数を自慢する」などゲームと関係ないところに動機を持ちやすい。

 うひょー。(もっと違)

[3864]
 > 「佐々木マキ」27歳である。27歳までは何をしても勉強である。…そういうことだったのか!(※考えかたはいろいろあります。)

 そちらの話もおもしろいと思うので、ぜひ[3864]で続きをお読みになっていってください。

・Googleウェブ検索「A列車で行こう9 座標 ダイヤ」の検索結果(※「座標」を必ず含む)