・「キヤノンダイヤ」とは
(約16000字)
実は「A列車で行こう」シリーズに関して『過密ダイヤ!』といって、ああいう非常に急峻なスジをきつきつに描いてみせるというそれ(※「それ」に傍点)もまた「縦横比問題(かっこかり)」の1形態なのかなと思い当たりました。
・発端のブログ(2010年2月18日)
https://ameblo.jp/marurockman/entry-10461853175.html
> 縦横比を気にしない人達
それをやると「じぶん、縦横比を気にしない(わからない)人です!」と書いた紙を背中に貼って街を歩くようなものという理解すら必要なのかもしれませんし、さすがにそこまではといってごにょごにょ言っておれば済むのかもしれません。それがどのくらいのおおごとであるかの判断は、各自でなさっていただくほかありません。でも、もしかするとものすごく重大かもしれないので、念のために耳に入れておこうという「このフォーラム」であります。黙って読んで、読んだら忘れてくださって構いません。
※あくまでゲーム上の演出として「ピンチ!」「チャンス!」よよいの(違)みたいなノリで「過密!」と言ってみせて盛り上げる、いわゆるムードとしてのそれには大いに共感するけれど、そこから言葉だけを真に受けてといいますか、「過密ダイヤ」というものを「描いてみた」しちゃうのがとんでもなかった。それはムードなんだから、何かつまらないイメージを描いちゃったらだめなのだ。ゲーム画面のほかには、ゲームを盛り上げる言葉さえあればよかった。
・[4729]
> 何か普遍的に、縦横比をまったく気にしない、しようとしてもできないというひとがいるのだろうと思えてくるわけです。
・(紀要論文)「画像の伸び縮みに気づかない人はいるか −画像縦横比の誤知覚に関する心理学的研究−」(2021年12月)
https://www.shunan-u.ac.jp/_file/ja/article/11507/fileda/2/
> 大学の研究者であれば学会発表における発表スライドや授業における学生作成の資料でも、使用される画像の内容物が「本来の縦横比」と異なっていると思われるものを見たことがあるだろう。多くの場合、その原因は「チラシやスライドを作成するソフトの機能に熟達していない」「些細な見た目の問題であり気にしない」といったことに求められると思われるし、筆者もそのように考えていた。しかし、「画像縦横比の変化に気づかない・気づきにくい」という原因も可能性の一つとして考えられる。
…なっ、「内容物」とか(ぐぇ)さっき食べたものが(しばらくお待ちください)言いかたなんですよね。
※個人の感想です。本筋とは無関係です。…ダイヤだけに?(しーん
> 画像縦横比の狂いについて「単なる技能の未熟さ」や「気づいているが気にしない」ではなく、「気づかない・気づきにくい」人がいる可能性に最初に筆者が気づいたのは、 2016年半ばころ同僚との共同発表のためのスライド資料の作成作業中だった。眼前でスライドを作成しながら資料に差し込む写真を選定していた際に、その同僚は画像の高さをそろえるために横長の画像の長辺をつまんでヒョイと縦に延ばしたのである。彼はオフィス系ソフトの操作を教える授業を担当するなど、この画像を扱うソフトを操作する知識・技能については十分に熟達していた。しかし、縦横比がおかしくなり被写体のバランスが崩れていることを指摘しても当人は指摘のポイントがすぐには理解できなかった。ここから、この現象が技能や性格だけによるのではなく、人の認知機能の個人差でもありうることに思い当たったのである。
> 気づかない理由として、「典型的な縦横比のイメージを持っていない」または「縦横比のイメージを作らない」などが考えられるが、現時点では「縦横比の変化に気づかない」人がいるかどうかも含めて、検討された研究はない。
> 画像の伸び縮みに気づくためには、まずは画像を全体として知覚することで縦と横の比率を把 |