・駅名「未定」のまま図だけは書け ・路線の色も「未定」のまま描け
(約7000字)
「前編」([4170])からの続きです。
★駅名「未定」のまま図だけは書け
しょくんが思いもよらないであろう最大の事実。(※体言止め)
・「A列車で行こう9」で何をつくっても、まだまだどんどん変えていくんでしょ
・それなら「現実の鉄道会社ごっこ」で「お客さまご案内」しようとするのでなく、「計画路線」について「住民説明会」するつもりで取り組みたまへよ
いちばんいいたいのはこれだ!(ばーん
・駅名は「公募」などで最終決定するまでは「仮称」である
・建設費の負担割合などが決着するまでは「仮称」すらもつけない
駅をどこに設置するかと路線がどこを通るかは独立なんです。路線がどこを通るかを考えるだけでも図面がいる。これは「A列車で行こう9」で「マップ作り」するあなたも同じです。駅の数すら確定しない段階でも、「ほぼ地図」=位置が厳密に正確な路線図を、まずは書くべき。(キリッ
・「古戸水位」が「ふるいど…すい」としか読めなくて夏(はいはいどすいどすい)
https://www.ktr.mlit.go.jp/tonejo/cctv/cameraimage/cam12_640.jpg
なまみそ…ずい!(※笑顔)
・[3682]
> > 「うるいど南」
※本文とは無関係です。
「前編」([4170])では▼平凡社新書「情報デザイン入門」(2001年7月)を読めとはっぱしながら(ふみふみ)しょくん!(げふ)「路線図」は飾りでも自慢でもない、指でなぞってルートを検索するというアフォーダンスをだなぁ(ぎゃふん)みたいなことを述べたと思うんですが、「後編」で述べようというのは、「A列車で行こう9」で「マップ作り」にいそしむあなたは「客」じゃない、鉄道網を計画する、いわば最も上流の工程を、あなたそんな年齢でも経験でもないでしょうにいきなりやらないと「マップ作り」できやしないよと、そういう話題なんですね。(※ジト目)
※ここでいう「マップ作り」:ゲームの中で線路を引いて建物を建て列車を走らせること。そこには動きがある。地図を描くとか、名所を紹介する動画やスクリーンショットを撮る(ために、見せかけだけつくる)という意味ではない。
ゲームとはいえ、あなたが「マップ作り」をしながら書く(描く・引く)図面は、これはもう本当にプロフェッショナルなんです。他人に見せたい(自作MAPを自慢したい)から描く「飾り立てた(自称)路線図」ではなく、じぶんがゲームの中で線路を引いたり収支を計画したり都市の諸機能(≒産業)の配置を決めたりするために必要だから描く図面なんです。そこには、あなた自身にとっての「実用性」があるはずなんです。
・(再掲)
https://neorail.jp/forum/uploads/map_oike1400_edit008.png
![https://neorail.jp/forum/uploads/map_oike1400_edit008.png]()
こういうふうにね。(※恐縮です。)正確な座標を調べてあるので、正確な距離が計算できる。これで列車の収入も計画できる。3km以上だから「高速通勤型」がいけるな、みたいにね。
https://youtu.be/19Ry-ZaL-X8?t=8
・[3967]
> ぴゃー!(※警笛)
どんなマップだったのかについては[3967]ほかを参照してください。ここではあくまで「路線図の描き方」だけ。しかし「マップ作り」あっての「路線図」だということでした。
・[3823] 「路線図」を禁止してみよう(試)
> 昭文社みたいな地図ベースのもの(距離や方角がそれなりに正しい図)はまだしも、鉄道各社が自社の路線網だけを大きくわかりやすく(直線的に)描く「路線図」をいきなり描いてはいけない。
> 「路線図」を描きながらマップを構想してはいけない。すでにマップができてから余興として描くのはいいんですよ。誤解なきよう。
ましてや『フリーハンドです!(※鼻息)』してはいけない。
https://pds.exblog.jp/pds/1/201901/06/90/a0335890_15252432.jpg
※画像はイメージです。
・[3705]
> ▼「本件ゲームの表現力(建物と線路の大きさ)を省みず自動的に「10km×10km」を取ってくるのがいけない」([3679])からの「フリーハンドで引いた線に頼って駅などの配置を考えていると、そんな配置はできませぬぞといって、マップの全域で互いの位置関係が破たんするんですよ。ゲーム内で引ける線しか引けないんですから、最初からゲーム内で線を引きなさいってこった。」については[3657]、▼「本件ゲームの表現力に照らして、北海道の電化が云々というスケールのマップは無理がある」については[3689]を参照。そんなあなたに「NMPC-L64」。これだね。
・[3784]
> 何をしても22.5度。これはもう定規を当てて線を引く感覚である。それがコンピューターになったCADである。本件ゲーム、逆にいえばゲーム内で最初から配線図(配線略図)という図面を引いているようなものである。だからゲーム画面から離れたところで配線図を描く必要などまったくない。…その発想はなかった!(棒読み)
紙に手で描くなら定規を使え。特製の「45°&22.5°定規」を手作りして使ってもよい。方眼紙と定規だけでは「22.5°」じゃない角度の線をうっかり引いてしまっても気づかないぞ。えー…(てんてんてん)。注意点をわかって守れるなら道具はなんでもいいので、エクセルでもいい。じぶんで「22.5°パーツ」みたいなものを先に1通り作ってから、それをコピペして並べるだけという操作をしようみたいにシステマティックに考えることができているのであれば、ペイントですらよい。道具はあくまで道具である。使い手の力量が露骨に暴かれるから、自信がなければないほど、最初からIllustratorを使えということである。すごく知ってた。ひところよりIlustratorの導入の敷居は格段に下がった。問題ない。(キリッ
じぶんは有償の高価なソフトにアクセスがある(=自分の身を削って買ったわけじゃない)からきみらの路線図つくってやんよみたいな子どもが定期的に湧いてくる。しかし、そこで挙げているのがIllustratorではなくPhotoshopだったりしてちゃんちゃらおかしいのはここだけの話だ。なあに子どもである。実に子どもである。(ドロー系の、ただしCADではない)Illustratorのような操作性(パレットや文字組の優劣を含めて)はIllustratorを使うのがいちばんいいけれど、ペイント系は、実のところなんでもよいのである。特に、路線図しかつくらないなら、なおさらである。用意したパーツを切り張りさせるということならWebアプリにもしやすかろう。一種のスタンプである。なるほどテキタウなインクで紙にぽんぽん押すだけで路線図ができていく「路線図スタンプ」(※SNSの類じゃなくて『物理スタンプ』)みたいなのをあざとく木製でかわいくつくって東急ハンズで売れば大ヒットするぞ。えー…(てんてんてん)。
https://img17.shop-pro.jp/PA01270/267/product/129449024.jpg
こういうノリである。…ノリとか言うなぁぁぁ!!(※エコーはいりまーす)
・「DATT-A9D」より「列車と路線(ルート)」
https://arx.neorail.jp/network/
> ゲームで追体験する鉄道工学と鉄道史:自然な成り立ちの路線網をつくろう。
> 路線の考え方
> 鉄道が新しく通るルート(起点、終点と、その間の経由地)が決定し、線路の道のり(キロ程)がほぼ確定してから考えるのが「路線」(施設)である。用地取得や橋やトンネルの建設などは、すでにクリアされているものとする。どのような運行計画(ダイヤ)にしたいのかを踏まえて、沿線の最適な地点に駅を配置し、駅の規模や配線を決める工程である。
・(再掲)
https://www.mintetsu.or.jp/knowledge/term/62.html
> 時刻表には起点からのキロ程が100m単位まで表示されています。
> 輸送密度、輸送人キロ、輸送トンキロなどの計算の基礎にもなります。
・[4134]
> そもそも座標を表示して「キロ程」を(あくまでゲームの中の数字でいいので)書き起こすのが先決だ。あなたはじぶんがつくった路線の「キロ程」を知らないままでいいのか。それで路線をつくったと言えるのか。
> キロ程をまったく気にしない態度の源泉はどこか。きっと市販の紙の時刻表を知らないからだと疑ったのです。市販の紙の時刻表を開けば、何はさておきキロ程と駅弁とみどりの窓口に目が行くのである。
・[4160]
> どのような駅を「太字」や「黒地に白抜き」で表示すべきかの感覚を養おう。鉄道は路線網であり電信電話網なのだ。そこに(鉄道の)電話局があるんだ。故障や天候で立ち往生しても食糧にありつけることが保障された『回復ポイント!(いわゆる回復の泉)』なのだ。
駅は、これより増えるかもしれない。もちろん、この段階では駅名など決まっていない。これは「A列車で行こう9」の中で、「22.5度単位」でしか引けない線路を引いた結果を描いたものだから、見た目は路線図のように見えてしまうけれど、あくまで地図の上に路線を正確な線形で描いた図面という位置づけだ。
https://neorail.jp/forum/uploads/a9v5_const09.png
![https://neorail.jp/forum/uploads/a9v5_const09.png]()
「サテライト」である。くやしいけど著作権は株式会社アートディンクに帰属する…じゃなくて、本当にゲームの中で引いた通りを上の図に描いたんだということを確かめてみてほしい。
※よく見ると間違っていたり省略しておおざっぱな直線にしてあるところもあるのはここだけの話だ。(棒読み)
・(再掲)
https://neorail.jp/forum/uploads/a9v5_const09_cmp_voronoi9_named.png
![https://neorail.jp/forum/uploads/a9v5_const09_cmp_voronoi9_named.png]()
このマップでは、このような地名を与えた。これがただちに駅名になるわけではない。まだ先は長い。(※遠い目)
https://neorail.jp/forum/uploads/a9v5_oike1400_809white_routes.png
![https://neorail.jp/forum/uploads/a9v5_oike1400_809white_routes.png]()
これがこうして…えいっ☆(ぎゃふん)ゲームの中で引いた線路だから最初から路線図じみてはいるけれど、それを本当に「路線図」というふうな線で描くと、これだけ、ゲームの中で引いた線路の線形とは違うものになるのよ、ということでした。
https://neorail.jp/forum/uploads/a9v5_oike1400_routes01.png
![https://neorail.jp/forum/uploads/a9v5_oike1400_routes01.png]()
駅名の仮称すらついていない段階というつもりで、路線網のトポロジーを言うのに必要なだけ、アルファベットを与えた。あれである。算数や数学の「点A」や「点B」のなかまたちである。たったこれだけの路線網ではあるけれど、アルファベットが「K」まで必要になるほどには複雑だった。路線網の複雑さを友だちと比べたいときは、こういうふうにして、アルファベットがいくつ必要になるかという数で比べるといい。
・「けたに注意」のイメージです
https://goo.gl/maps/co3ogmYWqPaX5XDo9
※本文とは無関係です。
★路線の色も「未定」のまま描け
・[4160]
> > 色は光の波長の違いによって、赤・橙・黄・緑・青・紫というように連続的に変化して知覚されます。これを連続的に配列し円環状にしたものを、色相環といいます。
> 黒という色は文字だけに使う&文字はなるべく黒にする、背景は白にする、無駄な装飾をしない、図の全体を縁取りしたりしない、特急列車・臨時列車・ライナー・むさしの・しもうさの類(新幹線リレー号のなれの果て)は描かない、複々線の路線に限って(「中央線快速」「総武線快速」「常磐線快速」など)別の線として描く(京葉線や埼京線など、それに横浜線と南武線を種別ごとに別の線で描いたりはしない)、「千代田線直通」の線はきちんと取手まで引く…などの!!(※ジト目)路線を灰色にしてあるのは、基本的には他社線といいますか、それは地下鉄だよとかJR東海だよとか千葉支社の本線だよとか水郡線だよとか、八高線は都心まで来ないからとか、そういう感じにね。…りんかい線が埼京線の色で線幅だけ細くなっておるー。(※遠い目)いろいろな色のひとつ(…『いろいろな色』!!)として灰色があるのではないのです。
この図では、「GF線(仮)」「GD線(仮)」は『他社』線(※例えばJR西日本から見てのJR東海)や3セクじみた路線(※JR東海から見ての愛知環状鉄道や東海交通事業あるいは名古屋臨海高速鉄道)ということにして、灰色にしました。しかし、私鉄や地下鉄ではないので線の幅は変えない。いまは仮に細い線で描いているので、線幅ではなく色の濃さでそれを表現すべく、ほとんど黒じゃんという濃い灰色にしてあります。
・日本経済新聞「長野、JR3社の境界線」(2017年6月14日)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO17615540T10C17A6NZ1P00/
> 古くから、諏訪湖を源流に太平洋に注ぐ天竜川により東海圏と交流していた飯田・下伊那地域。
> 塩尻駅(塩尻市)、辰野駅(辰野町)を境にJR東日本とJR東海、南小谷駅(小谷村)を境にJR東日本とJR西日本のそれぞれ営業エリアに分かれる。
このマップでは「GF線(仮)」と「GD線(仮)」も互いに『他社』、すなわち私鉄は数えずJRだけで3社あるようなマップのつもりでした。(※あくまでゲームです。)
> JR東海が管轄する飯田・下伊那地域や木曽地域では語尾に「〜しておる」と、東海圏・西日本の影響を受けた言い回しが混ざる。一方、JR東日本が管轄する諏訪地域や松本地域では「〜している」と首都圏などの標準語だ。
そのほかの線は、色も「未定」だけど仮の色分けをしておこうかという程度に、また、そういう程度の意味しかないよとわかるように、赤系の色を使わないという不自然なことをして、青と黄色のインクしかない北欧みたいな(違)スタンプを押し(げふ)重ねて押せば緑だよみたいにしてあります。単独の路線は原色っぽい色にして、乗り入れたり複々線みたいなところの路線は混色したっぽい色を使っていく。…ほぅ? 「GF線(仮)」とな。(※ソコジャナイ。)
※ここでは色を絵の具のようにとらえています。「路線カラー RGB」などと検索しないこと。色は自力で扱えてなんぼ。ピンポイントで「あれと完全に同じ色のRGB値!」みたいな探しかたをしてはいけない。
https://pds.exblog.jp/pds/1/201609/01/34/a0164734_22575661.jpg
※本文とは無関係です。(棒読み)
このあと路線が増えたりして赤系の色も使うことにしたとしても、まったくの「真っ赤!」(※直訳)は使いにくいので、赤に寄せた濃いオレンジ色を使ったり、その次には赤紫色いわゆるワインレッドを使ったりしていくことになるわけですよ。(ばーん
そういうふいんきを先取りして色を決めてあるので、色相環を等間隔に区切って色を採ってくるときに「真っ赤!」のところだけ避けるようにずらして区間を採るといいましょうか、黄色といっても、だいぶオレンジだなぁと、こういうわけです。いえね、金を失うと書く(違)言葉尻だけで『赤字路線!』は“縁起が悪い”とか、そういうことを気にしてるわけじゃない。…その発想はなかった!!(※恐縮です。)
・「JR西日本」です
https://www.westjr.co.jp/safety/action/ats/img/chart01.gif
なるほどコーポレートカラーがあれば、その色だけでぜんぶ描くというのもありだ。(※恐縮です。)
「後編」([4179])に続きます。
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