・エンターブレイン「公式エキスパートガイドブック」で「ダイヤウィザード」と「個別発車」 ・「ダイヤウィザードを使う」(020ページ) ・「同じ車両を使い分ける」(024ページ) ・「回送列車を設定する」(035ページ) ・「奇数番号列車」「偶数番号列車」(039ページ) ・「駅視点」と「列車視点」 ・「連動駅」は『指で数えられる数』に ・「ダイヤ作成モード」への展望(再)
(約24000字)
[4962],[4967]の補足です。
★エンターブレイン「公式エキスパートガイドブック」で「ダイヤウィザード」と「個別発車」
エンターブレイン「公式エキスパートガイドブック」で「ダイヤウィザード」と「個別発車」はどう説明されているのか。お手元にエンターブレイン「公式エキスパートガイドブック」をご用意ください。お持ちでないおともだちは隣の人に見せてもらってください。エンターブレイン「公式エキスパートガイドブック」を持っていない人がいたら見せてあげてください。(棒読み)
・「OuDiaとA列車」
https://arx.neorail.jp/diagram/
> 「OuDia」は、take-okmさん作のダイヤグラム描画ツールです。鉄道ライターの杉山淳一氏が執筆した「A列車で行こう9 公式エキスパートガイドブック」で「OuDia」を使った「A列車」の楽しみ方が詳しく解説されています。
(動画などで)「A列車」と「OuDia」をくっつけたコンテンツをアップしている人はエンターブレイン「公式エキスパートガイドブック」を必ず持っているはずで、エンターブレイン「公式エキスパートガイドブック」を持ってもいないのに(動画などで)「A列車」と「OuDia」をくっつけてはいけないし、参考文献としてエンターブレイン「公式エキスパートガイドブック」を挙げないのも論外の行動である。(※見解です。)
・エンターブレイン「公式エキスパートガイドブック」(2011年4月13日)
https://img.aucfree.com/r403716676.1.jpg
https://img.aucfree.com/b403962882.2.jpg
http://sugisugi.net/jun/log/eid2326.html
東日本大震災のさなかも進行中であったと担当ライター氏が自身のブログで述懐しておられます。なんかたいへんなときにわさわさとつくられた「公式エキスパートガイドブック」。(※体言止め)まったくなんでもないときになんでもなくつくられたものよりは、なんかへんなおもみがある。(※ひらがな)
なお、以下のように何ページのどうという記述がどうのこうのと子細に述べるスタイルは、多くの人が大学で取り組む卒業論文で必要になるものである。中高生や、大学には行かなかった人にはピンと来ないだろうが、そういうものだと思ってほしい。本書を執筆したライターすぎやま氏(※仮名)は修士号を持っているので、安心してそのような厳格な扱いができる。「PCゲーム攻略本」という恥ずかしい見かけをしている図書ではあるのだが(※言いかた)、あえて図書館の棚のどこに入れるかという見方をするならば、「文学」でも「美術(芸術)」でもなく、子どもがゲームソフトをつつきながら鉄道工学の一端に触れることのできる図書として、「工学(技術)」の棚に入れてもよいだろうということである。単なる電車図鑑だと「産業」の中の「交通」のほうに行ってしまうのだが、それよりは断然、「工学(技術)」のほうに入るべき図書では、あるのである。(※あくまで私見です。実際には製本が「やわ」すぎるから図書館に入るわけがない。内容だけ見たら、という架空の話だとご承知おきのほど。)
●「ダイヤウィザードを使う」(020ページ)
そのエンターブレイン「公式エキスパートガイドブック」は左下に「020」と書かれたページ(※20ページ)が「ダイヤウィザードを使う」であります。目次の構成がいけないと思うんですが、「単線の基礎」というチャプターの中で「ダイヤウィザード」を説明しているんです。無理にでも「単線のダイヤをつくるときはダイヤウィザードを使うといいよ!」と言おうとしたような、かなり無理なページになっています。(※トートロジー)「ダイヤウィザード」を含め、どんな機能がありますというのは「単線の基礎」みたいな『各論!』に入る前の「はじめに」の中で、ぜんぶ紹介しちゃえばいいんですよ。(※編集の1例です。)「ダイヤウィザード」は単線とも複線とも関係なく使える機能なんです。「単線の基礎」のところに入れるのは、すごくいけないよね。
・(再掲)
https://kotobank.jp/image/dictionary/nipponica/media/81306024010909.jpg
「単線」「複線」についての余談ですが、これはARX(※全角)の「駅の種類で情景を描き分けよう」のページから参考画像としてリンクした「コトバンク」掲載の図解です。これが秀逸なんです。ホームの構造を「単式」「島式」「相対式」など分類してあるんですが、「島式」は単線なんですね。じゃあ、ここで単線と複線は区別して、別々の分類として示すべきなのか。…ののんのん!(※UFOみたいなポーズで)
https://chojugiga.com/c/choju61_0013/choju61_0013.png
https://www.55truck.com/journal/wp-content/uploads/sites/2/2017/02/7c4e866123723e03ef075d660bf377c4-22.png
https://googirl.jp/img/19/10/1910178top.jpg
単線か複線かというのは「駅の外」の『機外』(出発信号機の「外方」)の「本線」の話。駅としては「駅構内」の「場内」で、そこには単線も複線もないわけです。駅から出て行くときに本線が単線なのか複線なのかということ。そういうことがわからなくなってしまうような雑学本や趣味誌に頼る前に、まず「コトバンク」をちゃんと引こうということを再認識させられました。一般向けの辞典や事典を侮ってはいけません。しかし余談でした。
> (020ページ)
> 今までは駅を中心にダイヤを設定したけれど、これからは列車に重点を置く。
もう少し書きようがあるんじゃないのという問題意識であります。「今まで」「これから」と書いてしまうと、「今まで」のは「だめなやつ」「初心者っぽいやつ」で、「これから」のは「すごいやつ」「上級者っぽいやつ」なのかと誤解されてしまう。(※実際、されているんだと思います。)「(動かない)駅を見ながら設定」と「(動く)列車とともに動きながら設定」の2つの方法は『両輪!』であって、後者をマスターしたら前者は使わなくなるわけではありません。
> 列車の動きを図にしてみよう。
「ダイヤウィザード」をどういう場合に使うと効果的なのかをいっさい説明しないだけでなく、実は「ダイヤウィザード」を使わないほうがわかりやすいんだなこれが!(ぎゃふん)…ということを、3枚もの図をでかでかと載せて体現しておられる。(※「動き」を説明する図なので3枚に膨れ上がってしまう。)「ダイヤウィザード」という機能をどのように紹介しようか、なまじ鉄道ライターである担当すぎやま氏(※仮名)が相当に頭を抱えたようすが浮かびます。あんなもん、じぶんでダイヤグラムを描ける人間は使わんって。(※手を左右に振りながら!)
https://cdn.piapro.jp/thumb_i/y1/y1n4h80e5o4syqyo_20110814150219_0740_0500.jpg
> 途中で間違えると始めからやり直しになってしまう。
…あのねぇ!(※笑っていない。)『やり直しできる』(「時間復帰」できる)ことこそが「ダイヤウィザード」という機能の使いどころだ。もっといえば「時間復帰」できさえすればダイヤ設定という場面に限らず便利なのだから、これはもう「クイックセーブ&クイックロード」みたいな(コンテキストのない)単体の機能にしてしまえばいいんだ。(ぶつぶつ)
なお、正確には以下のような文章になっている。
> これは列車を運行しながら、到達した駅やポイントを設定できる。とても便利な機能だけど、途中で間違えると始めからやり直しになってしまう。手前の設定だけを直す操作もできない。
『やり直しになってしまう』という表現は、実は「時間復帰」を指しているのではなく、ダイヤが乱れて列車がぜんぶ詰まること、その場合、列車をすべて撤去して、時刻を見計らって1つずつ配置し直すところから『やり直し』になってしまう、ということを述べているのかもしれなかった。それは「ダイヤウィザード」を使わない場合でも起きることなので、「ダイヤウィザード」という機能の説明であるかのように述べるのは適切でない。あと、この文脈で「運行」という用語を安易に持ち出さないこと。「運行ってなに?」「列車を動かすことだよ」とはいうけれど、「列車を動かしながら」を「運行しながら」に言い換えてはいけない。用語っぽい用語は使わずに平易な動詞だけで述べきってほしい。(※編集の1例です。)
https://www.otomate.jp/paradigm_paradox/img/top/key_hrin.png
https://www.otomate.jp/paradigm_paradox/img/system/4.jpg
※セーブデータの矛盾にご注意ください。
もちろん、歴戦のPC歴を誇る『ユーザー』としては、ふつうにふつうのセーブ&ロード機能と「追跡モード」と「一時停止」を自分で駆使して、あえて
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