・「攻略」という観点で ・「サポート」という観点で ・「ガイド」という観点で ・「HTMLマニュアル」への“橋渡し”として
(約17000字)
・随時更新中
https://arx.neorail.jp/newgame/?%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E5%AF%BE%E7%85%A7%E8%A1%A8
[3721]に対する答え合わせです。なお、雑誌の『今月号』『先月号』の利用を厳しく制限する慣行に準じて、発売からこれまで時間が経つのを待っていたことを申し添えます。
※この記事は随時更新する場合があります。
・(再掲)
https://www.famitsu.com/images/000/178/911/y_5d19b295d1459.jpg
・[3721]
> > はじめての方に向けて、楽しみ方の例や鉄道経営の基本をナビゲートする「A列車で行こうExp.攻略サポートガイド」を同梱いたします。「シミュレーションゲームは難しい」という不安も、これで解消です!
> この「攻略サポートガイド」なるケッタイな文字列を誰か斬ってください。誰にも斬ってもらえなかったのがそのまま出てきちゃったみたいな感じがして…やあねぇ。「攻略サポートガイド」を英語で言えますか。
「攻略サポートガイド」の「攻略」「サポート」「ガイド」にそれぞれ傍点しながら、▼「攻略」すなわち初めから終わりまでの流れやゲームシステムの全体像をプレーの前に把握することを助けているか、▼「サポート」すなわち“対話的な”(実際にプレーしていく順番の)説明になっているか、▼「ガイド」すなわち書いてある通りにすればよいように(ゲーム側も)なっているか、という3点を確かめていくということでございます。本日「このフォーラム」であります。
逆に言えば、わずか24ページの冊子ですから、何か1つでもアウトなら冊子まるごとアウト(失格)だということです。ページ数が多ければ言い訳ができるけれど24ページなのでこれがすべてだということになる厳しさが逆に出てくるのです。そういうところへ果敢に挑んできた24ページの本冊子を歴戦のわれわれの手でかわいがろうではありませんか。…なにそれこわい。
https://park.ajinomoto.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/709139.jpeg
表紙とその裏はページ番号がなく、その右側の「01」ページが目次で、裏表紙の裏が「21」ページで終わるというきもちのわるい冊子になっています。ぜんぶ同じ紙のようだから別にいいんですけどね。そして「Windows版へのいざない」とか「キーボード&マウス」といった発展的な内容はなかった。
※客を流出させるようなことを書いたら「PS4」のロゴが剥奪されるのかしらん。
https://twitter.com/itoya_ikebukuro/status/912933360044982272
https://pbs.twimg.com/media/DKtkAEXUQAAJVyz.jpg
この冊子の見開きで、「公式ガイドブック」の1ページの大きさになる判型ですぞ。つまり2ページで1ページ、「公式ガイドブック」12ページ分もの紙面があるといえば、意外とあるなぁと思えてきませんか。4ページでA4の紙1枚ですから、表紙とその裏と目次と裏表紙を除いた20ページがA4の紙なら5ページにもなる。「お金がない! 困ったときは」と「季節を楽しむ イベントカレンダー」の2ページと「お好みのA列車で」の2ページ、あわせて4ページをなかったことにすればA3の紙に両面で1枚、A2の紙に片面で1枚ですぞ。実はかなりの情報量になるんだな。…伊東屋さんありがとうございましたと勝手にお礼しておきます。
このA2という大判で刷れば本冊子の実質的な部分たる16ページ分の内容が「1枚ぺら」になりうる(だから判型が小さかったとしても読者の頭の中では1枚の大判の紙に書き込んでいく形で理解されながら読まれていく)ということを指して「24ページなのでこれがすべてだ」「何か1つでもアウトなら冊子まるごとアウト(失格)だ」と言っています。A2はともかく、コンビニでもプリントできるA3の紙で表と裏に分かれた時に何か食い違いがあるのは見逃そう&1面につきアウト1つはしかたない…などという大甘なことを言ったとしても、アウトは2つまで! …よーしやってやろうじゃないの。
※Windows版(PC版)「コンプリートパック」にも同梱されるエンターブレイン「公式ガイドブック」は、同様に目次などを除いた実質のページ数は136ページとなっています。およそ“11分の一”に要約された内容になっていると期待させるのが今回のPS4版「エクスプレスプラス」同梱の本冊子であります。
奥付があるかなと思って自動的に手が動いてうしろからページを開くと「21」ページに「10月」として「中旬:針葉樹の紅葉(〜2月中旬)」と書かれているのが目に留まります。そして奥付はありませんでした。発行日や印刷所それに責任者名などいっさい書いてありません。あえていえばPS4のソフトとしての型番が冊子にも刷られているのでソフトの一部ということです。
●「攻略」という観点で
・[3661]
> 「プロフェッショナル公式ガイドブック」では発電量が足りなくなることについて言及がありません。ガイドブックに頼りながら『プレー!』する段階にあるプレーヤーにあっては、このマップを遊ぶときは090ページだけを見ると思いますぞ。そこに書いていなければ、発電量が足りないことに気づかないまませっせと資材を運んで自動発展させようとしちゃうかもしれないんですよ。
「発電所」という単語は「08」ページに1回出てくるだけでそれっきり。発電量が足りていなければぜんぶ“スットプ!”しちゃうよという深刻さを理解させる説明はありません。…アウトだなぁ。
「パワー」というカタカナの言葉を説明なしに使うと、いまや電力会社のことを思い浮かべると思いますが、「公式ガイドブック」からそのまま「街の発展パワー」「駅は街を発展させるパワーの源」という『予約語!』として本冊子でも使われます。そして「パワーとは何か」の定義(実はちゃんとある)が説明されないんです。…アウトだなぁ。
※定義の「内容」は断片的に書いてあるけれど「これがパワーの定義です」と誰が読んでも1度でわかるようにはなっていない。それを教えてもゲームが楽になりすぎる(つまらなくなる)ということはぜんぜんないので隠す必要はない。
「産業構成比」のことを指すのか「自動発展で隣には建たない」ということを指すのか判然としない「他の建物との組み合わせなど」という未定義語が「07」ページで新出しちゃいます。…アウトだなぁ。
・[3661]
> 「プロフェッショナル公式ガイドブック」でも駅間距離と基本運賃と速度の関係についてポヤンと言及しておられます。しかし、先に理解してから読めばそういうことかとわかるんですけれど、090ページを読んだだけでわかるかというと、わからないんだなぁこれがっ。
「ダイヤ設定」に「乗客対応」があることがまったく紹介されません。これアウトですから。ゼッタイこれアウトですから。
「運賃収入」を説明する「13」ページで、「列車タイプ」という挙動(※長距離用の列車は長距離を走らせないと大損する⇒短距離には短距離用の列車を使わないと!)が説明されません。特に「特急列車」については、その利点を「速度の高さ」と混同させる説明になっているのがいけません。
※「短距離」「長距離」に分けて説明したことで「長距離用の列車は長距離を走らせないと大損する⇒短距離には短距離用の列車を使わないと!」を説明できたと誤認していると見受けられますが、初めて読む読者にはわかりませんよ。
※列車の速度の高い低いによる直接の有利/不利はありません。「カスタム」で速度を変えた場合も同様です。速度が高ければ運行回数を増やせて云々というのは別の話(「列車」ではなく「ダイヤ(輸送力)」や「経営(収支計画)」の範疇)だと心得ましょう。ここでは「列車」の(1回の運行での=発駅から着駅までの)「運賃収入のメカニズム」を確実に理解させるべく「距離」だけに着目させるべきなんです。
「06」ページの説明からは、「プロフェッショナル公式ガイドブック」に書いてあった“集金マシーン”というアレな表現([3832])が思い出されます。あえて“集金マシーン”という表現を使うなら、むしろここで使うべき。
「(引かれた線路を指して)路線」と「(運賃収入を計上してくる“集金マシーン”たる)列車」の区別があいまいなままにされ、ここでは“集金マシーン”たる「列車」について説明するのだから(“集金マシーン”たる列車に視点を置いて)「(列車の)発駅と着駅の直線距離」と書けばいいのに(線路に視点を置いて)「隣駅との間隔」と書いているのが完全にアウトです。これはアウトなんですよ。
※「線路の長さ(道のり)」ではなく「直線距離」ですよということを「直線距離」という言葉を使わないで「隣駅との間隔」と書かないといけないという判断は、それ、読者が何年生だと想定するとそういうことになるんですか。「直線距離」と書いて大丈夫でしょ。うん。
※途中の駅を通過する列車については「隣駅」という言葉より「発駅と着駅」という言葉を使いたいと思うはず。ゲームでの「通過」という操作を説明しないとしても、読者が『途中の駅を通過する列車“という概念”』を持っているということは前提にしてよいはず。
・整理すると…
「路線」とは | ⇔ | 「列車」とは | ・線路(道のり) ・駅(ここに止まれという目印) | | ・乗客数 ・運賃 ・発駅と着駅の直線距離 ・列車タイプ | ↓ | | ↓ | 【コスト】 【集客力】 | × | 【運賃収入】 【街の発展パワー】 |
※「×」は「ばつ」ではなく「かける」。
こういうことなんだな。そういう図解をしませんか。ぜんぶ文章だけでつらつら書くんじゃなくてね。
「攻略」すなわち初めから終わりまでの流れやゲームシステムの全体像をプレーの前に把握することを助けているかという観点では、24ページという紙面の使いかたがぜんぜんなってない、もっと簡潔に図解すべきことと、ページ数を言い訳にしないでゲームに登場するシミュレーションの要素はぜんぶ予習させる内容になっていてほしかった。…それを「全体像」といいます。「詳しくはマニュアルを読め」でいいんですから、そういう意味では「マニュアル」の「索引」(※目次ではなく索引=用語からページを引ける巻末のやつ!)に相当する内容になっていてほしかった。このゲームにどんな要素や機能があるのかを、せめて見開きで一覧したかった。
https://sm.ign.com/ign_jp/screenshot/default/image1_usnf.jpg
しかし「02」ページで「全体像」という言葉が…そういうふうに使っちゃう人が書いてるんですかと愕然とさせられるんです。ゲームのルールやプレーの成功や失敗という抽象的なものを含まず、画面に表示されるもの(メニューやアイテム)だけを指して「全体像」という言葉を使う人なんですよ。まずそこがアウトだからぜんぶアウトだと言って過言ではないけれど、いまそれを言うと話が終わってしまうので言わないでおきます。
https://pds.exblog.jp/pds/1/201202/19/47/e0058447_22392549.gif
https://stat.ameba.jp/user_images/20131017/20/ayayanapple5010/5b/7b/p/o0445040312719412454.png
https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/b/f/1040/img_bf3c26a253f6f963f23295518af32cf873973.jpg
https://toyokeizai.net/articles/-/237498?page=3
なお、図解ということでは、▼「08」「09」ページで操作の手順(※依存関係があるので順序を守らせる必要のある一連の操作)を「バー」と「矢印」で(≒いわゆる工程表を縦にしたような!)グラフィカルに示している箇所と、▼「13」ページで「距離×人数」という二次元表に相当する枠組みが示されていること(※ただし箇条書きで平たく4つ並んでいる)が、図解といえば図解である(文章だけじゃないという工夫が見られる)と申し添えます。
※後者については「列車タイプ」をいかに端折って説明すべきか(どういうふうになら端折っていいか)を示す『新たな公式見解!』が出されたものと受け止めます。
・つまり…
列車の種類 (列車タイプ) | 短距離 | 長距離 | 人数(定員) | | | | | 「旅客列車」 | △ | ○ | 1両編成から!(細かく調節できる) | 「通勤型」 | ○ | △ | 10両編成でも安いよ!(ラッシュ用) | 「特急列車」 | × | ◎ | 必ず満員になるように! | 「超特急」 | × | ◎ | …しんかんせーん!!(新幹線は別腹です) |
https://kotobank.jp/word/%E5%88%A5%E8%85%B9-625198
・「短距離」:ゲームの「10km四方」(※マップの1辺が「10km」)というスケールでいう「3km」くらいまで?
・「長距離」:(同)「7km」以上?(※対角線は「14km」)
・「△」:あまり向いてないよ
・「×」:ゼッタイやめときな
・「◎」:すごくもうかるから1列車だけでも走らせるといいよ!
こういうことですな。しかし、PS4版では座標を表示する機能があるのかないのかわかりません。機能がないとすると、距離は「サテライト」のグリッド(※「1km」、「調整区域」を使っているときは「320m」)を頼りに、おおざっぱにしか把握できないことになりますが、それでもここでいう「短距離」「長距離」を区別するにはじゅうぶんですから、せめてグリッドを頼りに発駅と着駅の直線距離を調べて(=「2点間の距離の公式」で計算して)列車を選んでいきましょう。
・「2点間の距離の公式」の計算例です
https://keisan.casio.jp/exec/user/1368207650
その公式を習うより前から使っていいんですよ。「調整区域」のグリッドを頼りにすれば「320m」の細かさで座標(※ゲームとしては左上が0,0ですが、左下を0,0にしたほうがわかりやすければそうしましょう=ゲームの画面を見ながらじぶんで紙に書きましょう=)がわかります。目分量で、グリッドの半分(「0.5km」や「160m」)の細かさまで扱ってもだいじょうぶです。どうしても計算したくなければ、「サテライト」に『定規を当てて測り!』という最終手段を使いましょう。「サテライト」を最大の大きさで表示させ、目盛りをじぶんでつけた定規を(厚紙で)自作して使いましょう。
…という実際的なことについてはまったくの余談なのですけれども、何かの方法で「距離」を調べることができると保証されない限り、「距離」を使って判断せよという「攻略サポートガイド」を書くことは許されないということをわかっていますか、ということであります。そういうやかましいことをいちいち指摘する本日「このフォーラム」であります。
●「サポート」という観点で
「マップコンストラクション」をいきなり開いてしまうと、そこには線路も建物もない“まっさらな状態”なので何をしていいかわからない(⇒まったくわからないわけではないけれど“戸惑う”とか“面食らう”という状態)、だから「ニューゲーム」から始めるように促しているところはまっとうな順番ではありませんか。
https://thesaurus.weblio.jp/content/%E9%9D%A2%E9%A3%9F%E3%82%89%E3%81%86
そして、いまだに健在「ひっかけ問題」(※もっといえば『いじわる問題』)としての「ニューゲーム」ですから、開いたらすぐ「どこが「ひっかけ」「いじわる」なのか」を見破って、そこを正しく直すんだよと「08」ページで説明されています。(※そういう文章ではないけれど、だいたいそういうことを言ってます。)
そのあと「09」ページでは、施設はいじらずに(駅をつくり直したり増やしたりせず)「列車」「バス」「トラック」の運行(経路や時刻)を変えたり増発(※運行回数や車両を増やす)してみようよと促されます。この「施設はいじらずに」ということがすごく大事なんですが、本冊子での説明では弱いのが難点です。
変化を観察したい条件以外の条件は固定して試すのが「シミュレーション」です。(※「理科の実験」と言い換えてもいいですよ。)本冊子に「シミュレーションとは何か」がやさしい言葉で書いてあったら感銘を受けるところなんですが、それはなかった。この意味では「ゲームモード」(※本冊子でいう「経営モード」)で「調整区域」を使うよう促す説明があれば文句なしですが、それもなかった。そもそも「自動発展」は説明されるけれど「衰退」があるということはいっさい触れないんですよ。…アウトだなぁ。
「19」ページでは「シミュレーションしましょう」「予測できるかもしれません」というコロケーションで、「(漠然と)予想する」「完成予想図を描いてみる」という意味合いのことが「シミュレーション」と呼ばれています。「(「資金」以外の)いろいろな数字を駆使する」「何通りも実験して確かめる」ということが説明されないまま終わってしまいます。ゲームの作り手は「シミュレーションとは何か」を知らない人たちではないはずなんですけれど…なんだかなぁ。
わずか24ページですので「01」ページから順番に読んでいき、先に書いてあることがゼッタイに正しいという態度で進んでいきますと、「資材の輸出」について「11」ページと「15」ページで真っ向から対立することが書かれているとわかります。先に書いてあることがゼッタイに正しいという態度を貫いて「15」ページに書いてあることは無視しましょう。
※「11」ページには「積極的に輸出しましょう」と書いてある。「15」ページには「ゲームバランスが崩壊」「あくまでも奥の手」と書いてある。もっとも「15」ページは「やりすぎ注意」という観点での注意である。それは言われなくてもわかるし、「資材工場だらけ」にしたら開発に使える土地が減るのも自明だから、ことさらに注意してみせる必要はあるとは思えないんだなぁ。そして「15」ページでも「ダイヤ設定」の「貨物処理」が説明されません。そこでは説明しない機能でも、ゲームを進めていけば自然と活用するようになるはずの機能なんですから、その機能は使うという前提で説明してよい、つまり「貨物処理」を使いさえすれば何も問題のないことを、あたかも解決不能な問題であるかのように述べてはいけないということです。
※いえ、もっと単純に「コンテナ港」と「貨物列車」の違いを理解せず、つまりゲームを実際にはプレーしたことがないまま「公式ガイドブック」だけを見てコピペしながら本冊子を作ったみたいなひどい仕事ぶりが想像されちゃいました。…えーっ。
https://www.takahashishoten.co.jp/common/img/products/978-4-471-10321-7_S_2.jpg
「サポート」という観点では「竜頭蛇尾」になっちゃってるんですねぇ。最初のほうはいいけれど、だんだん説明不足になって、最後は矛盾までしてくる。わずか24ページなのに全体で一貫性を持たせることができていないとはなにごとか。あくりょーたいさん…じゃなくて、歴戦のわれわれが代わりに怒っておいてあげようじゃないか。
https://thesaurus.weblio.jp/content/%E5%BC%8A%E9%A2%A8%E3%82%92%E6%8D%A8%E3%81%A6%E3%82%8B
もっとも、「サポート」という観点では「どこからどこまで」の「どこまで」のほうはプレーヤーごとに異なってくるのです。ある程度のところで「サポートなし」でやっていけるよ(もっと詳しい「マニュアル」をじぶんで読めるよ=いわゆる「ユーザーズガイド」を卒業して「リファレンスマニュアル」に旅立とう!)と思える地点に到達するんです。だから「攻略サポートガイド」という冊子ではあるけれど、そこに何から何まで載っていないといけないというわけではないんです。おおかたのプレーヤーが「ここまでサポートがあればとりあえずだいじょうぶだよ」という、そういうところまで「サポート」できているのかという観点で見ることが必要です。
ところで、本冊子の「06」から「12」ページまでは「ガイド付きマップ」「動画ガイド」に沿った内容になっています。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLP9JS0xxOY39aiOMTiORx3P7k535-xuHq
「13」ページの「目的別 オススメ車両」(「距離×人数で決めよう」)は「動画ガイド」にはない“書き下ろし!”の内容だとわかります。
https://youtu.be/SmybOOxC5do
> 発展度が低いうちは、短い車両を購入するようにしましょう。
https://jnr.tokyo/kanri/wp-content/uploads/2018/03/jnr115series-big-eye_Fotor.jpg
https://cdn3.railf.jp/img/news/2019/09/190928_115_0402.jpg
http://www2u.biglobe.ne.jp/~taku_s/img/ec/455_fled.jpg
http://www.uraken.net/rail/alltrain/ec/455.jpg
「115系」は「3両編成」をデフォルトにすべき…じゃなくて、この「動画ガイド08」より詳しい説明になっているといえます。「4両編成」がデフォルトなのは平野部の平坦で温暖な暑苦しい大都会を走る「113系」だよね。あえていえば「113系」は列車タイプ「通勤型」で「115系」は「旅客列車」あるいは「急行列車」というくらいに性格が異なる車両なんだよね。そして峠を越えるには「3両編成」を2つつなげた「6両編成(4M2T)」じゃないとだよね。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscej1949/1962/78/1962_78_16/_pdf
http://bosoview.sakura.ne.jp/jr/113/113.html
http://bosoview.sakura.ne.jp/jr/113/makuhari/20060521_113_m103_1b.jpg
http://bosoview.sakura.ne.jp/jr/113/makuhari/20060610_113_m51_3b.jpg
※外房線(土気−大網)も総武本線(八街)も峠や山なので6両以上の編成じゃないと(勾配を登れず)走れない。そのせいで編成の定員は増えてしまうので列車の本数(回数)は減ってしまう。な・・・なんだってー!! 成田−鹿島神宮間や成東−銚子間で1両編成や2両編成の区間運転があればいいんですよ。まさに「発展度が低いうちは、短い車両を購入するようにしましょう。」ただし「※平坦線区に限る。」だね。
https://thesaurus.weblio.jp/content/%E8%82%A9%E3%81%99%E3%81%8B%E3%81%97
「08」ページでは「マップの選び方」と題してあるものの、▼「ガイド付きマップ」を最初にやれということと、▼「一番簡単」な「難易度A」をやれということしか説明されません。それを「マップの選び方」とは言わないとわかりますが、とにかく何を最初にすればいいかは説明されているということになります。はりきってゲームを開始するプレーヤーにとっては“肩すかし!”のように思われるに違いありませんが、「サポート」という観点ではまともな説明といえます。
もっとも、▼ゲームの画面では『A難度』『B難度』『C難度』『D難度』『E難度』と表示されるのと、▼それが数字ではなく「A」から「E」になっていることこそ“難易度が高い”。「1」から「5」の数字(あるいは“星の数”)で書いてあれば、説明がなくても「5」(“五つ星”)のほうが難しそうだとわかるでしょう。順序尺度になっているものを記号で表示してはいけません。そして、「難易度」と呼ぶなら「難易度」という文字列で表示しないといけません。「攻略サポートガイド」には「難易度A」と書いてあるのに画面では『A難度』という文字列になっていて「難易度」とはどこにも書いてないという食い違いをそのままにしていてはいけません。…ゼッタイこれアウトですから。
●「ガイド」という観点で
「自動発展を活用しよう」と「12」ページにばーんと書いてあるのがポイント高いです。「12」ページの通りにすれば少なくとも「ゲームオーバー」は避けられる。これを「良質なガイド」と認定しようじゃないか。
しかし「11」ページで「運搬スタイルはお好みで」などと題し、トラックと貨物列車の使い分けを「自分のプレイスタイル」ということに矮小化しているのがいけません。それは客観的・合理的に使い分けるものです。現実にもそうですし、ゲーム内でもそうだということを理解させる説明になっていないといけません。
※「あのウィキ。」でも「某掲示板」でも(プレーの内容や方法について)「人それぞれだから」という発言をする人がいるけれど、とんでもない。ゲームのシステムやルールがあってのプレーヤーなんです。わたしたちより『ゲームマスター』(≒ゲームの作り手や、その人が決めたこと、あるいはゲームが準拠する普遍的な考えかたや現実の方法など)がえらい。ここを間違えてはいけません。
自分は貨物列車が好きだからといってトラックを使わないプレーヤーが出てしまうことを防げないのでは「ガイド」になっていません。これはアウト(失格)なんですよ。
※「アウト(失格)」というのは、ほかのことは関係ない、そこだけを見たときにアウト(失格)だというのをアウト(失格)といいます。ほかのところにいいことが書いてあるから“挽回できる”とか“帳消しにしてもらえる”というのでなく、アウトはゼッタイにアウトなんです。野球のアウトみたいに軽々しくとらえないでください。(※だから「アウト(失格)」と書きました。)
https://thesaurus.weblio.jp/content/%E6%8C%BD%E5%9B%9E
https://thesaurus.weblio.jp/content/%E5%B8%B3%E6%B6%88%E3%81%97%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B
・[3721]
> 書いてみるとわかるように「資材を貨物列車で運ぶかトラックで運ぶか考えよう」というのがプレーヤー本位な説明なんですよね。「列車を運行しよう」「駅で資材の積み下ろしをしよう」「自動車を運行しよう」「配送所を設置しよう」という説明がばらばらに載っているというのではなくてね。
ところで、「ガイド」すなわち書いてある通りにすればよいように、『ゲーム側も』なっているかという観点では、ゲーム側の実装や仕様がああだからどうにもこうにもということもあって、本冊子だけに何もかもを負わせることをしてはいけないとわかります。
「環状線」について説明する「14」ページでは、「線路」と「駅」の区別があいまいで、「線路」だけをたくさん引きながら「路線(ルートや位置関係)」を考える『試行錯誤的なプレー』を妨げる(プレーヤーを過度におっかなびっくりな態度にさせる)恐れがあるとも見受けられます。「14」ページの(欄外の)説明では「発展していない段階」で「線路」を引いただけで莫大な赤字を出し続けるようになるかのように読めてしまいますが、それは「駅」を造った場合の話です。「線路」だけなら、引いた瞬間に工事費がかかるだけで、その後の恒常的な支出はないのですから、いくらでものびのびと引くべきです。これこそが現実にはないゲームの利点(考える猶予がたっぷり与えられる=だから熟考せよしょくん!)ですから、そのこと(※このゲームの中で自分はどういう役割を演じるのか=運転士や乗客ではなく市長や知事でもなく、ましてやオーナー社長ではなく鉄道の計画部門や土木コンサルタントでしょ)も含めた説明がほしいところです。
https://www.fke.co.jp/service/railway.html
※ただ、ゲームの(オブジェクトを配置するグリッドの)仕様上「線路」だけを先にたくさん引いてから「駅」を設置しようとしても、必ずしもうまく設置できない場合があるので、「マニュアル」でも「公式ガイドブック」でも「駅」を先に設置させる説明にそろえてあるという事情は承知しています。PS4でマウスを使わずにプレーする場合はもっとたいへんでしょう。…だからいわんこっちゃない。
「車窓モード」がおまけ扱いで「17」ページまで出てこないけれど、これは「02」ページで「メインメニュー」の説明を端折ってでも(遅くとも「03」ページで)いちはやく紹介すべき機能ではありませんか。なるほど「A5」以来というか「DS版」もそうだけれど「車窓モード」は呼びかたが直される気配もないし、最初に実装した時から考えが深化していないんだなと思わせられます。
ゲームの作り手が「車窓モード」を長年(※「A5」の1996年12月から=すでに23年にわたって)この呼びかたで呼び続け、扱いとしてもおまけ(※使っても使わなくてもいいもの=ゲーム性に寄与しない“飾り”=できあがった街を眺める『鑑賞モード』の1つ)のままだということがよくわかるのが「17」ページまで出てこないということなんですけれど、もし「02」「03」の見開きページのうちに提示しておくとすれば、そのときは「車窓モード」をどのようにとらえ直したことになりますか。
・「車窓モード」とはいうけれど『運転士ビュー』なんですよ
・「線路見学」なんですよ
・「複線ですれ違い」を「車窓モード」の映像として見るのと見ないのとで「ダイヤ」(という概念)の直感的な理解のしやすさが段違い!
・「隣駅との間隔」が適正なのかどうか「緑色の円」だけでは実感しにくいけれど「車窓モード」で「線路見学」すれば「…こんなに短いの!?」みたいに長さ(短さ)を実感しやすく、適正な間隔に直していける(※主に「短すぎる」場合に長くするよう促せる)
・「距離」の長い短いはわかりにくいけれど、映像の秒数という「時間」の長い短いはよくわかる
・「追跡モード」では自分が動かず画面全体が動くような錯覚があるのでかえってよくわからない(場合がある)
・「車窓モード」にはそういう重要なはたらきがあるから“飾り”じゃないよ
※ここでいう「ゲーム性」:ゲームの進行や習熟の有利/不利に関わること、の意。見た目がリアルでムードが満点とか、そういうことはいっさい含まない言いかたが「ゲーム性」です。
ありがとうございました。
●「HTMLマニュアル」への“橋渡し”として
ここまで「攻略」「サポート」「ガイド」のそれぞれに傍点しながらアウトだアウトだといいました。なるほど確かに「攻略サポートガイド」はアウトだらけだ。しかし、そもそも「HTMLマニュアル」があるじゃないか。な・・・なんだってー!!
https://thesaurus.weblio.jp/content/%E6%A9%8B%E6%B8%A1%E3%81%97
そして「HTMLマニュアル」は「webブラウザ」から自由に参照してよいと明示されていました。QRコードがついているので、PS4とは関係ない端末から参照してよいということです。PCからは見ちゃダメという制限も示されていないので、これで安心してリンクできます。この「HTMLマニュアル」にリンクすればいいんですから、もはや「攻略ウィキ©」なんてやらなくていい(※正当な目的を喪失している)ということです。ビバ「HTMLマニュアル」。掲示板や知恵袋などそれにSNSの類で質問があったら、回答するときは必ず「HTMLマニュアル」の該当する箇所にリンクしてあげましょう。…われわれは上から目線なので!(ぐぇ)
※「してあげましょう」に傍点。
※「攻略ウィキ©」:対象とするゲームから独立して著作権が新たに発生するような労力が払われていないコピペ状態なのに「©」を表示するようすを揶揄しています。
https://kotobank.jp/word/%E3%83%93%E3%83%90-612114
・[3468]
> お菓子から先に食べるような『つまみぐい!』だけでおなかいっぱい! 勉強してあたりまえということのほとんどが手つかずのまま勉強をやめてしまうのですよ&それがわたしたちというものですぞ。
・(再掲)インプレス殿ーっ! どうぞこちらへ(ささ…)
https://game.watch.impress.co.jp/docs/review/348132.html
> プレーヤーは見切り発車でゲームを進め、わからないこと、やりたいことを模索し、試して、機能を覚えてやり直していく。少しずつゲームのルールを体得していくゲーム性となっている。
> プレイして最初に直面した問題は「何をしていいかわからない」ということだ。ゲームの開始時にはある程度目標は設定されているが、それをどうしていいかわからない。それというのも、本作には「チュートリアル」がなく、いきなりゲームの中に放り出されるのである。
> このため、プレーヤーが最初に求められるのはマニュアルを熟読することである。
> マニュアルを熟読することである。
> マニュアルを熟読することである。
ゲームの内容はWindows版と同一なので、PS4というプラットフォームが対象とする主な年齢層にとっては(PCとは違って短い時間で細切れにプレーする習慣が強いかなという違いも含めて)かなり難しいとも思われます。それでも「マニュアルを熟読することである。」が基本です。人に聞けばいいなどと思わないことです。ましてや、じぶんがまだ理解していない概念や使っていない機能などがたくさん残っているのに放り出して「つまんないゲームだった」と決めつけたり、使っていない機能やゲーム要素(※)があるからうまくいかないだけのことを「ゲームが悪い!」みたいにいいふらさないことです。
※「ゲーム要素」:個々の建物や列車が(色や形や名前が)という「アイテム」ではなく、このゲームでは何をどう使うと何が起きるのかという「プレーの要素」「ゲーム性」「ゲーム固有のふるまい」、の意。別のジャンルのゲームなら「属性」とか「能力値」とか「コンボ!」とか「錬金!」とかいうでしょうか、ゲームに登場するものが現実と同じ見かけや名前をしていても、ゲームの中ではゲームならではのふるまいをするのです。よくわからないものを2つかけあわせると何かすばらしい効き目が(ゲームの中では)出たりするんです。ゲームの外で知ってる『常識』を振りかざさないで「マニュアルを熟読することである。」すること。まずはこれだね。
https://thesaurus.weblio.jp/content/%E4%BA%BA%E8%81%9E%E3%81%8D
https://thesaurus.weblio.jp/content/%E4%BA%BA%E8%81%9E%E3%81%8D%E3%81%8C%E6%82%AA%E3%81%84
https://thesaurus.weblio.jp/content/%E3%81%BE%E3%81%9F%E8%81%9E%E3%81%8D
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000225927
・[3721]
> じぶんで確かめていないことは留保的にのみ認めよう。助言のようなものを書かざるを得ない場合は、読んだ者がすぐにじぶんで試して確かめることができるよう具体的かつステップバイステップで書いておこう。
アドバイスを書くにしてもレビューを書くにしても、あるいは質問したり雑談したりするのでも、読者がじぶんで確かめることができる具体的なことを書きましょう。「このゲームをひとことで言えば」「おもしろいかつまんないか」みたいな漠然とした問いを立ててはいけません。具体的なことを書くのは実は簡単です。目の前にあるもの(のうち、じぶんが注目したもの=この段階ですでに、何を見るかがじぶんと他人でぜんぜん違う=)を具体的に書けばいいのです。
誤字が多い | 京急が20m車になってる | 信号の色がおかしい | 交差点が全赤にならない | 赤い紅葉がない |
…ほら、具体的でしょう?(※[3798]も参照。)
・[3798]
> この5つの中で1つ直してもらえるならどれにしますかと聞いてみませうか。…ぜんぶ!! ぜんぶおかしい。1つ直したら残りは直さなくていいなんて、そんなことはありえない。
・[3864]
> 『“「1つ直したら残りは直さなくていい」と言い放つことになってしまう”ということ』を考えるちからを備えていないか奪われるか失うかしているので『「1つ直してもらえるならどれにしますか」と問いかけてしまう』きらいがある。ディスカッションで雄弁なだけで、そういうところがひどい人が跋扈していないか。括弧が多重で複雑だけれど必要なことなので括弧を明示しました。英語や古文だと思って構文を確かめながら下線を引く気持ちで読んでください。なんとなく耳で聞いただけで(1パスのスキャンで)理解できる文ではない(※それはわたしもできない)。これを複文という。
> じぶんと他人の区別がついていない(みんな同じだと思い込んでいる=じぶんとは違うということに想像がおよばない)者に「ユーザーがどう思うか」「人間中心の哲学」と言えば、じぶんを基準にして考えてしまうんですぞ。
> 誰に向かってともなく述べるときは「淡々と」述べるものであります。手近な人をつかまえて怒鳴り散らしたりしないこと。…しないよっ!!
あとは、かなり複雑なゲームですから、ゲームを進めながら「ノートをつける」ことです。ゲームをしていないときにも、ふと読み返したり、そのときは「HTMLマニュアル」だけちょっと開いてみてわかったことがあれば書き足すなどしていくんですよ。…それを「ノートをつける」というよ。決して「ふっかつのじゅもん」をメモしないといけなかったからノートを用意していたという昔話じゃなくて、「ノートをつける」というのは何事にあっても基本なんですよ。
・[3747]
> 「A列車で行こう9 難しい」みたいな検索でさくっと(以下略)
・それではさっそく「HTMLマニュアル」より「発電所」「乗客対応」「貨物処理」「車窓モード」「調整区域」「隣町」「子会社の種類」「列車の種類(列車タイプ)」へのリンクです
https://www.artdink.co.jp/manual/aexp/ene01/ene01.html
https://www.artdink.co.jp/manual/aexp/train19/train19.html
https://www.artdink.co.jp/manual/aexp/view01/view01.html
https://www.artdink.co.jp/manual/aexp/tips05/tips05.html
https://www.artdink.co.jp/manual/aexp/mater05/mater05.html
https://www.artdink.co.jp/manual/aexp/const01/const01.html
https://www.artdink.co.jp/manual/aexp/train13/train13.html
「HTMLマニュアル」と「公式ガイドブック」4冊にまたがった総合的な索引みたいなのをつくってもいいですか。つくりたくてうずうずしてるんですけどいいですか。いえいえいえ、「このフォーラム」の記事の中ですでに断片的にはそういうことを実現していますので、いますぐ何か使いたい人は「このフォーラム」のいろいろな記事を見つけて使ってください。それが全体として「「HTMLマニュアル」と「公式ガイドブック」4冊にまたがった総合的な索引みたいなの」をなしている、すでになしているんですよ。しつれいしました。
・随時更新中
https://arx.neorail.jp/newgame/?%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E5%AF%BE%E7%85%A7%E8%A1%A8
[3885]に続きます。
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