・「実装」とは何か ・「ほしい−ほしくない」「要る−要らない」を定義する ・「要る(それがないと代わりが利かない)」とはどういうことか ・「作り手(売り手)」と「客」の違い ・「シミュレーション」とは何か ・ペルソナによる新機能への態度の類型化(※独自に作成)
(約10000字)
[3865]の記事で追記が長くなったので機械的に分割するものです。過度な期待はしないでください。
☆「実装」とは何か
「A列車で行こう9 実装」と検索するひとがいるかいないかわからないけれど、いたとするときわめて気持ちが沈んでくるような検索結果を目にしないとも限らないので、ここはぱーっといこうよ、ぱーっと、…みたいな楽しげな記事をと思っています。「このフォーラム」は、長い文章を苦にせず読めさえすれば、すんごく楽しいんですよ。(※見解です。)
Googleを見る限り、「A列車で行こう9 実装」という検索語はほとんど使われていないと見受けられ、▼すでに実装された実装については「評価」(※ほかのひとの感想を知りたい、の意か)、▼未実装の機能についての要望やバージョンアップの際の“目玉”機能については「追加」(※追加されるのかどうかや、追加されてよかったのかなど知りたい、の意か)、▼実装されているがうまくいかない(使いこなせない)ものあらば「バグ」という検索語が使われる(※じぶんが使いこなせないだけでもバグだと言われる)という世知辛い状況であります。(棒読み)
・[3657]
> 「できるのにやってないこと」:▼ゲーム内で数字が動いているのに統計(累計)としては表示されないものをなるべくなくすこと(データ等の表示におけるページ切替の積極的な使用)、▼ゲーム内の処理のために計算しているのに数字が使い捨てられているものを活かすこと(線路の詳細なキロ程や通過人員など)
・[3670]
> ゲームのように、目の前で「わー動いた! 見て見て! 動いてるよ☆たのしいよ」(※意訳)という開発しか(※「しか」に傍点)していないと、途中の計算(で出た数字)そのものに使い道があるなんて思いもよらないのだよ。…たぶんですけどね。
・[3640]
> さあさああなたは(※300倍で早送りしています)一部で「A9V4」などとも呼ばれる名状しがたいゲーム プログラムのようなものが、あたかも4年生が卒研でつくったシミュレーション プログラムに見えてくーる、見えてく〜るぅ…。(※見解です。)
https://youtu.be/NJIksuV6624
「9倍速」でした。(※恐縮です。)
・[3865]
> これは卒論みたいなものなんですよ!(棒読み)学生が持ってきたものをああだこうだとはいうけれど決して代筆などしないし、学生が自力で見つけてきたり実装してきたりしたもの以上をポンと出すものでもない。あくまで仕上げの面倒を見るということなんです。その意味ではすでに、なかなかのところまで材料が集まってきているのが「A9V5」なのであって、あとちょっと仕上げれば“卒業”は手堅いとみた。しかし、このまま何もせずに放りだしたら、卒業寸前での中退ということになってしまう。そして、“卒業”はじぶんで宣言するものではなく、許可されて初めてできるものであり、本件ゲームの“卒業”の可否を判断するのはわたしたち客である。
・[3799]
> 電車に乗らない人ほど本件ゲームに熱中する説に3000点! だから「実物と違うじゃないか」という指摘がなされにくいんだなこれが。ゲームの画面しか見ていないから、ありえない表現になっていても無批判に受け入れる。
ほかのゲームと比べて「あれがないからつけて」とか「あのゲームと同じことはしないで」とか、ゲームしか見ていないしょくん、現実の鉄道を見なはれよ、という話題でもあります。
(自社のゲームのプログラムや、他社でのプログラムの例など)何もないところから、現実をお手本にして何かを表現していくというのが、いちばんたいへんではあるけれど無理が起きてこない(現実という動かぬ『正解』がそこにあって、迷ったときはそこに戻ればよい!)順当な「実装」ではありませんか。
☆「ほしい−ほしくない」「要る−要らない」を定義する
「ほしい」と「要る」、あるいは「ほしくない」と「要らない」(という言葉)を区別せずに使っていてはいけません。
| ほしい | ほしくない | 要る | ほしい!(魅力がアップする) 要る! (それがないと代わりが利かない) | ほしくないというか ほしいかどうかわからないが 要るという人が いるなら…(てんてんてん) | 要らない | ほしいという人もいるが あると困るので要らない (ほかの実装の妨げになる) | ほしくないし 要らない |
(鉄道の信号に興味を持つだけでなく、わざわざ本日「このフォーラム」で、この記事を開いちゃったような)しょくんは論理的だから、きっとこういうのが好きだと思って…(てんてんてん)。
「ほかの実装の妨げになる」というレヴェルで「困る」ものは「要らない」。そこまでのレヴェルで「要らないもの」がついてるときは、それを放っておかないで(『あってもなくてもいい(関係ない)』と誤解しないで)『なくしてほしい』という意見を述べてほしい。(キリッ
要る(実装してよい)か 要らない(実装してはいけない)かは 技術的な理解に照らして 必ず決着がつく | ⇔ | 実装するかしないかは 実装のコスト×ほしがる客の数 あるいはインパクトしだい (ほしいかほしくないか 多数決するものではない) |
※「実装のコスト×ほしがる客の数」という『かけ算』!:コストが少なくて多くの客が喜べば“御の字!”だけど、どうもそういうのは「あとでいいや」みたいにされて、それっきりになることが多いような…(てんてんてん)。ディレクターとしては「コストをかける」ほうに目が向いている。仕事の割り振りを考える立場だからしかたない。コストがかからない(細切れすぎる)仕事ほど他人には頼みにくい。じゃあ(※)ディレクター自身もがしがしコードを書けばよい。な・・・なんだってー!!(※ムンクみたいなポーズで。)
PS4版には「ジオラマモード」がついてないと発売すらできなかった(「ジオラマモード」を前提に進んだ話であろう=そんなことだから『カタログ映え!』しさえすればいい&しかしそれは大事なこと)との勝手な推察のもと、その残骸みたいな実装がWindows版の「A9V5」についてきちゃうのはしかたがないというあきらめがございます。(棒読み)そういうことを推察しようともしないまま「要らない」とか「ほしくない」とは言えない、の意。「それがないと代わりが利かない」という意味では、どんなに「…たったそれだけ!?」というものでも「要る」という場合があることに注意しようじゃないか。
☆「要る(それがないと代わりが利かない)」とはどういうことか
https://neorail.jp/forum/uploads/a9v5_sabo00.png
![https://neorail.jp/forum/uploads/a9v5_sabo00.png]()
※ゲーム画面の著作権は株式会社アートディンクに帰属します。
その最たるものは「名前をつけてかわいがり」である。「駅」の「ダイヤ設定」で「列車名」の文字列を動的に変更させてほしい。そうすれば「方向幕ごっこ」が楽しめる。まさに「…たったそれだけ!?」の真骨頂である。(どやぁ
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/01/c1380d0e8ef3b4164822b1197ed80034.jpg
(編成番号札と列番表示器を厳密に区別しないで)なんかそういう数字や記号が左にあって、こちらには「種別と行先」とか「行先だけ」とか「回送」とか、何でも好きなように入力できればいい。…われわれはゲームなので!(ぐぇ)駅で列車が「折返」ながら、そこ(「列車名」)の表示内容を変える(この駅に着いたら「列車名」の文字列をこれに差し替えてねと「ダイヤ設定」のところで書いておく)機能! それは、ゲームに機能がなければ(ゲーム内では)まったくできないことなのである。だれもが動画編集して文字を入れるというわけじゃないんです、ゲーム内でできてほしいんです。わかってください。そして「ダイヤ設定」で変わる「列番」をしたいプレーヤーがいても対応できるようにするには「列番」という入力欄を増やすということでなく、「区切りバー」を(例えば「│」などの文字で)入力できるようにして、3Dの列車のところにぴこぴこついてまわる「タグ」として表示するときに(「タグ」のグラフィックそのものを)区切って表示してくれればいいということなんです。入力欄は1つで済む。これだね。
・よくある「ツールバーのカスタマイズ」より「区切りバー」のふいんきです(※「区切りバー」という発想を紹介するものです。井村屋とは無関係です)
https://youtu.be/UbsnsR61F0U
こういう単純な機能は、ほかの機能や仕様と互いに影響しあわない、独立した実装にできる。「依存関係がない」という。だから「要らない(あると困る)」ということは考えなくてよくなる。依存関係のない機能であればデフォルトで「要らない(あると困る)」は否定されると思ってよい。次に「要る(ないと困る)」「それがないと代わりが利かない」かどうかを見定めていくのである。ここでいう「方向幕ごっこ!」には、現在の実装では実現方法がまったくない。ここで述べたような機能があれば、それが実現できるとわかる。だから、とりあえずは「要る」という判断をしてもよいということになる。
http://rail.hobidas.com/kokutetsu2/85314.jpg
https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-13-7d/takaaqui/folder/988859/59/38124359/img_0
現在の、列車1つに「列車名」を1つだけ、固定で与えるだけの仕様では、固定の「サボ」を掲げたままずっと走らせる『サボごっこ(笑)!』ならできるとわかる。(※「なら」に傍点しながらうんざりした顔で!)「列車名」の入力欄に「千歳⇔夕張」みたいに入力するのである。…なにそれ、つー・まー・んー・なー・いーっ。(棒読み)
| 要る ┃ 要らない | ほしい ┃ ほしくない | インパクトがある ┃ インパクトがない | | | | | 0 | x | x | x | 1 | x | x | o |
---|
2 | x | o | x | 3 | x | o | o |
---|
| | | | 4 | o | x | x | 5 | o | x | o | 6 | o | o | x | 7 | o | o | o |
…出ました辞書式配列!(棒読み)
▼「インパクトがある」だけで「ほしくない」し「要らない」という「1」みたいな機能があって、しかもやたらアピールされていたりすれば客としては嫌気がさして、ほかのことまでごちゃ混ぜにして酷評したくもなるものだ。「…(がんばるべきは)そこじゃないでしょっ!!」ということでね。しかしPS4版の「ジオラマモード」なんて、ほとんど何もがんばっていない(きわめて簡単に実現されている)ので、特に不満はないということだ。(棒読み)
・[3798]
> 鉄道博物館があるせいで、同じ車種の色違いが省略されてしまう!:博物館より色違いを優先して!!
> 「売却」「購入」し直さなくても「色」を「塗り替え」できるようにして!
> 鉄道博物館があるせいで
> 鉄道博物館があるせいで
▼「3」みたいな機能には「鉄道博物館」などがある。「要らない(あると困る)」という判断ができないでやんの!!(※意見です。)この機能については「インパクトがある」「ほしい」のほうから考えていって、そこまでで十分に考えたと誤解しちゃって、「要らない(あると困る)」ということを見逃しているんですよ。ほかの2つを積み上げたからといって「要らない(あると困る)」というところは覆らない。だから真っ先に「要らない(あると困る)」こそを判断しておかないと、余計な労力を使ってしまうことになる。
▼「0」みたいな機能が実装されちゃうなんてことはあるのか…あるんだなこれがっ!! 最初は「要る」機能だったけれど、ほかの機能や仕様が変わった結果、「要らない」機能になった、それなのに、『要らなくなった機能を削る労力』(≒デバッグしなおす労力&マニュアルを書きなおす労力)が敬遠されたと見るべき。(キリッ
・[3834]
> …だいじなことなのでさきにいっておく!(※ひらがな!)「交差点の信号設定」なんて要らないんだよ。全自動にすべき。
・[3712]
> > 時間の拡張が[450倍][120倍][60倍]に設定されている場合、信号設定での時間間隔(青→黄→赤の周期)は20分が最短となりますが、[30倍][3倍]に設定されている場合のみ、時間間隔を20分より短く設定することができます。
> > また、黄色信号の時間は通常5分で固定されていますが、時間間隔を20分未満にした場合は1分で固定となります。
> この『複雑怪奇!』な「場合分け」を行なう実装の全体が「無用の長物!」だと思うんですけど、「いちど実装した機能をゼッタイになくすことができない病!」みたいなのにかかっていませんか。「時間拡張(EX)」を可変にした段階で「交差点の信号設定」の機能はなくす(自動で追随する⇒設定不要に)というのが“正解”だったのではありませんか。
既存の機能を削ることが大変なのは当然なので、できる限り最初から▼「4〜7」の機能しか実装してはいけないということだ。「0〜3」に該当する機能や仕様については、机上で検討してみることすら時間の無駄であるという立場である。これを技術者という。(えっへん☆)
☆「作り手(売り手)」と「客」の違い
・作り手(売り手)にとって考えやすい順番(やーい売り手)
1 | x | x | o | 『アイデア出し』してみた |
---|
3 | x | o | o | うー…これならどうだっ! |
---|
| | | | | 6? 7? | o | o | ? | ゆーてもこれはちょっと あたりまえすぎて…(てんてんてん) ※その機能や仕様の魅力を過小評価する恐れ ※実装が簡単な内容を低く見る態度 | 5 | o | x | o | これは外せない |
・客が考えやすい順番(≒自称『要望』のほとんどが実現しないのは当然だ)
0 | x | x | x | それができるなら こんなこともできんじゃね?(※原文ママ) | 2 | x | o | x | イマスグツケロ(※カタカナ) | 3 | x | o | o | みんなこんなに要望してんのに なんでつけないんだよ(※原文ママ) |
---|
▼ゲームの作り手(売り手)としては「インパクトがある」ものを見落とすことはあまりないと期待される。「5」のような、客の意表を突く(しかも「インパクトがある」)機能が(予告なしで)唐突に実装されると客は喜ぶか怒るかする(=「意表を突かれた」ことに対して怒る客が出る)。「転車台」とかね。(棒読み)
いっぽうそのころ▼プレーヤーの『要望』は「ほしい」しか考えていないものが大半である。このとき、プレーヤー(客)がじぶんでもできる、あるいはほかの客に聞いてみるとわかってくるのが「インパクトがある」か「インパクトがない」か、というところである。しかし、そもそも「要らない(あると困る)」に該当していれば、それまで考えたことは無意味だったということになるから落ち込みも相当なものだ。わるいことはいわないから最初から「要らない(あると困る)」を見極めるべき。(キリッ
「要らない(あると困る)」 かどうか判断するには | ⇒ | ほかの全機能との組合せを 総当りで全部たしかめる |
だから、何か『要望』したければ、本件ゲームの全機能について知っていないといけない。例えば、本件ゲームから「発電所」だけをいきなり削ることはできない。こちらは「なくすと困る」という消極的な「要る」なのである。(棒読み)
・[3759]
> 「要望」の技術的な裏付け(詳細)を“立証!”する責任はわたしたち客のほうが負っているんですよ。
ほしいか ほしくないか すら考えさせない | ⇒ | こんな選択肢があるよ ということは ぜんぶ知っておきたい |
今回は「ほしい」「ほしくない」ということには関知せず、また、ほかの機能との兼ね合いで決着する「要る」「要らない」ということについて結論は求めず、▼「実装するなら、その方法はこれだ!(⇔ほかの方法はあまりないか、よくない方法である)」という話です。誤解なきよう。
■ペルソナによる新機能への態度の類型化(※独自に作成)…ペルソナです? | ほしい | ほしくない | | | | あらゆる意味で ライトなプレーヤー (ゲームをゲームとして たのしむ) | ・機能が増えるのはとりあえず歓迎だ ・いかにも初心者用ですとは見えずに プレーが簡単になるなら大歓迎だ | ・プレーが難しくなるのはいやだ ・説明を読んでも難しい、 複雑すぎる操作性ではいやだ | ヘビーだけど 簡単なことしか する気がないプレーヤー (動画のネタでしかない) | ・動画がリアルになるから歓迎だ (じぶんは何もせずに 新ネタが出てくるのは歓迎だ) | ・使わないと動画の見栄えが しなくなる要素が増えるのはいやだ (じぶんが下手に見えるのはいやだ) |
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???なプレーヤー カッコカリ (ゲームのむこうに 開発者が見える) | ・現在の実装は許せないから 開発者らの奮起に期待する (やれば必ずできるよ!) | ・見た目だけで(それもリアルでなく) 現実とかけ離れた表現になるのはいやだ (開発者らのセンスや能力は疑問だ) |
※「ペルソナ」:想像ででっちあげられた非実在顧客。(違)
*(太字の欄):ゲームが改良されることやプレーヤーがゲームを楽しむことより、じぶんの動画のことしか考えていないような言い分!! すでにつくった動画にケチがつく(見劣りする・作り直しが迫られる)とでも思うのだろう。
どのようなプレーヤーにとっても「ほしい」「ほしくない」の両方がありうることを理解しませう。「そんな機能は初心者しか使わんじゃろ」「そんな機能はマニアしか使わんじゃろ」という『じぶんは初心者でもマニアでもない!』アピールみたいなのはしないことです。いいですね。
https://t3.ftcdn.net/jpg/02/25/13/26/500_F_225132677_IAzRSjdaKAoa2VixUwJPKH1AJEkuwnn5.jpg
この中に▼「要らない色!」はありますか。あなたが「要らない(好きくない)」というのでなく「あると困る(みんな必ず困る)」という意味でね。…そんなものはないとわかります。そして、▼「追加してほしい色!」はありますか。…そんなふうに挙げてもらった色をどこに差し込んでも『浮く!』ことがわかります。(※あくまで考えかたです。)…『好きくない』!!(棒読み)
https://www.sankei.com/premium/news/170219/prm1702190020-n1.html
☆「シミュレーション」とは何か
・[3865]
> 基本的には模型を参考にしてはいけない(実物に倣いなはれよ)というのが[3863]の結論でした。見かけだけのオブジェクトを配置して『箱庭』がはかどる…とんでもない! ゲームモードで活き活きと動くのが大前提で、そこから「資金」を考えなくても『箱庭』できるよという(緩和された=ゆるやかにほろびゆく)“あきらめモード”が「最初から最後までマップコンストラクションモードしか使わないプレーヤーの出現」なのである。
> 「マップコンストラクションモード」は「創作ゲーム」をつくる機能である:プレーヤーどうしで“問題を出しあいっこ!”するためのものである。
本件ゲームはシミュレーションゲームです。登場する要素はもれなくシミュレーションの要素(=計算や計画上、数値的に考慮すべき要素)でなければならない。「いわゆるひとつのゲーム要素?♡」と強弁してでもゲーム要素でなければならない。単にきれいだというだけのイルミネーションに何の意味があるか。それを設置するととんでもない多客が発生して現場がてんてこまいになるなどの実装をともなっていれば、それは「いわゆるひとつのゲーム要素?♡」たりえる。(キリッ
※ここでいう「シミュレーション」は本来の意味で!:愛着をもって「シム」「SIM」と短く呼ばれる、なんだかそういうテイストのビデオゲームでありさえすれば「なになにシム」(なになにというものをよく模擬したおもちゃ)と呼ばれて称賛されるけれど、それだけでは「シミュレーション」ではないんです。本件ゲームは、作り手も元来の客も何らかの形で本来の意味のシミュレーションに携わったり、よく学んだりしてきた者が牽引してきているんですよ。最初からビデオゲームをつくろうとしていたんじゃないというのが、よくもわるくもほかの作品との根本的な違いを形成してきている。それを踏まえて、本作が「シミュレーション」を投げ出したり、「シミュレーション」に関する(工学または経済学における)学習の妨げとなるような態度や表現をしたら許しませんぞという“静かな怒り”なんですよ。あしからず。▼「副題があるならインサイトだよね」からの「3回しっぱい」については[3758]を参照。…工学または経済学って、「公式ガイドブック」担当のライター氏が公称する経歴そのものなので、ライター氏はもっと指導的な立場でちゃんと指導しきらないといけない。(※見解です。)
・「シミュレーション」とは何か
https://yumenavi.info/lecture.aspx?GNKCD=g006589
> 鉄道の研究を始めたきっかけは、大きなシステムの力学的な興味とコンピュータを駆使するシミュレーション技術への興味からでした。さらに日本の高度な鉄道システムをより安全、安定化すれば、途上国の経済発展や広くは地球環境の保全にも貢献できると気づき、研究の意義を改めて自覚しました。列車などの高速交通は実物を使った実験ができないため、コンピュータを使った解析が有効です。シミュレーションは、簡単ではありませんが、「その先にある大きな意味」を考えて研究に取り組んでいます。
> もちろん、鉄道会社は、出されたシミュレーションの結果を鵜呑みにするのではなく、実験装置を用い、シミュレーションがどれくらい現実に近い状態を作り出せているのかを検証しながら、シミュレーションの精度を高めていきます。
> 理工学部に進学をめざす人にとって、学ぶ学問分野は、機械工学、電気電子工学などいろいろな分野がありますが、そのすべてに興味を持てるような柔軟性を持って大学に進学してください。
> すべて
> すべて
まさにこれに尽きます。「工学という方法」を学ぶのが理工学部なんです。個々の学科名にある機械や電気や電子あるいは情報という、それ1つだけを学ぶところではないんです。機械や電気や電子あるいは情報かどうかというところは、学ぶほどに境目が融けてゆく。この考えに反発を感じるなら理工学部には向かない。違いますか。(棒読み)
・[3877]
> 変化を観察したい条件以外の条件は固定して試すのが「シミュレーション」です。(※「理科の実験」と言い換えてもいいですよ。)
> かなり複雑なゲームですから、ゲームを進めながら「ノートをつける」ことです。
> 「ノートをつける」というのは何事にあっても基本なんですよ。
・[3864]
> Googleを見ていると、じぶんではなくほかのひとがどんな検索をしているのかをうかがい知ることができますが、それによると「A列車で行こう9 攻略」「A9 ゲームモード」(*)という検索があるんですね。『箱庭』([3714])じゃなくてゲームしたいというニーズがしっかりあるんですね。
ゲームモードをおもしろいと感じるきみは、すでに「シミュレーション」を学んでいく入口に立っている。(きらっ
「信号EX」([3865])に続きます。
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