フォーラム - neorail.jp R16

【自由研究】の話題

 → 茨城県内で必要な「主論文・野帳・掲示物」とは? 【詳細】(2017/10/19) NEW!
 → 【自由研究】の記事一覧(新着順)


【研究ホワイトボックス】

研究を楽しく「追体験」! 真っ白のキャンバスに虹色の未来を描く方法、教えます。
R with Excel prcomp | kmeans・hclust | rpart | ggvoronoi | spantree | lm NEW!


「A列車 色がおかしい」を越えて進もう


発行:2018/9/1
更新:2022/7/20

[3674]

【研究ホワイトボックス】

研究ホワイトボックス(33) なるべく「一般的」といわれる方法に則るには


「ケンドールの記号」
「アブストラクト」あらぬことを語りき(談)
「ヒストグラム」でデータの全貌をご覧にいれましょう(仮)
「固有ベクトル中心性」に語らせちゃいましょう(仮)
後日譚(談)

(約50000字)

 [3673]の続きです。

 「研究ホワイトボックス」としては[3283]に続き、実際に発表された予稿集などを読み解く話題でございます。(学部3年生のかたを念頭にしています。)

[3283]
 > 「方向角による格子状道路における2点間の迂回率の予測」地理情報システム学会(2014年)

 > 市川市経済部のほうのかたの論文のほう…とのこと。おおー。しかし、▼単著でゴリゴリと、▼(他の方法との比較なしに)重回帰分析ですと、…パチっ。おお、いまや「最大うたぐりモード!」のスイッチが入ってしまったようです。…疑うぞう。すべてを疑うぞう。(恐縮です。)

※単著で書くなんてこわくてこわくて(略)こわいということがわかっていないのかなぁ&それはちょっと…、の意。

 今回は共著で工学のセンセイがしっかり入っておられるのにちょっと…という例を参照します。

※「ちょっと…」の「…」は実際に「てんてんてん…」と発話してみせるとあざといぞ。

・(再掲)ウィキペディア「空間データ分析」
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BA%E9%96%93%E5%88%86%E6%9E%90#%E7%A9%BA%E9%96%93%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E5%88%86%E6%9E%90

 > 膨大かつ詳細な情報量を簡略化し主要な傾向の抽出する。多変量解析(または因子分析)により、相関性がある国勢調査などデータの多変数変換を通じて、ベクトル固有値を相関行列処理することで独立因数や主成分への変換が可能になる。

※初回引用時の原文ママ。

[3657]
 > 数学や統計学から見れば、この分野って用語がめちゃくちゃだと感じられそうですよ。えー、どれどれ?(以下略)日本語版のウィキペディアにどう書かれているかというのは、教科書にどう書いてあってセンセイがどのように教え、それを学生がどのように理解したのかを示す“バロメーター”なんですよ。…うわぁ『バロメーター』みたいなのキターっ。

 学生が図書館で(あるいは古書店でもアマゾンでもいいけれど)、より一般化された(≒洗練された)教科書を探そうとしたときに困るとか、そもそも探そうとも思われない程度で学部教育が終わってしまうとか、それは残念なことではありませんか。かといって、「この分野」で何もかも丸抱えというのも違うでしょと、たぶんこういうわけです。

・ツイッター
 https://twitter.com/nakanishiyash/status/514753565198274561
 https://pbs.twimg.com/media/Cj1UCawVAAEUwpj.jpg

 > 京都市左京区

 …はひ!?

 > 京都市左京区

 おおー!(違)

 > 3つの基本方針により因子分析や構造方程式モデリングなど多変量解析を使いこなすためのガイダンスを集約。
 > 『多変量データ解析法』
 > 『フレッシュマンから大学院生までのデータ解析・R言語』

 建築と都市計画から見て“お隣さん”ではございます。(※恐縮です。)

・(再掲)「他人の授業を見る絶対量が足りない」とする個人の見解です(2014年6月23日)
 https://www2.schoolweb.ne.jp/swas/index.php?id=ai_school&frame=column30_15

 > 教師は若いうちにより多くの授業を見ておくとよいが、それがまったくできていないということだ。

 > 「若い者(弟子)が落語を聴いていて、名人と言われる落語家の芸は凄い!とは感じますが、その理由を分析する力は当然ありません。ところが、なぜこの落語家の噺は面白くないのか、なぜお客が離れていくのかは、若いうちでも分かるのです。良いことより、悪いことの方が分かりやすいのです。授業でも同じではありませんか」

 ふだんから話のつじつまをよくよく考えることが習慣化される職業でないと「悪いことの方が分かりやすい」という「悪いこと」すらも見分けがつかない(なんとも思わない)ということがないでしょうか。(※見解です。)

※「なぜこの落語家の噺は面白くないのか」ということではなく「(じぶんが)面白くなかった」という認識だけを持ち、「これではお客が離れていくのはしかたない」などと&「これ」って何よ。「なぜ」を自力で言語化するには至らないということです。

[3460]
 > 実物を観察しさえすれば気づけるかというと…うーん。右見て左見て…いえ、(複数の信号機を)同時に見てはいないですから「ぜんぶ赤」というのを無意識に無視するんじゃあ、ありませんこと? …ギクッ。先に考えかたを知らないと、観察すら適切に行なえないのがわたしたちであるとの…ゲフンゲフン。

 https://www.artdink.co.jp/manual/aexp/car18/car18.html
 https://www.artdink.co.jp/manual/aexp/car18/car18_04.jpg

 『「両方とも赤のステート」のターン!』がない(ゲーム内の)信号機を見てなんとも思わない、あるいは「『「両方とも赤のステート」のターン!』がない」という指摘ができないということが、これにあたります。(棒読み)

 http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%B6%A4%CE%A5%BF%A1%BC%A5%F3

 …コレジャナイ。

 https://toyokeizai.net/articles/-/235154

 > 文章を書くことは、まず観察することです。
 > 意識して見ていなければ、そこにある風景は記憶に残るものにはなりません。
 > 脳はつねに楽をしたがるものなのです。漫然と過ごしていては、漠然とした記憶しか残りません。

 > 子どもたちはその質問に答えようと、それまでと違った視点でビデオを見始めます。観察が始まるのです。子どもたちの好奇心のワクワクがどんどん膨らんできます。それをメモ程度に短く書いてもらいます。

 わあぃ大村はま!(※恐縮です。)それは国語を専攻していないとできないことであって、小学校でももうちょっと教科担任制にできんですかねぇ。文章を書いたり読んだりするクラブ活動でもいいよ。…その発想はなかった!(棒読み)

 > 言葉を自在に操って、自らの考えを展開するには、それなりの訓練が必要です。日本語を母語にするからといって、何もせず文章がすらすら書けるわけではありません。

 …と、日記には書いておこう。

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%B2%E5%A3%AB%E6%99%B4%E4%B9%85

・鳴門教育大学「大村はま文庫 特殊分類法」
 http://www.naruto-u.ac.jp/library/shiryo/002005.html

 …特殊○○っ。それ「件名」と呼びませんか。(棒読み)

 > 外国の人は日本(日本人)をこのように見ている
 > ことばへの識見を高める
 > 学力論・評価観 テスト問題類
 > 国語教室通信(読書生活通信)

 > 実践・研究のため収集した文献を鳴門教育大学図書館に寄贈下さった。
 > 利用される方の便宜のため,日本十進分類法による分類だけでなく,「大村はま文庫」特殊分類表を作成し,実践研究テーマによる検索も可能となるように整理を進めている。

 なるほどねぇ。…実になるほどねぇ。まさに件名標目表だよとはこのことだよ。(※見解です。)

 https://kotobank.jp/word/%E4%BB%B6%E5%90%8D%E6%A8%99%E7%9B%AE-1702646

 > 分類記号と合わせて主題検索のアクセスポイントとして重要な役割を果たす.

[3363]
 > 「やろうと思えばできるけどやってないだけ」と思っていることは、既にできなくなっていますぞ!

 ギクッ!!(棒読み)

[3167]
 > > 一言で言えば違和感です。あるはずのないことが起こってどんどん進行している、という感じがした。
 > > 「東京都を売ればアメリカ全部が買える」などと言われるようになった。カリフォルニアにペブルビーチという美しい高級ゴルフコースがありますが、そこが日本の不動産会社に買収された。私はありえないと思った。
 > > 「直感的に見て、これはおかしい」と。

 > もともと『考えない人』は、見たものを見たままに受け入れ、仮に目の前で不思議なことが起きていても、不思議だとは感じない(残念なものには「残念系」、そして不思議なものには「不思議系」という「わかりやすいタグ」がついてくると思っている:あくまで比ゆです)、そして、バイアスを取り除き、いわば「考えずに考える」ことを意図して行なわない限りわからない不思議さ(分類できず「レッテル」が容易には貼られない事象や境界的な事象等)についてはわかりようがない、といえます。

 あまつさえ1つのものには1つの「レッテル」しか貼れないみたいな(環境や空間や物体の=それを環境というのだけれど=)認識では困ります。これから卒論に取り組むわたしたち、まずは「考える人」になりましょう。…うーん。まずは座る石を持ってこなくちゃ。(違)

・本音ベースでオネガイシマス(※キャプションは演出です)
 https://www.niph.go.jp/soshiki/jinzai/download/etc/hotetsu2009.pdf

 > こつ

 …こつ!!(棒読み)

 > いきなり多変量解析をしない!

 > ヒストグラム、平均、標準偏差等でデータの特徴を把握。
 > 多くの統計手法は正規分布を仮定しているので、必要に応じて対数変換等を考慮。
 > (単)相関分析により、多数の変数間の相関の強さを確認する。
 > 相関の強い2つ以上の変数を同時に説明変数に含めると、変な結果になることがあるので注意。
 > (単)回帰分析を行った後、重回帰分析に進み、結果がどう変わるかをよく見る。
 > (単)回帰分析をせずに重回帰分析をすると、解釈困難。

 これだね。あとはどうでもいい(=じぶんでできる&じぶんのペースで勉強しないと結局わからない)。…ええーっ!!(※恐縮です。)

[3398]
 > 安易に外部に頼らず自力で実践例を開発していけるのが修士了の教員だとの早合点にございます!(そのために修論に取り組んだのでしょ&その場限りの試験のようなものだと思ってもらっては困るなぁ、の意。)

[3461]
 > > 結果として、勉強好きの授業下手、人真似の薄っぺらい授業の横行、というような悲しい現実をよく見ることになります。
 > > 私には、最近多いこういう形の模擬授業への違和感が消えませんでした。
 > > その後に半日くらい検討し合ってはじめて一場面ごとの意味が共有されるのではないでしょうか。

 そういう気持ちでまいります。(棒読み)


★「ケンドールの記号」


・(再掲)千葉市「北部階段外観イメージ(東側)」のイメージです
 https://www.city.chiba.jp/toshi/toshi/toshinseibi/toshin/images/jrhokubukaidann05.jpg

[3673]
 > なるほどねぇ。…実になるほどねぇ。トイレのない成田線のE231系がそのへん(※「そのへん」に傍点)を走ってくれるとすんごいうれしいとはまさにこのことだよ。5両編成で走る時間帯があってもいいんですよ。7.5分間隔で電車があるならね。(※見解です。)

・「都市内公共交通のダイヤ設定条件と実際のダイヤの評価−期待所要時間の観点から」日本都市計画学会(2010年10月)
 https://www.jstage.jst.go.jp/article/journalcpij/45.3/0/45.3_829/_pdf

 > 一般的に都市内公共交通のダイヤは分単位で設定されているため
 > 運行間隔が整数とならない場合は、小数点単位まで計算した運行間隔を四捨五入して用いる。
 > 本研究では運行間隔を整数としているため、鉄道で多く見られた7.5分間隔のダイヤは、8分間隔とした。

 …はひ!?

 > 7.5分間隔のダイヤは、8分間隔とした。
 > 7.5分間隔のダイヤは、8分間隔とした。

 …あー、その、ちょっと、いま端的に「とさかにきた!」のほうなどしてきていいっスか。すんません。(水に流す音がする。…えーと、何の話だったかな?)

 > 本研究では運行間隔を整数としているため

 そんなことしなきゃいいでしょ。…その発想はなかった!(棒読み)

※鉄道でいえば「採時駅での発車時刻」と「ダイヤ」の違いを認識されておらず、駅に掲出の時刻表を指して「ダイヤ」と呼んでおられるように見えてしまいます。…えっ、本当にそう思って書いているんですかっ。(棒読み)

 https://www.jstage.jst.go.jp/article/journalcpij/45.3/0/45.3_829/_article/-char/ja/
 http://www.um.t.kyoto-u.ac.jp/ja/information/laboratory/UrbanRegionalPlanning

 前の年に卒業してご就職なさったかたの卒論そのままみたいなのが次の年に発表されたということです。なるほど書いたときは4年生ですかっ。「ちょっと…」の「…」を実際に「てんてんてん…」と発話したりしてすみませんでした。(※恐縮です。)

 > わが国の

 …わが国の!! いきなりわが国から始まるやつ(!)。わが国の。…うーん。センセイが勝手に書き加えたんじゃなくて卒論の時点で書いてあったと理解してよろしかったでしょうか&しつれいしました。

 https://www.sg.kyoto-u.ac.jp/jp/images/programme/programme_overview.JPG
 https://www.sg.kyoto-u.ac.jp/jp/programme/academic_clusters/interrelationships.html

 > 行政組織間交渉クラスター
 > 単一の組織や政府レベルでは解決しえない問題において、組織間で価値の相違を認識しつつさらに多様な利害関係に関する情報ギャップを埋めて相互理解に基づく紛争の予防と解決、そしてより実効的な政策運営を行う能力を養成します。

 これだね。「わが国の」から書き始めて有無を言わさぬ感じではだめだね。(※恐縮です。)

 > キーワード: 期待所要時間, 都市内公共交通, 等間隔, 約数

 算数ですかっ。…算数ですねっ。だって利用者や市民の全員がわかる話になっていないといけないんですから、計画や設計には数学を使っても算数で説明できないといけない。…本当でしょうか。

 > 期待所要時間の概念図
 > 平均値

 このすんごい形の関数みたいなのを図示しながら「平均値」といいきってしまうのはいかんですばい。

※研究室で口頭では『平均値みたいなの!』といって話が通じても、論文に「平均値」と書いてはいけない、の意。

 https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d4/Synthesis_sawtooth.gif
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%8E%E3%82%8A%E6%B3%A2
 https://www.natsume.co.jp/books/1470
 https://www.natsume.co.jp/wp-content/uploads/2017/11/005411_3-1024x726.jpg
 https://www.natsume.co.jp/wp-content/uploads/2017/11/005411_1.jpg

 …えーっ。(棒読み)

 http://www.bode.amp.i.kyoto-u.ac.jp/~kashima/lecture/ss/slide17_1.pdf

 > ギブス(Gibbs) の現象

 …そっちは信号ですよぅ。信号的な意味で!(棒読み)

[3671]
 > 「stochastic probabilistic 違い」:『哲学じみた数学!(もはや哲学だよ)』と『工学じみた数学!(もはや工学だよ)』ということだよね(棒読み)

 「確率と期待値」みたいなのは「stochastic」だよね。…ギクッ。

・ウィキペディア「待ち行列理論」「ケンドールの記号」
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%85%E3%81%A1%E8%A1%8C%E5%88%97%E7%90%86%E8%AB%96

 > 性能評価指標としては、待ち行列長・待ち時間・スループットなどが用いられる。
 > 応用の場では、システムの性能がある設計目標を満たすために必要な設計パラメータを決定する際に、その逆問題を提供できる。

 > 現在待ち行列理論の分野で最も標準的な記法として使われている。

 うーん。

 https://www.weblio.jp/content/%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E8%A8%98%E5%8F%B7
 
 ウィキペディアだけでは不安だけど「OR事典」にも載っているから確かだよね。(棒読み)

 ここで『今回の紙切れ!』をはらほろ(違)「なるべく「一般的」といわれる方法に則るには」に対して、われわれ思案顔でひれはれ(もっと違)「どこぞに書いてあったから一般的!」とか「教官が言ったから!!」ということだけではだめなんですよ。(※「だけ」に傍点。)

 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q142090774

 どのくらい「(説明に使うことが)一般的」なのかは、ORが専門でなければわかりません。それでもじぶんで見る限りでも「よく一般化されているなぁ」と実感できましょう。事典に載っているかどうかということと、じぶんでも納得できるかどうかという両面から吟味したから大丈夫だよね。(棒読み)もっとも、やっていることが待ち行列そのものなのに「待ち行列」と書いてなくて、したがって「ケンドールの記号」という「最も標準的な記法」も使われていないという論文やレポートはたくさんあるのではないですか。…ギクッ。

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E8%A8%98%E5%8F%B7

 > 到着がポアソン過程となるランダム型。
 > 到着がポアソン過程となるランダム型で、Xずつ集団到着する型。
 > 到着間隔が規則型とランダム型の中間である中間型(アーラン型)。
 > 到着間隔の詳細を問わない一般型。

 わあぃ「probabilistic」。

 https://www.youtube.com/watch?v=qIqTDjTDrGM



 https://www.youtube.com/watch?v=w_RnNVvRCMU



 https://youtu.be/onEgJKAYE6U?t=1m12s




 われわれぴぴー、ぴぴー(大巾に中略)ばっちまるこふこーい!(違)「到着」だけでもいっぱいあるよ。…いっぱいあるよ!(棒読み)

 ここで「ケンドールの記号」を使いさえすればよくて使っていないというだけでアレだと…そういうことじゃないんですよ。既によく体系化された「待ち行列」という一連の「ケンドールの記号」をともなって考えることができるソレ(…『ソレ』!!)を使って楽をしなはれ、それが工学でしょ、ということです。なんか工学っぽい研究テーマを扱いさえすれば工学部…とんでもない! 工学とは何か(どこからどこまでが工学か=じぶんが手を出してはいけない『他分野』はどこからか)、その基本的な理解や態度を身に着けるというのが工学部としてのゴールでありましょう。あとはどこへ行っても、学びかたを会得しているので自力で学んでいける、それが“学士”というものですよ。…その発想はなかった!(ありますってば!!)

※学士じゃないひとというのは、どんなに専門性が高くても、学校で教わったことしかしてはならない(※「してはならない」に傍点)という『AT限定!』みたいなものですぜ。(※恐縮です。)だから会社の命令で会社の費用負担で勉強する(&できたかどうかも検定や昇進試験などで確認を受ける)という仕事をしていくわけです(=卒業した時点でそのようなキャリアが用意されている&むしろうらやましい)。じぶんで学ぶという自由は獲得していないのですよ。(仕事に使うレヴェルで、の意。)

※「学士(工学)」なんですから、自力で学ぶことが許されるのは工学だけだよね、の意。工学部なのに芸術や郷土史に土足で踏み込んではいけないよね、の意。

 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1298589077

 > 皆さんは学士(工学)と学士(理学)どっちがかっこいいと思いますか?

 ぐふっ…。『かっこいい』を「希少性がある」と捉えれば理学ですぜ★お客さーん! 最終的に「(理学)」と名刺に刷ることを許されながら自然言語処理に関する研究に従事とかしてると超絶かっこいいよね。(※感じかたには個人差があります!)ま、卒論のテーマや配属の研究室が決まるときにどちらかに決まる(≒あまり差はない)というような学部では、そもそもかっこよくないのかもですけれど。(※見解です。)

※「自然言語処理」というのはもちろん専門的ではありますが、いまや一般教養になりつつある、の意。その上で音声認識やってますとか機械翻訳やってますみたいな専門がないといかんですばい。しかし、そこで「(理学)」であれば、そういう狭い専門にとらわれず「MCMCやってます」(※仮名)みたいなことが言えるんですよ。これを「かっこいい」と評さずして何と評しましょうか。(※あくまで考えかたです。)

 https://upura.hatenablog.com/entry/2018/03/02/082156

 > 150ページ以上にも及ぶスライドで2時間講演されました。通常の最終講義だと、先生が博士課程辺りからご自身のことを振り返る形式が一般的かと思っていましたが、エヌ川先生は(従来主眼を置いていた自然言語処理には一切触れず)近年の研究テーマである「プライバシー×機械学習」周辺の議論を怒涛のごとく展開されていたのが印象的でした。

 > 聴講者も、例えばエス山将先生やPFNオー野原副社長など、産官学から錚々たるメンバーが詰めかけていました。100人以上入るであろう工学部2号館1階213講義室が満席で、エヌ川先生のこれまでの幅広い貢献が感じられました。

 うーん。集まってあたりまえの顔ぶれが集まるのが最終講義といふものさね。「錚々たる」と表現するのはふさわしくないと思いました&草々。

[3670]
 > > 若い頃に植物学者の牧野富太郎の元に取材に行き、何気なく「雑木林」という言葉を使ったところ、「どんな花にも、どんな木にもみな名前がある。雑木林というのは人間の作った勝手な言葉だ。」と咎められた。感心した山本は、それ以降、植物の名前を積極的に憶えるようになった。

 > …原色牧野っ!([3560],[3622])山本周五郎とも牧野富太郎とも関係なく(誰でも)、こういう感じに咎める咎めかたというのは理科の教員としてふつうのことではありませんか。(棒読み)

 これと似た考えかただよね。どんなにそこら中のひとが「学士」になっても、「学士とは何か」を不問にしていいということではないんだね。『異国情緒あふれる南国風の木でムード満点!(名前は知らないけど!!)』だけをことさらにとりたてて何か言うという態度もアレだよね。(棒読み)

※個々の植物でなく生態系について考察させるねらいで「森林」に着目させる場合を除く。

・「○○情緒あふれる○○風の△△でムード満点」とは何か