・「軸重」をイメージするには ・「簡単な割り算」を避けることなかれ ・「ポンポン船のプロパルジョン」で「鉄道」を読み解く(仮)
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DE10って、スゴイですよね。
・ウィキペディア「国鉄DE10形ディーゼル機関車」(1966年)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%89%84DE10%E5%BD%A2%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%BC%E3%83%AB%E6%A9%9F%E9%96%A2%E8%BB%8A#.E6.A7.8B.E9.80.A0
> 線路規格の低い「丙線」での使用を考慮し軸重を13t以下に抑え、かつ、重量のある列車の入換作業にも使用可能な粘着力を得るため軸数を5軸に増加し、すべてを動軸とする。台車は推進軸の関係で無心皿となっており、3軸 + 2軸の構成で、3軸台車は曲線区間での横圧を低減するため各軸箱がリンクで連結され各1軸が独立して左右動できる連接構造である。このため、UIC式などの軸配置表記は3軸台車の各軸を独立軸と見なし「AAA-B」となる。軸受を車輪の内側に配し、台車枠は減速機と一体化したインサイドフレーム方式で、軸箱支持装置は外側からは見えない。
日比谷線で曲がれるとか銀座線で静かになるとか、アレと同じですよ。…その発想はなかった!(棒読み)
※機構としての「リンク」「カム」「シャフト」などについては、よくわかるアライエンジニアリング「機構のアニメーション」([3129])を参照。わあぃシャフト。大量の道路標識とか望遠で圧縮しちゃいそうな制作会社にありそうだよね。
> 運転整備重量は65.0t
あくまで65トンのクルマがごろごろしますよというのを基準にして軌道(路盤を含む)を整備しますよ、ということですね。
> 1962年(昭和37年)に本線用ディーゼル機関車DD51形でDML61系1,000PS級V型12気筒ディーゼル機関の実用化がなされると、同系統の機関を1基搭載とした中型機の構想が具体化した。
> 1963年(昭和38年)と1965年(昭和40年)の2回に分けてDD20形として試作されたが、軸重過大や粘着性能不足に起因する空転多発などの問題点が顕在化し、量産化は断念された。
> DD20形の試用結果を受け、軸重・牽引性能と汎用性の両立を実現するため開発されたのが本形式である。
DE10形として結実したのは1966年ですが、1963年の試作からが実質的な「DE10形の開発」とみなされましょう。1962年の「DD51形」の開発段階で具体的な「中型機」の設計が先取りされていたというようなことが資料で確かめられれば、さらに長い期間がかかっていることになります。
そのような学習の教材にできるかといって、うーん。Nゲージですと無理があって、ほら、3軸のほうって「AAA」にはなってないじゃないですかぁ。やだなぁ。(※葛飾区立石のほうなど遠目に見やりながら恐縮です。)
・葛飾区立石のイメージです
http://www.tomytec.co.jp/company/access.html
T社の「HO」に「DE10形」はラインアップされていません。K社の「HO」ではラインアップされていますが、特に記述がないのでNゲージと同様、「AAA」にはなっていないと見受けます。なるほどT社は「HO」で「DE10形」をつくるからには「AAA」にしたいといって、製造技術の進展(※)を待っていると、このような理解でございます。…期待のしすぎかなぁ。
※材として金属を使える3Dプリンターといいますか、MEMSのでっかい大きくなったの! 極小のNCナントカといいましょうか、精密で頑丈できちんと駆動できる機構を、金属で作れさえすれば、「HO」ならなんとか強度が確保できて「AAA」も再現できませんこと? あらあら、まあまあ!(※表現は演出です。)
そして、しくみを学ぶための模型と、動きを学ぶための模型は、別々でもいいんですよ。…その発想はなかった!
アオシマさんのクオリティ([3454])で「HOもしくはもっと大きい」な「DE10形!(ただし動かない)」を、外装は塗装バージョンと透明バージョンが選べて、うまい具合に透明になっておれば、これ、もはや博物館で展示に使えるレヴェルで教材なんです。さすが青島文化教材社ですね。…その発想はなかった!(棒読み)
・(再掲)青島文化教材社「台車とエンジン(機関)」のイメージです
http://rensai.jp/wp-content/uploads/2015/05/4756ab2f9c6650da624d01b349cfc801.jpg
http://getnews.jp/archives/956975
「DD51形」なんです。「DE10形」をいきなり起こすのは、国鉄と同じようにアオシマとしても無謀なことだとわかります。先に「DD51形」をつくってからでないと、差分である「DE10形」の特徴を理解するには至れないと、このような認識でございます。(恐縮ではございます。)
・青島文化教材社「DD51形」(14,800円)
http://www.aoshima-bk.co.jp/product/4905083009994/
> 1/45 トレインミュージアムOJ No.2
> 2016年7月発売中
> 大好評1/45スケール
> 各カバーは着脱式で、完成後も内部の機関の鑑賞が可能
実車だって点検のため、そうなっていますよね。それ以上にがばっと開きますよというのは模型ならではの利点です。…これは学習がはかどるぞう。(棒読み)
博物館としては、『実物大の実物!』を置きさえすれば…とんでもない! 「DD51形とDE10形の違い」を学習するためには、実に丹念に両者を(学習者がじぶんで)見比べなければいけないわけですが、それを実物大でやっていると、大きすぎてよくわからないんですよ。模型として縮小されて並べられるということが、どれだけ学習の上で効果的なことであるかといってですね(略)ですのう。『習字の練習!』は、書いたものを離れて見る、並べて見るところからっ! …そっちですかっ。
・P社「習字の練習」の用例です
http://www.pilot.co.jp/products/stationary/personal/suihitsu_mizukaki/suihitsu_mizukaki/
> 水書き お習字練習シート
> 水かきれんしゅうシート ひらがな・カタカナ
> 水かきれんしゅうシート 九九かけざん
> 水かきれんしゅうシート ABCアルファベット
> 水かきれんしゅうシート 日本地図
> 水かきれんしゅうシート とけい
> 水かきれんしゅうシート 漢字
ざっぶーん! わあぃ塩素のにおいでわらび餅は現金払いっ。…水かきって、そっちじゃないんですかっ。これにはさすがのカピバラさんもびっくりです!
・中解像度の長崎バイオパーク「水かき」のイメージです
http://img.4travel.jp/img/tcs/t/pict/src/30/99/43/src_30994323.jpg
・とばすい「スナドリネコ」のイメージです
http://www.aquarium.co.jp/topics/index.php?id=364
http://www.aquarium.co.jp/img_cms/info/info_image2_1430382276.jpg
> 水族館では日本初となるスナドリネコ2頭の名前を4月19日〜26日まで募集 |