フォーラム - neorail.jp R16
発行:2017/6/30
更新:2022/4/6

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【ゼオガラヒー】「システム装置」とはにわを知りたい(談)【スーパーはまかいじ】


(約24000字)

 あくまでことばの話題ですので、あしからず。

・高解像度の日立「システム装置」のイメージです
 http://funbolt.up.n.seesaa.net/funbolt/image/IMG_9567.jpg

 わあぃシステム装置。***システム装置***。うーん、システム装置。…システム装置っ。

・日立「システム装置」の用例です
 http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/OSD/pc/flora/support/manual/350w_hx2/hx02_05_00.pdf

 > このたびは日立のシステム装置(以下、パソコン)をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。

 …えーっ。

・「地震対策システム」日立システムズの用例です
 http://www.hitachi-systems.com/solution/a0008/construction_earthquake/

 > 耐震バンドによりシステム装置、ディスプレイ、キーボード等の機器を固定することで、OA機器落下による人的、物的被害を最小限にくい止めます。

 「システム装置」を「固定」する「地震対策システム」というものを「日立システムズ」さんがですね(中略)…うーん。うーん。

・日立水戸エンジニアリングの用例です
 http://www.himec.co.jp/business/rail/index.html

 > 地上設備と呼ばれる代表的なシステムとして、列車の安全確保と高密度運転を実現するための運行管理システムや信号保安システム、電光掲示と自動放送を行う「旅客案内システム」などがあります。

 > 車両運行の安全を担っているのが「運行支援システム装置」です。この支援システム装置は、列車の運転、停止を自動的に行う「自動列車運転制御装置」や異常時に安全に停車させる「自動運転停止装置」、車内情報をモニターする「車両情報監視装置」などがあり、これらの装置は、マイコン応用技術に加え、ネットワーク技術や3D-CADおよび強度解析技術を駆使した、高品質設計を行っています。

 ▼車載コンピューター(⇒『ボード1枚!』かも知れないですけど)のことを指して「システム装置」と呼び、用途を示して「運行支援システム装置」と呼ぶのか、▼「自動列車運転制御装置」「自動運転停止装置」「車両情報監視装置」などの装置群の総称として「システム装置」と呼んでいるのか、わかりません。日立グループとしての「システム装置」という語の使いかたと整合がとれているのか、簡単にはわからない感じがしてきます。(恐縮です。)

[3192]
 > 「理科系の作文技術」でいわれている「日立の文章はイイ!」ということが、1960年前後では特によく実感されるような気が…してきませんか?

 > …と思いましたが、「日立!」と書いてあったのは「仕事文の書き方」でした。たいへん失礼しました。

・(再掲)高橋昭男「仕事文をみがく」岩波新書
 https://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn0207/sin_k78.html

 > 仕事文は長すぎると読むのがめんどうですね。
 > まず読んでもらうことが必要ですから、かんたんに読め、わかりやすいことが大切なのです。

[3327]
 > 理系の人のほうが読解力が鍛えられ作文力も底上げされる例として「日立の文章はイイ!」([3192])も参照。

 > 会社や企業グループが新しいか古いかについては、小湊鉄道([3266])も参照。わあぃトランジスタ! そにートランジスタだいすき! …といって、アメリカで「誰もやらないよね☆(そのことがわかるくらいの洞察力がキミたちにあるかどうか、見極めてやろうじゃないの。)」というニュアンスでいわれたかもしれない「補聴器!」を、当時の盛田や井深らが理解できていなかったかもしれないはなし([3178])も類例だと思いまーす。

 > 先方が「補聴器」と言い出した途端にドッと笑ってみせるのが、先方が考えていた『正解のようなもの』であっただろうと、この手紙を読んでいるということは…じゃなくて、「いまのキミ!」ならわかるはずだっ! そこで笑いもせず「はあ」とだけ聞いておいたキミ(けーしょーりゃく)を、先方は「大丈夫かいなキミぃ」「まあ大筋で大丈夫そうだから、(ライセンスの供与を)よしとするか」くらいの微妙な判断をしたものと想像されます。(まったく想像です。)

[3476]
 > がんばったけど伸びなかったという人を容赦なく落第にできるかというのが、学校と会社の違いだと理解されましょう。次々に落第させてなお人材がいるというのが日立であったと、たぶんこういうわけです。本当でしょうか。いやいやいや、もっと何か『入口!』で差があっての「日立の文章はイイ!」だったのではないかと、興味は尽きないところでございます。教育や研修がうまくいった例というのは、共有されたいですよね、の意。

 いまでいえば、AIといって、本当にAIしかやっていないベンチャーと日立さんとではまるで視野の広さが違うように、当時のソニーさんもまた、トランジスターしかやっていなかったという意味では狭かったのかもですよ。そういう意味ではやはり『入口』ではなく、日立の陣容というものが「日立の文章はイイ!」という評判をつくったとも、むしろ「日立の文章はイイ!」という態勢こそが事業領域を固めていったとも…そこまでいえるんでしょうか。まったくもってわからないなぁ。(棒読み)

・鉄道通信工業さん扱いユニペックス「自動放送装置本体 <TAD-812>」より「ATOSシステム」のイメージです
 http://tettsuko.co.jp/UNIPEX.htm
 http://tettsuko.co.jp/TAD-812.jpg

 > ← 接近信号
 > ← 発車ベル信号

 > − ATOSシステム

 > 親時計信号 →

 > 構内集中放送設備

 > 自動放送用スピーカ(ホームA)
 > 自動放送用スピーカ(ホームB)
 > 自動放送用スピーカ(コンコース)

 > ワイヤレスアンテナ(ホームA)
 > <AA-300>

 > ワイヤレスアンテナ(ホームB)
 > <AA-300>

 > #ワイヤレス設備はオプションです。

 > 卓上型遠隔操作器(**)
 > <JRM-200>

 > 卓上型遠隔操作器(改札)
 > <JRM-200>

※一部の文字は判読できません。

・「リモートマイクロホン <RMM-110>」のイメージです
 http://www.unipex.co.jp/seihin/download/jpgdata/RMM110.jpg

・「ワイヤレスアンテナ <AA-300>」のイメージです
 http://www.unipex.co.jp/seihin/download/jpgdata/AA300.jpg

・「ワイヤレスマイクロホン <WM-8330A>」のイメージです
 http://www.unipex.co.jp/seihin/download/jpgdata/WM8330A.jpg

・「SD/USBレコーダーユニット <AU-501>」
 http://www.unipex.co.jp/seihin/download/jpgdata/AU501.jpg

 改札のひとが留守電…いえ、電車の遅れなどの案内を吹き込んでおいて一定間隔で流れるようにセットしてから、『駅もれ!』([3153])…じゃなくて、接客などほかの仕事ができるというソレですね、わかります。

・「PRC対応自動放送装置 <TAD-934>」のイメージです
 http://www.unipex.co.jp/seihin/download/jpgdata/TAD934.jpg

・「集中放送設備」のイメージです
 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1189473101

 > 新聞に載った係員は、この放送が上手い、と言うのでは無く、沿線の知識がものすごかったのです。

 > 各駅の住所、地図上の所在場所、駅周辺の建物、観光地、食事場所などのデータを頭に入れていて、旅客が「豊島区長崎4丁目に行きたいのだけど、どの駅で降りれば良いですか」と聞けば、「東長崎が最寄駅です」とか、「西所沢駅から知人宅に行くが、駅の近くに何か食べられるお店は無いか」と聞けば、駅周辺の食堂を案内するとか、その人に聞けば、沿線の事なら何でも判るというので、新聞にまで取り上げられました。

 > この記事が出たあと、この池袋駅の放送機の所に、キチンとした放送室兼案内所みたいな小さなボックス型の部屋が設置されました。

 新聞に取り上げられるまで、じぶんたちでは本件係員が持つ専門性を評価できていなかったという(カイシャとして)恥ずかしい話(もしくは、既存の規程上、評価のしようがなかったので取材に応じさせ、特許を取ったひとや社外で受賞したひと扱いで遇したのではないかとみられる話)でもございます。そちら側からも理解していかないと不十分であると申し添えます。そして、このエピソードは1978〜1982年ごろと推定されますが、「集中放送設備」という呼び名での導入というのは、1972年から1976年くらいのことではないかなぁ、と推定するところにございます。本当でしょうか。(あくまで理屈としては、法令が変われば呼び名も変わる類の話なので、呼び名から年代がわかると、こういうわけです。)

・「吹き込む(1)」
 http://thesaurus.weblio.jp/content/%E5%90%B9%E3%81%8D%E8%BE%BC%E3%82%80

 > 電子的に登録する
 > レコーディング
 > 録る
 > 収録

 いや〜、我々「でっかい大きな蓄音機!」に相対してからの(大巾に中略)でっかい大きな声でワンとほえてみせてから首をかしげてみせるひと(…ひとじゃないし!)みたいな顔で(…しかも長っ)、いまでも(セリフやナレーションなどの)録音のことを「吹き込む」といってですね(略)いや〜、しっけいしっけい。柿ピーのこってる?(※表現はあくまでイメージです。)

・ぎーじーべー(米Giz)より**を込めて「吹き込む」のイメージです
 http://www.gizmodo.jp/images/2010/02/100210_gramophoneing.jpg
 http://www.gizmodo.jp/2010/02/post_6728.html

 > 先日米Gizで紹介されてました。

 > されてました
 > されてました

 えーっ…。

 > 初出で「大人の科学シリーズ」と「発明発見シリーズ」を混同した表記がありました。訂正して