・NHK「AI見てみる?」(2017年8月)を見てみた(談) ・筑摩書房「ちくま」(2017年9月)かく語りき(談) ・「SN比」から「共分散比」「入れ替わり率」「ルールスペース法」まで(談) ・「マイニング」とはにわ(再)
(約21000字)
[3514],[3521]の続きです。
★NHK「AI見てみる?」(2017年8月)を見てみた(談)
・[3514]
> AI(を用いた解析システムならびにインタラクティブ可視化システム)
> ・「開発」といっても「発明」とは違いまっせ★お客さーん!
> ・NHKには研究所があって、(たぶん)博士もいるんですよ
> ・デジタルカメラの「流し撮り(コンティニュアスAF)」みたいなの!=ここが「AI」なんですよ
> ・├「5年移動相関」 ⇒ 一律に5年でいいのか?(ファインダー内に異なる速度で動く被写体が混ざっていたらAFが狂うでしょ&どれか1つに合焦してほかは無視することになっちゃうでしょ)
> ・└「47都道府県」 ⇒ 複数の都道府県にまたがった相関は分析されていない(「スポット測光」みたいなの! 隣がでっかい大きな東京都でも東京都のことはまったく知らないよ! やーい盛大な測光ミスで真っ白だっ!)
> ・使っているのは「ビッグデータ」じゃないですよ(なんとか白書や小売物価や国勢調査という意味での統計ですよ)
> 「ディープラーニング」を仕込んだNHKご謹製のシステムに、経済指標をどかんと放りこんで、入れたデータの範囲でわかる連関表を、その場でつくってしまおうと、たぶんこういうわけです。
> ・シミュレーションやデータ同化に取り組んで行くための最初のステップっぽいですよ
> ・└じぶんが昔ならった統計学だけで考えず、統計数理研究所の最新の研究内容をしっかり見てくださいね
> ま、「AI見てみる? COMING SOON」と大文字で書かれたソレが公開されるまでは、なんともですかねぇ。
この[3514]の内容をすべてお読みいただいたという前提で、次へまいります。
・[3521]
> 「NHK AI 相関」といって検索すれば、そこそこ上のほう(⇒現在は61番目…61番目! やーい61番目っ…ひとのことはいえんなぁ)に出てくる状態でもありました。…なんだかなぁ。
いまみると56番目…やーい56番目っ。ゲフンゲフン。
・(再掲)…いつのまに!!「TOP100」が載っていた件(掲載日時不明※)
http://www.nhk.or.jp/special/askai/rank2017.html
・(再掲)いつのまに!「放送を終えて」が載っていた件(掲載日時不明)
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20170722
> CmColumn04
さらに、8月31日とのヘッダーが表示されながら、いつのまにか「AI見てみる? COMING SOON」が公開されていました。…いつのまに!!
・「探索! AIの脳内」
http://www.nhk.or.jp/special/askai/visualizer/index.html
URLの「visualizer」がしょーじきなのでゆるしてつかはす! ハハー!! …じゃなくてですね(略)メッソウではございますが、あくまで可視化システムの1実装に過ぎないとの…ゲフンゲフン。
このたび公開されたページで新たに説明されている内容を検めようではありませんか。
> 主にパターン認識と日本語テキストのディープラーニングを用いています。
> NHKニュース原稿やtwitterなどのインターネットにある日本語の膨大なテキスト
> 経済や医療など5000の分野のデータ、47都道府県×30年分など
うーん。「WikipediaやNHKのニュース原稿など、100万本を超える記事」と説明されていたのが「NHKニュース原稿やtwitterなどのインターネットにある日本語の膨大なテキスト」に変わったとですばい@なんてこったい…うーん。(略)…うーん。それでもまだ(たぶん、「まだ」)、このような使いかたでは「ビッグデータ」とは呼ばないですよね。うん。(※あくまで私見です。)
※当初の記述では「Wikipedia」だったので「ビッグデータではない(ビッグデータと呼ばれうるデータは使われていない)」と断定的に述べることができたのですが、「twitter」が含まれるとなると、その使われかたが具体的に説明されない限り、なんともいえないんですよ、の意。「twitter」から「買ったモノ(ほしいモノ)」や「行った場所(行きたい場所)」、それに個人間のメッセージのやりとりの件数など、定量的な指標を抽出して使っていたりすると、ビッグデータ(購買履歴など)そのものではないですけど一種『みなしビッグデータ!』みたいなのにはなってくるわけです。そのように使われるということを(未成年を含む)ユーザーがあまねく承知しているかといって…びみょーかなぁ。(棒読み)
可視化されたエゴセントリックなサブグラフ(※「「注目するノード」から「2hopまで」のノードを切り出したグラフ」から、さらにエッジを減らしたとみられるグラフであり、かつ「ツリー構造」にされていて「もはやネットワークではない」)において、エッジの重みが「-1」と「1」みたいになっているっぽい(※「ほぼ-1」「ほぼ1」とみなせるような重みのエッジだけを残した上で、「簡略化」と称して重みを本当に「-1」と「1」に2値化してしまったような「ざっくり!」した可視化ですよ@なんてこったい)ですよ。本当でしょうか。▼ノード(連動する変量)ごとに大きさの変わりかたが違うという表現はなされておらず、▼「U字型!」「V字型!」「M字型!」などの変化をする関係は扱われず、▼注目するノード以外のノード間の相互における関係は無視していることがわかりますから本当です。…たぶん!
・「エゴセントリック・ネットワーク」の用例です
https://mieruka.dc.affrc.go.jp/seika/show/234822
> 農商工連携の取組みについて時系列でネットワーク分析を行う。ネットワーク構造の可視化により主体間のつながりの強弱を明らかにでき、数値化により主体間の情報の共有のしやすさと各主体の競争優位性を評価できる。
うーん。教科書が1997年ですぜ。おっと、安田センセイにはナイショでたのむぜ★(棒読み)…ぎゃふん。
・[3514]
> 計算結果(全5000指標の総当りペアにおける、各ペアの重みや向き)を使って、それらしく(エッジを張るか張らないかの閾値など『あしきり』などと称して恣意的に決定されながら)本件ネットワークをつくってみせているんですよね。ま、それがふつーですよね。ま、「あしきり」とかいっちゃだめですよ。少なくとも漢字で書いてはいけない気がするよ、うん。(※見解です。)
URLで「visualizer」と表記される可視化システムにおけるグラフ構造(ネットワーク)の扱いが、どのように「簡略化」されているのかというのは、よくわかったと思いました。
※「グラフ構造」と「ネットワーク」の違いとはにわ! ▼「つながりをグラフィカル(図式的)に扱いさえすればツリーでもグラフ」、▼「ネットワークと呼ぶにふさわしい所望の特性を備えていればネットワーク」ということですね、わかります。…えっ、わからないですって?(大巾に中略)冗長性とか到達性とか平均距離とか、いろいろあるじゃないですかぁ。や〜だなぁ。
・(あくまで参考)高速鳥取!「冗長性」のイメージです
http://isss.jp.net/isss-site/wp-content/uploads/2017/03/2016-049.pdf
> 数え上げられる経路に関する調和平均をとることとなる.ただし,ネットワークの規模による影響をなくすため,調和平均を最短経路距離の逆数で除す.
> 鳥取港を起終点の一つとするケースでは,ほぼすべてのケースで経路数が増加していることが判る.道路整備前の鳥取港は,防災幹線道路ネットワークが行き止まりのような形状となっていたが,路線A の整備により周辺道路が環状をなすようになり,2 方面に行けるようになったことから経路数の増加につながったと考えられる.
> 鳥取港〜鳥取空港,鳥取港〜清流茶屋かわはら,の変化量が相対的に大きく,災害時に県外から救援物資を受け入れる際の備蓄拠点間の連結性の向上を示唆するものであると言える.
> 整備の優先順位を検討する問題は別の機会に委ねることとしたい.
日本語の質が低いの、どうにかならんとですか。▼じぶんたちが提案するのに他人事みたい(⇒責任感が乏しいという誤った印象が生じかねない)、▼じぶんたちはやらないのにえらそー(⇒やらないことは書かなくてよい、もしくは「〜こともできる(※我々の方法はつぶしがきく&ほめてほめてー!)」「応用が期待される(※誰かやってー!)」とのみ書けばよい)…ゲフンゲフン。(※あくまで個人の感想です。もってまわったような書きぶりをしさえすれば論文っぽい…とんでもない! 本当は責任感と熱意にあふれていて謙虚であっても、それを書き言葉で表現できていないのですよ。)
・Google ストリートビュー 高速鳥取!「入口」「ENTER」付近のファミリーマート(※本件とは無関係です)
https://goo.gl/maps/Dvq79ALTS3S2
https://goo.gl/maps/1PWB2yNeL5Q2
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