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【自由研究】の話題

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【研究ホワイトボックス】

研究を楽しく「追体験」! 真っ白のキャンバスに虹色の未来を描く方法、教えます。
R with Excel prcomp | kmeans・hclust | rpart | ggvoronoi | spantree | lm NEW!


発行:2017/7/22
更新:2019/4/2

[3512]

【自由研究】ゆるシミュ(3)


「数理探究(仮称)」とその周辺
【画期的にわかりやすい!】「多変量解析」とはにわっ!?【プレSSH】
【はっちゃき娘】ポリクロメーターと「水」【あやめちゃん】
【回帰分析】「寄与率」とはにわ(再)【冷やし茶漬けあり】
【連続炒飯なんばワン】「こだわりの北海道産一等米100%」を読み解く(談)【立体炒飯万来棟】
【正規直交基底】「異常検知」とはにわを知りたい(仮)【クロネッカーのデルタ】

(約22000字)

 「【自由研究】ゆるシミュ・ふわコレ」については、あらかじめ[3473]を参照ください。

 なお、「ゆるシミュ(3)」([3512])と「ふわコレ(3)」([3513])は、こう、なんといいましょうか、下り311号と上り310号みたいなのくらいには(?)一体の話題でございますから、どうぞあわせてお読みください。


★「数理探究(仮称)」とその周辺


 15日ごろからさっそく、自由研究っぽいクエリーで検索されたのだろうなぁ的なアクセスをいただいています。まずは図書を探そうということでしょうか、東京都立図書館([3326])、芦屋市立図書館([3481])を紹介した記事など、ご覧いただいています。そのような段階は既に過ぎていらっしゃるとあらば、岩波ジュニア新書([3328])のほうなどいかがでしょうか。

※ほとんどのアクセスでは(このフォーラムとしては)検索語を取得できないので、ずばり何をお探しなのかは、ぜんぜんわからないんですけど、の意。すみませんすみません××が××で本当にすみません。▼タミヤの工作を何か1つ買って済まそうと思ったのに、なんだいコレ(4つも買えって、×てまじゃないの?)、▼野帳をつけずに済ませる方法とか知りたかったのに、なんだいコレ(しかも英語っぽいし)…すみませんすみません! 本文は日本語なので&PCじゃないと正常に開けないっぽいPDFで&しかもA3で印刷しないと真ん中が読めなくなるし! …すみませんすみません!!

 できることなら、今年の自由研究のシーズンを迎える前に、クラスター分析やSVMなどの自由研究バージョンみたいなの(※文系っぽいテーマでこれらの方法を使う)を一種『じょう梓!』できればよかったのですけど、間に合いませんでした。…あいすみません。

[3330]
 > やっていることはこれだけ=空間内の2点間の距離を測っているだけで、コサインなどという一種「名状しかねる便利でおトクな三角関数と呼ばれる関数のようなものッ!!」をブラックボックス化(☆ラパパ的なおまじない扱い)しさえすれば、きちんと算数の範囲ですよ。

 > 実際の応用としては、ベクトル空間モデルといって、3次元どころでなく多次元の空間に持ちこむところにあってだなぁ(ここでは略)。そこを3次元までに限れば算数の範囲なのですよ。

 > Excel(やCalc)で間に合わせようというのはアレで、ましてや小学校の自由研究ではちょっと(かなり)ソレですが、中学校からSSHにかけては、ぜひとも「先取り」して学ばれたいと思われましょう。

 > 『(電卓でもCalcでもいいので間違いなく計算できさえすれば=そこをじぶんでできるなら)小学校の自由研究にコサイン類似度を登場させてもいいと思いまーす!』といってもいいですか? …わっ、わたしにきかれても困りますぅ。

 > ※ましてや「学校のせんせい」に聞いたら「…は?」…などと(略)。

 「数量化X類」については[3469],[3500]などで先述しています。名前のぎょうぎょうしさ(…と、1990年代からの商用製品の『お値段!』&むしろ、こっちですよっ)で煙に巻かれる(=巻くほうとしては「専門家ぶれる」!)んですけど、いまとなってはオープンソースの計算環境を誰もが活用しながら、仮には予算のないSSHであろうと高大連携であろうと自由研究であろうと数理探究(仮称)であろうと、できるんですよ。単に、大学まで勉強する機会がないので大学で勉強するんですけど、大学まで行かないと勉強できないほどむずかしいものでは(コンピューターを活用する限り)、決してないんですよ。ええ。(※現時点での見解です。)

※わあぃ「かっこかしょー」。ま、確かに仮称すぎる仮称なんですけど、どう呼んでいけばいいんでしょうか。「探究」ではあるけれども「ゴール感」はほしいんですよ。うーん。

・(ちなみに参考)「な・・・なんだってー!!」付近
 http://benesse.jp/kyouiku/201605/20160525-1.html

 > 「理数探究」を「あれっ、誤植かな?」と思ったかたは、かなり教育問題に関心のあるかたでしょう。そのうえで「いや、おかしくないよ」と思ったかたは、相当の事情通といってよいでしょう。昨年8月の段階で、新科目名は「<数理>探究」となっており、今年3月の高大接続システム改革会議最終報告でも、数理探究のままでした。それが、中教審の特別チームで、「数」と「理」を逆にして「理数探究」とする方向に固まりつつあります。しかし、科目の趣旨が変わるわけではありません。数理というと、「数学の理論」と勘違いされないかという恐れがあるため、理科と数学を表わす「理数」のほうがよい、という判断です。

 > 理数探究を選択する生徒のイメージを「卒業後に、大学・大学院に進学し、主として数学や理科の分野に向けた学習を継続する意思を有する生徒」としています。

 いいですか、「理数」なんてものはないんですよ(=すぐに「理」と「数」に分解してしまう弱い結びつきでしかないんですよ)。「数理」というものは全体をカヴァーする基礎なんですよ。この違いは大きいと思うんだなこれが。(※細部の表現は演出ですが見解です。)その上で、「観察や実験が楽しい(数学は苦手だけど。…数学は苦手だけど!!)」などとのたまう生徒を量産せぬよう細心の注意を払っていただいてですね(中略)からの「***」みたいなのー。やーい***。

 > 特別チームでは、理数探究を開設する高校には、理科室や実験器具など、相当な環境整備が必要だとしており

 とんでもない!(棒読み)RやScilabを使う、一種「オフライン!(スーパードライ!)」でのデータ整理こそが「探究」なのであって、ほんのわずかな実験など、大学に出向いて体験させてもらって、後は、大学が持っているデータを貸してもらって「探究」の部分こそを勉強いただきたいのですよ。違うんですかねぇ。大学との間でセキュリティを確保してテレビ会議できるような環境の整備とか、そっちですよね。うん。

※ウェットじゃない上に実験そのものじゃない(あくまで演習である)という意味で「スーパードライ」などと…ゴクリ。あっ、キミたちには**だね。(違)


★【画期的にわかりやすい!】「多変量解析」とはにわっ!?【プレSSH】


 「画期的にわかりやすい!」との触れ込みで…そういう図書があるんですよぉ。

・「やさしい統計入門−視聴率調査から多変量解析まで」講談社ブルーバックス(2007年6月21日)
 https://www.amazon.co.jp/dp/4062575574

 > 日本統計学会75周年記念推薦図書
 > 画期的にわかりやすい!

 おおー(略)。

 > 柳井晴夫

 おおー!([3469])。

 ブルーバックスで出るくらいなんですから、中学校の自由研究から(がんばれば)多変量解析を(かなりの部分はブラックボックスとしながら、教員による手厚い指導を前提に、まずは使ってみるというレベルで)使ってみることはできそうですよね。本当でしょうか。逆算的には小学校のうちから、まずは社会科として「オトナはこういう道具や計算法を使っているのですよ」的なソレとして「多変量解析」ということば自体には触れていただきたいとも思われてきそうです。…気が早いかなぁ。(※恐縮です。)

 ここでむにゃーっと「たへんりょーかいせきっ!」などと、これ全体が何らかの名状しがたいありがたみのようなものを生じてしまう、呪文のようになってはいけないんですよ。「多変量とは何か」「解析とは、何ではないか(何を目的とし、何を目的としないか)」の2点をおさえていただく、これはもう、6年生ならダイジョーブそうですよねぇ。

・「多変量解析」のイメージです
 http://www.cfme.chiba-u.jp/~haneishi/class/tahenryou.html

 > 産業,医療,経済等,きわめて広い分野で多変量解析の手法が用いられる.
 > 本講義では多変量解析の中の基本手法として,回帰分析,主成分分析,判別分析を中心に講義する.
 > また,各自が設定する自由課題を通して,これら分析法を身を持って体験する.

 これを大学に入ってからやっていては遅いのではないか…いえ、そういう他人事ではなく、(じぶんが)もっと早く知りたかったという個人的な実感にはございました。(※あくまで現時点での私見です。私見は変わる場合がございます。…いや、まあ、そういうのを私見というのですよ。すみません。)

・「多変量解析実例ハンドブック(新装版)」朝倉書店(24,840円)
 http://www.asakura.co.jp/books/isbn/978-4-254-12194-0/

 研究室に1冊もしくは図書館で閲覧する「重たいハンドブック」にございます。目次を見ているだけでも、おお、多変量解析って、こんなふうに使うんですね(=多変量解析なしでは実現できないことって、こんなにあるんですね)ということがポヤンと浮かび上がってきそうですよ。えー、どれどれ?(略)

 > 多変量解析のユーザーのために「様々な手法をいろいろな分野でどのように使ったらよいか」について具体的な指針を示す。

 > 【分野】心理/教育/家政/環境/経済・経営/政治/情報/生物/医学/工学/農学/他
 > 【手法】相関・回帰・判別・因子・主成分分析/クラスター・ロジスティック分析/数量化/共分散構造分析/項目反応理論/多次元尺度構成法/他

 > 73. 文献を通して見る20世紀における多変量解析の発展
 > 多変量解析に関する書物の発行/多変量解析法の分類と各種手法の概観/多変量解析の諸領域への適用をめぐって

 これ自体にも多変量解析を使うんですよね!(棒読み)

[3491]
 > …聞きまして? 新幹線を走らせるためにはバスを走らせる必要があるんですって!! 「クレーンの組み立てにクレーンが必要っぽいんですけど!」([3476])みたいですよね。


★【はっちゃき娘】ポリクロメーターと「水」【あやめちゃん】


 (それとなく[3133]の話題を受けて)「あやめちゃん」でございます。しかし、統計数理の話題でございます。あしからず。

※どの品種あるいは栽培米でも同じ話題が展開できるのですけれども、ここはせっかくですから「あやめちゃん」でいこうと、こういうわけです。

・Google ストリートビュー JAなめがた・潮来地区「DAG式 米麦自然乾燥調製施設」「自然のままに!! 水郷潮来の活け造り米」のイメージです(※「倍速精米 Super クボタクリーン」あり)