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(約9000字)
[4608]からの続きです。
この話が、どう「自由研究 数学」になってゆくのでしょうか。きょうの紙切れをもう1度…えっ、紙切れがない。えー…(てんてんてん)。
※お題が書かれた紙切れはイメージです。
・[4603]
> 今年になってから特に増えた検索に「自由研究 数学」というものがあります。数学というからには中学生以上なんだなぁ。(※詠嘆)
> この場合にも、自由研究に取り組むあなたは、新規性や独創性の発揮が期待されているわけではないということを先に承知しておけるとスムーズです。
・[4607]
> 夏休みにテレビの教養番組をぼーっと見たことがきっかけで調べていくというのは案外に正攻法ですから、今回は具体的な番組名を例示しました。ただし、番組のあらすじを書き起こしてそのまま成果物にしてはいけません。これは絶対にいけません。番組の中に出てきた何か1つの鋭く具体的なことについて、番組では(番組の作り手は調べて知っているが)省略されている部分をじぶんで調べましたというまとめかたをしましょう。
そういうふうには興味が持ちにくい、という興味の持ちかたもある。興味の持ちかたが一風変わっているといっても、どうか門前払いはしないでほしい。
・[3745]
> 図書館に行って「図書館とは」というテーマで調べる。…なにそれゼロい。ゼロゼロしいにもほどがあるよ。…『ゼロゼロしい』!!(※この場でつくった表現です。こういうことをしてはいけないよ。それに図書館に行って「図書館とは」というテーマで調べるなんて、研究テーマを見失ってじぶんの専攻と無関係に授業の工夫みたいな紀要論文を書いちゃう一般教養のセンセイみたいだからおやめなすって、の意。)
・[3753]
> 図書館の分類の「0」(総記)になぞらえ、ちょっと外側から話をするような場合を「ゼロい」「ゼロゼロしい」と勝手に形容してきています。お忘れ物のないようご注意ください。(違)専門を身につけそこなったとか見失ったひとが取り組むのが「0」なんですよ。ええ。しかしだれかがやらないといけない仕事ではある。
図書館に行って「図書館とは」というテーマで調べるような、図書館の人には嫌がられそうな(?)興味の持ちかた。それの「自由研究 数学」バージョンを考えると、どういうものになるでしょうか。研究分野ごとに数学がどのように使われているかの調査だとか、そういったもの。うわぁ、これは数学の人に嫌がられそうだー(↑)。(※表現は演出です。)
・[3601]
> 佐倉江原郵便局までストレートまっすぐ!
・[4404]
> 千葉県内を駆け抜ける赤い京急。まごうことなき赤い京急。千葉は京急である。
・[4413]
> 千葉の鉄道を語るときの盲点であり、京急を語るときの盲点である。かくもわれわれは無防備な議論を展開してしまうのか。のちの世の戒めとするのであーる。
・[4404]
> 千葉は京急であり、京急は千葉である。正しいものを1つ選べ。
・(2020年12月18日放送)
https://www.nhk.jp/p/fudoki/ts/X8R36PYLX3/episode/te/7MXR74G4N1/
・[4610]
> > 1604年、
> > 松前藩が成立しました。
> そのときアダムスは…(てんてんてん)、といった見かたもしていこう。
「三浦按針」は出てきません。また別の番組で『在来野菜』と対置して「F1種」をこきおろすけれど、「旧佐倉藩出身の津田仙」([3601])らによる西洋野菜の導入も、それはそれ。(※恐縮です。)
・[3425]
> レッツあんきんた〜ん。(棒読み)
> 「じゅげむじゅげむのちゃんりんしゃんであんきんた〜ん!」については[3313]、「だばだー…。だーばーだーばー…。ちんとんしゃんでぴっぽっぱっのほいさっさ! てんとんてんとん…べろろろろろ…。ざーっ…。」「おてんばズンチャッチャ」「正しいみさきまぐろきっぷの使いかた」からの『電気のにおい!』については[3332]を参照。
・[3745]
> さすがのじゅげむさん(※仮名)もこのシャボンにはびっくりでした。(「※個人の感想です。」と小さく表示してください。)
「みさきまぐろきっぷ」の料金とか、ちゃんりんしゃん…じゃなくて、京急のバスから降りてはしゃぐ客がべらべらしゃべってくれる。やったね。(※ソコジャナイ。)
・[3627]
> > かながわブランド
> 「かながわブランド」ではない、まったくふつうにたくさん生産される農産物にこそよく着目して学習しないと、大勢(全体の傾向)を理解するには至らないと心配されましょう。
> 「野菜」は品種を問わず重量換算で「256万人分」という説明がなかなか難しそうです。道路が寸断され「孤立」した避難所で「豚汁」をいただく場面を想像いただくのが最も的確ではあると思われましょう。ここでいう生産量とは、農家が利益を上げ生活を成り立たせるためという観点でなく、国民の生存権を保障するためなのだと(社会科の授業としては)説明しなければなりません。
(総合編成の放送局の免許の要件を満たすべく)教養番組のふうを装うなら、基本的な態度が社会科でなければいけない。(※見解です。)▼社会科そして家庭科の最たるもの(ぐぇ)横浜市「中学校の給食」については[4604]を参照。
・[4147]
> 水中でも宇宙でも(違)われら小松菜兄弟である。
https://youtu.be/MF1aYlsAxzM
http://www.tatecal.or.jp/tatecal/hot/2007/03/21-22/nun19.html
第1次南極観測隊には立山から5人の「佐伯さん」が…(てんてんてん)。じゃなくて、動物園や水族館の生き物にも与えられるほどの安定供給を誇る「小松菜」。(※体言止め)
・…南極で小松菜。(キリッ
https://www.gentosha.jp/article/1970/
> 以前、水耕栽培で収穫したフレッシュ野菜が食べられると書きました。でもやはり収穫量が少ないため、野菜などはほとんど、こういった冷凍もので対応せざるをえません。もやしや小松菜 大根だって冷凍です。
・(♪〜)きょうの小松菜はHBC北海道放送から!(2010年6月9日)
http://www4.hbc.co.jp/doki_recipe/list.php?selectdayforcal=20100609&selectmonthforcal=201006
> 今日の主役は『小松菜』
> 【南極料理人】 ****さん
・『月面』小松菜への道
https://www.ihub-tansa.jaxa.jp/assets/prev/files/F1805_2.pdf#page=18
> 500万円以下
> 1年以下
・(2020年2月18日)
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2019097336SA000/
> 小松菜は東京原産の野菜で、古くから関東を中心に親しまれてきた。知られざる歴史とともに、小松菜の魅力に迫る。
都合よく「小松菜」を無視してはいけない。そのままでは生産が細<ほそ>すぎたものを栽培しやすくした、そうしたことが、ほかのどの野菜でもあって、それぞれがかけがえのないことだという理解です。生産が少ないという希少性にばかりよって立つかたちで『在来野菜』を持ち上げるのは、農家の経営の話であって、食文化や生態系の話ではないのだ。そこをごっちゃにしてはいけない。(※見解です。)
・「気球連隊の格納庫が解体 千葉市内最大級の戦争遺跡」(2020年9月30日)
https://www.asahi.com/articles/ASN9Y7480N9TUDCB009.html
> 千葉市内では最大級の戦争遺跡だった旧陸軍「気球連隊」の格納庫の解体が今月から始まった。戦後は民間で倉庫として活用されていたが、老朽化が進み保存が難しくなっていた。戦後75年が過ぎ、軍都だった市内でも往時を感じる建造物は少なくなっている。
> 「所有者が公開まで協力してくれた貴重なケースだった。今後残る建物をどのように保存し、歴史を伝えていくかは大きな課題だ」
> 空襲で焼失した小学校の校舎として使われていた時期もあり、特徴ある内部の鉄骨構造を懐かしむ卒業生もいたという。
・「旧東京帝大の校舎が取り壊しの危機 専門家は保存求める」(8月31日)
https://www.asahi.com/articles/ASP8Z7WPCP8FUDCB00Q.html
> 1942年に建てられた木造校舎。
> 戦時下の資材不足を補う独自の工法や「軍都・千葉」の歴史的な経緯から貴重とされ、幅広い分野の専門家が保存・研究を求める声を上げる。
空襲の体験者が現役世代だったうちは「軍都・千葉」という記憶を呼び起こすようなことを言うことは強くためらわれてきたけれど、2020年代に入るとかなり薄れてきたという実感。このために保存の機運が高まらなかったということがあれば、そこは反省点である。(※あくまで私見です。)
> 戦後は東京大生産技術研究所(生産研)の千葉実験所の事務棟、倉庫などに使われてきたが、千葉実験所は2017年に柏市に移転。跡地では今年6月から、千葉大への移管と民間への売却のため、建物の解体が始まっている。
そもそもは国有財産であって変な線引きはなかった。法人化のせいだ。○か×か。
> 東京大は1997年、学内の登録文化財候補として選定した90棟の一つに、共通第3教室棟を含めていた。だが今回の取り壊しを研究者たちが知ったのは大学側が機関決定をしてからだったという。
現在じぶんが使っている建物しか興味ないのではいけません。じぶんが知っている建物を推薦しあうだけの「候補」だったということではないのですか。(棒読み)
・(9月6日)
https://www.asahi.com/articles/ASP956SDNP8XUCVL007.html
> 現行の制度では、文化財の保護は地方自治体の役割で、開発などで遺跡が見つかった場合、自治体が開発事業者と扱いを協議する。史跡に指定する前は原則として国の権限は及ばず、保存は「開発者や地権者の良心にすがるしかない」(**氏)のが実情だ。
> 開発に伴って貴重な遺跡が失われた例としては、奈良市の平城京跡で1980年代に見つかった「長屋王邸跡」が知られる。保存を求める声を押し切って百貨店が建設されたが、その百貨店も経営破綻(はたん)で2000年に閉店した。
1985年より前なのか後なのかで、ぜんぜん違う。後なら「昭和60年代」である。
・奈良県です
http://www.pref.nara.jp/koho/kenmindayori/tayori/t2010/tayori2202/nara_sanpo2202.htm
> 1988年、発掘調査が行われていたデパート建設予定地で、邸宅跡が多量の木簡(長屋王家木簡)とともに発見され、長屋王邸と判明した。正殿が内裏正殿に匹敵する構造をもつなど、邸宅は大規模なものであった。
1988年は昭和63年です。実に微妙な年代。木簡がたくさん出たのだから『大収穫』だ、といわんばかり。発掘してしまうことで劣化も進む。
・なぜか「江東区」の説明をご覧いただきます
https://www.city.koto.lg.jp/103020/bunkasports/bunka/hogo/6331.html
> 文化財とは一体何を指すのでしょうか。
なぜか「江東区」の説明がGoogleでトップに出てきました。…躍り出る「江東区」。(※細い目)
> 明治4年(1871)に太政官によって「古器旧物保存方」が布告されました。
> 明治30年になると「古社寺保存法」が制定され(略)
> 昭和8年に国宝以外の美術・工芸品などの海外流出を防ぐため「重要美術品等の保存に関する法律」が制定されました。
> これらとは別に大正8年(1919)に「史跡名勝天然紀念物保存法」が制定されました。
俗にいう『お宝』に偏重していた。現存する貴重な建物、美術・工芸品、巨大な岩や巨大な樹木など。もちろん大切なんですけれど、大切なのは(目立つ)形あるものや(うわべの)貴重なものだけじゃない。そこで千葉市の「貝塚」ですよ。(ばーん
https://www.city.chiba.jp/kasori/infomation/overview/kasori_index.html
> 千葉市は貝塚数が日本一
> 日本全国で縄文時代の貝塚は約2,400ヶ所といわれ、このうちの約120ヶ所が千葉市内に集中しています。千葉市には、加曽利貝塚の他に、中央区仁戸名町の月ノ木貝塚・若葉区貝塚町の荒屋敷貝塚・花見川区さつきが丘の犢橋貝塚・若葉区加曽利町の花輪貝塚が国の史跡として大切に残されています。
※恐縮です。
> 1907 (明治40)
> 東京人類学会の「遠足会」に加曽利貝塚が選ばれ、はじめて発掘が行われた。
> このとき、<本邦第一の貝塚>と認められ、一躍有名になった。
> 1960(昭和35)
> 貝塚とその周辺部が宅地造成を目的に買収され、樹木の伐採やクイ打ちが行われて、遺跡が破壊寸前の状態であることがわかる。
> 1963(昭和38)
> 南貝塚の南端が整地により破壊され、これを契機に保存運動が急速に高まる。
> 日本考古学協会による「加曽利貝塚保存に関する要望書」が国・県・市に出される。
> 参議院文教委員会(第43回国会)において加曽利貝塚に関する質疑が行われる。全国的な署名運動が展開され、千葉では「加曽利貝塚を守る会」が設立される。
> 1964(昭和39)
> 千葉市が北貝塚を含む周辺一帯55,152平方メートルを買収する。
そのようなタイムラインを経てきた「千葉市」、であります。
https://kotobank.jp/word/%E8%B2%9D%E5%A1%9A-42690
> 人種論の材料としての人骨の採集に重きを置く発掘、貝塚の層位を利用して土器の編年を体系化しようとする発掘、これに貝の淡鹹(たんかん)度を絡め、海進・海退の問題を解明しようとする発掘などが、第二次世界大戦前までの主流であった。
> 地理学界では,東木龍七が関東地方の貝塚の分布を通して,貝塚形成時代の旧海岸汀線を推定し,その後の海岸汀線の変化に関する所論を発表している。貝塚から発見される貝殻の種類や分布の状態などから,貝塚形成時代のその付近の地形や海洋の状況などを推定することや,そのほかの出土品とともに主として先史時代の人類の生活様式の背景を研究することも可能。1970年代以後に発達する動物考古学におもな基礎資料を提供している。
・[3411]
> 「チーズ入り厚焼き笹かま」([3403])からチーズを発掘するくらいの繊細な…いえ、「横穴墓群」は横から掘れば発見できて、上から掘ったら気づかれもしないのではないかと邪推するものです。(当時、)素朴には「シャベルの先がかたいものに当たった!」という認識のもとで工事されているとみられ、そういう特徴とは異なる特徴によらないと認識できない遺跡は、認識すらされなかっただろうと決めつけるものであります。(あくまで決めつけです。)
「シャベルの先がかたいものに当たった!」すなわち、わかりやすい『お宝』が出土しない限り、そこが遺跡であるとも認識されないまま掘って掘って(げふ)掘るのは考古学の専門家じゃない。どこにでもいるふつうのひとなんですよ。(※ひらがな)何か出たとしてもなお、そこで工事を止めずまったくスケジュール通りに進めようとしてしまうのもまた、どこにでもいるふつうのひとなんですよ。(※ひらがな)
・[3375]
> > 「やった。水が出たぞう。万歳。万歳。万歳」
・[3497]
> 「やわらかいせき(ソフト遺跡)」については[3452]を参照。「史料館=イコール=出土品置き場!」であるかのような、市民がそのようにしか理解していなければ、そのような期待しか持たれず、ひいては調査研究の予算などというむずかしい話は理解されていかないのだと、たぶんこういうわけです。とはいえ、そこまでむずかしい話は市町村のレヴェルを超えており、都道府県の博物館が地域全体を広く見渡して漏れのないように調査研究を行なっていかなければならない(=埋蔵文化財等の発掘調査そのものは市町村の業務ではありますが、そこを超えての調査研究は都道府県の業務である)といえます。
文系の現場にもパソコンが入ってきたころ。出土品のデータベースをつくりましたとか、出土品が何点ありますとか、どこぞ(※研究者間や自治体間でのライバル意識のようなものに基づいて認識されるよその遺跡)より貴重なものが出ましたとか、そういう、出土品ばかり見て遺跡そのものをあまり見ないような空気がなかったか。記憶にございません。(※表現は演出です。)
https://kotobank.jp/word/%E9%95%B7%E5%B1%8B%E7%8E%8B%E9%82%B8%E5%AE%85%E8%B7%A1-346223
> 1986年(昭和61)からデパート建設予定地で発掘調査が行われ、1988年(昭和63)に地下2mのところで幅約3m、長さ28mの溝が発掘され、その底から4万点に及ぶ木簡が出土した。
> 邸宅は総面積約6万m2、平城宮跡資料館に邸宅の復元模型が展示されており、木簡からは一家の豪奢な生活がうかがえる。現在は、イトーヨーカドー奈良店の下に埋め戻され、記念碑だけが立っている。
どのくらいが「失われた」のかの割合などはわからない説明である。開発によって完全に失われたかのように述べるのは不正確である。
・(再掲)ARXがとまらない。
https://arx.neorail.jp/units/#A%E5%88%97%E8%BB%8A%E3%81%A7%E7%90%86%E6%95%B0%E6%8E%A2%E7%A9%B6
> 大学ではどのように専門分野が分かれていくのかを実感的に知ってもらうという「高大接続」の色が濃い。高校生にとって、これまでの学校での科目とは異なる分かれ方となる、例えば「工学」「心理学」「農学」などの分野を『発見』してもらいたいということでもある。
・[3512]
> > 特別チームでは、理数探究を開設する高校には、理科室や実験器具など、相当な環境整備が必要だとしており
> とんでもない!(棒読み)RやScilabを使う、一種「オフライン!(スーパードライ!)」でのデータ整理こそが「探究」なのであって、ほんのわずかな実験など、大学に出向いて体験させてもらって、後は、大学が持っているデータを貸してもらって「探究」の部分こそを勉強いただきたいのですよ。違うんですかねぇ。大学との間でセキュリティを確保してテレビ会議できるような環境の整備とか、そっちですよね。うん。
> ウェットじゃない上に実験そのものじゃない(あくまで演習である)という意味で「スーパードライ」などと…ゴクリ。あっ、キミたちには**だね。(違)
・[3071]
> 「SSH」でない普通の学校
> 「SSH」でない普通の学校
・[4221]
> 「理数探究=イコール=理科でしょ」などと思わせないように配慮を尽くしてほしい。大学の教員の指導(*)を受けられるなら「工学」「心理学」「農学」の題材を扱ってもいいし、そこで班分けして、自主的に選ばせるということと、指導する側も分散させて負担が減って指導そのものは手厚くできるというような一石二鳥を狙ってほしい。なあに大学はたくさんあって教員もたくさんいるのだ。(棒読み)
> > 「探究」というからには、じぶんでデータを加工したり整理したりして、じぶんが設定した課題や仮説に応じて、じぶんの責任で複数の私鉄を比較してほしい。
> データがないものは取り上げない。じぶんの意見など必要ない。
出ました「じぶんの意見など必要ない」まさに図書館に行って「図書館とは」というテーマで調べるような境地。(※遠い目)
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