フォーラム - neorail.jp R16
発行:2016/10/27
更新:2018/1/12

[3375]

朝倉市「相窪の灌漑機」(1909〜1911年)を読み解く


(約10000字)

 [3376]の補足です。


 玉川上水(1653年)と比べるときわめて新しい事例として通潤橋(1854年)がありましてですね(略)。「教科書に載っているアレ!」といって、その実、世代や地域によって、まったく異なるものを思い浮かべていそうだとも心配してみます。

・藤谷徳之助(†)「「稲むらの火」再考」
 https://www.sonpo.or.jp/archive/publish/bousai/jiho/pdf/no_263/yj26305.pdf

 > この単元には、「稲むらの火」の他に、「村をささえる橋」(布田保之助の熊本通潤橋の事績)、「歯車」(東北大学成瀬政男博士の事績)が掲載されている。しかし、私には「稲むらの火」の記憶はあるが、他の2編の記憶は全くと言ってよい程ない。この違いはどこから来たものであろうか?人の役に立つというだけでなく、農民の重要な生産物である「米」を犠牲にして人命を救ったことが、深い共感を呼んだものと思われる。

 (通潤橋におそるおそる水を流して)水だ! 水が出たぞう! …みたいな「村人A」のセリフ、なかったでしたっけ。記憶違いかなぁ。

[3182] 水だ! 水が出たぞう!
 > > 規模の大小に限らず、既設構築を壊す場合は、止水対策は重要な項目であるため、雨水等の浸水がないように細心の注意を心掛けて設計しています。
 > …うっ、といって、名古屋や馬喰町のほうなど眺めてみましょうか。

・東北大学総務企画部広報課校友係「技術というものは奇蹟なのであります。」
 http://www.bureau.tohoku.ac.jp/alumni/hitogoroku/201305/index.html

 > 数式による「歯車の一般理論」をまとめあげます。
 > この数式に従えば、研究者や技術者は、自ずと歯車の能率的な歯の数、高さ、深さ、厚さ、相手の歯車の歯の厚さなどが割り出されるという画期的なものでした。歯車製造において、世界を代表する歯車メーカーの最高性能の歯車の秘密のベールが数式で露わにされた瞬間でした。

 うーん。忘れているけれども、なんとなく読んだような気がしてきます。本当でしょうか。

・トヨタ自動車75年史「第4項 機械加工法、工作機械の研究・開発」
 https://www.toyota.co.jp/jpn/company/history/75years/text/taking_on_the_automotive_business/chapter2/section3/item4.html

 > 75年史TOP

 わあぃ75年史TOPに戻るッ。「TOPに戻る」について[3373]で後述します。「歯車」としては、1934年から1936年までの話であるようだとわかります。かなり新しいですね。

 「通潤橋