フォーラム - neorail.jp R16
発行:2017/6/14
更新:2022/4/6

[3490]

新訂よくわからないはなし


東洋経済オンライン「鉄道模型産業」を読み解く(仮)
日経コンストラクション「東急線のトンネルくぐれる新型車」を疑う(疑)
O市交・Y電気産業「電子警笛装置」からの「Psychoacoustics」再び(再)
まとめ(ま)【足利銀行おもちゃのまち支店あり】
東洋経済オンライン「コメント欄」かく語りき

(約46000字)

 1つ1つは、まあ、うーん。へー…

 3つ集まると(≒集まってしまうと)ナントヤラとはよくいったもんだよ的な何かのほうなどウダーしてみたいという欲求って、ありません?(※あくまでただの欲求ですから、その程度だと思ってくださいね、の意。)

・東洋経済オンラインさん㌠(※)「日本の「鉄道模型ビジネス」を学術的に考察」(2017年6月10日)
 http://toyokeizai.net/articles/-/175027

・日経コンストラクション㌠さん「相鉄、東急線のトンネルくぐれる新型車」(2017年6月12日)
 http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/atcl/knpnews/14/660651/00048/

※「さん㌠」:▼編集部がひっぱり出してきた、▼記者としての専門性を持たない者による文章を編集部が記事に仕立てあげた(編集部の責任が大きい)、の意。その観点から、著者がつけたタイトルは(その限りにおいて問題ないので)無視して、編集部がつけたサブタイトルにこそ注目します。

※「㌠さん」:▼「○○誌記者」と刷られたお名刺のほうなど…ぎゃふん。○○誌という看板あってこそ記者として扱われる(取材を受けていただける)ので、要求される水準は非常に高いですぞ(≒記者本人の責任も小さくない)。

・朝日新聞デジタルさん㌠「大阪市営地下鉄の警笛音の謎」(2017年5月31日)
 http://digital.asahi.com/articles/ASK5Q3VHYK5QPTFC00B.html

 …たまたま3つ集まってしまったんです。わるぎはなかったんです。(※音声を変えています。)

 よくわからないとはいったいどういうことだあなたがわからなかっただけでしょ週末忙しいんでしょもう知らないっ的な…ゲフンゲフン。いえいえいえ、そういう意味での「よくわからないはなし」ではなくてですね(※30倍速で再生しています)…ぎゃふん。わあぃ週末たわしっ。ふりしきるゆきのなかゆきのなか、たわしでもにぎりしめてなさいってこった…えーっ。(※あくまで演出です。)

 そして、こう、何がなんでも200字以内あまつさえ140字未満ならいいぞ★…などとですね(略)きわめてなんだかなぁ。字数に制限を設けず好きなだけ書いてみたいという欲求、まさに欲求なんですけど、それを満たしたかったらじぶんのサイトで(※サーバー代を自腹で払って=いたたた…)書きなさいってこった。んだんだ。(※演出ですけど見解です。)

 それでも140字をご所望ですか、そうですか。

・むしろ小売店でどのメーカーが扱われているのか、そっちを串刺しにする分析のほうがおもしろそうだよね
・白楽駅や江田駅がアレなんで、相鉄の車両にまで「2770mm」を求めちゃう東急って、アレだよね
・2秒の音声データなら印字して保管できるよね(2000年問題のとき銀行がやってみせてたよね)

※対象とする小売店を絞りこむにはトミックスとカトーとタミヤかなぁ。しかし、対象にした小売店が現に扱っていさえすれば、どんなマイナーなメーカーでもすべて数え上げるべきだよね。

※白楽駅や江田駅を現状ママ、びた1mたりとも移設させまへんで的なことがあるのなら、そちらに責があるのであって、東急がアレだということではないですよね。

※できあがったプログラムやROMの内容をぜんぶ印字していたのは、いつごろまでだったかなぁ。…記憶にございません!


★東洋経済オンライン「鉄道模型産業」を読み解く(仮)


 紀要論文そのものを読まないといけないんですけど、紀要論文のよいダイジェストになっていると信じて(=編集部が誇る編集の力量を信じて)、東洋経済オンラインで読める文章のみを読んでみます。

 > わが国の鉄道模型産業について、経済学からの学術的なアプローチは皆無である。

 わあぃ「わが国」論文! でっかいじぶんまで大きくなったような錯覚がしてきます。いちどは書いてみたいなぁ。ちょっとアコガレです。そういう「エフ井センセイ、ノリノリですぜ☆みなのものブレイコーラを持てェ!」的なニュアンスが紀要論文にあったのなら、東洋経済オンラインさんにここまで端折られて載せられると、きわめてよくわからなくなってしまいかねませんぞ。あくまで紀要論文なんですから、書いてみたかったけど書く場がなかったようなことをノリノリで書いてみせてこそセンセイですよね。…たぶん!

※もとの紀要論文としては「(pp.)3-19」とのことで、なんと17ページもあるそうですよ。なかよしは付録いっぱい! …じゃなくて、図表が大きいとか、参考写真などと称してお気に入りの電気機関車の(模型の)写真が大量に…本当でしょうか。いや〜、これはやはり紀要論文そのものをいつかは参照せねばなるまいて。(しかし今回は参照しませんので、あしからず。)

 > 規格の存在から、鉄道模型市場は単なる愛好家の嗜好ではなく、鉄道模型産業として確立されてきた歴史的な経緯が読み取れる。

 「鉄道模型は単発のメーカーがバラバラに存在しているだけでなく『産業』を形成しているか」という問いかけであると理解しました。

 > この分析では、主要Nゲージメーカーである3社(関水金属、トミーテック、マイクロエース)のWebページに掲載されている都道府県別販売店リストから、2015年の「国勢調査」による都道府県別人口を基に、10万人あたりの販売店数を算出した。

 > 製品群の価格帯ならびに種類

 > 次の2つの分析
 > 分析対象は関水金属の「KATO」ブランド、トミーテックの「TOMIX」ブランド、マイクロエースの「マイクロエース」ブランドの製品に限定する。

 わあぃ東武っ。わあぃ京成っ。千葉ぁ! さいたまさいたま! 群馬ー! こうした地域性はまるっと無視ですか、そうですかッ。(イラッ★)

 > (1)主要鉄道模型(Nゲージ)メーカー3社がWebページで製品リストとして掲載しているすべての車両セットの製品ならびにメーカー提示価格

 > (2)同じく主要3社の「電気機関車模型製品」の製品バリエーションとメーカー提示価格

 まあ、実際上、グリーンマックスさんの製品は、どれが「現行品!」なのかわからないということであって、しかし、(東武や京成の)ファンなら(完成品かキットかを問わず)発売されたときに買っているでしょ、それがグリーンマックスさんとのつきあいかたでしょ…ゲフンゲフン。

 しかし、マイクロエースさんだって同じようなものでしょ、千葉県のYさん…じゃなくて、葛飾区の立石さんや中野区のケー藤さんだって、特別に『ベストリピート!』していない製品は同じような状況でしょ、それでも地域の模型店にはなんとなくどよんと在庫されている(こともある)ので、真に欲しいと思えば入手できなくもないんではないですか的な空気がどよーんと(諸事情により略)。

※「量販店」にも、不思議な在庫があって、半年ごとに値引きされても売れてなくて、次も出てくるみたいなの、ありますよね。…えっ!? これ『××事項です♡』でした? すみませーん。(棒読み)

[3412]
 > 「かめやま模型」
 > 「よしだ模型店」
 > 「ホビーショップこばと(小鳩模型店)」

 > 「コカコーラやキーコーヒーの看板!」([3314])と同じような仕組みで「タミヤの看板!」のほうなどあって、そして、しかるべき「タミヤ製品取扱店」の『一覧リストのほう!』に載っているので、地元に限らずそれなりに広くお客さまがお見えになるというわけでございました。

 「カタログ」の巻末に「一覧リスト!」を載せておくから在庫は各地の模型店にじぶんで問い合わせてね☆ …その発想はなかった!(棒読み)

 「鉄道模型産業」といって、車両しか見ていないというのが、冒頭で確かめた研究課題(問いかけ)に対して妥当であるか、ここが「よくわからない」のだとわかってまいります。

・レールからコントローラー(パワーパック)まで「システム化」
・難易度の高い工作なしで楽しめるストラクチャー(建物模型)
・簡単にリアルな景観(シーナリー)を造れる「シーナリー用品」「ジオラマ用品」(美術材料)
・お客さまの組織化(カタログや雑誌の発行、イベントの開催)

 そして、産業と呼ばれるためには、製品開発において、自社で技術革新を目指したり、外部で開発された新技術や新素材を速やかに導入するということが要件なのではないかと思えてきそうでした。もし、ある時代に製造技術を導入して、あとはもう、好きな車両をつくっていさえすればいいんだというのでは、よいメーカーではあっても、産業とまでは呼べないのではないか、という感覚がないでしょうか。(あくまで感覚です。)

※美術材料(画材ただし砂とか石とか石膏とか含む)については[3368]で先述しています。

[3368]
 > …説明しよう! 初期の模型業界としては、当然のように、自らを美術・工芸の下位に属するものだといって『名状しなくても所属意識!』(「所属」については[3366]を参照)のようなものを持たれ、そうした資格や技能を問うたり、最新の知識を吸収し続けようとしたりする美術・工芸のプロとしての***のほうなど持たれていたはずであろうと決めつけますが(あくまで決めつけです=「90歳ヒアリング!」[3094],[3313]などすれば明らかにできるんでしょうか)、模型業界として「我々の業界」がひとりで歩き出したと誤認されたならば(=それは誤認であったはずだと、いかなる業界も、「inter-業界!(『業際』!)」での研究や交流を怠ってはしぼむ一方であろうと決めつけながら=あくまで決めつけです)、それはもう『モケイギョウ界!』であってですね…ゲフンゲフン。仮には▼美術・工芸のプロとは違って我々、美術という点ではアマチュアだしぃ、▼売れればいいんだ、そんなの、そんなもの(※)、▼安い材料を売って「じぶんで工夫!」いただくより、『完成品!』をぉ売って、売ってぇ、ぁ、また売ってぇ〜、…たいへんメッソウでございました。さあさあ「東横イン」は3つ買うのですよぉ。1つは「Hメッツ!」([3044])に改装だっ。

 本来なら指先や注意力などの発達の完成(※14歳では早すぎる[3306]=後述)を待って高校から大学まで7年ほど美術を修めてやっと駆け出し(新人)というセカイの一端を、我々「買ってきて取り付ければ何でもできるみたいな顔!」でのうのうと(略)ひどいコンタンだなぁ。(※私見ではございます。)もっとも、14歳では既に遅いということもあるわけです。発達段階に応じた体験を順序を守って体験していかないと、取り返しがつかないのかもですよ。

・「駆け出し」
 https://kotobank.jp/word/%E9%A7%86%E3%81%91%E5%87%BA%E3%81%97%E3%83%BB%E9%A7%86%E5%87%BA%E3%81%97-228431

[3345]
 > 直感的な一連の思考や操作として自然に身につけるということが、11歳を過ぎるとかなり難しくなるんですよ。(個人差がございます。)これを14歳や16歳で取り組むと、操作する前に考えすぎたり、間違えたら恥ずかしいとか、友だちより遅いとか速いとか、あらぬことばかり気にするんですよ。…ギクッ。

 そして、「ストラクチャー」にも言及してました&忘れてました。(恐縮です。)

 (鉄道模型の会社がいう)「シーナリー用品」というのは、美術材料そのものであって、その中から鉄道模型に使えそうな(スケール感も合っている)ものをあらかじめ選んで、使いかたも教えてくださりながら、画材屋さんに行かずとも鉄道模型の販売店で「ワンストップでご提供」という、そういうことなんですよ。(恐縮です。)

・「しゅっ、ふきとる!」のアレ(スプレー容器)を使えばいいんですよ、そんなものッ
・ふつうの木工用ボンドでいいんですよ、そんなものッ
・アクリル絵具を使ってよい年齢になるまで待ちなッ
・石膏のほうなどきわめて大量に使うなら画材屋さんで買うんですよね
・紙の模型の表現力って、わたしたち、あなどっていると思うんです

 (鉄道模型で植栽や樹木を表現する)スポンジはすばらしいんですけど、パウダーはピンと来ない感じです。もはや適当なもので適当にざらざらさせてアクリル絵具で着色すればなんでも表現できるのではないかとも思えてきそうですよ。ひいては、最初からサンドペーパーの何番とかいうみたいに、ざらざらのシートが…そういうのをケー藤さんが扱っておられますよね。さすがですのう。

・「シーナリーペーパーバラストタイプ 24-017」のイメージです
 https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/A1MsgfRS0iL._SX342_.jpg

・それは「住宅用の内壁材」ともいう(砂壁もできるよ☆ざらざら感が楽しいよ)
・アクリル絵具に混ぜる「メディウム」すらも、そんなの、(おかしな化学反応が起きないようにという点に注意しながら)好きなものを混ぜればいいんですよ、そんなものッ(※)

※いや〜、それがむずかしいんですよ&そこに(メーカーの)専門性を認めてこそ、(専門性を持たない)じぶんで好き勝手なことはしないでメーカーのラインアップからのみ選ぶと、こういうわけです。

・四国化成工業のイメージです
 http://kenzai.shikoku.co.jp/paint/content07.html
 http://kenzai.shikoku.co.jp/paint/img/content07/img_01.jpg
 http://www.shikoku.co.jp/company/profile.php

 > 上塗り用の砂には、粒子が均一で異物の混入が少ない、川砂が理想とされています。
 > 色土や顔料を加えたタイプもありますが、色ムラを生じるケースも見受けられます。
 > 鉱物質の粉末を水で練ったプラスター(石灰または石膏)

 > ファインケミカル
 > エポキシ樹脂硬化剤・医薬原料等に使用されるイミダゾール誘導体、高付加価値樹脂の改質剤、プリント配線板向けの水溶性防錆剤や銅表面粗化薬剤、電線ワニスや塩ビ樹脂等の高機能付与剤として使用されるセイク

 > 内装材・外装材・舗装材
 > 湿式内装材・外装材・舗装材

・コニシ
 http://www.bond.co.jp/company/department/bond/index.html
 http://www.bond.co.jp/company/department/bond/images/architecture/subVisual3.jpg
 http://www.bond.co.jp/company/department/bond/images/consumer/subVisual4.jpg
 http://www.bond.co.jp/company/department/chemical/index.html

 > 「素材と素材を結合させる」接着剤の役割には、人の心と社会、人の心と未来をつなぐ役割があることをコニシは知っています。それが他ではまねのできない独自の技術開発力につながり、製品に結実しています。

 > 薬種商として始まった歴史を途絶えることなく受け継いできた「化成品事業」。その出発点は1870年(明治3年)にまで遡ります。

 つまりは鉱物とか植物とか油とか仕入れては売っておられたコニシさんが近代化するとこうなる(集めてくるだけでなく「合成」を手がける)という、そういう歴史が伝わってまいります。

・「ホルベイン アクリル メディウム」のイメージです
 http://www.holbein-works.co.jp/acrylamedium.html
 http://www.holbein-works.co.jp/images/stories/products/acrylamedium/img_aclm.jpg

 > 絵具と一緒に使ってのさまざまな表現をサポートするメディウム(媒体)です。絵具と混ぜてつやや透明感を変えるもの、画面に塗って作品を保護するためのもの、下地を調整するための地塗り材や盛り上げようの素材などがあります。

 あれとそれを混ぜていいのかとか、こういう条件でなら耐候性が保証されるとか、そういうところに専門性があるんですよね。さあさあ『新山手駅!』のホームに取り付けるパーツのふにゃふにゃなこと! 大人が目を離したり、7歳の子どものそばで4歳の子どもが遊んでいても大丈夫じゃないといけないんですよ。踏んづけても鋭利な面の出ないようにしないといけないのですよ。(子どもには使わせられない)ニッパーなどの本格的な工具を使わずとも、かんたんなカッターやはさみでもそれらしく作業できなくてはいけないのですよ。

・タミヤ「モデラーズナイフPRO」「精密カッター」のイメージです
 http://www.tamiya.com/japan/products/74098modelers_knife_pro/index.htm
 http://www.tamiya.com/japan/products/74098modelers_knife_pro/top700.jpg
 http://tamiyashop.jp/shop/g/g74053/
 http://tamiyashop.jp/img/goods/L/74053.jpg

 > マスキングテープやデカールのカットにも便利。
 > 刃の材質は高品質なSK-2炭素工具鋼で、シャープな切れ味が特徴。

[3366]
 > > 車両の側面に表示されている記号呼称は「形式記号」及び「車両番号」により構成され

 > いえ、こういう体系は(なんとなく=T社の模型のカタログの巻末のほうなど見て)知ってますってば。この体系によって付与されたソレ(実際に車体に表記されるソレの全体)を「記号呼称」と総称することを知らなかったです。

 こう、なんといいましょうか、わたしたちがどの模型をほしいのかじぶんでわかる(じぶんが何をほしがり何をほしがらないかをじぶんでわかる)ためにじゅうぶんな知識というものを、きわめてエッセンスではあるのですけれども、「第一種はぐらかし」としてカタログの巻末や「キロポスト」を通じて普及に努めてこられたというのは大きなことだと思われましょう。もともとはおもちゃメーカーが鉄道模型に進出するにあたってメーカーが必要とした知識であるわけですが、それをわたしたちにもかいつまんで教えてくれているわけです。しかし、かえってわたしたち、鉄道模型のカタログの巻末のレヴェルで「おなかいっぱい!」になってしまって、それ以上は勉強しない傾向があるのではないかといって、この点では『第二種はぐらかし』(わかったと思いこませている=[3061])なのかなぁと、こういうわけです。

[3061]
 > ネイティブの発音が正確に(知覚のレベルで)聞き取れるとは限らず(到底、思えず=主観で恐縮ですが)、「聞き取れる」という人はその実、認知のレベルで補正(文脈から判断して単語を選択し、脳としては一種「後付け」で聞き取れたと思い込んでいる=「第二種はぐらかし」とでも呼びましょうか)しているんではないでしょうか。

 子どものうちに、子どもが知るには最適な粒度で知識の体系を見せられることには意味があると思うのですけど、やはり、カタログの巻末のレヴェルというのはそこに留まるものだという自覚を大人になるまでには得たいということでもあろうかと、こういうわけです。(その限りにおいては、特に興味のない大人でもコンパクトに知識が得られるので重宝すると言いましょうか、子どもといっしょに見ながら興味を持つ『ママ鉄!』※さんとか…ゲフンゲフン。)他方、14歳になるまでいっさい知らなかったことを、いきなり大人向けのソレ(模型でいえばケー藤さんや天賞堂さんやエンドウさんのレヴェル)から入門するというのが、(発達段階に照らして)大丈夫なことなのかどうかというのは、よく検討されたいかもですよ。(あくまで私見です。)

※一眼レフカメラでいうところの「EOS Kissとその周辺」みたいなの…その発想はなかった!(棒読み)本式の一眼レフは重すぎて腕がしびれて手ブレしてくるんですよ。そこには確かに「EOS Kiss」というニーズがあって、市場を形成しているのですよ。

・日経電子版「「ママ鉄」がすすめる見学ポイント 迫力にびっくり」(2012年4月4日)
 http://style.nikkei.com/article/DGXBZO39972970Z20C12A3000000


★日経コンストラクション「東急線のトンネルくぐれる新型車」を疑う(疑)


 もうね、**なんですよ。***ッ。(※伏字に意味はありません。)

[3308]
 > わあぃまっすぐに延びる直線の軌道と常時吹いている風等では建築限界を侵さない植物っ!

 …コレジャナイ。

 > ・曲線部の建築限界に抵触しない形状の車両について

[3043]
 > 東葉高速線の建築限界や車両限界について、明示的に寸法の数字を示した資料は見つけられません。土木学会の「図-2」が縦横比を含め正確に描かれていると信じながら、縦3500mmと明示されている長さを(定規で測って)ヨコにしてみますと、駅部を含め、しっかり3500mm以上の幅が確保されていることになります。本当でしょうか。

 > JRでいう「幅広車両」にこだわるとしますと、東葉高速線の土木構造物はJR線相当の建築限界で建設されているとみられますので、信号機や架線柱などの一部、ケーブルなどの大がかりな移設が必要にはなるとみられますが(とはいえCBTCへの置き換えや空間波デジタル列車無線への移行において、もともと必要となる工事であります)、JR線の幅広車両の直通も可能とみられます。東西線についても、地上区間はほぼそのままで可能ではないかとみられます。地下区間は、主に駅部の壁面の化粧板やホームが支障する程度であれば、さほど大がかりでない工事によって拡幅することが可能とみられます。

・(再掲)「ホーム付近の建築限界と車両限界の変遷」鉄道総研報告(2011年)
 http://bunken.rtri.or.jp/PDF/cdroms1/0001/2011/0001003409.pdf

・(再掲)「空気ばねを有する車両の動揺変位に関する調査報告」鉄道総研報告(2015年)
 http://bunken.rtri.or.jp/PDF/cdroms1/0001/2015/0001003909.pdf

・(再掲)東急電鉄「梶が谷駅「ホームと車体の接触」に関する詳細調査結果」(2007年5月)
 http://hot.tokyu.co.jp/railway/hot/0705/densya01.html

[3107]
 > 東急線で車両がホームに擦った件(ほか)が鉄道総研な案件になっていたソレですね。詳細は後日、読み解けるかどうか試してみようとは思いますが、ちょっとむずかしく感じます。

・(再掲)「東急東横線・東京メトロ副都心線相互直通運転に向けた車両改修ならびに各種確認試験について」『鉄道車両工業』467号(2013年7月)
 http://www.tetsushako.or.jp/page_file/20130723114820_7TfbxmXiKG.pdf

 > しかしながら、車両の回送に際しては目黒線・南北線車両限界が2,800mmであるのに対し、回送する車両は最大2,820mmとなるため、構築物やホームと接触しないか確認する必要があった。そのため、既に目黒線・南北線を走行している東急3000系・東京メトロ9000系の各号車の車体外板・車側灯部分に発泡スチロールを取り付け車両幅2,820mmと同等の状態にし、当該区間を深夜に走行して回送に支障がないことを事前に確認した。

 (京成も同じようなものですが[3416])最初は路面電車みたいなの(が、郊外まで延々と走るよ☆)から始まって、18m車を前提に曲線部でもおかまいなしに(=一種「無邪気に」※)ホームを設けていたところ、あとから20m化(「大型化」[3108])されて、かなり無理のある建築限界ならびに車両限界の運用なのではないかと想像してみるところでございます。(※あくまで想像の域を超えないものであります。)

※ここで乗り降りしたいって? いいよ、ホームつくったげる。…えーっ。

[3416]
 > 京成電鉄は、152.3kmの路線で582両の車両を運行する、千葉県内で最大規模の私鉄です。

 > 戦後にもなお焼失する事故があったのはアレではございますが、こう、京成電鉄は最初から「電車!」なんです。わあぃ電気鉄道っ。京成線のおかげで早期に電灯が普及した地域([3192])もあるのではないかといって、調べてみたくなりそうですね、わかります!

 > もっとも、路面電車から始まって成田まで引きながら電灯事業をば、といって、「おお、そなたはじゅうぶんにつよい!」からの一種『竹取案件!』が発動したとも…ゲフンゲフン。

 > (国としては民間の事業者に向かって)無理難題のつもりで「博物館動物園駅」のほうなど…なんと、こやつ本当にぜんぶ造りよったからに(略)。きわめて本当でしょうか。そういう属人的すぎる理解は(いくら時代が古いとはいえ)よくないのではないかなぁ。

 > 『いいですか? 「3500形」が「更新」によって「3500形(更新車)」になり、現に「更新」された車両だけが「3500形(更新車)」なのであって、「更新」されていない車両は「3500形」なんですよ。…オウケイ?』、の意。「旧システム」「新システム」([2954])も参照。『タイプ!』などという『模型用語!』ともごちゃ混ぜになりつつあるのではないかなぁ。うん。(※演出には表現がございます。)

 > 本来の用語から離れて、「やーい単純再生産っ!」との用法が出てきてからの『仕様変更再生産』であろうと推定します。…たっ、たんじゅんさいせいさんじゃないもんっ。だってしゃちょーがいったんだもん(違)。「単純再生産」「拡大再生産」という用語を暗記させるソレの副作用ですばい。明らかに副作用ですばい。(※見解です。)「特定保健指導対象者」([3314])も参照。

・(再掲)「「加藤さん、有井さん、井門さんら」とのキミョーな距離感」のイメージです
 http://rail.hobidas.com/blog/natori09/sp/archives/2005/08/jam.html

 ここまで踏まえましてから日経コンストラクションさんを読むことになるのが、このフォーラムであると、たぶんこういうわけです。

・日経コンストラクションさん

 > 車体幅を、東急線のトンネルをくぐれるように2770mmに抑えた。

 「くぐれる」と書くなら「高さ」やパンタグラフでしょ、「車体幅」と(※お手元の資料に書いてあるので自分も書くという意味で=)書いた時に気にするのは「ホーム」や「壁」や「電化柱」など水平方向の話でしょ。日本語だからといって油断して、まともな校正を受けていないのではありませんこと? これは編集部の責任かなぁ。

 > 首都圏の私鉄のなかでも車両限界を大きくとる相鉄は、既存車両が東急線内を走れないというハードルがあった。

 JR在来線と同じ、ということですよね。JR在来線より大きいということはないですよね。そして、その背景には相模線とつながっている(≒必要とあらば直通列車を通せる)ことや、いずみ野線がつくられるまで(ならびに大和駅を除いて)はトンネルがなかったということにも由来していますよね。横浜市内を走っている割に土木が低コストであるという、谷底の川沿いに一種『一番乗り!』で鉄道を敷いた事業者なんですよね。何も制約がなければ大きいほうに合わせるのはふつうのことであって、東急のほうが要らぬ制約で小さくなっているのだという、そういう理屈を踏まえた見かたが欠かせないと思いました。数字だけ見て「首都圏の私鉄のなかでも車両限界を大きくとる相鉄」だなんて、きわめてとんでもない。(※見解です。)

※港南台の「横穴墓群」については[3411]を参照。

 > そこで同社は、開発基準の一つに「相鉄・東急直通線の仕様に準じた大きさの車体」を置き、日立製作所「A-train」をベースにした20000系を新造。

 前面部の骨だけ見ますとつくばエクスプレスっ。標準の車体幅よりも広がってません? …気のせいかなぁ。「踏切のある区間で110km/hを超えて運転」([3451])できるんじゃないんですか&そっちですかっ。このふくらみ自体がクラッシャブルなんではないんですかねぇ。

[3451]
 > ぬおー! 『現在の水準で新規最高速度!』といって、その実、最低でも110km/hであるとの早合点にございます! いや〜、思わず何か的なものが高まってまいります。(恐縮です。)

 > いつかどこかで「「外国」で「100km/h」の表定速度が実現されているといってうらやましがる記述」([3355])の通り、最高速度が110km/hまで引き上げられれば、だいぶ(在来線としての)理想に近づくとの早合点にございます。近鉄けいはんな線「95km/h」([3222])も参照。

 > 東西線もしくはその延伸線(!)あるいは転用後の線区で、踏切のある区間を110km/hまでの速度で運転するかもしれないという具体的な予定のほうなどあるんですかっ!! 先ほど冷房装置の能力が向上したとのご説明でしたが換気能力のほうは(長いので略)…あくまで質問はイメージです。そういうことを取材しなくてどうするんですかっ&そっちですかっ。一種「そんなことは質問されないだろう」とのコンタンから『鉄道雑誌社向け』といって公開なさるんですね、わかります。(メッソウではございました。)

 「相鉄・東急直通線」はふつうの電車でいいと思うんですけど、「相鉄・JR直通線」は▼換気能力、▼水洗式のソレを免れないとすら思えてきます。

※換気能力が足りないならお客さまを載せすぎなければいいじゃない! なるほどラッシュ時の「相鉄・JR直通線」は座席定員制ですね、わかります。(まったくの憶測ですが、上述の通り車両の換気能力からの憶測です。)TJライナーみたいな車両くださいっ。…本当でしょうか。

 そこを乗り切るためとあらば「停車駅間の最長の所要時間が基準を超えないから要らないもん☆うそじゃないもん」といって、▼相鉄の羽沢駅からJRの駅(現状では新川崎)までをきわめて高速に運転なさるとか、▼そのために鶴見駅への貨物線ホームの設置を(相鉄のつごうで!)急ぐとか、▼それを急げないから「相鉄・JR直通線」そのものも遅らせるのではないかとか、…邪推ってこうですか週末って何なんですかっ。(※あくまで邪推ですけど、どのようなことが検討・協議されているのかという発表や報道がなく、邪推を呼ぶ状況にあるのは事実との認識でございます。地元のかたなど「相手方」との信頼関係あっての話なんですね、と、これまた邪推しなければならないじゃないですかぁ。…やだなぁ。)

※ほかに、大和駅で小田急線との間に中間改札を設けるのではないか([3056])という点からは、小田急線の複々線化の進捗を相鉄が待つ(=大和駅での乗り換え客を減らす=都心に直通する客がわざわざ乗り換えようと思わないくらい、両社の速達性を同じくらいにする)という構図もある