・始まりと終わりのATOS ・終わりは始まりの始まり ・『29キロポスト』をもう一度 ・普通のATOSに戻りたい! ・表 ATOS区間の「境界」
(約14000字)
みなさま、まもなく「年の瀬」がまいります!
・読売新聞「忘年会で最終電車乗り過ごし、救済バス…高尾発」(2015年12月20日)
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151220-OYT1T50006.html?from=y10
> 忘年会シーズンに合わせて、東京・多摩西部を中心に路線バスを運行する西東京バス(本社・八王子市)が、JR中央線の中央特快最終電車で終点の高尾駅にたどり着いてしまった乗客を“救済”するバスの運行を始めた。
> 中央線は、新宿駅を午前0時11分に出発する中央特快高尾行きを利用して寝過ごしてしまうと、高尾駅到着は0時55分で、接続する上り電車はない。また、高尾山にほど近く、周辺に夜を明かすことができる施設も少ないため、週末などは駅近くで立ちつくす人も少なくないという。
> 昨年、最終電車の到着に合わせ、乗り越し客を宿泊施設や深夜営業の店が多い八王子市市街地まで送り届けるサービスを実施したところ、料金は日中の倍の880円ながら、7日間で計約150人が利用するなど好評だったという。
・読売新聞「「サンタ博士」が教えるクリスマスの真実」(2015年12月8日)
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20151207-OYT8T50109.html
> 初期の研究(1970〜80年代)では、こんな仮説のもと、サンタクロースに対する信念と認知課題の成績、日常的な空想傾向との関連が盛んに調べられてきた。
> その後の研究(90〜2000年代)でも変わりがなく、欧米に限らず、我が国でも同様の結果が得られている(グラフ参照)。
うーん、時代が下っても深酒…いえ、研究手法が深化したりということではなく、同じ方法で追跡調査を続けたので(その物量で一種「ごり押し」的な意味で)確かさが上がりました、ということなんでしょうか。わたし的には、調査方法の限界(「認知課題の成績」といって、その実、あまりに低年齢の被験者さまに対しては課題の出しようがない等[3125])によって、ほとんど(統計的に)無意味な調査結果しか出ていないのではないかというワーストのシナリオが、真っ先に浮かびます。当面は、乳幼児にも負担なく適用できるfMRI等の技術開発が待たれるところではないでしょうか。
> 毎年のように、「あー!ちょっと早くおいで! サンタさんが窓から見えるよ! 早く、早く!」と焦った様子で子どもたちを呼んだ揚げ句、「あーあ。なんでもっと早くこんの? サンタさんもう見えなくなったよ。残念……」という演技をくり返すつわもののお父さんもいた。
> 虚構にリアリティを与えるためには、恥ずかしがらずにやり抜く勇気が必要なのだ。
> 「プレゼントの包み紙が近所のお店と同じだった」
> 「サンタさんにあげたはずの手紙が、お母さんの引き出しの中にあった」
ぐはっ、と、そして大人にあっても、例えば『鉄識』([3107])を自問するプロセスと共通しているように感じます。
> 5、6歳頃になると、子どもは次第に現実的で合理的な思考を身につけ始める。
> すると、それまでは主観にばかりとらわれてよく見えなかった事柄が、急にはっきりと見えるようになるから子どもの成長は不思議だ。
> 経験したことを、より客観的な視点から振り返り、伝え聞く物語の中のサンタクロースとの間にある矛盾点を突いていく。
趣味誌に書いてあることなんて、物語なんだと、そんなもの(※)、とまでは申しませんが、限りなくそれに近いようなことも、かつては堂々とまかり通っていたのではないか、といって、「大センパイ方」([3077])に疑いの目を向けてみる、いま神妙に「標準6歳」(「標準9歳」[3099]も参照)になってみようと、最近、思っているのです。晴れて「1マス目」([3140])ですね、わかります。
・「発達科学におけるニューロイメージングの役割 〜光によるニューロイメージング法を中心に〜」日本赤ちゃん学会 ベビーサイエンス 2003.vol.3(2004年3月)
http://www.crn.or.jp/LABO/BABY/LEARNED/MAKI/GIF/MAKI_GAKKAISHI.PDF
http://www.crn.or.jp/LABO/BABY/LEARNED/03.HTM
それはともかく…久々にATOSの話題です。恐縮です。
★始まりと終わりのATOS
・ツイッター(2015年3月12日PST)
https://twitter.com/jod1996oo/status/576046791927341057
> 羽鳥駅から水戸方へ5分歩いたとこにATOSの始まりと終わりがあった
おおー、そんな標識があるんですね。さっそく、Googleストリートビューで現地を訪れた気分になってみます。
・Google ストリートビュー 羽鳥駅(2013年4月)
https://goo.gl/maps/TY29sRSbsAF2
ありました! 「ATOS区間 終わり」と「ATOS区間 始まり」が裏表に表示されています。保線の人がこちら側を歩くんだ…という「『通路』こちら側です」という、あらぬ情報まで公開されているような気もいたしますが、しかし、沿線住民が見れば一目瞭然で、秘密でも何でもないことだとわかって安心できます(『秘密を守るため!』[3101]も参照)。
・[3031]
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