・40ページの「Manual」を『ステープル(笑)』する ・「RMV」ならびに「VRR」を読み解いてから日本道路交通情報センターならびにVICSセンターを読み解く(公財) ・「Traffic-relevant buildings」を「交通流動に対応する施設配置モデル」(2004年11月)で読み解く ・「Parking management」を読み解く ・「Traffic-technical buildings」を読み解く ・「Traffic services」を読み解く ・「City administration and finances」より「Subsidies」を読み解く ・表 「施設配置問題の分類」(10ページより) ・表 「施設配置問題の分類」(22ページより)
(約22000字)
前編([3360])の続きです。
前編([3360])では、本件ゲームの概要を紹介します。まず、本件ゲームのタイトルと同じ「モビリティ」を名称に冠する日本の公益財団法人「交通エコロジー・モビリティ財団」のパンフレットを参照しながら、本件ゲームの今日的なおもしろさを浮き彫りにします。次に、各国で「Spatial planning」と呼ばれる空間計画について理解を深めるため、ドイツ国内の空間計画に関する行政のしくみを解説している国土交通省の記事を参照します。
中編([3359])では、本件ゲーム内でプレーヤーが配置する「Traffic-relevant buildings」「Traffic-technical buildings」を本質的に理解できるよう、日本国内の公益財団法人などを例に挙げながら本件マニュアル(英語)を読み解きます。具体的には、前述の▼交通エコロジー・モビリティ財団に加え、▼日本道路交通情報センター(JARTIC)、▼道路交通情報通信システムセンター(VICSセンター)、▼公害地域再生センター(あおぞら財団)、それに▼筑波新都市開発(現・筑波都市整備)、▼関西文化学術研究都市推進機構(新産業創出交流センター)のページを参照しながら、本件ゲームに登場する各施策等の実際を探ります。また、本件ゲームにクレジットされているRMV(Rhein-Main-Verkehrsverbund)ならびにVRR(Verkehrsverbund Rhein-Ruhr)の路線図を参照し、古今東西の交通網の成り立ちの多様性を探ります。
後編([3358])では、本件ゲーム内で表示される13つの指標について読み解きながら、「モビリティとは何か」に迫ります。また、▼科学技術館で展示されている「GRAPE」、▼2013年発売のゲームに使われている「GlassBox」を参照しながら、実現したいシミュレーションと計算機の性能との難しいトレードオフに悩まされてきた歴史を振り返ります。最後に、これからの時代に求められる専門家像を探るとともに、そのエビデンスとなる高校レベルでの工学的情報教育への展望についてまとめます。
★40ページの「Manual」を『ステープル(笑)』する
いざ、本件ゲームのマニュアル(本件マニュアル!)を読み解いてまいりましょう。
・「Manual」
http://www.mobility-online.de/de/informationen/anleitung.html/manual.pdf
・[3360] 前編でいわく
> こう、『B4でコピー(笑)』([3345])…じゃなくて、A4用紙に133%の拡大率で両面印刷のほうなどしながら…40ページもあるでよ@なんてこったい、紙詰まりだじぇ★。
ホ…いえ、『ステープラー(笑)』の針がじぶんでは曲がってくれなかったので手で曲げましたですよ@なんということでしょう。
・NTでは動かなくて48MBのRAMが必要だとかなんとか…オッケーでぇす。
・ゲーム内の時間の流れは「24時間1日」を正確に模す一方、年月はてきとーにむにゃーっと過ぎ去ります。
・「Zone development areas」は『Sと呼ばれるゲーム!』と同じですのでオッケーだと思いまーす。(恐縮デース。)
・「Construct routes / stops & stations」は、あくまで設備の配置だけを行なう操作ですよぉ。やだなぁ、わかってますってばぁ。「屋根付きバス停」は「目立つので集客が『はかどる』」と説明されます。後述のように、「(標識などを整備して)目立たせる」「(広告などで)アピールする」といって、生々しい実務がアレ(どえりゃー整備したっど認知されんで利用率が低迷だがや★)でゲームとは思えなくなってきそうです。
※空港までのバス(「Right to the airport door」)が1日70便以上(「Over 70 times a day」)! …といって、それを車体に描くんですよ([3350])。無関係ですが「この/電車の/ドアは/手で開けて…」については[3154]を参照。
・「Traffic-relevant buildings」と「Traffic-technical buildings」が出てくるあたりから、オオッといって、「この会社」といって報じられる京都市内のIT関連企業が誇るという「6万円以上する椅子!」([3072])相当品(そこまで高くない&さらに安く買ったやつ!)から前のめりでですね(略)。
・「前のめり」
https://kotobank.jp/word/%E5%89%8D%E3%81%AE%E3%82%81%E3%82%8A-633275
> 大辞林 第三版
> 倒れそうに体が前方へ傾くこと。
※だっ、ダージリンのくせにっ(?)語釈がフツーだ&全力でフツーだっ。…なんだかなぁ。
> デジタル大辞泉の解説
> 1 前方に倒れそうに傾くこと。
> 2 積極的に物事に取り組むこと。前向き。
> 3 準備不足で、性急に物事を行うこと。せっかちすぎるようす。
> 2・3は従来にない用法。
…いやー、この、ちょっと、もう少し複合的な用法もあるかもです。「強く興味を惹かれ身を乗り出すこと。」「強く興味を惹かれ準備もそこそこに性急に取りかかろうとすること。」くらいのですね(略)。
・「全力でフツー」の用例ですわ(2016年4月6日)
http://ohisamayuubinsya.blog.fc2.com/blog-entry-2388.html
★「RMV」ならびに「VRR」を読み解いてから日本道路交通情報センターならびにVICSセンターを読み解く(公財)
「Traffic-relevant buildings」と「Traffic-technical buildings」が出てくるあたり…の前に、「Preface」を最後まできちんと見ておきます。
・(参考)ウィキペディア「バウハウス大学ヴァイマル」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%A6%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9#.E3.83.90.E3.82.A6.E3.83.8F.E3.82.A6.E3.82.B9.E5.A4.A7.E5.AD.A6.E3.83.B4.E3.82.A1.E3.82.A4.E3.83.9E.E3.83.AB
「scientific input」を担当したといって本件マニュアルにクレジットされていますが、それ以上の詳細は不明です。
続いてクレジットされているのが「RMV」ならびに「VRR」ですが、こう、何が何だか、ぜんぜんわかりませーん。(メッソウです。)調べてみると、おお、定まった日本語訳があるのかないのかもわからず、原語のまま示すほかないと思われてきます。仮には、PASMO協議会がそのまま運行事業者になって指令所もCBTCも無線も座席予約システムも共同運用だというようなソレを想像しておけばよろしいのではないかと錯覚いたしました。(あくまで錯覚です。)
※イタリアの筑波(?)とでもいうべき「CNR Research Area of Pisa」に立地する研究組織「Istituto di Scienza e Tecnologie dell'Informazione」を『産総研みたいなの!』と曲解するはなし([3296])も参照。
・RMV(Rhein-Main-Verkehrsverbund)
https://en.wikipedia.org/wiki/Rhein-Main-Verkehrsverbund
・VRR(Verkehrsverbund Rhein-Ruhr)
https://en.wikipedia.org/wiki/Verkehrsverbund_Rhein-Ruhr
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/23/StadtbahnRR.png/1920px-StadtbahnRR.png
こう、一種『ミニ横浜市』と『ミニ名古屋市』、『ミニ仙台市』、『ミニ神戸市』、それに『ミニ京都市』が並んでいるような「セカイ観」でございます。本件ゲームが暗黙のうちに、このようなローカルな交通網のあり方を前提としているのだとしても驚かれないような気がしてまいります。本当でしょうか。
※神奈川県と静岡県と山梨県をあわせたような、といってもいいかもしれませんね。おお、新松田でつながっていますぞ。…どこどこ?([3147])
そして、さっそくマニュアルの13ページに飛びます。マニュアルの順番とは異なりますが、見なれない路線図でめまいがした続きで、さらにめまいを覚えてみましょう。
・同「Manual」
> (13ページ)
> Mobility center
> The mobility center provides your inhabitants with diverse information on the issue 'How do I reach my destination as quickly, cheaply and efficiently as possible?'.
ぬおー…でっかい公営ナビタイムさんですよぉ。やだなぁ。(小さな政府が大きくなるぞ★、の意。)
> Since this information is mainly provided by telephone and on the internet, you only need one building of this kind in your city.
やだなぁ、「素」でローカルに「センタ」を設けなくても『栃木県内某所!』とか『石狩平野っ』とかでいいじゃないですかぁ。…ゲフンゲフン。なお、ここにある「by telephone and on the Internet」というのは、あくまでゲーム内での『設定』でございます!
本件ゲームでいう「Mobility center」に近いものが日本にはないだろうかといって思いあたるのが、この法人ですね。
・日本道路交通情報センター(JARTIC)
http://www.jartic.or.jp/
> 公益財団法人 日本道路交通情報センター (JARTIC) は、交通管理者 (都道府県警察本部) や道路管理者 (国土交通省、道府県土木部等、高速道路会社等) からの委託により、道路交通情報の収集・提供業務を行っています。
> 高度化・多様化・広域化する道路交通情報への需要に対し迅速かつ的確に対処するため、全国133ヶ所にセンター・駐在を配置し、道路交通情報の一元的集約と道路利用者の皆様へ、電話、ラジオ・テレビ放送、インターネットやカーナビ等のメディアを通して道路交通情報を提供し、安全で円滑な道路交通の確保に寄与することを目的としています。
> また、道路網の拡充や情報技術の急速な進展に伴い、当センターが有する 「道路交通情報システム」 の全国広域ネットワーク化を行い、道路交通情報のリアルタイム化や提供内容の拡充に努めるとともに、オンライン接続によって多くのメディア等に対し、道路や道路交通に関するさまざまな情報を提供するなど、質・量ともに優れた情報提供サービスを実施しています。
おおー、ローカルに39([3181])…いえ、88(同)…いえいえ、109([3326])…いえいえいえ! …133ヶ所も「センタ」があるんですね、失礼いたしました。そして、なるほど、逆算的に本件ゲームのマップの広さは、「センタ」1ヶ所分、すなわち、道路の規模でいって日本全国の160分の1…いえいえいえいえ!! 『133分の1』相当のスケールだとわかります。…たぶん本当です。
・「160分の1」のイメージです
https://ja.wikipedia.org/wiki/N%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%82%B8
> Nゲージブームが去ってから次第に百貨店、玩具店でのNゲージの取り扱いは減少していく一方1990年代後半から、家電系・玩具系量販店がNゲージの取り扱いを始めた。
> インターネットの普及に伴い
そうです、インターネットって、2001年にはまだ、普及していたとはいいがたい状況であったのですよ。もはやお忘れde証を発行して「小さな声」で代読のほうなどしようではありませんか…げふんですっ。(※あくまで偏見は個人です。)
・同「Manual」
> (13ページ)
> Transmitter mast
> are required for active navigation; they form the basis of the Personal Travel Assistant. Good radio coverage (略)
「Good radio coverage」に関しては[2948]も参照。
・道路交通情報通信システムセンター(VICS:Vehicle Information and Communication System Center)
https://www.vics.or.jp/
> VICSセンターは、ドライバーのニーズに即した道路交通情報をデジタル情報として体系的に収集、処理、編集し、通信・放送メディアを用いて車載装置に送信する道路交通情報システムの開発及び運用を行い、ドライバーに的確な情報を提供することにより、安全で快適な道路交通環境の確立に寄与し、もっとゆとりのある****の実現と****の発展に資することを目的としています。
おおー(略)。「もっとゆとりのある****」ですね、わかりますわかります。…なんだかなぁ。わあぃ「もっとゆとり」。***「もっとゆとり」***。「安全で快適な道路交通環境の確立に寄与」するだけで十分、役割を果たされているとお考えになってもよろしいのではないでしょおか???(※あくまでイメージです。)
・VICSセンター「active navigation」のための「transmitter mast」のイメージです
http://www.vics.or.jp/know/about/center.html
http://www.vics.or.jp/know/about/image/center_p2.png
> 電波ビーコン(高速道路)
> 高速道路に設置され(道路管理者が設置)、電波(準マイクロ波)により、ITSスポットでは進行方向の前方1,000km程度の高速道路の道路交通情報を中心に提供します(2.4GHz帯の場合200km程度)。
> 情報の内容は、渋滞・高速道路のリンク旅行時間・規制・SA/PA情報・障害・IC間の旅行時間などです。
…なるほど、ゲーム内でプレーヤーに設置が任されるのにも納得できそうです。(本件ゲームのプレーヤーは道路管理者だったんですね! わかりましたっ。)
さすがに10年以上が経って、実際のVICSのほうなど念頭に置きながらゲームで遊べば、その成り立ちが理解できる…できるんでしょうか。本当でしょうか。
2016年になってから本件ゲームで遊ぼうという、そのココロとしましては、(交通網も建物の配置も条件は揃えて)VICS(active navigation)の有無だけ変えてみてVICSの効き目(有用性)を「追体験」するというようなことが浮かびます。
現実のVICSとしましては、こう、「次世代VICS(仮)」といって、仮には「一般道すべてに対応!」などといって進めていく先に「自動運転車」もあるのだろうと想像できましょう。そうしたときに、こう、鉄道のCBTCのための通信も相乗りで、そういうセンターを設けて、全国の小さな鉄道ももれなくCBTCに転換していけるような体制など、望まれてくるのではないかと予想できそうです。
※「新交通管理システム(UTMS)」については後編([3358])で紹介します。
・(参考)YouTube 産経新聞「関東長野の高速を集中管理 NEXCO東日本「道路管制センター」 」(2016年2月18日)
https://www.youtube.com/watch?v=bl1QOugiU8o
※道路管理者の1つとしての高速道路会社における「道路管制センター」が先にあってですね、情報提供業務は「日本道路交通情報センター」に委託しているという分業ですね、わかります。本件ゲーム内で「2D Map」としてあたりまえのように「見える化!」されているソレが、実際には「道路管制センター」といって、とってもたいへんな設備なのだと想像できそうです。その上で、本件ゲーム内で「Mobility center」といって…かようにマルチレイヤーなはなしを理解してゲームを進めるには、教材がだいぶ厚くなりそうです。
★「Traffic-relevant buildings」を「交通流動に対応する施設配置モデル」(2004年11月)で読み解く
マニュアルの中で「Traffic-relevant buildings」と「Traffic-technical buildings」が対置してあるので、なるほどなるほど、といってもしゃもしゃしつつ…あざっすでしたっ。
※「なるほどなるほど〜もしゃもしゃ〜あざっす」構文については、「名状しがたい19時20分ごろの「いわゆる居酒屋と呼ばれる業態の飲食店」のイメージです!」([3350])を参照。その場では「なるほど」とはいってもですね、しょせん***が***ですからね(略)。あしからず。
・同「Manual」
> (12ページ)
> Traffic-relevant buildings
> Shopping center
> Schools
> Theaters/cinemas
> Sports facilities
> Parks
> (13ページ)
> Traffic-technical buildings
> Car sharing center
> Car sharing station
> Transmitter mast
> Mobility center
> Park & Ride parking lots
ツールバーの中身を見れば(マニュアルを読まずにツールバーを操作したとしても)説明なしでだいたいわかるところ、いえいえいえ、きちんと説明も読んで、それぞれを対訳してみたいと思えてきます。
> Traffic-relevant buildings
> the group of buildings needed by your city's inhabitants for a variety of requirements and activities.
> These buildings generate traffic in your city, and the right number is decisive for urban growth.
※decisive:決定的、〜を左右する。
造りやすく壊しがたい(多額の解体費用がかかりますぞ★ただし公園を除く)といって釘を刺されています。そして、「a variety of requirements and activities.」といって『第1種はぐらかし』(=教育上の配慮として、未習の上位概念を導入せずに説明を尽くすこと[3095])されているように感じられてきそうです。
※こう、(時間帯ごとや、移動距離のレンジなどによる)需要の大ざっぱな分類が先にあって、それを象徴する建物を選んで来れば5種類になるんだと、パラメータが先にあるんだとうかがわれます、の意。むにゃーっとてきとー([3306])に建物を選んできてからモットモラシく分類(≒最尤のソレ)していたらだめなんです! …たぶん。ドイツの自動車交通でなく日本の電車でいえば、それぞれ▼「***モールや**アウトレット!」、▼「**大学前駅前の各種学校!」、▼「劇場、野球場、それに競馬場など(観戦、鑑賞するもの)」、▼「分倍河原でBBQあるいは山梨ぶどう狩り!(いわゆるレジャー)」、それに▼「千葉市動物公園や京成バラ園、それに清水公園など(植物園や城址などを含む)」と対応しそうです。本当でしょうか@たぶん違いそうです。
この「Traffic-relevant buildings」、trafficを発生させる(民間の)施設といって、『需要施設』と訳していいんでしょうか。
・(先に参考)「最尤推定法とは」
http://hosho.ees.hokudai.ac.jp/~kubo/ce/IntroductionMle.html
※「むにゃーっとてきとー」ではなく、あらゆる建物を偏りなくとってきてからなら、モットモラシく分類しさえすればぎゃふん@たぶん。
・土木学会 土木計画学研究委員会「交通需要管理」
http://www.jsce.or.jp/committee/ip//what/field/mobile_tdm.html
この説明には、需要側の呼びかたは出てきませんでした。
・「AROP2モデルによる交通需要予測」(1987年3月)
http://library.jsce.or.jp/jsce/open/00074/1987/1987-0518.pdf
> 交通現象の輸送需要,施設利用需要
「施設利用需要」を都市側の視点でいえば「Traffic-relevant buildings」ですよねぇ。
・「交通流動に対応する施設配置モデル」(2004年11月5日)
http://www.risk.tsukuba.ac.jp/~tsutomu/public_html/keioCOE.pdf
> (R)の分布
> (R)の分布
> (10ページ)の表
■表 「施設配置問題の分類」(10ページより) | Minimax基準 | Minisum基準 | 離散型 | p-センター問題 | p-メディアン問題 | 連続型 | ミニマックス問題 | Weber問題 |
うーん。…うーん、日本語で書くとキモチワルいとかなんとか。(メッソウでした。)そして、まったく同じキャプションで別の表が出てまいります。
■表 「施設配置問題の分類」(22ページより) | 近隣需要 | フロー需要 | ミニサム型 | ウェーバー問題 p-メディアン問題 | 総迂回距離最小化問題 | ミニマックス型 | ミニマックス問題 p-センター問題 | 最大迂回距離最小化問題 | カバリング型 | 最大被覆問題 (max covering) | 捕捉フロー最大化問題 |
> 三角格子状217点
おおー、ヘックス([3169],[3254])ではなく三角格子でオッケーでぇす([3156])とのこと。なるほどでした。
・YouTube もどかしい(かもしれない)「Minimax Algorithm (with alternate moves)」(2012年インド)
https://youtu.be/OkP8BAwfO24?t=1m10s
・環境省「面的対策(公共交通機関の利用促進、エネルギーの面的利用、緑地保全等)に関する施策」
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/tebiki_1402/pdf/chpt4.pdf
> 多機能施設間の連携によるエネルギー需要の平準化とその効率的運用を可能にする需要施設誘導
> 地域のエネルギー系統、熱導管ネットワークの整備とその施設のスケールメリットを確保する効率的運用のための需要施設立地誘導
交通に関しては「交通施設(道や駅、それに橋やトンネルなど)」との混同を防ぐためなのか何なのか、「需要施設」と呼んではいけないような空気が感じられてきそうです。えーっ、とは感じつつも、そういうものはギョーカイごとにそれぞれあるものだといって勝手に納得してみます。(あくまで納得は勝手です。)
・「relevant」
http://eow.alc.co.jp/search?q=relevant
交通需要(=trafficの発生源そして目的地)を考える上で重要な(=大きな)関連のある建物といって、「relevant art」「relevant countries」「relevant factors」の用例と同じグループに入るのが「Traffic-relevant buildings」でありそうだと思われてきそうです。
・「Manual」
> Shopping center
「日常使い!」だということです。「***モールや**アウトレット!」ほどではない、仮には団地や『学研都市!』のアレ(「計画的に配置された**ショッピングセンター!」)をイメージすればいいんでしょうか。そして、大店法的なソレ([3148])で多大な交通量を発生させるので住居専用の地域や地区に直接、接するのは避けねばならないということです。まさに大店法ですね、わかります。
・Google ストリートビュー 「計画的に配置された**ショッピングセンター!」(1970〜1980年代)のイメージです(茨城県つくば市、奈良県生駒市)
https://goo.gl/maps/2gUnQ6JNYuk
https://goo.gl/maps/ejLnMiRBfcK2
https://goo.gl/maps/nVatSoEHNF42
https://goo.gl/maps/2Ei8AbhQBoT2
・同 「その向かいにスーパーマーケットがでっかくオープン」のイメージです
https://goo.gl/maps/resZ8RT9iws
・同 「計画的に配置された**近隣センター!」「セブンイレブン精華町光台店」(京都府精華町)付近
https://goo.gl/maps/xeFJ5JHHacS2
・(参考)筑波新都市開発(現・筑波都市整備)「住区ショッピングセンター(竹園、並木、松代、天久保)」(1974年・1976年・1980年・1976年)
http://www.takezono-sc.com/
http://tsud.jp/tsud/tenant/
http://tsud.jp/tsud/history/xs=_FrzMPfH3t2GA/
http://tsud.jp/x_s/d/107/e688c2deb9142e5bb56b9557abeba107/568_524_5000000.gif
・(参考)関西文化学術研究都市推進機構(新産業創出交流センター)「光台近隣センター」(1992年5月13日)
http://kri-p.jp/keihanna_mt/know/
http://www.kgc-s.co.jp/shop/hikaridai_center/index.html
> テナント内訳:セブンイレブン・(株)KCN京都・精華町ホール・幼児教室・学童保育
> 駐車場:46台
※駐車場については後述。
・「Manual」
> in the vicinity
※vicinity:neighborhoodよりも形式ばった語。
にもかかわらず遠くまでは買い物に行かないよ(そんなのゼッタイ***いよ)といって、『絶妙な距離感!』での配置が求められる難しい局面を…ゲフンゲフン(※配置は平面で格子状です)。このツールで建てるのは本当に店舗だけで、駐車場は別口できちんと設置してあげるのだよ、とのこと。いよいよもって「ららぽーと立川立飛」の駐車場([3151])や、「事前協議を反映した設計」([3353])っぽいです。(行政は、駐車場について指導する立場にあるのですよ、の意。)
> Schools
> nor should they be situated on major streets or main traffic arteries for reasons of traffic safety.
※main 〜 arteries:〜の大動脈。
こちらは大通りに面してはいけないよ、といって、その実、理由は「traffic safety」だといって、もっとその実、「(学校側から見ての)騒音の問題ではない」「(自動車から見ての)子どもの飛び出しが問題である」といって、とってもオトナな目線で説明されているなぁ、と了解しつつ、「**大学前駅前の各種学校!」ではなく「小学校」であったとわかります。
・同「Dangerous street at a school!」からの「The speed limit on a street close to the school has not been set at 30 km/h!」のイメージです
http://www.mobygames.com/images/shots/l/203428-mobility-a-city-in-motion-windows-screenshot-schools-require.jpg
制限速度「30」に設定して警告を消すだけの『簡単なお仕事!』…いえいえいえ!! その分、別の道路が渋滞していないか確認しないといけないんです。こちらで制限速度を変えれば(道路がつながっている限り)グローバルに影響して、思いもよらぬところで新たな渋滞が…といって、道路網はアメのやうなものだね…などと(略)。
・(参考)青空文庫「『井伏鱒二選集』後記」(1948年4月)
http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/42359_15871.html
> 一番下のおしゃれな兄が、東京からやって来て、しばらく私たちと一緒に滞在し、東京の文壇のありさまなど、ところどころに嘘をまぜて(この兄は、冗談がうまかった)私たちに語って聞かせたのである。(略)しかし、私は、兄の彫刻も絵も、また創作も、あまり上手だとは思っていなかった。絵なども、ただ高価ないい絵具を使っているというだけで、他に感服すべきところを発見できなかった。その兄が、その夏に、東京の同人雑誌なるものを、三十種類くらい持って来て、そうしてその頃はやりの、突如活字を大きくしたり、またわざと活字をさかさにしたり、謂わば絵画的手法とでもいったようなものを取りいれた奇妙な作品に、やたらに興じて、「これからは、このような作品を理解できないと、文学を語る資格が無いのだ」というような意味の事を言って、私たちをおどかしたのである。しかし私は、そのような作品には全然、無関心であった。そんな作品に打ち興じる兄を、軽薄だとさえ思った。
> 私はその時、一冊の同人雑誌の片隅から井伏さんの作品を発見して、坐っておられないくらいに興奮し、「こんなのが、いいんです」と言って、兄に読ませたが、兄は浮かぬ顔をして、何だかぼやけた事を(何と言ったのか、いまは記憶に無いけれども)ムニャムニャ言っただけだった。しかし、私は確信していた。その三十種類くらいの同人雑誌に載っている全部の作品の中で、天才の作品は井伏さんのその「山椒魚」と、それから坪田譲治氏の、題は失念したけれども、子供を主題にした短篇小説だけであると思った。
> 井伏さんも、少し元気を取り戻したようで、握り飯など召し上りながら、原稿用紙の裏にこまかい字でくしゃくしゃと書く。
> 阿佐ヶ谷の****という**料理店で酔っ払い、友人に向かってそう云ったのを記憶している。
> 井伏さんは旅の名人である。目立たない旅をする。旅の服装も、お粗末である。
> いつか、井伏さんが釣竿をかついで、南伊豆の或る旅館に行き、そこの女将から、「お部屋は一つしか空いて居りませんが、それは、きょう、東京から井伏先生という方がおいでになるから、よろしく頼むと或る人からお電話でしたからすみませんけど。」と断わられたことがある。その南伊豆の温泉に達するには、東京から五時間ちかくかかるようだったが、井伏さんは女将にそう言われて、ただ、「はあ。」とおっしゃっただけで、またも釣竿をかつぎ、そのまま真直に東京の荻窪のお宅に帰られたことがある。
・ただし留意のこと
http://www.chikumashobo.co.jp/special/dazaichikuma/history/
> 酔って筑摩書房の社屋に担ぎ込まれた太宰が、翌朝そのまま社内にいて、上機嫌な様子で若い編集者相手に『井伏鱒二選集』のあとがきを口述していた、というエピソードが伝わっています。
https://j-dac.jp/infolib/meta_pub/G0000012DAZAI_D01031
> 石井立は同選集の筑摩の担当編集者であった。石井によれば、第一巻「後記」の執筆されたのが昭和22年の晩秋、第2〜4巻「後記」が石井によって口述筆記されたのが、昭和23年4月7日と27日であったという。(安藤宏)
※これより少し前の時代かつ筑摩書房なおかつ中央線に関しては[3355]も参照。
・(もっと参考)小田急電鉄「沿革」「時代とともに進化してきた“小田急のシンボル”」
http://www.odakyu.jp/company/about/outline/
http://www.odakyu.jp/recruit/shinsotsu/general/project/report06.html
> 昭和10年(1935)6月1日 週末温泉特急(新宿〜小田原間ノンストップ)運転開始
> 東京と神奈川を行き来する人のための「復興整備車」(1948年〜)として、新宿〜小田原間をノンストップで結んでいました。
・同「Manual」
> Theaters / cinemas
> should have good traffic connections.
井伏鱒二の南伊豆行き(新宿から小田急ですかねぇ)のように、そこに行かないと楽しめない余暇の時間(「their leisure hours」)のため、ちょっとくらい遠くても(5時間ほどかかっても)交通機関を乗り継いで訪れますぞ☆、といって、こちらこそが「**アウトレット」くらいの感覚(=ちょっとだけ遠出して楽しむぞう@ただちに「あんきんたん」とまではいえまい)だとわかってきましょう。もっと本当でしょうか。(※あくまで映画館も劇場も都市の中心地に出向かないと立地していないかのような錯覚とともに錯覚してみます=いまどきは映画館が増えたので、ちょっと感覚が異なると思いますけれども、の意。)
※東京70km圏から歌舞伎や狂言のほうなど観に出かけるような、あるいは『武道館!』([3344])だというくらいの遠出をイメージするとよいのではないでしょうか&本当でしょうか。
> Sports facilities
なんと、ここで初めて「noise pollution」が挙げられます。競技場は騒音の発生源なんですね、わかります! 住居地域からは離すようにとのこと。
> Parks
> Parks increase the quality of life and provide a good balance for areas with high levels of noise and emissions.
こう、都市工学の教科書でも読んでいるかのような説明だと思いまーす。(恐縮デース。)わかりやすい例としては、東北新幹線の沿線の緑地帯ですね、わかります! 「areas」とのことで、用途の異なる地域(地区)間の『緩衝地帯』として「Parks」を配置せよとのこと。ハハー&ぎゃふん。当然ながら、「quality of life」も数値で明示的にモットモラシく評価されて、個々の建物ごとにモットモラシく表示されるのですよ。見た目だけで「このへんに公園がほしいかなぁ」などと…とんでもない!
・(参考)横浜市「駐車場について指導する立場」のイメージです(1989年9月)
http://www.city.yokohama.lg.jp/seisaku/seisaku/chousa/kihou/103/kihou103-030-039.pdf
> 図‐1 駐車場確保率についての累積グラフ
> 表‐2 他都市の共同住宅の駐車場確保に関する指導等
> 表−3 首都圏主要市区町村のマンションの駐車場設置義務(1989年3月現在)
> 建築局企画指導課
> 同局同課
★「Parking management」を読み解く
マニュアルの順番としては飛びますが、駐車場でございます。
※わあぃ**不動産([3344])。わあぃ**プロパティーズ([3271])。それに京葉線の複々線化用地が**臨海鉄道の駐車場っ([3356])。
・同「Manual」
> (13ページ)
> Parking facilities
> you should ensure good parking space coverage in your city
> (18ページ)
> Parking management
> Parking guidance systems
> Charges
> (25ページ)
> 2D map
> Parking space
> Bad coverage is denoted by red, while good coverage is denoted by green.
> (32ページ)
> your parking business
まさに**不動産、**プロパティーズっぽい「わが社の駐車場事業!」ですね、わかります!
本件ゲーム内での駐車場は、▼規模を選んで設置する、▼近くに並べていくつも設置するという形で「増設する」というアクションによって「駐車場確保率」を達成しつつ、▼案内システムの有無を選ぶ、▼撤去する(※)といったアクションを通じて、適度な利用率で利用されるようにするという綱渡り…いえ、バランスさせるというところに『味!』がございます。(個人は感想です!)
※「パーク&ライド」への転換が進んだら、減らせる場所もあるかもですよ、の意。わあぃ千葉ステーションビル駐車場ビル(駅ビル駐車場)っ([3351])。駐車場がヘリポートにもなるんだとかなんとか…いえいえいえ、本件ゲーム内ではそのような想定は盛り込まれていないと認識いたしております。…ぎゃふん。
「Parking management」の画面から「Charges」が変更できるということですが、駐車場の利用率が大きく変動したり、むにゃーっとてきとーに選んだ特定の駐車場だけ『大巾値下げ!』したりすると、どこにどう影響がおよぶのか予想しきれず、ちょっとコワイですね、わかります! …たぶん。
そのような、現実には容易に確かめられないようなことも、ゲーム中では(あくまでゲーム内で模擬される指標の連動だけに留まりますが)実感的に試してみることができそうです。
※おおー、確かに『シミュレート性が高い』ですぞ、と、駐車場1つをみても実感できそうです。日ごろ、特に疑問にも思われない駐車場こそが、実は難しいのですよ…などと我々『したり顔!』でいいさえすればぎゃふんでぇす。(たいへんメッソウでございました。)
・(参考)日経BigData「タイムズ24、カーシェアで年間10億円超の利益」(2016年6月9日)
http://business.nikkeibp.co.jp/atclbdt/15/258673/060300116/
> 車や駐車場、家などの遊休資産をいつでも利用できるシェアリングサービスはビッグデータビジネスそのものだ。
> カーシェアリング用の車両には各種のセンサーや通信機能が搭載されており、位置や速度、ドアロックなど様々な状況(データ)を稼働中にリアルタイムで取得して把握できる。目標とするKPIを達成したかどうかがすぐに分かるので、改善に素早く動けるのだ。
> 上げたいKPIとして代表的なものは、稼働率(平日、休日、夜など)やエリア会員数、クルマの燃費だ。下げたいKPIは、コスト(燃料費、修理費や保険料などの事故関連費用、コールセンターの運営費用)、事故件数、コールセンターのコール数、入電率など。ちなみに入電率とは「カーシェアの利用件数に対するコールセンターへの入電数」。カーシェア1回のサービス利用で、会員から何回電話がかかってくるかを見る指標である。会員は、何かあるとコールセンターに電話をかける。このKPIが確実に下がれば、満足度は上昇しているとみることができる。
> 「日々収集されるデータを見ていると、企業によるカーシェアの使い方が見えてくる。その使い方を横展開することで新規の法人会員獲得につなげている」
・「大巾値下げ!」のイメージです
http://www.taka.g-packs.com/upfile/13-4095.jpg
★「Traffic-technical buildings」を読み解く
ここまで踏まえまして「Traffic-technical buildings」のほうを見てみます。
・同「Manual」
> Traffic-technical buildings
> the buildings required for the various alternative traffic concepts
> You will also find the tool for constructing parking facilities here.
> (14ページ)
> the alternative traffic concepts
> Personal Travel Assistant (PTA)
> Mobility center
> Passive navigation
> Active navigation
> Car sharing
> Advertising
…既にVICSセンターといって読み解いたつもりになりましたので割愛します&草々。
★「Traffic services」を読み解く
・同「Manual」
> (16ページ)
> Finances
> Fleet
> Line information
> Customer services
> Human resources
> Advertising
> Fares
という順番の画面構成にはなっているんですけれども、真っ先に「Line information」で「路線を作成」したいですよね、わかりますわかります。とりあえずは何も触らずとも、そして「Finances」を気にすることもなく、バス停2つ、バス1台の路線をつくってしまえばいいんですよぉ。…やだなぁ。「Finances」は気にしましょうよぉ。(明るいところでのうのうと…恐縮です!)
> For this purpose you will see all the lines available in your city with the relevant important information, and you can set them as follows:
…といって、その実、「Edit line」「Set interval in minutes」「Vehicles」といって、もっとその実、どこぞのAと称するゲームのようには「緻みつ」な操作を要求されず、概念的に「路線を作成」できます。とってもエレガントだなぁ、うん。
※具体的な運行のクロウは現場に任せてのうのうと…的な図式でもあるのかもしれず、一概にスバラシイともいいきれませんが、勉強のためには最も上のひとや、(人ではなく法人としての)仮想的な視点で見るのが好適(=後編で最後述の『省察』)です! …たぶん。わあぃ仮想踏切([3155])…じゃなくて、仮想理事長っ!! …ゲフンゲフン。
> Customer services
> Dynamic passenger information at stops/stations.
※わあぃバス停の電光掲示板に接近状況を配信だっ。***電光掲示板**き!
> Providing information on the Internet
※わあぃわが社もホームページとかいうものを1つっ。***わが社もホームページとかいうものを1つ***。
> information terminal at stops/stations
※わあぃキオスク端末っ。***キオスク端末…見たことないかも([2864])。
それぞれがどのように『効く!』のか述べられていませんが、順に、▼直近のバス・列車の情報だけをその場で表示(現に公共交通を選んだ客だけに役立つ)、▼時刻表、路線図、運賃の情報を事前に提供(自家用車でなく公共交通を選んでもらうのに役立つ)、▼路線網の検索と適切な列車の選択までサポートしてくれるっぽい(よりパーソナライズされる)といって、しかるべき『効きかた!』が模擬されるのかなぁ、と期待されます。
といって、こういう話は10歳や12歳では納得がいかないもので、このゲームの中で(グラフィックやサウンドとして)これらの「customer services」が描写されるわけではなく、すべて「…という設定!」というものです。しかし、数値(シミュレーション)の上では、確かにきちんと模擬されているはずだといって、これらをオン・オフしながら公共交通の利用状況の変化を観察してみよう、などと教材すればいいのかなぁ、と早合点してみます。本当でしょうか。
※こういう、「即物的」でなく「概念的」な部分で、Aと称するゲームはかなりアレだといって、わあぃプロ! …ゲフンでした。
> Fares
いじれるようにしてはあるのだけれど、やたらと変えると利用者が怒る(react angrily)ので注意ですぞ…と書かれています。
> Human resources
> your service quality
人員配置を部門別にナニできるとかなんとか。赤くならないようにしておきましょう。うん。「100%」を大幅に上回って手厚くしたからといって、さほど「ありがたみ」はないように読めました。本当でしょうか。…いやいやいや、交代の運転手が控えていれば安心して体調不良を申し出ることができましょう。
※本件ゲーム内で運転手が体調不良を申し出るということはないようです。念のため。
・(参考)「仮想理事長」にかかるシミュレーション外一式
http://e-sumigokochi.com/column/%E4%B8%AD%EF%BD%9E%E5%A4%A7%E8%A6%8F%E6%A8%A1%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%81%AE%E7%AE%A1%E7%90%86%E7%B5%84%E5%90%88%E9%81%8B%E5%96%B6%EF%BC%88%EF%BC%94%EF%BC%89%E7%90%86%E4%BA%8B/
> できることならファシリテーターを1名つける
★「City administration and finances」より「Subsidies」を読み解く
・同「Manual」
> Traffic regulations
> set the level of penalties for parking violations
> General tax and VAT
> Traffic taxes/car and energy taxes
自動車税とガソリン税ですね、わかります。
・「付加価値税」
http://www.tourism.jp/tourism-database/glossary/vat/
> EU加盟国は必ずVATを導入するようになっている。
> 日本からの旅行者は、購入額が一定の基準額を超えればVATが返還される。商品を購入した店でパスポートを提示し免税手続き書類をもらい、EU圏内の最終出国空港で払い戻し手続きを行う。
・「交通整備財源としてのフランス型交通税に関する基礎的研究」
http://library.jsce.or.jp/jsce/open/00035/2001/56-4/56-4-0093.pdf
『交通税』といってしまうとよくわからなくなりますが、『(多くの従業員に通勤させて)通勤ラッシュを起こしたdeしょー』的な意味での『通勤税』を事業所に対して課すものだと理解できそうです。そういう、日本にはない税制も本件ゲーム内で模擬できます。…たぶんスバラシイ。
課税でなく助成するほうも見て、バランスしてみましょう。
・(再掲)「Subsidies」のイメージです
http://www.mobygames.com/images/shots/l/203432-mobility-a-city-in-motion-windows-screenshot-by-subsidizing.jpg
・同「Manual」
> Subsidies
> to subside the purchase of the various environmentally-friendly passenger car types, thus increasing public willingness to purchase such a vehicle.
※willingness:意欲⇒購買意向。
わあぃ高加速バウチャー! まさに「subsidy」ですね、わかります!([3348])
> to give your inhabitants money to purchase a computer for teleworking, thus increasing the number of home offices in your city.
わあぃテレワーク! コンピューターの購入費用を補助すべく『給付金!』が降ってくる(=降らせる)ですとぉ!? わあぃ給付金。…給付金ですね、わかりますッ。IPアドレスを付与できるビールサーバーを買おうだなんて、とんでもない。うん。
> The last item lets you create an incentive for foregoing private cars by granting a subsidy in this regard.
※incentive:インセンティブ、foregoing private cars:前述の自家用車⇒(ここでは「such a vehicle」を指す?)、regard:観点。
(比ゆ的には)エコプロダクツ展に出展と称して事実上の啓発を行い、エコドライブの普及といって普及率を数値目標にしない限りは事実上の啓発であり、そのような(略)エコモ財団の「交通環境対策部」が取り組む一連の啓発事業を「追体験」したつもり…に、チェックボックスのオンとオフを切り替えるだけで思いを至らせようとまでいいますか、いっちゃいますかっ。(いくら想像に頼るといっても、14歳〜17歳の社会経験では)…ちょっと無理があるかなぁ。
※これからは『1部上場!(わあぃでっかいどう!!)』より『キッザニア出展!(新しいカテゴリの業態をつくるっ!!)』を目指す時代ですぞ★…などと(略)。
・(ちっとも参考ですのん)「『laidつきビールサーバー』などない」のイメージです(2010年5月22日)
http://okwave.jp/qa/q5911267.html
※「販売店のすすめ」でコンピューターを買いさえすればテレワークできたり、C/Sを組めたりなんて、とんでもない。
・公害地域再生センター(あおぞら財団)「職場体験実習(中学生)」(2014年9月〜2016年9月)
http://aozora.or.jp/archives/category/jimu/syokubataiken
おおー、公益財団法人を「体験先」に選ばれるというのはスバラシイですぞ。もともと「**教室」など開催されている財団なら慣れたものでありましょう。本当でしょうか&エコモ財団はどうなんでしょうか。
一方で、「『子どもさん』の『相手』は『キミたちの仕事』だろう?」的に「**教室」の担当部署にすべてをまるっと…いえ、一任されてですね(略)というのでは、いまいちだと思うんです。
実習の初めに「エラい人!」のお話があるのかとか、組織図の説明もあるのかとか、新入の職員と同じように総務部の人に世話していただきながら職員証の顔写真を撮りに行ったりするのかとか、そういうメタな部分(総務部以外の部署の業務としては本質的でないけれども、職場を成り立たせている土台の部分)も抜かりなく体験できてこそ『職場体験!』だと思いまーす。(恐縮です。)
> あおぞら財団に着いて最初にしたさぎょうは紙をおってふうとうにいれるさぎょうでした
…うーん。…うーん。おきなさい、おきなさい、きょうはあおぞらざいだんにいくひ…ゲフンゲフン。あくまで建物としての「あおぞら財団」と認識なさっていると見受けます。入口には守衛さんがいてはってですね(略)げんきよく所属と氏名を…そこからですかっ。
後編([3358])に続きます。
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