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【研究ホワイトボックス】

研究を楽しく「追体験」! 真っ白のキャンバスに虹色の未来を描く方法、教えます。
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発行:2017/8/3
更新:2020/2/21

[3521]

【研究ホワイトボックス】

研究ホワイトボックス(19) ハイパー・ゼロ:質問! その前に…


たわし残念な回答しか引き出せない質問とはにわ(談)
「参考図書」を活用しよう
いつかどこかで「質問応答システム」とは違うのだよ(談)
【49,702,492,950,000】見落としていた「放送を終えて」「TOP100」を見直す(談)【高精度カシオ】

(約19000字)

 うーん。[3514]の続きです。([3514]のほうは、先月23日の初出後、同30日まで追記を重ねましたが、追記するのは終わりにします。…「約53000字」にまで膨らんでしまって、実にもーしわけないっ。)


☆たわし残念な回答しか引き出せない質問とはにわ(談)


・ITmedia「『AIに聞いてみた』の疑問点を「NHKに聞いてみた」 “AI”から受ける印象と実態の「ちぐはぐさ」」(2017年8月2日)
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1708/02/news035.html

 おぬし、一種『足元を見られ!』て、「ゾンザイな回答」しか得られていないでしょ。んだんだ。(※キョーシュクですがストレートな印象でございます!)

 > 「ディープラーニング」や「パターン認識」を使ったという漠然とした情報だけでは、それでどういう計算をしたのかは分からない。「計算には電卓を使用した」というのと本質的に変わらない。式が正しければ正しい値が計算できるかもしれないが、どんな式を計算したのかが伝わってこなかったのだ。

 …うーん。…うーん!!

・「式」というのは比ゆ的な表現ですよね。…ですよね!!(棒読み)
・おっしゃりたいのは「フローチャート」や「ブロック図」でシステムの概要をグラフィカル(≠ヴィジュアル)に説明してほしいという、そういうことですよね。…ですよね!!(棒読み)
・ものすごく、ものすごーくかんたんに描けば、木下製粉さんの図(=以下に再掲)みたいなのがほしいってことですよね。…ですよね!!(棒読み)

※逆に、仮にTensorFlow™を使ったとすれば、その部分はまさに電卓であるので、電卓を分解して見せろとか、そういうことはいう必要がないともわかります。(※TensorFlow™を使ったのだろうというのは、わたしの勝手な想像ですので、あしからず。でもまあ、現実的には使いたいですよね、の意。)浜松ホトニクスのような高度な分光器メーカーあってのサタケさんや静岡製機さん([3519])なんですよ。同じことですよね。

 > ITmedia NEWS編集部はNHKに質問状を送った。その回答が届いたので

 質問するまでもなく[3514]の内容は承知(もしくは勝手に想像してそれなりにナットク)しておかなければ、それより詳しい話には進めないという前提でございます。何でも質問しさえすれば懇切ていねいな回答がもらえるだなんて、コレハヒドイ。(※見解です。)

※具体的な予想をしてから質問せねばなるまいて、の意。「わたしたちぃ、ぜんぜんちっともわからないんでぇ、ぜ〜んぶ? 教えてくださぁい♡」…とんでもない!(棒読み)

 > 一般に、新しい研究結果は論文とともに発表される。
 > 内容の透明性のために、論文で公開する意思はないのか。「現在のところ予定していない」とNHKは回答した。

 …えーっ。法人相手に『意思』とか、いっちゃいます? …えーっ。さりげに「予定」と言い換えて回答するクロウがシノバレそうです。(※あくまで一般的な推察です。)

 番組制作のチームの仕事は研究成果を出すことではなく番組を作ることであって、(バラエティー形式であってもなお)報道番組である「NHKスペシャル」のチームとしても、研究ではなく報道が目的なのであって、ここでいう「NHKがAIを(独自に)開発」というのは、一般に「ウェブサイトを開発!」「システム開発!」というときの「(内製で)開発」と同じ意味なんですよ(※)。(技術としては)新規性がないので論文にならないんですよ。もし(番組制作上の)何かを報告するとしたら、放送業界のジャーナルに技報やノートとして投稿なさるんですかねぇ。そのためには、少なくとも「全7回(予定)」の放送を終えて、番組が完結することが前提ですよね。…たぶん。(※途中の段階では報告のしようがないのでございます。「中間報告」するにも3回は放送を終えてからですよね。んだんだ。逆にいえば、そういうスパンでしか自己検証や報告などしないよということが、あらかじめ宣言されているのが「全7回(予定)」だという…その発想はなかった! …いえ、ありますってばぁ。)

※「独自のAI!(ひとあじちがうよ☆おいしいよ)」でなく、「独自に開発!(みてみて☆ひとりでできたよ)」なんですよ&そっちですよっ。(=そのように読めますよね、の意。)

※ということから、(比ゆ的には)被験者実験の協力者に払う謝金や、インターンシップの学生に払うささやかな時給くらいのソレ(=社会保険なし!)だけで「AIを開発」されたということなのだろうと早合点してみました。…違うんですかねぇ。大学の研究室で「教育」と「研究」の境目なく(学生としては無給で=タイムカードもなしに!)開発に『従事!』するのと比べれば、はるかに“まとも”なのではないですかねぇ。…ギクッ。

・NHKのページより
 > NHKは世界にも例を見ない「社会問題解決型AI」を開発した。
 > NHKが独自に開発した「社会問題解決型AI」

 うん。「独自に開発」ですよね。「世界にも例を見ない」のは、「データ」を含めての「アプリケーション」としての「システム」ですよね。近年ほとんどのAI(アルゴリズムまたはシステム)が「(目先の)特定課題に特化!」したAIであるのに対して、課題を特定せず社会問題全体を解かせよう(制約関係を解決して構造化してみせよう)というのを「世界にも例を見ない」と表現するのは、まあ、よさげですよね。少なくとも経済学のひとが同じことをしていなければ、経済学としては「ほぼ初!」ともいえるかもですが、非英語文献を見落としている可能性があってコワくてコワくて「世界にも例を見ない」という程度の表現に留めておくというのは無難ではありますよね。うん。(※ほぼ推定です。…『ほぼ』!)

 ここでいう「社会問題」というのは、数学でいう「制約」のことを言っていて、まさに数学の問題なんですね。それを解いてみせるAIなんですよね。…じゅうぶんに解けているではないですか、ええ。(※見解です。)

・「制約論から見た洞察問題解決における個人差」心理学研究(2003年)
 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy1926/74/4/74_4_336/_pdf

・「洞察問題解決の制約緩和における潜在的情報処理」Cognitive Studies(2006年)
 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcss/13/1/13_1_136/_pdf

 > この結果に満足することなく,これからも努力を続けていきたいと思います.このたびは大変ありがとうございました.

 えー…。(略)わあぃ『千葉支社には強いインサイトが必要な時期!』([3517],[3238])っ。ひとが解く場合のソレについては認知心理学でございます。これをかんたんとみるかむずかしいとみるかで、これと同じことができる計算機を「人工知能」と呼ぼうとするか、呼べないと考えるかが分かれてくるのだろうと、こういうわけです。

・…東洋経済オンラインなんですけど!『千葉支社には強いインサイトが必要な時期!』みたいなの付近
 http://toyokeizai.net/articles/-/179211

 > **側から筆者に「JR東日本が内房線で行うダイヤ改正の詳細を知っていれば教えてほしい」という話があった。**市は、記事中で触れている内房線系統の普通列車廃止について、具体的にどの列車が廃止になるか、ダイヤ改正を1カ月後に控えた2月に把握できていなかったのである。

※市の職員がそういう話をしてはいけない感じかなぁ。うん。(棒読み)そして、そこは県(以上)のレベルだと察してゾンダッハ! 市の職員としてはゾンダッハしながら黙って待つしかないところ、(仮には首長などが)待ちきれなくてああだこうだと、まったく無関係のひとに話を聞こうとしちゃうんですねぇ。…そういうレヴェルなんですねぇ。(※あくまで私見です。それでいいんだとか、そのほうがいいんだという考えもございましょう。)

 > JR東日本としては決定したダイヤを沿線の自治体に連絡し、その結果を受けて作成された要望書を受け取ったことで話し合いが成立したととらえている節が見られる。

 コメント欄にもありますけどジェイアールバスその他も利害関係者ですよねぇ。(棒読み)内房線を減便しておけばバス会社を短期的に活気づけさせ、道路整備の根拠として使えて、道路の整備が一巡すれば、こんどはバスを減便して内房線の整備の根拠に使え…ゲフンゲフン。やだなぁ。…実にやだなぁ。(棒読み)

※あくまで邪推です。「穴川を重複計上?」([3449])も参照。

[3449]
 > 駅ごと、あるいは立地する自治体ごとに細切れで都合よく需要(見込み)を計上