・「鍛冶ケ谷トンネル(栄区)」「日野第2トンネル(港南区)」「日野第1トンネル(港南区)」を確かめる(1973年) ・「港南台トンネル」とは(仮) ・『日野第3トンネル』を「港南区」(1969年10月)で読み解く ・鉄建建設「横須賀マンション」を遠目に眺めながら「港南台中央公園」で「日野第1トンネル」を愛でる【横須賀線逸見トンネル影響解析あり】
(約16000字)
港南台それに根岸線ならびに横浜市の(地域ではなく市勢としての)話題であります。
※貨物線としての根岸線・高島線については[3390]を参照。「イギリスの港南台駅」([3154])も参照。
・[3409]
> 『要出典!』だらけです。(略)
> ウィキペディアも、やがてはウィキペディアの責任において、(直接の)出典のない事象を直接(⇒1文単位や1段落単位で出典を求めるのでなく)、解説していかなければならない局面に入っていくのかもですよ。そこまでの責任、ウィキペディアが負えるのでしょうか。『謎』です。
後編([3411])では、前編([3413])・中編([3412])を踏まえて、ウィキペディア「港南台駅」における「駅構造」「歴史」の記述を『斬って』みますが、まあ、じぶんが斬れるのだろうなぁとの感触をあらかじめ共有しようではありませんか。
・「市勢」
https://kotobank.jp/word/%E5%B8%82%E5%8B%A2-519825
> 市の人口・産業・経済・施設など各分野の情勢を総合的にみた状態。
・ナビタイムさーん!「みすたーどーなっつこうなんだいばーずしょっぷ」の用例ですよぉ。
https://www.navitime.co.jp/poi?spt=06002.1382
> みすたーどーなっつこうなんだいばーずしょっぷ
> ジャンル ミスタードーナツ
(比ゆ的に)買ってきて取り付けたデータ([3303])を流し込んだ結果を目視で確認していないって、こうですね! わかりますわかります。…きわめてなんだかなぁ。
※目視したところで、(使う側で)データを修正できるわけでもないというのが「買ってきて取り付けたデータ」最大の弱点にございます、の意。
以下、あえてもどかしくGoogleストリートビューを参照しながらトンネル見学ツアーのようなものをもよおしてみます。うわぁもよおし…いえ、白衣のポケットから砂時計のほうなど取り出しながら「それはさすがにもどかしすぎる」とおっしゃる理系なかたあらば、次項へ飛んでください。レッツうぃーきゃんふらい。(違)
☆「鍛冶ケ谷トンネル(栄区)」「日野第2トンネル(港南区)」「日野第1トンネル(港南区)」を確かめる(1973年)
そして、どーなんだいといいながら本郷台でございます。
・Google ストリートビュー 根岸線「鍛冶ケ谷第3ガード」(1972年3月)・「鍛冶ケ谷第2ガード」・「鍛冶ヶ谷第1架道橋」付近
https://goo.gl/maps/SHfK2qVEzU92
https://goo.gl/maps/oVsaoLd4mzJ2
https://goo.gl/maps/mfTPLs5pfWL2
https://goo.gl/maps/WrqDBMWwQPu
https://goo.gl/maps/wWeBRxmx6sz
https://goo.gl/maps/XGPdXY597Fk
https://goo.gl/maps/Ga3Dmod35Cz
(本郷台駅からみて)「鍛冶ケ谷第3ガード」すぐ先のトンネルが「鍛冶ケ谷トンネル」とみられ、鉄道のトンネルとともに、道路もボックスカルバートならびにトンネルっぽくなっております。
※土木の部材としてボックスカルバートを使うことと、そうして構築された構造物を「隧道」と称するかどうかは別の理屈にございます、の意。ここでは、ボックスカルバートのほうが「第1隧道」、丸いほう(!)が「第2隧道」のようです。(銘板は未確認ですので、どうぞ現地で確認ください。)
※根岸線のトンネルの坑口は、Googleマップでの表示を信用する限り、大船方は「栄区柏陽26」、横浜方は「栄区鍛冶ケ谷2丁目10」とのこと。
それらは「鍛冶ケ谷西公園」の一種『駅勢圏!(この公園を近隣公園とすることができる宅地の範囲!)』を最大化しようという公団の粋な計らい…いえ、動線の設計のようだとわかります。わあぃなんということでしょう。(棒読み)
※(現在の表示でいう)「鍛冶ケ谷2丁目9」から「鍛冶ケ谷2丁目11」までにわたってお寺さんの山が1つあって、そのうち、根岸線のトンネルの坑口のために削る部分と地山のまま残す部分が「鍛冶ケ谷2丁目10」、「鍛冶ケ谷西公園」にする部分が「鍛冶ケ谷2丁目11」と分けられたやのような気配が漂います。(あくまで気配です。)地山のままとはいっても、トンネルの土木との兼ね合いで、斜面の管理は鉄道側が行なっているのではないかと推定できそうです。(あくまで推定です。)また、そのための「鍛冶ケ谷2丁目10」との付番でもあるのではないでしょうか。(まったく外形だけからの推定です。)
・「都市公園の種類」
http://www.mlit.go.jp/crd/park/shisaku/p_toshi/syurui/
「鍛冶ケ谷西公園」の(都市公園としての)面積は簡単にはわかりません(集会所も併設されています)が、1500m2はかたいとみられます。おお、面積からして「近隣公園」ではないんだとわかります。「街区公園」としては「誘致距離250mの範囲内で1箇所当たり面積0.25haを標準として配置」とのことで、道路がなければ別の街区公園が追加で必要となるところ、1箇所でまかなっているということはないでしょうか。本当でしょうか。近くには「鍛冶ヶ谷中居公園」「小菅ケ谷石神公園」「小菅ヶ谷三丁目公園」「小菅谷第四公園」それに「新大船幼稚園」(※1957年に開園とのこと)があり、大きな公園としては「鍛冶ヶ谷南公園」がみられます。
※わあぃ新大船。***新大船***。新木場については[3239]、新茂原については[3285]、新稲毛については[3239]を参照。我々「カモメのような顔!」で「らじゃー!」といってですね(略)。
・(個人のブログ)「カモメのような顔(※らじゃー無)」のイメージです
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/f8/fa1267827f3d172da6b6a8314183be92.jpg
http://blog.goo.ne.jp/akatikiohana/e/90905cfc60dd6be567e1a4f087bc0f2f
・横浜市栄区「公園」の一覧です
http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/park/aigokai/aigosakae.html
・Google ストリートビュー 根岸線(計画上の)「日野第3トンネル」付近(推定)
https://goo.gl/maps/ArHeGnXdqbn
https://goo.gl/maps/Vr5Ma7oxSzF2
https://goo.gl/maps/QevD1qutC6m
https://goo.gl/maps/WTYcoHr75RA2
すぐに続いて、港南台駅までの長いトンネルに入ります。そして…うーん! 「日野第*T」と縦書きされている…気がする! そして、「第1」はどこですかっ&どこなんですかっ。
※Googleマップによれば、大船方の坑口は「港南区日野南7丁目28」とのこと。
・同 「せきれい団地交差点」付近
https://goo.gl/maps/rAyPdgJ54pH2
https://goo.gl/maps/E6D4EHph6E92
おおー(諸事情により略)「JR電話」のついた換気塔らしき円筒形状のコンクリート構造物が見えるぞう。なるほど、(大船方から見て)この地点で山岳トンネルとしての「日野第3トンネル」(※計画上の呼称です=後述)は終わっていて、ここからは…ゲフンゲフン…のため開削っぽい箇所を挟んで、つまりは別のトンネル(「日野第2トンネル」)という扱いになっていそうだと推定されそうです。そもそも、ここが山岳トンネルの掘削の基地(発進側)でもあったはずですね。本当でしょうか。
・同 「タイムズJR港南台」(「ジェイアール東日本都市開発」)付近
https://goo.gl/maps/wzcE5n3YymK2
https://goo.gl/maps/mzLQ2GchdEP2
https://goo.gl/maps/Ma9re2BEqBR2
わあぃ「タイムズJR港南台」っ。あらわになった構造の前で腕組み…じゃなくて、駐車場に着目しさえすれば権利関係のほうなど具体的に調べるまでもなく簡易な決めつけができるというものです。(もちろん、正式にはきちんと調べてください。)ここが、「日野第2トンネル」の横浜方の坑口だと思われますが、とっても植栽で覆われていて、沿線からは銘板が見えない感じですね。わあぃ先頭車両。***先頭車両***。
・YouTube 「鍛冶ケ谷トンネル」から「日野第1トンネルまで」
https://youtu.be/2-txU1VG03g?t=3m47s
映像では、「港南台中央公園」を通るトンネルの銘板に「日***…」と縦書きされて…本当でしょうか。このトンネルは「港南区港南台3丁目5」で完結しており(この区画には「南部公園緑地事務所」を含みます)、おお、「港南台」との地名が付く前の「湘南日野駅」と仮称されていた時点にあっては、このあたり一帯はすべて「日野」であったと思い至ります。なるほどなるほど、「日野第1トンネル」と「日野第2トンネル」の間に割り込んで「港南台トンネル」があるというのは、本当でしょうか。
※後述のように、横浜市の都市計画図を参照すると、確かに「港南台トンネル」と書かれてあるんですけれど。トンネルの名称が連続していない経緯が知りたくなってまいります。
☆「港南台トンネル」とは(仮)
・Google ストリートビュー 「港南台トンネル」付近
https://goo.gl/maps/MwmgWj3hJmE2
https://goo.gl/maps/uR18PqieqPT2
https://goo.gl/maps/n54P8B3MmMo
※「港南台駅前」交差点に接する、本郷台方の跨道橋は「四反田橋」との名称にございます。「昭和四十八年一月竣工」との銘板も見られます。1973年1月ですね。
駅舎は駅舎であり、「四反田橋」は跨線道であって、港南台バーズとダイエー港南台店の間の広場とも通路ともつかない場所の契約関係など複雑そうですが、基本的には「道路」としての「交通広場(駅広)」に属する「歩行者専用道路」(すなわち道路)との位置づけのほうなど想像されてきそうです。おお、本件についての問い合わせ先は港南台バーズやJRや横浜市でなく、道路の部署ですぞ、と思えてきそうですよ。本当でしょうか。
※港南台バーズやJRや横浜市に問い合わせても「わからない」の1点ばりに決まっています! …などとですね(略)。どこに問い合わせるのが正しいのかを突き止めるのが先決だということです。
・横浜市 港南土木事務所「四反田橋」
http://www.city.yokohama.lg.jp/doro/iji/kubetsu-douro/h21/download/h21sd06kounan.pdf
> 四反田橋(高欄補修)
> 錨橋(高欄補修)
> 宮田橋(高欄補修)
※いずれも根岸線の上に架かる跨線橋です。四反田橋を挟んでの道路としては「3.4.4」との名称であることがわかります。公園の名称としても「四反田公園」「港南台宮田公園」がありつつ、「錨」って、あれですか、かもめとちどりという海鳥に挟まれて港のイメージですか&たぶんそうですよね、といって疑いもしませんです。はい。「いかりばし」「昭和四十七年六月竣工」、それに「みやたばし」「昭和四十七年五月竣工」との銘板にございます。1972年ですね。「錨橋」だけは日本住宅公団の団地内のソレ(という費用負担)なのでしょうか。(あくまで想像であり、確認が必要です。)
・Google ストリートビュー 「日本市街地開発」付近(推定)
https://goo.gl/maps/92bAznD8T992
https://goo.gl/maps/ETcXRFk8B7q
https://goo.gl/maps/qhq47aecvEG2
https://goo.gl/maps/PSep5P4o9Jp
https://goo.gl/maps/pvF7GD4b2e72
https://goo.gl/maps/sErhuWZQpxC2
https://goo.gl/maps/BnVTwKxmof22
https://goo.gl/maps/FXo5W7uufdv
https://goo.gl/maps/5wjRF2RKKc12
https://goo.gl/maps/XAoefbVQnSv
https://goo.gl/maps/Er7nSdpCwtH2
https://goo.gl/maps/sQYmGbGc1Px
https://goo.gl/maps/UHSjHhQtuWu
https://goo.gl/maps/1NxGZCVdHkT2
※▼「消火栓」と書かれたマンホールがいきなりあるのは日本市街地開発さんの敷地かなぁ(当然、マンホールの下の空間も使っているということですね)、▼素朴には道路に見えても「公道」ではない箇所もあるのかなぁ(日本市街地開発さんもしくは日本住宅公団の敷地内の「車路」を一般に開放しているだけ?)、▼根岸線にかかる洋光台方のソレは「橋」ではないらしい(そもそも道路ではないらしい&「欄干(高欄)」ではなく網状のフェンスになっている&舗装面につなぎ目がみられない)、▼線路沿いのフェンスとガードレールのすきまに「駐車禁止」の看板をたてられる程度には、このあたり日本市街地開発さんっぽい(?)等々、想像は尽きませんが、あくまで想像です。一方通行や駐車禁止、横断歩道の標識は民地内でもそれっぽく建植できましょうが、信号機はつけられないのですよ&たぶん。信号機があれば間違いなく「公道」です&たぶん。なお、▼「交通広場」(バスバースそれにタクシープール)は公団が整備の上、市に提供されているのではないかとの一般的な推測にございます。
ここで「答えあわせ」を試みます。(ここまで、いかなる工事誌等も都市計画図なども参照せずにのうのうと述べてきました!、の意。メッソウでございました。)
・(個人のページに転載された)「根岸線工事記録」より「第一次工事計画変更線路縦断面図(杉田・新大船=本郷台間)」のイメージです
http://teishoin.net/blog/2009/20091128-02.jpg
http://teishoin.net/blog/003676.html
※図のキャプションが原文ママであるかどうか確認できず。勝手に書き加えてはなりませぬぞ。(一般的な注意事項です。)
(1)「杉田廻り」とするルートで計画(=基本計画)しようとしていた段階(=概略設計)では「湘南日野駅」はまったく検討されず、(2)「湘南日野駅」の設置を前提としてルートを500mほど北へ移しながらも、新駅の駅前の道路の計画が確定しないため駅の位置(停車場中心)が確定していない段階の図が、この図であって、その後、(3)道路の確定によって「湘南日野駅」の位置が確定した、と、このようなタイムラインであろうと読み解かれましょう。
・(参考)「第1203条 設計業務等の種類」「第1206条 設計業務の内容」
http://www.skr.mlit.go.jp/etc/sekkei_shien_siyousyo/pdf/sekkei_2syo_ippan_H21_04.pdf
> 設計業務等とは、調査業務、計画業務、設計業務をいう。
> 設計業務とは、第1112条に定める貸与資料及び第1201条に定める適用基準等及び設計図書等を用いて、原則として基本計画、概略設計、予備設計あるいは詳細設計を行うことをいう。
(1)「杉田廻り」は「調査業務」の成果物(「成果品」)として得られたもので、しかし、いざ「計画業務」としての「概略設計」の段階で「アチャー」のほうなど…ゲフンゲフン…「ルートを500mほど北へ移せばオッケーでぇす」という成果品が上がってきて、「計画業務」だったはずなのに「調査業務」に戻ってましたよ、的なソレを想像するものであります。(2)の「第一次工事計画変更線路縦断面図」は「予備設計」の成果品、(3)が「詳細設計」であるとの認識にございます。(※あくまで現在の視点での早合点であります。)
「第一次工事計画変更線路縦断面図」の図では、「矢部野トンネル」は115m、「日野第1トンネル」は125m、「日野第2トンネル」は395m、「日野第3トンネル」は1245mの長さであると記されています。「鍛冶ケ谷トンネル(鍛冶ケ谷第2T)」については、図示されている長さと記載された数字とが一致していないようにも見えて『謎』であります。この図より後の段階で「湘南日野駅(港南台駅)」(の正式な位置=停車場中心)が盛りこまれつつ、「鍛冶ケ谷第1T」が不要になったとみられます。
※Googleマップの距離測定ツールでは、「矢部野トンネル」は205mほど、「日野第1トンネル」は60mほど、「鍛冶ケ谷トンネル」は245mほどと示されますが、かなり誤差が大きそうなので信用しないほうがよさそうですぞ。本当でしょうか。
※現在、「日野第2トンネル」として知られる長大なトンネルは、上掲の図の段階では「第2」と「第3」に分けて造られる計画であったと読み解かれましょう。なるほど、トンネルの長さが、換気塔を設けなければいけないかどうかの境目にあるとみられ、「第3」として分けながら「明かり区間」を設けたなら、換気塔は不要であったのではないかと推測できましょう。そこを、いやいやいや***が要るのだから換気塔も造ればよいのであって、それなら1つのトンネル(「日野第2トンネル」)にできるよね、と、こういうわけではなかろうかというわけです。(まったく想像です。)
・YouTube 洋光台→「矢部野トンネル」→横浜横須賀道路→「宮田橋」→「錨橋」→「日野第1トンネル」→港南台→「四反田橋」→「日野第2トンネル」→「鍛冶ケ谷トンネル」→本郷台
https://youtu.be/qMaqXySYSao?t=5m58s
ぬおー(略)港南台の駅部に、緑色の銘板らしきものが見えます。なるほど、電照広告がある部分が「四反田橋」の橋脚で、それ以外の部分が「港南台トンネル」であるとわかります。
・YouTube 『港南台トンネル』
https://youtu.be/yd35JFFys04?t=6m50s
ぬおー(略)。お客さまお客さま…じゃなくて、お客さまがいかにも気にしそうな感じに白地に黒字で「港南台トンネル」と書かれた標識がみえます。なるほど、これが見える場所に行ったことはいままで一度もなかったなぁ、と気づきます。6扉車を選んだり避けたりすると、この標識が見えるのかなぁ。うん。
・Google ストリートビュー 根岸線「横浜横須賀道路」との交差部付近
https://goo.gl/maps/9WxerQohLJB2
・同 「矢部野トンネル」付近
https://goo.gl/maps/XRi6kgS8Yhp
https://goo.gl/maps/prkx3FqBRS62
https://goo.gl/maps/hfrwrsPvQr32
※坑口は、「磯子区洋光台5丁目14」と「磯子区洋光台3丁目4」とのこと。「矢部野トンネル」は、全体が磯子区に立地していることがわかります。そして、おおー(略)送電線の鉄塔のあたりこそが本来の「矢部野トンネル」で、道路から洋光台駅寄りはただちに掘割にする計画であれば「115m」であったところ、駅に向かってトンネルを90mばかり長くしていただいてですね…ゲフンゲフン。わあぃ洋光台駅からおよそ300mっ。確かに漫然と掘割にしてはもったいないと思われそうです。
・同 「鍛冶ケ谷第1T」付近(推定)
https://goo.gl/maps/sfNinxKcSEx
※このあたりの地山が、ほんのわずかな距離のトンネルにするのか、削ってしまへーというのかは、だいぶ所有者次第っぽく思えてきそうです。結果としては、宅地として造成されましたと読み解けそうです。
・「港南台トンネル」の用例です
http://www.dca.or.jp/c&d2016/15toyotaroadsafety.php
> 工事実績例
> ・横浜市港南区港南台(港南台トンネル内センターライン)
えー…。
・Google ストリートビュー 横浜横須賀道路「円海山トンネル」付近
https://goo.gl/maps/jHFgSCWuS2K2
道路に「港南台トンネル」なんてあるんですかねぇ。発注者名をぼかすついでにトンネルの名称も誤記したということはないんでしょうかねぇ。もっとも、いきなり「円海山トンネル」といっても、▼アレでしょ、桜の名所で『奈良とか和歌山あたりにあるやつ』? …ゲフンゲフン。あるいは▼ちゃんと知ってるよ☆海沿いで断崖絶壁でサスペンスドラマに出てくるやつ…ゲフンゲフン! わあぃ遠足は円海山っ。
・横浜市「円海山周辺マップ」
http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/green/enkaizan-map/
> この森は住宅地からとても近く標高も低いですが、「山」です。
> 特に、これから日が短くなり、急に冷え込みます。
> 上着や雨具を持ったり、滑りにくい靴を履くなど、ハイキングができる服装と装備で、道から外れないように散策をお楽しみください。
> また、明るいうちに早めに下山するようにお願いします。
※ゆめゆめ甘く見るでないぞよ、とのお達しにございます。ハハーっ!
そして、横浜市の都市計画図を参照すると、確かに港南台バーズとダイエーの間の空間を指して「港南台トンネル」との表示がございます。ほかのトンネルも、ばっちり表示がございまして、「日野第2トンネル」については、2箇所の坑口のそれぞれに表示がございます。(途中にはありません、の意。)
「港南台トンネル」の長さが「105m」というのは本当でしょうか。ホーム上から見えるソレとしては、ホーム部分と、その先(洋光台方で、上部は道路になっている部分)とで構造が異なるように見えることが知られています。
※洋光台方の実質的な跨線道は、歩道も含め幅員13mにございます。この実質的な跨線道の下は、それこそタンクローリーの車列([3158])が橋の上で停車しても支えられるよう、線路の中間にも鋼管柱が並んでいます。この部分は、ホームにはなっていません。
Googleマップの距離測定ツールによりますと、13mの部分を除くと92m
で、そのうち10mは、簡単には帰属のよくわからない空地になっています(=駅舎と接する部分)。また、港南台駅のホームの長さは235mと見積もられます。ホームの上屋(上家)の始点(本郷台方)から測って138m(または148m)ほどが、本郷台方の跨線道および駅舎の下にあたり、列車の長さ(10両編成=200m)としては、残り62m(または52m)が、「港南台トンネル」の内部に停車することになります。ウィキペディアの「ホームは切通しの底にあり、うち洋光台方の半分は港南台トンネル(延長およそ105メートル)の内部に入っている。」とする記述は、うーん。半分には満たないことがわかりました。「港南台トンネル」の内部に停車するのはおよそ3割で、およそ7割は「港南台トンネル」の外部に停車するのです。「四反田橋」の下、および駅舎の下は、通常の駅となんら変わることはありませんから、単に見かけ上、上部が覆われている空間が連続しているからといって、特別視して言及するのは恣意的だということになりましょう。(※あくまで私見です。)
※既に完成した鉄道施設に対しては「切通し」との用語は用いないような気がしてきます。もっと本当でしょうか。
※列車の一部がトンネル内に停車するといって田浦駅([2966])を地下駅とみなさなくてもよい理屈に準じれば、港南台駅も地下駅とみなさなくてよい(⇒換気設備が不要)と想像されましょう。(あくまで想像です。)おおー! ひいては、あえて横浜線の短い編成を乗り入れれば、(いわば『実効値』として)もっとオッケーでぇすといってですね…げっふんでぇす。(メッソウでございました。)なお、8両編成の停止位置は大船方に寄っています。
※もし、仮に「日本市街地開発」(=後述)が所有する土地(高島屋からダイエーまで一続き!?)に「港南台トンネル」と自称する構造物(導入空間)を構築の上、鉄道事業者に貸しているというような権利関係が(現在も)あるのだとしたら、とてつもなく面倒なソレですねぇ。(まったくの想像です。)仮にもそのような理屈であれば、都市計画図に「港南台トンネル」と書かれているとして、これ、「日本市街地開発」(を継承したカイシャ)が所有する建物の名称を表示しているという理屈ではないかと&そっちですかっ!
・Google ストリートビュー 「杉田廻り」付近(推定)・「港南台高校前交差点」付近
https://goo.gl/maps/gR9r2nQNiML2
https://goo.gl/maps/a6Q92sbjYCq
なお、(地図上で線路に対して垂直という意味で)「500mほど南」といいますと、(現在の)「市登録地域史跡「松ヶ崎横穴墓群」」にぶつかると推定されることを申し添えてみます。
・「横穴墓群(よこあなぼぐん)が地域文化財に」
http://www.townnews.co.jp/0112/i/2015/11/26/309854.html
> 松ヶ崎横穴墓群は、横浜明朋高校(港南台)敷地内の西南部斜面に位置しており、1976年当時は上下2段に8穴が確認されていたが、現在は3穴のみ確認できる。
おお、1976年には既に詳細な調査が行われていたんですね。当然ながら、「港南台駅」のためのルート変更が持ちあがる前から、当地で遺跡が出そうだという予感的なものはきっとあったのでしょうね。(あくまで外形的な決めつけです。)
・ウィキペディア「港南台高校」付近
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E5%A5%88%E5%B7%9D%E7%9C%8C%E7%AB%8B%E6%B8%AF%E5%8D%97%E5%8F%B0%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%AD%A6%E6%A0%A1
> 1973年4月1日
「500m」といわれてもよくわからないものの、『元の計画(「杉田廻り」)では根岸線は港南台高校の南側の斜面に沿って通る予定だった!(送電線の都合上!)』などと説明されれば、なるほど感が高まってきそうですよ。本当でしょうか。
☆『日野第3トンネル』を「港南区」(1969年10月)で読み解く
再び「日野第3トンネル」に戻ります。
・港南区「町名の由来」
http://www.city.yokohama.lg.jp/konan/furusato/fr-matiyurai.html
> 港南(こうなん)
> 昭和47年の住居表示施行に伴い(略)地元の要望により区名の「港南」を採りました。
> 港南台(こうなんだい)
> 昭和56年の住居表示施行に伴い(略)日本住宅公団が開発し、地元に通称として使われていた「港南台」を採りました。
> 日野(ひの)
> 昭和60年の住居表示に伴い、日野町、野庭町の一部から新設された町です。東側を日野川が流れ、
あのぅ。「日野町」の由来が知りたいのに、町名として現存しないからといって見出しにないというのはタニンギヤウギ…じゃなくて、シヤクシヂヤウギにすぎませんかねぇ。(※感想です。)
・港南区「日野川流域の歴史」
http://www.city.yokohama.lg.jp/konan/town/hinogawa/hngm-his.html
> 日野川に沿って「宮ヶ谷」「金井」「宮下」「吉原」の四つの村がありましたが、明治に入ると四つの村が合併して『日野村jとなりました。
あのぅ。日野川の名前の由来が…(略)。そして「『日野村j」は原文ママ。小町的にお安いOCR低〜い。お客さま資産を打音…じゃなくて、『目視で確認してマンパワーでダブルチェック』してないのはもっと低〜い。(※推定です。)
・NHK「お客さま資産を叩くぜ☆叩くぜぇ」との声です(掲載は終了しています)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170115/k10010840331000.html
http://web.archive.org/web/20170116161136/http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170115/k10010840331000.html
> 関東地方で自動車の整備会社を営む男性は、およそ20年にわたって複数のバス会社からバスの車検や点検を請け負ってきました。これまで車体の床下は主に目視で確認し、ハンマーではボルトやナットの緩みを確認する程度で、骨組み自体をたたく打音点検は行っていなかったということです。
> 経営者の男性は「バスは高価なもので、お客様の車両をたたくことは、やりにくい部分もあったし、さびはあって当たり前という感覚だった。しかし、ハンマーでたたいたら実際に骨組みが崩れていくのを見て、今は安全のために打音点検をしなければならないと感じている」と話していました。
・はまれぽ「日野川の源流はどこにある?」(2011年10月10日)
http://hamarepo.com/story.php?story_id=542
> 神奈川県の治水事務所にも確認してみるが、源流の場所は把握していないという。
> 連絡先となっている横浜市港南土木事務所に確認してみると、「日野南雨水調整池」に溜まった水が日野川に流れていることがわかった。
管轄が違うから把握していない(する必要がない⇒してはならない⇒個人的には知っていても「把握していない」と回答する)だけなんですね、わかります!
・Google ストリートビュー 「日野第3トンネル」上の最大土被りとみられる地点付近(推定)
https://goo.gl/maps/zvHt13CDXz12
いやー、これが日野という地区ですぞ。駅前で「駅から平たん!」とする不動産のノボリ([3174])のほうなどはたはたと…うらめし…うらやましいぞっ★。(※一般的な坂道のイメージです。)
・同 「日野第3トンネル」と「県道21号線」の交差部付近(推定)
https://goo.gl/maps/9bTV9sseE4J2
https://goo.gl/maps/NFmjELeqX5P2
いやー、いきなりごそっと県道が通っているのが港南台と呼ばれる公団施行のソレですぞ。トンネルに上部からかかる重量(※いえ、それを重量というのです)が違いすぎやしませんか? …それはともかく、ここが栄区と港南区の区境でもあることがわかります。「日野第2トンネル」としては、両端の坑口は港南区に位置し、中間部分だけが栄区を通過するということになっています。なるほど、「日野第2トンネル」を港南区だけな案件(?)にするべく港南区が南西に引き伸ばされたのか、ちょうどそこに港南区(=当時の南区)の端っこがあったのでこのルートで「港南台駅に至るルート」が実現されたのか、そのあたりの順序関係も気になってまいります。
※上掲の(計画上の)「鍛冶ケ谷第1トンネル」を必要としてまで(計画上の)「日野第3トンネル」の大船方の坑口を(当時の)南区に置きたかった説のほうなどノウコウになってきそうな気配ですぞ。(あくまで気配です。)
・ウィキペディア「横浜市」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%AA%E6%B5%9C%E5%B8%82
> 1927年10月1日 区制施行。鶴見区、神奈川区、中区、保土ケ谷区、磯子区の5区を置く。
> 1939年(昭和14年)4月1日 (略)港北区を新設。(略)戸塚区を新設)。
> 1943年(昭和18年)12月1日 中区から南区を分区新設。
> 1956年(昭和31年)9月1日 政令指定都市に指定。
> 1969年(昭和44年)10月1日 南区を(新)南区と港南区に分割。戸塚区を(新)戸塚区と瀬谷区に分割。
> 1986年(昭和61年)11月3日 戸塚区を(新)戸塚区と栄区と泉区に分割。
「日野第3トンネル」の計画の時期が不明ですが、1969年10月より前であることは確実とみられ、その段階では、坑口は南区、途中が戸塚区であったとわかります。その後、「日野第3トンネル」ならびに「港南台駅」を前提とする計画人口の修正などを受けて、「港南区」ができたとうかがわれます。
※そういうのは横浜市の図書館で調べればバッチリですね、わかります! …などと、じぶんでは調べもせずにのうのうとですね(略)。
※栄区については、東戸塚の開発(による人口増)を受けて(≒見込んで)戸塚区と分けられたのかなぁ、と想像されてきますよね。
・ウィキペディア「東戸塚駅」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%88%B8%E5%A1%9A%E9%A7%85
> 駅の保土ヶ谷寄りから品濃トンネルの間には肥田牧場という農場があり、併設のアイス工房メーリアでは牧場の牛乳を使ったソフトクリームが販売されている。また夕方から夜間を中心に、牧場ならではの匂いが漂うのも当駅の特徴である。
うーん。
・Google ストリートビュー 「4Fフードコート」「ここは2Fです」「環2平戸(Kan2-hirado)」付近
https://goo.gl/maps/6tSJtQZsJVT2
https://goo.gl/maps/o8D6JR7bTws
ドムドムもあったとかなんとか。(なぜに過去系だし。なぜに過去系だし!)
※「なぜに××系だし。」において『系』は誤字ではなく、意図的に使用しています。
☆鉄建建設「横須賀マンション」を遠目に眺めながら「港南台中央公園」で「日野第1トンネル」を愛でる【横須賀線逸見トンネル影響解析あり】
そして、「トンネルの上に港南台中央公園がある」とする個人のページも見られますが、いいえ。現在に視点を置けば「港南台中央公園の敷地内をトンネルが通る」、計画段階に視点を置けば「住宅建設に適さない地形の一帯を公園とし、鉄道もここに通した」「恒久的な緑地として整備した」「駅前や鉄道の騒音を封じ込めた」など、複合的な記述になっていそうな気配がございます。さらに、いろいろ端折られた結果としては、「トンネルが通っているから港南台中央公園は将来もずっと公園だよ☆」との早合点すら、あるようですよ。
※トンネルが変形しないようにするための費用を鉄道側から「申し受け」られながらトンネル上部に建物を新築したとみられる事例については[3156]#「横須賀線逸見トンネル影響解析」を参照。
・鉄建建設「CSR報告書2012」
http://www.tekken.co.jp/pdf/report_2012.pdf#page=6
> 横須賀マンション
> 施工難易度の高い傾斜地で
> トンネル上部に建つ横須賀マンションに挑む!
> 「傾斜地」「鉄道」「トンネル」と、まさに土建融合の技術が問われる、当社が本領を発揮できるプロジェクトです。
> トンネル構造物と山留め支保工は自動計測管理を行い、管理値を超えた場合は、関係各所の携帯電話に一斉メールが配信されるよう計測管理システムを構築し、管理を行っています。
> 現在は土工事・地下躯体の構築が終わり、今年の4月には2階のスラブまでコンクリートの打設を完了することができました。しかし1階のスラブ厚さ0.9m、壁厚さ2m、2階の梁幅2mと、傾斜地の偏土圧を建物で受けるため、土木構造物並みの設計となっています。
> 地山掘削後
うーん。港南台中央公園を見て、掘削してみたくてたまらないなどと…そういう属人的なのはよくないと思うなぁ。うん。(メッソウでございました。)
・Google ストリートビュー 「日野第2トンネル」付近
https://goo.gl/maps/fd7pkVk9cdq
https://goo.gl/maps/CBVbYcQEmN32
https://goo.gl/maps/WppoiaNj2YE2
https://goo.gl/maps/E7MwyHGjNWR2
テニスコートから「エネオス」さん、「くら寿司」さんならびに「ファミリーマート松山港南台ガーデン店」さんまで、定期借地っぽい気配が漂いそうです。(推定です。)そして、根岸線のトンネルに近接してガソリンスタンドの地下構造物等が埋まっているというのも、ちょっとコワイかもですぞ。(現在は閉店しているようです。)
・タツノ「サービスステーション」のイメージです
http://www.tatsuno.co.jp/glossary/images/img_01.jpg
http://www.tatsuno.co.jp/glossary/
中編([3412])・後編([3411])に続きます。
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