・「ポセイドンの夢とささやき」とは ・チャイコフスキーたちをたおした!(違) ・『異国情緒』かく語りき(談) ・唐突に「阿部謹也」(再) ・65年前の5分29秒を4分54秒で!
(約25000字)
[5113]などからの続きです。
『社会現象』とまで言われた「ドラクエ3」の音楽について、やや視野を狭めて「バロック音楽」を中心にああだのこうだのと思いを巡らせていたところに、現代の視点をもたらしてくれる最新の演奏会(今年7月)のライブ録音が放送されました。
・(2023年11月9日放送)
https://www.nhk.jp/p/bescla/rs/Z9L1V2M24L/episode/re/MYG9RX7JN9/
> レオニダス・カヴァコス(バイオリン)
> フランス放送フィルハーモニー管弦楽団(管弦楽)
> フランス国立ユース・オーケストラ(管弦楽)
> ミッコ・フランク(指揮)
16歳から25歳の「ユース・オーケストラ」を指導しながらの「意欲的なプログラム」との評。変化に富んでいて飽きずに集中力が保てる何らかの限界。25歳までのひとのそれに合わせた何か。錯覚かもしれませんが聴衆のほうも、少し手が小さいというかみずみずしいというかハリがあるというか、12歳から19歳くらいの拍手(が、一般の演奏会よりは多い割合で混ざった感じ)のように聞こえた。たぶん錯覚や先入観だとは思うのですが。
そして、演奏会のプログラムがどことなく「ドラクエ3」じみている。指揮者は1979年のお生まれということだから、ビデオゲームの類をまったく知らないとか嫌いだとかいったことはないだろう(と思いたい)。「ユース」というところに特に着目していえば“教育的”である。実に“教育的”である。演奏に取り組む「ユース」の人たちにも、同年代の聴衆にも、いろいろなことを考えさせようというプログラムだったのだと思います。そのように考えて、若いひとのためにと考えていくことは、「ドラクエ3」(の一連の音楽)を考えるような作業と似ているんだと思います。
・(参考)
https://static.mercdn.net/item/detail/orig/photos/m91215196180_7.jpg
https://static.mercdn.net/item/detail/orig/photos/m89010864545_6.jpg
> ロールプレイングゲームってなんだ?
> (縦書き)
> 定価5,900円
「ドラクエ3」は、発売後こそ小学生までもが遊ぶゲームになりましたが、そもそもは「ドラゴンボール」という作品から“卒業”した『ハイティーン』(※和製英語)に向けたもの。広告で漢字をたくさん使って、ルビもないんです。価格も、中学生には高いが高校生ならこんなものといったところになっていました。
・赤と緑の何か
https://dhslater.files.wordpress.com/2013/07/img_3337.jpg
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/sax5/20160821/20160821213654.jpg
https://wl29.net/wp-content/uploads/2020/04/1587118284986.jpg
https://dailyportalz.jp/b/2015/05/22/b/img/pc/13.jpg
https://m.media-amazon.com/images/I/81YrcPjXwzL._AC_UF894,1000_QL80_.jpg
https://www.takashimaya.co.jp/include/shopping/gift/service/image/img_giftserv_ribbonserv.png
https://www.mistore.jp/content/dam/isetan_mitsukoshi/event/nihombashi/giftsalon/img/menu03@2x.jpg
※本文とは無関係です。
・[5011]
> > 1988年、2月10日、水曜日。
> > 当日、都内で補導された子供は約280人。買えなかった少年たちが起こしたカツアゲ・窃盗事件も頻発し、ますますニュースを賑わせた。まぁ、並んでたのは子供だけじゃないけどね。
> (当時の)「ドラクエ」はコンピューターゲームの系譜に連なる、子どもにはちょっと難しめのゲームという評判(※特に「II」は)でもあったので、むしろ大学生や(若い)社会人が買うもので、価格もそういうものだった。だから、子どもにも「少年たち」にも、とても買えないのである。ちゃんと「子ども」であれば「おねだり」という禁断の秘技(※言いかた)が使えるけれど、それが使えないし金もない「少年たち」というのは、どうにもならなかったわけである。このとき「カツアゲ」する側にいた年齢(17〜19歳)の人が、現在は52〜54歳くらいである。
・「昭和産業」とは
http://www.city.shinjuku.lg.jp/kusei/70kinenshi/wp-content/uploads/2017/05/S20_10_107-4-027.jpg
https://m.media-amazon.com/images/I/91fnav78oyL.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221215/K10013923711_2212151348_1215144355_01_04.jpg
https://cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/7MB4VCMVFNKMJEISUL5V2SB7AM.jpg
・「昭和40年の1万円を、今のお金に換算するとどの位になりますか?」
https://www.boj.or.jp/about/education/oshiete/history/j12.htm
> 「今の物価は、昭和40年と比べてどのくらいの水準なのか?」という質問に置き換え、いくつかの数字を使って考えてみましょう。
> 消費者物価指数では約4.3倍なので、約4.3万円に相当するという計算になります
> 63年(1988)
> 85.1
> 4年(2022)
> 102.7
102.7(令和4年)÷85.1(昭和63年)=1.2倍。1988年の5,900円は、2023年の7,120円に相当します。そこに消費税10%で、7,832円です。それなりに高いゲームだなと思うでしょう?(※わかりにくい言いかた)
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/C/Calvo/20210108/20210108132255.jpg
※画像はイメージです。
★「ポセイドンの夢とささやき」とは
再び「ベストオブクラシック」の「楽曲情報」、つまり演奏会のプログラムを見ていきましょう。
> ポセイドンの夢とささやき
> 作曲: レーラ・アウエルバッハ
> (16分9秒)
https://youtu.be/xKFm71EDF9Y
https://image.chess443.net/S2010/upload/2018052400001_3.jpg
2005年(*)のスマトラ島沖の地震の津波を受けての作曲とのこと。日本で多くの人がこの曲を聴ける機会は今回が初めてではなかろうか。(※違ったらごめんなさい。少なくともわたしは初めて知った。)
*放送では「2005年」と聞こえたが、2004年にも津波の被害はあった。作品の発表年を言っていたのか地震のことを言っていたのかを聞き逃してしまった。どの地震を受けたもので(着手はいつで完成はいつなのか)作曲の期間はどのくらいなのかといった、“音楽的に”具体的なことを知りたかった。
・[5118]
> ラフマニノフが「鐘」を使うとき、それは望郷の念であると。
「ポセイドンの夢とささやき」の「鐘」は…(てんてんてん)。
・[5117]
> 「ドラクエ3」の船のBGMは、題名が「海を越えて」で、音色はあんな感じのもの。なんかすごく意味深だと思えてきませんか。海というものは、さっさと越えなさいと。海の上に長居は無用だと。海は怖いものなのだと。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/haniwakai/20180817/20180817222307.jpg
海という存在の巨大さを描いた曲という意味で、「ドラクエ3」の「海を越えて」と対になるような音楽だとは思った。津波が恐ろしいのは当然だが、そうでなくても見渡す限りの海というものは、怖いのである。だからこそ「ポセイドン」というお話が生まれるのである。(※トートロジー)
※それでもやっぱり海には魅力があって惹きつけられてしまうのだといったことも「ポセイドンの夢とささやき」は描いているようである。
・「レーラ・アウエルバッハ」とは
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F
> テレビ朝日「報道ステーション」に出演して、文豪トルストイのワルツを披露
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/f9/b1618a0ecc81c69e82fcd8db7bfefd6d.jpg
> 今日、何があったか
うわぁ…(てんてんてん)。
> プロコフィエフやショスタコーヴィチ、シュニトケ、グバイドゥーリナ、カンチェリと同じく、ハンス・シコルスキ社と出版契約を結んでいる。
https://www.ne.jp/asahi/tetsubun/no-mori/0507240017-07a_3.jpg
かの国では「ハンス・シコルスキ社と出版契約を結んでいる」ということが「(正当な)クラシック(の系譜に連なる作曲家)」として認められる条件のようになっている。○か×か。(※恐縮です。)
> ソリストとしては(略)東京オペラ・シティ(略)に出演している。
▼「インターオペラビリティ」については[3135],[4643],[4647]、それに▼「西新宿」については[5121]を参照。
★チャイコフスキーたちをたおした!(違)
再び「ベストオブクラシック」です。
> バイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
> 作曲: チャイコフスキー
> (34分13秒)
「初演では聴衆にも楽団員にも不評(酷評)」というお話つき。なぜ酷評されたのかを学びましょうという“教育的”な感じの選曲にも思える。そして、演奏会のプログラムの中心に据える34分の曲ではあるのだけれど、「ユース・オーケストラ」が出ずっぱりというわけではなく、指導役を兼ねた(?)プロのソリストが延々と演奏する。こんなに“教育的”なプログラムはない。初演の聴衆は何が不満だったのか、また、楽団員は何が不満だったのか、それぞれ考えてみよう。(※個人の感想です。)
・(♪〜)「ユース」には「ユース」を!(※そうじゃないけど)
https://youtu.be/7C_DA6PF4Yw
ずっとあらぶるひらりーはーんのたーん。(※ひらがな)…あれ? なんか音が少ないぞ、と思う箇所と、なんだその音は、と思う箇所がある。気のせいでしょうか。(棒読み)
> live on July 22nd, 2023.
> National Youth Orchestra of the United States of America
同じ年の、いずれも7月。「むこう」でいうところの“卒業”シーズンの「ユース」の演奏をフランスとアメリカで聴き比べ。アメリカのほうが2分ほど長い。これが終わったら夏休みだ。…いぇ〜い。(※音声を変えています。)
・[4222]
> べんきょーしたくないからえんぴつをげーじつてきにけずる。(※ひらがな)
・[4501]
> なにがいいたいかわかりますか。(※笑っていない)
・(再掲)
https://3.bp.blogspot.com/-1IU0EGfsO0A/VoD5BOizJpI/AAAAAAAAPHg/tBbUEPCvxME/s1600/DSCN0106%2B%25284%2529.JPG
https://www.tokyu-land.co.jp/images/second/global/america/map.png
・[3745]
> 「ご乗車の際には、電車とホームの間が空いておりますので、足元にごちゅ〜いくださいっ。」の一続きの音片みたいなのは(読み上げる時間が250ミリ秒くらいの精度で指定される=先に秒数が決まっている⇒どこで調節しよっかみたいな迷いが出る)「よし決まった(決めたった」みたいな「ぞい」がにじみでる発音(息が足りなくて早口になって切り上げたみたいな乱れかた⇒早く終わりたい&終わってほっとしたみたいな)なんですよ。じぶんの声が機械に組み込まれて駅で流れるところなんてぜんぜん気にかけてない、目先の収録の仕事が(オッケーが出て)終わりさえすればいい(きょうは酢豚にしよ)みたいな“いっぱいいっぱい”な感じがあるんですよ、ぞい。…まだ仕事は終わってませんよーみたいなー。「サンバンから」のアクセントは大阪やんけ。「あしもとの」「三角印」「サンバンからはちバンで」についてはみなさんで推理してみてください。
・[4516]
> 「目先のじぶんの作業しか見ていないようす」とは「(オッケーが出て)終わりさえすればいい(きょうは酢豚にしよ)みたいな“いっぱいいっぱい”な感じ」ということである。
・[4981]
> 「(オッケーが出て)終わりさえすればいい(きょうは酢豚にしよ)みたいな“いっぱいいっぱい”な感じ」が、「一刻も早く駅名をでたらめでもこじつけでももじりでもフィーリングでもなんでもいいからつけて終了させたい(=頼まれた仕事をとっとと終わらせて飲む! 飲む! 飲む!)という態度」なのである。
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25107/36/25107-36-0fe7b5eee8000289c008f7885c989aa8-1920x1080.jpg
アメリカのほうの「ユース」の人たちを動画で見ると、演奏していないときの表情なり体の動きなりといったところに目が行きます。「きょうは酢豚にしよ」みたいな顔をしていたら、すぐにわかってしまいます。(※酢豚限定情報)▼「特急八景とハンバーガー酢豚」については[4420]、▼「吾妻八景」については[5112]を参照。
・[4841]
> 作り手としては無意識にいちばんできのいい部分ばかり見てそうじゃない部分は見なくなる。お客さんは真っ先にだめな部分を見る。
https://img2.animatetimes.com/news/visual/2013/1383203701_2_10_a87361d73d6d333fa2b94d2bd17cea05.jpg
https://news.mynavi.jp/article/20141116-a099/images/004l.jpg
https://www.suruga-ya.jp/database/pics_light/game/g4236695.jpg
※そんなシーンあったっけ。
そして、この上なく「ドラクエ3」。どういうことかというと、具体的にどこの部分がどうこうというほどではないけれど、この曲は「音楽の玉手箱」、あるいはもっと端的に言えば「音楽の道具箱」のようになっていて、この曲のあちらこちらを聞いているうちに何か着想しそうな感じがぷんぷんしているということである。「ドラクエ3」の音楽のうち『異国情緒』など特別なものを除けば、ほとんどの音楽が何かしら、この曲のどこか一部分とはきっと似てるんじゃないかという印象を受けるものである。モンスター(たち)を「たおした!」という効果音なんかも含めてね。(※個人の感想です。)
https://image2.b-ch.com/ttl2/4918/4918001a.jpg
※画像はイメージです。
・[5064]
> > 映画「ニュー・シネマ・パラダイス」の音楽から「愛のテーマ」
> ここらへんから靴下を裏返せば(?)ドラクエ3の街の音楽とそのほか、最初のほうで聴く一連の音楽ぜんぶのふいんきになる。
映画「ニュー・シネマ・パラダイス」の音楽も「ドラクエ3」の音楽も、この「バイオリン協奏曲」からいくらかは着想を得ているのだろうと思わせるものがある。『何かそういう音楽』(※直訳)という漠然としたイメージをわたしたちは持っていると思うが、その原型のようなものに、なっていると思うのである。なにしろ聞く機会が多い曲ですからね。知らないはずはないし、知っていて無視はできないということ。(※あくまで考えかたです。)
・[5113]
> 「ネット」(※意味深)には、いつぞやの雑誌のインタビューで「すぎやまこういち先生」がじぶんで語ってるといった、どこかからの引き写しの記述が散見されるいっぽう、じぶんの言葉で、音楽の内容や個別の楽器を挙げて何かを述べる記述がほとんど見られません。特に、「ドラクエ」のシリーズを見渡す視点が希薄で、特定のBGMの1つと、特定のクラシックの『原曲』とされるもの1曲を『1対1』で固着させてしまう。複数のクラシックの曲、あるいは作曲家の作風といったぼんやりとしたものが“ヒント”になってドラクエの曲が生まれている(そこでは確かな「創作」が行なわれている)という「創作の基本」を理解していない。
音色が持つ意味ということでは、「戦」を表現するのが必ずしも打楽器ではない、弦楽器を打楽器っぽい奏法で大きく短く響かせることによって「戦」の雰囲気が表現されてくることがよくわかる。これが劇伴だか効果音だかのような短さだったりもするので、(初演のとき)はりきって出てきたオーケストラとしては、延々とソリストだけの部分が続いて待たされるというのが我慢ならなかったのだろう。○か×か。
・[5041]
> ずんどこディナーショー。(※言いかた)
https://www.princehotels.co.jp/takanawa-area/banquet/assets/images/banquet/gphnt/hiten/img_slider02.jpg
> 1つ1つの楽器の名前や形や奏法がよくわからんが、聞けばわかる大山さんちのドラえもん音頭とサザエさんとウルトラマン(※実名)だと!
https://img.animatetimes.com/news/visual/2017/1488530519_4_19_ed1783a56327b671aaba1a81c50f623b.jpg
> なにがいいたいかというと、「三波春夫」の演奏としては、ただの演奏なんだけれども、その後の大山さんちのドラえもん音頭とサザエさんとウルトラマン(※実名)でワンパターンに切り取られて繰り返された「こういうシーンにはコレ!(※カタカナ)」という『常識』というのが、そういう『常識』というのがあとからできあがっているんですね。そっちを先に承知している現代っ子に「三波春夫」のは、シーンに合わないめちゃくちゃな演奏だと思っちゃうんですね。シーンの重みもすごみも風情も人情も何もない。…あ、こら! ノラ猫が魚を持ってっちゃった、てな感じでね。とにかくでたらめで、からかわれてるというくらいに感じるのね。
▼「インパク音頭」については[5076]を参照。
・(再掲)
https://youtu.be/GsA0FyE5T6A
https://www.warnerbrosanimationstore.com/tomandjerry/thumbnail/item/1000422994/1000422994-2.jpg
https://i.pinimg.com/originals/48/da/50/48da50b08f09b9e3465271f4ad0299ce.gif
・[5111]
> 小学校の備品として漢字で書けば「大太鼓」いわゆる『大太鼓どーん』というのが、いまはすっかり、役者が間抜けなことをするとか話のオチだとか、そういう含意のシンボルになっているけれど、1960年代や、せいぜいオイルショック(1973年)までの時代の音楽の中で鳴ってる『大太鼓どーん』に、そういう意味はないよ、景気づけや盛り上げに鳴らしてるんだよ、といったこと。
これと同じで、後世の映画と映画音楽の関係を先に承知してから、映画以前の時代の音楽を聴いたときに、どうしても特定の音楽的表現と特定の映画のシーンとを結びつけながら聞いてしまうということが起きるということである。この曲が「戦」を表現しているということではない。どのように聞こえるか、ということである。
・[3819]
> > ダヴィンチといえば、昨日の朝日新聞夕刊「科学とアート」に次のような一文がありました。
> > > 複雑な水の流れが解析されると、レオナルド・ダビンチの水の描写の正確さが実証された。
> > 質感を科学的に解明したり、CGで再現したりするのは難しくても、絵として表現することは大して難しいことではないように思えてきます。脳が勝手に「こういうものはこう見えるはずだ」と処理してしまうのに抗って「よく見るとこう見える」と見ていく、要は観察力次第なのではないでしょうか。
https://blog-imgs-51.fc2.com/d/e/n/denshawotorou/DSC_2867_20121223173400.jpg
同じことを「音」についても行なう。
・[5117]
> > ヴァイオリン属に比べ音量が小さいヴィオラ・ダ・ガンバは、劇場や野外での演奏には適さず、もっぱら宮廷や上流市民の家庭における室内楽、および教会音楽で用いられた。市民社会の成熟に伴って音楽演奏の場が大規模な会場に移ると、リコーダー、リュート、チェンバロなどと同様に使用されなくなったが、19世紀末以来の古楽復興運動により復活を遂げるに至った。
・[4822]
> > シュッツは当然、生で聞くことを前提にして音楽を書いているわけですから、イヤホンで聞いたのでは彼の音楽がもつ空間性や語りといった本来の要素があまり伝わらない。
> > 録音はやはり録音でしかありません。シュッツの時代の音楽のあり方をもう一度、感じていただきたいです。
> > 私たちはひとくくりにしてクラシック音楽と呼んでいますが、シュッツとバッハですら100年離れているわけです。シュッツの時代にはない後世の音楽と比べるのではなく、その時代に思いをはせながら聞いて頂けるとうれしいのですが。
> 『佐藤君休講』…じゃなくて、「片山君」より「佐藤君」への反駁を聴く心持ち。録音技術というカタチで民衆が音楽を手に入れた。(ガタッ
・[5116]
> フランスの歌曲というスタイルとフランスの「標準語」のありようというものとの幸せな関係(※ポエムな言いかた)
> 「標準語」を核とする「市民社会」を「市民」が勝ち取って、誇り、満喫し、謳歌している国だということ。
・[5117]
> 社会が豊かになったのか貧しくなったのか、わからなくなるときがあります。
https://img2.animatetimes.com/2023/05/236a8a1ca320165132d9917810cde70b646de9dd312d71_25559766_0c1b027cb864b54c2d84f50acf24cd9857a7c56f.jpg
※画像はイメージです。
クラシック音楽を聞いて映画その他いろいろな「絵」が浮かんできてしまう。いまさらクラシック音楽をまっさらな状態で聞くことはかなわない。まさに豊かになったのか貧しくなったのか、わからないとしかいえません。そういう一種の“絶望”の先に『現代音楽』があるのだという言いかたもできます。(※言いかた)
・集英社文庫「な」
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・(2023年11月2日放送)
https://www.nhk.jp/p/c-cafe/rs/123Q97WJ3Z/episode/re/WLNJ66ZYNG/
> 楽劇「トリスタンとイゾルデ」から「前奏曲と愛の死」
> 作曲: ワーグナー
▼「トリスタンとイゾルデ」については[4989],[5056]も参照。
・[4989]
> ハーモニウムとピアノの二重奏というけれど、ここまでくると、「それ」が何の楽器であるかということには意識が向かなくなる。すごく劇伴である。いえね。そもそも「楽劇」なんだけどね(しばらくお待ちください)もう『物理シンセ!』(※直訳)なんですよ。2種類か3種類くらいの波形でファミコンの音楽という寸前なんですよ。実際には時代が離れているけれど、音楽や楽器の進歩という上ではね。なんかそういう、アタックのある波形とない波形がそれっぽく鳴るんですよ。
・[5056]
> 子どもという視点でいえば、子どもの耳にどんな音楽が届くのかということでも、ファミコンの音楽は大きな変化だったわけです。CDの普及より先に子どもにリーチしたデジタルでインタラクティブな音楽という言いかたもできるでしょう。(※言いかた)隠しコマンドや秘密の「ふっかつのじゅもん」の類で「音楽モード」みたいなものに入れるカセットもいろいろあり、ファミコンでファミコンの音楽だけを聴くということも実現されていたんです。音楽と効果音を別々に選択して、ゲームの本編とは異なる組合せで、音楽を流しながら好きな効果音を好きなように鳴らす、なーんてこともできちゃったりしたわけですよ。(げふんげふん)ファミコンをただのゲームだと思っていたらいけません。
「クラシックカフェ」でも「調性音楽の崩壊」「無調音楽」への言及あり。「クラシックカフェ」を、ただCDをかけてるだけみたいに思っちゃいけない。逆にいえば、「クラシックカフェ」を聞き流しているだけでも「調性音楽の崩壊」「無調音楽」といったトピックは流れ込んでくるのであるから、ことさらに「調性音楽の崩壊」「無調音楽」といった言葉を出してみせるだけで何かをキメたような顔をするのはあまりにもみっともないことだというわけである。(※ソコジャナイ。)
★『異国情緒』かく語りき(談)
再び「ベストオブクラシック」です。
> 「シェエラザード」序曲
> 作曲: ラヴェル
> (13分22秒)
演奏会のプログラムの中の『異国情緒』枠。(※高校野球みたいな言いかた)
https://wl29.net/wp-content/uploads/2019/11/1574380027161.jpg
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2020/11/19/20201119mog00m040013000p/9.jpg
https://www.matsudo417.com/matsuyomi/wp-content/uploads/2020/10/nijyusseikigennjyunohi.jpg
※画像はイメージです。
・[5120]
> ヨーロッパのクラシック音楽で描かれた「異国情緒」というものがどういうものであったかといった深いテーマもありますが(以下略)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%98%E3%83%A9%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%89_(%E3%83%A9%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB)
> ラヴェル生誕100周年の1975年に再発見され、出版されるまで、長年忘れられた存在となっていた。
> 1899年5月27日の国民音楽協会の演奏会でラヴェル自身の指揮で初演されるが、酷評されてしまう。しかもラヴェル自身も、リムスキー=コルサコフに影響されたオリエンタリズムやドビュッシーの全音音階が「ぎっしり詰め込まれている」のに嫌気がさして、「金輪際これらと縁を切る」ことにした。
ラヴェルが「23歳」のとき(1898年)に、オペラを作りかけて中断して序曲だけができたという話。これまた、16歳から25歳という「ユース・オーケストラ」を前にしてそれを言えば“教育的”という感じがぷんぷんする。(※個人の感想です。)
・[5060]
> 子どもが見るもんでも聞くもんでもありゃーせん、みたいな曲
> 現代っ子がYouTubeでどんな曲も見境なくフラットに、本人の意識としては「選り好みしないで視野が広い自分(かっけー)」なんだけど、そんな甘くない。曲のほうが現代っ子を拒絶する。現代っ子はたじたじである。
・[4470]
> …聞きまして!? お隣の東武さんちの下板橋の留置線は7線あって、昼間から満線になっているんですって。
…じゃなくて。
・[5043]
> ブルジョワ? え? おとなりのなんとかさんちが子どもにピアノ? うちも習わせなくちゃって?(げふ)
・[5064]
> 夏休みだから子どもの耳に届くだろうと期待した選曲。
・[4094]
> > 学齢にあった読みものの選び方や参考図書の使い方,読書感想文用の本選びやブックスタートなどの読書相談です。
・[3747]
> 「「わかる」とは何か」みたいなことについて、ずばり長尾センセイ「「わかる」とは何か」を適切な時分に読む
> 課題読書だから読めとかいうのは最悪の出会いである。本書との自然な出会いを永遠に失わせるボウキョである。
・(再掲)
https://tomida.org/maturi/image/kujirac002.gif
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/718G3najJxL._SL1500_.jpg
https://www.jreastmall.com/img/goods/S299/L/brand_perl11/274868lh.jpg
https://pbs.twimg.com/media/D41963eUEAAsV8U.png
・[3676]
> > チョッキンズのスタイリスト・スタッフは、提携のベビーシッターのプロ(小学館HASから)幼児対応トレーニングを受けた精鋭ばかり。こどもが泣き騒いでも、お母さんは安心して任せられます。
・[3531],[3282]
> > 字が読めるようになってから。
> > 人の話を聞けること。約束を守れること。
> > 椅子に座れる事が基準とお話ししています。
> > レッスンの前に、・きちんとご挨拶ができる・ひとりでトイレに行ける。
聞き手の年齢が低ければ、聞くだけで楽しい鍛冶屋やタイプライターや、お話つきの音楽にするわけです。それよりは年齢が高め、だけど大人ではないという、16歳から25歳という年齢の「ユース」と、それを聴きに来る聴衆。(※ややトートロジー)特別な配慮をしたいと思って「意欲的なプログラム」にするのは必然です。その中に必ず『異国情緒』枠を設ける。ロシアとドイツにも目配りしてみせる。「意欲的なプログラム」にならないほうがおかしい。(※言いかた)
・[4997]
> オリンピックや空港といえば、まずフランス語である。脱サラして開く店にはフランス語の単語で名前をつけよう。(※昔の感覚)
https://cdn.jalan.jp/jalan/img/6/kuchikomi/3876/KL/0c641_0003876786_1.jpeg
https://www.tokyometro.jp/station/files/708377d9975dcb1a67d8c6afe304264c.jpg
「フランス語の単語」どころか「フランス」を名乗る。(※ジト目)
https://blog-imgs-123.fc2.com/p/o/o/pool330/20181101171922815.jpg
えー、どこどこ?(以下略)
https://cdn.4travel.jp/img/tcs/t/pict/src/24/54/84/src_24548463.jpg
英語だけでなくフランス語のアナウンスがあるんですよ。(※音声を変えています。)
・(♪〜)「フランス風序曲」とは
https://youtu.be/3EOGOTYb-r0
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E9%A2%A8%E5%BA%8F%E6%9B%B2_(%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F)
> 『フランス風序曲』は、当初はハ短調で作曲されていた。だが1735年の出版に向けてバッハはロ短調に移調し、第1楽章のリズムなど、多少の変更も施した。移調の理由は不明である。想定されるのは、『イタリア協奏曲』との対比である。『イタリア協奏曲』のヘ長調はフラット調で、ロ短調はシャープ調であり、ヘ調とロ調の主音は互いに三全音の音程があり、すなわちヘ調とロ調はもっとも遠い調と見なされるからである。
イタリアと見比べてフランスのほうの調を変えてみせるドイツの作曲家「ヨハン・ゼバスティアン・バッハ」であった。(※「ドイツの」に傍点。)ところで作曲者自身が出版や初演より前に調を変えることを「移調」といっていいのか。えー…(てんてんてん)。
・[4837]
> 「ドイツ」とひとことで言えるような状況であったか。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%BC%E3%83%90%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%BC%E3%83%8A%E3%83%8F
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/c2/Thuringia_Eisenach_asv2020-07_img23_Wartburg_Castle.jpg
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/13/Eisenach_von_G%C3%B6pelskuppel.jpg
> アイゼナハ(Eisenach)は、ドイツ連邦共和国の都市。テューリンゲン州に属する。音楽家、ヨハン・ゼバスティアン・バッハの出生地としても知られる。同都市のヴァルトブルク城は、ユネスコの世界遺産に登録されている。
…あのねぇ。お城が先にあって、お城から見渡せる範囲を都市と呼ぶ。○か×か。(※無駄に遠い目)
https://c.files.bbci.co.uk/36F0/production/_119446041_erftstadt.jpg
https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/c/2/1200w/img_c2a627cc43be2ac45e13a8d7f3d1c3be99646.jpg
https://www.hankyu-travel.com/attending/guide/germany/images/smp/strasse/map01-1.jpg
> 1067年、当時「王の道」と称された街道沿いに、ヴァルトブルク城が建てられた。13世紀初頭、この城の「歌人の広間」でミンネジンガー(吟遊詩人)による歌合戦が行われたとされ、リヒャルト・ヴァーグナーのオペラ「タンホイザー」の題材にもなっている。1283年、都市特権を獲得した。
https://www.asahicom.jp/imgopt/img/697a8fda05/comm/AS20191109000305.jpg
> 旧東ドイツ時代には、高級車ヴァルトブルクの生産地であり、東西ドイツの統一後は、オペル社の自動車工場が置かれている。
ドイツには放送協会がいくつありますか。(※音声を変えています。)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E5%85%AC%E5%85%B1%E6%94%BE%E9%80%81%E9%80%A3%E7%9B%9F
> ローマはバイエルン放送、東京は北ドイツ放送、カイロは南西ドイツ放送、モスクワは西部ドイツ放送といった具合に系列各局が分担
> 第二次大戦後、連邦政府は放送に介入してはならないこととなっており、放送行政は各州の所管となっている。
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/9/98/ARD_Karte.svg
…で、いくつなんですか。(※いらり)
https://m.media-amazon.com/images/I/91M4stsk24L.jpg
> 10本入り
> 800g
・[3125]
> > 「12人の優しい日本人」(脚本:三谷幸喜)という映画を見ると興味深く描かれています。殺人事件の陪審という架空の設定なのですが、「殺したのか?」という疑問に対して「そんな人じゃないと思う」と言っているだけとか、もっともらしく事実を抽出するが「やっていない」という根拠には全くなっていない、といった「考えていない人」が続出します。だからといって全体的な能力が低いわけではないのがまた興味深いところですが。
・(♪〜)「サルヴァトーレ・シャリーノ」とは
https://youtu.be/CqhSEZUsKqk
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8E
> Ai Limiti della Notte
> Salvatore Sciarrino
それはそれとして「ラヴェルのシェエラザード」の聴き比べコーナー。(※体言止め)
・(♪〜)「クラウディオ・アバド」とは
https://youtu.be/cSCKs1vDOaI
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%90%E3%83%89
> London Symphony Orchestra
> Claudio Abbado
> ℗ 1989 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin
聴く機会が多そうな録音。(※個人の感想です。)
> 同郷のピアニスト、マウリツィオ・ポリーニや、作曲家ルイジ・ノーノとの長きにわたる交友関係でも知られる。
▼「マウリツィオ・ポリーニ」については[5118]も参照のこと。
・(♪〜)「ルイジ・ノーノ」とは
https://youtu.be/XX9v6Q3qmeA
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%8E
> 電子音楽、ミュージック・セリエルにおける主導的存在の一人
ほほぅ。
> ソプラノ、ピアノ、オーケストラとテープのための「力と光の波のように Como una ola de fuerza y luz」(1971-72)
いい度胸だ。光は波なのか。(ぶつぶつ)
https://www.hankyu-travel.com/attending/guide/germany/images/smp/traffic/traffic_map.gif
https://www.hankyu-travel.com/attending/guide/france/images/smp/traffic/traffic_map.gif
https://raillab.jp/img/user/record_photo/2981_123987/960.jpg
> ヴァイオリンと8つの録音テープのための『未来のユートピア的ノスタルジー的遠方』 (1988)
https://chiba-monorail.co.jp/img/renewal_img/r2019/wide_map.png
https://www.bayfm.co.jp/program/minna/files/2021/09/DSC_3737.jpg
https://news.mynavi.jp/article/inquiry-44/images/011.jpg
https://www.ntv.co.jp/burari/articles/images/megsd3as16lltb40fz033ovpdpcrc1.jpg
https://www.ntv.co.jp/burari/articles/images/6hmc8h5iq666mi87x2olr6n2eu9aco.jpg
https://rainbow-line.way-nifty.com/photos/uncategorized/2017/03/28/img_0007.jpg
昭和63年は1988年です。▼「電子音楽と多数のスピーカーを用いたインスタレーション」については[5113]を参照。
・[5064]
> > NHK交響楽団によって演奏された『交響組曲 ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』は1988年の第30回日本レコード大賞の特別企画賞に選ばれた。これはゲームミュージックとしては初である。
・[5065]
> > 指揮者の千秋真一は漫画の主人公としての架空の人物であるし、「R☆Sオーケストラ」は漫画内に登場する同名のオーケストラをモデルとした覆面オーケストラである。「R☆Sオーケストラ」の実体や、実際に指揮した人物は公表されていない。
・[5113]
> 「ドラクエ」シリーズの音楽のオーケストラ版(『交響組曲』)の演奏が覆面オーケストラにならなかったというのは、当時としてはなかなかのことなんです。
・[4412]
> やってくれるぜ徳間ジャパン。
https://www.ntv.co.jp/burari/articles/227f2vm5ki50fkm4g8w.html
> 1995年『おしろい花』でデビュー。
「千葉都市モノレール」は「水森かおり」より古い。演歌歌手になるのかアニソン歌手になるのかは『徳間ジャパン!』([4412],[4627])の気まぐれ…もとい、“紙一重”だったに違いない。(※言いかた)
★唐突に「阿部謹也」(再)
引き続き「ベストオブクラシック」(2023年11月9日放送)の「楽曲情報」です。
> 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
> 作曲: リヒャルト・シュトラウス
> (15分24秒)
なんかおちゃらけた感じの発音から想像できる(?)ように、「ティル・オイレンシュピーゲル」はドイツの『伝説上の人物』だという。日本でいえば「金太郎」が森の動物(特にクマ)と相撲を取って勝ちましたみたいなものだろうか。(※個人の感想です。)
・[4664]
> > 読んでいない本について堂々と語る方法 ピエ−ル・バイヤ−ル、大浦康介 / 筑摩書房
> > 千葉雅也さんコメント
> > 不謹慎な感じのタイトルですが、実は、そもそも本を「読んだ」というのはどういうことなのか?という原理論なのです。「真に読んだと言える読書」なんて、実は、ありえない。
・「ドラクエ4」の「パノン」じゃないよ? …ぜったい「パノン」じゃないよ!?
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/1b/40a274dfcc01cbb9f16ca2cc376f6312.jpg
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%AB
> 阿部謹也
> 64頁に及ぶ訳注と48頁にわたる解説が作品の理解に役立つ。
・[3725]
> なるほど西洋哲学ですな。コインは838861枚ですな。
・[4873]
> > ヨーロッパ中世の社会を、伝説、民話、さらには法や経済などさまざまな位相から総合的に再構築し、共同体のあり方を生き生きと描き出した西洋史学の泰斗、阿部謹也(1935-2006年)。
・[5109]
> 「阿部謹也」の没年が2006年というのが頭に入っていなかった。
ましてや「ティル・オイレンシュピーゲル」といえば「阿部謹也」だというつながりが見えていなかった。それでも「ティル・オイレンシュピーゲル」というケッタイな文字列を番組表の「楽曲情報」で見ただけで一瞬でハッとさせられるものがあったのである。それはやはり「阿部謹也」だということである。(※トートロジー)
・[5115]
> 「他人の家の冷蔵庫を勝手に開ける」とは「ドラクエ」のシナリオライターのことで、そういう人が作った「ドラクエ」だから「タンスやツボからメダルを回収する」ということになるのだという話。
・[4584]
> 自分と他人の区別をしっかりつけよう。そうすれば本件ゲームの中で私有貨車という概念を導入できる。
ホルンの音色が(戦の)「名乗り」のイメージで使われている。角笛そのままだと狩猟なんだけれども、そこからホルンという楽器になると、『儀礼』や『形式』(いわゆるプロトコール)としての「名乗り」のシンボルになってくる。いわゆるひとつの「やあやあわれこそは!」である。自分と他人の区別をしっかりつけよう。
・(♪〜)「キース・マンスフィールド」とは
https://youtu.be/sT37jzLYMn0
https://i.chzbgr.com/full/9568822528/h96DB804D/cat
http://www.soft-tempo.com/shop/r/keith-mansfield-orchestra.html
> The Great Outside
> Keith Mansfield
> BBCを中心にテレビ番組のテーマミュージックやライブラリー作品を数多く手がけた、英国のコンポーザー・アレンジャーKEITH MANSFIELD(キース・マンスフィールド)
うーん。BBCすぎる。(※BBCな言いかた)
https://i.chzbgr.com/full/9568824320/h4F1BAB79/cat
https://youtu.be/1NpgHe018NI
> Pop Package
…ぽっぱっぺぇーっ。(げふんげふん)
https://thumbs.dreamstime.com/z/cats-marching-organized-formation-blue-group-similar-gray-uniformly-d-render-191719504.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FmAO0w3WYAA2nrf.png
https://youtu.be/jryH1S23PQo
> Proud Heritage
「ドラクエ3」でいうところの「Heavenly Flight」(と「そして伝説へ」)である。あれ「Heavenly Flight」っていうのね。
・[4951]
> 民謡の協会も相撲の協会も、戦後のことしか言わない。戦時中という時代があるかどうかさえ知らないみたいな強弁をすることもある。
・[3657]
> > 「マニュアルはなかったのか」という質問に対し工場長が「調査中」と答えたケースがあった。明らかに虚偽、もしくはその程度のことすら把握できていないのかとの印象を与える。
・[3413]
> 管轄が違うから把握していない(する必要がない⇒してはならない⇒個人的には知っていても「把握していない」と回答する)
・[4673]
> 「国は」とは書くけれど、現在の「国」とは無関係である。
> 「国は」とは書くけれど、現在の「国」とは無関係である。
> > JAXA調布航空宇宙センターの桜並木へ
> その敷地もまた、戦時中はどういう土地だかお調べなすって&おほほほほ。(※笑っていない)なお「JAXA」は戦後の役所なので、戦時中のことをみずから言及することは基本的にない。これは民間の資料で調べてほしい。
・[5069]
> 国が滅びようとKDDIもNTTも壊滅しようと、東海大学と読売新聞だけで東京・愛知・大阪・福岡とアメリカとの通信ができる。それがエフエム東京であり、これこそを民間という。
・(2023年11月19日放送)
https://www.nhk.jp/p/kakecla/rs/QM16JZPN81/episode/re/LJXNRMJMG7/
> ラジオ体操第一
> キング・シンフォニー・オーケストラ(管弦楽)
ぷっぷくぷー。(※サウンドロゴ)
> 丹生健夫(指揮)
> 作曲: 服部正
NHKで音楽をやっていた人がキングレコードに“天下り”したようなものでは…(てんてんてん)。「ラジオ体操の歴史」についてもごもごと何かを読み上げる上野氏。言いたくなさそうにもごもごと「GHQ」という単語を出すさや姫氏(※仮名)。
・[5062]
> > フィリピンでは、音楽好きの国民性にあわせ、音楽番組を数多く編成。
> > 『さくらさくら』や『荒城の月』が、現地のラジオで流れたほか、日本語のコンテストを開くなどして、日本語の普及にも努めました。
> > 南方各地で普及するラジオ体操は、日本の支配地拡大の象徴とみなされました。
> 「あつ森」の「ラジオ体操」が、まさにこれである。
> > 戦前の日本放送協会には取材を専門とする記者職がなく、主に同盟通信社から提供されるニュース原稿を話し言葉に書き直してアナウンサーが読んでいました。「自主取材に支えられた放送ジャーナリズム」という考え方が、当時の放送協会にはありませんでした。
国がどうなろうとも民間は民間なんですが、財団だとか協会だとかいうあいまいな存在だったものは、どう責任を取るのかが、いまいちあいまいなまま現在に至る。(※個人の感想です。)
・(2023年11月15日放送)
https://www.nhk.jp/p/rs/YNVL3KNLGX/episode/re/1K55J72VJW/
> 第92回日本音楽コンクール 本選
> ホルン部門
> 東京オペラシティ
「日本音楽コンクール」が「戦時中も途絶えることなく」などと、あまりにも「毎日新聞社」の言い分をそのままおっしゃる。NHKとしては戦時中の放送協会との“決別”なくしては存立しえない。もちろん、『戦時中』という状況より前から、ラジオがあって「日本音楽コンクール」があるという歴史そのものは、かけがえのないものである。だけれども『戦時中』というのは別のこと。どこぞの外国のように、爆撃の音が入った演奏会の録音が残されているというわけでもあるまい。そもそも「日本音楽コンクール」は1年の間ずっと何かしているというものでもない。『戦時中』に途絶えなかったのは、ちょうど「日本音楽コンクール」の季節には何も重ならなかったからではないのか。1944年の秋も、1945年の秋も、秋というものは淡々と迎えていたのではなかったか。「毎日新聞社」の言い分はあまりにも軽々しい。
> ソナチネ
> 作曲: エドガー・コスマ
https://ml.naxos.jp/composer/194104
https://youtu.be/3NpCD_mOSSs
> Sonatine: I. Allegro deciso
> Edgar Cosma
そのCDどころじゃない、とんでもなく鮮烈な演奏だったと、思うんです。いえね、ホルン部門の録音だから意図的にピアノが控えめだったということも、あるとは思うんですけどね。(※個人の感想です。)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A5%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%82%B7%E3%83%A5
> アルスター管弦楽団
> イギリス・北アイルランドの首都ベルファストを本拠地とする、北アイルランドにおいて唯一のプロフェッショナル・オーケストラである。定期公演は主にベルファストのアルスター・ホール及びウォーターフロント・ホールで行っており、1985年からはBBCプロムスにも常連として参加している。アルスターとは北アイルランドを含むアイルランド島北部の地方名である。
> 1971年に当時の首席指揮者だったエドガー・コズマ
> BBC北アイルランド管弦楽団が1981年に解散したのをきっかけに、奏者を吸収して規模を拡大した。
> 歴代の首席指揮者にブライデン・トムソン、ヴァーノン・ハンドリー、ヤン・パスカル・トルトゥリエ、ドミトリー・シトコヴェツキー、ティエリー・フィッシャー、ケネス・モンゴメリーらがいる。
ウィキペディア「アルスター管弦楽団」の記事では「歴代の首席指揮者」として特筆されるほどではないという「エドガー・コスマ」。指揮者が作曲したわずかばかりの楽曲を「クラシック音楽」とみなすのか、みなさないのか。それをあえて「日本音楽コンクール」ひいては「毎日新聞社」にぶつけてみせる奏者。「登竜門」とは言われるけれど、すでにじゅうぶん活躍しているプロだからこその“挑戦状”ではある。(※個人の感想です。)
★65年前の5分29秒を4分54秒で!
演奏会のアンコールです。
> 組曲「カレリア」作品11から「行進曲風に」
> 作曲: シベリウス
> (4分54秒)
https://img2.animatetimes.com/2021/09/613970edaf582_5251053836bce4884a156c9d74014aed.jpg
…6時55分になりました! じゃなくて。(※「名曲スケッチ」が終わった直後みたいな言いかた)
https://www.traicy.com/wp-content/uploads/2019/07/stationbooth1.jpg
https://award-attachments.g-mark.io/winners/2007/9d5df180-803d-11ed-862b-0242ac130002/main.jpg
スライムの役のひとみたいな名前のひとの呼びかけに答えて、なんかそんな感じの狭い箱の中みたいな声でJR東日本。…JR東日本!(※無駄に復唱)
・[3257]
> > 有事の際の情報発信に関し、鉄道統括部計画課 主任の****氏は「東日本大震災では東京メトロの全線で運転を見合わせました。そのような大きな災害時においては、お客さまは運行情報よりも今何が起きているのか現状を把握したいはずです。そこで、日本放送協会様に申し入れ、有事の際にはNHKの非常災害時緊急放送を放映できることになりました。今年度中には放映システム整備が完了する見込みです」と語ります。こうしたメディアミックスもデジタルサイネージだからこそ実現可能なのでしょう。
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2018/11/18/20181118k0000e040176000p/9.jpg
ありがとうございました。(棒読み)
・[4771]
> > 開業時の営業規則では、乗客は列車が発車する15分前までに駅に到着するように定めていた。しかし、不定時法時代の日本人が日常的に用いた時間の最小単位はせいぜい「小半刻(約30分)」といわれている。また、時計も普及していない時代に、「15分前行動」はあまりにもハードルが高い要求だったはずだ。
・[3743]
> おっと計算の途中で時間をたずねて会計をごまかしてはいけないよ。(違)
・[4652]
> 「シベリウス」という人名が飛び出しただけでどっと沸く会場。
・(再掲)
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/4e/ee02aab1805df5eca445fe363b57a2c7.jpg
・[4509]
> どげん…じゃなくて、がばい…でもなくて、えーと(しばらくお待ちください)しばれるねぇ!(違)
・(公財)日本道路交通情報センター
https://www.jartic.or.jp/s/service/tv_radio/
https://www.jartic.or.jp/s/service/tv_radio/tkcs.pdf
・[4679]
> 西太子堂から371mすすんで、それから、えーと、…三軒茶屋! 三軒茶屋に行くの。3回まわって、そこから291mすすむの。それから(以下略)えー…(てんてんてん)。
・[3703]
> こういうことが平気で起きているのが平成22年なんですよ。いまは何年ですか。
…ああ、あの、「こんな真夏にシベリウスかよ」みたいなタイトルの局地的なベストセラー。(※バナナみたいな言いかた)
・(♪〜)
https://youtu.be/GrGGAHuD_X0
> ℗ 1958 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin
> 5:29
アンコールで、さらに聴衆を鼓舞するような、花火大会の終わり際のすごい花火みたいな感じの演奏。1958年のベルリンフィルの録音では5分29秒のところ、2023年のフランスの演奏会では4分54秒で演奏しきる。わあぃ計算してみよう!(※なにを?)1958年は何年前ですか。(※ソコジャナイ&上に答えが書いてあるぅ!)
・[3760]
> うーん…あと5分!
https://km-motors.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2009/03/24/16.jpg
> 日高
・[5114]
> > 最高かよ
・[5087]
> 「ここで痛恨の反則かよ!(せっかくのチャンスで反則とられちゃうかよ!)」という感じの用法から「反則的うまさ」「反則的かわいさ」のようなものに不意打ちされたと訴える(≒よろこぶ)「ここで反則的うまさのビールを出してくるかよ!」(※冗長な補訳)みたいな用法を経て「かわいいかよ」と「最高かよ」が出てくる。
もし聴衆の中に将来「ユース・オーケストラ」を目指す人がいたなら、さぞかし固い決心を固めたに違いない。(※個人の感想です。)
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