・『営団ブザー』とはにわを知りたい(再) ・チャイムとはにわを鉄琴で読み解く(る) ・初期の「電子チャイム」を正確に読み解くココロミ(試) ・「MN6221」を「テクニトーン(Technitone)」で読み解く
(約20000字)
この一連の記事では、「じゅんふどうのあっとらんだむ」で「じどうほうそう(ただしはっしゃめろでぃーをふくむ)」を技術面で立体的に読み解くことを目指します。
お好きな順番でお読みいただけるよう、1つの記事を短めに、そして細切れに掲載いたします。その分、1つの記事を読むだけではよくわからないということになるでしょう。
とはいいましても、意味的な順序というものは、なんとなくあるとの認識でございます。「発車ベルスイッチの電圧」([3206])と「電子電鈴」([3208])に挟まれて、「営団ブザー」の話題でございます。…なんと、『営団ブザー』の話題でございます! 1999年5月からのこのフォーラム18年にして、『営団ブザー』の話題を技術的かつ社会的に読み解こうという地点に到達しえたことには何がしかの感慨があるのかもですよ。本当でしょうか。
★『営団ブザー』とはにわを知りたい(再)
・[3206]
> 地下鉄の「プーーーー」(近年サイン音と呼ばれるサイン波!)も気になってまいります。
※実際にはサイン波ではございませんので、あしからず。[3206]では「(違)」を付け忘れまして、失礼をば。
・「地下鉄のあれの再現。」とのこと
http://nekonosou.web.fc2.com/tr/adan/index.html
さあさあ待ちきれないあなたは真っ先にリンク先で『営団ブザー』を「試聴」なさりさえすればおなかいっぱい! そして、あえていおう、おなかいっぱいになってからが本物であると!! …先におなかいっぱい(⇒新井センセイ[3405],[3406])になっていただいてから、なお「どん欲」に背景を探っていこうではありませんか。それがフォーラムと呼ばれる『どん欲な装置』であるのです。…えっ、初耳なんですけど。初耳なんですけど!!
・発車ベル使用状況「東京メトロ・都営・東急・埼玉高速」
http://hassya.net/kaisha/metro/
> 発車ブザー、ベル
> 東京メトロでは電車の発車時にブザーを鳴らします。
> ♪小竹向原 ただのベルです
ここ、(このフォーラムをここまでお読みいただいた上でなら)重要な着目点でありそうだとの感触を共有いただけるとの確信にございます。
> 都営大江戸線
> 都庁前などは自動で流れますがその他の駅は駅員扱いです。
> 汎用的な永楽電気製ベルです。
(特に考慮すべき事情がない限り)電鈴を採用されたしというのが、1964年以降の公団の『仕様!』だとの早合点のもと、電子電鈴より前の時代に営団地下鉄が独自の判断で導入したのが『営団ブザー!』なのかなぁ、といって、年代の前後関係を確かめたくなってまいります。地下駅で火花を散らす電鈴はいかんかなぁ。
※いわゆる「営団ブザー」とは、旧来の火打ち石…いえ、電磁石で「かね!」を「たたくぜ☆たたくぜ!」する電鈴を電子電鈴(※可動部なし)で置き換えるようなソレではなく、最初から「高声電話!」にむかってブザー音を流すというエレガントなソレであったのではないかと予想しながら、さらに調べてまいります。
・いわゆる「営団ブザー」…気になります!
http://dic.nicovideo.jp/a/%E5%96%B6%E5%9B%A3%E3%83%96%E3%82%B6%E3%83%BC
> 2012/04/02(月)
> そういえば営団ブザーっていつ頃から導入されたんだろう。
> 70年代後半には一部の駅(銀座とか)ではあったようだけど。
> 2013/02/18(月)
> 北千住の高音と表参道のはずれブザー
> (実は神戸高速などで使われているやつを低くすれば似るが、音色が違っちゃうかも)
神戸高速鉄道の開通は1968年4月とのことでございました。このくらいの時期に地下駅を新設とあらば、もはや電鈴ではなくブザーを導入されたしとの『達!』のほうなどあったのかなぁとシノバレそうです。本当でしょうか。
> 2017/02/21(火)
> あの簡素な電子音なら少なくとも高度経済成長期には既に使ってたんじゃないかな
・環境再生保全機構の見解です
https://www.erca.go.jp/yobou/taiki/rekishi/03.html
> 1973年の第1次石油危機(オイルショック)の発生まで、日本経済は高度経済成長を続け、1960年代後半の実質経済成長率は10%を超えていました。この間、エネルギー需要は拡大を続け、1965年〜1974年の10年間に2倍強、1955年頃から見れば実に7倍に増大しました。
特にことわりなければ「1965年〜1972年」くらいを指して「高度経済成長期」とおっしゃられましょう。国鉄のタイムラインでいえば、東海道新幹線の開業から山陽新幹線の岡山開業まで、ということになります。
※「横浜新貨物線」については[3439],[3258],[3114],[3116],[3121]など参照。
★チャイムとはにわを鉄琴で読み解く(る)
『営団ブザー』なる通称のほうなど先に目にされますと、もう、「ブザー」としか表現されなくなって、かえって事実から遠ざかっていく気配もございます。そこで、あのスイッチを見て思い出していただきたい、これはもう、思いっきり思い出していただきたいのでありますが、あれって、「玄関チャイム」ですよね。…その発想はなかった!(※過剰な演出にございます。)
・パナソニック「WS3400WK」(259円)のイメージです
https://www.monotaro.com/p/3518/4116/
https://jp.images-monotaro.com/Monotaro3/pi/full/mono35184116-120727-02.jpg
レッツPSE! 100Vを扱うにはPSEですよぉ&工業高校や高専にご入学されてから先生の指導を受けながら工作するのですよ([3298])。先生なしでの独学や遊びなら最高でも48Vまでにしておくのですよ、の意。
・ウィキペディア「機械式チャイム」付近
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%A0
> 1950年代始めから中頃には、この時報時計と連動して動作する無終端にした磁気テープの再生装置が商品化、一時的に利用された。後にオルゴールもしくは棒状の鈴を槌打して鳴らし、音声信号として取り出し拡声できるようにした機械式チャイムが実用化され、学校や自治体・企業等の時報装置として普及した。
「磁気ドラム式の時報装置」については[3178]を参照。485系…ひいては東海道新幹線(0系)も最初はオルゴールですよね。
> 1970年代後半、電子機器の急速な進歩と生活様式の多様化はこれらの機器にも波及し、時報時計は水晶発振式に、キー操作やマークシートによるプログラムタイマーに進化し、チャイムも従来の鈴を打ち鳴らす純機械的な構造から電子チャイムになり、複雑なプログラム動作を簡単にかつ複数のメロディー奏鳴可能とした。 また現在のベルタイマーは電子チャイムも内蔵しており、そのまま単体で時報装置として利用可能である。
※1974年からの消防法改正と、1980年前後の「ME化!」(マイクロエレクトロニクス)の進展は、一応は別々の話題だと思いました&草々。
> 文部省令の音階に準拠して調律製造されている機械式チャイムもあったが、そうでないものはただ鳴っているだけで音色に難があったり、こだました場合の重音に不協和音を生じる。
「学校のチャイム」に限らない一般的な問題だと見受けられました&草々。新宿駅「御料牧場」からの「シカ!」(※推定です)については[3203]を参照。
・YouTube 機械式チャイムの一例です(DC24V)
https://www.youtube.com/watch?v=VT6ErMbdciU
> 気動車なんかで使われているDC24V駆動のBZ21型を動かしてみました
> もうちょっと早いと思いますよ実際のは
電圧を上げれば(理想的には)音程も音色も変わらずテンポだけが速くなるとの理解でございます。…いえ、「24V駆動」の装置を12Vとか17Vとか、お手元の電源装置の電圧で「動かしてみた」ってことですか? …うーん。『丁寧な説明!』がほしいかなぁ。(※感想です。)
…そして、うーん。ダイオードしか使わないような簡素な装置を商用電源に直結なさればクイズ番組の正解の音(ぴぽぴぽぴぽぴぽーん!!)になりますよねぇ&東京のスタジオなのか大阪のスタジオなのかもわかるかもしれないという、いつぞやのミステリーの種明かしみたいなソレが想像されてきそうですよ。本当でしょうか。(あくまで想像はミステリーです。)
・「1N5408」(75円)のイメージです
http://eleshop.jp/shop/g/g1CS13G/
https://ae01.alicdn.com/kf/HTB1x4XOJVXXXXXsXXXXq6xXFXXXl/-font-b-1N5408-b-font-font-b-diode-b-font-20pcs-Free-Shipping.jpg
> 一般整流用ダイオードの定番。VRRM=1000V、IF=3A。
…この脚の太さを見よっ。「1N5408」を本気で使う感じの「電気!」な工作って、ちょっとアコガレますよねぇ。
・「テレビのブラウン管用高電圧発生に利用されるフライバックトランス」
http://arima.webcrow.jp/koudenatu.html
ご近隣に受信障害など起こさぬよう&そっちですかっ。ドアノブごしにポケットのスマホが壊れましたよ@どうすんべ。ありとあらゆる懸念を先んじて検討し尽くしてからでなければ、安易に工作例などご紹介できませんぞ。(メッソウでした。)
・時間の関係でウィキペディア「ブラウン管」より「多色表示の方法」をご覧いただきます
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3%E7%AE%A1#.E5.A4.9A.E8.89.B2.E8.A1.A8.E7.A4.BA.E3.81.AE.E6.96.B9.E6.B3.95
> カラーブラウン管において、高エネルギー電子線の衝突により発生する危険なX線を遮る必要がある。このため、ブラウン管用のガラスは鉛ガラスが用いられる。これ以外にも、遮蔽板やアノード電圧が上がり過ぎないような保護回路がある
うーん。1960年3月「テレビのようなブラウン管」([3178])も参照。カラーテレビって、いまいち、よくわかりません。原理上(※実装上の限界とは異なります)、アナログの映像信号の伝送能力(撮像側の技術次第でいかんとも「なめらかな連続値!」が可能では?)に対して、受像機のほうでは実にケシカラン…いえ、こんなものかという程度の映像しか再生できていないという感じがしてきませんか? 8Kなどと称して帯域を『指数的!』にじゃぶじゃぶ使うよりは、アナログの放送で受像機の側をもっとよくするという方向の開発(≒アナログの映像信号の全体に対してアレして伝送してからソレすることで、アナログ放送が抱えていたゴーストなどの諸問題は解消されつつ…ゲフンゲフン)って、できないんですかねぇ。(※感想です。)そこら中でCPU能力がやたら必要とされる伝送路って、伝送路として及第点に達していないのではないですかねぇ。(※私見です。)
・NEC「NE式写真電送装置」のイメージです(1928年)
http://www.nec.co.jp/profile/empower/history/1928.html
http://www.nec.co.jp/profile/empower/history/images/h1928-3l.jpg
> NE式写真電送装置の送信部
連続して送るというテレビジョンより前に、まず、こちらでフィルムや写真の明暗をレコードの針よろしく読み取ってアナログな電気信号を発生させ(中略)受信側でフィルムに露光させて、さあ現像すれば、送信側のフィルムと(理想的には)同じフィルム(の像)が得られますよ、というような技術ですよね。…たぶん。時間さえかければ、すなわちレコードでいう針を精密に動かしさえすれば、いくらでも精密な電送が可能ではないかとのアナログな感覚にございます。本当でしょうか。
・「よろしく(5)」
https://dictionary.goo.ne.jp/jn/228655/meaning/m0u/
> 上の内容を受けて、いかにもそれらしく、の意を表す。
・NTT(持ち株)「1930年 百聞を一見にするファクシミリ」
http://www.ntt.co.jp/RD/magazine/history/vol3.html
> クリーニング(背広上下)2円80銭/理髪料30銭/ビール38銭/たばこ15銭
肝心の技術の解説がなくて困りました。
・「写真電送」
https://kotobank.jp/word/%E5%86%99%E7%9C%9F%E9%9B%BB%E9%80%81-525249
> 百科事典マイペディア
> 写真または絵画など濃淡をもつ画面を電気信号を利用して遠隔地に伝送すること。画面を光源で走査してその濃淡に応じた電気信号に変え,有線または無線で受像地に送る。信号はグロー放電管により光に変換し,印画紙またはフィルムに露光し,これを現像して画像を得る。
そういうものでした。さすが百科事典マイペディアですね、よくわかります。
・郵政博物館「NE式写真電送装置」(2015年3月31日)
http://www.postalmuseum.jp/column/collection/syashindensou.html
> ファクシミリを分けると、写真電送をするのに適した濃淡の送受信を行う写真電信と、文字の電送に適する白黒の送受信の模写電信とに分けることができます。
> 1848年、イギリスのベークウェルが円筒走査を発明、特許出願しました。
・[3298]
> 本文中では「これにより画像をどのようにデータとして転送するかを説明した」とされていますが、うーん。
> 「画像をデータとして…転送」といいますと、新聞写真の電送(ファクシミリ)のほうなど思い浮かびます。こう、符号化しないものを「データ」とは呼びにくい、映像信号はあくまで信号(アナログの「波」)であるという感覚が拭えないのは「わたし、古い人」でしょうか。…そうですか。
1930年代の「写真電送」をきちんと説明することなく漫然と『転送』などと…コレハヒドイ。
・NTT技術資料館
http://www.hct.ecl.ntt.co.jp/search/result.php?sid=58fb79596cf66&page=1
http://www.hct.ecl.ntt.co.jp/search/img/3301_1.jpg
http://www.hct.ecl.ntt.co.jp/search/img/3310_1.jpg
> 4号写真電信送信台
> 4号写真ドラム
・日立評論「写真および模写電信用高周波同期電動機」(1956年2月)
http://www.hitachihyoron.com/jp/pdf/1956/02/1956_02_08.pdf
こういう精密な回転のできるものをつくってよろしいかというのも、当時としては何か国際的にむずかしいものに抵触するのかもですが、このおかげで洗濯機…いえ、磁気ドラムやHDDなどつくっていかれることにつながったとわかります。
・(一社)日本分析機器工業会「電子顕微鏡の原理」
https://www.jaima.or.jp/jp/analytical/basic/em/principle/
> 電子顕微鏡は電子線を用いて測定対象物の拡大像を得ることができます。電子線は電磁波として見た場合、非常に波長の短い波ですので、光学顕微鏡などよりはるかに高い倍率での形態観察が可能となります。また、走査電子顕微鏡(SEM)においては、電子線を用いるため、焦点深度が非常に深い立体的な形態観察が可能なこと、数十倍〜数万倍以上の広い倍率で観察可能なことが、多くの分野で有益な機能として用いられております。
> 透過電子顕微鏡
> 走査電子顕微鏡
・同「図5 走査電子顕微鏡の原理」のイメージです
https://www.jaima.or.jp/resource/jp/basic/images/genri5_5s.jpg
> 走査電子顕微鏡は試料形状の観察だけでなく、その試料にどんな元素がどの程度含まれているかを調べるX線分析装置としても活用出来ます。
あくまで顕微鏡としての解説ですが、走査型のほうは写真電送やテレビジョンの原理と同じで、撮像部が進化したものであるとわかります。もっとも、例えば絵画などを筆致どころか顔料の分子までスキャンしたところで(再生側の)複製を(自動で)つくる技術がなく(≒ないに等しく)、いまのところはデータとして保存する(⇒データとして参考にしながら複製の専門家がおもむろに手作業で複製を作成する)くらいしか用途がないともいえます。事件現場の試料を遠隔ですばやく鑑識あるいは現場の鑑識官と研究所の人員とで「ダブルチェック」しようだとか、そういう用途はあるのかもですよ。本当でしょうか。
そして、X線分析装置をもってしても「フミン酸」の分子構造は特定されない([3428])といってですね(略)…うーん。
・ウィキペディア「フミン酸」「フルボ酸」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%9F%E3%83%B3%E9%85%B8
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%9C%E9%85%B8
> 酸性の無定形高分子有機物。
> 炭素52 - 58%、水素3.6 - 6.0%、窒素3.0 - 5.7%、残りの大部分は酸素であるが、1%以下の硫黄を含む。
> アルカリ溶液の吸光スペクトル、特に波長465nmと665nmの吸光度の比(E4/E6)が、フミン酸の質の評価に用いられている。
よくわからないんですけど、これって、「灰色(青っぽい=665nmの吸光度が高い)」と「褐色(赤っぽい=465nmの吸光度が高い)」の見分けしかしていないってことですか? そして665nmと465nmという、いまぜつみょーにピンポイントな波長は、光源の素子の都合ですよねぇ。…うーん。太陽光をプリズムを通して当てるなどして連続的に吸光度を測ることって、できないんですかねぇ。ほら、曇りの日には研究をお休みできるじゃないですかぁ。(違)…わあぃマウナケア山の山頂で試料の分析だっ。…その発想はなかった!(恐縮です。)
> 精製の困難さのため、フミン酸に比べて研究は少ない。
> フルボ酸のE4/E6比(400nmにおける吸光度と600nmにおける吸光度の比)はフミン酸より高い。
> 鉄との錯体はフルボ酸鉄となり海洋への鉄分の移動の大きな部分を占める
それくらいしか指標がないとの素朴な早合点でございます。ひいては、フミン酸とフルボ酸とで何がどのくらい違うのかの詳細もわからぬまま(≒フルボ酸のうち鉄との錯体についてだけわかってもフルボ酸をわかったことにはならない)、先に酸とアルカリにかけてみてざっくり分けてみたというのがフミン酸とフルボ酸であるとの理解にございます。(※あくまで素人です。)
・中部電力の見解です
https://www.chuden.co.jp/home/information/chishiki/mame_area/index.html
> ヘルツ(へるつ)
> そのまま使えるが能力が変わるもの
> 扇風機、ヘアドライヤー、換気扇、掃除機、温風暖房機、ジューサー・ミキサー
> 当社における混合地区(長野県)
わあぃへるつ! 湖のほとりの白熊リゾートだよね☆ちゃんと知ってるよ! 「電動鉛筆削り」については[3428]を参照。
・Google ストリートビュー 「1路へるつ!」のイメージです
https://goo.gl/maps/96U13jZ4ZWE2
・丸永製菓のイメージです
http://www.marunaga.com/cms/wp-content/themes/marunaga-20150130/resource/product/images/shirokuma/item5_pct.png
http://www.marunaga.com/product/shirokuma/
・北へ南へ「3D白熊」のイメージです
http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/g-gourmedia/20150804/20150804132837.jpg
http://r.gnavi.co.jp/g-interview/entry/cr/2468
★初期の「電子チャイム」を正確に読み解くココロミ(試)
高声電話がトランジスター式になって以後で、トランジスターによる簡素で丈夫な回路でブザー音を発振するというアイデアのある時代になれば、『営団ブザー』と呼ばれる簡素な発振回路のほうなど、いつ導入されていてもおかしくないかなぁ、との感触にございます。(※地下鉄の駅という高コストな空間では、高声電話と「ブザー」のために別々の電線を引こうなどとは考えられないのではないかとの推測による感触です。後年の「非常放送設備」が確立されていくより前の時代にあっては、高声電話の配線そのものを耐火・耐熱の配管で通すでしょ、の意。)本当でしょうか。
・アイホン「アイホンの歴史」
http://www.aiphone.co.jp/corp/history/
> 1952年 社名を愛興高声電話器合資会社に変更
> 真空管式同時通話インターホン「テータホン」の発売開始。
> 1台 19,400円
> TETAはギリシャ語で「対話」を意味。
> 交流電源を使用する際、三極真空管から60ヘルツの音が出るのを除去する回路。
> 同時通話を3線で行う回路設計。
わあぃハム! たこ糸は3本までっ。(いろいろ違)…きちんと調べて「追体験」するような実験をすれば自由研究になりそうですよ。
> 1956年 ナースコールインターホン第1号機を国立大府療養所に納入。
> 1958年 トランジスタ採用ドアホン発売開始。
> 1959年 (略)社名をアイホン株式会社とする。
> 1960年 プラスチックケースを採用。
> 1962年 独自スイッチ開発。
> 1963年 「ママトーク」
> ベルタイプ 会話ができる呼び鈴
> 1964年 呼出音が鳴るだけでなく話ができるナースコールが標準品となった。
> 1965年 用途を考えた製品開発を始める。
※「用途を考えた製品開発」:これ全体で1語というような、社内では固有名詞扱いなのかなぁ。⇒「『特定用途に特化!』して「おんりーわん」を目指せっ! …お、おぅ。」の意、かなぁ。
> 1974年 非常電話QAM形が非常放送設備委員会の認定試験に業界で初めて合格。
おおー!(略)「用途を考えた製品開発」の成果ですねっ&おめでとうございますっ。(棒読み)
…もっとも、「「違いがわかるインスタントコーヒー」([3118])と似て、「違う」「はっきり違います」というのが流行った時代に「違う」「はっきり違います」といっていただけのような感じで、いま「ご当地」といいさえすればナウいかのようなソレ」([3436])のように、「考える」「よく考えてつくられた優秀な製品」という具合に、「考える」というキーワードそのものが「使うとよろこばれる」ものであったという時代背景もありそうですよ。それより前の時代の人って、本当に「考えない人!」([3125])だったんですね、わかります。
・[3312]
> 「考えない人」[3125]を参照してから考えてください。
・ウィキペディア「呼び鈴」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%BC%E3%81%B3%E9%88%B4
営団地下鉄としては、「駅のホーム監視用テレビを設置」(1967年)などとセットでの導入とあらば、アイホンさんより松下さんかなぁ、との印象が高まってきそうです。本当でしょうか。スイッチ(ボタン)のデザインが何かを雄弁に語っているのではないかなぁ。うん。(※個人の感想です。)
※営団地下鉄ともあろう事業者なら自前で電設工事ができますってばよ。…あらあら、まあまあ! 上野の本社から(中略)末広町駅から横断歩道も渡らずに徒歩で歩いて部品を買ってくるだけで、自社で設計した簡素な装置(※とはいえ何らかの型式など称されるのでしょうか)をちゃちゃっと「内製で量産!」されたとしてもおかしくないですぞ。本当でしょうか。(あくまで一般的な推察です。)
しかしウィキペディアの記述は、ちょっと『大昔!』と「最近!」の、途中が飛んでいませんか?
> 機械式
> 電磁誘導により、長短2枚の鉄板を打ち鳴らす方式。一般的なチャイム音として知られる「ピンポン」音は、短い鉄板の高い音「ピン」と、長い鉄板の低い音「ポン」の組合わせにより生まれる。(略)これと同じ仕組みは自動車の速度警報装置やATSの警報持続チャイム、601型電話機のベルにも使われている。
※そういえばドラえもん「テレビ局をはじめたよ(ドラミちゃん)」(1974年とのこと)で、ドラミちゃんが(いまでいう「てへぺろ」的な顔で)「ピン ポポーン」といいながら鉄琴をたたいてますよねぇ。1974年に描かれたにしては描写が古いのではないかなぁ&本当でしょうか。
> 電子式
> IC等に記録した電子音を鳴らす方式。
あのですね、「メロディーIC!」([3208],[3206],[3203])より前に、どことなく機械的な雰囲気も残しながら「短」と「長」にあたる定数の回路をスイッチしながら発振回路で発音するような、スイッチを押すと「ピーン」といいながら充電して、スイッチを切ると放電しながら「ポーン」というようなですね(大巾に略)あるいはプッシュホンのような「電子式」も、あったのではないでしょうか&本当でしょうか。写真3点、同じかたの投稿ですが、写真が用意できないものも(誰かが)調べて記述しないといけないのですよ。(メッソウではございました。)
・YouTube 松…いえ、呼ばれましては「エム下さん☆ハイ!」(違)
https://youtu.be/JkEfBUrlmMI?t=13s
https://youtu.be/qzB9ICMvyco?t=32s
> ワイヤレスコール卓上受信器(ECE1601)とハイハイ店番(旧式 EL8100-2 & 現行型 EL23001K)の3種類のチャイム音を聞き比べてみました。
> ピロリロリロ…
> ピロリロリロ…
> プーーーー
> テーーーー
> ブフーーーー
※昔ながらのBEEP音と同じで、我々『営団ブザー!』といって、その実、至って普通のBEEP音が商品名「メガホン」とも呼ばれるラッパ型のスピーカーでわざわざビリビリさせながら地下鉄の駅構内でうをんうををんと反響しての「臨場感をプラス!」からの(中略)「ブフーーーー」の音になると「FM音源のトランペット!」っぽくも聞こえてきますけど、あくまで簡素な回路で発音されていそうですよ。(回路としては)聴力検査の機械ひいては「周波数可変の電源装置!」と同じようなもので、メロディーICなど使わずに実現されると推定できそうですよ。
・Google ストリートビュー 「上野の本社から」「末広町駅から横断歩道も渡らずに徒歩で歩いて部品」のイメージです
https://goo.gl/maps/w6yzXZPbWEm
https://goo.gl/maps/mirBrn2Q7Y82
・「新しい音 澄んだ音」のイメージです
https://auctions.c.yimg.jp/images.auctions.yahoo.co.jp/image/dr000/auc0301/users/4/9/5/4/kazuyuki19891208-img600x450-1485775691lzv8nx16412.jpg
> ナショナル サイントーン
> 電子チャイム EC520
・現行品(相当品)のサウンドです
http://www2.panasonic.biz/es/densetsu/ha/signal/chime/products02.html
http://www2.panasonic.biz/es/densetsu/ha/signal/chime/sounds/product02/ec730w_6pn.wav
http://www2.panasonic.biz/es/densetsu/ha/signal/chime/sounds/product02/eb722_pn.wav
http://www2.panasonic.biz/es/densetsu/ha/signal/chime/sounds/product02/ec730w_pu.wav
> ぴ ろ゛ん
> ぴ ろ゛ん
> ぺ ろ゛ーん
1台だけ鳴るならいいんですけど、仮には1編成15両60箇所で同時に鳴るときに音程がずれるとアレですよね。「月産20台で立ち上げ、早期に同200台規模を目指す」([3106])も参照。さあさあ自由研究の「工作」では量産化を意識させて…も大切だとは思いますけど、まずは「同じものを4つ以上つくって同時に動かそう」([3333])からかなぁ。(※見解です。)
> サインペット
> 共鳴ボックス内で音が反響してなめらかな鳴動音になります。
> ぴんぽーん(わわーん)
> プルプル(ファミリー)
> ぴ(ぷ)ぴ(ぷ)ぴ(ぷ)ぴ(ぷ)ぴ(ぷ)ぴ(ぷ)ぴ(ぷ)ぴ(ぷ)…
「ぴ」と「ぷ」がそれぞれ断続して鳴っているので、「ぴ」を聴こうと思えば「ぴぴぴぴぴ」と、「ぷ」を聴こうと思えば「ぷぷぷぷぷ」と聴こえるのだと、こういうわけです。レッツ轟おん! 開床式鋼橋を見上げながら「連続聴効果」([3201])も参照。
・(個人のブログ)「4つのLEDが直列に接続されている(灯具を分解したところ、上の回路図で1つのLEDとして表現されている部品には、3つの素子が直列につながれていました。つまり実質24個直列)ので、このままでは点灯するためにかなり高い電圧が必要です。」付近
https://blogs.yahoo.co.jp/e233_3001/34269169.html
> DC12V出力 ACアダプター(500mA以上とれるもの。9Vでも動作します)
> カーボン抵抗33kΩ(ドアチャイムの音量調整用です。可変抵抗を使用してもよいでしょう)
> トランジスタ2SD2012(スピーカー駆動用)
…うーん。あえていおう、なにもいわないでおこうと!(恐縮です。)もともとは48Vくらいの電源で動くものなのかなぁ&好き勝手に部品や配線を切ったり付け足したりすると、LEDの明るさも実車での使用時とは異なり、ドアチャイムもまるで違う音色になってしまうのではないかなぁ。(あくまで想像ですが、単に音量の大小だけでなく音色まで変わってしまいそうですよ、の意。本当でしょうか。)
・近年「48V」の用例です
http://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2014fy/E004083.pdf
> クロール法に代わる生産性の高いチタン精錬工法の開発によるチタン(インゴット)の大幅な低コスト化の実現
> ※上記シナリオの実現時期の見通しは不明
> 欧州OEMは48V系のマイクロHEVに注力し始めている模様。
> 2020年:95g/km(この水準では電動車両化が必須とみられている)
> “48V”という定格電圧は安全規格とエネルギー利用の効率性、半導体部品のコストより決定したとみられる。
> 国連欧州経済委員会が定めた電動車両の安全規格ECE-R100では60Vを超えると人に対して安全を確保する対策など講じることを規定
> 2011年末、電源の48V化に向けて「LV148」という規格を策定。以降、半導体部品メーカー等の取組が開始。
…うーん。あえていおう、なにもいわないでおこうと!(恐縮です。)…あえていおう、なにもいわないでおこうと!(なぜに2回いうし!)電話の時代から「48Vくらい」という電圧って、ありますよねぇ([3326])。
・ウィキペディア「ビープ音」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%97%E9%9F%B3
> ビープ音は、単一の波形で構成される音で、これは単純な電子回路で合成できることから、様々な機器に組み込みで使われる。
> 英語のbeepは擬声語である。
> 実装はさまざまであり、I/Oの状態が直接HighとLowを示すものもあれば、一定の周波数を発声するもの、任意の周波数を出力できある機種などがある。
> マインスイーパで効果音
「ビープ音」を見出し語にしようというのはいまさら問わないとしましてもですね(略)「単純な電子回路で合成できる」と、どこかで聞いてきたのをそのまま書いたかのような記事ではいかんですのう。単純であることを読者が理解できるよう、回路図も載せたいです! わあぃ「ビープ音 回路図」で検索けんさくぅ…ぎゃふん。そんなものはないっ! 繰り返すッ! そんなものはないッ!!(※表現は演出です。)
・村…いえ、呼ばれましては「エム田さん☆ハイ!」付近(2013年10月)
http://www.murata.co.jp/elekids/ele/try/koka13f/pdf/1310.pdf
> 発振回路 きほん編
> 音が高くなったり
> 低くなったりするしくみは?
PDFを参照してください。
> 周波数をいろいろ
> 変化させて、
> 音を楽しんじゃおう♪
> 音程はうまく変わったかな?
> 次回は発振回路による音程
> の調整を応用して、楽器づく
> りにチャレンジするよ!
※「ウダー」([3299])も参照。
・マル…いえ、呼ばれましては「エムツさん☆ハイ!」付近
https://www.marutsu.co.jp/contents/shop/marutsu/mame/158.html
https://www.marutsu.co.jp/contents/shop/marutsu/mame/158.files/image004.gif
https://www.marutsu.co.jp/contents/shop/marutsu/mame/158.files/image020.gif
※「なぜか測定器もあるよーん」([3326])も参照。わあぃエムツさーん。やっぱりきちんと測定器の揃った学校や職場で勉強しないとだめですよね。中古の測定器をありがたがって買いながら検定も受けずに使うようなひとって、だめですよね。…ギクッ。「マルツ電波商会」さんについては[3456]で述。
★「MN6221」を「テクニトーン(Technitone)」で読み解く
・さらにウィキペディア「テクニトーン(Technitone)」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%8B%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B3
> 1970年代から80年代、松下は「テクニクス音楽教室」を展開
> 1963年12月 - 初代機種「SX-601」登場。61鍵盤(一段)で、足鍵盤はなかった。初代機種はエース電子工業からOEM供給を受けての発売。
> 1983年 - PCM音源を搭載したEシリーズ発売。
なるほどなるほど、そのような経緯で「新しい音 澄んだ音」を小型基板(1980年代からの「MN6221」シリーズの特定用途LSI=パッケージはアレですけどLSIですぞ)で実現しうるノウハウをも吸収されたと、たぶんこういうわけです。
・「MN6221」付近
https://b2bsol.panasonic.biz/semi-spt/apl/jp/products/detail/?cat=CXZ7000&part=MN6221
https://industrial.panasonic.com/content/data/SC/ds/ds4/MN6221_J_discon.pdf
> 1.5V
> 曲は任意のROM番地から開始できるので,ROMをむだなく利用できます。また,ジャンプ命令により,部分繰返し,全体繰返しが可能です。
これ1つで、ほぼ楽器ですよね。1963年の電子オルガンを20年で「LSI1つ!」に…スゴイですのう。翻って、ウィキペディア「呼び鈴」における「IC等」との表現は、ためしに分解してみたら「MN6221」などというきわめて高度なLSIが見えるんですけど、これを「3本足のメロディーIC!」の同類とみなしちゃっていいのだろうかという逡巡が(暗に)示されているようにも感じられてきそうです。また、本製品は「MN6221」と呼ばれる特定用途のマイコンに電源とボタンとスピーカーをつけた、あくまで高い集積度を誇る「MN6221」あっての「簡素な基板」なのであって、「MN6221」を使った回路を「簡素な回路」などとは、到底、呼べるものではないともわかってきます。
・「古いハイハイ店番(EL81002)の端子構成が知りたい」付近
https://www14.arrow.mew.co.jp/faq2/userqa.do?user=denkoqa&faq=23VHAha&id=3196&parent=1017&template=R
https://www14.arrow.mew.co.jp/faq2/front/users/denkoqa/23VHAha/img/J251/J25131961.JPG
発売年がわからないのですが、「スクエアー!」なデザインで「親子連れ」の絵がLEDで浮き上がるというようなのは、早くても1977年くらいかなぁとの感触から、どことなく黒電話っぽい、スピーカーといったら丸くないといかんのだというソレに支配されている感じのデザインのほうは、1964年から1975年までのいつでもおかしくない感じではございます。「サイントーン」のパッケージからは、…うーん。
そして、現行品では「MN6221」とはいえ、初期の「電子チャイム」で、配線のつなぎ替え(端子番号「4」)によって「ウー」「ポロロン」「ピンポン」を使い分けるという世代の製品にあっては、まだメロディーICではなく、1つずつ発振回路を組んでありそうな気配ですよ。本当でしょうか。(あくまで推定です。ICや「7セグ」などという一種『ハイソなパーツ!』は1970年より後[3395],[3397]だとの早合点にございます。)
・「ハイソなパーツ」
http://thesaurus.weblio.jp/content/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%81%AA
> 物事に伝統や品位が感じられるさま
転じて「体系化された知識を前提とするさま」「改良が重ねられ洗練されているさま」「詳細なデータシートが用意されるさま」という意味で「ハイソなパーツ」との表現が可能であるとの認識にございます。
> しっかりしている
> 品位を感じさせる
> 格式を誇る
※「しっかり勉強しないと使いこなせないむずかしいパーツ」ひいては「使いこなせているひとを尊敬したりほめたりする表現」みたいな気分でオネガイシマス。
・「FM音源」(1975年)
https://ja.wikipedia.org/wiki/FM%E9%9F%B3%E6%BA%90
・「アナログコンピューター」との見解になりかけたということです(1971年)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%A8%E7%94%B0%E5%8B%B2#.E3.82.B7.E3.83.B3.E3.82.BB.E3.82.B5.E3.82.A4.E3.82.B6.E3.83.BC.E3.81.A8.E3.81.AE.E5.87.BA.E4.BC.9A.E3.81.84
> 1969年に、大阪万博の東芝IHIのパビリオンの音楽を録音するため、大阪に滞在した。1971年秋頃、モジュラー式のモーグ・シンセサイザー(モーグIII-P)を日本で初めて個人輸入した。
> 当時、楽器として輸入しようとしたところ、日本ではシンセサイザーがほとんど認知されていなかったので、税関から軍事機器(むしろアナログコンピュータそのものであろう)と疑われ、税関の検査場で数ヶ月間止められ、しかもその間の保管料を請求されたといったエピソードがある。楽器とは関税率が異なる精密機器として扱われそうになったので、楽器であることを証明する必要があったとされる。
「新しい音 澄んだ音」といって電子チャイムがよろこばれるのは、1970年より後かなぁとの印象がございます。そして、実際の聞こえかたとしての「臨場感!」を抜きにしての発振の波形そのものは、もう、何を使ってでも模擬はできる(⇒部品市で現物を仕入れてこないと再現できないというような特別なものではまったくない)との理解にございます。
・「地下鉄のあれの再現。」とのこと
http://nekonosou.web.fc2.com/tr/adan/index.html
「新しい音 澄んだ音」といいながら、あのシンセサイザーとかいうやつみたいな音が手元で、しかも乾電池で鳴るんだぜ☆、といってよろこぶ「一般の人」を、ちょっと見下しながら(中略)電気がわかるとかえって、あんなの、じぶんでもつくれるし、どこがおもしろいの? …営団地下鉄のひとにそういう空気があったかどうかまではわかりませんけれども、『営団ブザー』といって、後の時代の人がとってつけたようにクールであると評するのとは違って、もっとなんでもないものであったのかなぁと想像してみるところにございます。(※推定や想像のまま本稿の末尾となり、マコトに恐縮でございました。)
・「ゲー」付近
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E5%B8%82%E5%96%B6%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E9%89%84
> 開業 1971年12月16日
> ホームのスピーカーから鳴動する発車ブザーが独特の音色(「ゲー」とも表現されることがある)であった。
『営団ブザー』についても、一部の駅で音程や音色が異なるとの話題もございますが、こう、「(運転の取扱い上)意味があってわざと変えてある」「(設備上)いかんともしがたい理由でそのようになっている」「(組織上)つくった人だけが直せる⇒つくった人がいなくなってからこうなった⇒直せない」など、いくつかの(情報検索や取材のための仮定としての)シナリオが考えられますが、ここではゴールには到達いたしません。(恐縮です。)
・「帝都高速度交通営団『営団地下鉄五十年史』(1991.07)」(渋沢社史データベース)
https://shashi.shibusawa.or.jp/details_nenpyo.php?sid=12040&query=&class=&d=all&page=64
> 平成元年(1989) 7月1日 一部駅において列車出発時の整理ブザー及び車掌の手笛廃止(銀座駅、霞ヶ関駅、茅場町駅、永田町駅)
「千葉駅みたいなのを地下鉄でもやってみたらどうだ⇒JRにできて営団はできないとはナニゴトだ」的な…ゲフンゲフン。そういうことなんですかねぇ。(※感想です。)7月や8月に始められる施策って、そういう外部的なアレではないかと自動的に疑いますよねぇ。そして、その後「復活」したときには違う音(※銀座駅、永田町駅を除く)になっていたということですかっ&本当ですかっ。これ、単に「設備上、何がしかの交換の時期を迎えた」⇒「ちょうどブザー廃止を試行できる」的な…さらにぎゃふん。(※まったくの憶測です。)この間に有楽町線との連絡線に関係する仕上げの工事でも、していたんではないですか&そっちですかっ。(※さらに推測です。)すなわち、▼霞ヶ関と茅場町は何らかの工事に合わせて「そういうことならちょっと試してみますか&『手出し』はないのだし」、▼銀座と永田町はまったくのデモンストレーション(⇒いわれたとおりに『廃止を試行!』してますよ&これでいいんでしょ)であったと、…本当でしょうか。
※「自腹で持ち出しの手弁当!」という意味での『手出し』について[3439]を参照するじゃん! レッツじゃん!
・花巻市の見解です
https://www.city.hanamaki.iwate.jp/shimin/shogakko/148/p005849.html
> 昭和56年10月 ノーチャイム制実施
この後、「先進的な取り組み」扱いされながら、「平成元年(1989年)」にもなると、ノーチャイムにしさえすれば先進的だなどという早合点が広まっていたかなぁとの感触にございます。平成7年(1995年)にノーチャイムを導入したという学校が各地でみられます。
・鈴木賢一「教育の多様化に対応した学校建築計画に関する研究」(2005年9月)
https://www.sangetsu.co.jp/hibizaidan/pdf/re16_suzuki.pdf
> ニュータウンの中心部に立地するこの学校の建築的特徴は、1)透明感あふれるデザイン性の高い空間、2)屋内外のスペースが貫入する空間の連続性、3)画一的・均質的構成から脱却した場所性、ヒント性に富んだオープンスペース計画、4)住居スペースに似ているスモールスケールの空間挿入、5)低中高学年それぞれにデザインを変えた学年スペース周りの構成である。ここでの教育の特徴は、1)クラスよりも学年を母集団としたチームティーチングを主体とする学年経営、2)教科の枠を超えた学習活動を主体とする総合的学習の時間、3)地域の教育力の積極的な導入とそのための働きかけの3点である。
1995年に竣工した千葉県のC小学校(12クラス)っ! みんな知ってるよ☆たぶんだけどね!(※表現には演出がございます。)建築上の配慮あってこそのノーチャイムなのであり、建築が従来のままノーチャイムにしさえすればというのは、たぶんとんでもないのですよ。…駅も同じではないかなぁ。(※見解です。)
・「1997年に日本建築学会賞(作品)を受賞している千葉市立○○小学校の設計チーム」(2009年12月)付近
https://www.aij.or.jp/jpn/archives/prize97.htm
https://www.aij.or.jp/jpn/design/2009/sakuhinsensyou2009-6.pdf
・(博士論文)千葉大学 大学院自然科学研究科(2010年3月)
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000025-I001359569-00
http://mitizane.ll.chiba-u.jp/metadb/up/thesis/Li_MeiHuei.pdf
なぜ「営団ブザー」でなければならなかったのかという視点から、[3454]へ続きます。
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