(約9000字)
はてなブックマークでブックマークされていなかったら見つけられなかったと記して非常に大きな謝意のほうなど示します。
・はてなブックマーク(2017年1月18日)
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H29/kyouyou/C/sinri/1529196.html
> 13 USERS
> 7月29日から
(4月15日に追記)「7月29日」というのは単位認定試験の日付ですので、念のため。
(6月17日に追記)15年くらい以上前に習ったきりで「再入門」したいかたならびに高校生で「背伸び」してみたいかたには[3469]をお読みいただきたく存じます。
(12月24日に追記)「主成分分析(PCA)」については[3584]、(心理学の)「因子分析」については[3587]を参照。ほかに、朝倉書店「多変量解析実例ハンドブック」を回答とする模擬レファレンスございます。
・このフォーラム「朝倉書店「多変量解析実例ハンドブック」かく語りき」の一覧(※数字は章番号です)
https://neorail.jp/forum/nph-forum_4.cgi?mode=find&word=%92%A9%91q%8F%91%93X%81u%91%BD%95%CF%97%CA%89%F0%90%CD%8E%C0%97%E1%83n%83%93%83h%83u%83b%83N%81v%82%A9%82%AD%8C%EA%82%E8%82%AB&cond=and&sort=desc&prev=200
・「心理統計法(’17)」(平成29年度)
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H29/kyouyou/C/sinri/1529196.html
> 心理学はデータに基づいて心のメカニズムを研究する学問です。
スバラシイ。さあさあ売店で白衣なんて買わなくていいですから、階段をのぼりながら段数を数え、息が切れたら心拍数を数え、自販機の新商品は欠かさずチェックするのですよぉ。(※きわめて偏見です!)
> 本講義は受講者が統計解析環境R、rstan、stanで実習することを想定しています。
いまどきふつーです。たぶん? そして、いまどきふつーなのがスバラシイ。
> データ分布の要約
> 知覚時間、
> α%点、四分位、範囲、密度関数、分布関数、
> 、データ生成分布
「創刊号限定特別付録っ!」と呼ばれる『事実上の開発商品!』([3402])…じゃなくて、初回から盛りだくさんですって? とんでもない! 目的が明確なのでブレませんですぞ。たぶん。「経験的にアレとソレとコレは外せないな的な「鉛筆」」([3046])でつくられる、いわゆる『概論』とは「考える向きのようなもの!」が違うので、もったいぶってのらりくらりとつむがれる「概論」の講義に耐えきれないひと(…ギクッ)には好適だと思います。
> 公的分析、私的分析、無情報的事前分布、3囚人問題
うーん。「公的分析」「私的分析」とまできっちりかっちりした『用語』を割り当ててまで「2項的!」な発想をさせようというのは行き過ぎではないかと思うんだなこれが。(※表現は演出です。)
> 乱数の収束判定指標について学ぶ。
> EAP、 MED、MAPによる点推定、
> 、条件付き予測分布
内容としてはたぶんスバラシイ。きっとスバラシイ。スバらしくないわけがないっ。
しかし、「EAP!(ほおぉ!)」「MEDっ!(フーン)」「MAPッ!!(へー…)」といって、その実、ただの▼期待値、▼中央値、▼最頻値ですよん@なんてこったい(最初の感動を返してっ!)。最初から、いろいろなものを英語ではどう呼ぶのかをあわせて学んで、アルファベット3文字だからといっておかしなありがたみなど生じないように配慮を尽くされたいかもですよ。(※あくまで私見です。)
> 論文レポートでの報告文例
やーい『情報知識』([3405])! 必要性も重要性も感じます(『メタ目次』[3093]も参照)が、ちょっと現場感がありすぎて、講義としての質は未知数かもですよ。放送大学だから講義の中に入れてしまへ〜といったこともあるのかもですが、研究室に配属されてから飲み会でもしながらもしくはゼミの中で(=だいたい同じことですけど呼びかたが違うだけって、こうですね!)それとなくそれとな〜く伝授されるソレが、なんと放送波に載った! …ここ、喜ぶべきところかもですぞ。
※『教養問題!』『設備体制!』『事業本部!』『情報知識!』『聞書!』『明快平易!』それに「鋭意開発中(字余り)」など([3393])参照。「論文レポート(字余り)」「報告文例」ってなんですか&なんなんですかっ。いつかどこかのDPE店でアコガレの「わたしたち○○しました」のハガキですかっ。…のんのんのん! いまは『テンプレ!』と呼ぶのだよスタビンズ君。(演出は表現です。)
> 第5回
> 独立した2群の差
> 第9回
> 実験計画法、要因、因子、独立した1要因計画、
このあたりから、(講義の)順番を決めづらくなってくることがわかります。先に実験計画法のエッセンスを学んでから、「2群の差」に取り組みたいかもしれません。
> 賛成・反対のような計数データの比率の分析法を学んだ後、複数の2項分布の差の推測に関する技法を身につける。
> 血液型のような3つ以上の値をとる計数データの推測を学んだ後、対応あるクロス表の独立と連関の概念を身につける。
(各回の)講義の前に、(前後の)複数回にわたる講義を通じて得られると期待されるソレの「見取り図」のようなものを、示されたいですね。(科目選択の際にしかシラバスが参照されないのはアレですよね、の意。)
> 多変量散布図、相関行列、
> 3次元散布図、
> パス図、パス解析、
> 決定木、
> ロジスティック回帰分析、機械学習、ニューラルネットワーク
あくまで「図」として描けるかどうかというところで思考にブレーキがかかってしまうか、「図」には描けないけれども多次元の計算をバッチリ(意味がわかりながら)『完遂!』していけるか、このあたりに分かれ道がありそうですよ。
散布図は散布図、決定木は決定木だといって学ぶ時代はとっくに終わっている(かもしれないみたいな)ッ!! …この一連の話題を一連だと認識できなくてはいけない気がしてきます。もっとも、それは別の科目の役割なのでしょう。
・Wikipediaより「散布図は散布図、決定木は決定木だといって学ぶ時代はとっくに終わっている(かもしれないみたいな)ッ!!」のイメージです
https://en.wikipedia.org/wiki/Convex_hull
https://en.wikipedia.org/wiki/Alpha_shape
https://en.wikipedia.org/wiki/Minimum_spanning_tree
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/6a/ScagnosticsBase.svg/900px-ScagnosticsBase.svg.png
・[3330]
> 相関係数について考察を述べる時の常套句としての「ほとんど相関がない」という値の範囲も、便宜的には示しちゃっていいんですよ、もはや。
> 回帰式は、未知の値の縦軸だけわかったときに横軸を予測するのに使えると、そういう「使いかた」の説明がないまま回帰式といって、初学者は悩みますよ(=わたしのことです)。
・「つむぐ」
https://kotobank.jp/word/%E7%B4%A1%E3%81%90-572536
・「インタビュー室」ならびに「観察室」のイメージです
http://www.humaninterface.co.jp/aboutus/facilities/images/testroom22.jpg
http://www.humaninterface.co.jp/aboutus/facilities/images/testroom24.jpg
http://www.humaninterface.co.jp/aboutus/facilities/index.html
・「白衣で売店」
https://twitter.com/3narihns/status/202356310770073602
・自治医科大学メディカルシミュレーションセンター「行動観察室」のイメージです
http://www.jichi.ac.jp/msc/wordpress/wp-content/uploads/2010/01/DSC_03024.jpg
ここでもう1度。「心理学はデータに基づいて心のメカニズムを研究する学問です。」とのこと、ずしっと重く響きます。取れるデータが莫大になりながら、それが単に映像や音声であるとか、文字に起こすとニュアンスが欠落する([3045],[3132])とか、単に移動の軌跡を(心情や発話などいっさい無視して=ただの画像処理として)追いさえすれば何かがわかるかといって、とってもむずかしい(※何をどのように分析したり、行動や現象をどのように記述すればいいか悩む⇒ひいてはデータの取りかたも改良していきたいと思われる⇒同じ方法でデータを多く溜めたいので変えるなら早く変えたい⇒最初に戻る!)ことが想像できましょう。心理学(=に限らず、データに基づいて何かのメカニズムを研究する学問ならなんでも=)として論文が書ける程度に意味のあることが(新しく)わかるというのは、(時代が進むほど)どんどんハードルが高くなっていくわけです。(「昔の人ほどブルーオーシャン」[3364]も参照。)
・ウィキペディア「3囚人問題」
https://ja.wikipedia.org/wiki/3%E5%9B%9A%E4%BA%BA%E5%95%8F%E9%A1%8C
> 問題の曖昧さのため複数の解が存在する場合、多くの人が自分(主人公)にとって最も有利なものを採用しているのである。
「(じぶんが検知できるほどのじゅうぶんに大きな)差がないにもかかわらず差を検知しようと躍起になる」([3034])も参照。
・[3224]
> 茨城県に立地しさえすれば井戸水くみホーダイ…でしたっ!(過去形ですっ!) …などという「あざとい業界」になっては、「ゼロ」が考えられない「1ベース」のひとになってしまうんだとかなんとか。(井戸水で安く上げようと、発想がそこからしか始められない、の意。)
※「井戸水くみホーダイ」の立地に殺到するのでなく、工業用水が割高でなく(割安であるかどうかまで問うのは後回し!)、道路が不便でなく(便利であるかどうかまで問うのは後回し!)、その他いろいろ同時に考えて、結局、「ふつーがいちばんだよ☆(ある範囲内の選択肢なら、ある程度はどれでもいいよ。)」と結論したいでしょ、の意。
・[3034]
> NTT「3.音声品質の主観評価法」
> > CMOS評価
> 明らかにそん色のある音声に対して低い評価を下すことはできても、甲乙つけがたいものに対して無理に甲乙つけようとすれば(適切な指示がなければ、評価者は無理にでも差異を検知しようと躍起になるはずです)、その評価は結果としてランダムになります。
> 評価方法そのものの限界として、品質が一定以上である(いわば「平均点」や「及第点」を超えている)ことは保証できても、それ以上の部分でA技術とB技術のどちらがどのくらい優れているかということは測れない(測ることを目的としていない)評価方法といえます。
・[3066]
> 部門の異なる船を客観的に比較するのは、かなり難しいことです。ましてや、同じ大型貨物船部門となれば、比較のしようがない部分での違いしか残らず(比較できるような部分は、ことごとくベストが尽くされていて、差がない)、もっと難しいはずです。
> (選ぶ立場から見るとして)どの船を選んでも問題ないように、事前にしっかり絞り込まれているということですね。
・[3099]
> nすくみ
・[3401]
> > AHPの一対比較で利用する口頭による尺度(対数値尺度)は構造的に不備がある可能性について検証された。
だいたい同じような問題が、だいたいこのへんに潜んでいるのですよ、などと、たいへん観念的な思いこみのほうなど…ゲフンゲフン。
・「我々は大阪へ飛んだ」からの「実在した」…いえ、「論文レポート」の用例です
http://www.og-cel.jp/area/t_kagajo/report.html
・(類)第一種「一覧リスト」の用例です
http://www.nite.go.jp/chem/prtr/msds/msmate.html
> 第一種指定化学物質一覧リスト【Excel:108KB】
…ぐふっ。いえ、「省略や抜粋などせず、ぜんぶ載せてあるリスト」ですよ。わかってますってば。「完全リスト」からの「完リス」なんてどうです? えー、完リスかんりすぅ。…なんだかなぁ。「きょうはぜんぶ、みんなからのリクエスト曲だけをかけるよぉ!」からの「完全リクエスト!」と紛らわしいですって? …いやいやいや、そっちは「オール電リク!」でしょ。
・「オール電リク」1991年の用例です
https://ja.wikipedia.org/wiki/BAY_LINE_7300
・Google ストリートビュー 「幕張演奏所」「花見川固定局」「エフエムサウンド千葉の演奏所などが入居する超高層ビル」付近(推定)
https://goo.gl/maps/j4FjfQGvFo92
https://goo.gl/maps/gMMvZJTntNR2
https://goo.gl/maps/VE3N7QfU2F32
・「エフエムサウンド千葉」
http://www.chiba-cci.or.jp/tayori/danwasitu/danwasitu16.htm
> 千葉随一の聴取率を誇るFMラジオ局
> 全国に56局あるFM放送局で、一番交通情報の回数が多いのはうちなんですよ。
交通情報あっての聴取率ひいてはちばぎんが誇る何かを駆使してのスポンサー集めがはかどるぞう…ゲフンゲフン。
> 開局15年は単なる通過点ではなく「第二の開局」と位置付けて、社名を現在の「エフエムサウンド千葉」から、すっかり定着した「bayfm」に変更する予定です。
なぜ「15年」で節目が訪れるのかといって、やだなぁ! ほとんどの機器のライフサイクルが15年なんですよぉ。(※一般的な推定です。)
・パナソニック システムネットワークス「放送大学学園様」(2007年)のイメージです
http://panasonic.co.jp/avc/psn/ssj/casestudy/business/10.html
http://panasonic.co.jp/avc/psn/ssj/casestudy/business/img/0006_img002.jpg
・(参考)ウィキペディア「放送大学」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E9%80%81%E5%A4%A7%E5%AD%A6#.E3.82.AD.E3.83.BC.E5.B1.80.E3.81.AE.E6.94.AF.E6.8F.B4
> 大学の設立当初には、NHKやテレビ朝日から番組制作や技術支援を受けていた。NHKは古くから教育テレビ(Eテレ)を運営しており、ノウハウを持っていたことが理由。テレビ朝日は学校放送に特化した『日本教育テレビ』(後のNETテレビ)として開局し、現在に至るまで民間放送教育協会の幹事社として教育・教養関連の番組を制作している実績があるためである。
> 1972年(昭和47年)2月7日 - 文部省(現在の文部科学省)からの委託により、NHKのUHFテレビ実験局にて実験放送を開始。
> 1981年(昭和56年)7月1日 - 特殊法人として放送大学学園設立。
> 1989年(平成元年) - 幕張地区の高層ビル林立のため、本部放送センターから東京タワーへ向けたSTL設備中継タワーを本部付近に増設。
放送大学は、素朴に思い浮かべられるよりは新しいもので、しかし、素朴に思い描かれるよりは古いんです。いま絶妙に、1970年代から1980年代にかけての社会の動きは、あまりきちんとは学ばれていないことが浮き彫りになってきそうです。
※公害問題と貿易摩擦を学んだだけで、わたしたち「おなかいっぱい!」(「情報の満腹感」[3099],[3327])だということです。バランスよく、もっともりもり食べて大きくなりたいですね、わかります!
※鉄道でも、1970年から万博会場や現在の東成田駅などで「ブラウン管」の発車標([3070])が試されるなど、同軸ケーブル1本で数チャンネルの映像の伝送ができるといってCATVっぽいのを活用しようとした気配が「交通技術」「国鉄線」(交通協力会)のほうから漂います。
日経そしてラジオたんぱのノウハウがあって「朝日放送大学21世紀セミナー」(1970年)が実現され、めぐりめぐって放送大学の実現に貢献しているという構造が見えてきそうですよ。
・進行形!「貿易摩擦」のイメージは確認中です(2016年11月11日)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/TO001479/20161111-OYT1T50008.html
> 日本は貿易摩擦を経て、現地メーカーと合弁生産を進めるなど米国の自動車産業を支えてきた。
・(再掲)「朝日放送大学21世紀セミナー」に関するレファレンス協同データベースのレファレンス事例です(2014年12月3日)
http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000169356
> 朝日放送およびABCメディアコム(発売元の後身の会社)に問い合わせたところ、どちらからも、「当時のことを知る人も資料も残っておらず、わからない」との回答を受けた。また、都立中央図書館に『朝日放送大学 21世紀セミナー』の放送日時等を問い合わせたところ、「当館の資料を調査したが(中略)放送曜日、時間等を確認できなかった」との回答を受けた。
そこでおしまいにしないのが、利用者、図書館の双方とも、さすがです。一種『高度利用者!』って、こういうことですね! …といって、肩から提げたデンスケのほうなどやさしくたたいてみましょうか。
・(個人のブログ)「教育放送とデンスケ」のイメージです
http://kerokeroopen.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/1-6a9a.html
> 1955年ごろ
> 私の兄がNHK大阪放送局の教育放送制作担当で私が通っていた大阪府泉北郡高石町(現高石市)の高石小学校が放送教育に大きくかかわっていたため何度も取材に通っていてその帰りに自宅へ「デンスケ」を持って帰って見せてくれました。
ぬおー(略)。その後のニュータウンでニューメディアというところにつながっていくのでしょうか&なぜ高石なのでしょうか&高石だけでなく面的に受信状況の調査も兼ねていたのでしょうか。
・(あくまで参考)放送大学学園「FM放送波モニター用伝送回線の整備 仕様書」(2015年1月23日)
http://www.ouj.ac.jp/hp/osirase/chotatsu/pdf/20150123_shiyousho.pdf
・Google Scholarで探せる範囲では最古とみられる「○○とその周辺」の用例です(1960年)
http://medicalfinder.jp/doi/abs/10.11477/mf.1405200221
・「ディスコ難聴とその周辺 アンケート調査のまとめ」(1986年)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/audiology1968/29/3/29_3_171/_article/-char/ja/
1980年代もなかばになると「プラスアルファ」といいながらガクジツ的にですね(略)「○○とその周辺」といいさえすればな空気が現代若者気質というものであってだなぁ([2])。
・「現代若者気質」講談社現代新書(1974年1月)
https://www.amazon.co.jp/dp/4061157434
・「EMアルゴリズムとその周辺」(1987年)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jappstat1971/16/1/16_1_1/_pdf
> **氏の報告へのコメントと付言
ぬおー(略)。著者のいいぶんそのまま(あるいは査読者のいいぶんを本文に盛りこむよういわれてその通り盛りこむ)でなく、「コメントと付言」といって申し添える感じが、かえって新鮮かもですよ。(※個人には感想がございます。)
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