フォーラム - neorail.jp R16

いま問うA9のココロ
信号機のG現示の色がこんなにメロンソーダなわけがない
ATC・ATSの「Aの字」も出さずに効果音と動作を実装するには
「場内信号機 作り方」「信号機に名前をつける機能」とは


発行:2016/7/30
更新:2018/5/9

[3312]

フォーラムとは何か


「フォーラム」とは
(類)「シンポジウム」とは
フォーラム(forum)
フォーラムの機能(分類は平凡社による)
シンポジウム(symposium)

(約11000字)

 「フォーラムとは何か」という、肝心なことを十分にお伝えできないまま17年が経ってしまいました。

[3311]
 > ・このフォーラムを「フォーラム」に改称しました

 ただの名前ですから厳密な定義など要らないでしょうとムクドリを決め込みつつ、ハヤブサになったつもりで、一応は「フォーラムとは何か」を以下にまとめてございます。

 いえ、「neorail.jpとかいうブログ? に載ってた」「(同)とかいう掲示板」「(同)とかいうナントカ」と、何とお呼びいただいてもいいんですよぉ。ええ。いいんですとも&ゲゲゲフ〜ン([3246])。「USO800準拠「新これじゃない感(仮)」(ドラフト版)」([3214])も参照。適切な語義がなければ、間を取るか、延長戦で得点…いえ、延長線上に新しい点を取ればいいんですよぉ…などと「素」でのうのうと(略)。いかなる『競合』とも競合しないニッチな『新奇性!』というものをだなぁキミぃ(略)。「競合」と呼びさえすれば「(認定)○○」だっ。…なんだかなぁ(さらに略)。そういう意味では、他のかたのブログと競合せず、いかなる掲示板とも競合せず、ライターさんのお仕事も奪わず、現場のかたの仕事を増やすようなこともなく、というのが、…えーと、『基本線!』って、こうですか? わかりませーん!

・「基本線」
 http://eow.alc.co.jp/search?q=%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E7%B7%9A

・まいにちのきしゃA(エース)「<記者の目>ウルトラマン50年」(2016年7月21日)
 http://mainichi.jp/articles/20160721/org/00m/070/003000c

 > ****の基本線は変わらず
 > 「******という基本名称は変わらないのに、キャラクターや舞台設定など、番組コンセプトのめまぐるしい変転が、視聴者をとまどわせた」と分析している。

 「基本線」を変えないなら「基本名称」を「踏襲」するのはあたりまえではないですかぁ&「基本線」と「番組コンセプト」の違いを教えてくださぁい。

※以下の内容は2015年8月に起稿し校了していたものの、掲載の時機を逸していたものです。(一部加筆しています。)


●「フォーラム」とは


・「フォーラム(forum)」
 http://kotobank.jp/word/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%A0-8158
 http://www.oxforddictionaries.com/definition/english/forum

・Wikipedia「フォルム」「Forum (Roman)」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%83%A0
 http://en.wikipedia.org/wiki/Forum_%28Roman%29

 > In addition to its standard function as a marketplace, a forum was a gathering place of great social significance, and often the scene of diverse activities, including political discussions and debates, rendezvous, meetings, et cetera. In that case it supplemented the function of a conciliabulum.

※rendezvous:待ち合わせ、たまり場

 > フォルムの機能は、古代ギリシア都市の『アゴラ』のそれとほぼ同じであった。アゴラとの違いは、規模がフォルムの方が際だって大きいこと、空間が都市化の進展にともなって矩形に整備されたこと、周囲に列柱廊をめぐらせるようになったことなどである。 現代において似た機能を果たす都市施設としては、イタリアではピアッツァ、スペイン語圏のプラザ、ドイツ文化圏のマルクト広場などがある。

・Wikipedia「The Conciliabulum of Pisa」
 http://en.wikipedia.org/wiki/Fifth_Council_of_the_Lateran#The_Conciliabulum_of_Pisa

・「シンポジウム(symposium)」
 http://kotobank.jp/word/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0-82562
 http://www.oxforddictionaries.com/definition/english/symposium

■フォーラム(forum)

Oxford1 A meeting or medium where ideas and views on a particular issue can be exchanged
1.1 An Internet site where users can post comments about a particular issue or topic and reply to other users' postings; a message board.
2 chiefly North American A court or tribunal.
3 (In an ancient Roman city) a public square or marketplace used for judicial and other business.
世界大百科事典古代ローマ都市の公共広場で,ギリシア都市のアゴラと機能は同じ。
つまり,商業活動,政治・司法の集会,宗教儀式,
その他の社会活動が行われるオープン・スペースであり,市民生活の上で最も重要な都市施設であった。
ただしアゴラと異なるのは,都市化の進展とともに,矩形に整備された空間となり,
その周囲に列柱廊をめぐらせる例が多い。
世界大百科事典 第2版古代ローマの市の中心に設けられた公共広場〈フォルム〉に発し,
転じて今日では,広く公共的討論の場や,集団的公開討論法の一種を意味するようになった。
現在では,裁判所や新聞の投書欄その他,広く公共的討論の場を意味するほか,
出席者全員が参加して行う集団討議法(forum discussion)をもいう。
この集団討議法はさらに,一人の講師による講義のあと全員の討議を行うレクチャー・フォーラムlecture forum,
複数の代表者による討論のあと全員が参加するディベート・フォーラムdebate forum,
さらにこれに資料提供の役割をもつ専門家を陪審させるコロキー・フォーラムcolloquy forum,
あるいは映画,スライドなどの映像を素材とするフィルム・フォーラムfilm forumなどに区分されるが,
現実の形態は明確ではなく,他の集団討議法との境界も必ずしも画然としたものではない。
ニッポニカ古代ローマの公共広場または公事を論じる場所を表すことばだが、
そこから転じて、討議法(フォーラム・ディスカッション)、公開討論会などをさす。
大辞泉1 古代ローマ市にあった集会用の広場。
2 集会所。
3 パソコン通信のネットワーク内に設定された、共通の興味をもつ者が集まる所。
4 「フォーラムディスカッション」の略。
大辞林1 古代ローマの都市中央にあった広場。集会用や討論会が開かれた。
転じて,集会所のこと。
2 ⇒ フォーラム-ディスカッション
3 コンピューター-ネットワーク上に設けられた特定の情報交換の場。
アスキー公開討論会、あるいはそれを行う場所の意味。
もともとは古代ローマの公共広場をこう呼んでいたのが由来とされている。
パソコン通信の@niftyが提供するサービスの呼称に使われている。
@niftyのフォーラムでは、会議室と呼ばれる電子掲示板がカテゴリごとに区分けされており、
公開討論をしたり情報を交換したりできる。
@niftyのフォーラムは2007年3月で終了した。


 おや? 日本語のウィキペディアでの記述が、順序の入れ換えはありますが、ほとんど平凡社の記述を踏襲したものになっているようです。しかも、平凡社より断定調になっていて、ちょっと信頼性が下がっているような気もします。「○○する例が多い」を「(必ず)○○するようになった(=○○することが××の要件である)」とまでいってしまうのはまずくないでしょうか。

 そして、「矩形に整備」も、にわかにはわからない専門的な内容で、アゴラは矩形でなかったのか(Wikipediaの図版を見る限りでは、通路というか屋根のない東屋というか、そういう狭くて長細い空間だったようです)、プラザも矩形ではないのか(時代の前後関係が別途調べないとわからない)、といったことが気になってきます。矩形でなければ円形なのかな、といって「劇場」を思い浮かべつつ、事典としては「現代(の日本)にあっては広場や建物の形状や機能によらず、また公開の広場を持たない場合や、広場様<よう>の土地を設けながらあくまで「通路」と位置付け立ち止まることを禁止したり、広場での「集会」を禁止する場合においてすら、商業施設や公共施設の「イメージづくり」などと称して、もっぱらその語感のみに着目してアゴラ、プラザ(「プラーザ」と呼ぶ者あり)、それにフォーラムなどの名称が使い分けられている【要出典】」といった、もっと多面的で通時的な(現代にまでつながる、そして将来=これから名称の使い分けを検討しようとする人の役にも立つ)説明が、平凡社、ウィキペディアともに、もっとほしいようにも感じます。欲ばりですね。

 本題としましては、このサイトの全体として目指すのは、まさに全方位なフォーラムとでもいいましょうか、レクチャー、ディベート、コロキー、それにフィルムまで、ワンストップでご提供(しかも無料)ということです。本当にそんなこと、個人でぜんぶできるんでしょうか。自分ごとながら心配になってきます。

■フォーラムの機能(分類は平凡社による)

機能目的このサイトでの実現方法
レクチャー基礎的な共通理解のため、必要な範囲で専門知識を学ぶ「身近なATOS」
「広がるATOS」
ディベート社会的な意見を醸成するため議論に参加して理解を深める
社会的関心の高い最新の事例を共有する
「ATOSの話題」
このフォーラム
コロキー専門的な資料を参照して専門的な視点を知る「リファレンス」
このフォーラムの「ブックマーク」
フィルム“生々しい”一次資料から、未知の問題を発見する「写真データベース」
動画
このフォーラムから参照する外部の画像と動画


 「やさしーく言い換え」ますと、「レクチャー」は「『一人で独習』して『みんな』に追いつく、そしてディベートへの『デビュー』を目指す」、「ディベート」は「『みんな』で学び合う」、「コロキー」は「『私はこう思う』を超えて『誰でもこう考える』という合理性を追求する」、「フィルム」は「まだ『誰も』気づいていない問題にいち早く気づくことを競う」、などといえましょう。

 レクチャーなしにディベートしても、素朴すぎて意味が乏しいですし(※1)、自分の知っていることだけでディベートしていては=コロキーがなければ、発展も成熟もありません(※2)。コロキーなディベートに、いわば「酔っている」だけでは、それはあなた自身の利益(満足感や充足感、いわゆる「いま何かをしている感」)にしかならず、公共の、そして将来の利益のためにはフィルムから問題を発見していくことが重要といえます。さらに、フィルムばかり集めていても、そこから問題を発見したり、新しいレクチャーへとつながるようなコロキーをしていけない限り、これまた単なるコレクション自慢に陥ってしまいます。コロキーにしても、フィルムによる裏付けとディベートによる吟味がなければなりませんし、そうして確立したならば「秘蔵」「秘伝」していてはだめで、公開でレクチャーしていかなければいけません。

・ディベート:レクチャーとコロキーが必要
・レクチャー:コロキーが必要
・コロキー:フィルムとディベートが必要
・フィルム:コロキーとディベートが必要

・ディベート:レクチャーにも役立つ
・コロキー:レクチャーにも役立つ
・フィルム:レクチャーにも役立つ
・レクチャー:コロキーとフィルムにも役立つ

 へぇ〜、と、ここまでまとめてみて初めて、そういう全体構造(いわば「総当たり4すくみ」ともいえるネットワーク型の依存関係)があったんだ、と気づきました。とりあえず何でも書いてみるものですね、わかります。

※1 適切な例を挙げるのが難しいですが、「牛丼か豚丼か」といって「牛丼派」と「豚丼派」に分かれて(自称)ディベートするようなものです。そして、ここでいわんとすることが分からないようであれば、まだディベートに「デビュー」するには早いのではないか、と心配される(いわゆる「ドクターストップ」的な意味で)ということです。

※2 「核融合研究所」の火災で「放射性物質の漏えい」を心配する(主に古い学習指導要領で教育を受けた世代の、あるいは高校で物理を履修していない:履修はしたが定着していない)住民に対しては、まず、(現在の)高校の物理で習う水準の知識を、きちんと伝えることが先決です。それなしに「不安だ」(=不安なので稼働を止めてほしい)とばかり言われても、話になりません。話をすべく、そして、わかってみれば「なーんだ」と安心いただけるような、そういう「着地点」をきちんと目指して、そのための労力がきちんと払われることが望まれます。何となくうやむやに、「知らない人が知らないだけだ(教えてさしあげる義理はない)」などと一種、見下したまま「まあまあ」と「なだめる」ことに徹するようでは、「素直そして正直」とは到底いえません。

 いま、「市民生活」といっても、なかなかピンと来ない面があるのではないでしょうか。消費者と生産者がまったく分業となり、一消費者としては(本来の意味での)「市場」には縁がなく(いわゆる「千客万来施設棟」を擁する市場は別ですが:当該の施設棟は市場の中にあっても「市場」ではなく、観光のソレです)、消費だけであればコンビニなど「狭い商圏」ごとに消費者が分断されていて、ただの消費行動(要は「お買い物」)に際しても消費者が一同に会すことは必要でなく、そこには「世間話」も「井戸端会議」もありません。

 難しいのは工事の説明会などで、いきなり、その時だけ一堂に会し、その時ばかりは「市民」としての立居ぶるまいを迫られるということです。普段していないことが、いきなりできるはずもありません。質疑応答の時間が設けられても適切に質問できず、あるいはいきなりケンカ腰で、となってしまうのは、当然であります。普段していないことを迫られるということ自体がストレスとなり、強いストレスのもとでは、イライラするのが自然だからです。本当でしょうか。グループインタビューや、ポスター発表(ただし理系に限る)のように、お菓子やコーヒー、それにアルコールなどを供すれば、もう少しはまともに「お話」できるのではないかなぁ、などと夢想してみます。(あくまで夢です。)河川やダム、橋などの説明会であれば、ひねもす河川敷でバーベキューしながら仮設のテントで1回15分くらいのプレゼンを何回も「リピート」しておいて、食べながら飲みながら三々五々に説明を聞いて、そして気軽に質問いただくといった運営をしても、それで成果が上がるなら、決してムダでも、いかがわしい供応でも馴れ合いでも、食べ物で釣っているとも、いわれない(いわれても、そうでないとする根拠を用意できる:数字で)のではないかと思います。

 というのも、たまたま聞いた(≒聞けた)夜のNHK-FMで音楽祭「プロムス2015」を取り上げており、その音楽祭の説明が興味深かったのです。

・NHK-FM「ベストオブクラシック -プロムス2015(2)バーミンガム市交響楽団-」(2015年8月4日)
 http://www4.nhk.or.jp/bescla/x/2015-08-04/07/70466/

 2015年7月19日、BBCによるライブ録音の音源ですが、演奏はともかく(もちろんよかったんですけれども、よくて当然ともいえますので、そこは省略いたしましょう)「プロムス」は、普段、音楽を聞きに行かない市民にも気軽に楽しんでもらおうと「1895年!」に始まり、今年で「120年目!」とのこと。

※そういえば、ラジオやテレビの番組名などで▼「プロムナード」や「アベニュー」、それに「交差点」など道に関する語、さらに▼「フライト(飛行)」や「ジャーニー(旅行)」、それに「クルーズ(航海)」など移動に関する語を比ゆ的に用いる例は多いですね。そして、飛行機と船(小型のヨットやボートを含む)、それにバイク(競技用自動車を広く含む)にも専用の(しかもカッコよかったり高級感があったりする)動詞がありながら、鉄道にはないことに気づかされます。古くは荷馬車など(人は歩けばいい:人では運べない重量物を馬で運ぶ:もっと効率的に運ぶための馬車へ)、現代は「通勤」のためという「実用一辺倒」の移動手段なので、ということもあるのでしょうけれども、しかたないので「鉄道旅行(主たる区間を鉄道により移動する旅行)」「クルーズトレイン(流しの列車)」などと呼ぶんですね、わかります。

※日本で同等のイベント、すなわち「120年くらい」(長ければいいというものでなく、「風習」と化した「お祭り」でもなく、近代的な運営態勢のもとで続けられている、都会的である、の意)続いているイベントがあるかというと、パッとは思い浮かびません。ラジオ体操…くらいでしょうか。しかし、ラジオ体操が都会的かどうかは、よくわかりません。

・Wikipedia「BBCプロムス」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/BBC%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%A0%E3%82%B9

 定番の名曲から現代音楽まで何でもあり、まさに「定食屋」を地で行くとも形容できようかという、とっても楽しげな音楽祭です。(いつから「定食屋ではイケナイ!」などと、小難しい顔ばかりするようになったんでしょう?)

 そして、「バーミンガム市交響楽団」の説明(紹介)も、「○○年に結成されて今年○○年目を迎える由緒ある楽団で、プロムスには○○年に初めて出演して以来○○年、○○回、○○年以降はほぼ毎年」と、NHKらしいきわめて正確な表現で伝えられておりました。さすがです。

・Wikipedia「バーミンガム市交響楽団」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%A0%E5%B8%82%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%A5%BD%E5%9B%A3

 「1920年に結成されて今年95年目を迎える」でした。そしてラジオでも「1980年にサイモン・ラトルが就任してから国際的な名声」の説明もありました。そして、今回の演奏が、アンドリス・ネルソンスの同楽団での最後の指揮で、「任期切れ」で別の楽団に移ることが決まっている、一種の「お別れ会」とも「最終講義」ともつかない何かだという、そういう説明もありました。

・(参考)Wikipedia「たまプラーザ駅」
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%9F%E3%81%BE%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%B6%E9%A7%85


●(類)「シンポジウム」とは


 「フォーラム」との区別が、あまりよくわからないのが「シンポジウム」ですね。

■シンポジウム(symposium)

Oxford1 A conference or meeting to discuss a particular subject.
1.1 A collection of essays or papers on a particular subject
by a number of contributors.
2 A drinking party or convivial discussion,
especially as held in ancient Greece after a banquet
(and notable as the title of a work by Plato).
ブリタニカ一緒に syn-飲む posisの意のギリシア語 symposionのラテン音訳。
現在では饗宴の意味と,なごやかな雰囲気のなかで行われる学問上の討論会
もしくは雑誌などで特定の問題に関して数名の者がそれぞれの見解を表明する誌上討論会の意味とがある。
大辞泉聴衆の前で、特定の問題について何人かが意見を述べ、参会者と質疑応答を行う形式の討論会。
語源はギリシャ語のシンポシオンから。
大辞林〔「共に飲む」意のギリシャ語から〕一つの問題について,数人の人が意見を発表し,
それについての聴衆の質問に答える形で行われる討論会。公開討論会。シンポ。


※drinking:一杯やっか、飲酒をともなう。convivial:一杯やりながらの、飲酒をともなう。どちらにしても飲むんですね、わかります。

 「特定の問題(a particular subject)」と表現するということが重要で、これを「一つの問題」といいきってしまうのは語弊があるように感じます。「特定の問題」は大概、複合的であって、「一つ」といいきることも、どこまでが「一つ」であるかを見分けることすらも難しいことがほとんどでしょう(「バタフライな問題」[2955]ほか)。

 にもかかわらず「一つ」といいきるというのは、いわば「今回の『お題』は『アイスクリーム』! みなさん、アイスクリームにまつわるエピソードをドシドシお寄せくださいっ!!」という軽さや薄さのようなものが出てしまいます。…いえいえ、大辞林は軽薄だなんて、そこまでは申しません。

 間を取って(!)大辞泉くらいの理解が一般的かなぁ、と思えてきますが、いえいえいえ、ポピュラーなほうのダージリンの人…いえ、大辞林がいうような「これはひどいサイエンスカフェ事案ですね」のほうなど…ゲフンゲフン([3059])。大辞林はいつだって全力でオレンジですの…などと(ぜんぜんちっとも略)。

・いつぞやの三省堂が卸す「オレンジな大辞林」は全力でイメージです(20001年10月20日)
 https://www.sanseido-publ.co.jp/publ/dicts/daijirin_tukau.html
 https://www.sanseido-publ.co.jp/publ/images/daijirin_tukau_hyosi.jpg

 このフォーラムの実態としましては、ブリタニカのいうシンポジウムにかなり近くなってきていることが知られています。それでも、上述のように、レクチャーからフィルムまで「4すくみ」の「緊張関係」とも「補完関係」ともいえそうな構造を全体としては持ちたいと思うわけです。(その4つの中でいえば1つに過ぎない)ディベートだけをしていさえすればいいんだというのは、主催者の「おごり」ではないでしょうか。(たいへんメッソウですが、理屈は上述の通りでございます。)

 …わたしたち、もっと勉強したいんです。それだけなんです。


 いま、「フォーラム」といって、5番目くらいの語義もあると見受けられます。

・特定の課題に関して、民間の活動に資金を拠出したり、多数の専門家を擁して対応にあたったりする組織や財団など
・特定の課題に関して、有資格者が個別の相談に応じる電話相談(「ブラック○○110番」の類)を定期的に行うための組織

 そういう「きっちりかっちり」したフォーラムは、フォーラムと名付けられていても、こう、なんといいましょうか、活動内容が『明確化!』([2412])されすぎているといいましょうか、****ムを振りさえすればカップヌードル!([3232])…じゃなくて、「それさえしていればぎゃふん」([3172])と呼ばれる一種『開けてはならぬ扉!』([3183])が…あっ。開いちゃいましたよっ的なソレかもしれません。(「考えない人」[3125]を参照してから考えてください。)

 このフォーラムはグダグダでいきましょう。いためし、いためし([3162])。あざっす。

・YouTube JA佐渡 「全力で初選果」(2015年10月7日)
 https://www.youtube.com/watch?v=la110vzmqV0




・(個人のブログ)「ハイグレードひねもす(XL)」のイメージです
 http://htsjh.blog.fc2.com/blog-entry-110.html
 http://blog-imgs-57.fc2.com/h/t/s/htsjh/201310050048356b1.jpg

・Google ストリートビュー 「BBCプロムス2012」付近
 https://goo.gl/maps/KG8KMsxpFeN2
 https://goo.gl/maps/8Km9rht3J7E2
 https://goo.gl/maps/43yTwHRF5K12

・(再掲)ウィキペディア「BBCプロムス」
 https://ja.wikipedia.org/wiki/BBC%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%A0%E3%82%B9

 > 足繁く通う「***ー」
 > ***ーの中には皆勤に執心する人たちも多く、全コンサートを聴いた記念のバッジあるいはTシャツを身に着けている者もいる。1997年のBBCのテレビ・ドキュメンタリー「モダン・タイムス」ではこうした熱狂的聴衆を特集した。

 ぜんぶBBCの手のひらの上で踊っているとわかってなお楽しむ「あざとい世代!」([3214])に、かの地でも交代していたりするんでしょうか。…気になります!


この記事のURL https://neorail.jp/forum/3312/


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