・「日本人が英語を正しく使えない理由」(2004年)を読みながら「日本語も正しく使えていない」と気づく ・「変な英語」(1986年8月) ・「変な英語」(1998年4月) ・少納言で「変な英語」(1996年) ・もっと少納言で「変な○○」(1913年〜2000年) ・表 「変な○○」年代順(少納言による)
(約15000字)
全般的に余談ですが、[3181]に続いて英語と日本語をめぐる話題です。
・(意訳)「変な英語がずらずら出てくるんです。わたし、どうしたらいいかわかりません!」(2012年12月4日)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1198204581
和製英語がどうたら、Tシャツがきわめてアレだ、という手の記事は別として、「変な英語」といえば、「英語のエラーメッセージ」「スパムメール」だと相場が決まっておりました。もうしばらくは、こういう状況が続くのかなぁ、と思われますが、みなさま、いかが予想されますでしょうか。
▼小学校から英語で現在完了形! 「A disk check has been scheduled.」くらい読めるもん☆
▼「Windows will now check the disk.」を読むのに時間がかかってスキップできないもん☆
・NHK テストの花道「英語のニガテ克服!時制がスッキリわかるワザ!」(2013年11月25日)
https://www.nhk.or.jp/hanamichi/p2013/131125.html
●「日本人が英語を正しく使えない理由」(2004年)を読みながら「日本語も正しく使えていない」と気づく
・デービッド・K・アサノ「日本人が英語を正しく使えない理由」(2004年)
http://www-comm.cs.shinshu-u.ac.jp/david/papers/stories/japanese/english.pdf
> 英語は言語ではなく,ファッションだと思っていること
> 間違っていても,正しい英語だと思いこんでいること
> 間違っているかもしれないと思っていても,チェックをしないこと
> 自信がないが,チェックをしてくれる人がいないこと
英語に限らずファッションは正しいと思いこんで…えっ!? このフォーラムに住んでいるとされる「超知能!」(※)が構文解析エラーですっ!! レッツ大きく目を見開いて『積極的に』っ!([3099]) ♪ディスクトップはあきはば〜ら(でっかいわぁ。)**○!([3206])
※そんな高度なプログラムは実装されてありません、念のため。
> 日英翻訳ソフトウェアにもこのような問題がみられる.私が持っているPDAに入っている翻訳ソフトウェアの力を試してみた.
> 「通信関係技術について発表します」と入力したら,「It is announced about the technology related to the communication」が出力された.
> 何これ?
> 私が翻訳するなら,「My presentation is about communications related technology」とする.
そっ、それは…、機械翻訳の日本語側の処理をご理解いただけていないということに尽きまして、こう、フェアでないかなぁ、と感じられてきそうです。
私なら(かなり堅苦しい訳になるだろうとは思いつつ=しかし、わざわざ事前に訳すということは口頭の発話でなく文書に載せるんだろうということで)「私はこの議題について発表します」→「発表」ではいかんかった「プレゼン」でいけるかな→外枠の翻訳ができたぞう。次に「通信関係技術について」…は、専門用語辞書や先行研究のタイトルを参考に自力で書けるかなぁ、などと、だいぶ機械翻訳の都合に合わせた日本語を練ってからシステムに投げかけるわけです。そうすれば、それなりには(自分で辞書を引くのと同じくらいには)訳される(こともある)でしょう。本当でしょうか。…本当でしょうかッ!? もっとも、いまだに「手動単文節変換!」([3205])しているようなひとのいうことですから、真に受けないでいただけるとよいかなぁ、と思われそうです。
> 「ソフトウェア」はまだましたが,いつのまにか「ソフト」になって,「soft」(柔らかい) という意味に変化してしまった.日本語として使うなら許せるが,英語だと思われたら困る.一生懸命に「I have good soft」と言われても何を言っているのかわからない.
> 私の名前は英語で「David」と書く.「v」はあきらめているからいいが,幾ら「デービッド」と書いても「デービット」にする人が減らない.呼ばれるときも「ト」の発音になっている.直すのに苦労している.これに類似した例も幾つか発見した.「big」を「ビック」,「badminton」を「バトミントン」と書くなど,間違った表現になっていることが多い.昔の人間が悪かったのだろうか.その失敗を引きずっている現代の人は大変である.
> それ以外に「salad」が「サラダ」,「card」が「カード」になるように言葉の最後が結構間違っている.
※「サラダ味」について後述。いくらでも造語できるのが日本語で、その結果の一例が「脱力系 手芸部」([3059])だと理解されます。
そろそろ、断ちきって育つことのできる世代が育ち始めていると信じたいです。レッツみんなで『ビック』になろうッ!!(違)
まったく異なる視点からは、「っど」と続く音が発音できないんだと、発音できないと書くときにも間違えるんだと、言語が耳から始まっているんだというソレ([3061],[3125])にも通じましょう。っどっど。「ヒョーテイソクド」仮説([3077])が正しいとすれば、それ以来の悪しきアレだと思いまーす。(日本語だけの話でも「昔の人間は悪かった」ということです。そして、恐縮ですが仮説です。)もっとっどっど。
同じ理屈で、子音で終わる語に、もっともらしい母音をくっつけないと発音も記憶もできないんだといって「サラダぁ」「カードぉ」が理解されましょう。…レッツお野菜! JR新宿ミライナタワー2FのRF1でサラダをカード払いだっ!!
※では、なぜ「ビッグぅ」にはならないのか、『謎』は深まります。むしろ「べぇぐ」ではないかと…「big」などという(音節の少ない)直情的な語を使うときは強調しているので「べぇぐ」になりませんかねぇ、の意。こう、「**い図体しやがってコ***ウ!」的な『紋切型』の映画字幕(往年の名車や名機を愛でながら「大男」が言うイメージ)が浮かんできます。(そこに「**いのはどっちだい、おまえさん!」などと、勝手に落語のイメージが混ざってくるので困ります。)
> 以前超大企業の中央研究所を見学したときに,案内してくれた人が自慢そうに展示室を見せてくれた.英語の説明も付いていたが,読んだものだけで英語のミスを2,3箇所発見した.そのミスを指摘したら,恥ずかしそうに「これはいけないね」と言ったが,「そのミスを直したのかな」と時々思う.
中央研究所って、中央研究所ですよねぇ。(中央研究所と呼ぶ超大企業で、電子情報通信学会と関係ありそうなところはいくつかしかない、の意。)(いろいろなものが)もとからひどいので、どうにも(担当者個人では)できないのでしょう。そこは英語以前の問
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