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(既にいろいろご存じのかたにあっては)全体的に余談じみていて恐縮ですが(…余談ですらない?)、「新駅!」といって、いま初めて建築や都市計画などの話題に触れるフレッシュなかたにささげるべく、まとめてみます。
・[3160]
> 1階は公開の広場だとかなんとか、2階はなくて(!)、『中2階』(人の背丈に満たず窓もない)が機械室(!)、3階のレベルは「スカイウェイ」だと(いって延べ床面積から除外され)、そして、3階の一部と4階(!)が『駅ビル』なんだというような、
> 北側が自社の敷地内(ほとんどが京葉車両センター、高層マンションでいえば敷地内の駐車場にあたります)ですから、『斜線』もOKなのではないかといってみます。本当でしょうか。
ソレはソレとしまして、いま気持ちも新たに、素朴なポンチ絵…いえ、「ポンチ絵の素材となる事例等」を眺めてみます。
・いわゆる「素材」はこちら(本件とは無関係です)
http://www.kenq.net/ill/
・「ポンチ絵」(ただし機械)
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/0709/05/news106_3.html
・「青写真」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E5%86%99%E7%9C%9F
・Google ストリートビュー 「雄元千葉ビル」
https://goo.gl/maps/M984PmGZrFq
・雄元「雄元千葉ビル」
http://www.yuugen.co.jp/chibabuilding/index.html
> ARTICLE SUMMARY
> ACCESS, MAP
・日本パーカライジング
http://www.parker.co.jp/products/processing.html
> 金属を錆から開放する。1928年米国パーカラストプルーフ社より鉄鋼のリン酸塩化成処理法としてパーカライジング法を導入して、当社が設立されました。リン酸塩処理を代表とする当社化成処理は、塗装下地、潤滑下地、摺動部品の耐摩耗用途、接着用下地、塑性加工用途をはじめとした多機能商品のコア技術として発展してきました。今後も独自の技術により表面処理のあらゆるニーズにお応えします。
・同「パルシグマ」
http://www.parker.co.jp/products/_pdf/Treatment/prc015.pdf
黒いのでこれかなぁ、という素人で恐縮です。
・(参考)白いほう
http://www.kk-tsk.co.jp/structure/index.html
・(参考)青いの
http://yoshio-niikura.cocolog-nifty.com/tanabota/2012/02/post-79e4.html
・「リン酸塩皮膜処理」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3%E9%85%B8%E5%A1%A9%E7%9A%AE%E8%86%9C%E5%87%A6%E7%90%86
> 工業用途で本格的に発展させたパーカー兄弟の姓をとって、「パーカライジング」「パーカー処理」とも呼ばれる。
> リン酸塩皮膜処理自体は古代エジプトで古くから行われており、19世紀にピラミッドを発掘した際に出土品から皮膜処理された鉄片が発見されている。
おおー、「ググる」型活用ですね、わかります! 「トヨタライジング」とか「ホンダリング」…とはいわれませんけれども、(仮にいうならそのくらい)技術の進展において功績のあった人、個人を称える最上級のソレだと認識されます。
こう、まるっと「ガルバリウム鋼板!」で包みさえすれば、なんということでしょう! 外観が見違えたではありませんか!! …という一種『安直モダン』な建物は見飽きた感があります。(材質は不明ですが「ウエル戸畑」[3162]も例外ではありません。)個人宅はそれでよくても(周囲との調和も重要です)、公共建築や、それに準じる性格を持つ駅舎や駅ビルでは、新しい建築を切りひらく『実験』がなされてほしいと願われます。(あくまで期待は個人です。個人ではできないことを一種『持ち寄り鍋』方式で実現しようというのが「公共」というものです。)
駅舎の設計ばかり考えているチームによるいかにもなコテコテの駅も、土木の構造上の制約のほうが厳しいからといってただちに土木ボクボク([3141])となったりするのも、低廉化のため規格化されて一丁上がり(色違いの内装くらいしか差がない駅が並ぶ[3010])なのも、こう、まるでカマボコ…いえ、建材(の紙製の模型)をぺたぺたと(裏側からセロテープで)貼ったかのような、いわゆる「教科書通り」といいますか、「建築模型の作りかた」を教わった通り『実践』している域を出ないといいますか、想像力が云々というよりはるかに手前の段階で、自分の手先の器用さや、一般に使われる道具(設計段階では紙やカッター、工事段階では実際の建材や重機)の制約によって、想像力に一種『大きなブレーキ』がかかっているのではないかと想像します。(あくまで想像ですが、想像で想像力を云々するなんて、イケマセンですねぇ。)
これに対し、新幹線車両の先頭形状は完全に計算上のソレで、これを手作業で設計できるだなんて思ってはイケマセン、と教わりましょう。しかし、製造するのは手作業だったりするわけですから、おもしろいですね。
・夢ナビ「新幹線は、なぜカモノハシ型に「進化」したか!?」
http://yumenavi.info/lecture.aspx?GNKCD=g002925&OraSeq=54&ProId=WNA002&SerKbn=Z&SearchMod=2&Page=1&KeyWord=%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7%9A
http://yumenavi.info/WNF012/WNF012_O.aspx?sq=4706680901&fromuniversity=G
建築とは別の観点からも、「新駅」への注文をつけてみようと思います。
・1. 改札口を出た途端、幕張新都心が文字通り『一望!』できて、これから向かう施設(イオンモールではなく、幕張メッセやマリンスタジアム)がどこにあるのかが案内図を見るまでもなく一目瞭然である
案内図の前に人だかりができて(人の流れを横切って、『向こう岸』にある案内図の前まで行って)…というのを防ぐには、見る必要なく目的地の方向がわかればいいんだとわかります。案内としては触地図のほうが優先度が高く、こう、通常の案内図と触地図とが両立しないむずかしさがあるかと思われます。その設置と利用のための空間を、すべて触地図のために使えばいいんではないでしょうか。
…と、素朴には思いましたが、イオンモールの建物群との位置関係から、『一望!』というのは無謀なように思われました。残念です。
その逆、街中から駅が見えて、「駅はどっちですか」などと訊かずとも一目瞭然! …と思いかけましたが、うん、かなり「残念系」のソレの図<え>が浮かびましたのでやめておきます。公共の建築に『虚飾』はいらないんです、たぶん。
・Google ストリートビュー 「残念系」のソレ
https://goo.gl/maps/7XaDd8nx3ND2
https://goo.gl/maps/U2FmeLqKMf12
※『残念』なのは駅舎だけです。街は「いい感じ?」だと思います。民間の建物がひとつくらい「メルヘン!」でもいいんですが、街の中心の駅に、ここまでアクの強いソレを持たせてしまうのはいかがだろうと…思いませんか? しかし、こうしたことを思うこと自体、実際に事例があるから思えることで、その点では貴重な事例だと思います。
※尖塔を採り入れた建築そのものが残念だなどとは申しません。ただ、どうにもこうにも全体として調和が取れず、いま端的に「浮いて」いるという印象が先行します。尖塔だけを見て(周りを見ず)、駅舎を気に入るかたも(特に、計画に『ゴーサインのようなもの』を出したかたなど=当時)あられましょう。ソレはソレだと思えてきます。
・「メルヘン交差点」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%83%98%E3%83%B3%E4%BA%A4%E5%B7%AE%E7%82%B9
> バンクーバーのギャスタウンのランドマークとして知られる蒸気時計の製作者により製作され、1993年(平成5年)に小樽オルゴール堂前に設置された。
> 蒸気時計はバンクーバーと小樽にしか存在しない(2012年2月時点)。
・「小樽港北防波堤」(1908年)
http://www.jsce.or.jp/branch/hokkaido/_contents/heritage/14.htm
景気のいい時に景気よく、「セカイの銘品!」といって一種「パーッと買い付けた!」やのような雰囲気もなくはなく微妙ではありますが(発注されたときは景気がよかったのではないでしょうか:製作にかなり時間がかかりそうですし)、小樽とギャスタウン(ガスタウン)がほぼ同時代に開かれ栄えたという歴史あってこそ、ここに蒸気時計などという(現代にあっては)「メルヘン!」なシンボルを置いてシンボルにしようということが理解されましょう。(しかるべき歴史や必然性がなければ「メルヘン!」といって、笑われるということです。)
・「セカイの銘品!」といって建物をも買いあさった事例
http://mainichi.jp/feature/afterwar70/since1945/vol4.html
> 1989年10月31日 三菱地所がロックフェラーセンターを所有する不動産管理会社を買収
> 1995年9月12日 三菱地所がロックフェラーセンター投資から事実上の撤退表明
> 早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問の野口悠紀雄さん
> 一言で言えば違和感です。あるはずのないことが起こってどんどん進行している、という感じがした。
> 「東京都を売ればアメリカ全部が買える」などと言われるようになった。カリフォルニアにペブルビーチという美しい高級ゴルフコースがありますが、そこが日本の不動産会社に買収された。私はありえないと思った。ニューヨークのロックフェラーセンターを三菱地所が買い、そういうことが次々起こっていく。日本のNTTの時価総額がアメリカのAT&TとIBMを合わせたよりも大きくなったとか。それを誰も不思議に思わない。その異常さですね。87年に私が東洋経済に書いたのは地価と賃貸料、フローとストックの価格の比較でしたが、その前提として「直感的に見て、これはおかしい」と。
> 「ロングバージョンを読む」
もともと『考えない人』は、見たものを見たままに受け入れ、仮に目の前で不思議なことが起きていても、不思議だとは感じない(残念なものには「残念系」、そして不思議なものには「不思議系」という「わかりやすいタグ」がついてくると思っている:あくまで比ゆです)、そして、バイアスを取り除き、いわば「考えずに考える」ことを意図して行なわない限りわからない不思議さ(分類できず「レッテル」が容易には貼られない事象や境界的な事象等)についてはわかりようがない、といえます。本当でしょうか。
※「違和感」については[2141],[2284],[2935],[3059]なども参照。必ずしも同時代に呈しても「根拠がない」といわれかねません。かといって「満を持して」となると「みんな既に知っている」「後出しじゃけんね」…いえ、「後出しじゃんけんじゃーん」などといわれそうです。「予想を言わない人」([3161])も参照。「赤い目をして全力疾走する『社員さん』」…いえ、「目の色を変えた執行役員!」([3071])などにも、違和感のようなものを感じなくもありません…ちょっとだけ(パックン氏の「KYをちょっとだけ」[3059]も参照のこと)。あるかないかもわからないものを探る「驚きの白い箱!」([3041])も参照されると一種『万全』だといって「No problem!」をバンバンと『連打!』してみようと思いました([3141])。恐縮です。
・「世界のラジオ会館」(本文とは無関係です)
http://ascii.jp/elem/000/000/915/915698/
・「東京の銘品」(本文とは無関係です)
http://www.j-retail.jp/brand/meihinkan-gift/
・2. 来街者の視界を圧倒する圧倒的な緑地に圧倒される
装飾的で平面的な『緑化』でなく、本当の『緑地』です。とはいえ、視界に入りさえすればいいので、遠くの緑地(湾岸幕張PA)でもいいんです。緑地までの間に視界を遮るものや、緑地より目立つもの(視線を近くに引き止めてしまうもの)を建てない(造らせない)計画にされたし、ということですね。[3162]などで前述の通り、一帯の土地が『切り売り』されない限りは可能と見られます。
駅のホーム階では、目の高さのレベルが『広葉樹わっさわさ』であってほしいなぁ、とも思われます。(あくまで素朴です。)京葉線のラインカラーと緑はちょうど補色の関係にありますから、他のどの線区よりも、駅(や車両)に緑が映えることでしょう。
建物の2階以上で、目の高さで『広葉樹わっさわさ』というのは、前掲のパルコさんに限らず、三井さんや三菱さん、それに住友さんなどもよくわかっていらっしゃるなぁと感じられますが、イオンモールさん、それに千葉市がというと、かなり不安になります。ひたすら何も置かない広場で舗装ブロックにもなんの工夫もなく、端のほうはコンクリート製のプランターで「ちはなちゃん!」…という心配が、いまモーレツにリアルに駆け巡ります。
※そして、プランターとプランターの間に放置自転車が増殖していくんです…とまで決めつけてみます。(あくまで決めつけです。)
・Google ストリートビュー 「丸の内仲通り」
https://goo.gl/maps/G3QUZZFMeYp
・個人のブログ「2階や3階のレベルで『広葉樹わっさわさ』」の例
http://blog.goo.ne.jp/midorigf2/e/540ed29657c986510970532006023984
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/ec/9f5ec7774330eff338ed78b0945961af.jpg
・千葉日報「「代表降ろし」進む 千葉市キャラ「ちはなちゃん」 露出度、ピークの4分の1」(2014年9月16日)
http://www.chibanippo.co.jp/news/local/214350
> 市民投票という民主的な方法で選ばれ、市民の間に着実に根付いていたちはなちゃん。
※うそーん! 投票した覚えのないまま決まっていたと記憶します。(あくまで記憶は個人です。)そして、「根付いていた」とは到底、いえません(そんな実感、ありません、といいきります)。
・ウィキペディア「ちはなちゃん」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A1%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93
> 2003年
> 全国公募により応募総数533点の中から市民投票を経て最多の1188票を獲得
タテマエ上、千葉市の人口は「100万人!」ですから、わずか0.1%の市民からしか信任されていないと計算できます。(あくまで計算です。)
・個人のサイト「川崎みどり研究所」
http://kawasakimidori.main.jp/webzukan/keyaki.html
なんといいますか、造園のプロにもいろいろなプロがいましょうが、「お客さま」が「はないっぱい!」などと『注文!』しても「いやいや条例がソレで」「条例がなくても造園とはこういうものだ」といって、きちんと美しく、整然と、花でなく樹木を植えるというような『よい仕事』をされてこそ(「高度な自律」としての)造園だと思われるのではないでしょうか。(あくまで偏見は素人です。)
※街路樹の計画を立てるほうが、プランターの置きかたや買ってきた花の苗の植え付けかたを自称「考える!」より、はるかに『高度』なことだとわかります。…いえ、もちろん木の高さもありますけどね。「大きいから難しい」ということではない難しさがそこにあるということに、気づくのはなかなか難しいことだと思われます。何しろ、プロが『よい仕事』をすればするほど、街路樹は目立たずじゃまにならず、意識されなくなるからです! わかりますわかります!
そして、緑や緑、それに緑などといって、その実、趣味の問題ではありません。このミズミズシイ木の近くで駅員をどなりつける人など出まいと確信されます。(あくまで個人は確信です。)梅雨時でさえ、湿度が上がれば上がるほど、植物由来の成分が濃厚に漂うはずです。よくわからない「ナントカイオン発生器!」だの「クラスターは○ャー○だけ!」だのといって、電気を使ってブクブクそしてゴウゴウと吹き出させずとも、自然に効果が得られると期待されます。そういう、あくまで機能の問題から『広葉樹わっさわさ』を一種「推して」みようと思います。
※樹種を選ぶのは、それはそれは「高度」なことだと思われますから、いくら市民でも「サクラじゃないとヤダーイ!」などといってはイケマセン。ましてや思いついたように「海岸なんだから南国風の木を植えればいいじゃない!」などといってはイケマセン。
・「コンクリート製のプランター」
http://www.shonan-ls.co.jp/blog/gardening/2010/0225_230250.html
プランターを置くのが最適な場所ではプランターでよいですが、では、それをどうやって決めれば後の時代にまで説明できる合理性が得られるのでしょうか。これは発注する側が考えなくてはいけないことです。
・3. 標高の高さ(見晴らしの良さ)は感じさせつつも高低差(不便さ)を感じさせないまま隣接の施設の「スカイウェイ」へ接続される
・UG都市建築
http://www.ugtk.co.jp/projects/prjlist.php?ctg=12
> 幕張新都心都市計画
> 戸畑C街区整備事業
> 大手町・丸の内・有楽町の街づくり
※なーんだ、ぜんぶ同じ会社じゃあないですかぁ。幕張があって、戸畑があるので、いま丸の内があるということですね。(それまでのすべてがかえりみられ、新しいものに反映される、の意。…いえいえいえ、幕張や戸畑は『失敗作』だったなんて、そんな、メッソウもございません。)
・同「ごあいさつ」
http://www.ugtk.co.jp/company/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E4%B8%8B%E6%98%8C%E5%BD%A6
> UG都市建築は、都市計画コンサルティング事務所と建築設計事務所が融合したユニークな組織です。都市計画・建築設計は勿論、他にも多彩な専門家を擁しております。
> 今日社会は煩雑化し、プロジェクトの難度は非常に高くなってきています。私たちは高度な技術サービスを迅速かつ適切に提供いたします。
安易に「○○に関する専門家集団!」などと一種「けん伝」していないところに魅かれます。つまり「(同質の)集団」ではなく、あくまで「(異質の)融合」であって「(異質さを保ったまま)擁して」いるんですね、といって、いま即妙に、たいへん強くうなづかれましょう。
・Google ストリートビュー 近鉄奈良駅
https://goo.gl/maps/9CynmycqVJ62
・個人のサイト「近鉄奈良駅前・行基広場に「大屋根」が登場!」
http://saitoshika-west.com/blog-entry-2407.html
なるほど、もともと屋根のなかったところに、単独で「大屋根」だけが設置(建築物ではないですよねぇ、の意)されたという経緯があるということです。千葉駅前のぐっちゃらぐっちゃらのソレを思い出させられます。
後から付け足すことほど、全体の整合性を崩すものはありません。最初から(着工は時期がずれるとしても計画だけは)全体が高度に計画されていればと悔やまれます(≒できる態勢が組まれなかったことがうかがわれます)。近鉄奈良駅の駅舎のデザインが泣いています。(あくまで印象は個人です。)
・Google ストリートビュー 「千葉駅前のぐっちゃらぐっちゃら」(画面中央奥から左奥)
https://goo.gl/maps/MM2PuCh8PsN2
いまから造られるものは大丈夫だと信じたいですが、この「花の都・ちば」は、誰に向けてアピールしているんでしょうか。そして、なんということでしょう! ロータリーの中心にはココロヤスまるコモレビが…。歩行者のための空間こそコモレビされたかったなぁ、と、よその事例や最新の事例を見たあとでは思ってしまいます…ちょっとだけ。
事例がないものは作りにくい(設計しにくい、着想すらされない)という限界を超えて「新しい設計」(新機軸や「驚き」のある設計)を進めていくには、別の分野の知見を一種「導入」したり、もはや人の手では足りないといって計算機に計算させたりといって、「見てください! この『幻』のカモノハシ!」([3086])…いえ、『きゅう極のカモノハシを追きゅう!』していくしかなさそうです。
・個人のページ「ありがとう!!さようなら!!「ペリエI(千葉駅ビル)」」(2011年1月26日)
http://sim.tea-nifty.com/chibature/2011/01/post-f038.html
http://sim.tea-nifty.com/photos/uncategorized/2011/01/26/sn3k0016.jpg
もっとも、千葉駅は、駅舎も含めてまだまだ途中の段階ですから、現時点で一種「評価をくだす!」ようなことは適切ではないでしょう。新しい、3階からまっすぐのエスカレーターを降りながら目の前にロータリーの緑が…といって、「なんということでしょう!」してみたいですね、わかります…。
「新駅予定」の新駅では、前述の通り、山側の習志野市域へ直線で、そしてできれば『千葉丼』をば、という歩行経路の整備が求められるはずです。(イオンモールさんや千葉市、それに千葉県企業庁としては見逃したり、2020年より後に『後回し』にしたりしそうな部分ですが、駅が駅たる限り、習志野市において自動的に求められるはずです、の意。)
もっとも不便な場合、▼ホームから改札階へ、▼改札口を出てからペデストリアンデッキまで昇降、▼国道の手前で昇降、▼京葉道路をまたぐ歩道橋の、自転車を押してあがれるスロープが『あさっての方向!』にあるとして、そこまで歩く、▼歩行者には歩きづらいスロープを上がらされる、▼歩道橋の上でさらに中央部が高くなっている(歩きにくかったり、恐怖感があったりする)、▼歩道橋だけ幅が狭い…などと想像されてきます。
これを「歩道橋ができさえすれば、ないよりマシと思え」などと、言い放ってはならないと感じます。いかにして、これぜんぶをスムーズに接続させるかというのが、千葉市と習志野市がともに加わっている「調査会」の腕のみせどころ(正確には「設計の会社の腕」ですが、そういう「注文」を、きちんと市民に代わってつけてくれる、そのための「行政としての腕」)でしょう。
・ドラぷら「千葉丼」(700円)
http://www.driveplaza.com/sapa/1120/1120016/2/service/1/
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