(約9000字)
トップページの更新日時は、トップページやニュースの更新がない限り更新しませんので、ご覧になっていない方が多いと思いますが、このサイトの更新履歴では、細かな修正などについて随時お知らせしています。
・このサイト「更新履歴」
http://atos.neorail.jp/whatsnew.html
技術的に大きな変更としては、動画がHTML5でインライン再生(ページに埋め込み)、などと、うーん、そこだけHTML5になってもねぇ…と思いつつも、それでもいいんだといってHTML5してます。あわせて、これまで「WMV(Windows Media Video)」で、しかもビットレートで2Mbps(640×480ドット、15fps)と300Kbps(320×240ドット、15fps)を分けていたところ、解像度は間をとって480×360ドットとし(いわゆる「360p」)、ビットレートはなんと据え置き、300Kbpsで十分だという、驚きのH.264であります。WindowsおよびAndroidで、各種ブラウザ(IE、FireFox、Chrome)で確かめていますが、それ以外は確かめていませんので、不具合がありましたらお知らせいただけますと幸いです。
このフォーラムの機能についても、少しずつ改良を加えています。最終的にはごっそり、「北側」(いまより冷たい:もっとアカデミックじみてみようということですね、わかります)に新たに構築したフォーラム(いわゆる「新システム」)へ切り換えようとしていますが、いえいえ、「南側」(いわゆる「旧システム」)にあっても、「名(めい)」としては「旧」でありつつも「実(じつ)」は先取りすべく、そして「新システム」で取り入れるかどうか迷うような要素もいろいろ試してみようというわけです。
・[3075]
> ([3071]とはいいながら、結局、既存のPerlのコードに手を加えているという何とやら。まさにグダグダですね、わかります。)
「jcode.pl」をrequireするの代わりに「Jcode.pm」のuseをするとすることによりまして、およそ3倍、速くなりました。あわせて、一部の機能においてキャッシュ機能を実装し、表示を高速化しました。
※何が呼び出されるかバラバラなのでキャッシュするまでもない、とこれまで思っていましたが、実際にはほとんどのものは呼び出されず、よく呼び出されるものはこれでもかとたくさん呼び出されるという偏りがありまして、ディスクの容量よりはCPU時間のほうが制約がきついこともあり、たいへんいまさらながらキャッシュ機能を実装しました。(キャッシュがヒットした場合)gzip -9(※クライアントにはがんばっていただきますとも)して保存しておいた.gzを右から左へ…するだけの簡単なお仕事で、約40〜60ms前後で応答いたします。
※「jcode.pl」を「Jcode.pm」に置き換えて30msは速くなりました。これには、Perlで書かれた「jcode.pl」が実行時(呼出し時)にコンパイルされる(と説明されますので鵜呑みにしています)のが、コンパイル済みのモジュールである「Jcode.pm」の呼び出しにおいてはかからないということとみられ、プログラムやライブラリの書き方としての質の違いでなく、もっと外形的に差が付いているということです。これまで「jcode.pl」にはたいへんお世話になりました。ありがとうございました。
・さくらブースト!(2015年4月22日)
http://www.sakura.ad.jp/press/2015/0422_resources-boost/
このサイトでは「503エラー」はずっとゼロで出番はなく、ありがたいやら残念やら、といったところであります。いえ、基本的にはありがたいことだと思っています。ありがとうございます。…本当です。
とはいえ、「さくらのレンタルサーバのお客さま」に「ブースト」の判断をさせるというのは、ちょっと違うような気がしないでもありません。そんなことは気にせず、サーバーに余力があれば、共有の範囲で無理なく、自動的に「ブースト」する、あるいは全アカウントが資源をめいっぱい使ってしまうことなどありえないのですから、最初から「ブースト」しておく、という「ベストエフォート」で、何も困らないのではないか、とも思います。…いえいえ、それでも「自分の手」で「ブースト」させろと一種「ヤカマシイお客さま」(たぶん若い:そして非常に若い)が出てきたのだとしたら、なんとも、時代が一周したような、再び「さくらのレンタルサーバ」で(クラウドやVPSでなく、あえてコレで:コレだけで)気の利いたサイトやサービスを動かして見せるのが「旬」だというような何か、が訪れつつあるのかもしれません。本当でしょうか。
※CDに500円玉を貼り付けてみたり、ギアやモーターをあれこれ付け替えてみたり、という「がれーじ・ばんざい!」的な何かですね、わかります。私自身はといいますと、真鍮の削り出し、ねじ切り、研磨(ひたすらコンパウンドで磨く)まではやりましたが、できれば塗装をやってみたかったです。
・さいきょうの500円玉
http://gigazine.net/news/20130203-500yen-strongest-coin/
・銅としての10円玉
http://www.audiostyle.net/archives/15459216.html
・三ツ境のシャック
http://www.ne.jp/asahi/yokohama/cwl/shack.html
> 天保年間の資料に「武州都筑郡密教新田弥左衛門」の文字があります。現在の東希望が丘に「三経(密教)新田」があったことが記録にあり、その近く(春の木神社付近)に小字「三経」があったということです。神社の境内には「武蔵国二俣川村字三経の地・・・」と記されています。
> 3つの村の境であったのは事実ですが、それなら”みつざかい”と読むと思いますが“みつきょう”という日本語として奇妙な読み方をするのは密教の影響も多少あったのではないかと思われます。三ツ境という名前が正式に使用されたのは明治27年の消防組名としてです。さらに大正15年に神中鉄道(現、相模鉄道)の開通に伴い三ツ境駅が開設されたことで、三ツ境という名前も次第に定着していきました。
※へぇ〜、と、ちょっと(かなり)そそられます。やっぱり坂と無線、そして鉄道([2965])は相性がいいんですね、わかります。…いえいえ、無線(免許)の学科(試験)で受かるには、その手の勉強(法令などを厳密に読み解くチカラ)が必要で、そのベクトルは結構、同じだということです。
・個人のブログ「第二級陸上無線技術士落ちたっぽい。難易度などの感想」( 2013年1月30日)
http://blog.livedoor.jp/hack_le/archives/22861759.html
試験内容については見たことがなく恐縮ですが、また趣味のアマチュア無線と実務の資格とでは泥と雲のような落差がありましょうが(どのくらい差があるかもわからないことを含めて泥と雲と表現したく)、コメント欄が興味深いです。
> 思えば無線工学Bって単に単位を合わせたり数字の次元を合わせることと国語力で何とか選べる設問になっているではないですか。
> 無線工学Bは特別難しいというわけではないかもしれませんが、他科目に比べて専門性が高いと思いました。
うーん、それは応用力が試されていて(何しろ「B」ですし)、いわば「基礎的な応用力」(応用力を発揮したりのばしたりするための、分野に依存しない基礎的な学力のようなもの)がないと、いくら「専門知識」をたくさん仕入れても、どうにもならないのではないかと心配されます。こればかりは、どうやっても後年の勉強では得難い(できないとまでは決めつけられませんが、限りなく難しい)部分ではないかとも思います。
・同じ方の続報(2015年7月8日)
http://blog.livedoor.jp/hack_le/archives/cat_1269677.html
> ウィーラーキャップ法が出題されたのはちょっとうわっと思いましたが、まぁだいたいできているはず。結局択一問題なので、選択肢から考えれば、意味はわからずとも答えは導かれるということが多いです。
※うわっ。それって「鉛筆」を転がしているんでは…いえいえ、それでもいいんだと出題者がいうのであれば(そういう出題がされたということは、そういうことです)、それでいいんです([3061])。
> なかなか身の回りに技術的な師が得られず、何をするにも独学になってしまう自分
職種、業界を問わず、昔もそうだったかもしれませんが、いまは昔にも増して(相対的に)この問題が大きいように感じます。少しでもミゾを埋めていく、つないでいくような何かがほしいと、(まずは「ほしい」と思ってもらいたいというところから)ちょっと思います。
・「カルフォルニア州歴史的建造物第976番」のガレージ
http://h50146.www5.hp.com/info/company/abouthp/histnfacts/garage/
・角丸金属「設備」
http://www.kakumaru-kinzoku.co.jp/sestubi.html
・「かわさきマイスター友の会」(2015年3月6日)
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2015/03/06/1355561_05_1.pdf
> <小学校>
> 人生には無数の道があり、もしも、道から外れても努力すれば報われる
※…うーん、「道から外れても」と説くには、相手が若すぎやしないでしょうか。そして、「無数の道」があれば「外れる」ことはありえない(どんな道でも「道」ではある)ということに気づかされます。「みんなと同じ道」とか「主要地方道」とか「国道」から「外れ」ても、「私道」や「農道」はいたるところにあり、「奥の細道」や「けもの道」にいたってはむしろ、自分で「見出す(みいだす)」ものです。
・「Perlの細道・けもの道」
http://a011w.broada.jp/wbaefznh35st/perl/
・東京大学 大学院工学系研究科「けもの道」(2014年10月)
http://www.t.u-tokyo.ac.jp/pdf/2014/UT_Dr_2014.pdf
> かつては博士というと専門分野しか知らない視野の狭い人物というイメージもありましたが、最近の学生は違うと、博士を多く採用している企業はよくわかっています。
> 特に海外では、博士でないと採用しないという企業も多い。イノベーションを起こすためには当然高い能力を持つ人材が必要だからです。
> 機械工学専攻 博士課程1年
> 卒業論文「高次元時系列データの双線形形式に基づく因果指標に関する研究」
> 修士論文「高温域の線膨張係数予測のための原子スケール解析手法」
> 研究は前人未到の領域に一歩を踏み出し踏み固める、けもの道のようなもの。ここに行けば安泰という道はどこにもありません。
※論文を「ちょっと長いレポートのようなもの」だと思ったまま学部だけで大多数の人が卒業していく、その代償はとてつもなく大きいように思います。そして、最も難しいのは、そのことを自覚しないままえらくなったり、人を採用する側に回ったりしなければならなくなる人がたくさんいることです。自分が研究したことがないのに、どうやって院生を対象とした採用活動を進めることができましょうか。この話、もう「編集部の者より鉄道に詳しい方」現象([3017])と呼ぶことにします。どこかで聞きかじっただけの「花の大学院ライフ☆(ただし理系に限る)」(とりあえず白衣を持って試験管をかぶっている何か的なもの:わけもわからないまま徹夜してインスタント焼きそばの熱湯で流し台が「ボンっ」という)では、全然ちっとも間に合いません。まだまだこれからです。
・エキサイトニュース「絶対やめて!シンクに熱湯を流すと恐ろしいことが起こる」(2012年12月20日)
http://www.excite.co.jp/News/woman_clm/20121220/Wooris_8752.html
その昔(いまでも<現役で>お使いの方はいるとは思いますが)「tDiary」だった界隈の方が、いま何をどう使われているのか、たぶんディープなネットワーク(非公開のサイトやコミュニティなど)に潜ってしまわれているんだと思いますが(「忙しい人」になられて、ということもありましょう)、外からはうかがえなくなりつつあり、(見よう見まねで学ぶ、そしてプログラムを自分好みにいじってみるという意味での)勉強の機会が減ったような、そんな気もします。そんな中で、いろいろいじってみよう(≒ほとんどお金をかけずに)、その結果として(安いサービスなのに)「ブースト」させろと求めるような何か、というのは、結構(案外)ウレシイことでもあるような気もします。そして、そうした何かが健全に育つよう見守るのが、先に大人になった(なってしまった)人たちの務めではないかと感じます。(あくまで感想は個人です。)
以下は余談ですが、といって余談も「積もり積もれば」([2997])それなりに何とやら、ともいいます(いいませーん)。
・日経ビジネス「海外では 重くも暗くもダサくもない「海の向こう」では別の顔」(2015年7月6日)
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/NBD/15/special/070100014/?ST=pc
> 日立製作所が海外で「革新的でエキサイティング」と評価され始めている。「革新性と積極性に欠ける安定企業」という国内での印象とは、正反対のイメージだ。日本人が知る日立の姿は、HITACHIの一部でしかない。
・日経ビジネス「大人になったアップル 少年のままで抗うソニー」(2015年4月14日)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/NBD/20150414/279923/?ST=pc
> 人間と同じように企業も年を重ねる。日経ビジネスは1983年、企業の寿命は30年であると提言。2013年には、競争環境の変化で寿命は18年まで短縮していると訴えた。ソニー本体の社員平均年齢は既に42歳を超え、会社設立から69年も経過している。
いずれも本文は読んでいませんが、…うーん。日本でも、ATOSなど自律分散システムについては「革新的でエキサイティング」だと(この16年、ずっと)思い続けてきましたし、「寿命18年」は、会社全体なのか部門なのか「社内カンパニー」なのかなど、ウィンドウのとり方しだいで変わる部分だろうとも思います。これでもかと「狭く」見ていれば、そりゃあ重くも暗くもダサくも短くもなるでしょうよ、などとも感じます。(「名前も知らない変電所の樹は50年ですから」…いえ、[2988]も参照。いま「メガソーラー」や「自由化」などと称して「参入」している各社の様相は、まるで「プロバイダー」の黎明期をほうふつとさせます。JRでいえば日本テレコム[3064]…いえ、発電事業はあくまで自社の事業(本業)のため、という「線引きのようなもの」をされているようで、かつての「ほろ苦い」経験が活かされているのかなぁ、などと想像します。あくまで想像です。)
そして、いずれも日立だけ、ソニーだけ、の話でもないでしょう。三菱のAGTも、国内では「道路財源(だけ)で何とかしたいので、できるだけお安く」というおかしな制約から中途半端になりがちですが(あくまで偏見です)、そうしたものがなければあたりまえのように120km/hで自動運転をば([2933]ほか)、という一種「正常な進化」が自然とできるわけです。
・日本経済新聞「南部陽一郎氏、「自由闊達」好む 欧米の英知と交流」(2015年7月17日)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG17HCH_X10C15A7CC1000/
「欧米の英知」という表現が「頭痛が痛い」…いえ、たいへんぶしつけな印象があるように感じられます。南部氏をして、どこまでいっても「英知」にはなりえないかのような、おかしなニュアンスがあります。また、南部氏を借りて自分まで「交流」したかのような、素朴すぎる無邪気さがあるようにも感じられます。
・共同通信「「10年先」行く予言者 考え続けて独自の発想」(2015年7月18日)
http://www.47news.jp/47topics/e/267235.php
この見出しなら、(それなりに)納得感や「なるほど感」が高い([3025]も参照)といって称賛できましょう。そして「夏の学校」([3071])にも通じる日本語運用能力が垣間見えます…いえ、日経は日本語ができないなんて、そこまでは申しません。しかし、小難しい顔をしている人ほど、その実、「日常生活に支障のない程度の日本語会話能力」しか持っておらず、書き言葉はてんでダメ(そして読んでもわからなかったことを隠すべく、大きな声で「反論」する:それを反論とはいわないでしょうに)、ということは、よくあることだと思います。それ自体はそういうもので、うまく分業して社会が成り立てば、それでいいんだと潔くいってみたいです。
・福井新聞「福井が育てたノーベル賞学者 南部陽一郎」
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/feature/index.php?author=33&s=
> 福井中時代(1933―37年)の思い出では「学科は自分で学んだけど、人生観をいろいろと教えてもらった」と、個性が強かった先生たちのあだ名や教え方などを紹介した。昭和初期の軍事色が強い時代だっただけに、上級生と会ったら必ず敬礼しなければならず「忘れると生意気だ、と呼び出されてたたかれた。それだけは怖かった」と振り返った。
> 研究を支えたものは「子どもの時に身に付けた何でも考える習慣」。「紙に書くと気が散るから、頭の中で24時間考えている。発想する瞬間は夜寝ているときの方が多い」と明かし、考える大切さを強調した。
> 藤島高名物の“ケチャップソースカツ丼”試食会
一種「日本」を飛び出したからこそ、自然に研究を進められたということも、多分にあるのでしょう。
> ノーベル物理学賞を同時受賞した益川敏英さん、家族ぐるみの付き合いがある同賞受賞者、小柴昌俊さん、東京大の後輩に当たる脳科学者、茂木健一郎さんへのインタビューを掲載。益川さんは南部さんの研究のすごさ、小柴さんは南部さんとの隠されたエピソード、茂木さんは南部さんの発想力について語っている。
「後輩」さんだけ浮いている気がしないですか、そうですか…。大学だけ同じでも、南部氏の研究室に出入りしたでもない人は、ほとんど無関係の他人といえます。大学は、とっても大きいんです、大学だけに。
・大きい…大学だけに。
http://www.meti.go.jp/policy/innovation_corp/subcommission/15th/15-outline.pdf
そして一種、本当の「教え子」に原稿を頼みたくとも、日本語で書いてくれる人がいませんでした、という、それはそれで実はスバラシイことなのではないかとみられます。…ならば英語で書いてもらって、質の高い翻訳をすればいい、日本語の原稿も英語に翻訳して、両方で出版すればいい、そんな時代へと進んでいくことが期待されます。
> シカゴ大にある南部さんの研究室の本棚。日本語の素粒子学の本とともに「週刊少年ジャンプ」が並んでいた
> 日本から彼のところに送ってきた。でも彼は何のことだか分からなかったみたい、日本語だったんで。僕の所に持ってきた。
クールといっても、そういうことなんですねぇ。絵だから大丈夫、なんてことはないんです。漫画で「笑顔」を描くにも、目を開けて、口元でニッと笑わせなければ、世界的には通じないわけです。そして、送りつけるにあたって送付状は英語で書いたでしょうに、それすら通じなかったというわけです。
・個人のブログ「東京メトロの漫画ポスター 非常停止ボタン」(2014年7月1日)
http://plaza.rakuten.co.jp/fukubukuroday/diary/201407010001/
これとは別の、改札付近で配布されている安全に関する冊子の多言語版で、漫画ふうのイラストだけは日本仕様のまま、例えば「慌てている、焦っている」人の表現として、目を「白目」にする表現が使われていますが、これ、通じるんでしょうか。
・ピクシブ百科事典「白目」
http://dic.pixiv.net/a/%E7%99%BD%E7%9B%AE
以上、すべて余談でした。
|