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おわかりいただけるだろうか。(※反語)[4000],[4005]…じゃなくて、[4406],[4409]の続きで、Switch版「A列車で行こう はじまる観光計画」の色の話題です。
・[3839]
> わたしたちはゲーム画面を無批判に眺めるのでなく、常に実物を基準とし、現実の物理法則や工学上の工夫をよく理解し、それを無視したようなゾンザイな表現に対しては厳しい目を向け続けなくてはなりません。…われわれは工学部のフレンズなので!
・(再掲)
https://pbs.twimg.com/media/Eny-h8XVgAAXfcH.png
中央分離帯の、その色はなんだ。何を表現したくて、そんな白っぽい色にしたんだ。
そこで、さっきポスカ®でびっくりしたんだが。
https://pbs.twimg.com/media/ESaEltcU8AE9LKq.png
ポスカ®の「きみどり」が、ぜんぜん黄緑色じゃないんだがのスレはここですかスレ。(違)そもそもポスカ®で「きみどり」なんてあったかしら。(※8色のセットには入っていません。そもそもポスカ®を使う場面で、そんな多色は使わないという了解があったと思う。色画用紙を使うとか、そっちでカラフルにするんだよね。)
https://m.media-amazon.com/images/I/81KnJIVMJSL._AC_SY879_.jpg
https://askul.c.yimg.jp/img/product/3L5/J373734_3L5.jpg
あくまで商品としてのポスカ®としては、どんな色をなんと呼ぼうが勝手である。いくら三菱とはいえ、JISでもなんでもない。ブラックボードやガラスに書いても同じ色に見えるような色にしたいとか、あらかじめ『色のユニバーサルデザイン』にした、判別のつきやすい色だけにしたとか、あるんでしょうけれど、その色を「きみどり」と表示することには(JISでもなんでもないとはいえ)納得がいかない。『レタス色』もとい「リーフグリーン」と呼んでほしいが、こんどは『言語のユニバーサルデザイン』で、ひらがなじゃないとだめとかいうことになったんだろう。えー…(てんてんてん)。
※顔にペイントするひとがいるので黄緑色の発色をする材料は使わないとか(ぐぇ)。他社同等品にはちゃんとした黄緑色がある。なんか学童用品ぶるというか王者の風格(違)三菱であったー。
・これが「黄緑色」だ。(ばーん
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61LX1I-BEEL._AC_SX425_.jpg
https://lamire.jp/wp-content/uploads/2018/10/23201108/36158136B_b_09_500.jpg
https://www.aeonretail.jp/kidsschool/share/img/lineup/hanamaru24_g_main_green.jpg
二言はない。
LEDの黄緑と橙の見分けの問題は承知しているが、だからといってポスカ®の「きみどり」を黄緑色とは認めない。
・「アニメに使われる色鉛筆 赤色除き生産終了へ 原料の調達困難に」(2月3日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210203/k10012846301000.html
> 三菱鉛筆は、4色で展開している「硬質色鉛筆」と呼ばれる硬い芯の色鉛筆のうち、だいだい色、黄緑色、水色の3色の生産をことし6月末で終了すると発表しました。
> 原料の調達が難しくなったことで、会社では代替品の開発にも取り組みましたが同じ品質の色鉛筆の製造は難しいということです。
再びSwitch版「A列車で行こう はじまる観光計画」の色である。
https://pbs.twimg.com/media/Eny-h8XVgAAXfcH.png
中央分離帯には、ポリゴンは増やさないから平べったいけれど、樹木よりも鮮やかな「黄緑色」の低木か芝生のようなものを表現したかったのではないか。それならもっと赤味のある「黄緑色」にしなければならなかった。ポスカ®の「きみどり」ではだめだ。
https://t12.pimg.jp/006/020/152/1/6020152.jpg
https://static.amanaimages.com/imgroom/rf_preview640/02389/02389000186.jpg
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そして、手前の小さなバスは、何色のつもりでそういう色にしたのか。カップ麺のかまぼこと言いたい。
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カップ麺のかまぼことはこのことだ。わびしい食べものだから演色性の低い(ほとんどない)照明のもとでわびしく食べる。カップ麺のかまぼこほどひどい色の食べものはない。(※個人の感想です。)
土の色の表現が、どうも安定しない。手前の畑と、奥の学校の校庭と、左のほうの野球グランドみたいなの(※「A9」の建物名でいいました)とで、なんかしっくりこない。手前の畑の土の色を基準にすれば、野球グランドは明度が低すぎて、校庭は彩度が高すぎるし赤すぎるし、その上で白っぽくて、端的にいえば気持ち悪い。ミートソースとホワイトソースを混ぜたような色である。もちろん、ミートソースとホワイトソースなら混ざっていいのであるが、校庭の色がそれでは気持ち悪いのである。もっと黄色に寄せつつ彩度は下げてほしい。
そのような個々の色がどうのこうのという以前に、画面全体がもやっと、不思議な色の環境光で包まれている感じで、落ち着かない。これは何時の光なのかとか、どういう天気だとかといったことが判然としない表現になっている。ついでに建物ぜんぶ照明がついている。あくまで開発中の画面だから、まだ直るのだろうと思いたい。
・(参考)
https://www.hitohaku.jp/blog_old/2012/05/post_1532/
> 実際、どう見えるのかは2色型色覚の方に聞いてみるのが一番ですが、要は、色づかいでは、赤や紅色は避ける。使う場合はオレンジや赤紫をつかう。緑は避けて、使いたい場合は青や水色をつかう。青緑は灰色と混同しがちなので、青にしてしまう、といった事がポイントとして載っています。
> わたしはこのような注意点だけでは不安なので、念のために色覚シミュレーション・ソフトを使っています。色のついたプリントを配るのなら、皆さんもシミュレーション・ソフトを使って、自分とは違う色覚の人がどのように見えているのかを確かめてみるといいと思います。
「兵庫県立 人と自然の博物館」三谷さんの説明でした。
・(2018年9月26日)
https://ith-jp.com/achievements/
https://ith-jp.com/achievements/data/180926_10150401b.jpg
> 青森県立八戸高等学校
> 校舎、グラウンドの細部まで3D化に成功しております。是非、ご覧ください。
ぬおー…。頼まれてもないのに勝手に3D化しやがって(施設名まで書いちゃって)…このこのぅ!! じぶんたちを公共の何かと見せかける手口である。(キリッ
https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/l-ey-images/34/3411/48946_20140627153753945.jpg
https://www.city.ichikawa.lg.jp/common/000330164.jpg
本件ゲーム「野球グランド」みたいなのは、理想的なグラウンドとは限らないので『グランド』と表記するのである。○か×か。(※ジト目)
・[3688]
> > 大車林
> …大車林!!
・[3756]
> やーい「大車林」。(※「大車林」に傍点。)
・(再掲)
https://senrobata.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2018/03/25/20180211_img_8508s.jpg
表現には意図がなくては困る。なんとなくそういうRGB値を与えたんで…(てんてんてん)、みたいなことでは表現たりえないのである。
http://kura1.photozou.jp/pub/638/245638/photo/222791744_624.jpg
線路敷の色は、もしかしてさび色にしたつもりなのか。あれでさび色のつもりなのか。さび色ではないなら、あれは何を表現した色なのか。謎のベージュ色の線路敷。嗚呼。(※詠嘆)
https://up.gc-img.net/post_img_web/2018/03/5e3e2ae08abef49efbe9ba7ef90a9507_23452.png
「KH2」ぐらいの色である。そんな線路敷があっかー!(※見解です。)
https://contents.trafficnews.jp/image/000/002/574/large_151114_ballast_01.jpg
現実の通りの色じゃないといけないということではなく、このゲームではこういう色調の“絵作り”をしているんだ、というのが一目瞭然になっていないといけないということである。何か部分部分の色が気になる、というだけでアウトである。パッと見て画面全体に違和感がない、その画面の中で色が調和している、よく調整されていて不自然さを感じさせない、というのが表現という活動である。一貫性である。あるひとがひとりでちゃんとぜんぶの色に目配りしないといけないという話である。各自が思い思いにばらばらにつくって持ち寄って並べた文化祭の作品展みたいになっていたら、売り物にできるレヴェルには達していないとみなされるのであった。長閑な時代であった。(違)
※ポスカ®の「きみどり」な中央分離帯は、そういう絵なんですといえる限度を超えて、単に拙いとみなされるものである。二言はない。
なお、この記事ではPCでsRGBのモニタを基準にしてああだこうだ言っています。スマートフォンでの見えかたは参考にしません。また、Switchの実機でどういう色になるかは承知していません。(※PCに移植されたらこのままの色になるんでしょ、という見かたをしていることになります。気の早い心配ではあると申し添えます。Switchの画面で繊細な色はわからないのではないかとも思いました。しかし、そこに甘えていると色彩設計が廃る。それは困る、という話でした。)▼「A列車で行こう9 ウグイス」については[4027]を参照。
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