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・1983年 ・1985年 ・1964年・1961年
(約4000字)
[3238]に続いて、映像の話題です。
他の稿から参照するため、あらかじめ映像のみ参照いたします。
●1983年
・YouTube 毎日映画社「上野駅100年 北の玄関口も様変わり」(1983年7月28日)
https://www.youtube.com/watch?v=LObNPu5T_Tg
おお、ビデオでなくフィルムでの撮影ですね、映像が美しいです。
以下、何が写っているのか書き起こします。
・(映像の0:39):高架の中電ホーム(?)に、幕式(?)の発車標のようなものがホームにあるのが見えます。電車の方向幕とほとんど同じしくみで、内照式のようです。反転式発車標は見えません。
・(映像の1:14):改札口で、「札!」の発車標が並べてぶら下げて「掲示!」されているようすが見えます。だから「発車標(票?)」というんですね。本当でしょうか。
※本当だとすると「ヒョーテイソクド」もびっくりの「ハッシャヒョウ」(電話など口頭で仕事が完結して誰も文字に書かない!)といって、漢字のほうが(時代ごとに)『後付け』ですとまで想像されてきそうです。もっと本当でしょうか。
・(映像の1:35):山手線ホームに「こんどの電車は ● ● を出ました」の表示器があるのが確認できます。
・(映像の1:59):地平ホーム(?)に反転式発車標があるようにも見えますが、不鮮明で断定はできません。
●1985年
次に、2年後の1985年のようすを見てみます。
・YouTube 毎日映画社「東北新幹線が上野駅開業 活気づく駅前」(1985年3月14日)
https://youtu.be/ANu243iVWP4?t=34s
・(映像の0:43):改札口で、16ドット4行とみられるLED式発車標が、桁を余らせて(右側に妙に空白を残して)使われているようすが見えます。映像の中では、日本語の表示だけが確認できます。(日英の交互表示や、スクロール表示は確認できません。)
・(映像の2:09):「アメ横」横の道路がたいへん渋滞しつつ、山手線の103系(高運転台!)が走ってきます。
・(映像の2:45):改札口と思われる箇所に、7セグLEDっぽい「時計」が見えます。
・(映像の2:54):地平ホームかと思われる場所に、発車標かと思われるソレの底面だけが写っていますが、反転式なのかLED式なのか幕式なのかなど、表示面がまったく映らないので確認できません。珍しいものではないので映さなかったか、映像の編集時に時間が飛んだり前後したりしたように見えるのを避けて、時刻が表示されたものはなるべく映さないようにした、など考えられます。
・Google アメ横びゅう
https://goo.gl/maps/2CJS5wBCX7K2
渋滞しているのはいまも変わらず、でした。そして、おお、じゅらくじゅらくで崖っぷちなビル(当時)の上のほうから「許可を得て撮影!」とうかがわれます。さすがプロです。(「普通の人」は、各種手続きを要するほどの本格的な撮影はできませんよ、の意。プロに任せましょう。)
・個人のブログ(2008年4月25日)
http://mereco.hatenadiary.com/entry/20080425/p1
> 工場直送
> 生ビール
> 中生ビール 480円
> ジュッテーム
※げっ、げふんですっ!
・YouTube 毎日映画社「埼京線開業 新たな通勤の足」(1985年9月30日)
https://youtu.be/byv3vR0TQJo?t=1m13s
> こちらは国鉄本社内の「東京総合指令室」。
> 国電区間に初めて導入されたスィー・ティー・スィー。
あくまで国鉄時代の「東京総合指令室」で、コムトラックの脇にでもあったのではないかといって、勝手きままに想像してみます。きっと、現行の「東京総合指令室」とは、組織も建物もまったく別物だろうといって、安心して映像を参照してみます。そして…レッツスィー・ティー・スィーっ!! わあぃスィー・ティー・スィー! ***スィー・ティー・スィー***ッ!!
・(映像の2:09):与野本町駅のホームに反転式発車標があるのが確認できます。
そして、フィルムなので、こう、『デジタルリマスター!!』と称しさえすれば高解像度の映像がいまからでもつくれるといって期待されてきます。さすがフィルムです。(ビデオですと、こうはいきません、の意。)
さらに、同じ1985年の映像です。
・YouTube 毎日映画社「科学万博、つくばで開幕 人気に明暗も」(1985年3月17日)
https://youtu.be/NAZfZzZr3NM?t=30s
レッツ万博中央駅っ! わあぃ万博中央駅! ***万博中央駅***き! 駅から会場までスーパーシャトルバスが車間距離を詰めて隊列走行だッ! 発車に備えろッ! スーパーシャトルバスに乗り遅れるなッ!! わあぃ600円で20分。***600円で20分***。
・(映像の1:46と2:01):『16ドット』の電光掲示板でパビリオンの待ち時間が案内されています。いま見ても違和感のない書体ですよねぇ。
・Google ストリートビュー
https://goo.gl/maps/MRYxvwYxzRx
http://tohazugatali.iza-yoi.net/TSUKUBA/chuo/chuo-ave00.html
・ウィキペディア「つくば科学万博の交通」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%81%B0%E7%A7%91%E5%AD%A6%E4%B8%87%E5%8D%9A%E3%81%AE%E4%BA%A4%E9%80%9A
●1964年・1961年
もう少し古い映像を見ますと、さすがに古さが感じられてきます。
・YouTube 毎日映画社「新潟地震 液状化で建物倒壊、石油タンクが炎上」(1964年6月16日)
https://www.youtube.com/watch?v=aisxkfOFl6o
新潟地震については[3127]も参照。戦後、ニュース映画の撮影隊としては、どちらかといえば華やかで予定調和的な取材対象が多くなっていたと推測されるところ、甚大な被害を出す地震が起きたわけです。伊勢湾台風(1959年[3127],[3128])以来の大きな災害で、取材のしかたなども(戦時中の経験のない若いスタッフにあって)試行錯誤されたのではないかなぁ、とシノバレそうです。
5月から解体だという「秋葉原ビル」([3236],[3247])も、1963年までに一部が建設されていた、この時代の建物です、といって、新潟地震を身近に引き寄せて理解したくなります。
別の意味から『古さ』を感じさせる映像を見てみます。
・YouTube 毎日映画社「伊豆急開通 温泉地は大騒動」(1961年12月10日)
https://www.youtube.com/watch?v=hvSlpZnOeC4
「お百姓さん」(※あくまで当時の表現です)が田んぼを売って「マイカー」を買いましたということです。うーん。
フィルムの時代の映像の欠点としては、同時録音(『同録』)されたものがほとんどないということで、しかたなく、延々とBGMをつけて、ナレーションするんです。わかりますわかります。
上野駅の映像でも、駅長さん(たぶん)のインタビューだけは、録音がありますね。一方、伊豆急の映像では、バスの車掌さんの部分は録音ではなく(エンジンの「ごうおん!」がとどろくバスの車内でまともな録音ができるとも思えず)、後からソレラシク声を「アテ」たでしょ、と疑われましょう。伊東駅前の「番頭さん」の呼び声は、映像と音声がまったく別々とみられます。
ぜんぶ撮るということは不可能です。後から撮りなおすことも、必ずしもできるとは限りません。いま、何を撮るか(録るか)は、とってもよく考えないといけないことだと再認識させられましょう。
・[3254]
> ・Internet Archive「潮騒とカナリア」より「総武・成田・鹿島線で「2002FIFAワールドカップ」対応輸送実施」(2002年6月)
> https://web.archive.org/web/20021220090025/http://www.shiosai.squares.net/worldcup2002.html
> ・同「グリーン車つき11両編成の鹿島神宮行き」(2001年6月)
> https://web.archive.org/web/20021220081759/http://www.shiosai.squares.net/confede2001.html
> https://web.archive.org/web/20031212094510/http://www.shiosai.squares.net/Photos/rapid-confede.jpg
この2つの記事に対し、この写真1枚で、とっても多くのことを簡潔に語り尽くしているのが、さすがなんです。
何かを撮りたいというモチベーションは、仮に、適当なものをパシャパシャと撮ったとしても、満たされてしまうのです。そして、「たくさん撮ったから十分なはずだ」といって、その実、帰ってきてから起稿や編集などしようとして「ストーリーに沿った素材や、簡潔に要点を示す素材が、ぜんぜん撮れてない!」といって「がく然」としましょう。
一度、失敗して、失敗して、「リセット!」されてから、やっと、ストーリーが動き始めるのです。「話はソレカラだ!」といって、東京ス…いえ、ネオタワーのほうなど仰ぎ見ながら『紋切型』([3045])してみたくなりました。
・ソラカラちゃん(本件とは無関係です)
http://www.tokyo-skytree.jp/archive/sorakara/
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