・消防法で読み解く「自放音源」そして「東海道型」(仮) ・『逆クレジット』で読み解く「東海道型」 ・「ユニペックスさん」を「国鉄本社・電気局」で読み解く(仮) ・「ROMと呼ばれるフラッシュメモリーカード」を読み解く
(約11000字)
この一連の記事では、「じゅんふどうのあっとらんだむ」で「じどうほうそう(ただしはっしゃめろでぃーをふくむ)」を技術面で立体的に読み解くことを目指します。
お好きな順番でお読みいただけるよう、1つの記事を短めに、そして細切れに掲載いたします。その分、1つの記事を読むだけではよくわからないということになるでしょう。
そして、なーんだ、「自放音源」って、消防法でいう「(認定)非常用放送設備」で、きわめておおげさには、周りが炎に包まれても「火事です! 火事です! ウォーン ウォーン」「Fire! …」と流れるソレ、そのものだったのではないかといって、ああ、先にそういう勉強をしていれば「長い長〜い」まわり道([3126])などしなくて済んだのに、と思えてきそうです。
※駅のホームで使われる「自動放送装置」のすべてが消防法を根拠とする整備であるとまでは決めつけません。とはいえ、一般には小さな建物ほど、それなりに「非常用放送設備」で何でも放送してしまへ〜という「鉛筆」な状況がございましょう、という、あくまで一般的な見かたによるものです。
☆消防法で読み解く「自放音源」そして「東海道型」(仮)
・(おおいに参考)TOA「消防法について」
http://www.toa.co.jp/products/ss/epa/syoubouhou.htm
> 平成6年の消防法改正で、非常用放送設備の環境が大きく変わりました。これまで人命尊重の立場から構成されていた内容に加え、「非常時の的確な情報伝達」と「より安全な避難誘導」を主眼に改正。サイレン警報によるパニック誘発の恐れや、万一の状況下での情報伝達不足などを防ぐための対策が施されています。非常用放送設備の取扱には、これまで以上の注意が必要となっています。
何が起きているのかがよくわからない「非常ベル」だけが鳴り響くのではだめです(何が起きたのだろうといって窓のない扉を開けた途端、煙に巻かれます、の意)、「火事です!」とか「この建物は安全です(キリッ」とか、言葉でお伝えしてくれる「人にやさしい」放送設備を付加しないとダメです、という改正が1994年にあったということです。おお、幸いにもATOSに関連しての放送装置の導入や置き換えでは、最初の中央線での導入からしてすべて、現行の規制を満たしていると推測されて安心されます。
※とはいえ、大宮駅や東京駅のような、別口で「非常用放送設備」が整備されていそうな「(延べ床面積において)きわめて大きな駅」は別格です。
・YouTube 東日本大震災(強いストレスを受けるおそれのあるかたは視聴を中止してください)
https://youtu.be/Hy5RHulA5HU?t=5m33s
> (6:03)
> 「お客さまにお知らせいたします。***ですが、システム不具合のため、本日のショーは、中止させていただきます。どうぞご了承ください。」(同、英語のメッセージ)
> (6:28)
> 「***にお知らせいたします。ただいま地震がありました。(中略)詳しい情報が入り次第、お知らせいたします。」
まず、▼BGM停止、そして、ショーの運行を管理するシステム(仮)で「停止ボタン」のようなものを押しさえすれば自動で流れるようにプログラムされた定型メッセージとみられる▼「システム不具合」のアナウンスが流れています。その直後、▼上り4音チャイムと▼「地震がありました」の(それなりに自動とみられる)メッセージが流れています。
そして、▼前者と後者で声が違うこと、▼後者については「『スーパーJチャンネル』もしくは『鉄道模型チャンネル』のナレーションの人!」のお声であることがわかります。
※趣味な界隈で「東海道型!」といって、その実、特定のメーカーの「(認定)非常用放送設備」の発注に際し、オプションで「駅用のメッセージもぜんぶセットアップして納められたし」という一種「コミコミプラン」のようなものが(東海道線の連動駅や、CTCが導入されていた横浜線などで、後年、といって、ATOSより前の時代に、この種の「詳しい自動放送」が導入されたときに)「鉛筆」された(上位のSIer…とは、当時は呼ばれていなかったと思いますが、端的には「運行管理システムのメーカー」にあって、自動放送装置は「買ってきてカスタマイズして納め」ですらなく『取り付けてもらうところまでぜんぶ買ってくるもの』という位置づけであったのだろう)と推察されましょう。(あくまで推察です。)だから、「地震がありました」の声と同じ人が「快速」「黄色い線の内側まで、下がって、お待ちください。」などと…(略)。
・個人のページ「東海道型」
http://page.freett.com/s_azusa7/2-1/jre1/tokaido.htm
・YouTube 「東海道型」
https://www.youtube.com/watch?v=SfoHtfwh49M
> 相模線では、原当麻と海老名のみの東海道型放送の放送です
> 上溝のユニペックスや、仙石型放送等様々な放送が聴けて
> (後略)
構内にポイントがあっても、通常「折り返し」がない駅では、列車の入線する方向が一定で、行き先や種別もほとんど一定であるため、行き先などを案内しない簡易な放送でよしとされているのでしょう。そして、おお、相模線の電化や八高線の電化([3155])、そして、りんかい線([3173])ぐらいまでは、あまねく、このタイプの放送が導入され続けていたんだと、いま「タイムライン」のようなものが見えてきそうです。
☆『逆クレジット』で読み解く「東海道型」
・ウィキペディア「クレジットタイトル」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%AB
> 「クレジットする」
この意味の逆の言葉ってあるんでしょうか。出演者の側が、出演作や相手方の企業名などを「出演実績」として「誇らしく示して誇示」することを指して、仮に『逆クレジット』といってみます。
・俳協における「逆クレジット」の例
http://haikyo.co.jp/profile/profile.php?ActorID=10091
> 駅アナウンス
> JR東海・JR埼京線・JR京葉線・都営大江戸線
とのことで、おお、ほぼ特定のメーカー(ただし、いまでいうSIer)が国鉄末期(1985年)や1988年、その後、いくらかの期間に納めた「PRC」に付随して(PRCの駅装置の配下としての自動放送装置?)、同一の音響機器メーカー(具体的にどこの社であるかは承知していません)の機材について、すべて同じかたの声で音声が用意されたと推測されます。
しかし、このとき、自動放送装置がPRCの一部として、(いまでいう)SIerが納める装置であると位置づけられていたなら、音響機器メーカーや、ナレーターの所属事務所が、「JR」と明記することはなかったとも推定されます。
このあたりから、自動放送装置(や発車標)は、PRCと連動しようが、単独で使われる簡易なものであろうが、いずれもJRが直接、音響機器メーカーに発注しているのかなぁ、と想像されてきます。
※発車標については、まさに「設置のための付帯工事」まで「コミコミ」で、「発車標製造業者」(※※)が直接、JRに納めている(らしい)ということが明らかになっています([2916])。
※※さほど量産しないのでメーカーとはいいがたい、の意。「それ以外の他意」はありません=「弁当製造業者」(ただし会社であるとは限らない)よりは「難しいお仕事!」だといって、ここにそのごましおを称えるものであります。(恐縮です。)
消防署のほうから…いえ、「消防法のほう」に戻りまして、再びTOAのページを参照します。(恐縮です。)
> 収容人員300人、500人、800人以上の防火対象物
> 地上11階以上または地下3階以下の建物
> 非常ベルおよび放送設備
> 自動式サイレンおよび放送設備
> ※いずれかひとつを設置することが必要。
とのことで、JR東日本のほとんどの駅が対象になりそうだと漠然とは理解されますが、もう少しだけ詳しく見てみましょう。
・[3032]
> 仮に
> (旅客流動上の)ワーストケースとして4両なり6両なりの電車が満員の状態で浜川崎駅に到着し、乗客が一斉に降車するという状況を想定することが求められます。E233系6両編成の定員は924名で、乗車率200%とすると1,848名が、終点で一斉に降車することになります。200%まではいかないとしても、これに近い数字は川崎駅では日常の光景でしょう。
> > 建物の避難安全検証法では、廊下や階段へ避難する場合に滞留する人の密度を3.3〜5.0人/m2としている
> この数字をそのまま用いれば、満員の6両編成から降車した客が滞留するには370〜560平方メートルの空間が必要となります。幅2.5メートルとすれば148〜224メートルということになります。駅にこの広さ(広場や通路を通じての合計で※)を確保できない限りは、「長い4両編成」や「長い6両編成」の乗り入れは実現できないことがわかります。
> ※編成長120メートルに対応するホームのみで確保するとすれば、3.08〜4.67メートルの幅が必要となります。
仮には、(支線を除く)南武線の、いかに『小さな駅』であったとしても、6両編成が『超満員』で入線の上、そこからいっせいに降車して、駅の外まで避難するという状況を、安全に実現できなければならないとわかります。複線区間の駅で上下線とも電車が、ということでは、6両編成でただちに3,696名と電卓されます。「800人以上」の建物とみなされそうだとわかります。(ただし実務上の計算方法については承知していません。あくまでワーストの場合です。)
もっとも、この数字を単純に6で割ってみると616名となり、「800人以上」ではなく「500人以上」の建物ということになりそうに思えます。そして、単線区間で1両であれば308名と…おお、もしかすると、計算に使う乗車率の決めかたや滞留密度や歩行速度、車両の定員によっては、「300名以上」に満たない「50人以上」の建物となって、「非常ベル」だけでもいい(昔ながらの赤い「火災報知器」がジリジリと鳴りさえすればいい)ということになりそうだといって、そろばんで肩をたたいてみます。(そういう「最低限でいいんだ、そんなもの(※)」ましてや「25年! 25年って、いったじゃん!(オラわるくないもんね! [3191])」という態度は推奨されませんよ、の意。)
…という大ざっぱな計算だけでも、まったくしないのと、してみるのとでは、理解がまるで違ってくることが実感されましょう。(数字が厳密に正しくなくてもよいから、計算の流れを追ってみなさい、というのが『フェルミ推定のようなもの!』の「ごく意!」ではないでしょうか。本当でしょうか。)
☆「ユニペックスさん」を「国鉄本社・電気局」で読み解く(仮)
といって、TOAさんを見ていたのは的外れなのかなぁ、といって、ウィキペディアを参照しますと、(中略)「ユニペックスさん」が「せせらぎ世代」で大きなシェアを持っていたと説明されています。
・ユニペックス「TAD-934 PRC対応自動放送装置」
http://www.unipex.co.jp/seihin/seihin/seihin_detail.php?categorycode=030&bunruicode=01740#meisai_data
http://www.unipex.co.jp/seihin/download/jpgdata/TAD934.jpg
> 接近放送やメロディーなどを自動化。
> ●自動進路制御装置(PRC)からの音声及び起動入力で案内放送を行うPRCモードと、本機に挿入されているSDカード内音源を用いて案内放送を行う簡易放送モードの2種類の動作を切換できます。
> ●万が一の事故などの場合にも、本機内部のスイッチによりPRCモードから、ローカルの簡易放送モードに切り替え、内蔵音源にて発車案内と接近案内の放送が可能です。
> ●プログラムタイマーによる電源制御と音量調節も可能で、時刻毎に適した自動放送ができます。
> ●音声制御部に3種類、端子部に5種類の多彩な音声入力を持ち、ホーム及びコンコースの各2系統にミキシング出力が可能です。また、各音声の起動入力の有無をLED表示で確認できます。
> ●1回線につき電力増幅部を3台まで並列接続し、最大360Wまで増設できます。
> 価格: OPEN
こう、なんとも「いわれたものをぜんぶ入れておきました」的な雰囲気をまとっているといいましょうか、もともと、▼設置後はずっと自動で動くもので、▼日常的な操作はあまり考慮されず、▼UIをわかりやすくしようという気配がまったくなく(※※)、▼内部のモジュールの配置がそのまま前面パネルに反映されているかのような配置(ただし最上部のメインユニット部のことです)だと見受けました。パネルの鉄板(たぶんスチールですよねぇ)を加工する旋盤の『幻』が見えてきました…「目が赤い」のかなぁ。パネルとラックがキレイに揃っているので、ラックも自前で加工していそうな気配がしてきます。(あくまで気配です。)仮に、「カギ付きのセキュア〜なドアー」をつけてほしいといっても、「できません」と言われそうな気がしてきます。本当でしょうか。
※※ただちにイケナイとは申しませんが、発注側も受注側も「電気のセカイ!」にこもっているということで、開発にかかる「セカイのようなもの」がどんどん狭くなる一方であるということに対して、自覚的でなければあやういと思われます。照光式スイッチを並べた「表示灯」[3036]も参照。
・ユニペックス「会社沿革」
http://www.unipex.co.jp/kaisya/#enkaku_head
沿革を見ます限り、▼とにかく大きな音を出せ、▼雨にも振動にも汚れにも電磁ノイズにも負けず頑丈につくれ、▼全国で納品せよ、といって、それにしっかり応え、国鉄時代から「ラッパ型」のソレ(拡声装置)を納めてきた、とっても「電気」な(国鉄でいう電気局以下の部署との取引であろうと推察される=あくまで推察です)会社だという印象を受けます。国鉄時代については特に何も書かれていないのでよくわかりませんが、現に「JR各社」と特筆しているというのは、そういう国鉄時代からの厚いソレがあるのだろうとうかがわれました。本当でしょうか。
・個人のページ「ユニペックス型放送」
http://page.freett.com/s_azusa7/2-1/jre1/unipex.htm
> 水道橋駅
おお、これが「ユニペックスさん」の「ローカルの簡易放送モードに切り替え、内蔵音源にて発車案内と接近案内の放送が可能です。」でいう「内蔵音源」なんですね。顔と名前が一致していませんでした…いえ、音声は「あー、これこれ! 知ってるよ☆(きっぷの制度としての)『山手線内の駅』でよく聞くの!(これを聴くと東京に来た感がするんですよぉ)」と思いつつも「ユニペックスさん」だという、そこのラベルづけが(『私の中で』)できていませんでした。(恐縮です。)
「鉄道用」というのは、1つのパッケージにしました(&もしかすると「ボリュームディスカウントしますよ」ということ?)ということとみられ、個々のユニットや、その内部のモジュールは、一般の「非常用放送設備」ともそれなりに共通しているだろうとみて、「非常用放送設備」のカタログを参照してみます。
・ユニペックス「ラック形非常放送設備」
http://www.unipex.co.jp/seihin/download/catalog/seihinbetsu/sb_rack_hijyou.pdf
形状や配置など見比べますと、おお、「鉄道用」では、上から▼鉄道用のメインユニット部(端子盤も込み?)3U、▼増設用(?)の空き3U(この色のブランクパネルは1Uと2Uしかつくってない?ので2枚で)、▼「電力増幅ユニット」(アンプ)が4つ(高さは2U×2)、そして最下段には▼刻印のある3U分のパネルが見えます。バッテリーの場合は前面にも通風孔を設けるようにカタログからはうかがえますので、「基本制御端子盤ユニット」なのかなぁ、と想像されました。とはいえ、ランプともDIPスイッチともわからない小窓がついているように見えます。あらゆるユニットがDC24Vで動くように読めますので、AC100VからDC24Vを供給するソレ(電源ユニット)も、「基本制御端子盤ユニット」に内蔵されているのかなぁ、と想像されました。(通常、電源は床から上がってくるかと。ラックの一番上まで電源を伸ばすなんて、とんでもない!)
・ユニペックス「VG-1/26 外線接続用コード」
http://www.unipex.co.jp/seihin/download/jpgdata/VG126.jpg
とっても手作り感があって、ちょっと、音質がどうのなんて、いうだけヤボではないかと思えてきま…すよねぇ。(恐縮ですが正直に申します。マコトに恐縮です。)
・共立エレショップ「6.3mmφステレオプラグ」の例(250円)
http://eleshop.jp/shop/g/gE62132/
http://eleshop.jp/PRODUCTS/CATALOG/CONNECT_AUDIO/PHOTO/ys202c.jpg
(自分で)ハンダ付けしてから(自分で)フタを閉めるソレです。
・共立エレショップ「6.3φステレオジャックパネル型」の例(124円)
http://eleshop.jp/shop/g/g47B14G/
鉄板に穴を開けてジャックを取り付けます。適切なトルクでナットを締めましょう。鉄板にGNDをハンダ付けします。…これで「VG-1/26」の完成だっ!!
・ユニペックス「RK-SR2 優先制御選択基板」
http://www.unipex.co.jp/seihin/download/jpgdata/RKSR2.jpg
> 優先制御基板RK−SR1と組み合わせて使用するもので、優先のモード、優先の回路をダイオードで決定します。
ぬおー! ムショーにハンダ付けしたくなってきました。
・TOA「ダイオードマトリクスボードキット DB-014」
http://www.toa.co.jp/products/prosound/broadcasting_equipment/broadcasting_equipment_business/db-014.htm
http://www.toa-products.com/download/download/photo/db-014_pn1j.jpg
TOAさんでも、ほぼ同じものが…。レッツダイオードマトリクスボードキット! お客さまが「赤い目」をしてハンダ付けっ!! これ、ある程度は「国鉄仕様」(「こういう仕様でオネガイシマス」[3070],[3175])のようなものを引き継いでいるのではないか(こんなものを要求した「お客さま」は国鉄ぐらいのものではないか=仕様策定をできるほどの能力を持ちながら内製してはならない組織というのは特殊だと思いまーす)と疑ってみます。実際はどうなんでしょうか。
ユニペックスさんをもう少し見てみます。
・ユニペックス「建築音響と電気音響について」
http://www.unipex.co.jp/seihin/story/pdfdata/pa_story9.pdf
> この話は色々な専門書もあり
> 身近なクレーム
> 「ハウリング」、「残響」が代表的
> 次に「明瞭度」
> これらがうまく解決できない状態では、お客様から何とかならないかというクレームや相談が入ってくるようになる
> できる提案とできない改善
> 空間(建物)の材質が一番のネックです。
> 床の材質を変更してもらう、ガラス窓を閉じてもらう
> カーテン等
いま絶妙に、ユニペックスさんの守備範囲や、評価方法のエレガントさ(の限界)のようなものがあられもなくあらわになっている記述だなぁ、と感じられましょう。すべては「お客さまに聞きました」状態だと読めてしまう文章です。実際には、もう少しはエレガントなのではないか(シミュレーションも重ねた上で施工し、施工後にも実際の音を測定しながらの調整もするのでしょう?)と思われますが、それを業務として遂行できることと、そのことについて文章を書くということが、まったく別の要求である(両方ともできる人は、通常の業務の中では育たない)ことがうかがわれます。
※音声の品質評価については[3034]を参照。まだまだこれからです。ユニペックスさんとしては、消防法に関する部分ではバッチリでも、そこを超えての感性的な評価が、実はお客さまの満足や不満に直結しているかもしれないといって、しかし方法がないのでアレだといって、悩ましそうです。評価方法があろうとなかろうと、実際に何がしかの評価をしながら納めなければならないわけです。クロウがたいへんシノバレます。翻って、研究がもっと進まなければならないといって、「研究所のほう!(論文や技報)」など眺めておいてもらいたいと思いました。(新しい手法が出てきたら、いち早く試してみてほしいですね、の意。)
☆「ROMと呼ばれるフラッシュメモリーカード」を読み解く
そして、おお、TOAさんにこんな記述がございました。
・TOA「音声応答装置」「メロディクスカード」
http://www.toa.co.jp/products/ic/ev/ml.htm
http://www.toa-products.com/download/download/photo/mc-1010_pn1j.jpg
> 従来のFM音源方式に変わりサンプリング音源を採用しました。CD並の本格的なサウンドで、表情豊かな音楽を再生します。
> メロディクスカード
どう見てもCFに見える「メロディクスカード」ですが、こう、電気的もしくは論理的に「読み込み専用(ROM)」にするようなしかけって、あるんでしょうか。あるいは、暗号化なり、独自のフォーマットなりで、お客さまが勝手にコピーしたり改変したりできないようにしてあったりするんでしょうか。
・「CF」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5
> コンパクトフラッシュは1994年にアメリカのサンディスクによって開発された
> 内蔵ハードディスク等で使用されているパラレルATAとインタフェース上の互換性を持つため、コネクタの配線変換でIDE変換ができる。
> 組み込み機器の起動メモリディスクとしてや、デジタルオーディオプレーヤーの内蔵記憶装置としてなど、内蔵部品としても使われる。
> 規格上ファイルシステム形式は策定されておらず、CFAはFAT12またはFAT16またはFAT32を推奨しているのみである。物理的にはカードリーダ/ライタがATA対応さえしていれば、CFメモリーカード側をFAT32等、いかようにも初期化できる。
・グリーンハウス「コンパクトフラッシュ(工業用)」
http://www.green-house.co.jp/products/pc/memorycard/cf/gh-cfi-xsa/
> 過酷な動作環境でも安心の工業用途コンパクトフラッシュ(128MB〜16GB)
> -40℃〜85℃の動作環境を保証しているので、温度変化の激しい野外などの過酷な動作環境にでも安心してご利用いただけます。
> 耐衝撃 50G, 11ms
> 耐振動 10〜2000Hz, 15G
・http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010423/prince.htm
> CFカード本体にライトプロテクト機能用のロックスイッチを装備したCFカード。ロックスイッチを設けることで、不意の誤消去やフォーマットを未然に防ぐことができる。同社ではライトプロテクト機能付きのCFカードは世界初としている。
うーん。一時期だけCFを使っていましたが、プロテクトできたかどうか記憶がございません。そして、「お客さま」が解除できないように、おお、きっとメーカーで書き込み後に内部の特定の箇所をショートさせておけば書込み禁止にできて…いえ、お客さまが自ら読み取ってCFを複製し放題ではショーバイさがったりさがったりでしょうから、やはり、論理的にプロテクトするんでしょうねぇ。そこまですれば、CFを指して「ROM!」と呼んで差し支えない気がしてきます。
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