・清く正しい光ファイバーのつなぎかた ・いま問う「高崎線ATOS」のココロ(仮) ・「東京圏輸送管理システム」の「更新」で何ができるようになるのか(仮)
(約12000字)
[3196]を、Web上の資料で可能な範囲でうらづけてみたいと思いました。
・[3196]
> 会社要覧などで示される「ATOS導入線区」は、「システム化線区」という面からの記載となっており、あの有名な図で高崎線が描かれていながら、指令は東京ではなく高崎なんだというのは、見落としがちなことで、事実、私も昨日まで見落としておりました。
> 「ATOS(システムの一般名称のようなもの)」と「東京圏輸送管理システム(東京総合指令室にかかるATOSの識別子のようなもの)」は1対1の対応ではないんだとか、いろいろ考えられてきそうです
そうした視点を新たに得て、いま神妙に、技報を見直します。(読みません。)
・(再掲)JR東日本 総合企画本部 技術企画部「東京圏輸送管理システム(ATOS)の展開と更新」(2011年)
https://www.jreast.co.jp/development/tech/pdf_36/Tech-36-63-66.pdf
> 図1 東京圏輸送管理システム(ATOS)
> 図2 ATOS導入線区
> 表1 ATOS導入線区と区間、使用開始日
> 表2 システムの段階構築
> 図3 CTC/PRC線区における駅構築時の制御の流れ
> 図4 輸送指令卓(GD)のスリム化
> 図5 ATOS情報端末のダウンサイジング
> 図6 ネットワークの見直し
きわめて表面的には「東京圏輸送管理システム(ATOS)」という順序での表記で一貫されており、あたかも「東京圏輸送管理システム」として「ATOS」を採用(導入)しました、とも読めてまいります。
※こうしてみると、「京葉線運行管理システム」として「PRC」を導入しました(開業当時)、というのと同じですね。本当でしょうか。
図表を見ながら[3196]の記述を吟味してみます。
・[3196]
> 中央線といっても、快速線のソレ(線区中央装置)と、水道橋駅が属する緩行線のソレとで、まるで「セカイ」が別(比ゆ的には、ATOS駅装置が把握しているデータのスコープが別=最初期の『自律分散ループ伝送システム』[3019]の『データフィールド』がそのままであれば、物理的にもセカイが別?)で、「東神奈川駅から横浜線の電車が発車しますよ(あとは知りません)」「CTCにいきなり在線がポッ!」のようなソレ(システムの境界[2927])かなぁ、とも想像できそうです。(想像のしかたも含め想像です。)
▼連動駅では、「図6 ネットワークの見直し」に示されているように、今般の「更新」で、だいぶ「いまどきフツーのネットワーク(ただしループ)」に置き換えられるようです。本文中では「最新技術を適用したノード・SW-HUBなどの更新によりネットワークの高速化」との記述があり、うーん、シスコさんですか? シスコさんですねっ! …などと(略)。本当の意味での「汎用技術の活用」が、(運行管理という、鉄道にとっての「基幹系」で)やっと実現された(今般の更新までは、図6にある「情報系データ」だけでの採用に留まっていた?)と読まれます。
▼膨大な数となる非連動駅のATOS駅装置については、「図5 ATOS情報端末のダウンサイジング」に示されているように、「いまどきフツーのイントラネット!」(事務系のLAN! |