フォーラム - neorail.jp R16

「A列車 色がおかしい」を越えて進もう


発行:2021/3/1
更新:2021/11/3

[4450]

【いま問うA9のココロ】

「A列車で行こうExp. 人口の増やし方」を斬る(ZAN)


単に「人口を増やす」ゲームではない
「資金」は本業の鉄道で増やす
「税引前利益」と「手元資金」を区別せよ
「ダイヤ コツ」のココロは「物足りない」「実感がない」

(約13000字)

 Googleサジェストみんなの質問。(※横断歩道のアレみたいな調子で言い放つ。)

 https://www.mizuho-fg.co.jp/release/images/20200406release_jp_2.jpg
 https://www.mizuho-fg.co.jp/release/20200406release_jp.html

 > 新小学一年生に対する「黄色いワッペン」贈呈事業は、1965年に富士銀行(現株式会社みずほフィナンシャルグループ)が、創業85周年を記念して「よい子に注意、よい子も注意」をスローガンに始めた交通安全事業です。

 > 当時、交通事故死亡者数の水準が高く、交通戦争とまで言われ

 > 交通戦争とまで言われ
 > 交通戦争とまで言われ

 戦争に匹敵する数だという警鐘を鳴らす表現である。警鐘として最大級の表現である。

 > 交通戦争とまで言われ社会問題になっていました。そんな中、当時の社員が、幼い子どもたちを交通事故から守る手立てとして、目立つものを身につけてもらおうと考え、「黄色いワッペン」贈呈事業が誕生しました。

 > 当初は、「黄色い腕章」を贈呈していましたが、1974年より現在の「ワッペン」に形を変えました。事業開始翌年には、安田火災海上保険(現 損害保険ジャパン株式会社)、安田生命保険(現 明治安田生命保険相互会社)の2社が、また翌々年には安田信託銀行も加わりました。

 > ワッペンの交付を受けた新小学一年生が登下校の際に万一事故に遭い、死亡または後遺障害が残った場合保険金が支払われます。

 実質的にほとんど支払いのない、むしろあってたまるかという決意、交通安全への誓いを示すものである。

 > 当初は、保険有効期間が3ヵ月、保険金額が最高3万円でしたが、1994年の第30回を機に、保険有効期間を1年間、保険金額を最高50万円に延長・増額しました。

 それ以前に児童はもれなく「共済」に入っているので、「共済」からの給付にさらに上乗せで見舞金をという民間の篤い篤志である。

 https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kurashi/kyouiku/1010045.html

 > 相模原市立小・中学校に在籍する児童生徒については、学校管理下の児童、生徒の災害(負傷又は疾病)について、保護者の人の負担軽減を目的に、健康保険が適用される治療費の自己負担分に相当する金額を保護者の人に給付する日本スポーツ振興センター災害共済給付制度に加入しています。(加入掛金は市が負担しています。)

 「相模原市」の説明でした。

 https://www.news24.jp/images/photo/2019/03/28/20190328-172755-1-0002.jpg

 その年のひとを代表して受け取る役…とかいってもむずかしすぎるか。(※恐縮です。)

[4422]
 > 天下のドコモ様だから、ありがたく見れ!

 天下のドコモ様のほうからきましたみたいに大きな顔で「a列車で行こうexpダイヤ設定の仕方」と検索してARXの「ダイヤグラム総合」の1ページ目だけをちらっと見て、その先は読まずに帰ったみたいなひとがおられたが、天下のドコモ様だからしかたない。…と思ったら、同じかたが5日前には「a列車で行こうexp過密ダイヤを作るには」と検索して「ダイヤ設定7つの小枝(コツ)」を開いたがリンクは1つたりともクリックせず不満そうにしておられた。さらにその5日前には「a列車で行こうexp 勾配レール作り方」…もういいですか。なにをかいわんや。(※あきれ顔)

[3667]
 > 『過密ダイヤ』のつもりでマップやダイヤを作ったのに
 > ぜんぜんそういうふうに見えません

 > 『過密ダイヤ』とは、▼下り列車が遅れると折返しが遅れて上り列車も遅れる、
 > ▼長距離の貨物や特急が遅れると近距離の通勤電車も遅れる、
 > ▼相互乗り入れの地下鉄がストップすると乗り入れを中止する、というような
 > 「依存関係」があって柔軟な変更ができず混乱が避けられないことをいいます

 > このゲームでは列車が外乱によって遅れるという表現はありませんので
 > 『過密ダイヤ』といっても雰囲気だけを表現していくことになります

 > (例えば「毎朝いつも同じように遅れる列車」を表現して
 >  『過密ダイヤぶり』を演出したいとき、
 >  このゲームでは『「遅れた状態のダイヤ」をじぶんで書く』のです)

 そのあと「a列車で行こうexp オリジナル編成」で検索なさる。「ふれねる「エクスプレスプラス 20両」の怪<かい>」([3822])が出てくる。まもなく「a列車で行こうexp 機関車一覧」がまいります。(棒読み)『過密ダイヤ』についてはガッテンいただけましたでしょうか。えー…(てんてんてん)。(※表現は演出です。毎度ありがとうございます。とても典型的な検索行動を観察させていただきました。感謝です。)

[3372]
 > 「WWW検索行動における「戻る」行動と検索方針の変化との関係」(1999年5月14日)

[4309]
 > 「情報検索が難しい」(⇒『Googleは難しいからSNSで検索する』)と開き直るような風の便りがあるという。

 > > 「知識を手に入れるための知識」がない人にとって、Google検索はあまりにも難しい。

 > 情報検索は大学で学びます。

 > 自分でできなくても大丈夫。国民全員が大学に行けなんて言わない。公共図書館は市民が自由に利用でき、カウンターに行けばレファレンスサービスを受けられるのです。レファレンスサービスを利用することを恥ずかしいと思わないでください。あるいは、どんなに勉強してもというか、勉強すればするほど、自分だけでは情報検索を完遂しきれないので、どんどんレファレンスサービスを活用するようになるのです。

 > 研究室でいえば、参考文献を共有して紹介しあうんです。会社であれば、秘書室で秘書が新聞を切り抜くんです。

・ARXの「車両の選び方(カタログの作り方)」から「カラーバリエーション」へ遷移すれば『正解』
 https://arx.neorail.jp/train/
 https://arx.neorail.jp/issue/?A%E5%88%97%E8%BB%8A%E3%81%A7%E8%A1%8C%E3%81%93%E3%81%8610%E3%81%B8%E3%81%AE%E9%81%93,%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3
 https://arx.neorail.jp/issue/a10_loco.png

https://arx.neorail.jp/issue/a10_loco.png


[4115]
 > かなり言葉足らずにならざるを得ない。あくまで先に「要望16」を頭に入れてあることが前提だ。無償のアップデートパッチではなく有償の「A9V6」とする場合に必要とされるであろう「目玉機能」には「●」印を付して示した。ご笑納しやがれです。(※誤訳)

[4190]
 > 「A9V4」から遊び始めて(※そのとき対象年齢に達したので自然と手が伸びて=「A9V3」以前のことはぜんぜん知らない)「JR東海パック」も「A9V5」も未導入だけど遊び続けてるという同じ年齢の集団があって(※推定)、その集団にとっては、みんなでいっしょに、初めて大きな小遣いを手にする年齢になって、そこにやってくるのが「A9V6」なのか「A10」なのかは大問題だ、と。「A9V5」のときに何もいわなかったくせに、じぶんの小遣いが増えようかということになるとがぜん、「A10」なのか「A9V6」なのかを気にし始めるのだ。

・風の便り(1月15日)

 > 突然だけど次回のA9v6かA10にはぜひEF510を追加してほしいなー

 https://base-ec2if.akamaized.net/images/item/origin/ef06306b170f821ce3b6c52e0bb97b7c.jpg

※昭和時代のレトロな鍋でシチュー([4406])「突然だな!!!」みたいに飛びのいてみせよう。(違)「EF510形」(※全角)が「ない」という事象はA9V1の時点から発生し続けていて、その後のどのバージョンアップの際にも対応可能なことではあったということをすっ飛ばして「次回の」とおっしゃる。

 http://bosoview.sakura.ne.jp/loco/ef510/ef510_toyama.html
 http://bosoview.sakura.ne.jp/loco/ef510/toyama/yamashina_51014.jpg
 http://bosoview.sakura.ne.jp/loco/ef510/toyama/20130819_4076_ef51022_1b.jpg
 http://bosoview.sakura.ne.jp/loco/ef510/toyama/jyoto_51013.jpg

※大阪のフレンズですな。東京ではピンとこない機関車だけど、大阪のど真ん中をじゃんじゃん走ってる機関車なんですな。…実に本当ですな。(ねちねち)

 ここで再び、Googleサジェストみんなの質問。(※あえて横断歩道のアレみたいな調子で再び言い放つ。)[4449]の続きです。

・「a列車で行こうexp 人口の増やし方」
・「a列車で行こうexp 資金稼ぎ」
・「a列車で行こうexp ダイヤ コツ」

 「他の人はこちらも検索」として表示される。情報検索という名の情報戦(?)で、しょくんは不戦敗を喫していると自覚せよ。(※表現は演出です。)


●単に「人口を増やす」ゲームではない


 「人口を増やす」と税収が増えて予算が増えてウハウハ(※直訳)な「市長」を演じる「都市」のゲームとは、まったく異なります。

 ゲーム「A列車で行こう9」「A列車で行こうExp.」は、乗客または資材を運んで資金を増やすゲームです。「人口の増やし方」と検索したしょくんは『人口を増やしたのに乗客が減った!』という現象に直面して、やれ「バグ」だの「非現実的」だのおっしゃる。

・乗客の増加につながらない建物をむやみに増やしても無意味
・運びきれない乗客が発生しても無意味
・乗客発生のバランスが崩れて乗客が減る駅が出てしまっては逆効果

 ここをよく承知して、「都市」ではなく「鉄道」を経営する本作の独創性を正確に理解して遊んでいきましょう。

[3382]
 > 焼きそばパンは競争よ! 早い者勝ちなのよっ!!

[3928]
 > > 駅における乗客数の計算がおかしい

 > しょくんは「じぶんにはわからなかった」ということを認めず「おかしい」と決めつけて他人をなじるきらいがある。「仕様?」などと首をかしげながら「乗客 おかしい」としか述べることができない上に、そもそも本件ゲームでの「乗客発生」の実装がどうなっているのかを「産業構成比」「乗客発生時間帯」に照らして理解する方向へは進まず、なぜか「同時発車」や「複数の駅」という的外れなことだけをやたら深く追及して(≒“激しい調子”で非難して)、結局、当初の「乗客 おかしい」については何もわからないまま終わるのである。見るに見かねたと申し添えておこう。

 焼きそばパンが早い者勝ちなのはおかしい。(※白目)

[3916]
 > 乗客数は65535までの整数値で配分してから、実際には0.1倍して切り捨てするんじゃないかとか…げふ!!(棒読み)これはコンピューターのプログラムなんで、何の説明がなくてもそういう想像をしてみるのがデフォルトなんです。整数値はとりあえず65535までなんです!(※通貨型を除く。)

 > 列車の「定員×最大乗車率」の最大値は、10両編成まで考えていたときは3000くらいだった。上下列車が3000と3000で、それにプラスして支線とかの500が同時発車するのを最大と考えていたのではないか。本当でしょうか。「連結」という実装は、そういうところをあーあーといいながら大手を振って無邪気に破壊した感がある、の意。

 > 仮にそういう扱いだったとして(※勝手に仮定)、0.1から6553.5までの桁数の表現力があることになるけれど、消費電力を区域ごとに合計したような値については、これより多い桁数で大小の差がつくということではありませんか。(キリッ

 > 「乗客発生」は4桁(の表現力⇒レンジ)だけど「消費電力の合計」は8桁とか12桁とか(の同)あるというとき、「だいたいこのへんじゃろ」みたいに真ん中らへんであわせてあると、極端に「消費電力の合計」が大きな区域が出てきたときに、相対的に非常に小さい数字となる区域について「乗客発生」が「小数点以下」になって「ゼロ」にされてしまう。それではいけない。

 なにぶん本件ゲームは古き良き時代の面影を濃厚に漂わせたコンピューターゲームですので…(てんてんてん)。説明がなくても65535とかいう数字は出してよい。長閑な時代であった。(※詠嘆)


●「資金」は本業の鉄道で増やす


 なるほど確かに乗客や資材を運んで「資金」を増やすゲームだといいました。なるほど「資金」を増やすには乗客や資材を運ぶのだといいました。もう答えが出ていますね。(※表現は演出です。)

●「税引前利益」と「手元資金」を区別せよ


 簿記を振りかざさず、目の前のゲーム画面をちゃんと見て、丁寧に理解しましょう。

 https://www.artdink.co.jp/manual/aexp/repo01/repo01.html
 https://www.artdink.co.jp/manual/aexp/repo01/repo01_01.jpg
 https://www.artdink.co.jp/manual/aexp/about03/about03.html
 https://www.artdink.co.jp/manual/aexp/about03/about03_011.jpg

 > (6)は、時間表示、資金表示です。

※原文は丸数字。

 ちょっと話が戻るけれど、この画面中央下部「(6)」のところに、「人口」の表示はなく「資金」の表示だけがある。これが、シムシティとA列車の根本的で最大の違いを体現するものである。わあぃシムシティとかいう他社製品の名前を挙げてしまった。他意はない。

・画面中央下部「資金」として合算されて表示されるけれど
・税金を納める前の所得(※売上から経費だけを引いた状態)と、税金を納めたあとの“手持ち”資金(手元資金)という意味での現金がごっちゃ

・きょうのことば「手元資金とは」
 https://www.nikkei.com/article/DGXKZO57494840R00C20A4EA2000/

 > 企業が経費や税金、配当などを支払って、最終的に手元に残ったお金。現預金のほか、すぐに売却できる有価証券など流動性の高い資産も含まれる。

 このゲームはわかりやすいので(※白目)経費は売上と同時に発生してくれて、「資金」に表示される段階では、すでに売上から経費を引いた状態になってくれている。実にわかりやすい。(※白目)

 どうしてもわからないといえば、5月1日に前年の「資産税」を納めるまでは資金を使わない、資金を使って何かしようというのは5月2日からにする、ということにすればいいだろう。1月1日から5月1日までの「資金表示」には「税金を払う前の所得」が含まれているのだ。その額の中から税金を納めないといけないのだ。いっぽう「法人税」を減らすためには、5月2日から12月31日までの間に「資金」「今年の利益(売上合計−費用合計)」とにらめっこしながら「資金」を支出していくのであった。こちらでは逆に、翌年に納める「資産税」「法人税」の額を確保して、つまり「今年の利益(売上合計−費用合計)」から前年に納めた「資産税」「法人税」と同額の税金を納められるように利益を残しておく必要があるのだ。利益がゼロ(=赤字)なら「法人税」がかからないよといわれて、何も考えずに利益をゼロにしようとしてはいけないのだ。(※あくまでゲームです。)

※この意味では、「その年の税金」は「その年の12月31日」に(※「その年の」に傍点)ただちに納めることもできるようにというつもりで「資金」の額を見るべきだというのはもちろんである。実際に納めるのが4月や5月でいいという猶予はないものと思っておくのだ。(キリッ

 なお、本件ゲーム「決算情報」では「配当利息」という欄があるが、ここには株式を保有していた場合の配当しか入ってこず、ゲームの中でプレーヤーの会社は預金もせず現金を現金のまま社内で保管しているということになっていて、預金につく利息は入ってこない。そういう意味で資金を遊ばせておきたくなければ積極的に株式という形で持っておくとよいが、それには上限が低すぎる。

 https://www.artdink.co.jp/manual/aexp/mark02/mark02.html

 > 業績の良い会社の株式を所有している場合は、毎年6月1日に、配当金を受け取ることができます。
 > 所有株数の上限は、それぞれ1000万株となっています。

 上限のつけかたに一考の余地があると思ってもらいたい。なるほど取引額は身の丈に応じた上限があってほしい。それとは別に、資金がある限りは、株式という形で保有することへの上限はないほうがよい。要するに「所有株数」で上限を決めることが頭かたいといいました。年度ごとに、その年(あるいは前年)の利益に応じて、その年度に「買い増し」できる株式の額に上限を決めればいい。年度ごとに「買い増し」していった結果として「所有株数」がすごく大きくなっていくのは自然なことで、かつ、必要なことである。せっかくゲームの中で「資金」が増えても、終盤になると子会社で焦げ付かせるくらいにしか使い道がなくなるのはさびしいもの。(※白目)

 同様に「積立金」という支出ができて「法人税」を圧縮できるとよい。高架や地下の線路、トンネルや橋、駅の建て替えだけに充当できる資金を、実際に工事するのは将来のことだが、いま目の前で支出したという扱いにするのが「積立金」である。(※あくまでゲームのための理解です。)

 「高架や地下の線路、トンネルや橋、駅の建て替え」は、このゲームの中でのプレーヤーの会社の本業であると同時に高い公共性を持つ支出の項目である。だから公園や公共施設や道路は含まない。頭痛のする(違)「地形編集」も話が違う。

 https://kotobank.jp/word/%E7%A9%8D%E7%AB%8B%E9%87%91-572496

 > 積立目的の有無からの分類としては、特定の目的があって積み立てる積立金を特定目的積立金とよび、特定の目的をもたないものを無目的積立金とよぶ。

 本件ゲームで「特定目的積立金」がないのがさびしいといいました。

 > 租税特別措置法上の準備金(価格変動準備金など)を費用または損失処理(損金経理)せず利益処分で設定した場合、これらの準備金もこの任意積立金となる。

 「租税特別措置法上の準備金(価格変動準備金など)を費用または損失処理(損金経理)」する仕様が本件ゲームの中にもほしいといいました。

 https://www.carf.e.u-tokyo.ac.jp/old/pdf/workingpaper/jseries/14.pdf

 > 鉄道業の特定都市鉄道整備準備金は営業収益の期間配分手段として(略)純利益のrelevanceを高めている可能性もある。

 「特定都市鉄道整備準備金」についての解釈の1例をご覧いただきました。ただいまの説明は「特定都市鉄道整備準備金」についての解釈の1例でございました。「特定都市鉄道整備準備金」とは鉄道行政上の呼称であり、会計上は「租税特別措置法上の準備金」であります。簿記の資格を取ったからといって簿記だけを振りかざすなかれとは、このことをいったものであります。行政学の範疇にも踏み込むことになるのでございます。

 > 特定都市鉄道整備準備金は,特定都市整備促進特別措置法第8条により,繰入と取崩が認められているものである。これは,都市圏の鉄道会社が,複々線化,高架化,駅舎整備などを行う場合,1)事前(工事完了前)に料金値上げを実施して利用者から資金を徴収し,2)工事期間にわたって,それを外部に積み立てて運用し(積立期間は原則10年),3)工事完了後にそれを規則的に取り崩す(取崩の期間は原則10年)制度である。鉄道整備事業計画の認可,外部積み立て,規則的取崩などによって客観性を保つことを条件に,外部積み立ての拠出を税務上も損金とすることが認められている。

 それは「特定都市整備促進特別措置法」であります。鉄道行政として、鉄道事業者に何を認めるかという行政学でございます。ありがとうございました。

 > これは,いわゆる工事負担金の変形である。鉄道会社の財務制約を考慮して,鉄道利用者に設備投資資金の負担を料金徴収の形式で負わせる一方,設備稼働後の償却費の増加負担にたいしては,事前徴収分の料金を充当して,料金の再値上げを認めないものである。つまり,この特定都市鉄道準備金の繰入は収益の繰延であり,貸借対照表において繰延収益は明示的には認められていないから,この準備金は現行制度においても負債と解するには無理がある。

 民鉄のせいである。なまじ民間の資本の鉄道事業者など存在するから必要になる特別措置法なのであります。ぜんぶ民鉄のせい。本当でしょうか。(※表現は演出です。)完全に上下分離で、民間資本に許すのは運行だけ(=道路の運送と同じ)となれば、要らなくなる法律だ。○か×か。船は所有(私有)しても海は所有しないでしょ。

 https://topcourt-law.com/wp-content/uploads/2018/08/shutterstock_621270167.jpg

 えー…(てんてんてん)。(※あくまで考えかたです。)

 > Kaznik (2001) は,ソフトウェアの販売収益が経営者の裁量で左右されていた時期を対象にして,relevanceの検証をしている。それによると,裁量による収益のほうが,新会計基準によって訂正された保守的な収益よりもrelevanceが高いという。

 > この研究が対象とする特定都市鉄道整備における収益の繰延には,そのような裁量が入り込む余地はきわめて小さく,鉄道業が料金規制産業であるため,将来の収益の不確実性もそれほど大きくはない。ここで関心を向けるのは, 利益のpersistenceである。鉄道整備の値上げが,将来運賃の前取りでしかないとすれば,それはpersistentな要素ではなく,企業価値にたいしてirrelevantなはずである。

 なんと「ソフトウェアの販売収益」と「特定都市鉄道整備における収益の繰延」を並べておられる。本件ゲームこと「A列車で行こう9」というソフトウェアを開発し、保守を続けながら10年以上かけて販売し続ける話ですか。(違)


●「ダイヤ コツ」のココロは「物足りない」「実感がない」


 話が遠回りになりましたが、これは必要なことでした。

・「ダイヤ コツ」とは、本件ゲームの中で何をしてもいきなりできてしまうのであっけない(わびしい)という訴えである
・「資金」が増えればなんでもできてしまうのでつまらない(空しい)という訴えである

 何をしてもくしゃみ。へくちゅん。府中商人…じゃなくて、マップコンストラクションは空しいといいました。府中商人どこから出てきたし!(※真っ赤)

[4069]
 > > エンザンフォーレストマジョリ力・カイレインボウズエンドホノ力・ゴールドスットクアステ力

[4452]
 > さくれつするエンザンフォーレストマジョリ力。これにはさすがのカイレインボウズエンドホノ力もにがいかお。もはやゴールドスットクアステ力するしか…(てんてんてん)。

 どっこい、ゴールドスットクアステ力が火ぃ噴くぜ。…噴きません!(※真っ赤)

[4157]
 > > 騒音問題かあ

 > その話が昔話扱いとはお若い。

 本件ゲームで『過密ダイヤ』だの『複々線』だのといっても、そこになんの段取りも制約もなくできてしまう。これが興ざめなんです。複々線にするには手続きを経て(決定まで待たされた挙句、ランダムに否決されるとか!)、それを見越しながら「特定都市鉄道整備準備金」を積み立てる、といった苦労がほしいといいました。

 このことをぜんぶ自力で言語化して述べることができるひとなら「ダイヤ コツ」とは検索しないでしょうが、自力では言語化できないとはいえ、「ダイヤ コツ」と検索しているひとの本当の訴えは、このことなんだと理解しましょう。例えばメーカーが「ダイヤ コツ」というGoogleサジェストを真に受けて「これがダイヤのコツだ!(ばーん」みたいなコンテンツを用意するようでは、客のココロをぜんぜん理解できていないのです。

[4414]
 > > 大学の電気工学科を卒業後、信号機器メーカー、鉄道会社勤務等を経て、現在フリー。

 > この経歴ではだめだ。座席の硬さと乗車時間が云々という人間工学と経済学と行政学の範疇だ。二言はない。

 > > 16年ほど都庁に行政職の職員として勤務していました。

 > > 当時、都庁の企画部門に企画審議室調査部という部署がありました。そこに所属していたとき、私は大都市問題の研究会を担当する責任者を任されていました。大都市問題の調査班は課長ほか4人でしたが、以下のような調査研究でした。

 > > 東京近郊の千葉、埼玉、神奈川の隣接3県から毎日500万人近い人々が通勤・通学してくるけれども、これは東京にとって得か損かを明らかにしようという話です。ハッキリ言うと、「損」をしているので、その分、国はカネを払えという、戦いのための根拠づくりの仕事でした。

 > ライター氏よ、じぶんで書かずにちゃんとインタビューに行け。(※見解です。)

 ゲームのメーカーも、じぶんで考えちゃいけない。(※考えかたです。)

 https://www.signonline.co.jp/images/main/15031/AM-F-3840-M.jpg

 > 小松菜直売所

 …わかっていらっしゃる。(※ジト目)


 むこうの「ARX」ではどのように取り上げていたでしょうか。伝えてください。(棒読み)

・ARXの「金融24」すたたぱたーん(※効果音)
 https://arx.neorail.jp/issue/?%E8%A6%81%E6%9C%9B24,%E9%87%91%E8%9E%8D24

 > 1. マップコンストラクションでも収支を確かめたいので資金が変動してほしい(ゲームオーバーにならないだけでよい、マイナスになっても動けばいい、任意のタイミングで任意の額に変えられればよい)
 > 2. 他社(他者)の土地を買えない場合があるようにしておく
 > 3. 厚木アクスト:(駅1つに1件などごく少数の)高層ビルなどが「公共」(「買収撤去」をグレーアウト)の物件(合同庁舎や3セク)として建つとよい(どんなに邪魔でも「衰退」以外の方法では消えてくれない)
 > 4. 前日までの収支から本年度の決算を概算してみせる機能
 > 5. ニューゲーム「空港連絡線は続くよ」でも「国際空港」が成り立ってほしい
 > 6. プレーヤーの会社が小さいうちだけ“新型車両”(主に「高速通勤型」「特急列車」「超特急」)のリース
 > 7. おとどけいきゅう鮫洲店(建物なしの収入源):「乗客を一時的に増やす広告」(「広告しました」みたいなメッセージだけでよい)や「クレジットカード事業で獲得した会員数」みたいな数字(「人口」に対する「囲い込み」の度合い)など「建物を建てる」「税金を納める」以外にもバラエティに豊んだ支出(費目)を(単に表示されるだけでなくゲームに影響してくれる⇒むしろバランスを壊すほど効いてくれる『劇薬』であると盛り上がる)
 > 8. マップ内に1つだけ建つ政府系金融機関みたいな銀行の建物を建てる(場所を決める)まで融資は受けられないなど
 > 9. 「県庁」など明示的に「都心」を定める建物

 https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/0c/Tomei-Expwy_Atsugi.jpg
 http://gigaplus.makeshop.jp/kqstc/freepage/images/shop.png

 ありがとうございました。「厚木アクスト」「おとどけいきゅう鮫洲店」「政府系金融機関」「県庁」をご所望でした。長閑な時代であった。(※過去形)

 そして、「買収撤去」はできないが「衰退」では消えるという、これまで見落とされていた挙動を追加してほしいということでした。ありがとうございました。

 引き続きまして「都市24」でございます。

・ARXの「都市24」
 https://arx.neorail.jp/issue/?%E8%A6%81%E6%9C%9B24,%E9%83%BD%E5%B8%8224

 > 「サテライト」ではなく地面や建物をクリックして「調整区域」を設定する機能
 > 「調整区域」のマス目の数や費用を表示するウィンドウ(そこに「全指定」「全解除」ボタンを)
 > 建物なしで任意の形状の用地を確保して名前をつける機能
 > 「土地公社ごっこ」(プレーヤーの会社としては維持費や資産税がかからない公共扱い)

 こちらは抜粋で紹介いたしました。(棒読み)

・(♪〜)
 https://d28w2qw7dtr435.cloudfront.net/uploaded/article_images/images/46170/normal.jpg

 わあぃしんかんせん。(※ひらがな)「人口の増やし方」を真に受けてマップの「人口」が増えたが特に何も起こらない。そんなときはプロジェクト「新幹線駅誘致」だ。本当でしょうか。(※あくまでゲームです。)


この記事のURL https://neorail.jp/forum/4450/


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