フォーラム - neorail.jp R16
発行:2016/5/11
更新:2018/5/20

[3274]

「新越谷ヴァリエ」「北千住駅北側地下コンコース店舗」「エキア朝霞」それに「西新井トスカ」を読み解く


「新越谷ヴァリエ」(1998年3月)を読み解く(改)
「千住ミルディス」を見るです!
「エキア朝霞」(2010年4月)を読み解く
「西新井トスカ」(1973年11月、1981年4月)を読み解く

(約19000字)

 [3271],[3272]の補足です。

[3271]
 > 東武鉄道殿として、本格的な「高架下」開発のノウハウがあるのだろうかと、ちょっと探してみます。(なお、「エキア成増」は「高架下」ではありません。念のため。)

 たまたま目についたソレ(鎌ヶ谷、北越谷、越谷、成増、伊勢崎、それに太田)だけを云々するのではイケナイ! …と思い直して、ぜんぶ(業態ごとに1つずつ)見ようではありませんか。

・東武鉄道「駅ビジネス事業」
 http://www.tobu.co.jp/corporation/dev/station/

 > エキア朝霞
 > 北千住駅北側地下コンコース店舗
 > 新越谷ヴァリエ
 > 西新井トスカ

 ぬおー。そんなにあるですか。(※「高架下」ではないものも含みます。)


●「新越谷ヴァリエ」(1998年3月)を読み解く(改)


・新越谷ヴァリエ(VARIEしんこし)「フロアガイド」
 http://www.tobu-varie.com/shinkoshi/floor/1f.html

・Google Earth 「新越谷駅」付近
 https://goo.gl/maps/dnratWdHGcA2

 こちら側は「おもて」とは(誰からも)認識されていないだろうとは思いますが、それを鉄道事業者が駅ビルの構造や外観で固定的に決めつけてしまってよいのかといって、ちょっと問題提起をばしてみたくなりました…ちょっとだけ。

・Google ストリートビュー 「新越谷駅」付近
 https://goo.gl/maps/GrHR1xAUHCC2
 https://goo.gl/maps/ZfvMaqKQu5A2
 https://goo.gl/maps/jRKKBhHkKu12
 https://goo.gl/maps/onFPYL1ZZS42
 https://goo.gl/maps/6h1yrJVWmyy
 https://goo.gl/maps/G32noxw8Hy42

 自社が「おもて」だと思う面だけをキレイにすればいいというソレが目に余ります。あらゆる向きから駅へ人が来られる、そのとき、最初に目に入るのが、その人にとっての「駅のイメージ(駅名を見たり聞いたりしたとき、真っ先に思い浮かべるビジュアル)」になるはずです。駅ビルも公共建築としての駅の一部と認識されますから、徹底した「八方美人!(全方位にキレイ! 前髪だけ気にしてる***ではイケナイ!)」が期待されると考えられます。…いえ、そんな期待を明示的に述べる人はあまりいないかもしれませんけれども。

・Google ストリートビュー 「石岡の看板建築群」付近
 https://goo.gl/maps/bjyVSm1s3AJ2

・石岡市「石岡市の登録文化財」
 http://www.city.ishioka.lg.jp/page/page000906.html

 > 登録文化財制度とは、1996年の文化財保護法の改正によって誕生した、古き良き建造物を残してゆく制度です。
 > 建築後50年を経過した建造物で、歴史的景観に寄与しているもの、デザインが優れており、造形の規範となっているもの、また現在ではデザインが珍しく、再現することが容易ではないものが、対象となります。

 「47年!」経ったからといって自動的に取り壊されると取り返しがつかない、という場合に登録すべしと答申されるということですね。そして、登録文化財に登録されている数軒の建物は、「現在ではデザインが珍しく、再現することが容易ではない」の基準で登録されたのかなぁ、と見受けられました。本当でしょうか。丸ノ内などでは低層部の外観として残したり、屋内に移築して装飾的な壁面の一部だけを保存するなどの例と同じ基準ではないかと想像しました。もっと本当でしょうか。

・(参考)石岡市「石岡市の指定文化財」
 http://www.city.ishioka.lg.jp/page/page001000.html

 通称「石岡の看板建築群」は(「群」としては)(登録文化財でない)指定文化財には指定されていません(国、県、市とも)。▼指定されると(保存と公開と利用が)たいへんだ、ということと、▼沿道耐震化のため指定は「無ぼう」だ、という両面があり、そもそも▼「かつてこのような建築がなされた」という(無形の)民俗(=そのように考えて行動したという人の営み、の意。≒モノには価値がないという極論です)としては意味があっても、この建築をスバラシイというような受け止め方をするのは、ちょっと無理があるように感じます。(あくまで個人です。)

※石岡市では「大火の後に再建して看板建築が並んだ」とのことで、「防火のためコンクリート!」という面からも、前面だけコンクリートにして何を期待しているんですか(「火事の火は軒先からもらい受ける!(軒先以外から火が移ることはゼッタイない!)」と理解されていた等=当時)などと、到底「模範」とはみなされないはずです…たぶん。

※文化財の種類や選定基準(の決めかた)もきちんと理解したうえで学習([3091])したり鑑賞したりしたいですね、と再認識いたしました。16歳以上、(2016年現在)50歳までのかたにおかれまして、「わあぃ文化財(歴史的街並み)! ***文化財(歴史的街並み)だい好き!」とだけいっているのではイケナイということです。ましてや、自分の好みを一方的に語ることしかできないままの人に「ガイド役」を任せたりしてはイケマセンよ(「SRD88」[3181])、の意。(一般に恐縮です。)

・(参考)明治ですから!
 https://www.meiji.ac.jp/koho/desukara/health/2007/12-soudanshitsu.html

 > 自分を装うことを、自分で心から楽しんでいる学生をキャンパスで見ることは、男女を問わず、なぜか教員の心もうきうきさせてくれる。

 > 今から10年くらい前、夏休みが終わると、学生の髪の毛の色が、本当に色とりどりになり、赤、緑、黄色など全色そろうと思われるほどであって、最初は少し教員として戸惑ったものだ。当時は、非常勤教員として気負っていたのか、担当している学生の氏名と顔を全員覚えていたからかもしれない。しかし、最近感じることは(略)

※常勤になったら学生の氏名と顔を覚えなくなりました! …と読めます。気のせいでしょうか。そして、『AIと呼ばれる人工知能!』は髪型や髪の色に惑わされず(端的には骨格だけを見て)顔認識ができるということです。おお、スゴイ! しかし余談でした。

・(南側)「VARIE」の看板があるのに、この付近に入口はない(非常階段、空調の室外機、搬入口と、1階部分の東側は「うなぎ方式」の店舗が数軒)

・(北側・南側)駐輪場との接続が考えられていない

・(南西側)「テプラを貼られたら負け」([3036])…いえ、『のぼりなど置かれたら負け!』といいましょうか、いかにも東武鉄道として目が行き届いていない場所ですよという「名状しがたい誤ったメッセージのようなもの!」を発してしまっています

・(北側)「プラザ館」の北側が、(舗装の外観から)本来「歩道状空地」であるとみられる場所に空調の室外機が置かれ、フェンスで囲まれている(が、錆びている!)

 しかし、建物の空調としてはきちんと1階の屋根上(2階部分の屋外)に排気口などみられることから、これ、アレでしょ、「搬入口が暑い!(近年猛暑!※後述)」といって、後から「ルームエアコン!」を「まほうの冷風機!」(「扇風機の冷たいの!」)状態([3162],[3174])で次々にバラバラに設置して、その室外機を置いて、「見苦しい」との指摘など受けてから適当なフェンスをつくったでしょ、といって疑われます。

 「プラザ館」は武蔵野線を挟んで独立していながら、「ヴァリエ」からは一度外に出て、武蔵野線の下を通っての行き来ができるようですね。「プラザ館」の外壁にも「VARIE」のサインがあり、確かに、その直下の入口から「ヴァリエ」側に行けるようで、案内としては正しいものの、うーん。

 周囲の道路との兼ね合いで搬入口の配置にクロウされていそうだとうかがわれます。しかし、こう、田端駅付近の新幹線高架下のソレもびっくりの、もっと遠くで2階のレベルまで自動車がスロープであがって、そのまま2階のレベルに荷捌き場をば、という方法も不可能ではないはずです。1階はすべてお客さまのために使えッ! お客さまに向かって空調の排気を吹き付けるとはナニゴトかっ!! …といってみたくなりましたが、いえいえいえ、根拠がないのでやめてお